主 2019-02-16 10:29:28 |
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元々こういう性格なので。近いって…明らかに離れてますけど…。私と一緒にいたら先生の評価下がるんじゃないですか?
(自分でもどうしてこんな性格になってしまったのかは分からず、ただ両親の教育でこうなってしまったのだろうと心の中で頷きながら先生に視線を合わせながら話を続けて。それにしても自分みたいな可愛げのない勉強しか取り柄のない生徒と一緒にいて楽という先生の考えが全く理解出来ず、チクチクと女子生徒から冷たい視線が刺さる中“早く食べてこの場を去ろう”と決心すれば食欲のない中食べるスピードを早めて無理矢理にでも胃の中に入れていき、空になった食器を手にして席を立ち)
評価って…お前考えてみろ?これ以上下がる評価がどこにある?俺より下の教師なんてまずいないからな。それに自分のクラスの生徒と話して何が悪いんだよ?
(評価という言葉に軽く笑い全く良くないことをさも当然のように胸を張り自信満々に答えると、グッと相手に親指を立てて。しかし当の相手は相変わらず淡々としており、食べるスピードが速くなったことに対して周りの視線もあるのだろうなと考えるが口には出さず、席を立つ相手に「あと一つ、俺はどうしようもない人間だけどそれでもお前の担任だ。なんかあったらいつでも来い」と、いつものふざけた口調などではなく真面目に言うと相手から視線を外し食事に意識をむけて)
まあ、確かにそうですね。見た目も全然教師らしくないし…なんで教師になろうと思ったんですか?それは──私はクラスで浮いてるから…そう思っただけで…。
(そんなに自信満々に言うほどの物ではないはずなのにやっぱりこの先生はどこか変わってる。みんなこんな先生のどこに惹かれてるんだろう、と呆れ半分で先生をじっと見つめ淡々と言葉を並べていき。その後先生から発せられた言葉に少しだけ胸がザワザワとするのを感じたものの気のせいだと思いながらも「…別に先生を頼る事なんてこの先ありませんから。お気使いありがとうございます」と軽く頭を下げ、食器を片付けに行けばそのまま教室に戻っていき)
おう、くれぐれも無理はするなよ?お前のストレス発散の相手くらいは務まるかもしれないからな。午後も頑張れよ
(案の定返ってきた言葉はそっけないものだったが、それももちろん予想通りなため去っていく相手の後ろ姿へと最後に軽く言葉を投げかけ、完全に姿が見えなくなると同時に盛大にため息をついて。やはりあの年代の子供は色々複雑でめんどくさく、それでいて少し扱い方を間違えると問題にもなるが、自分はただ自分のやりたい行動をしているため気にせず残りのカレーを口へと運んで)
……はあ。なんか胃がムカムカする。
(教室に向かう途中少し胃に違和感を覚えながら“無理矢理オムライス食べたからかな”と先程の行動に若干後悔しながらもゆっくりと歩みを進めていて。ようやく教室に戻り自分の席に座ると午後からは移動教室だと言うことに気付けばその準備をし、必要な荷物を胸に抱えながら移動教室に向かっていて。しかし胃のムカつきは収まるどころか先程より更に強くなっていて「…どうしよ、無理…動けない」とその場に座り込んだものの誰一人として声をかけてくれる人はおらずこんなにも惨めな思いをするのは相当堪えたのか若干涙を浮かばせていて)
…あー、午後の授業めんどくせぇ。帰りてぇ。いっそのこのまま帰ってしまおうかと……ってあれは…早速問題発見ってか。
(午後からの授業も憂鬱だと嘆きながらめんどくささを醸し出して廊下を歩いているとふと廊下でうずくまっている生徒が目に入り、誰だかは分からないが周りには誰もおらず何故気付いた生徒も助けてあげないのかと思いながらも放っておけないため急いでその生徒へと駆け寄ると、意外にもその人物は先ほどの相手であり、明らかに調子が悪そうで。ここで自分が何も言おうときっと相手の性格上大丈夫と言い張ることは予想出来るのだが、相手は女子であるため下手に触ったら問題になりかねないが今はそれより相手が心配であり「ほら、乗れ榎本。とりあえず保健室行くぞ」と相手の前に背中を向けて座り込むと、自分におぶさるように促して)
──…大丈夫です…1人で歩けますから……放っておいてください…。
(今日に限ってどうして先生に会う頻度が多いのだろうと思いながらも胃の痛みはピークに達しており喋るのも辛く途切れ途切れに話し。背中におぶって運んでくれるという先生の言葉に「…こんな所見られたら先生、変な噂…流されちゃいますよ…。それに…見たでしょ…誰も私の事なんて心配してくれてないんです…先生だって心配してるフリして本当は心の中で笑ってるんでしょ…だから私に構わないでください」と少し声を震わせながら自力で立ち上がり壁に手をつきながらゆっくり歩きだして)
ったく馬鹿はお前は…。噂どうこうより、一人の人間として当たり前のことだろ。それにお前は俺の生徒だからな。助ける義務がある。
(どうしてここまでに他人を拒むのか、なにか理由があるのかもしれないが今はそんなことより優先すべきことがあるてため、意地でも自分の力だけで何とかしようとする姿に呆れてため息をつくと、仕方がないと自分に言い聞かせて相手を強引に抱えあげて。世間一般的にはお姫様抱っこと呼ばれるものだが、今はこの抱え方が一番簡単であるため「あとで教育委員会に通報とかやめてくれよ。それじゃ行くぞ榎本」と軽く声をかけて早足で保健室へと向かって)
──…は、ちょっと今馬鹿って……ひゃ!…な、何してるんですか…!お、降ろしてください…!
(先生の一言にぴくり反応したのも束の間、自分の身体がふわりと抱きあげられたかと思えば何故かお姫様抱っこされているのに気付き慌てて降りようとするものの、胃痛によりそんな元気もなく仕方なくここは大人しくせざるを得ず。「…別に、教育委員会に訴えたりなんか…しませんから。」と視線を逸らしながらぼそっと呟いて時折、胃痛に顔を歪めながらお腹の辺りに手を当て摩っていて)
はいはい、子供はこういう時くらい素直になって大人を頼れっての。失礼します…ってなんだ先生いないのか。とりあえず榎本はベッドに寝かせてと…。
(言葉では否定いるものの行動にシタバタして抵抗しないあたり本当に具合が悪いことが伝わり、保健室へと急ぎ中に入ると保健医は席を外しているようで、とりあえず抱えている相手をベッドへと寝かせ、薬棚から適当な胃薬を取り出し水道で水を汲み、その二つを相手に渡し「ほら、とりあえず薬飲んどけ。先生には俺から伝えておくからお前はゆっくり休んでろ」と言い残し、時計を見ればもうすぐ授業開始のチャイムが鳴る頃で面倒くさそうにため息をついて)
…子供扱いしないでください。
(ゆっくり起き上がればコップと胃薬を受け取り素直に薬を飲み再びベッドに横になり。ふう、と小さくため息をつきながら子供扱いする先生をじとっと見つめればぷいっと視線を逸らして。授業開始のチャイムが鳴るのを聞きながら「…初めてサボっちゃった。成績に響いちゃう…どうしよう…」とこれまで一度も授業をサボってきたことがなかったためこんな状況にも関わらず成績の心配をしており、すっぽりと布団で顔を隠しながらぽつりと呟いて。「…あの、先生…ありがとう…ございました」と授業に行く先生に小声ながらもきちんとお礼を伝えて)
あぁ、気にするな。成績にも響かないよう俺からも言っておうから大丈夫だと思うぞ。それじゃ、俺は行きますかねぇ…
(小声で聞こえてきたお礼の言葉に一瞬驚いた表情を浮かべるも、すぐに笑顔を浮かべて。普段は大人っぽく振舞っているもののこういうところはやはりまだ子供だなと思いつつ、聞こえてきたチャイムの音にゲッとかおをしかめて。相手のことも心配だが流石に授業放棄の方が不味いため「そんじゃ俺は行くわ。何かあったらいつでも呼んでくれ」と言い残し、保健室から出て行こうとして)
…呼ぶって言われてもどうやって呼べばいいんですか…?
(先生に成績の事は心配するなと言ってもらい内心ホッとし、見かけに寄らず案外頼りがいがある先生なのかな。と密かに思ってしまう自分があり慌てて首を振りながら否定をして。その後先生の“いつでも呼べ”という言葉にふと首を傾げながら連絡手段もないのにどうやって呼べばいいんだろうかと真剣に悩み始めたものの「…ま、別に保健室の先生が帰って来てくれたら先生を呼ぶ必要ないですけど。」と保健室から出ていく先生を呼び止めるかのように視線を逸らしながら続けて)
まぁそれはあれだ、大声とか城木先生!!って呼んでくれれば駆けつけるぞ?それとも…そうだな、連絡先でも交換するか?…なんてな、そんなことしたら俺が社会的に殺される…!
(確かに相手の疑問を最もなことで、軽く後ろに振り返りイタズラっぽい笑みを浮かべては出来もしないことを述べて、連絡先などを知っていれば今の時代色々楽なのだが相手は生徒で自分は教師のため迂闊にそんなこと出来ず、そもそも自分のこと嫌いな相手がそんなこと許すはずがないと思うためその考えを頭から消すと、いい加減授業に行かないと不味いため「それじゃまた帰りのホームルームで会おう!お大事に!」と言い残し保健室を急ぎ足で出ていき)
……変な先生…。ねむ…。
(教師と連絡先を交換するなど絶対ありえない事で、ましてや生理的に受付けていない先生の連絡先を聞くなど以ての外。急ぎ早に保健室を出る先生を横目で見送りながら静まり返った保健室で1人取り残されればぽつりと呟き。この静かな空間は割と嫌いではなく寧ろどことなく落ち着ける居心地の良い空間で。小さな欠伸をすれば薬の効果なのか眠気が徐々に押し寄せてくればゆっくりと瞼を閉じて眠りにつき、毎晩遅くまで勉強していたのもあったのかいつの間にか放課後になっていて)
よしお前ら今日もお疲れ!連絡事項無し!終わり!じゃあな!
(時間は進み放課後、いつも通り適当に帰りのホームルームを済ませ、今日は特にやることもないため職員室に戻り次第すぐに帰ろうかと思ったのだが、ふと保健室で休ませてる相手のことが気にかかり何気なく保健室へと足を運んで。保健室へと入ると中には保険医が座っており、相手のことは軽く伝えておいたため「お疲れ様です。あいつ…大丈夫そうですか?」と、ベッドにチラッと視線を向けて保険医と会話して)
……ん…せん…せ?
(あれから全く起きることなく放課後になるまで眠っており、保健室のドアが開く音で目が覚め。寝起きのためかボーッと天井を見つめながらも微かに聞こえる話し声でようやくしっかりと目を覚まし、心配して様子を見に来てくれたのだろうかと思いながらもゆっくりとベッドから起き上がると薬のおかげか胃の痛みはなくなっておりカーテンをゆっくりと開けて声をかけて)
…ん?おお、榎本起きたか。おはようさん、体調は大丈夫か?
(保険医と話しているうちに話題は自分の授業態度へと変わっていき、適当だという話がほかの先生の耳にも入っているようで軽く注意されたのだが自分のスタンスは変えるつもりはないため適当に話を受け流しているとカーテンの開く音が聞こえてそちらのほうへと視線を向けて。そこには顔色がだいぶ良くなった相手の姿があり、安心したように小さく息を吐いて)
はい…大丈夫です。
(保健医に授業態度を注意されている担任に思わず声を抑えながら笑いを堪えて。でもよくクビにならないないなあ…とこちらに視線を向ける先生を見ながらそんな事を思っていて。自分の体調を心配してくれていたのかこちらの返答に安堵の表情を見せるのに気付けば“こんな適当な先生でも心配するんだ”なんて若干感心している自分がいて。「えっと…じゃあ私…帰ります。」と保健医と担任に軽く頭を下げれば教室に荷物を取りに向かおうとして)
あー待て榎本、先生から聞いたんだがお前だいぶ疲れも溜まっていたらしいぞ。成績的に夜遅くまで勉強してるんだろうけど…無理だけはするな。自分が潰れたら何の意味もないからな。
(僅かに驚いているような感心しているような相手の様子を見て、『こいつ失礼なこと考えてるな…』)と内心思ったが口には出さず、保健室から出ていこうとする相手に向かって注意の言葉を口にして。相手の調子も良くなったのなら自分も職員室に戻ろうと思ったのだが、教室に割と大事な書類を置いてきてしまっていることに気が付いて「俺も教室に忘れ物したから戻るわ。ほら、行くぞ」と相手の肩をポンッと叩いて保健室から出ていき)
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