ほいくし 2019-02-20 23:00:47 |
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もちろんです。うっ、よく覚えてますね…酒の付き合いは数杯しか無理ですけど、ほら。隣でお茶とか飲みながら飯食ってるんで( ふと思い出された言葉に手を止めて苦笑い浮かべ、眠気やらふわふわした感覚には逆らえないと首を振り )あれ、そんな気にしてたんですか?くす、だーいじょうぶっすよ。まだまだですって( 明らかに落ち込んで肩を落とす姿に根拠の無い慰めを )
まァ、酒は弱い方が可愛いんじゃねェのか。( 痛い所を突かれたとでも言いたげな表情にすかさずフォローを。自分自身決して酒には弱くない為、付き合いという点では楽だが、見ている分には飲めない奴の方が可愛がりたくなるモンだと述べ ) 吉野まだ27だろ、俺なんかお前の七つ上だぞ。( 乱暴に後頭部をがしがしと掻きながら歳の差を数えるだけで虚しくなり、ふと気付いたように腕時計に目をやれば深い溜息を吐いて ) あー……悪い、そろそろ時間だ。折角だしつまみも貰って、今夜は飲みながら片付けるかな。( ビールを手に立ち上がると唐揚げの小皿を指さし " これ、何個か貰って良いか。" と問うて )
そりゃ、女の子とか若いのならそうなんでしょうけど。27も中々いい歳じゃないですか…可愛いですか?( 慰められた事に気が付きつつ、自分もそろそろ30の代が近づいておりなんとも言えぬ表情で )そうか、そういえば7つ差か( 改めて聞くと大きな差だなぁとぼんやり )…っと、了解です。どぞどぞ、これごと持ってって下さい!( つられて時計見れば小皿ごと押し付けこくりと頷き )おやすみなさい、檜山さん
『お疲れ様です、檜山さん。遅くなっちゃいました、これから帰ります。時間も時間なんで、無理せずお仕事してくださいね…!』
( すっかり遅くなった時刻を見て項垂れながらまずは連絡と相手に送信 )
( 昨夜は帰りが遅かった彼からのメールに目を通しては気を遣わせてしまったかと大きく息を吐いて。帰宅した足でそのまま自室に籠ると、相手が帰って来るまで仕事にかかろうとパソコンを開いて )
( 我が家に帰ってきたときの安心感といったら。ふぅ、と一息ついて鍵を開ければシーンとした室内。自分の方が先だったかと靴に手をかけた所で相手の靴があるのを見つけ首を傾げ。 )檜山さん…帰ってきてんのか?
──……ッ、!( 机に肩肘をついたままチカチカと光る画面に並ぶ文字の羅列を眺めていれば、扉越しに物音が聞こえ半ば眠りかけていた意識が現実世界へと引き戻され。考える間もなくパソコンを閉じ自室を出て玄関に佇む相手に声をかけ ) おかえり。吉野、今帰ったところか?
わっ、びっ…くりした。今帰りました、ただいま。( 考えていたところに相手から声をかけられ目をぱちぱちと動かしながら自分の反応に笑いだし。ペコッと軽く頭を下げてから漸く靴を脱いで上がり )ご飯食べました?
( 過剰な反応を見せた彼に " そこまで驚くことか? " とクツクツ笑い ) いや、まだ──というか、明日ウチの保育所で大きい行事があってな、その準備があるから今日はそれだけ終わらせて寝る。( 困ったように頬を掻くと明日まで多忙である事を告げ、今さっき出て来たばかりの自室を振り返って ) 悪いな吉野、寝る前にお前の顔が見ておきたくて。お前は気にせず飯食えよ。倒れられたら俺が困る。( 相手の髪をわしゃわしゃとやや強引に好き勝手撫で回すと、微笑んで " おやすみ " 、と言い残し )
いや、声掛ける前に来てくれたんでびびったというか…( じわじわと込み上げる羞恥に頬掻いて語尾を濁し )そうだったんですね。尚更間に合ってよかった…。了解です、明日頑張って下さい。( 困り顔にゆるりと首を振り気にしないでくれと伝えながら、大事な行事が上手くようにと願い )お、わっ…!…ったく。俺はガキじゃねーっての( ぐしゃぐしゃになった髪を直しながら相手の背中を見送って。文句を垂らすものの悪い気はしなかったようで頬緩ませると、早速夕飯を探しに冷蔵庫へと向かい )
檜山さん、無事に終わってればいーけど。今日はこのまま会えなそうだな( 未だ静かな玄関をちらりと見やって小さく息を吐き。食事の作り置きも出来ない自分を恨めしく思いながら今日買ってきた新しいビールを冷蔵庫の目立つところに入れて疲れが癒えればいいなとぼんやり考えて自室へ向かい )
──頭痛って、( もぞもぞと布団から這い出でるようにして身体を起こした次の瞬間、窓越しに夕方の空が見えて眠気が一瞬にして吹き飛び。慌てて時計を確認しても案の定時刻はもう時期一日の終わりを告げようとしていて、やってしまったと言わんばかりに頭を抱えて深い溜息を。ひとまず自室でスウェットから簡単な着替えを済ませ、バタバタと駆け足で洗面所へ向かい顔を洗って歯を磨き、最低限の身支度を終えてから、今日は休日だが彼は家にいるのかとリビングを覗いて )
さすがに寝過ぎたな……彼奴もいねェみたいだし、連絡だけしとくか。( 暫くリビングにてテレビの無機質な光を前に腰を下ろしていたが、リモコンを手に取るとテレビの電源を切って立ち上がり。自室へ向かいながらポケットから取り出した携帯電話を片手で操作し、自らの仕事のせいもあり丸二日程会えていない彼の声がふと聞きたくなり " 発信 " の文字に親指を触れさせかけた所で静止。照れ臭さと遠慮が入り交じった躊躇に負けて、結局いつものようにメールを打ち始め )
" 昨日は連絡も出来ずに悪かった。
仕事の方は何とか上手く行ったから安心してくれ。それから、ビールもありがとう。 "
ん……来てたのか、すれ違っちまって悪いことした…。上手くいったなら良かったけどよ。( 外で誰かの話し声がする_今は何時かと時間を見ようとして携帯を手にとると相手からのメールが来ていることに気が付いて。今日も夕方覗いた方がいいのだろうか。流石に朝からリビングでスタンバイなんて恥ずかしいかと起き上がりかけた身体を再び沈めて大きな溜息を吐き出し悶々と悩み始め )先輩の声、聞きてぇな。
( 二日連続で昼過ぎまで呑気に寝ていられる訳もなく、目が覚めるなりベッドを降りて身支度を始め。シャツにスリムパンツと比較的ラフな格好に着替えれば、普段通り洗面所の鏡を前に歯磨きを。全て終えた所で、自室へ戻る途中ふと彼の部屋の前で立ち止まり。 ) ……吉野。( そっと小声で名前を呼んでみるが、まだ寝ているかもしれない彼を休日の朝から起こしてしまうのも気が引ける、とノックはせずに、しかし数日間声を聞いていない寂しさから名残惜しそうに扉をつう、と撫で )
………考えながら二度寝とか、まじか。( 再び目が覚め見つめた携帯の時刻は丁度お昼。折角の休日に何をしてるんだと自分の行動に呆れつつ漸く立ち上がりトレーナーとジーパンに着替えてリビングへ。ボサボサの髪をがしがししながら昼間だからと自分に言い訳するも結局我慢できないだけの理由で遠慮もなしに声を掛けてみて )檜山さーん?
吉野、おはよう──っていう時間でもねェか。( キッチンを借りて作業中、丁度少し遅めの昼食が出来上がった所で名前を呼ぶ声が耳に届き顔を上げてはコンロの火を消して。数日ぶりに目にする相手の姿に、過度な喜びを悟られぬようほんの少し顔を綻ばせて歩み寄り ) 今日は昼から会えて良かった。よく眠れたみたいだな。
いた、よかった。おはようございます。( キッチンから出てきた相手の姿に心底ほっとしてぽつり。会えてよかった、なんて言葉に更にへらりと笑み浮かべながら自分もだと頷いて )仕事うまくいってよかったですね、お疲れ様でした( 話したいとは思っていたがいざ対面すると何から話していいのかわからず、出てきた言葉は先日のそれくらいで )
ありがとうな、お前もお疲れ。( 相手の笑顔にほっと胸を撫で下ろしながら、" もうこんな時間になっちまったな、適当に夕食の分残しておくか。" と言い手際良く食器類を片付け。ふと視線の先を再び彼の瞳に戻すと問いかけて ) 吉野は、今日は何か用事ないのか?
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