琴音 2019-03-17 15:55:11 |
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紅音:んじゃあ頼んだ。私は由梨を送ってくるよ
由梨:でも琴音さんが…
紅音:まあほっとけ。あれじゃどうしようもないから。まあまた今度おいでよ
琴音は星疾に抱き着いたまま泣いている。
琴音)星疾~
星疾)ん、何?
琴音)ぐー。
星疾)え!琴音?
星疾が琴音を見ると、琴音は星疾にもたれて眠っていた。
琴音)すやぁ。
星疾)(俺の名を呼んだと思ったら、泣きつかれて寝てる)
琴音)むにゃ、星疾
琴音は幸せそうに笑う。星疾はやれやれといった感じだが、琴音を抱かかえると一緒に眠った。
No.102は間違いです。
琴音は星疾に抱き着いたまま泣いている。
琴音)星疾~
星疾)ん、何?
琴音)ぐー。
星疾)え!琴音?
星疾が琴音を見ると、琴音は星疾にもたれて眠っていた。
琴音)すやぁ。
星疾)(俺の名を呼んだと思ったら、泣きつかれて寝てる)
琴音)むにゃ、星疾
琴音は幸せそうに笑う。星疾はやれやれといった感じだが、琴音を抱かかえると琴音の寝床に行き、琴音を撫でているうちに、じぶんもそのまま寝落ちしてしまった。
紅音:……ったく、帰ってきたらこれか…邪魔しても悪いし、ゲーセンにでも行こうかな(ポツリと呟き、二人を起こさないようにそっと部屋から出ていった)
琴音は夢を見ていた。
琴音)ここは?
遠くに星疾と紅音がいる。
琴音)星疾、紅音。
しかし、どんなに追いかけても二人に追いつけない。徐々に離れて消えてく。
琴音)やだ、一人にしないで。嫌だ!
琴音)いや...だ!
星疾)ん?
星疾は琴音がうなされながら、泣いているので気が付いた。
星疾)なんか、夢でも見てるのか。
星疾は、琴音の涙を優しく吹き、頭を撫でた。次第に琴音の顔は安らいでいき、静かな寝息が聞こえた。
星疾)ふぅー、寝よう。
星疾は、琴音を抱きしめて再び眠りについた。
紅音:…こいつらなんで付き合わないの?こんなに仲良いのに(手に付いている目を使って一部始終を見ていた。魔眼的な能力がついていたようだ)
紅音:まあいいや。久しぶりにアイツの墓参りでもしますか…
琴音)何だろう?温かい。毛布かな?あれ、でも私いつの間に寝床に?それに、誰かの寝息も聞こえる。
琴音は、寝ぼけ眼で、誰かを探したが眠くて、そのまま二度寝した。
太陽の光が射し、家で寝ている琴音と星疾は、その太陽の光で目を覚ました。またたび酒の酒はすっかり抜けていたが、琴音は猫のため朝は苦手だ。逆に、星疾は鴉なのに、朝の光がさわやかで大好きという。
星疾)琴音、朝だぞ。起きろ。
星疾はカーテンを開けて、琴音を起こす。余計に光が部屋に差し込む。
琴音)や~だ~、まだ眠い~。
琴音は、頭から毛布をかぶった。
星疾)起きろって。朝はきれいだぞ。
琴音)無理~。眩しい~。
星疾)吸血鬼じゃないから、灰にならないだろ。じゃあ、大丈夫だ。
琴音は無理やり、星疾に毛布を引っぺ剥がされ、そして、濡れタオルで顔を拭かれた。
琴音)にゃっ!濡れるの嫌い!(渾身の猫パンチ)
星疾)痛ッ!
琴音は逃げようとした。星疾は追いかけた。
星疾)髪もぐちゃぐちゃだし、服も着替えてねぇのに、逃げるな。
琴音)濡れるの嫌い!
琴音は猫なのですばしっこいが今は朝のため、猫になれない、星疾は、鴉天狗のため俊足の持ち主、飛ぶのも走るのも何物でも右に出る者はいない。なので、琴音はすぐに捕まった。
星疾)さぁ、顔洗って、着替えさせて、髪もしてやるから帰るぞ。
琴音)自分でする!自分でするから、離して!逃げないから。
星疾)信じられねぇし、大体、俺が泊まった時は、いつもやってって言ってるじゃねぇか。だからやってやる。
琴音は結局、星疾に顔を現れ、巫女服に似た服に着替えさせられ、可愛いツインテールで結び目を赤と白の市松模様のリボンで結んだ。
星疾)はい、出来上がり。どうだ、可愛いだろう?
琴音)(完璧だから、文句言えないな)あ、ありがとう(赤面)
琴音は星疾にお礼を言った。
星疾)なんだ?顔赤くして...照れてる?
琴音)照れてない!...ただ嬉しいだけ。
星疾)じゃあ、そういうことにしとくよ。昨日、いろいろと魚のつまみ、買ってきたから。一緒に食べようぜ。もちろん、煮干しも買ってきたから。
星疾は、笑って煮干しの袋を琴音に渡した。琴音は受け取ると頬を赤くし、うつむきながら、
琴音)あ..りが....とう。(小声)
星疾)うん?
琴音)なんでもない。
琴音は星疾に背を向けて花柄の鼻緒に赤い草履をはいて、外に出た。そして、背を向けたまま
琴音)ありがとうって言っただけよ...。
そう言った。星疾は、頬を赤らめ笑うと琴音の頭を撫でながら
星疾)素直じゃねぇな、どういたしまして。
そう言った。
星疾は黒の青の無地の鼻緒に紺の下駄をはくと、翼を広げ、
星疾)先に散歩してくるから、食ってていいぞ。
星疾はそう言うが、琴音はフッと笑って
琴音)待っててあげるから、さっさと戻ってきなさい。
そう言った。星疾はニッと笑い
星疾)わかったよ。
そう言って飛んで行った。
琴音&星疾)いつかは、本当の気持ちを言わないといけないね/な
(家の裏でこっそり聞いていた)
紅音:はあ…両思いなのになんで気づかないかなぁ…(灰色のパーカーとデニムのミニスカに着替えていた)
紅音:手遅れになるまえにさっさと告ればいいのに…由梨呼んでこよっと
琴音は、近くの椅子で星疾を待っていた。まるで恋人を待っている彼女だ。普通なら手に持つとしたら可愛らしいバッグだが、琴音が持っているのは煮干し。
琴音)まだかなぁ?先に食べていいって言ってたし...
琴音は煮干しを見た。まだ封を開けていないのでキラキラと輝いているように見える。そして、琴音の腹の虫が鳴り、よだれも垂れている。しかし、琴音は首を振り
琴音)いや、ダメダメ。待つって決めたんだもの。ちゃんと待たなきゃ!でも、一個ぐらい...いや、ダメだって!
琴音は一人で葛藤し始めていると
星疾)お待たせ。飲み物買ってきたんだ。
琴音)あ、そうなの。ありがとう。
星疾)じゃあ、食べようか。
琴音)うん。
琴音は煮干しの封を開け、星疾と一緒に煮干しを食べた。
琴音)どこで買ってきたの?この飲み物。
星疾)近くのコンビニ。
琴音)そうなんだ。
星疾)なぁ、琴音って買い出しでしか、外でねぇんだよな?
琴音)そうだけど、何、急に?
星疾)明日、俺と出かけね?
星疾が突拍子もないことを言ったが琴音は
琴音)あ、買い出し?
星疾は吹きだした。
星疾)お前、外出るのが買い出しだけだと思うなよ!俺と出かけるってことは、外で遊ぶってことだ。
琴音)それって、公園で?
星疾)そんな幼稚な遊びじゃねぇよ。子供かお前は!わかった。明日外に連れ出してやるから、外の遊びってのをたっくさん教えてやる。
琴音)え?あ、はい。
琴音はとりあえず、返事した。
紅音:入りづらいー…つーかはよくっつけ
由梨:紅音。口調戻して…
紅音:だってあれカップルにしか見えないもん!リア充爆発しろ
由梨:まって聞こえちゃう
琴音は誰かの声が聞こえ、耳がぴくっと動いた。きょろきょろ辺りを見ると紅音と由梨がいた。幸い、先ほどの声は、聞こえてなかったようだ。
琴音)紅音と由梨、いたの!そんなとこに突っ立ってないで入りなよ。
星疾)お、由梨じゃねぇか、昨夜ぶりだな。
星疾も気づき手を振った。
琴音)この中を通っていくのなら、これを持って行って。この神社は手入れされてないから、木が空を隠すの。
琴音は、提灯を由梨に渡した。
紅音:あぶねぇ
由梨:あ、ありがとうございます
紅音:あとアパート借りたからたまにいなくなるよ。お二人で仲良くドーゾ
由梨:え…借りれたの…?
紅音:意識操作でちょーっと、ね?
琴音)紅音って、結構怖いことするよね。
星疾)あ、ああ。俺らは、意識操作とか出来ねぇからな。
すると、
カラス)カーカー
ノラ猫)ミー、ミャウー。
星疾)お、どうした?
琴音)また来たの?
星疾)(自覚ないのかよ)
琴音)(また違う意味で怖さが...)
由梨がカラスと猫に気付いたので、二人は説明した。
星疾)ああ、こいつらは友達だ。外のことを教えてくれたり、限定品の食べ物を教えてくれるから、すげぇ助かってる。
琴音)この子たちは、よく来るノラ猫よ。私の煮干しの味を占めたらしく、よく来るようになっちゃって。おかげで、いつも買う量の倍以上買わなくちゃいけなくなったの。
琴音は困ったように笑うが、楽しそうだ。
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