真夜中のピエロ24707 2019-02-17 22:02:04 |
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如月くん──?どうしたの、授業遅れちゃうよ…。
(手首を掴まれたことに驚き後ろを振り向き不思議そうに首を傾げて。チャイムが鳴り終わったのを確認するとそっと相手の手を持ち静かに呟き)
──……、ごめん。唐揚げ、美味しかったよ。
(思わず告白してしまいそうになるも、振り向いた相手の表情から、自分の気持ちが通じていないことを悟り、手を離して、無理矢理笑顔を作り。「──俺はもうちょっとしたら行くから、先行ってて。」微笑んで、手を振って見送り)
ううん、ありがとう。また一緒にお弁当食べようね。じゃあ先に行ってるね!
(こちらもにこっと笑顔を向けて。始業のチャイムがなる前に教室に戻ろうとパタパタと靴音を鳴らしながらその場をあとにして)
──あ、倉本! …監督が呼んでたから、次の授業終わったら行ってみて。
(次の授業へ向かうため、廊下を歩き階段まで来れば、ちょうど良いタイミングで相手と出会い。用件を伝えると、相手が屋上から降りてきたことと手に持った弁当袋であろう鞄が気になり、「──誰かと一緒だったのか?」と)
(/何も言わずに遅くなってしまって、本当に申し訳ありません。もういらっしゃらないかもしれませんが、返させていただきます。)
そっか、ありがとう。──あ…えっと、如月くんと…お昼一緒に食べてたの。
(階段を降りたところで相手に呼び止められ用件を聞けば笑顔で頷き。その後問いかけられた内容に気まずそうに視線を逸らしながら答えつつ「じ、じゃあ教室戻らないといけないから…!」と足早にその場をあとにし)
(/おかえりなさい!再び主様に会えて安心いたしました!ご無理のないペースで大丈夫ですので、引き続きお話を紡げていけれたらなと思います!)
───……如月、と…。
(相手がその場を去ってしまってから小さく呟き、その場で考え込み。後から来た同級生に、どうした?、なんて声を掛けられては、「いや、何でもない。」と化学の授業のため理科室へ向かい)
(/温かいお言葉、ありがとうございます。こちらこそ、引き続き宜しくお願い致します!)
監督は職員室にいるかな…。でも話ってなんだろう。
(授業が終わりチャイムが鳴り終わったと同時に席を立ち、友達にどこに行くのか聞かれると「ちょっと職員室行ってくるね」と告げて教室を出ると職員室に向かい。職員室の前に着くとドアを軽くノックしドアを開けて監督の姿を見つければ軽くお辞儀をしながら近くに行き)──あの、お話って…?
────。
(監督は今日の部活の練習メニューを伝えたかっただけのようで。相手は恐らく職員室へ行っただろうと思えば、理科室から教室へは戻らず、職員室のそばの廊下で、壁に凭れつつ相手の姿を待ち)
──失礼しました。あれ、和泉くん。どうしたの?
(監督から練習メニューを一通り聞けばいつもと変わらないな、と内心では思いつつぺこりと頭を下げ職員室から出て。教室に戻ろうとした所で壁に凭れている相手を見て不思議そうに首傾げ)
──少し、話がしたいんだ。…帰り、待っててくれないか? 一緒に帰ろう。
(職員室から出てきた相手を見つけては、壁から離れて歩み寄り。低く落ち着いた声色で相手を誘い)
話?うん、わかった。じゃあ部活が終わったら部室の近くで待ってるね。
(相手の問いかけに首傾げながらも頷き。その後全ての授業が終わり、監督から言われていた練習メニューを部員達に伝えるとマネージャーの仕事をこなし。部活が終われば更衣室で着替えを済ませ鞄を持ち部室の近くで相手を待ち)
──悪い。待たせた。
(部活終わり、急いで帰り支度を済ませると野球バッグを肩に掛け、相手の元へ。「じゃあ、帰るか。」と、相手を誘うように歩き出し)
ううん、私も今来たところだから大丈夫。
(相手が来たことに気付けばゆるりと首を振りにこっと微笑み。歩き始めた相手の隣に並び「今日も暑かったねー…部活中の熱中症対策しておかないと。」と部活を振り返りながら視線を向けて)
そうだな。 ──倉本は、前科があるしな。
(熱中症対策に関して、視線を合わせて同意し、冗談か否か先日の相手の熱中症にかかった事を取り上げて。「───、倉本。 如月のこと、どう思ってるんだ?」暫し沈黙して歩いていたが、意を決したように立ち止まり、真っ直ぐな視線で見据えて)
前科って…もっと他にいい言葉なかったの?なんか悪いことしたみたいに聞こえるんだけど。
(苦笑い混じりにむすっと膨れた表情をしてみせじとーっと相手を見つめ。ふと問いかけられた内容にドキッと胸が高鳴れば「どうって…如月くんの事は大切な部員で、“友達”だと思ってる…かな。如月くんは私のことどう思ってるのか分からないけど」とゆっくりと言葉を紡ぎ)
───……俺のことは? …どう思ってるんだ?
(如月と親しげに見えたが、それは友達としてと言い切る相手に、己もただの幼馴染みとして、なのだろうか。如月の猛アタックも相手には伝わっていないとなると、己のほんの些細な好意など、ますます伝わっていないのではないか。そう思えば、つい、上記のように聞いてしまい)
和泉くんの事は──同じように大切な部員だけど…如月くんとは少し違うっていうか…っ。
(相手から投げかけられた質問にどう答えるべきかと悩みつつゆっくりと口を開くも、恥ずかしさが勝り視線を逸らしてしまい)
───どう、違うんだ?
(相手を困らせているのは百も承知だが、相手の気持ちを知りたいという思いが勝ち、相手に一歩近付いて見詰め)
──それ…は…、気になってる…って事…。
(次第に近くなる距離に緊張からか立ち止まり。投げかけられた質問に言葉に詰まりながらも答え)
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