相手募集

本当に…？
分かりました、今から行きますね
(電話を持ちつつ、準備し)

…ほんと可愛いよ。

ぼそっと呟きながら自分も準備して玄関に向かう

あー…と…
どの辺だったけ…？ここ？
(昨日より、少しだけオシャレをし記憶を頼りに歩く。)

ふぁ…っ、今日は飲みすぎないようにしよ…

ラフに上下スウェットで向かいながらあくびしながら遅れて居酒屋に着く

あ、りょーくん…？
へへ、りょーくんだぁ
(相手が来る前から飲んでいた為酔い、着ていた服も体温が上がって暑かったのか首元を大きく開けて)

えっろ…そんな無防備で大丈夫なの？

心配になるぐらい出来上がっていたため隣に座るとポンポンと頭を撫でて自分もお酒を注文する。

んー？
りょーくん、会いたかったよ？
俺、ずーっとりょーくんからの電話待っててさー
(けらけら笑いながら、さらにお酒を飲み)

そんなに？もうそれって僕のこと好きなんじゃない？

来たお酒を飲みながらも冗談のようにそう言って片肘をついて笑う。

そーかも？
そっか、俺、りょーくんのこと好きなんだー
すっきりした！
りょーくん、好きだよー？でも、俺男だからなー…
(酔っ払っている。
自分の気持ちがわかり、満面の笑みで答え、どっちも男だしと思いしゅんとし)

マジで言ってるなら…受け入れるけど？俺…男でもいけるし…

真剣に言いながらもやはり言うのは緊張するもので最後らへんは小声で。「俺」なんて久々使った。ちょっとでもかっこよく言いたかったのだ

…マジです、よ？
だって、こんなことお酒無いと言えないですもん。
受け入れて貰えるのは嬉しいです。でも、“仕方なく”だったら申し訳ないですし、迷惑かけたくない。
………っ先、失礼します…っ
(本音を言って、段々涙が溜まり。本音を伝えた事が怖くなって逃げ出そうとし)

ちょ、待って！言い逃げしないで！

そう言いながらも相手の手を掴むとぐっと引き寄せて抱きしめる。「仕方なくなんかじゃない…そう言われたの…初めてで…」照れくさそうにそう言って

うわっ!!
…俺、だってこんなこと言うの初めてだよ
ね、りょーくん、好きです。
俺、男だけどりょーくんが好き、です…っ
(俯きつつ、大人しく抱き締められたまま小声で伝え、最後の方は涙が溢れそうになりつつ)

俺も…好きだよ。可愛いから最初から狙ってたんだよぉ？

そう言いながら頭をポンポンと撫でたり背中を撫でたり相手を落ち着かせようとしていて

ぐすっ…
は、嘘だろ…？俺なんかを…？
いいって！気持ち悪いだろ？男を好きなる奴なんか…
(信じられず、敬語も捨て、否定の言葉ばかり吐き)

僕は…その…普通では考えられないような人なんだよ。男の人しか好きになれないし…

グサッと言葉が刺さりながらもそう言って相変わらずポンポンと背中を撫で続けて

え…？
なんか、ごめん…
なら、俺、りょーくんのこと好きになっていい？
(慌てて謝り、尋ね)

いいよ～俺も好きだし。

へらっと笑いながらもそう言ってぎゅっと強く抱きしめる。好きなんて言われたことなかったから嬉しそうで

…嘘じゃないよな…？
好きです、りょーくん…
(まだ些か信じられず訪ね、もたれ掛かりつつ告白し)

…俺も……。

赤い顔しながらも相手に軽くキスすると焦っているのか汗をかいていて