ほいくし 2019-02-20 23:00:47 |
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俺は普段通りっすから( 労いの言葉に自分は大したことはしていないと首を振り、邪魔にならない程度に片付けの手伝いを。そこでふと尋ねられれば「ないですよ、今日はもうこのままのんびりです」と返しソファーにすとんと腰掛けて。 )檜山さんは?大きな行事は落ち着いたとはいえ、忙しさはあんまり変わらなそうです?
吉野だって仕事頑張ってるだろ。( 気を利かせてさりげなく手を貸してくれる相手にお礼を述べて隣にゆっくり腰を下ろし。予定がないと言う彼に 「良かった」と笑いかければ、仕事に関する問い掛けに首元へ手をやりながら神妙な面持ちで答えて ) そうだな、今年度いっぱいまではまだ忙しくしてる。ただ、前にも言ったが 春──四月頃から時間も取りやすくなるから、あと少しの辛抱だな。
あはは、そう言ってもらえるのは何よりですけど( 嬉しいやら恥ずかしいやらに口元をもごもごさせ隣に腰を掛ける相手をちらり。あと1ヶ月ほど経てばもう少し会話をする時間もあるのだということを改めて思い出すと期待に胸を膨らませて )今も充分過ぎるほど良くしてもらってるんですけどね、4月からすっげー楽しみにしてますから。忙しいのにいつもありがとうございます。( 会えない時間は既に寂しいと感じる程_それでもメールや言葉で安心させてくれる相手の優しさがたまらなく嬉しいのだと軽く頭を下げ )
俺も早く、もっと吉野との時間を増やしたいと思ってる。本当は今すぐにでも。( 健気に己との時間を期待する彼の様子にこちらまでつられて嬉しくなり、同棲を始めたのに結局一人の時間ばかり与えてしまっている自己嫌悪が微かに和らいだのを感じ。真剣な表情のままそっと手を伸ばし相手の髪に優しく触れれば、ガラス細工を扱うかの如く丁寧な手つきで頭を撫で ) ……可愛いな、お前は。吉野と仕事外でもこうして一緒にいられる事に、俺はまだ正直戸惑ってるぐらいだ。
主任ですからね、忙しさは分かってますよ。…つーか、なんだ…顔あっつ…( 自分の園でも忙しく他の保育士に指示を出す主任の仕事を見ていれば同じ立場の相手もきっとそうなのだろうと理解はしており。ふとそこで相手に置かれた手のひらの感触や優しい声を受けると、突然の不思議な感覚に軽く驚いて自分の手の甲で口を塞ぎしどろもどろ
)…俺は今すげー戸惑ってます、けど( 可愛い、俺が?なんてプチパニックを起こしながら目線泳がせ )
……だろうなあ、こんな事唐突に言われても困るよな。( 己の行動にか発言にか定かではないが、目を丸くして分かりやすく驚く相手に何処か自嘲を込めた苦笑いを浮かべ。常日頃から好意を下手に伝えてしまわぬようにと警戒していたにも関わらず、どうしてか今にもペラペラと話してしまいそうな心情に内心自分自身でも戸惑いを隠せず頬を掻いて ) 酔ってる訳じゃないんだが、……おかしいな、俺。
………だーっ!戸惑ってますけど、一緒にいられる今の時間も、今後のこと想像すんのもっ、俺は嬉しいって思ってますから!んな顔すんのやめてください、よっ!( みるみるうちに顔が曇っていく表情にああでもないこうでもないと何か考えてみるも真っ白のまま。兎に角現状宜しくないと咄嗟に相手の腕を引き改めてこちらに向かせ、額同士をくっつければ「ね?」とそのまま声を掛け )
( 至近距離で見つめる彼の瞳から目を離せず、真っ直ぐな言葉に胸を打たれ。同時に強ばっていた体の力が抜けて、相手の肩に頭を乗せ軽く体重を預けるようにし ) ……多分俺、焦ってんだよな。本当はお前と一緒にいたいのは俺の方なのに、想像以上に時間がなくて焦ってる。でもだからって、急いで駄目にしたくないんだよ。( そのままの体勢で宙を見つめながら、ポツリポツリと零すように述べて )
なーにを焦ってんのか分からないですけど、大丈夫です。今無理してふとした瞬間、檜山さんが俺に嫌気がさしでもしたらどうすんですか。時間のことなら待ってられますし…今は、の話ですけど。( 数秒悩んだ後、今なら問題ないかとぽんぽん頭を撫で。忙しさを分かってるからこそ、今は待っていられるが、この先少しでも相手に余裕が出来るようになればその時の我慢は難しいような気もしてぽつりと本音を零し。 )そろそろ仕事ですかね?檜山さん、俺…出来ればもっと貴方といたいんです。一緒に。だからえーと。あんまり、俺の方がーとか思わないよーに。( 自分の台詞に苦笑いを浮かべつつ、そろそろ自室へ戻る時間である相手を最後に優しく撫でてから言い逃げるように先に部屋へと飛び込んで )
……ただいま、( いつにも増して職場で多忙を極めていた今日は仕事帰り何処にも寄る気になれず、真っ直ぐ帰路について帰宅し。コートを脱ぎ捨てそのまま雪崩込むようにしてソファに横になると、深呼吸をひとつついて。電気も点けず暗がりの中目を閉じてうたた寝をしながら、昨晩のやり取りを頭に思い起こしながら相手の帰りを待って )
ただいま……って、檜山さん?体調悪いんですか?( 今日も無事に終わったと帰宅しリビングに向かい電気をつけるとソファに寝転ぶ相手を見つけ。電気をつける余裕もなかったのかと焦って駆け寄り額に手を置けば、反対の手を自分の額に当てて )熱では…ないか、
──ッ吉野?( 案の定寝てしまっていたようで、額に触れた手の感触で目を覚ますなり驚き飛び起きて ) 悪い、ちょっと休むつもりが寝てたみたいだ。今帰りか?( 乱れた髪をさっと整えながら問うて )
ーっと、…今帰りました( 相手が飛び起きたタイミングに驚いて後ろ手をつくも直ぐに上体を起こし、ほっと安堵して。とはいえ疲れの色が見えることが気になり )お疲れ様です、無理しなくていいんで休んだらどうです…?( 心配そうに眉下げ )
あ"ー……そうだな、今日は早めに休むことにする。心配かけてすまん。( 相手は先程熱があるのかと気に掛けていたようだが、体調に問題はないとは言え仕事終わりの疲労感は拭えず。首を縦に振ると、よっこらせ、と膝元に手を置いて立ち上がり ) 体調崩したわけじゃないから安心しろ。また明日な。
( 数十分電車に揺られ勤め先の保育園から帰宅すると、もうすっかり手慣れた様子で鞄から共有している鍵を取り出し鍵穴に差し込んで。家に上がると、一度自室に入りパソコンをリビングへ運ぶと、ソファの中央に腰を下ろし起動させ )
ねむ…( 少し気温が高かったせいか今日は一日欠伸ばっかりだと思い返しながら帰宅。今日は電気がついていることにほっとして足早にリビングへと向かい。 見ればソファに座ってパソコン作業をする相手に珍しさを感じ首を傾げ)檜山さんただいま。あれ、こっちで仕事ですか?
おかえり。ああ、仕事しながら吉野の帰り待ってた。( 物音にパソコンの画面から顔を上げ、廊下の先から姿を現した相手を瞳に捉えると微かに口角を上げて返事をし。珈琲でも淹れようかと立ち上がればふと思い出したように振り返り心配そうに問うて ) そう言えばお前、花粉症持ちか?ここ最近大量に飛んでるらしいからな。
檜山さんは一体どのタイミングで休んでんすか…( そのうち倒れでもするんじゃないかと言いたげな表情浮かべ。上着を脱ぎながら心配そうな問いかけには首を振り、まだデビューしていないから問題ないと胸を張り )らしいですね、花粉は問題ないですよ、今のところ。いつなってもおかしくなさそうですけど。
基本寝たい時に寝てる。自室に戻ってもパソコン開けたまま寝落ちとかしょっちゅうだしな。( 簡単にぶっ倒れる程ひ弱じゃない、と続けながら白いカップに相手の分の珈琲を淹れて。コト、と机に置けば今のところ花粉症には縁がなさそうな彼に真面目な顔つきで述べ ) なら良いが、いつ始まってもおかしくないからな。うちの職場に一人拗らせてる奴がいて、結膜炎か何かで相当辛そうなんだよな、お前も気付けとけ。
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