主ガチ勢の刀 2019-03-16 11:11:47 |
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(/個人的にはっちかむっちゃんかなって思います。まんばちゃんとか加州は朧さんの性格的に放っておけなくなっちゃうかな、と。審神者業とか、気品のある優雅さはははっちっぽいような気もします。初期刀談義楽しいですわくわく。)
【髭切】
……業務…。
( これだけ蜜月な距離感で、砂糖を煮出した様な会話を重ねても尚業務で済まされて仕舞うのか。唇を尖らせて彼女の言葉を復唱する。たかが業務、されど業務だ。"仕事"と言われてしまえば自分以外とも接吻を重ねるのだろうか、そんな事をされたら実に実に詰まらない。鬼にでもなってしまいそうだ。ひしひしと感じる独占欲の侭に卓へ向かう彼女の背後に座る。そのまま彼女を後ろから腕の中へ閉じ込め、小さな頭に顎を載せる。様子を窺うと端末を覗いて何やら面白がっている様子。自分との時間を邪魔した他者が彼女を笑わせている__のだが、果たして相手は誰なのか。此方に構ってくれるのを待ちながら"業務"と彼女の対話相手の事を頭に思い浮かべる。直近で浮かぶのは同じく熱に苦しめられている後輩の本丸だが、向こうの彼も祈願は叶ったのだろうか。そのまま契って仕舞えばいい、なんてぼんやり考えると、ふうと一つ息を吐いて。 )
【葵】
……__あー…えぇと、口移しとか……これとか。
( 先輩から返ってきた返事は半分以上は想像通りだった。最後の一文を覗いて。"触れるだけならしました"、取り敢えずはそう返すのだが、最後の一文は果たして真なのか。幾年か前の記憶が蘇る。後輩に主導権を握られっぱなしであったような。如何にも恋仲の様に肩を抱き寄せられると本当にそうであると錯覚してしまいそうになるが、実際そうでないことが何だか不思議に思われる。深い口付け、彼は節操が無いと嫌がりそうなものだが今の所は興味津々な様子。無知と言うのは恐ろしい。"なるべくライトに済むよう頑張ってみます"、と共に礼の一言を添えて端末を置くと、取られた手を握り返して彼の方へと向き直る。扨、なんと説明しようか。暫し言葉に迷ったあと、婉曲した表現が出来るほどの余裕も語彙も無い事に気がつけば、渋々と言った様子で説明を始める。横文字で言えてしまえば楽なのだが、彼には伝わらないだろうし。上記を語っている内に頬に熱が集まる。困った様に苦笑して言い終えると、"これ"を示す為に舌をちろりと出して示し。彼は多分幻滅するだろうが、こればかりは覚悟の上で。 )
(/ ああーむっちゃん。むっちゃんもそれっぽいですね、最初からサボり看過されてた感が透けて見える…でも何度苦言を呈してもサボるからお手上げって感じのはっちもすきすき。創作審神者動かしてるときは本丸事情考えるのがすごく好きです、兄者の前は近侍長谷部だったんだろうなーみたいな… )
【朧】
わ、__ふふ、どうしたの。もう淋しくなっちゃった?
( なるべくライトに。返って来たその言葉に二三瞬きを。なるべく。彼女はそんなにも異性を惑わすテクニックをお持ちなのだろうか。完全に対岸の火事で文面を眺めていると、背後から伸びた腕に抱き竦められる。驚きの声が漏れるが、すぐに端末を置いて回された腕に手を重ねる。唯霊気を移していただけなのだから仕方がないが、自分ばかりが彼を求めていたようで少し寂しかった。甘えるように彼に凭れ、平時より温かい体温に包まれる。もう一度口付けがしたい。甲斐性のない欲に負けそわりと身を捩ると、目に入る彼の表情。珍しく口角が下がっている。もう一度ぴたりと背を彼の身体に密着させ、宥めるように彼の腕を軽く叩く。「髭切、もしかして機嫌悪い?」それとも矢張り体調が悪いのだろうか。主人でありながら接吻が出来るだなんて又とない機会だが、成る可く早く治すべきなのだろう。少々寂しげに眉を下げ。)
【宗三左文字】
___舌?………ですか、
( 口移しというのは想像に難くない。移すものが霊気だというのが不思議な話だが、霊気の流し方が分かっていない彼女に果たして出来るのだろうか。初期刀然として眉を寄せ考えると、少しの後に加えられた次の言葉に顔を上げる。彼女の唇から赤い舌が覗く。これ、とは舌のことなのだろう。さて、どういうことだろうか。小さく首を傾げる。まあいい、此方は治る治らないはさておき、彼女と口付けがしたいだけだ。言葉を濁したのはきっと生娘の主人では刺激が強いからで、追及したところで具体的な言葉は見込めそうにない。そっと彼女の?に手を添え、顔を近付ける。「習うより慣れろ、でしょう?」尤もらしく口を開くと、自らの片目にかかる荒染の髪を耳へと掛ける。簡単にでも結んでおくべきだったか、鬱陶しい。性急な欲を抑え込んで彼女の反応を待ち。)
(/気を張りすぎちゅうこともないきに、今日は休むぜよ!無理はいかんちや。って言ってくれそうですね。大天使むつエル… 書類仕事そんなに得意じゃなかったのにいつの間にかバリバリ書類書けるようになってるはっちとかすごく好きです。 わかります!!兄者と入れ替わる時に引き継ぎが色々大変だったんだろうなぁ。)
【髭切】
………悪くないよ。
( そう、機嫌は別段悪くない。ただ面白くないだけだ。彼女の後頭部にグリグリと頭を擦り付けて、抱きしめる腕に力を込める。__霊気が欲しい訳では無い、もう少し長く触れ合っていたい。主従の垣根を取り払って口吸いをしたいのに。だのに、彼女は業務として流してしまった。そのうえ今度は端末にご執心。何度も思うが之では弄ばれたようで詰まらない。どうしようもない物足りなさに焦れているだけなのだ。「……業務で終わらせちゃうの。」訊ねるように少しだけ語尾を上げるも、矢っ張り半分以上は落胆する気持ちが声色に出てしまっているだろうか。いじけた子供のように眉が寄る。横から彼女の顔を覗き込むようにしてじっと見つめる。業務じゃなくて、私的なお願いで彼女と口付けを交わせたら良いのに。その気持ちを訴えるように視線を送るも、伝わるかどうかは定かでない。しん、と静まって仕舞う時間が流れ、秒針の音が良く聞こえる。聞きたいのはこの音では無いのだが。数分、否、体感ではそうだが実際は数秒だったのだろうか、数刻の後に「…ねぇ、矢っ張りもう一度口付けするのって、駄目?」少し甘えるように、けれど逃がすまいと腕の中に閉じ込めている彼女に問うて小首を傾げると。 )
【葵】
……慣れてないから、上手くいかないかもよ。
( 頬に添えられる手と、髪を耳にかける仕草が妙に艶っぽく見える。流石傾国の刀、と思う一方で乙女心としては始終ときめきっぱなしなのが痛い。心拍がそれだけで上がり、顔に熱が集まる。だがこの先を知っているのは現状自分しか居ない。その上先程の様子では具体的にどうするのかは判って居ないらしい。__之ならば余裕そうに振る舞う彼の表情を崩せるのでは。照れて困惑する様子が見てみたいような気もする。そんな微かな好奇心が湧いてしまうと、此方の恥じらいの気持ちがせめぎ合う。何れにせよ彼は再び口付けをする気満々の様だが。結局勝ったのは微量の好奇心で、上記を一言忠告すると応えるように彼の頬に手を添え、顎を少し持ち上げると唇を重ねる。口移しの容量、を意識しつつ相手の気色を窺うべく薄く目を開ける。__駄目だ、全然感覚が分からない。確実性を増すべきなのだろうか。羞恥の方が勝ちつつある現状、彼の反応を待ちながら。 )
(/ でも今になってちーと甘やかし過ぎたかの、とか言うんでしょ。サボり癖はムツエルのせいだった…???あとあれです、別に自慢とかじゃなくて保護者の目線で、着任した当初はあんなに素直に頑張ってたのにーとか話すはっちに、へえそうなんだねふーんとか適当に返事しつつもやもやする兄者…うっ(死) )
【朧】
……………よしよし。熱のせいで淋しいんだよね。
( 彼の言葉を最後まで聞き終えると、小首を傾げるその姿を見詰める。甘えた声色が可愛らしい。再び眉を下げ、困ったような笑みを浮かべると、腕の中で彼へと向き直る。そっと抱き締め、肩へと腕を回して片手は彼の柔らかな髪を撫でる。いつもの如く子供を宥める母親のように優しく上記を告げて。最後の言葉だけなら、良いよの一言で片が付いたというのに、その前の不満の篭った台詞が良くない。業務で無いならば、既にそれは主人の枠組みを超えてしまう。だから、仕方ないことなのだ。そっと身体を離すと、彼の梔子の瞳を見詰める。「__熱のせいなら、仕方ないよね?」そう、熱に冒されて主人への敬愛を恋慕と履き違えてしまったのならば、業務以外で口付けを交わしたって仕方がないことだ。病に罹った子の看病は親の務め。何も矛盾していない。気恥ずかしげに肩を竦め、薄らと染まった?を緩ませ。)
【宗三左文字】
___ん、駄目ですね。
( 彼女の手が顎を掬って持ち上げる。口移しならば、此方も少しばかり協力せざるを得ない。薄く口を開けると、唇が触れるだけの接吻とは違い、互いが互いの型に嵌っているように思える。成る程、悪くない。柔い唇を食めるのは先程の方が好いが、深く繋がっているようで此方も心地いい。微かに流れ込む彼女の霊力を感じ、そっと唇を離す。麻酔が効くように、側頭の鈍い痛みがすっと軽くなった。矢張り彼女は自分で気付いていないだけで、別段能力がないわけではない。そう感じはするが、ここで終わらせるわけにはいかない。すかさず上記だけを述べると、間髪入れずに此方から唇を重ねる。相手の動きを待つまでの暇潰しに、唇を柔く食むように吸う。ちぅ、と小さくリップ音が鳴り、聴覚で彼女との接吻を感じられる。気分を良くし柳腰を抱き寄せると、口移しの時のように薄く唇を開き。)
(/んんんんんどれも美味しいので捨て難い……朧さん本丸めちゃくちゃ可愛いです…。むつでもはっちでもどっちも美味しい、二度美味しい。()ヤキモチ焼きな兄者本当に動かしてて楽しいのでそういった背景があるとほっこりしちゃいますね!笑顔で気にしてない風を装ってるけどめっちゃくちゃ気にしてるやつだ…。)
【髭切】
____鈍いなぁ。
( 嗚呼、また伝わらない。というか、結論が微妙にズレてしまっている。本当に鈍いのか、それとも自分が彼女を愛しているという事を認めたくない以上そうやって結論付けて居るのだろうか。何方にせよ自身の本意ではない、自分の最愛の人にこうも期待させられておいて何も我慢しろだなんて言う方が酷な話だ。どこまでも"主従"という関係から抜け出せない事に苛立ちを覚える。此方はもう何年と想いを拗らせて居るのに気が付かないふりとは些か頂けない。ぼそり、と上記を独り言として零すと、彼女の藍鉄の硝子玉と目を合わせる。微笑む表情が朱に染まっているのが愛らしくて、自分がこの表情を独占しているのは先の不満感とは別の充足感がある。本当の恋仲になれたなら良いのに、完全には埋まらない距離がもどかしく眉を下げる。__主人から一番の寵愛を、では無く対等を望むのは過ぎた願いなのだろうか。指の背で彼女の頬を撫でると、再び顔を近付ける。今は唯この甘露を甘受して居れば良い。湧き上がる想いにぐっと蓋をする様に目を閉じ。 )
【葵】
ぇ、まっ……____!
( マジか。矢っ張り駄目だったか、そう零そうとしたのに連続的に重ねられる唇の所為で羞恥はあっという間に好奇心を上回る。近すぎる距離では行き場のない熱が頭に集中する。逃げない、だなんて言うんじゃなかった。袋小路に押い込まれ、やるべきは一つしか無くなってしまう。之で何とか向こうに霊気が行き渡れば良いのだが。恐る恐る舌を絡める。昔された時はこうだった筈、とは思うのだがこんなに甘かっただろうか。茹だって真っ白になった頭の中では次第に思考がぼんやりとしてきて、自分の力で立てなくなって来るような、そんな感覚に襲われる。蕩けてしまいそうな自分を"業務"の二文字で何とか律する。彼はこう迄されて嫌では無いのだろうか。何を考えたって結局は答えが出ない以上考える事を止めると、力なく彼の肩を押して顔を離す。離れ際に小さく鳴ったリップ音がまた羞恥を煽る。流石にこれで何も無い、という事は無いだろう。頭に響く余韻に言い様もない羞恥を感じると長い前髪と手を上手く使って顔を隠し。 )
(/ やっぱりはっちを困らせたい………………主様さえ宜しければ朧さんにも初期刀に泣きつかせたいのですが如何でしょうか。
もう何百回でも声を大にして言いたいんですけど、主様の兄者最高すぎて!!!!!ネコ科!!!!!極済みの子の手紙とか読み返してるの見て面白くなさそうな顔しててほしい…すき… )
【朧】
___…髭切、好き。
( 鈍い、そんな独り言まで零す近侍が僅かに憎い。普段ならば未だしも、今日の彼の行動は目を逸らし難い。意中の人以外に業務以外の口付けを強請るだろうか。飄々とした態度の裏の真摯な人柄は、自分が一番良く分かっている。そして一を与えれば十を欲しがる彼のこと、きっと十を与えれば今度は百を強請るのだろう。ふと、下がった眉が目に入る。好きな人にこんな表情をさせて、本意な訳がないというのに。彼は想いを伝えて、どうしたいのだろうか。結局決定権は此方へと委ねるのだから、彼は狡い人だ。ああ、だとすれば。目を細め、彼の滑らかな頬を撫でる。偶には、彼に全てを投げてみようか。元より自分はそういったスタンスの筈。そう、全て欲しがりな彼が悪い。閉じた瞳の前で、まるで独り言を呟くように平然と、数年秘めた想いを吐露する。不思議と羞恥心は込み上げず、そのまま何か言われる前にと自らの唇で彼の口を塞ぎ。)
【宗三左文字】
ん、___…良く、出来ました。
( ぬるりと、生暖かい感触が唇を伝い、舌を搦め取られる。ぎこちない動きで此方の舌を求める彼女が愛らしく、欲望に負け薄眼を開け。余裕のない、真っ赤に染め上げられた顔。初な娘を籠絡しているようで、背徳感と支配欲が満たされるのを感じた。舌を伝って唾液が混ざる。甘露のように蕩ける味が魅惑で、唇で彼女の舌を甘く食む。ぽたり、布団の上へと垂れた雫が灰色に小さく広がる。ああ、勿体無い。柳腰を再び抱き寄せ、部屋に満ちていく水音に息を漏らす。もう既に何方のものか分からなくなった唾液をこくんと嚥下すると、弱々しく肩を押されて名残惜しくも唇を離す。薄い唇を舐め、顔を隠してしまういじらしい彼女を見遣ると、一度呼吸を整えてから上記を。そっと髪を撫でる。これでは男が女に狂うのも納得だ。ぐ、と手の甲で口許を拭い。)
(/了解です、大丈夫ですよー!!ご期待に添えられるかは分かりませんがはっちで回しましょう!
そう言って頂けて良かったです!!手紙は取っておいてあるけどやっぱり面白くないんだろうな、と思います。絶対唇尖らせてるよ兄者。ヤキモチ焼きさんめ。
此方も宗三の色気がとんでもなくて葵と一緒に語彙力消し飛ばしてます。なんて狡い男……。)
【髭切】
( え、と小さく声を上げる暇もなく塞がれる唇に甚だ疑問符が浮かぶ。彼女は今、なんと言ったか。ずっと切望していたたった2文字の愛の言葉を今この場で貰ってしまって良いものなのか。ひとくちに好きと言っても家族愛の好きなのか、友好の好きなのか。はては主従の好きなのか。素直に受け止めるだけの余裕が無いほどに焦らされてしまったが、この口付けが答えだとでも言うのだろうか。ならば好きなだけ頂いてしまおう。口の中で蕩ける砂糖菓子の様に、容の好い唇を食んだり、吸ったりを繰り返す。その度にちぅ、と鳴るリップ音が昂らせる元になる。接吻というのはどうも思考回路まで溶かしてしまう様だ、もっと欲しいと心の奥底の声がする。無論それに抗う術など最初から持ち合わせておらず、意の儘に深くを求めて舌を絡める。粘性のある音に、偶に混じる自分の吐息が熱い。背筋が善い意味でぞくぞくする。背徳感と多幸感に包まれながら数刻の後に唇を離すと、薄く微笑んで。 )
____貰っちゃった、ね。
【葵】
……何でそんなに余裕そうなの…どこで覚えてきたの…。
( 呼吸を整えながら彼のひどく蠱惑的な台詞に耳を傾ける。初めての事なら多少は、と思ったが全然そんな事は無かったようだ。骨折り損のなんとやら、とまで言う気は無いが何だか悔しい。抑、自分が下手なだけかもしれないが途中からの主導権は確実に彼にあった。知らない間に。普段から未亡人だのなんだの、細く女性的な線を感じていたがとんだ狼ではないか。羞恥が限界に達してじわりと涙が滲んでくる。教えた覚えも無ければ、多分之が初めてである筈。然しどうしてこうも差があるのか。力の抜けてしまった身体の体重を彼に預けながら、視線だけを彼に向ける。無骨に手で口元を拭う姿にさえ心臓が跳ねてしまうのは完全に乙女心を射抜かれていると思う。それがまた悔しくて、まだ整わない甘い呼吸混じりに上記を。 )
(/ やったー!!ありがとうございます!!兄者寝かせるか何かしてお邪魔したいと思いますので葵ちゃんもお好きな時に!
詰まらない、ってなるのが神様みあって好きだったりします。でも主様の兄者可愛いから隠す感はあんまりなくて可愛い(語彙)
わわわそう言って頂けると非常に助かります!!ちょっと最近棘だの嫌味何処行ったんだよって感じなんですけど、大丈夫でしょうか!!デレ!!! )
【朧】
………ん、…機嫌治った?
( 細やかな音を伴い、唇が離れる。名残惜しさを体現するかのように伝った銀糸が間を繋ぎ、後を追うように彼の琥珀の瞳と視線が絡む。予想外に深く、癖になる程甘い恋仲のキスに黙らされてしまった。薄らと浮かべただけの笑みが途方も無く美しく、それがまた癇に障る。そんな口付け何処で覚えたのか、そんな苦言も今では口寂しさに負け、今一度彼の柔い唇を啄む。霊気なんて一滴も注がない、ただの口付け。神様相手になんて不敬なのだろうか。薄く目を開け、彼と額を合わせる。上記と共に目を細めると、彼に負けず劣らず欲張りな自らが再び触れ合いを求める。この人に骨の髄まで捧げてしまいたい。耳元で甘く愛を囁かれたい。そっと彼の?を撫でる。「僕も好き、なんて言ったら近侍外すから。」自制心は残っているようだった。僅かな安堵も含めて柔らかく笑み。)
【宗三左文字】
さあ。強いて言えば本能、でしょうか。
( 腰砕けになってしまった彼女をそっと抱き寄せ、幼い子供をあやすように、先程まで抱き寄せていた背中を優しく撫でる。荒い呼吸を聞きながらこうしていると、まるで睦言のようだ。褥の上でこうして口付けを交わしているのだから、本質は変わらないかもしれないが。彼女の問いに揺り籠のように身体を揺らす。その反応と言い、言葉と言い、遠回しに男を煽っていることにはきっと気付いていないのだろう。そんな風に口吸いを褒められ、もっとと強請らない自らを胸中で褒めておく。深くも考えず上記を答えると、ふと身体を蝕んでいた気怠さや頭痛が消えていることに気付く。彼女の舌に夢中で気が付かなかったらしい。さて、どうしたものか。治ったと言ってしまえば口付けはこれで終いだ。彼女の髪に顔を埋める。抱き竦めたまま背を倒し、彼女ごと布団へと身を預ける。溢れる多幸感に小さく彼女を呼び。)
(/かしこまりました!宗三さん寝かせてお仕事に戻る時に、にしようかと思います。はっち楽しみです。上手く回せるといいな……。
平安刀だとどうしても神々しさがでてしまうというか、長く生きてる分の余裕がありそうだなと思います。神隠しは朧さんの本意じゃない限りしないと思います。
大丈夫です!!!!甘えたな宗三可愛いなぁとついデレデレしてしまいます。こう、主導権を相手に握らせてるようで実は自分が持ってる感じが凄くよきです……)
【髭切】
えぇ、それは困るなぁ。それなら言わないから安心しておくれよ。
( 随分と気分が好い。理由は最愛の人との甘い甘い口付けに他ならない、口吸いを交わすまでの不満げな表情はとうに消え去り、いつもの様に柔和な笑みを浮かべる。唇を離してからも追うように小さなおまけが着いたこともさらに気分が高揚する結果になった。軽くなった身体で嬉しそうに彼女を抱き締めると、つい出かけた言葉を引っ込める。__愛の言葉を返すと、この立場で居られなくなるらしい。困ったものだ、近侍を外されてしまっては彼女に接近する口実が無くなってしまう。流石にそれは御免蒙りたい。困った様に眉を下げると彼女の藍鉄の髪に手を伸ばしながら上記を述べる。彼女が望まないなら口にする事はないであろう思いが少し寂しい。自分だって彼女の事が好きだし、愛している。それは勘違い無しにそうで、本丸の誰にも負けない想いがあると思う。何時か許されたら、なんて思いつつ。 )
【葵】
わ、何もう……病人とは思えないくらいご機嫌だね…。
( 彼の言葉にまたかあっと頬が朱に染まる。本能的に求められているとでも言うのか、さらりと此方を照れさせる様なことばかり言うのだから狡い、と思ってしまう。彼のこの余裕を何とかして崩したいのだが、そんな日が来るとも思えない。小さく息を吐くと、ようやっと呼吸が落ち着いてくる。流石に唾液なら霊力も向こうに行き渡っている筈。それなら水か何かを口に含んで口移しすればよかったのでは、と今更になって気付き失念する。仮に未だ足りなかったら次からそうすれば良い、恋仲でもないのにこれ以上は身体だけの関係になってしまいそうで心苦しい。そんなことを考えているとぐらついて横になる視界、思わず小さく驚きの声を上げる。彼が支えてくれたままだった為か痛みはないが、自分を呼ぶ声に顔を見上げると稀に見る柔らかい笑顔。先程まで高熱に苦しんでいたとはとても思えない振る舞いにぽつりと呟くと、薄桃の髪をふわりと撫で。 )
(/ というわけで早速泣き言零しに行きたいと思います。はっちにやれやれされたい。
平安刀の独特な雰囲気本当に好きです、絶対一堂にに会したら審神者神々しすぎて近寄れない。あと絶対大包平浮く…
選択肢決めるのは相手だけど、それはそれとして自分の思う選択肢選んで欲しい宗三さんがすきです。傾国ですからね、主人の一人や二人転がしててほしい…でもこの宗三ガチ勢だから結局転がされてる… )
【朧】
……ねえ、病み上がりだしもうちょっと寝よっか。主お仕事あるし。
( 彼の腕の中に収められ、気の抜けた表情で笑みを零す。肩口に顔を埋め、落ち着く異性の香りに包まれそっと目を閉じる。これからはもう我慢することもなく、彼に対する好意に正直でいられる。彼から返る甘い言葉がないのは寂しいが、それでも___…ふと、違和感を覚える。当然のように自らの恋慕を肯定しているが、一振りだけに傾倒しない、なんて意思は一体全体何処へ消えたのか。口付けは業務として言い訳が立つが、吐露した想いは取り返しがつかない。どうやら接吻は本当に脳をぐずぐずに溶かしてしまうようだ、自分一人では考えが纏まらない。寧ろ更に彼に甘えたいと強欲さを出す自分が情けなくて仕方ない。ああ、一度離れるべきか。密着していた身体を離すと、上記を伝える。未だ本丸の皆に顔も見せていない。真っ当な主張だ。「辛くないようなら部屋出ても良いからね。」霊力の乱れならば感染を考えずとも良いだろう。付け加えた後、再び軽く唇を合わせ、回された彼の腕を解き。)
【宗三左文字】
…ええ、どうしてでしょうね。
( 小さな体躯を覆うように抱き締める。もしもこれが政府からの指令ではなく、個人的な口付けなのだとしたらどんなに幸せなことだろう。願わくば自分以外の誰も霊力の枯渇を起こさなければ良いのだが。彼女の柔い唇を味わえる男は自分一人のみで十分、確かな独占欲が湧く。白い首元に顔を埋め、すっと息を吸う。意中の相手の匂いというのは、どうしてこうも魅力を感じてしまうのだろう。多幸感に揺られつつ、微睡みの混じる声色で上記を。出来ることなら、再び彼女を腕に収めたまま眠りに就きたい。人の身を得て以来一番幸福な睡眠だったような気がするのは、既に補整が入っているのだろうか。一束ずつ髪を掬うように頭を撫で、顔を上げる。今一度口吸いがしたいが、飽く迄これは業務。唯の我儘で許されるわけがないだろう。憂げに溜息を零し。)
(/かしこまりました!次で兄者一旦締めて置くので、返信の時にはっち宛に書いてくださればそのままはっちで続けさせていただきますね。
平安刀会みたいなのあったら誰も勝てないラスボス感が出てしまいますね……うぅん好き…。おじいさまに対してぐぬぬってしてて欲しさ。あの潔い感じ凄くいいですよね…
うーんん可愛いよ宗三。いいように転がされたい。自分で選んだつもりなのに彼の思う壷っていうのが本当に好きです。密かに兄弟に恋愛相談してるといいな。というか宗三が恋を自覚し始めたあたりで兄様に感づかれてるといいな。)
【髭切】
……ん、解ったよ。部屋に戻って一眠りしてこようかな。おやすみ、主。
( あれよあれよという間に解かれてしまった腕の中が寂しいものだ。最後に貰った口付けを惜しむように自らの唇を指でなぞると、暫し目を閉じ考える。普段から余りすすんで仕事をしようとはしない彼女にしては随分と珍しい。何か自分に対しての不都合があるのだろう、また逃げられてしまうと言うのは惜しいが今日は少々押しすぎた気がする。色々と考えることも多い年頃の少女だ、余り思考の邪魔をしてはならないだろう。少し退屈だが、寝て過ごすしか無いようだ。少しの時間を置いて頷くと、上記のように返事をして手を下ろす。外に出て良い、との事ならば自室に戻って寝た方が良いだろうか。畳に手をついて、朝起きた時よりも幾分か軽くなった身体を持ち上げる。寝相で少し乱れた襦袢を軽く整えると、羽織ってきた上着を肩に引っ掛けて。仕切りの障子を開けると振り返りざまに柔く微笑んで部屋を出、障子を閉める。__あいしてる、と口だけをほんの小さく動かしてから自室の方へと爪先を向け。 )
【葵】
…こうして見ると恋人同士みたいだねぇ、なんて…__
( 首筋にかかる息が擽ったい。彼は人を勘違いさせることにおいて天性の才能でもあるのだろうか、まるで恋人にでも求められている気分だ。否、先程口付けを交わしている時は自分が勝手に恋仲だと勘違い仕掛けていた。答えてくれる、ということは期待しても良いのだろうが、未だ所定の手続きを踏んでいない上に周りがどう思うかの確認も取っていない。初期刀や、初鍛刀の弟君は理解を寄せてくれるだろうか。__抑、恋人が神様だなんて、両親はどう思うのだろう。少し悪戯な発言をしても誰も怒らないだろうか。無意識的にぽつりと上記を零すも、そこではっと我に返る。だから、未だ恋仲ではないと言うのに。「あ、いや、ごめん。なんでもないです。気にしないで今の。なんでもない!」何勘違いしてるんだ、と内心叱責すると、また頬に集まる熱を隠すように彼の腕の中で背中を向ける。また彼の顔を見られない、うっかり過ぎた発言から目を背けるようにぎゅっと目を瞑り赤くなった耳を塞ぐように隠すと。 )
(/ わーありがとうございますー!!!兄者にお砂糖いっぱいいっぱい貰ったのでたっぷり叱ってやってください!
でかいのの中に混ざるいまつるっょぃ……平安ともなると作られた時期も曖昧ですし、割と隔てなくのんびり過ごしてそうですね。でも獅子王ちゃんは孫。
わぼけりゃオッケーな兄様あんまり参考にならなさそうですね。宗三何も言ってないのに勘付く兄と弟すき…楽しそうだなあと眺めててほしいです。 )
【朧】
( 彼の足音が障子越しに遠ざかるのを見計らい、背から柔らかい布団へと倒れ込む。もしや彼が欲張りなのは今代の主人の影響なのだろうか、去り際に口付けだなんてまるで恋仲だ。微かにシーツに残る彼の匂いに包まれ安心している自分の?を小さく叩くと、着替えもせず寝間着のままに廊下へと。と言っても、誰に意見を乞うべきなのか。彼に関してのことを相談した経験のある刀なんていない。ふと足元の膳が目に入る。後で彼に渡さなければ__そこから安易に連想される長船の一振り。否しかし、歌仙伝いに既に有らぬ誤解が生じている可能性もある。寧ろ変な気を回されてしまいそうだ。彼という選択肢が埋まっているのだとしたら___向かう先は打刀の一室。この時間で未だ寝間着だなんて、確実に渋い顔をされるだろう。しかし今は一番の古株に諸々お叱りを頂きたかった。一声掛けた後、障子を開け下記を告げ。)
___ねえ蜂須賀、久々に腰据えてお話しよっか。
【宗三左文字】
…其処で引かなければ、幾らでも肯定出来るんですけどね。
( 不意か、それとも故意にか零れた呟きに目を見張る。恋人同士、つまりは好い仲の相手と過ごす時間と同等の心地良さを彼女に与えられているということだろうか。ふわりと背後に薄桃の花弁が舞う。先の言葉に含まれる意図をやっと悟ったのか、分かりやすい誤魔化しに口許を歪め。背を向けてしまった彼女を背後から抱き竦める。耳を塞いでいるのは、真っ赤に染められているからだろうか。肩口に顎を乗せる。ああ、愛らしい。何処までも異性の庇護欲を煽る仕草がいじらしく、そっと目を細める。此方の声は聞こえているのだろうか。別段もう聞こえたって良い。小さく上記を呟くと、憂げに溜息を薄く伸ばす。恋仲になったところで得られるのはただの名称のみ、そう思っていた頃もあったというのに、今ではその“特別”が欲しくて堪らない。抱き締める腕に力を込めると、そっと瞼を下ろし。)
(/かしこまりましたー!初期刀ですしはっちは極済かな?と思います。多分。違ったら申し訳ない……。葵の方もそろそろ宗三を寝かせて歌仙ママの元へ向かおうかと思いますのでよろしくお願いします。
そうだ、あまりの若々しさに忘れがちだけど獅子王ちゃん平安刀なんですよね……平安の中ではかなり孫ポジです。おじじ様の事じっちゃんって呼んで…。
キスで子供が出来るって教えちゃうくらいですからね。悶々とする次男を眺める弟と兄可愛いです。)
【蜂須賀】
おや、どうしたんだい?構わないけれど、未だ寝間着だなんて……君、朝餉も来なかったじゃないか。
( 本丸で唯一の凛とした女性の声、もう何年と聞き慣れた其の声に返事をして顔を上げる。初期刀として顕現して以降、本丸の変遷を見てきた以上かけがえのない主である事は確かである。開いた障子の向こうに見える姿にぎょっとする。よくもまぁお目付け役に見つからなかったものだ、否、昼前だからこそ見つからなかったのだろうか。近侍と共に朝餉に来なかった彼女の事が気掛かりで。当然それだけとは思わないが、歌仙が確か昨日の現代の事で体調が悪いとでも言っていた様な気がする。そんな彼女が突然部屋にやって来て話がしたいだなんて意味ありげにも程がある。距離の近い近侍に貞操観念まで緩められてしまったのか、男の部屋に寝間着で来るのは不用心が過ぎる。それ以前にこの時間になっても着替えないのはどうなのか。訝しげに眉を寄せると、何もする気は無い以上苦言を呈しつつ部屋に招き入れ。頼りになる刀は山ほどいるのに態々初期刀である自分を選んだのにはそれ相応の理由があるのだろう。一臣下として期待に応えられれば良いが。上座へ座る様に促すと、その向かいに座って彼女の言葉を待ち。 )
【葵】
__ああ、そうだ。仕事……。
( 上った熱が冷めるまで何か別の事を考えようと必死に脳内を模索する。そう、先刻の口付けは別に恋仲同士のものでは無い、霊力が足りなかったから直接受け渡しをしただけ。ひとつ言うなれば相手が彼だったのが救いだが、若し同じ症状が出ている男士の審神者が男だったり、好い人でなかったらどうしていたのだろうか。報告例が気になる。そこで思い出すのは修正しなければならない報告書の事で。一応彼が熱を出して寝込んでいる、という事はこんのすけに伝令して貰ったが、その後寝てしまった以上は本丸の皆とも顔を合わせていないし、ご飯も食べ損ねた。今日は別段休日でもない、何時までも寝ていては本丸の皆に申し訳が立たない、と思えば顔の熱はすっと引いていく。卓の上に昨夜から置きっぱなしのパソコンも気になる。また独り言の様に呟くと、腹部にある彼の靱やかな手をぽんぽんと軽く叩く。「そのまま寝てていいからね、一寸用事出来ちゃった。」名残惜しい様な気がするのをぐっと堪えて告げ。 )
(/ そうです極です!!貴女呼びも君呼びもする…主様のはっちが想像以上にはっちしててほくほくです。歌仙ちゃん頑張りますのでぐーすかしてる宗三はほっぽってママの元へ顔を出して頂ければと!
孫ポジとしておじいちゃん達転がしててほしいです。年寄りのくだらない話とかに付き合う獅子王かわいい…
宗三さんは何も言ってないのに、表情やらで「ああ良いことあったんだな…」って察しちゃうご兄弟が好きです。小夜ちゃんはちょっと大人すぎる。 )
【朧】
いやいや、そんなに畏まらないで。ほら、昨日現代行ったでしょ?それで___…
( 見える着崩した金の着物に目が眩む。枝垂れる薄紫の髪の奥で容の整った眉が寄せられる。そうそう、これだ。主に甘い刀は好きだが、矢張り自らも根の部分は生真面目らしい。苦言を聞くと安心してしまうのは実家の名残か。ひらりと手を振ると、軽く遇らいつつ促される通りに上座へと腰を下ろす。忠臣であることを重んじてくれる彼の態度が落ち着く。始めは主人として扱われるのも不慣れだったっけ、数年前を想起すると口許を緩め。背を丸めて卓へと頬杖を突き、何やら堅苦しく考えている彼を解すように軽い口調で話し始め。近侍の彼が体調を崩していたこと、取り急ぎ部屋で寝かせたこと、身体を満たす霊気が不足していたこと、そして最後に、その現象の対策として来た政府からの通達のこと。「___で、今してきたとこ。」自らの唇に指を充てがう。一旦は業務としての口付けまでの話を。真面目な顔をしていては深く受け取ってしまうだろうから、ころりと笑い声を転がして。)
【宗三左文字】
___……ええ、素直にお言葉に甘えます。
( 体温に縋るように、後ろから肩口へと顔を埋める。人の相性の良さは匂いの好き嫌いに強く表れると、以前何処かで聞いたような気がする。だとすれば、甘く芳しいこの香りを良しとする自分は彼女と相性が良いのだろうか。嫌だと思う輩の気が知れない、そんな風に思いつつ背を丸めて温かな身体を抱き寄せる。小さく聞こえた彼女の呟きに顔を上げる。すっかり忘れていた、もう既に日も高くなりつつある。いつまでもこうしている訳にもいかないらしい。そしてそれは、近侍である自分も同様だろう。身を起こそう、そう思った矢先、回した手に彼女の手が重なる。…ああ、眠気はお見通しだったか。症状は引いたものの、矢張り疲れは抜け切らない。この落ち着く蒲団で再び寝ることを許されている。数秒間を開け、小さく上記を。名残惜しくも腕を緩めると、自然と瞼が下りた。消耗は此方の想定よりも激しかったらしく、ふうと息を一つ吐くと、途端に足元が泥濘む。体調を崩すのも悪くないかもしれない。深く身体が蒲団に埋まり、そう時間も掛からず意識も泥濘へと足を取られて行った。)
(/本当ですかやったー!貴女呼びと君呼びの使い分け頑張ります。わ、ありがとうございます…!それじゃあ早速向かわせますね。
獅子王ちゃん はじっちゃんの話を「またそれかよー!」って言いながらもうんうんってちゃんと聞いてあげるのが最高に可愛いですね。
小夜ちゃん大人びてますよね、葵の中で実の弟みたいに扱ってるといいなって思います。葵さん初期から細川いたのか…!)
【蜂須賀】
成程……。そうか、政府もまた難題を押し付けたものだね。
( 彼女の話に時折頷いたり、相槌を打ったりして脳内で言葉を咀嚼していく。どうやら体調が悪いというのはあながち間違って居なかったようだ。現代に行っただけでそうなると判ってしまうと、自由に現代へ__というのが今後制限されてしまうだろう。霊力の枯渇は自分達にとって避けるべきもので、霊力が無ければ戦えないのだから。数年前までは現代に生きていた彼女が実家へと戻れる日は遠いのかもしれない。まだうら若い少女だと言うのに、憐憫の気持ちが湧くもふと動きが止まる。日がな自分達を牽制してくるあのマイペースな刀と接吻を交わしたらしい。可笑しい、未だ恋仲では無かったはずだが。"業務"となると他本丸では恋情関係無しにさせられているという事か。随分と可哀想な。同情と言うのを余り好まない性分だが、歳若い少女にさせることでは無いだろうと思うと眉間に皺が拠るし、口の端が引き攣る。上記を苦々しそうに述べて、続ける様に「……君、彼と未だ恋仲では無いはずだよね?そんな笑い事で済ませて良かったのかい。」主人の心情を心配する位は初期刀として当然なのだが、この状況でむしろ朗らかに笑っていられる方が不思議だ。卓に肘を乗せて彼女の目を見て。 )
【葵】
…ん、おやすみ。
( 丁度緩んだ腕から抜け出して起き上がると、そのままくだりと寝てしまった様子の彼。小さく上記を告げて、優しく髪をひとつ撫でてやる。__いつか、本当に恋仲になれたなら。そんな莫迦げた事を思ってくすりと小さく笑みを零すと、其の考えを振り払う。仕事をしなくてはならない。自分の布団に眠る彼を起こしに行ったきり主人が戻らないどころか、その近侍と共に寝ていたのだから本丸の皆は大層驚いてしまっただろう。特にあの初期刀の事だ、一応こんのすけに伝令して貰ったが絶対に怒っている。しかし、近侍が体調を崩して寝込んでいる以上厳しい母を髣髴とさせる彼の元で仕事をするのも偶にはいいかもしれない。立ち上がって服を軽く払い、姿見で確認する。巫女服は幸い皺にはなっていない用で、緩んだ襟元を直し髪を整える。彼に会うのに身嗜みがなっていなかったらそれはそれで恐ろしい。卓上のパソコンを手に取って、大きな音を立てないように部屋を出て。この時間なら料理組は厨だろうか。少々足早に厨まで行くと、丁度料理をしていた彼が目に入る。扨、なんと声を掛けよう。暫し言葉に迷った後、一番無難な「おはよう。」の言葉を掛けて。 )
(/ 娘に彼氏が出来てそわそわしてる歌仙with燭台切ご用意しておきましたー!思春期の娘にどう接するべきか是非そわそわしてほしい。
ししかわ………でも獅子王ちゃん可愛いけど、弟かって聞かれるとうーんって感じなんですよね。兄っぽさもあるから親戚にほしい…たまにしか会えない親戚に獅子王ほしい…
初期刀歌仙で初鍛刀小夜って設定初めて見たとき、あぁ人見知りだから安心しただろうなあとしみじみ思いました。初鍛刀の直後に始まるお小夜プレゼン。)
【朧】
うん。…だって、自分の主人が色恋に__しかも、自分と同じ刀剣に現を抜かすなんて嫌でしょ。
( 想像通りの彼の表情を見ると、此方の笑みにも苦みが混じる。パーソナルスペースなど意にも介さない近侍と居るよりも、余程女性としての立場を尊重されている気がする。 ただ、この先を話すには涼しげな目元から送られる目線が刺すように痛い。一つ息を吐くと、折角上座へと座ったのも気に留めず腰を上げる。彼の背後へと回ると、動き易いよう結われた絹糸を解く。重力に逆らわず、一筋の乱れもなく落ちる薄い色の髪が美しい。そのまま其処へと腰を下ろすと、そっと毛束を手に取る。女性の立場として嫌味なくらい綺麗だ。彼が此方へ顔を向けないよう、長い髪を三つ編みに結いながら上記を告げる。虎徹と云えば、それは名高い名刀。日本刀に詳しくなくとも、その名だけは知っているという者も少なくはない。そんな彼は、一体刀剣男士と恋仲になる審神者をどう思っているのだろうか。親に叱られる子のような気持ちで彼の背を見つめ。)
【歌仙兼定】
…早くはないな。随分と遅いお目覚めだね、主。
( 受け皿に口を付け、味を確かめる。矢張り塩みが自分には堪える。今日の昼餉は伊達の刀に合わせ、やや洋食に___ということだが、薄味好きの自分には味見をしても眉が寄るだけだ。ふと聞こえた女性の声に目線を移す。聞き紛う筈もない本丸の主人。思わず少し離れた眼帯の太刀と目が合う。ああ、実に遣り辛い。普段ならば遅い寝覚めに苦言を呈するところだが、今日は少々勝手が違う。彼女の近侍が病に伏せたという伝令が来た。そこまでは良い。問題は先程彼に粥でも如何かと尋ねに主人の部屋へ赴いた際、何故か彼女の部屋で、そして一つの寝具に二人の男女が寝ていたこと。本丸を受け持つ主とは云え、未だ成人にも満たない少女。普段通りに、と自らに言い聞かせると、短い挨拶に上記を返す。「彼はもう良いのかい?」付け加えながら戸棚から小皿をもう一つ取り出すと、こんそめすーぷ、だとかいう汁物を少々掬い彼女へと手渡し。)
(/わーありがとうございます!気まずい中いつも通り装うとしてくれる保護者感ひしひしと伝わってきて可愛いです……
あーーわかります!いとことかはとことかの続柄に欲しいです。お兄ちゃんとも弟とも言えない感じ…
まだ人数少なかった頃の内番で毎回お小夜が冷たい歌仙ママ…。プレゼンによってお小夜の保護者に一瞬で染められるわけですね。朧さんの所の初鍛刀は誰だったんでしょうか。)
【蜂須賀】
其れで地に足着かなくなって職務が追い付かないのは確かに困り物だね、節度は持っておいて欲しいかな。
( 主と思って上座に促したのも束の間、あっという間に髪を弄り始めてしまった彼女にやれやれと息を零す。就任直後に較べて随分と刀剣との距離が近くなったものだ。近侍殿と彼女が互いに想い合っているのを此の本丸の大半が知っているのだが、彼女の矜持が其れを許さないのもまた知っている以上強く否定も肯定も出来ない。恋情という物を何かに対して抱いたことが無い分何かに心乱される心地が解らないが、其れでさらに仕事をしなくなってしまったら自分達刀剣男士としては非常に困ったものである。恋に溺れすぎた者の末路は悲しきかな破滅ばかり、主にはその路に走って欲しく無い。心配も踏まえて苦笑混じりに上記を告げる。だが節度さえ弁えれば愛情というものは色々なものに良く働く。種族を違えてはいるものの、人の身を持つ以上は付喪神だろうが刀だろうがぱっと見は眉目秀麗な人間なのだからうら若い少女が恋に落ちても致し方ないのでは。他の者がどう思うかは定かでないにしろ、一個人としては年相応の楽しみも享受出来ない運命にある彼女の心の安らぎの一つとしてなら否定する気はない。我ながら少々過保護が過ぎるだろうか、後ろで出来上がっていく三つ編みに小さく笑みを零すと。 )
【葵】
マジか、怒らないんだ………あ、うん、疲れてたみたいだから寝かせておいた。ちょうどその事で話そうと思ったんだけど。
( てっきり"何がおはようなんだい、今何時だと"なんて、おたまを持って鬼の形相で叱責されるかとばかり思っていた。少し奥にいる眼帯の彼も初期刀を宥めつつどうかしたのかと聞いてくるかと思って居たのだがどうも反応が芳しくない。訝しげに眉を寄せると、怒られなかったことに対する驚きの呟きが出てしまい。彼と居ると近侍とは別の、初期刀という思い入れも強いのだろうが彼の母親の様な雰囲気に安心するのだが、先程の気まずそうに目を合わせる二人を見ると矢張り落ち着かない。何を思われているのだろうか、同じ布団で寝ていたことが原因だろうか。政府からの通達も含め後々事情説明はしなければならないのだが、料理中では少々話し辛い事もある。眠っている近侍を話題にした質問と共に渡された小皿を受け取ると、引き換えに質問の答えを返して小皿に口を付ける。今日はコンソメスープか、ならば久しぶりに洋食だろうか。久方振りの味に目を輝かせると「今日も美味しいね」と眉間の皺はすっと取れ、年相応に微笑み。そう言えば朝ごはんをすっかり忘れていた、その分の空腹を思い出すと無性に昼餉が恋しくなって。 )
(/ 歌仙さんは主人に好きな人が出来たーなんて言われたら割と喜んでくれそうな気がします。ただし相手への思いを豊富な語彙で説明出来ないとアウト(厳しい)
それか近所に住んでる高校生みたいな。あら獅子王くん行ってらっしゃい、とか毎朝言いたくないですか??私は言いたい…
初鍛刀誰だろう……母親みマシマシなのでごこちゃんとかなのかなとぼんやり思います。初期刀初鍛刀によって男士への接し方結構変わってきそうで考えるのほんと楽しい…。)
【朧】
…まあ、職務は今でも放棄してるからあんまり変わらないと思うけど。
( 否定とも肯定とも言い難い意見に眉を寄せる。それは此方を気遣っての意見だろうか。心優しい彼のこと、日本人らしい邪推をしてしまう。混じる苦笑に応えるように上記を溢すと、端正に結われた編み目の線をそっと指でなぞる。再三言うが、女性から見て嫌味な程に毛艶がある。穢れのない神の御身だから、なのだろうか。一度それを意識すると、彼らに対する親近感がふっと薄れるのが寂しくて、気を紛らわせるように編み目を解す。歪みのない真っ直ぐな毛質には似合わず、満足気に笑みを浮かべ。「__んで、気付いたらなんか良い雰囲気になっちゃったりして。」付いてしまった型を手櫛ですっと鞣す。こうして髪を撫でていると、女性相手に相談しているようで安心する。自嘲混じりに笑みを含ませ、一つ溜息を。何処までも煩悩に弱い自分に嫌気が差す。このままだと孰れ隠されることさえ望んでしまいそうで。「一振りだけ、なーんて良くないのにー…」ごろりと畳に寝転がり、宛てもなく天井を見つめる。愛しい彼からの甘い言葉が欲しい。唇にそっと触れ耽ると、また一つ深く溜息を。)
【歌仙兼定】
ああ、それなら僕の部屋___いや、それは不味いか。
( まさか自分が怒るとでも思っていたのか。溢れた呟きを聞くと大きく溜息を。そんな反応、風流を良しとする自分とは縁遠いというのに。無論、例外は多々ある。小皿へ口を付けた彼女の柔らかな表情を見ると、納得のいかない表情で小皿を受け取りつつ、目の前の汁物を眺める。もう少し優しい味付けの方が好みだが、これが現代風なのだろうか。昼餉のまではまだ時間がある、ならば彼女と腰を据えて話すのも無理な話ではないだろう。了承を示し開いた口を途端に噤む。流石に今の状態の彼女を部屋に連れ込むのは近侍の彼に悪いだろうか。ひらりと手を振り慌てて打ち消す。「僕は文系だからね、分かっているよ。」実際の経験はないが、先人が詠んだ名歌は恋の句が多い。人の身にとって恋慕の存在が大きいことは承知の上だ。だとすればどうするべきか、顎に手を遣ると困ったように肩を竦め。)
(/昔の和歌集って大抵が恋の歌ですもんね、雅に愛を伝えられないと認めてくれない厳しさ。そして「それ文系関係ある?」って所で文系を突っ込んでくる所がすごく歌仙らしくてくすっと来ちゃいました、嬉しい。私はっち出来てるか不安になってきまきた。
なんですかそれ挨拶したすぎる……不良と思われがちなししおーくん最高に可愛いですね。夏服でチャリ乗っててくれ…。
あー、ぽいですね!元の性格+初期刀と初鍛刀でだいぶ変わってくる感じがするので多種多様な感じが興味深いです。)
【蜂須賀】
何も零か十かでは無いんだろう?なら____あぁ、もう!女性が寝間着で寝転がるだなんて端ないだろう。
( 彼女の言葉を聞いていると、随分と自分の本心と揺れているように思える。話とは恋愛相談の事だったか、大名道具の自身は余り詳しくないのだが頼られる事は嬉しい。どうも一振への恋慕をよく思っていないらしいが、律儀な彼女のことだ、たとえ近侍の彼と恋仲になってもきちんと他の刀とも主として彼とはまた違った愛情を持って接する事が出来るのだろうに、何かこう両極端な気がする。丁度三つ編みも解けた様だ、助言を一つして少し様子を伺ってみようかと振り返り、口を開くとまた眉間に皺を寄せる事になる。言葉の続きは失われ、ぐたりと横たわる彼女への苦言がひしひしと湧き出てくる。年頃の娘がなんて事を。思春期とやらは通り過ぎているとはいえ些か不用心が過ぎる。体たらくというか、なんというか。ここまで緩くなってしまったことは近侍殿に苦情を言った方が良いのだろうか。寄った皺を伸ばすように眉間に手を充てると、深く溜息を吐いて。「まったく…男所帯なんだから隙ばかり見せてはいけないよ。」気を許してくれているのはいいが、心配になる。少し癖が付いてうねった髪を指に巻き付けながらじとりと彼女を見下ろし。 )
【葵】
え、え……?何かまずいことあった?
( 彼の様子がどうも可笑しい、自分の意思と彼の言葉との間に何かしらの齟齬が有る。彼が何をそんなに渋っているのか、何を理解したのか。全くもって意図が解らず疑問符を頭の上に並べ立てる。彼の部屋で何も問題はない、むしろ自室だと近侍が寝ている以上其方の方が都合が悪い。繊細な心の情緒を持った文系、の彼の中で何か問題があったのだろうが、何を考えてもよくわからず首を捻る。ちら、と奥の伊達男の様子を伺っても彼に同調している様子、ますます分からない。彼の部屋が駄目ならば人に余り聞かれず腰を据えて話せる場所は余りない。縁側は雰囲気が柔和な癖に耳ざとい年長組が居るし、広間は確実に誰かがいる。__駄目だ、良い場所がない。正直小脇に抱えているパソコンも重く、何処かに置いて手を休めたい。「私歌仙の部屋でいいんだけど……なんか駄目な事あった…?」上記からはだいぶ間を置いてもう一度尋ねる。何か彼らには重大な勘違いをされている気がするのだが、もやもやの正体は掴めぬままで、思い当たらない事にうぅんと困ったように唸ると。 )
(/ 歌仙さんのぽんこつっぷりが本当に大好きなので、上手く表現出来てると嬉しいです。ガチ勢になったら更にぽんこつになりそう。主様のはっち全然問題ないのでお気になさらず!!!かわいい!!はっちかわいい!!
ああー夏服でチャリ!!その一文見た瞬間悶えてしまった…絶対ネクタイピンしてませんよね、はためかせながら坂道下ってる絶対…んああ…
実を言うともう次動かす子のイメージなんとなくしてるんですけど、初期刀と初鍛刀考えるのがとっても楽しいです。でもこうやって主様と一緒に考えるのも楽しいから敢えて決めないのもいいかもしれない… )
【朧】
小言ばっかり。主人の隙に付け込もうとするような子はいないよ、近侍さんあれだし。
( 一か十か。彼の言葉を胸中で復唱する。確かに方向性が違ってくるというだけで大事だという事には変わりない
。しかし恋仲という枠は一つしかない訳で___思索に彼のお小言が突き刺さり途絶える。今度は此方が苦笑を浮かべて上体を起こすと、不満気に口を尖らせ上記を。今にして思えば人目を憚らない彼の触れ合いは、ただ大らかに自らのペースを崩す気がなかったのではなく、牽制が含まれていたのだろうか。熟可愛い近侍だ、と思ってしまうのは彼に熱を上げている証拠か。後ろ手を畳へと突き、身体を支える。それとも、と前置き、眉間を押さえる彼に笑みを浮かべ。「目に毒だから、とか言っちゃう?」先程も思ったが、一女性として扱ってくれる彼の態度が非常に新鮮で心地いい。くすりと肩を震わせて笑うと、依然不満げな彼の動作を眺める。矢張り付き合いの長い彼との時間は落ち着く。頭を冷やすことも兼ねて少し近侍を任せるのも悪くないかもしれない、たらればをぼんやりと考え。)
【歌仙兼定】
ああ…なんて事を。君、少しは彼の情緒も考えてあげたらどうなんだい。
( 別段内密な話をしたい際に異性と二人きりになってしまうのは仕方がない不可抗力だとしても、時は考えなければならないだろう。睦み合いに及んだ後に他の男の部屋で二人きりだなんて、余りに彼が不憫だ。思わず表情を歪め、宥めるように彼女の華奢な肩に手を置く。そこでふと、衣服も髪も乱れていないことに気が付いた。嗚呼、成る程。実際に房事までは至っておらず、睦言を交わす迄で終わったのか。考えてみれば当然、今彼は病の身でそんな体力もないのだろう。__否、だとすれば更に不味いのでは。身体の火照りが収まらずに他の刀へと夜伽を頼んだ、なんて誤解されでもしたら。「君にその気がなくても、彼が悋気を起こしてしまうかもしれないだろう?」此方の意図を汲めない様子の困った主人に眉を下げ、幼子を相手にするように目線を合わせる。全く、言葉に出さなければ伝わらないだなんて。自らを初期刀として選んでおいて何て疎い主なのだろう、諭すように小さく首を傾けて。)
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