琴音 2019-03-17 15:55:11 |
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琴音)何か、昨日より荷物多くない?見たことない道具まであるけど?
琴音が紅音のバッグの中身を見て言った。それはメイク道具だ。普段、メイクもしない琴音はメイクの言葉すら初めて耳にする言葉なのだ。
星疾)なぁ、由梨聞いていいか?最近、男もメイクするだろ?まさか、俺も?
由梨:星疾さんは髪のセットだけですよー
紅音:琴音はメイクまでするけどね…かわいい系でまとめるかなー…
由梨:化けさせるなよ?
紅音:わかってるって。軽ーく…ね?
星疾)(軽ーくって軽ーく化けさせるって意味じゃねぇよな?すでに猫又だから、化けるのはお手の物だが)
琴音)メイク?
琴音は、初めて聞く言葉に首をかしげた。
琴音)紅音、メイクって何?
琴音は、首をかしげて聞いた。星疾は、由梨に髪をしてもらっている。
星疾)なぁ、由梨。詐欺メイクってなんだ?
紅音:メイクっていうのは顔を変えること。こういうのを使う(と言ってメイク道具を並べ出す)
由梨:メイク前と比べて圧倒的に顔が違うと詐欺メイクとかって言われるね
琴音)いろいろあるね。
琴音は手に取ってみるが、どう使うかはわかっていない。
星疾)別人になりすぎるとダメってことか。でも、お化け屋敷の人とか、かなり別人すぎるけど、あれはいいのか?
琴音)紅音~、なんか、粉っぽいもの塗られてる気がするんだけど?
琴音が、目を瞑ったまま顔をしかめる。
星疾)え、これが俺!すげー。
星疾)俺、おしゃれすると、こんなかっこよかったんだな。
星疾は驚いていた。
琴音)紅音~、何か口が変。変な感じする。
琴音はそう言った。
琴音は鏡を見る。
琴音)えっと、鏡に映ってるの誰?
とても可愛らしくメイクされ、琴音は鏡に映ってるのは自分ではないと思ったらしい。
星疾)(天然なのが、琴音のいいところでもあるけどな)
紅音:あんた以外に誰が映んのよ。他人が映ってたら怖いでしょうが
由梨:ってことで私達の出番はおしまーい
紅音:後はお二人でごゆっくりー…ふあぁ、ねみぃ
(二人が退出する)
琴音)これ、本当に私なの?さっきのサバメイクってやつになんないかな?
星疾)琴音、サバじゃなくて詐欺な?詐欺メイク。大丈夫だって。似合ってるぜ。さぁ、行こう。
琴音)うん。
(どっかの路地裏にて)
紅音:じゃあ服戻して…(魔眼で服と見た目を戻す)
由梨:最強か
紅音:ついでに声も…(声が少しだけ低くなる)
由梨:あー、あー…カワボじゃん!?(カワボになる)
紅音:あとは偽名。私は彩乃(あやの)ね
由梨:じゃあ結菜(ゆいな)で
(変装中なので名前を変えてお送りします)
彩乃:これで完璧
琴音と星疾は、手をつないで歩いた。
琴音)結構遠くにあるの?その遊園地って?
星疾)遠くにあったら、こんなのんびり歩いてねぇよ。近くなんだ。それに遠くなら歩くだけで疲れちまうだろう?
琴音)そういや、そうね。
(琴音達に見つからないように歩いている)
結菜:なんか彩乃が仕事に行くOLにしか見えない…(ふわふわとした喋り方で)
彩乃:それ着替えた後に気付いたのよ…ま、尾行ついでにたっぷり遊んできましょう?(大人っぽい喋り方で)
結菜:そうだねー
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