ほいくし 2019-02-20 23:00:47 |
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『了解です、お酒は程々にしてくださいよ?なんて。今度は俺と飲みましょうね。…あ。檜山さん、すみません。俺明日から日曜の夜まで帰って来れないかもしれないです。急用がありまして…檜山さんもゆっくり休んでくださいね。突然ですけど月曜日、待っててくれたら…嬉しいです。』
( 今日は顔を見れないと知りズルズルと体を沈め、明日からの予定を直接伝えられなかったことに眉を下げながらどこか祈るようにメッセージを送り )
" 俺も早くお前と飲みたい、今から楽しみだ。用事の件は気にするな、無論俺は待ってるから安心してくれ。あまり無理しないようにな。 "
( 夜に差し掛かり二日酔いによる酷い頭痛もすっかり和らいで、やっと真っ直ぐ帰宅してはすぐさま携帯を開き昨夜送られたばかりのメッセージに再びしっかりと目を通して、一度目に読んだ時よりもじわじわと明確に浮かび上がってくる寂しさをぐっと堪え返信を打って )
( 数日ぶりの帰宅にわずかな緊張感を抱きながらまずは自室へ。荷物やコートを椅子に放って、直ぐにリビングへと戻って来ては相手が帰ってくるまでソファーで待機することに決めそわそわと時計を眺め )
ただいま、( 己の記憶が正しければ今日は同棲相手である彼が用を終えて数日ぶりに帰宅する日であった、と少々早めに仕事を切り上げて足早に帰路について。扉を開けるなりリビングの灯りが目に飛び込んで来て、表情を和らげると靴もコートも脱いでから声をかけ ) 吉野、もう帰ってたのか。お疲れ。
( うとうとと船を漕ぎながら暫く、響いた声に弾かれるように駆け付け勢いのまま飛び込みそうになるのを慌てて踏みとどまれば「お、かえりなさい。それから…ただいま」と頬を掻いて )待っててくれてありがとうございます…スゲー、うれしい。
──おかえり。休んでるところに悪いな、起こしたか。( つい先程まで転寝でもしていた様子の彼にそう問いかけるが、内心は飛び付きそうな勢いで出迎えてくれた彼の姿に弾む気持ちも確かにあり。「待ってるに決まってるだろ、留守の間にお前をほっぽって逃げるような男に見えるか」自分が今日もここにいるのは当然のことであるはずなのに、照れ臭そうに喜ぶ彼に喉を鳴らして笑いわざとらしくそう言って )
いや、少し休んでただけなんで。( ふと聞かれた言葉にゆるりと首を振り、相手を待っている間の時間故 問題ないと上記告げ。「いや、それは言葉の綾というか。待たせてんのは俺の方ですけど、家空けてる間…会いたいなって思ってたんで」なんてわざとらしく言う相手に身勝手とも取れる本音をぽつり )
俺も早く会いたかった、……なんか、お前の元気な顔見ねェと毎日安心して仕事出来ないんだよな。( 頬を人差し指で掻きながら困ったように笑い。仕事や私用に抗えないとは言え相手も会いたいと感じており、またそれをこうして直接伝えてくれるだけで自分は十分な満足感を得ており。そうして思い出した普段と変わらぬ今夜の予定を告げて ) 卒園に向けて明日またちょっとした行事があってな、今日もそろそろ準備に取り掛かる。久々に帰ったってのにバタバタしてて悪いが、吉野は好きなように寛いでてくれ。
ん、了解です。俺んとこも間際でバタバタしてます。子供達の門出、祝ってあげましょうね。落ち着き次第、お相手お願いします( 忙しさを察して軽く手を振り見送って。そんな中でも同じように思っていてくれるのが嬉しく、「それは俺の責任も重大ですね」と微笑んでから就寝の挨拶をして )
今日も忙しいんだろーな。…こんな時、なんて連絡すりゃいいんだか分かんねぇ。( 行事があると言っていた昨夜の話を思い出し自室でごろり。リビングにいた方が気を遣わせてしまうかと今日はこのまま大人しく自室で過ごす事にして。何度も携帯を開いて相手の連絡先まで出すものの、結局閉じてベッドの端へと放り投げ )
( 職場を出るなり急ぎ足で家路について、途中瞳がぼんやりと光る赤信号を捉えると、急ブレーキの如く立ち止まってほんの数十秒の待ち時間に携帯を取り出しメールを )
" 昨日は何の連絡もなしに一人にさせて悪かった。今日で仕事も少しは片付いた。時間がなかろうが留守電の一本ぐらい入れておくべきだったな、すまん。今日はもうすぐ帰宅する。 "
『気にはしましたけど、忙しさ分かってるんで問題なしです。今日はリビングで待ってますね』
(ビールは既に冷蔵庫へ。もし相手が一息出来るのであれば労おうと口角ゆるめてメールを返せば、帰りに買った惣菜を並べながら帰宅を待って)
( 寒さに悴む手で鍵穴にキーを差し込み、靴を脱いで首にぐるぐると大雑把に巻き付けられていたマフラーを外すと、やっと落ち着いた表情でリビングの彼のもとへ ) ただいま、吉野。
おかえりなさい、檜山さん。大変でしたね。今日はどうします?疲れてるなら無理にとは言いませんけど…( 振り返って迎えれば準備はしたもののどうしようかと料理と相手を交互に見やり、休むならまたお皿ごと持っていってもらえばいいか、なんて考えを巡らせながら首を傾げ )
おやすみ。またな、
( 残った食事に不器用ながらラップをかけて冷蔵庫へと片付け、パチンとリビングの電気を消してから自室へと戻りベッドに潜り込んで )
( 帰宅して手を洗うなり、料理は得意でないと言う彼がそれでも張り切って振舞ってくれた、己にとって何よりのご馳走でしかない料理達にかかったラップをそっと外して。「いただきます」と手を合わせた後、彼の帰宅を待ちながら、一口一口を丁寧に運んでしっかりと味を噛み締めて ) ……ろくに時間取れない癖して、会いてェな。吉野。
ただいま…あ、檜山さん、帰ってたんですね。……それ、わざわざ食べてくれてるんですか?檜山さん、ずっと美味しいの作れんのに。( 帰宅しリビングに顔を出せば丁度今日自分で片付けてしまおうかと思っていた夕飯を口にしている相手を見つけ、少し驚いた顔で。 )
──おかえり。さっき帰ったところで、……って、なに驚いた顔してんだ。
( 部屋に入るなり丸くなった瞳が捉える物は、まさに今自分が最後の一口を口に運んだ彼お手製の料理で。ペロリと平らげてしまえば「ごちそうさま」と再び手を合わせ立ち上がり、食器を重ねて流し台に移動させ。踵を返して素直な感想を柔らかい笑顔で口にし ) めちゃくちゃ美味かった、ありがとうな。阿呆か吉野、お前が用意してくれた料理を食べたくない奴なんかいないだろ。
( 帰宅後にリビングのテーブルへと足を進めては、昨日自分が用意した食事を綺麗に食べる相手の姿を思い出し。色々言いたいことがあったはずなのに寝落ちてしまったことを激しく後悔し、ため息とともに眉下げて )
──やっと終わった、( せっかくの休日だと言うのに仕事仲間に呼び出しを食らい、今の今まで無駄話に付き合わされていたために やっと思い出解放され項垂れながら帰宅。ソファにどさりと雪崩込み深く息を吐きながら、昨夜は会えなかった彼のことを思い出して )
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