ある方と共に

じゃあ 、 立ってくれた人はもう1回だけ上の階に来て会議室に来てください


（ そう説明すると先に俺達は上に行き会議室に入ると少しスペースを空け4つの席を丸く並べては一人一人どのぐらいの勉強が出来るかやるテストを机に置き机に座る。）


〔 最初迷いました？ 〕

そうですね 、 皆大学に行きたい気持ちが強かったんですけど印象に残ってたのが萩原紗香ちゃんで彼だったら勉強も頑張れそうだなって思って選びました

（ スタッフの方に言われるまま答えては少しニコッと笑い話す ）



〔 紗香ちゃん 、 杉本先生に呼ばれた時はどう思いましたか？ 〕

えっと…正直びっくりしました。だけど名前を呼んでもらえて凄く嬉しかったです。

(言われるがままに会議室へと足を運び、スタッフの人に質問を投げかけられ言葉を探しながら淡々と答えていく。その時彼に目線を合わせれば胸がトクンッと高鳴るのを感じるのが分かり、“これは何…、まさか一目惚れ？…いやいや、ないないっ…”と頭の中で思考を巡らせては首をぶんぶんと横に振りなんとか平静を保っていて)

じゃあ、30分間今目の前にあるテストをやってもらいます。

（ 会議室に来てくれた生徒に説明をすればタイマーをセットし合格した生徒の隣に一人一人つき｢ よーいスタート ｣と言えば他の生徒はテストの紙を捲り書いていて ）

え、て…テスト…？

(“テスト”という言葉に思わず隣に座る彼を見つめ、合図のあと一斉にプリントを捲りスラスラと問題を解いていく音を聞けば慌てて自分もプリントを捲り名前を書き込んでいき。しかし自分の学力では到底解けない問題ばかりで3問くらいはなんとか解けたものの解答用紙はほぼ真っ白の状態で、あっという間に30分になってしまい)

はい 、 終了！ 回収するね


（ アラームが鳴り席を経てば其れを止めて皆がやったテストを回収すれば空きの机に置き俺達は前に出て話す ）


お疲れ様でした 、 明日から受かった人には2泊3日俺達と仲良くなる為に合宿に行きます。

え、合宿…？仲良くなるためって…まさか泊まる部屋まで一緒じゃないですよね…？
(答案用紙が回収されると小さくため息をついて。その後彼の口から“合宿”という言葉を聞けば思わず聞き返しながらも、まさかね…と思いながら冗談半分で問いかけてみて)

（/ すいません 、 用事が出来てしまいなりきり出来なくなってしまうんですけど ... 大丈夫ですかね？）

(／はい、大丈夫です！それは返事が遅れるという意味に捉えて宜しいのでしょうか？)