匿名さん 2019-03-10 23:43:25 |
通報 |
へえ、粋な名前やねえ。零司て呼ばせてもろてもええ?(差し伸べた手に重なった体温、それには嬉しさを隠そうともせずにんまりと満面の笑みを浮かべて。貴方の手を握る手に必要以上の握力がかかってしまったのは、貴方を逃がすまいとする無意識の表れなのだろうか。そのまま互いの手を数回上下に振れば、ぱっと手を引っ込め、貴方の呼び名に対する確認を。そして貴方からの問いを受ければ、まずはそれに答える前に「椿鬼、でええよ」目元を細めて微笑む顔からは、先程の無邪気さは消えていた。かと言って何かを企んでいる様な侫悪さを見せることもない紅い双眸は、何を考えているかを全く悟らせない。「此処はうちの住んどる家。ここら一帯には人除けの結界が張ってある筈なんやけど…経年劣化か、それとも零司には効かんかったんか。ま、どっちでもええけど、うちは嬉しいんよ」先ほどとは打って変わって丁寧に質問に答えたのは、きっと貴方の信頼を得たいから。嬉しい、と吐いた言葉は心からの本音で、後ろ手を組みながら身軽にくるりと踊るように一回転して見せて。そのままの軽快な足取りで社の方へ近付きつつ、貴方へ振り返れば微笑みを浮かべたまま手招きをして見せて)
(/暖かいお言葉有難うございます、なるべくコンスタントにお返しできるように善処して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします…!)
もちろん、いいよ。
(こちらと相手の手が重なった瞬間相手の表情に満面の笑顔が咲き誇り、握り返された手に気持ち強め…否、強い握力を感じながらその笑顔に見とれてしまい。相手の可愛らしい少女のような立ち振る舞い、接し方のおかげで今まで妖怪、鬼に対して抱いていた恐怖のイメージが段々と払拭されていき。手が話された瞬間に呼び名を確認されるとこの短い時間で下の名前で呼ばれるとは。「結構フランクなんだな」と思いながら快く快諾して。「さん」はつけなくていい、と告げる相手の表情は先ほどの無邪気な笑顔とはまた違い、最初のミステリアスな、何を考えているかわからない笑顔に戻っており、笑顔一つで転々と雰囲気を変える相手にすこし不気味に思い始め。しかしそれを悟られないようにいたって平常を装ってこの社に向かう相手からの空間の説明を聞いており、やはりここは特殊な空間だったのかと思いながらこちらに振り向いて手招きする相手に近寄っていき。そして、説明の最後になぜか嬉しいと告げられると小首をかしげて「嬉しい?どうして?」と思わず問いかけてしまい。)
(/そのお気持ちに感謝です!どうか無理なさらずにこちらからも今後とも末永く宜しくお願いします!)
もちろん、いいよ。
(こちらと相手の手が重なった瞬間相手の表情に満面の笑顔が咲き誇り、握り返された手に気持ち強め…否、強い握力を確かに感じながらもその笑顔に見とれてしまい。相手の可愛らしい少女のような立ち振る舞い、接し方のおかげで今まで妖怪、鬼に対して抱いていた恐怖のイメージが段々と払拭されていき。手が離された瞬間に呼び名を確認されるとこの短い時間で下の名前で呼ばれるとは。「結構フランクなんだな」と思いながら快く快諾して。「さん」はつけなくていい、と告げる相手の表情は先ほどの無邪気な笑顔とはまた違い、最初のミステリアスな、何を考えているかわからない笑顔に戻っており、笑顔一つで転々と雰囲気を変える相手に少し不気味に思ってしまうが、それを悟られないよう至って平常を装って。この社に向かう相手からこの空間の説明を聞くと、やはりここは特殊な空間だったのかと、辺りの景色を眺めながらこちらを振り向いて手招きする相手に近寄って。そして、説明の最後になぜか嬉しいと告げられると小首をかしげて「嬉しい?どうして?」と思わず問いかけてしまい。)
(/すいません!書き直しました!)
(元より他人との距離を縮めることを得意とする鬼の明け透けな振る舞いは、貴方を少し動揺させてしまったかもしれない。けれども、貴方と早く仲良くなりたいという気持ちは紛れもなく本物。だからこそ、親しげに名で呼ばせてくれることを快諾してもらえたことに「おおきに、」と目許を細めて感謝を述べる。そのまま此方へ近寄ってくれる貴方の姿を、嬉しそうな微笑のままにじっと視界に捉えていたのだが、投げられた問いには瞠目して「そんなん決まっとるやん、こんな山奥の辺鄙なとこまで態々零司が来てくれたんやもん。うち、ずっと寂しかったんよ」何故そんなことを問うのだろう、と言わんばかりに目をぱちくりさせながら問いへの返答を返す。まるで此方から貴方を迎えに上がるかの如く、手招きを止めてすたすたと貴方へ歩み寄れば、冷たい両手を伸ばして貴方の頬を包み込み、じっと瞳を見つめて「あんたがうちを訪ねて来てくれたわけやない、なんてことは解っとる。それでも、こうして鬼を怖がらずに接してくれることが、うちは嬉しくて堪らへんの」先程までの余裕綽々といった態度とは打って変わって、どこかしおらしい寂しがる子供の様な声色で言葉を紡ぐ。身長差から貴方を見上げる形になりながら、最後にはどこか甘えるような困り顔で微笑みを浮かべて)
(/大変遅くなりました、お待たせしてしまって申し訳ございません…!)
(鬼と言えば人を騙し、人を喰らいと、人に仇なすものだと、物語に出てくるものからそういった漠然としたイメージしかなかった。しかし、実際、目の前にしている鬼の振る舞いは明るい少女そのもの。ギャップが大きかったのか今浮かべているたった一つの笑顔も鬼のものとは到底思えず。こちらの質問に対して、何故そんなことを問うのかと言いたげな表紙を浮かべて返した答えはかなり直球的で。相手は確か先ほど客は何百年ぶりかと言った。そんな、人の一生では到底過ごせないもの、そんな時を一人でずっと探していたのならば、いくら人と違う一生を歩んでいるとしてもその空虚感は想像できないほど恐ろしくて。こちらを迎えにくるかのように歩み寄り、そして相手の熱を感じさせない手がこちらの頬を包むとその異様な、見た目どおりだが人の肌が触れているのに熱を感じないというピクリと反応して。寂しがるような声色で紡がれた言葉と、困ったような表情を見ると自分の中で一つの確信が生まれ。目の前にいるのは鬼だ。しかし、人のココロを持った心優しい、寂しがりな。少女のような鬼だ。相手の冷たい頬を包む片方の手を、こちらの手で温めるかのようにその上に重ねれば「椿鬼さ…椿鬼がいいなら、俺はこうやって椿鬼と話すし、何度でも逢いに来よう。俺でよかったら話し相手になるよ。」と、一度相手をさん付けで呼びそうになるが慌てて訂正し、相手の数百年を埋めるには役不足かもしれないが微笑みかけながらそう言って。)
(/いえいえ、大丈夫ですよー!返事してくれて嬉しいです!)
トピック検索 |