魔王の手駒は斯くして踊る（〆）

　


（　／移動ありがとうございます！
此方のpfを提示する前に、舞台設定のご希望お伺いしてもよろしいでしょうか？
端的に組織の中の上司部下の関係と書きましたが、現代ベースの中でも裏社会の組織や警察舞台、異能ものなどの特殊設定にも対応可能です！色々出来るかと思うので、ご希望のものやイメージしていた世界観あればぜひぜひ取り入れさせて頂きたいです…！！

また、ご希望のロルの長さや文体もお聞きしたいです！背後は200～1000ぐらいまで対応可能ですが、なるべくお相手様に合わせます。心情、小説、進行形ロルなど文体もお相手様のお好みに合わせて対応可能ですので、お気軽にお申し付けください！　）


　

(/お返事有難うございます！舞台に関してですが良ければ、警察という設定でも良いでしょうか？裏社会、異能も捨て難いと悩みましたが今回は警察でお願い致します。

ロルに関してです、此方としても主様の200～1000文字程度でも大丈夫でございます！ですが此方の背後が心情ロル有りの小説風になってしまいがちな場合が御座いますが其方は大丈夫でしょうか？主様が対応可能と申されましたのでロルはそのようにお願い致します。要望ばかり言ってしまいすいません！主様も何か此方にご要望または注意が有りましたらなんなりとお申し付けくださいね！)

　


（　／警察舞台、大好物です…！！了解致しました！部署の設定等にご希望ありますか？サイバー系等の知能犯、怪奇事件、未解決事件……などなど、ある程度設定を決めておくと面白いかなあとも思うのですが如何でしょう…！

ロルに関して、其方の文字数で問題ないとの事で安心致しました！心情、小説ロルの使用についてですが、全く問題ありません。背後も其方の文体の方が書きやすいです。
いえいえ、お気になさらず！ご要望助かります！　）


　

(/部署も決めても宜しいのですか！？そうですね…サイバー系の部署に務めるのはどうでしょうか？怪異や未解決にも心揺さぶられましたがサイバー系のインターネット、詐欺や仮想通貨、不正アクセスを頭脳的に技術を駆使して防ぐ役職がとてもかっこよく見えましたので希望致します！

ロルに関して此方の方に合わせて頂く形になって申し訳ございません。主様もやりやすいとのことで安心致しました。これといった希望、要望は特にもう御座いません！丁寧に対応してもらい有難うございます。)

　


（　／サイバー系、ダウナー部下くんのイメージにぴったりでとても良いです…！それではサイバー犯罪の特別捜査官という設定の上、課長である此方の上司と直属の部下…という形でお願い致します。

了解しました！やり取りの中で気になる箇所が有れば遠慮なくお申し付けくださいませ。
また、キャラ作成に当たって、背後様の萌萎あれば教えて頂きたく思います！　）


　

(/ご許可して頂き有難うございます！
キャラ作成の萌萎は、萎の方は特にございません！幅広い性癖を持っておりますのでこれといった地雷もなく広範囲での設定でお相手させて頂けます。萌のポイントは…そうですね、しいているなら私めダウナー部下のキャラを思う存分振り回し、翻弄して頂けるならそれ以上は望みません。それでは、魔王系上司様のお素敵なプロフを楽しみにさせて貰いますね！！)

　


名前／神室 千草（かむろ ちぐさ）
性別／男
年齢／30歳
容姿／身長は178cm、細身の身体に締まった筋肉が付いている。左分けの前髪は目に多少掛かるほどの長さがあり、後ろ髪は項が隠れる程度で、所々毛先がハネている。焦げ茶色に見える髪は生まれつきであり、染めた経験は無い。半月型の眼は涼しい印象を与え、長い睫毛が影を差している。雰囲気からも一見すると柔らかい印象を受けるが、同時に威圧感をも持つ。とても三十には見えぬ容姿で、ともすれば相手より若く見られることも。
第一ボタンを開けたワイシャツに緩く結んだネクタイ、上から薄いストライプの入ったグレーのシングルベストを着ている。畏まった場ではスーツジャケットを羽織るが、基本的にはこの格好のままうろつく。ネクタイピン、ベルト、靴などの小物には拘りがあるのか質が良いものを使っている。
性格／掴みどころが無く、真意を隠したまま人を振り回す事が多い。柔らかい口調ではあるものの出てくる言葉は毒も多く、突かれたく無い部分も容赦なく指摘してくる為、上層部からは厄介者扱いを受けている。嫌がるであろう仕事をわざと押し付け楽しむなど、とても性格が良いとは言えない趣味を持つ。
基本的に私情を一切挟まず仕事に当たる為、敵味方関係なく冷酷な判断を下すことも多いが、裏では誰にも話さず一番汚れ役を買っている場合も多々。なんだかんだ部下は守るべき対象として大切にしているものの、それを悟られるのを嫌う。
反抗的な態度を取る人間に対しては面白がって積極的に絡みに行く為余計嫌われるのであるが、対応を改める気は微塵もない。頭の回転が早く作戦立案の他交渉事にも長けており、証拠や弱みを調べあげてから突き付け逃げ道を一切封じて追い詰めていく手法を取る。
備考／部下には自身の作戦の全容を知らせぬまま動かし、最終的に思惑通り解決する…といったことも多く、部下は嫌う者から狂信的に慕う者まで様々。 本人としては従順であれば扱いやすく、反抗的であれば面白くて良い、と特定の人間を好き嫌いで測る傾向は無く、平等に時折嫌がらせ紛いの仕事を押し付けては笑っている。だが上層部には特別嫌いな人間が居るようで、その人について話す時はあからさまに顔を歪める。
不機嫌な時も基本的に表に出づらいが、同じ課の人間には大体分かる。仕事をサボったりミスを犯すと容赦なく仕事を追加される為、威圧感も相まって密かに「魔王」と呼ばれ恐れられている。勿論本人に聞かれたら最後である。
しかし本人はそこそこにサボり癖があり、思い立った時に行動してしまうので居場所を見つけるのに一苦労。拳銃の腕は警視庁内でもかなり高く、昔は捜査一課所属だった様だが詳細は頑なに話さない。
極度の甘党。和菓子が好物だが、甘い物なら何でも好む。辛い物、苦い物が苦手な子供舌。


（　／pf提出大変遅くなり申し訳ありません…！長々と書いてしまいましたので、お暇な時に読んでいただければと思います。
修正が必要な箇所があればお気軽にご指摘ください！よろしくお願いします。　）


　

ダウナー部下side

名前 霧崎 忠 (きりさきただし)
年齢 24歳
容姿 身長は174cm黒髪に短めに切り揃えられたのを右に流す様にセットしてあり、掛けられた眼鏡も黒縁風のオシャレ調のもの、細く一重の瞳にキリッとした眉毛。何時も掘られている眉間の皺に美形の分類に入る其の顔は年齢と違い歳上に見られがち。シワひとつないスーツに汚れ1つのない靴と腕時計は若干潔癖症を持っている為か日々の手入れは怠らず。全体的に爽やかなインテリ男子の風貌をしている。普段の格好も過剰に飾るのでは無くシンプルに清潔感を重視した格好を好む。

性格 頭脳明晰で仕事には一切手を抜かない。きっちりした事を好むので少しのミスもおかさないのが自身のセオリー。部下のミスを発見しても相手より自分でやった方がいいと思うたちなので特に指摘するでもなく黙々と済ませてしまう。仕事中無駄な私語は慎む為か周りからは冷たい印象を持たれがちで先輩であろうと部下であろうと物事の規律を乱す事は何があっても許さない。

備考 幼少期から英才教育を施した学問を身体に叩き込まれており、警察官を目指し始めたのはまだ自身が小学生の頃。子供ながらに収入が安定し、優秀な功績を叩き出すそんな将来を夢見てこの職業についたのだが。予想外だったのは上司の自由さと振り回される奔放さで、充実した毎日を送るはずが目の回るような忙しい毎日と相手の考えの分からなさに若い歳ながら胃が痛むのが悩みの種。それでも課せられた仕事には精一杯務める、頭の良さや外ズラの良さは折り紙付きで人付きの良さそうな笑顔を浮かべて情報を得たりとするも心奥では人を小馬鹿にして至もする。


(/なんともお素敵なプロフ！ドS要素が若干織り込まれたどタイプの主様のお子様に感極まり何度も何度も読ませてもらいました！不備等一切ございません、私も簡単なプロフに備考を付け足し再度提出させてもらいました！此方も不備などがないかお確かめくださいませ。)

　


（　／不備ないとの事で、安心しました。
そしてpf加筆有難うございます！
めちゃめちゃ素敵です…！！全く問題ありませんので、ぜひぜひ其方の設定でお願いしたいです。

それでは、他に気になる部分が無ければやり取りを初めて行きたいと思うのですが、何か物語開始のシチュエーションにご希望はありますか？
折角なので何か事件を絡めていけたらとも思うのですが…
進めていくにあたって、前提にデータベースへのアクセスを計ってきたり、悪質なウイルス作成等で多岐にわたる犯罪を犯す有能なハッカー集団のトップを検挙する目的がある…等、一つ目的を決めるのも良いかなとぼんやり思っております。
他に何か提案あればぜひお聞かせ下さい！　）


　

(/プロフ問題ないとのことでしたので安心致しました！
そうですね、シチュエーションに関しましてはなにか目的を決めて置いた方が物語の展開を上手く奨めそうですしね！では、主様のお考えの方を拝借して悪質なウイルス作成等で多岐にわたる犯罪を犯す有能なハッカー集団のトップを検挙する、と言うのでどうでしょうか？なかなか他の考えが及ばずでしたので僭越ながら主様のをそのまま頂いてしまいました。でもとても素敵なお考えでしたので良ければこれで物語を進めて行ければと思います！)

(/下がっておりましたので、上げさせて頂きますね！もしや体調がお悪いのかと不安も募りますがリアルが優先ですので此方はお気になさらず、もし来れる時間もしや、余裕がありましたらお返事の方良ければですがよろしくお願い致します！)

　


（　／お返事大変お待たせしてしまい申し訳ないです…！！
お恥ずかしいことにお察しの通り、リアルが一段落付いたタイミングで思い切り体調を崩してしまいまして……今は大分回復しております、ご心配おかけしました；

設定の件について、それでは此方の案で進めていきましょう！話の進みを見ながら、必要であればハッカー集団の設定詳細も作らせていただきますね…！

他にご質問、設定の希望が無ければ、一先ずやり取りを始めていけたらと思うのですが如何でしょうか？　）


　

(/リアルが大変な上、体調をお崩しのところお返事ありがとうございます。改善したとのことでよかったです！暑くなったり寒くなったりを繰り返す季節ですからね、お気をつけてくださいませ！

はい！説明も設定への追加も今のところございません。絡み分は主様からで大丈夫なのでしょうか？ゆっくりお待ちしております故よろしくお願い致します！！)

(/背後様がお忙しい所失礼致します。一応上げておきますのでご機会があればお返事の方よろしくお願い致します！)

　


（　／ご連絡無しに長らくお待たせしてしまい大変申し訳ありませんでした…！
21日頃身内が緊急入院しまして、暫く余裕無くどたばたしておりました…。ようやく落ち着きましたので、本日中に絡み文お書きします。
まだやり取りして頂けるようでしたらお返事ください。
度々此方の都合でやり取りを滞らせてしまいすみません……;　）


　

(/おお！、久々に此方が上がっていましたのでやって参りましたが、緊急入院！？それはご身内の方は大丈夫だったのですか？返信のことはお気になさらずそんな緊急時にはご家族の近くに居てあげて下さいませ。絡み文の方了解致しました。いえいえ、帰ってきてくださっただけで満足で御座いますよ！)

　


（　出勤早々、一課からの呼び出しを受けた時点で彼の機嫌は急降下していた。そこらで桜が花開いていようと朝の空気はまだ冷えていて、室内で暖を取るべく自身の部署に入ってきた部長に呼び出しの言伝を渡した勇気ある部下は今頃胃薬のお世話になっているだろう。部下の目から見てその理由は明確にはされていなかったが、一課の呼び出しを受けた後の部長に話しかけてはいけない、という事だけは共通の認識となっていた。そんな訳で、一課から受け取った資料ファイルを手に部署へ帰ってきた男が誰かに八つ当たりと言う名の事務作業を押し付けるでもなく、大人しく自席へ戻り沈黙している事に対し不審に思うものは多く居ても、声を掛けるどころか私語一つ発せぬまま、目配せのみで首を傾げ合う現状が出来上がっている。　）

――面倒くさ～いお仕事が舞い込んできたけど、押し付けられたい人、居る？
（　そんな微妙な空気のまま、更に数十分が経過した頃。手元の資料ファイルを閉じると此方に極力意識を向けないよう仕事に取り組む部下達を見回し、いつも通りの笑顔を浮かべて席を立った。警戒心を強めながらも此方に視線を移す面々に対して徐ろに告げられた言葉はあまりにも唐突であり、横暴とも取れる内容だ。本人とてこんな呼び掛けで名乗りを挙げる人物など居る筈が無いと思っているし、返ってきた反応も慣れたもので面白味は無い。疑問形で終わるその言葉に伺い立ての意図は無く、今からこの場の誰かしらを巻き込むという宣言に過ぎない事を踏まえ、大抵の人間は既に諦めが付いているようにも見えた。　）


（　／すみません、お気遣い感謝します…。
検査の結果は大事無かったのですが、まだ入院生活が続くとの事で、今後も暫くはお返事の頻度が安定しないかも知れません；
遅ればせながら初手ロル提示させて頂きました。ロル含め内容に何か問題があれば遠慮なくお申し付けください！　）


　

(朝の出勤、まだ鮮明さを残す冷たい空気を吸い込みながら人通りの波を流されるように職場までの道を歩いていた。春だと言うのに寒さの残るこの微妙な季節は好きになれない、早足で歩くこと数分扉を潜りエレベーターを使い上の階へ。自分の部署へと辿り着くと直ぐに近くにある次席へと荷物を置くと部下挨拶の声が一向に聞こえない、周りを見渡すと皆神妙な面持ちでよく見れば怯えている様を確認すると部署全体に張り詰めた空気感に全てを察した。ちらちらとある一定の方向を向く目線を辿ると、ほらやはり。笑顔を浮かべ何やら辺りを見渡している彼が原因なのは一目瞭然、大方その手にしているファイルに関する仕事で周りを巻き込んでいるのだろう。爽やかに朝を迎え仕事を始めたかったのにと溜息が出てしまう、席を静かに立ち上がりその人物へと歩み寄ると

｢───おはよう御座います。何があったのかは知りませんが、仕事の邪魔です。早く座ってこの書類の山さっさとどうにかしてください…。｣
片付いている、とはお世辞にも言えない机だがその脇にこれでもかと重ねられている紙の束は今日中に提出するべきものだった筈。上司だからと仕事の手抜きは許せるはずも無く指先をその山へと向けと、ぴしゃりとそう言いのけて。｢皆、自分の仕事に集中しろ。｣と部下含め声を張り上げるようにして目線を配ると、静まり返っていた部屋は何時ものざわめきを取り戻したようだ。朝からなんだと言うのだ本日２回目の溜息が溢れた。)




(/絡み文の方ありがとうございます！いえいえ、お忙しいのはお互い様ですので主様のペースで無理のないようお返事下されば大丈夫ですよ！ご家族が大変な中ですのでご自身のお身体もお大事にして下さいませ。)

　



おお、怖い怖い。霧崎クンは真面目でいい子だねえ。
（　さて誰がどんな反応をするか、面白半分に神妙な面持ちの部下達を観察していると、席を立ち此方に向かってくる勇気ある人物が一人。怯えた様子も見せず堂々と目の前に立ち律儀な挨拶と共にその場の誰から見ても真っ当な正論をぶつけてくるものだから、思わず笑いが漏れた。こういった時に場の空気を変えるべく声を上げるのは大抵同じ人物で、今回も予想通りの展開であることが多少残念にさえ思える。もう少し揶揄い遊びたかったのだが、と考える男の性根は腐り切っているに違いない。小さく肩を竦め上記零すと一先ずは大人しく席に座り、苦労の色を顔に塗りたくった様な目前の男に追い打ちをかけるべく名前を呼ぶ。彼がわざわざ一歩前に出てきた事は、この男にとって最も都合のいい展開だった。「いつもいい子な霧崎クンに、はいこれ、ご褒美あげる。」そう言って手にしていた資料ファイルを相手の目前に放り出し、口許に弧を描く。こういう時は一番最初に前に出た人間が一番痛い目を見るのだと何度も身を持って実感している筈なのだが、どうも世渡りが下手らしい。続けて「ほら、俺はこの資料の山をどうにかしないとね。」と相手が告げた言葉を復唱すると、詳細な説明すら無しに自身の仕事に意識を向け始める始末で。　）


（　／本当に有難うございます…！
今後もお待たせしてしまう事あるかと思いますが、ゆったりお付き合い頂けたら嬉しいです。
それでは一度背後は消えますが、また何があれば遠慮なくお声かけ下さい！
改めまして、これからお相手よろしくお願い致します。　）


　

｢───────は？、えっ！？｣
(放り出されたファイルは、目の前の机に存在感をこれでもかと主張しつつそこに置かれている。当の本人は此方が忠告しに言ってもヘラヘラと笑みを浮かべるばかりで、周りの人間を無差別に巻き込むその横暴さには部下も自身も振り回されてばっかりだ。今、この瞬間も自分ひとりの生贄が巻き込まれたばかりと言うのに相手は自身の仕事に目を向けていて。驚いた声と驚愕の表情を向けるもきっとこれも計画の内なのかもしれない、こうだから毎回自身は遊ばれるのだが生まれつきの性分かめげずにこの男に立ち向かう姿は勇者だと言われているらしい。さしずめ彼は魔王といったところか、呆れすぎた脳内ではそんな考えばかりが浮上するばかりで手に持ったファイルだけがずっしりと重く感じた。

｢まさか、この案件を俺一人にさせる訳ないですよね……。これどう見ても先輩宛の仕事にしか見えないのですが。｣
頬が痙攣するように歪な笑みを浮かべた。額から青筋を伸ばし手に持ったファイルの中身に目を通すも、どれもこれも難易度が高い案件ばかりだ。これをこうも簡単に部下に託す上司がいるものかと、睨み付けるも当の相手はこちらを見向きもしない。───嗚呼、胃が痛い。やってきた胃への痛みも全て全て相手のせいだと思考に終止符を打つのがやっとの仕返しで、手にしたファイルはそのままに相手の肩を掴んで無理矢理にでも此方を向かせようと。)