汝はこの世界を照らす光となるか？

ハンナ
でもよー、どうすんだ？
そいつの名前は分かってもよ、
行く方法ねーじゃん！

レーヴァ
そうなんだよ。だからまずは情報収集からだな。何か、情報がありそうな場所とか知らないか？

エリス
………待て、確か……知り合いに魔族が居たな。
彼奴ならば、居場所を知っているはずだ…。

リッター
魔族？強そうだな、早く行こうぜ！

レーヴァ
まて、魔族だと？それはファントムワールドに住んでいるものじゃ無いのか。

エリス
…彼奴は少し特殊なんだ。
…まあ、悪い奴ではないが…。
(苦虫を噛み潰したような表情をし、
ついてこいと言わんばかりに先導する)

レーヴァ
ああ、うん。わかった、付いて行こう。

エリス
…少し待っていてくれ…今呼ぶ。
ダンテ！俺だ、エリスだ。少し話がある。
(屋敷の窓に呼び掛けると、黒い羽を生やした
上半身裸の青年がピザを食べながら顔を出す)

ダンテ
んあ？何、エリス。後ろのは客？

レーヴァ
どうも、魔界から来たレーヴァロテルという者だ、レーヴァとでも読んでくれ。

リッター
ストラルリッターだ。リッターで良いぜ！親指を立ててグッと突き出す。)

ダンテ
へー、俺はダンテ。ま、よろしくなー。
で、エリス。話って？

エリス
ルシファーのことだ。

ダンテ
え！？あいつ何かやらかしたの！？

レーヴァ
何かも何も無い、ファントムワールドの主であるシースを倒したんだ。お陰でこっちは大変でな。
(やれやれ、といったように)

ダンテ
大それたことしでかしたなー、あいつ。

エリス
居場所を知らないか？

ダンテ
居場所？多分…マルコの巣にでも
居んじゃねーの？知らねーけど。

リッター
マルコの巣？なんだマルコって、あんま強くなさそうだけど。

レーヴァ
リッター、お前はちょっと黙ってろ。それで、マルコの巣とはなんだ、それはどこにある？
(リッターを睨みつけた後ダンテに問う)

ダンテ
俺らが飼ってたドラゴンだよ。
あいつ、マルコのこと大好きだったから…
居んじゃね？
えーっとな…ああ、思い出した！
【トゥルーワールド】の森の中だ！

エリス
ああ、あのドラゴンか…ありがとう。

レーヴァ
おう…ドラゴンか…

リッター
よし行こう、さあ行こう！マルコの巣へLet’s go!

エリス
…それなら、まずは…リリィの巣に寄るか。
俺のことを覚えているかが問題だがな…。

レーヴァ
もう個体名の事は分からん。

リッター
じゃあ早く行こうぜ、道中の敵は俺に任せてくれて構わないからな！

エリス
ああ、頼んだ。

レーヴァ
じゃあ行こうか、案内は頼んだ。

エリス
着いたぞ…リリィ！
(巣に向かって呼び掛けると、
空の王者であるグリフォンが姿を現す)

リリィ
…？

レーヴァ
グリフォンか…こうして見ると大きいな。

リッター
コイツがリリィ？名前に見合わずカッケェな。