ラブライブ!スターズ!! 〆

ラブライブ!スターズ!! 〆

三丁目のミケネコ  2019-02-15 11:02:03 
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──ふたりで
スクールアイドルの一番星、目指そう!


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  • No.201 by 加賀いろは  2019-10-24 05:48:31 


ずいぶん思わせ振りな予告ですね!
どんなサプライズがあるのか楽しみにしておきますね
そして藍沙ちゃんの暴走がセイチャの規約に触れませんよう!(笑)

そういえば、「わたし、能力は平均値でっていったよね」見てますよ
すごくおもしろい!
マイルちゃん、可愛い♪

秋アニメ、なに見てますか?
オススメあったら教えてくださいね

「はぴしゅが」のスレ建てはお願いしてもいいでしょうか?
ふたりだけの甘いハッピースイートホームをお願いします!

  • No.202 by 乃木坂桜  2019-10-25 23:22:38 

はい、楽しみにしていて下さいね。
藍沙ちゃんの謎が解けるのは、最終回間近になると思いますからまだまだ先ですね。
大丈夫ですよ。
表現をぼやけさせますからね。

はい、わたし、能力は平均値でっていったよねって良いですよね。
漫画とアニメは、少しだけストーリーを変えているみたいですね。
マイルちゃんの百合要素がもう少しだけほしいですね。

アズールレーンと放課後さいころ倶楽部がお勧めですよ。

前期のアニメは、ソウなんですとグランベルムと戦姫絶唱シンフォギアXVとRe:ステージ! ドリームデイズ♪と魔王様、リトライ!とまちカドまぞくととある科学の一方通行を見ていました。

ふたりだけの甘いハッピースイートホームって言う掲示板を作りましたから宜しかったら来て下さい




  • No.203 by 加賀いろは  2019-10-28 10:43:12 


表現がぼやけるだけで、することはしちゃうんですね!
オブラート3枚重ねでお願いします(笑)

「平均値~」は原作と少し流れが違うのですね?
確かにアニメはあまり百合要素ないですよね
これからに期待でしょうか

「アズレン」と「さいころ」はどっちも見てます!
特にアズレン、いいですね

「まちカド~」おもしろかったですね2期期待です
あとは録画して見れてないものばかりで…
なんとか少しずつ見ていきたい

今見てるアニメで「旗揚げ!けものみち」というのがスゴくおもしろいですよ

スレ建てありがとうございます
そちらもよろしくお願いします!

  • No.204 by 乃木坂桜  2019-10-28 12:41:28 

はい、解りました。
でもほぼ寸止めで終わる感じになります。
放送禁止用語も使えませんからね。

はい、平均値は、これからの展開に期待ですね。
でも漫画のストーリーを軽く追い抜く感じがします。
マイルちゃんの学生時代は、してほしいです。
あとは、学生時代の親友の再会もしてもらいたいです。

はい、アズレーンは、艦隊コレクションと同じ物を感じましたから楽しみです!


まちカドは、シャミ子の残念さとシャミ子を手玉にとる桃に萌えました。
あとは、お約束のこれで勝ったと思うなよの一言につきますね。

旗揚げ!けものみちは、面白そうですよね。
とっていますから前期のアニメが 見終わったら見てみますね。

いえいえ、向こうのハッピーシュガーライフの掲示板でもよろしくお願いいたしますね。

  • No.205 by 乃木坂桜  2019-11-24 21:12:19 

暴走幼女藍沙ちゃんの続編ができましたから投稿しますね
宜しかった読んで下さい。


~注意事項~

これはオリジナルの百合小説です
カップリングは、高校生17歳×子供9歳です。
約一名幼女が暴走します
登場伽羅は全員女性です
登場伽羅は白鳥つぐみと逢見藍沙です
白鳥つぐみは高校三年生で逢見藍沙は9歳です。
子供が18禁すれすれの変態的な発言と行動をして暴走をします。
苦手の方は、注意してください。
藍沙ちゃんのしたことを実際にしたら犯罪になるから絶対に真似をしないで下さい。
純恋愛だと思って読まれた方の気分を害される場合がありますから注意してください。
18禁では、ありませんがエロいシチュエーションもあります
この掲示板に不適切だと言う苦情がありましたら消去する場合がありますからご理解よろしくお願いいたします。

~暴走幼女藍沙ちゃん~

~第2話~

藍沙ちゃんが転校してきてその日の最初の休み時間に藍沙ちゃんの回りに人が沢山集まって質問攻めに合っていた。

「よう、つぐみ、大変だったみたいだな。
まさかつぐみが子供が好きな特殊な人種だと思わなかったよ」

声をした方を向くと金髪でショートヘアーの背丈が180ぐらいの女性がたっていた。
彼女の名前は、アイリス・スカーレット。
イギリス人と日本人のハーフで同級生で私の親友だ。
アイリスは、楽しそうに口元を押さえてクスクスって笑っていた。

「はぁ~~もうやめてよ……
そんなわけないでしょう……」

私は、クラスメートから軽蔑な眼差しで見られたばかりだった。
それなのに親友からもからかわれると精神的に疲れて軽くため息を吐いた。

「そう落ち込むなよ。
冗談だからさ」

アイリスは、私の態度があまりにも落ち込んでいるのを見てその様子が可笑しいと思って口元を押さえてクスクスと笑った。

「そう言う冗談は、止めてくれよな……
本当に疲れているんだからさ……
ごめん、トイレに行って来るね」

私は、アイリスの態度に嫌気を感じて軽くため息を吐くと椅子から立ち上がった。

「ああ、行ってらっしゃい。
きばって来いよ」

アイリスは、軽く右手を振って親父ギャグ並みの下ネタを述べた。

「女の子がそんなことを言わないの」

私は、アイリスの頭を軽く叩くとトイレに向かう為に教室を出ていった。

「待って下さい、お姉様。
私も一緒にトイレに行きます。
かまいませんか、お姉様?」

私が教室を出ると藍沙ちゃんが私の後を追いかけて近づいてきた。

「まあ、一緒にトイレぐらいかまわないよ」

私は、さすがに藍沙ちゃんとトイレに行っても何もおきないと思い了承をした。

「ありがとうございます、お姉様」

私と藍沙ちゃんは、トイレに向かった。
トイレに入るとそのまま個室に入った。
藍沙ちゃんも私と同じ個室に入ってきた。

「あ、あの、藍沙ちゃん、なんで私と同じ個室に入ってくるのかな?」

私は、同じ個室に入ってきた藍沙ちゃんに戸惑いながら見つめた。

「えっ、だってお姉様と同じ個室に入らないとお姉様のトイレの後始末ができないじゃないですか」

藍沙ちゃんは、さも当然のようにきょとんとしながら後始末発言をした。

「あ、あの……藍沙ちゃん、後始末ってなんなのかな?」

私は、藍沙ちゃんの発言の予想ができたけれども冷や汗をかきながらとりあえず後始末は、なんなのか質問をした。

「それは、もちろん拭いたり吹いたり舐めたりです……」

藍沙ちゃんは、顔を赤らめながら私にする事を伝えた。

「って何を拭いたり吹いたり舐めたりなのよ!」

私は、藍沙ちゃんの問題発言を聞いて大声で突っ込みをいれた。

「それは、もちろんあ……」

私は、藍沙ちゃんの放送禁止用語を言おうとしたから慌てて藍沙ちゃんの口を鬱いで藍沙ちゃんの言葉を止めた。

「藍沙ちゃん、子供がそんな下品な言葉を言ったら駄目だよ!
それで手に持っているスマホは、何かな?」

私は、藍沙ちゃんの手に持っているスマホを指差してそれで何を撮るつもりなのか質問をした。

「もちろんお姉様のしているところを撮影じゃなくて成長記録を残す為です!」

藍沙ちゃんは、親指を立てて盗撮宣言を堂々とした。

「いや、それは、盗撮だよね!
とにかく個室から出る、藍沙ちゃん!」

私は、無理矢理藍沙ちゃんを個室から外に出した。

「そんなぁ~~お姉様のいけずですぅ~~
中に入れてください、お姉様ぁ~~」

藍沙ちゃんは、トイレの個室の外で情けない声をあげた。
私は、藍沙ちゃんの言葉を無視してトイレをすませた。
個室を出ると藍沙ちゃんが満足な笑顔を浮かべて個室の前に立っていた。

「お疲れ様です、お姉様、早かったですね」

藍沙ちゃんは、すがすがしいほどの笑顔を浮かべて答えた。
でも藍沙ちゃんの手には、何か手に握られていた。

「トイレでお疲れ様ですは、ないと思うよ。
それで、藍沙ちゃん、手に持っているのは、何かな?」

私は、藍沙ちゃんが手に持っている物を何かなんとなく解ったけれども取り敢えず質問をしてみた。

「はい、これは、ICレコーダーです」

藍沙ちゃんは、ICレコーダーを持っているのが当然ニッコリと笑いながら手に持っている物を教えた。

「それで藍沙ちゃんは、何でICレコーダーを持っているのかな?」

私は、藍沙ちゃんの答えが解っていたけれども確認の意味でなぜICレコーダーを持っているのか質問をした。

「それは、お姉様がしているところの音声を録音……じゃなくてお姉様の成長を記録するためです!」

藍沙ちゃんは、素直に答えようとして慌てて言いなおした。

「ふ~~ん、なるほどね。
私の成長の記録をとっていただけね……」

私は、藍沙ちゃんの言葉を聞いてこれでもかってほどのニッコリと笑い聞き返した。

「はい、お姉様の成長の記録です!」

藍沙ちゃんは、自分のした事がさも当たり前のように自信満々に答えた。
私は、無言で藍沙ちゃんの持っているICレコーダーを奪うと録音した音声を全て消去した。

「あ~~お姉様、何をするんですか!?
せっかく後で楽しもうと思ったのにデータを消すだなんて酷いです!」

藍沙ちゃんは、涙目でデータを消した事の文句を私に言った。

「酷いじゃないよ。
そんな物は、残さなくて良いものだよ」

私は、軽く藍沙ちゃんの頭を叩いて記録に残さなくて構わない事を述べた。
それからぶつくさ文句を言っている藍沙ちゃんを置いて自分の教室に戻った。
それからあっという間に昼休みの昼御飯の時間になった。

「お姉様、少しだけよろしいでしょうか?
実は、お姉様の弁当も作りましたから宜しかったら一緒に食べませんか?」

四時間目が終わると藍沙ちゃんが弁当を二つ持って私の席に来た。

「藍沙ちゃんが私に弁当を……?
それは、構わないよ。
ありがとう、藍沙ちゃん。
遠慮なく弁当をもらうね」

私は、藍沙ちゃんから弁当を受け取ると藍沙ちゃんと一緒に弁当を食べる事を了承した。
私と藍沙ちゃんは、この学校の生徒で一部の人しか知らない学校の裏庭にある桜が咲いている大きな桜の木の前に向かった。

「凄く幻想的ですわ……
こんな場所が合ったのですわね……」

藍沙ちゃんは、裏庭の桜の咲いている大きな桜の木の前に来ると子供らしく目をキラキラと輝かせて桜の木を見上げた。

「気に入ってくれたのならば良かったよ」

私は、子供らしく無邪気に笑う藍沙ちゃんが可愛らしく心が和みながら藍沙ちゃんを優しく見つめた。
藍沙ちゃんは、鞄から敷物を出すと桜の前にひいた。
私と藍沙ちゃんは、敷物の上に座り弁当を開けるとウサギの顔のキャラ弁が出てきた。

「へ~~可愛らしい弁当だね。
藍沙ちゃんが弁当を作ったの?」

私は、感心しながらウサギのキャラ弁を見つめて藍沙ちゃんが弁当を作ったのか質問をした。

「はい、私(わたくし)が弁当を作りました。
あんまり上手くできませんでしたから恥ずかしいですわ……」

藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめ俯いた。
そして弁当があんまり上手にできてない事を恥ずかしそうに伝えた。

「恥ずかしがる事は、ないよ。
見た目も匂いもこんなにも美味しそうだもん。
藍沙ちゃんがこんなにも料理が上手だなんて見直したよ。
これならばいつお嫁さんになっても大丈夫だよね」

私は、弁当の匂いを嗅いで味も美味しそうだと思った。

「本当ですか!?
それならばお姉様のお嫁さんにしてください!」

藍沙ちゃんは、私の顔に自分の顔を近づけて私のお嫁さんにしてほしい事をお願いをした。

「それは、それ、これは、これだよ。
藍沙ちゃんをお嫁さんにもらうつもりないからね」

私は、軽く藍沙ちゃんの頭を叩くように撫でて藍沙ちゃんのお嫁さんになるつもりがない事を伝えた。

「それは、残念です。
でも私(わたくし)もお姉様と結婚をするの諦めていませんわ。
いつかお姉様を私(わたくし)に振り向かせてもらいますわ。
覚悟してくださいね、お姉様」

藍沙ちゃんは、右手の人差し指の自分の唇を触り色っぽく微笑んで自分の決心の気持ちを伝えた。

「うっ……はい、はい、勝手に言ってなさい。
弁当を食べさせてもらうね」

私は、藍沙ちゃんの子供と思わないほどの色っぽさに胸がドキッてときめいてわざと素っ気なく答えた。

「はい、どうぞ食べて下さい、お姉様」

藍沙ちゃんは、私の態度を見て全て解っているようにクスって笑った。
そして右手を私の持っている弁当に向けて弁当を食べる事を勧めた。

「いただきます。
んっ……なかなか美味しいよ。
このウインナーなんか絶妙な焼き加減だよ」

私は、両手を合わせていただきますをすると弁当のおかずを食べた。

「それならば良かったですわ。
お姉様、あ~~ん……」

藍沙ちゃんは、卵焼きをお箸で掴むと私の方に向けた。

「えっ……?
あ、あぁ……自分で食べれるから良いよ」

私は、藍沙ちゃんにお箸で掴んで向けられると顔を赤らめた。
そして自分の照れを隠すように自分でお箸をおかずを掴んで食べた。

「そうですか……それならばしかたがありませんわね……
んっ……んんっ……」

藍沙ちゃんは、私に向けたおかずを食べなかったのを残念そうに微笑んだ。
そして少しだけ何かを考え込むと私に向けたおかずを自分の口に入れて良く噛んだ。
そして藍沙ちゃんは、私を押し倒すとそのまま口移しでおかずを食べさせた。

「んっ……んんっ…………んんんっ!?
……ゴックン……」

私は、藍沙ちゃんに口移しで無理矢理食べさせられた。
私は、あまりもの突然な出来事で発情したようにうっとりと呆然と藍沙ちゃんを見つめた。

「お姉様、ごちそうさまでしたわ」

藍沙ちゃんは、私の様子を見て満足そうに右手の人差し指で藍沙ちゃんの自分の唇なぞるように触り色っぽく微笑んだ。

「お姉様、他も食べさせましょうか?」

藍沙ちゃんは、私の唇を右手の人差し指でなぞるように触り色っぽく微笑んだ。

「それは、謹んでお断りします!
今度同じ事をしたら許さないからね!」

私は、慌てて藍沙ちゃんから離れて両手を大きく振って食べさせてもらうのを断る事を意識表現で表した。

「大丈夫ですわ、お姉様。
お姉様の嫌がる事は、なるべくしませんわ」

藍沙ちゃんは、私の態度を見て口元を右手で隠して楽しそうにクスクスと笑った。
そして私の嫌がる事は、しない事を約束した。
私は、藍沙ちゃんの子供とも言えない仕草に胸をドキドキと高鳴った。
そして放課後になると藍沙ちゃんが私のところに来た。

「お姉様、一緒に帰っても宜しいですか?」

藍沙ちゃんは、お散歩が待ち遠しい子犬みたいな表情で私と帰りたい事を上目遣いで見つめながらお願いをした。

「別に構わないけれども藍沙ちゃんの家は、何処なの?」

私は、藍沙ちゃんと帰っても構わないと思うのと同時に藍沙ちゃんの家の場所が気になった。

「えっ、お姉様、お姉様の親御さんに聞かされていないのですか?」

藍沙ちゃんは、きょとんと首を傾げて私との事を聞かされていないのか質問をした。

「えっ、聞かされていないよ。
どういうことなの?」

私は、間抜けな顔のままきょとんとしながらなんのことか質問をした。

「一応お姉様のお母様から手紙を預かっていますわ」

藍沙ちゃんは、鞄から一枚の封筒に入った手紙を渡してくれた。
私は、封筒の中から手紙を広げた。

「えっと……なんて書いているんだ……
『やっほ~~つぐみ、突然藍沙ちゃんの両親と私とお父さんの4人で一年間世界旅行に行くことになったのよ。
子供の藍沙ちゃんを独り暮らしさせるわけにいかないので私の家で預かる事になったわ。
つぐみ、藍沙ちゃんの面倒をちゃんと見てあげなさいよ。
追伸、旅行から帰って来た時につぐみと藍沙ちゃんの子供が増えていても構わないわよ。
早く孫の顔を見せなさいよ。
だから頑張りなさいね、つぐみ。
母より』
……て私の両親は、何を考えているのよ!」

私は、お母さんのとんでもない内容の手紙を読んであまりにもの内容だったから手紙を破こうとして寸前で踏み止まった。

「そう言うことですのでお姉様、今日からよろしくお願いいたします。
もちろん夜のお世話もさせてもらいますわ」

藍沙ちゃんは、ほんのり顔を赤らめて礼儀正しく正座すると両手を合わせて頭を下げてお辞儀をした。
そしてこれからお世話になる事と夜のお勤めもさせてもらう事を合わせてお願いをした。

「ぶっ!?
藍沙ちゃんと一緒に過ごす事は、構わないよ……
でも夜のお世話は、しなくても構わないからね!」

私は、土下座をした藍沙ちゃんの肩を触り優しく一緒に過ごしても構わない事を伝えた。
でもすぐに夜のお世話は、いらないってきっぱりと断った。

「そうですか……では、したくなったらいつでも言って下さいね。
私(わたくし)は、いつでも準備万全ですわよ!」

藍沙ちゃんは、私の断ったのを聞いて残念そうに話した。
そしてすぐに親指を立てて性的な意味でいつでも相手が出来る事を伝えた。

「いや、この先金輪際そのような事をする必要がないからね……」

私は、藍沙ちゃんのとんでも発言とこれからの藍沙ちゃんの生活を思い浮かべると大変だと思い軽くため息を吐いた。
私と藍沙ちゃんは、真っ直ぐ自分の家に向かった。
家に着くと藍沙ちゃんを今は、使われていない部屋に案内をした。

「藍沙ちゃん、誰もこの部屋を使っていないから好きに使ってもらって構わないからね。」

私は、和室の誰も使っていない部屋を藍沙ちゃんの部屋にする事を勧めた。

「あら、私(わたくし)は、お姉様と同じ部屋でも構いませんわよ」

藍沙ちゃんは、きょとんとしながら私と同じ部屋でも構わない事を伝えた。

「私の部屋は、2人で過ごすの狭すぎるよ」

私は、子供の藍沙ちゃんがゆっくりと過ごせるようにと2人で過ごすのは、狭すぎることを伝えた。

「私(わたくし)は、それでも構いませんのに……
それでは、制服を着替えたら晩御飯を作りますわね」

藍沙ちゃんは、鞄を部屋の端っこ(タンスの横)置いて着替えたら晩御飯を作ることを提案をした。

「それならば今日くらいは、私も晩御飯の準備を手伝うね」

私も晩御飯を作るのを手伝う事を提案をした。

「それでしたら晩御飯の手伝いよろしくお願いいたしますわね、お姉様」

藍沙ちゃんは、やんわりと微笑んで晩御飯の手伝いをお願いした。

「うん、晩御飯の手伝いまかされたよ」

私は、藍沙ちゃんのお願いにニッコリと笑い答えると自分の部屋に鞄を起きに行き制服を着替えて台所に向かった。

「お姉様、晩御飯は、うなぎの丼で構いませんか?」

台所に着くと藍沙ちゃんが先に台所に来ていた。

「う、うん、それは、構わないよ。
でも藍沙ちゃんのその姿は、なんなのかな?」

藍沙ちゃんは、ちゃんとエプロンをつけていた。
いや、エプロンをつけているのは、当たり前だ。

「何ってご飯を作る時に必要な最適な姿ですわよ」

藍沙ちゃんは、私が何故そんな事を聞くのか解らずにきょとんとしながら答えた。

「エプロンをつけるのは、解るよ。
でもエプロンの下に何か着ようよ!」

そう藍沙ちゃんは、裸エプロンだった。
私は、藍沙ちゃんに裸エプロンが駄目だと大声で突っ込みをいれた。

「でも裸エプロンは、新婚生活に王道なスタイルだと言われていますわよ?」

藍沙ちゃんは、何故私が怒っているのか解らずにきょとんとしながら新婚生活の普通のスタイルだと伝えた。

「いや、私と藍沙ちゃんは、結婚をしていないから結婚生活では、ないよ。
ってそうじゃなくて裸エプロンって特殊な性癖の持った奴がする事だからね。
とにかく子供の藍沙ちゃんがする事でないからね!」

私は、藍沙ちゃんの肩を触った。
そして裸エプロンは、子供の藍沙ちゃんがする事でないと説得をした。

「そうですか……お姉様は、裸エプロンでなくて何もつけていない裸の方が良いのですわね。
さすがはお姉様、鬼畜ですわね!」

藍沙ちゃんは、尊敬したような熱い眼差しで私を見つめた。
そして私が裸好き発言をした。

「いや違う!
私は、裸エプロン好きでも裸好きでもないからね!」

私は、大声を出して裸も裸エプロン好きでないことを否定した。

「そうですか……それでしたらお姉様は、下着フェチなのですわね。
解りました、恥ずかしいですがお姉様の為に黒色のスケスケのTバックを履いてみせますわ……」

藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて私を勝手に下着好きだと勘違いをした。
そして恥ずかしそうにもじもじしながらセクシー下着を履くことを約束をした。

「それも違う!
私は、下着フェチでも下着好きでもどちらでもないよ!」

私は、藍沙ちゃんが私の事を下着好きだと勘違いをしそうだったから全力で否定をした。

「えっ!?
お、お姉様たら私(わたくし)では、思いつかないような恥ずかしい格好をさせるつもりなのですわね……
解りました、恥ずかしいですがお姉様の為に頑張ってみせますわ……」

藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて両手を前で握り締めてもじもじと体をくねくねとさせた。

「それも違う!
藍沙ちゃんの中で私は、どんな人物なのよ……」

私は、藍沙ちゃんのとんでも発言を聞いて軽くため息を吐いて軽く頭を押さえた。

「とにかく洋服を着てくること!
このまま裸エプロンだったら風邪をひくでましょう!」

私は、藍沙ちゃんの方に右手の人差し指を指して洋服に着替えて来る事を命令した。

「お姉様がそこまで言うのならば解りました。
洋服に着替えてきますわね」

藍沙ちゃんは、この部屋を出ると洋服に着替えて戻って来た。

「ぶっ!?
あ、藍沙ちゃん、その姿は、なんなのかな?」

私は、藍沙ちゃんの服装を見てその姿がなんなのか質問をした。
だって黒のゴシックロリータみたいな洋服にエプロンドレスを付けていて頭には白色のカチューシャを付けていたからです。

「何ってメイドさんの洋服ですわ。
この洋服だと汚れにくくて動きやすいのですから便利なのですわよ。
お姉様もメイドの洋服を着ますか?」

藍沙ちゃんは、メイドの洋服のスカートを掴んで軽く回って私に藍沙ちゃんのメイドさんの姿を見せつけた。

「いや、メイドの洋服だなんて着ないよ!
まあ、さっきの姿よりもましだから良いけれどもさ……」

私は、さっきの裸エプロンよりもましだと思い文句を言うのを止めた。

「それでは、晩御飯を作ってしまいますわね」

藍沙ちゃんは、両腕を曲げて料理を作る意気込みを伝えた。

「それならば私も晩御飯を作るのを手伝うね」

私は、袖まくりをして料理を手伝う事を伝えた。

「ありがとうございます、お姉様。
でもやっぱりお断りします。
ご飯の用意は、お姉様の嫁である私の勤めですわ」

藍沙ちゃんは、軽く首を横に振った。
ご飯の用意は、私の嫁である自分1人で作ることを伝えた。

「いや、だから藍沙ちゃんの旦那さんでないって……
藍沙ちゃんが1人で料理を作りたいのならばお願いをしようかな?」

私は、藍沙ちゃんの旦那さんでないことを指摘をした。
藍沙ちゃんが言い始めたら聞かないのをなんとなく理解して晩御飯を1人で作るのをお願いをした。

「はい、頼まれました!」

藍沙ちゃんが私に1人でご飯を作るのを頼まれると嬉しそうにニッコリと笑った。
元気の良い声で返事を答えた。

「ご飯ができたら呼びますね。
ですから学校の宿題でもしていて下さいね」

藍沙ちゃんは、台所に立った。
晩御飯を作り終わるまでに学校の宿題を終わらせることを勧めた。

「宿題……あっ!?
あははっ……宿題ね。
う、うん、晩御飯までに宿題を終わらせておくよ。
さあ~~て宿題をしてこようかな?」

私は、宿題の事を忘れていたのを誤魔化すように大袈裟に笑ってみせた。
そして宿題をするために自分の部屋に戻った。

「お姉様、晩御飯ができましたわ!」

それから1時間後1階から藍沙ちゃんが私を呼ぶ声がした。
私は、1階に降りるとリビングに入るとテーブルに料理が並べられていた。

「わ~~美味しそうな料理だね。
藍沙ちゃんに料理を作らせてしまってごめんね」

私は、テーブルの席に座った。
そして藍沙ちゃんに料理を作らせた事を謝った。

「いえ、謝らないで下さい。
私(わたくし)は、作りたくて作っただけですわ。
今日の料理は、うなぎの丼とスッポンスープとマムシドリンクとマンドレイク(Mandrake)の漬物ですわ」

藍沙ちゃんは、軽く首を横に振り料理を作りたかっただけだと伝えた。
そして作った料理を教えてくれた。

「本当に美味しそうだね。
でもなんだか性のつく物が多い気がするのだけれども気のせいかな?」

私は、藍沙ちゃんの邪な考えを感じてじと~~と藍沙ちゃんを見つめた。

「気のせいですわ、お姉様。
うなぎの丼は、体力がついて、スッポンスープとマムシドリンクは、興奮作用があって、マンドレイクの漬物は、体がほてって発情状態になるだけですわ」

藍沙ちゃんは、料理を食べておこる副作用を素直に話してくれた。

「……藍沙ちゃん、うなぎ丼だけもらうよ」

私は、藍沙ちゃんの料理にたいする副作用を聞いて冷めた眼差しで見つめてうなぎ丼だけ食べる事を伝えた。

「えっ、そう言わず他の料理も食べて下さい。
そして次の朝まで激しく楽しみましょう!
大丈夫ですわ。
私(わたくし)も初めてですが知識やテクニックだけならば他の誰よりも負けない自信がありますわ!」

藍沙ちゃんは、息を荒くして私の顔に自分の顔を間近に近づけて朝まで寝かせない発言をした。

「か、顔が近いって。
と、とにかく落ち着こうよ、藍沙ちゃん」

私は、藍沙ちゃんの肩を触り藍沙ちゃんの気持ちを落ち着かせようとした。

「私(わたくし)は、冷静ですわよ。
ですからお姉様、私(わたくし)の初めてを貰って下さい!
そしてお姉様の初めてを私(わたくし)に下さい!」

藍沙ちゃんは、さらに息を荒くしながら私を押し倒そうとした。

「もう……いい加減にしなさい!」

私は、藍沙ちゃんに襲われそうになるとそれを阻止するために藍沙ちゃんの頭を少しだけ強く叩いた。

「ぎゃふ!?
お、お姉様、頭を叩くだなんて酷いですわよ。
私(わたくし)の頭にたんこぶができたらどうするのですか?」

藍沙ちゃんは、私に頭を叩かれると悲鳴をあげて恨めしそうに私を見つめた。

「ご、ごめんね、藍沙ちゃん。
でもこれで落ち着いたよね?」

私は、両手を合わせて藍沙ちゃんに謝った。
そして落ち着いたか質問をした。

「はい、確かに落ち着きました。
ごめんなさい、お姉様、少しだけ興奮をしていたみたいですわ。
その……こう言う事をするのは、雰囲気とか大事ですものね。
さすがにリビングでするのは、駄目ですわよね。
ですから寝る時まで我慢しますわ」

藍沙ちゃんは、素直に謝ってくれると寝る時に襲う宣言をした。

「いや、藍沙ちゃんとこれからもする予定がないからね」

私は、きっぱりと藍沙ちゃんと愛し合う予定がないことを伝えた。

「それに興奮して眠れなくなったら明日も学校があるから辛くなるよ。
だからせっかくだけれどもうなぎの丼だけで良いよ」

私は、興奮して眠れなかったら明日の学校が辛くなるからうなぎの丼だけで良いことを伝えた。

「そうですか……それならば仕方がありませんね。
残った食べ物は、後で薬の材料にでもしますわね」

藍沙ちゃんは、残念そうに話すと残った料理を薬の材料にする事を伝えた。
私は、藍沙ちゃんがとんでもない内容を話した気がしたけれどもとりあえずスルーをした。
でもこの後に藍沙ちゃんの薬を作るのを止めなかったのを後悔することになったりする。

「ごちそうさま、美味しかったよ、藍沙ちゃん。」

私は、両手を合わせてごちそうさまをすると料理のお礼を伝えた。

「いえ、お粗末様でしたわ。
お姉様、そろそろお風呂が沸きますわ。
それでその……お姉様とお風呂を一緒に入りたいのですが宜しいでしょうか……?」

藍沙ちゃんは、不安そうに上目遣いで見つめて私とお風呂に入りたい事をお願いをした。

「まあ、藍沙ちゃんとお風呂に入るのは、構わないよ。
でも変な事をしないでよ」

私は、じと~~と藍沙ちゃんを見つめて変な事をするなて伝えた。

「別に変な事は、しませんわ。
……たぶん……」

藍沙ちゃんは、軽く首を横に振り変な事をしないって約束をすると最後に私から目線を反らしてたぶんって付け加えた。

「……いまいち信用ができないんだけれども……
まあ、疑っても仕方がないか……」

私は、疑り深く藍沙ちゃんを見つめると軽くため息を吐いて今から疑ってしかたがないと思った。
私と藍沙ちゃんは、服を脱いでお風呂場に入った。

「お姉様の背中を洗いましょうか?」

藍沙ちゃんは、お風呂のお湯で体をかけると私の背中を洗う事を提案した。

「んっ……そうだね……
それならばお願いをしようかな?」

私もお風呂のお湯を体にかけると少しだけ考え込むと藍沙ちゃんに背中を洗うのをお願いをした。

「はい、お願いをされましたわ」

藍沙ちゃんは、私のお願いをされたのを満足そうに頷いてニッコリと笑った。
藍沙ちゃんは、タオルに石鹸をつけて泡立てると私の背中を洗ってくれた。

「お姉様、気持ち良いですか?」

藍沙ちゃんは、私の背中を洗いながら藍沙ちゃんに洗われることの感想を質問をした。

「んっ……気持ち良いよ、藍沙ちゃん」

私は、藍沙ちゃんに背中を洗われると気持ち良さそうに鼻歌を歌いながら気持ちが良い事を伝えた。

「それならば良かったですわ。
でもお姉様って素敵なスタイルをしていますわね
えい!」

藍沙ちゃんは、私の背中を終わると後ろから私の胸を揉んだ

「ひゃん!?んんっ……ちょっと……んっ……藍沙……ちゃん……んんっ……止めなさい……んっ……」

私は、藍沙ちゃんに胸を揉まれると体をくねくねさせて色っぽく声を出した。

「もうお姉様たら少しぐらい良いじゃないですか。
それにしてもお姉様の胸って大きく柔らかいのですわね」

藍沙ちゃんは、私を感じるように胸を揉んだ。

「んんっ……もういい加減に……んっ……しなさい…………んんんっ……」

私は、藍沙ちゃんに胸を揉まれると変な気持ちになりそうになるのを我慢をしようとした。
藍沙ちゃんは、突然胸を揉むのを止めて後ろから私に抱き着いた。

「藍沙ちゃん……?」

私は、藍沙ちゃんが大人しくなって私の後ろに抱き着いたのを見て戸惑った。
そして藍沙ちゃんの気持ちを確かめるように藍沙ちゃんの名前を呼んだ。

「お姉様、私(わたくし)の迷惑とも言える気持ちを正面からちゃんと受け止めて答えてくれてありがとうございました……
お姉様に嫌われるのでは、ないかと不安でしたわ……
でもお姉様と話をしたら想像以上の素敵な方でしたわ……
私(わたくし)を私(わたくし)として見てくれたのは、お姉様だけでしたわ……
私(わたくし)を私(わたくし)と見てくれなかったのは、誰もいませんでしたわ……
それでこそ私(わたくし)のお父様もお母様も例外でありませんでしたわ……」

藍沙ちゃんは、私の後ろの背中から抱き締めて涙を流して泣き声を我慢するように泣いた。

「藍沙ちゃん……」

私は、泣いている藍沙ちゃんにどのように声をかけたら良いのか解らずただ藍沙ちゃんを泣き止むのを待った。

「お姉様、ごめんなさい、見苦しいところをお見せしましたわ……
体を洗ってお風呂に入りましょう。
このまま外にいたら風邪をひいてしまいますわ」

藍沙ちゃんは、私を離すと恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。
照りを隠すように体を洗ってお風呂に入る事を提案をした。

「う、うん、そうだね、体を洗ってお風呂に入ろう」

私は、藍沙ちゃんの気持ちを感じて藍沙ちゃんの言葉に従う事にした。
私と藍沙ちゃんは、体を洗ってお風呂に入るとしばらくしてからお風呂場を出た。
お風呂に入っている間は、話す雰囲気でなかったか無言だった。
私は、お風呂を出ると体をバスタオルで拭いてパジャマに着替えた。

「わ~~お姉様のパジャマ姿可愛らしいですわ!」

藍沙ちゃんもお風呂を出ると体をバスタオルで拭いて寝る時に着るスケスケのピンク色のネグリジェに着替えた。
藍沙ちゃんは、私のパジャマを興奮したように目をキラキラさせながら見つめた。

「あ、ありがとう。
藍沙ちゃんもそのネグリジェ姿も可愛らしいよ」

私は、藍沙ちゃんの興奮したようすに戸惑いながら誉めてくれたお礼を伝えた。

「あ、あの……今日は、お姉様と一緒に寝ても宜しいですか……?」

藍沙ちゃんは、私に拒絶されるのが怖いかのように控え目に上目遣いで私を見つめた。
私と眠りたい事をお願いをした。

「う……まあ、今日くらいは、藍沙ちゃんと寝ても良いよ」

私は、藍沙ちゃんのいつもと違う藍沙ちゃんの様子にドキドキさせた。
そして自分のほっぺたを触りながら藍沙ちゃんと寝ても良い事を伝えた。

「本当ですか!?
ありがとうございます、お姉様!」

藍沙ちゃんは、私の藍沙ちゃんと一緒に寝ても良いと言う言葉を聞いて嬉しそうにぱ~~と明るい笑顔で私を見つめた。
私は、藍沙ちゃんの笑顔に胸がどきってときめいた。
私と藍沙ちゃんは、私の部屋に向かった。
私は、ベッドの上に座った。

「そう言えば今は、家でお姉様と2人っきりなのですわね……」

藍沙ちゃんは、私の部屋に入った扉の前で呟いた。

「藍沙ちゃん、どうしたの?」

私は、藍沙ちゃんが部屋の入り口の前で立ち止まったのを見て不思議そうに首を傾げた。

「お~~ねえ~~さま~~!」

藍沙ちゃんは、ネグリジェと下着を一瞬で抜いて私の方にジャンプ(ルパンダイ◯)をした。

「うわ~~!?
ま、待って、藍沙ちゃん!」

私は、藍沙ちゃんに押し倒させると慌てて藍沙ちゃんを止めようとした。

「待ちませんわ、お姉様!
今日は、明日の朝までねっとりしっとりと楽しみましょう!」

藍沙ちゃんは、私のパジャマを脱がそうとした。

「よ、よいこだから~~ねむろうよ~~」

私は、藍沙ちゃんの体を撫でながら赤ちゃんが眠る時に歌う子守唄を歌った。

「お姉様、私(わたくし)は、赤ちゃんでは、ありません。
ですからそんな事で眠れ……す~~す~~」

藍沙ちゃんは、私の子守唄を聞いて手のひらの温もりも感じてすぐに眠った。

「ほっ……寝てくれたか……
でも子守唄で眠るだなんて藍沙ちゃんは、やっぱり子供なんだね」

私は、藍沙ちゃんに下着とネグリジュを着せるとベッドに寝かせた。

「こうしてみてると普通の可愛らしい子供なのにね……」

私もベッドの中に入り私と藍沙ちゃんの体に布団をかけた。
ふと藍沙ちゃんとのお風呂の悩んでいる時のできごとを思い出した。
普段は、ハチャメチャな藍沙ちゃんがあんなにも大きな悩み事があるだなんて知らなかった。
私は、藍沙ちゃんの事を何にも知らないで理解していないと思い知らされた。
あんなにも小さな子供の藍沙ちゃんがどれだけ苦しんできたのか考えると何もできない自分が情けなくなり胸が苦しくなった。
私は、藍沙ちゃんの為に何ができるか解らない。
でも藍沙ちゃんの苦しみが少しでも和らぐのならばこの先も藍沙ちゃんの側にいようと思う。
私は、藍沙ちゃんの少しでも苦しみが減るのならばと藍沙ちゃんの体を抱き締めて目を瞑り眠った。

~つづく~

  • No.206 by 乃木坂桜  2019-11-24 21:16:13 

次は、中学生百合のすれ違う思いの三話の小説を作りますね。

  • No.207 by 乃木坂桜  2019-12-16 18:09:17 

これは中学生の百合小説です。

~すれ違う思い~

~第3話~

紳ちゃんと桜ちゃんを傷つけて一週間がたった。
私と紳ちゃんと桜ちゃんは、あの出来事をきっかけに互いを避けるようになっていた。
私は、このままで良くないと思っていた。
でも私のせいで紳ちゃん達をバラバラにした責任の息苦しさと罪意識からどうしたら良いのか解らなくて一人で泣いてしまう日々が続いた。
私は、無意識に子供の時に良く遊んだ桜の木のある公園に来ていた。

「あっ……桜の花がもう咲いていたんだね。
桜が綺麗だな……
良くこの公園で紳ちゃんと桜ちゃんとで遊んだよね……
うぅ……ごめんね、紳ちゃん、桜ちゃん……」

私は、紳ちゃんや桜ちゃんの事を考えると傷つけた事を思い出して悲しくなり両手を顔で隠して涙を流して泣いた。

「あれ、乃愛ちゃん、ではないか。
こんなところでどうしたんだい?」

声をした方を向くと学校の保険の先生の蝶(ちよ)ちゃんが立っていた。

「ち、蝶(ちよ)ちゃん……」

私は、蝶ちゃんにこの前させた事を思い出して体をびくって強ばらせた。

「そんな警戒しなくても構いませんよ。
弱っている子に何かするほど落ちぶれているつもりは、ありませんからね。
その様子では、紳ちゃん達と何か合ったみたいだね。
僕で良かったら相談ぐらいだったらのるよ」

蝶ちゃんは、苦笑いを浮かべて私に何かするつもりがない事を伝えた。
そして私の悩みの相談をすると提案をした。

「その……実は、桜ちゃんと紳ちゃんの恋を応援をしようとしたの。
でも土壇場、桜ちゃんと紳ちゃんの恋の応援ができなくなって邪魔をしてしまったの……
私って勝手ですよね……」

私は、蝶ちゃんに紳ちゃん達の事を相談をして。
そしてまた自分の勝手な事をした情けなさに両手で顔を隠して泣いてしまった。

「そうだね……勝手なのは、別に良いことでないだろうか?
特に恋愛の事にたいしてはね。
それに人は、1人なんだから好きな事をしとかないとあとで後悔をすることになるよ」

蝶ちゃんは、冷めた眼差しで私を見つめて好き勝手な事をしろって私に勧めた。

「そんな……好き勝手なんかできないよ……」

私は、蝶(ちよ)ちゃんの答えがあまりにも自分勝手でどう答えたら良いのか解らなくて辛そうに俯いた。

「ごめんね、乃愛ちゃん。
少しだけ意地悪な答えだったね。
何が本当に大事なのか解ったらおのずと答えが解るはずたよ。
乃愛ちゃんにとって何が一番大事なのだい?
親友とは、どうあるべきだと思うかい?
心の奥底の気持ちを隠して本当の親友と言えると思うかい?
僕だったら気持ちのうわべだけの嘘で固めた関係なんか嫌だけれどね。
そう……そんなのもう懲りごりだよ……」

蝶ちゃんは、私の心を見通すようにじっと見つめた。
そして本心を言えないのは、親友と言えないって意見を言った。
そして恐ろしいほど冷徹な怒った表情をした。
うわべだけな付き合いは、許さないって呟いた。
でもすぐにいつも通りの笑顔に戻った。

「私がどうあるべきか……」

私は、蝶ちゃんの心を見通すような眼差しを見て戸惑った。
すぐに私が蝶ちゃんと桜ちゃんに何ができるのか考えた。

「まあ、そんなに考え込むことでないよ。
物事は、意外と簡単で単純なことなのだからね。
答えは、もう乃愛ちゃんの心の奥底に出ていると思うよ
さてそろそろ僕は、行かせてもらうよ。
この後に人と会う約束をしていてね」

蝶ちゃんは、右手をひらひらと振って私から離れて行こうとした。

「ま、待って、蝶ちゃん!
蝶ちゃんは、やっぱり蝶ちゃんだったよ。
私のお姉ちゃんみたいな大切な存在だよ。
紳ちゃんがどう言おうとそれは、変わらないよ。
それからね、ありがとう、蝶ちゃん!」

私は、蝶ちゃんを呼び止めた。
そして蝶ちゃんに感謝の気持ちを伝えるように満面な笑みを浮かべた。

「お姉ちゃんね……」

蝶ちゃんは、私の言葉を聞いて困ったように苦笑いを浮かべた。
そして私の気持ちに答えるかのように軽く右手を振ってから去っていった。

確かに私は、紳ちゃんに対する気持ちを桜ちゃんにも紳ちゃんにも隠している。
その思いを伝えたら今までの関係が壊れてしまうかもしれないってのも解っていたからだ。
でもこのままで良くないってのも解っていた。
蝶ちゃんのアドバイスを聞いても思いをうちかけようとする覚悟ができなかった。
結局、紳ちゃんと桜ちゃんと話ができないでいた。
それから三日後中学校の休み時間の廊下で蝶ちゃんに話し掛けられた。

「やあ、乃愛ちゃん、あの後になんか進展は、あったのかい?」

蝶ちゃんは、軽く右手をあげて私に挨拶をすると何か進展が合ったのか質問をした。

「蝶ちゃん……うんん、何も進展は、ないよ。
私が臆病なのがいけないんだと解っているの……
蝶ちゃんがせっかくアドバイスをしてくれたのにごめんね……」

私は、蝶ちゃんのせっかくのアドバイスが無駄になった事を謝った。

「そんな事は、もう良いんだよ。
それで大切な話があるから今日の放課後に会ってくれないかい?」

蝶ちゃんは、軽く首を横に振り何も気にしていない事を述べた。
放課後に会いたいって提案をしてきた。

「えっ……?
放課後に会う約束をするの?
別に構わないけれども今言えない事なの?」

私は、蝶ちゃんのあまりにも真剣な表現に戸惑い今言えないことなのか質問をした。

「今は、言えないことだよ。
先生としてではなくて個人的な用事になるからね」

蝶ちゃんには、珍しく自分のほっぺたを触り顔を赤らめて照れながら話した。

「そうなんだね。
何処で待ち合わせをしたら良いの?」

私は、蝶ちゃんの照れた様子に不思議そうに首を傾げて待ち合わせ場所を質問をした。

「そうだね……
では、この前にばったり会った公園とかどうかね?
待ち時間は、そうだね……僕も忙しい身でね。
時間をあんまりとれなくて悪いが夕方の6時とかは、どうだろうか?」

蝶(ちよ)ちゃんは、少しだけ考え込みながら会う約束の時間と日にちを提案をされた。

「うん、その時間と場所ならば大丈夫だよ」

私は、大きく頷いてその時間と場所で大丈夫なことを伝えた。
私は、蝶ちゃんとの約束場所が紳ちゃんと桜ちゃんとの思い出の場所なことに不思議と何かがおきる予感がしていた。

「僕の提案を聞いてくれてありがとうね。
それでは、また放課後に会おう」

蝶ちゃんは、私の頭を乱暴にでも優しさを感じる撫でる方をした。
そして右手を軽く振って去って行った。

「うん、またね、蝶ちゃん」

私も去って行く蝶ちゃんを右手を振り見送った。
私は、その日の放課後に待ち時間と場所に向かった。

「まだ蝶ちゃんは、来ていないみたいだね。
でも話ってなんなのかな?」

私は、公園のベンチに座り公園の中を見渡した。
ふとこの公園で子供の時に紳ちゃんと桜ちゃんと遊んでいた楽しい思い出を思い出して心が温かくなった。
でもすぐに紳ちゃん達と仲が悪くなっているのを思い出して涙をうるわせて泣きたくなった。

「待たせたみたいですまなかったね」

私は、声がした方を振り向くと蝶ちゃんが立っていた。

「うんん、大丈夫だよ。
私も今来たところだからね」

私は、蝶ちゃんに泣きそうになっているのが気付かれるのが嫌で慌てて両手で涙を拭いて泣いていた事を誤魔化した。
そしてベンチから立ち上がり蝶ちゃんに近づいた。

「それで蝶ちゃん話ってなんなの?」

私は、蝶ちゃんの話がなんなのか解らずにきょとんとしながら蝶ちゃんの話を質問をした。

「その前に質問をするけれども紳ちゃんとは、仲直りができたのかな?」

蝶ちゃんは、真剣な表情で私を見つめながら紳ちゃんとの事を質問をした。

「えっ……?
うんん、仲直りは、できてないよ……」

私は、蝶ちゃんに紳ちゃんとのことを言われると紳ちゃんと喧嘩している事を思い出してつらそうに俯いた。

「やっぱりそうだったんだね……
乃愛ちゃん、綾倉(紳ちゃん)ちゃんのことなんか忘れて僕と付き合ってみないかい?
僕ならば乃愛ちゃんを悲しませる事はしないよ」

蝶ちゃんは、真剣な表情で私を見つめて私を見つめて私と付き合いたいって告白をした。

「えっ、ち、蝶ちゃん!?」

私は、蝶ちゃんに告白をされるとびっくりをして大声を出した。

「さてと、綾倉さん、いるんだよね。
出てきてくれないだろうか?」

蝶ちゃんは、公園の大きな桜の方を向いて紳ちゃんの名前を呼んだ。
紳ちゃんは、大きな桜の木の後ろからゆっくりと出てきて私達に近づいてきた。

「えっ……紳ちゃん…?
何でいるの……?」

私は、いきなり現せた紳ちゃんに驚いて戸惑いながら何でいるのか質問をした。

「乃愛、先生に気をつけろって言ったよな……
この前も危ない目に合ったばかりだろ。
それなのに二人で会うだなんてどうかしているぞ……」

紳ちゃんは、怖い顔で私に近づいてきて油断しすぎだと注意した。

「そ、それは……ごめんなさい……」

私は、また紳ちゃんに迷惑をかけて怒らせたと思い下を俯いて涙を流した。

「……乃愛ちゃんを責めるのは、間違いだと思うな。
綾倉さんは、嫉妬しているだけだよね。
僕が乃愛ちゃんに告白をしているのを聞いていたんだろ。
乃愛ちゃんが僕に取られると思ったんだよね。
この前の時も今回の時もね。
随分勝手だと思うけれどね。
乃愛ちゃんは、綾倉さんの所有物でないんだよ。
乃愛ちゃんを大切にできないんだったら僕が乃愛ちゃんを貰うよ。
良いよね?」

蝶ちゃんは、私と紳ちゃんの間に立って殺気を放ち怒ったように紳ちゃんを睨んだ。

「先生なんかに乃愛は、やらないよ!
これまでずっと乃愛を見て大切に思って大切にしてきたんだぞ!
後から出てきた奴に乃愛を渡さないよ!」

紳ちゃんは、睨むように蝶ちゃんを見つて蝶ちゃんに近づいた。

「その言葉だけでは、足りないね。
大切な事は、言っていないよ。
つまり乃愛ちゃんのことをどう思っているんだい?
綾倉さんが自分の気持ちを伝えないで誤魔化すような人が何を言っても意味がないことだと思うよ
それとも乃愛ちゃんに自分の気持ちを伝える勇気がないのかい?
それでよく乃愛ちゃんのことを大切にしているって言えるね。
そのことで乃愛ちゃんを苦しめてきたと言うのにね」

蝶ちゃんも紳ちゃんを真剣な表情で睨むように見つめた。

「そんなの乃愛の事を好きに決まっているだろ!
乃愛の事を愛しているんだからな!
乃愛が桜の恋を応援をして私に桜の気持ちを手伝ったのは、むかついたよ。
だって私が乃愛の事を好きなのに勝手に私と桜が恋人になるように手伝ってどれだけいらついたと思うんだよ!
私は、乃愛を誰にも渡さないからな!」

紳ちゃんは、蝶ちゃんの挑発の言葉に自分の気持ちをぶつけるように大声を出した。

「綾倉さんの気持ちは、解ったよ。
でも大切な事は、乃愛ちゃんの気持ちだよ。
乃愛ちゃんがどう思っているからだよ」

蝶ちゃんは、私の気持ちが大事だと紳ちゃんに伝えた。
紳ちゃんと蝶ちゃんは、私の方を向いた。
私は、自然と涙がボロボロと流していた。

「乃、乃愛!?
ご、ごめん、嫌だったよな……
あれだけ乃愛に酷い言葉を浴びせたんだから当たり前だよな……」

紳ちゃんは、私の泣き顔を見て慌てたようにおろおろとしてすまなそうに話した。

「うんん、違うの、紳ちゃん……
紳ちゃんの気持ちが嬉しくて……
私は、いつも紳ちゃんに迷惑をかけてばかりだったから嫌われていると思っていたから……
私も紳ちゃんのことが好きだったから……
紳ちゃんに嫌われたと思ったもの……
この思いが叶わないって思っていたから嬉しくて……」

私は、紳ちゃんの思いが嬉しくて両手で涙を流してボロボロと泣いた。

「ごめんな、乃愛……
乃愛を護ると思っていたのに気づいたら乃愛を傷つけて悲しませて……
これからは乃愛を悲しませないように乃愛を大切にするからね……」

紳ちゃんは、泣いている私を優しく抱き締めて背中を擦り私を慰めてくれた。

「うんん、私は、紳ちゃんが側にいてくれるだけ幸せだよ……
紳ちゃんに愛してもらってそれ以上の事を望んだら罰が当たるよ……」

私は、軽く首を横に振って両手で涙を拭いた。
そして紳ちゃんの気持ちが嬉しくて照れ笑いを浮かべるようにニッコリと笑った。

「その……ごめんなさい、私は、蝶ちゃんの気持ちに答えられないの……
私は、紳ちゃんのことが昔から好きだったから……
でも蝶ちゃんの気持ちは、嬉しかったよ。
ありがとうね、蝶ちゃん」

私と紳ちゃんは、しばらく抱き締めて互いを見つめるとどちらともなく離れた。
私は、蝶ちゃんの方を向いて蝶ちゃんの思いに傷つけたと思い謝った。
そして蝶ちゃんの気持ちのお礼をニッコリと笑いながら伝えた。

「ふっ……謝る必要は、ないよ。
僕は、女の子の幸せな顔が見るのが好きだからね。
だから乃愛ちゃんの幸せな顔が見れただけで満足だよ」

蝶ちゃんは、薄く微笑んで私の幸せならばそれで構わない事を伝えた。

「もしかして蝶ちゃんは、こうなるのを解っていてわざとこんな事をしてくれたの?」

私は、蝶ちゃんの今までの行動が紳ちゃんと私の仲直りをする手伝いをするためにわざと憎まれ役をしてくれたのでないかと思い質問をした。

「それは、買い被りすぎだよ。
僕は、本気で乃愛ちゃんを奪い取るつもりで綾倉さんにぶつかったんだよ。
綾倉さんが乃愛ちゃんに不釣り合いならば無理矢理に乃愛ちゃんを奪い取ろうと思っていたのに残念だね」

蝶ちゃんは、私と紳ちゃんが上手くいったのをわざとらしく残念そうに話した。

「その……桜ちゃんにも悪い事をしたよ……
桜ちゃんが紳ちゃんの事を好きだと解っていたのに桜ちゃんを裏切るような事をしてしまったよ……」

私は、桜ちゃんの恋を応援をすると心に決めていたのに桜ちゃんの思いを裏切るような酷い事をしてしまった事に悪いと思いをつらそうに俯いた。

「そんな事は、ありません、乃愛ちゃん。
私は、乃愛ちゃんのことが大切に思っているのですよ。
乃愛ちゃんも紳ちゃんも大切に思っているのです。
そんな二人が付き合うのを祝ないわけがありませんわ。
私は、乃愛ちゃんの気持ちを解っていたのにずるい事をしてしまったと解っているもの……
これからも私の友達にいてくれませんか?」

声をした方を向くと桜ちゃんが立っていた。
桜ちゃんは、ゆっくりと私達に近づきながらすまなそうに話した。

「うぅ……桜ちゃん……私の方こそ桜ちゃんと友達でいさせてください……」

私は、桜ちゃんの気持ちが嬉しくて涙を流して涙を両手で拭きながら述べた。

「ありがとうございます、乃愛ちゃん。
もう乃愛ちゃんたら泣き虫なんだから……」

桜ちゃんは、私を抱き締めて私の背中を擦って慰めてくれた。
私は、桜ちゃんの気持ちが嬉しくて涙がかれるまで泣いた。
涙が止まると私と桜ちゃんは、どちらともなく離れた。

「先生にも感謝しないといけません。
先生に紳ちゃんと乃愛ちゃんの事を相談をして色々としてくれたのですよ。
先生を当て馬みたいにしてしまいましたもの……
ところで先生は、どこにいるのですか?」

桜ちゃんは、蝶ちゃんがしてくれていた事を教えてくれた。
桜ちゃんが蝶ちゃんにお礼を言おうとして蝶ちゃんを探した。
私も蝶ちゃんに改めてお礼を言いたくて探して回りを見渡した。
でも何処にも蝶ちゃんの姿が見えなかった。

「蝶ちゃん……
本当にありがとう……」

私は、姿が見えない蝶ちゃんに改めて心のそこからお礼を伝えた。

「やっぱり私は、先生を探しに行きます。
たぶんまだ近くにいると思いますわ」

桜ちゃんは、鞄を持って蝶ちゃんを探しに行く事を伝えた。

「それならば私も蝶ちゃんを探しに行くよ」

私も慌てて鞄を持つと桜ちゃんに近づいた。

「それは、駄目です、乃愛ちゃん。
紳ちゃんともっと話さないといけないことがあるでしょう。
紳ちゃんと乃愛ちゃんには、もっと幸せになってもらわないと困ります。
良いですね。
これは、乃愛ちゃんと紳ちゃんにとって重要事項ですよ!」

桜ちゃんは、腰に右手を当てて左手の人差し指を私と紳ちゃんをそれぞれ指した。
そして先生が生徒を叱るように私と紳ちゃんに幸せになってほしいことを命令をした。

「は、はい、解りました!」

私は、軍隊のように直立に立って解ったって返事をした。

「ほら、紳ちゃんも返事をする!
解ったの?
それとも解らなかったの?」

桜ちゃんとも思えないほどのどす黒いオーラを纏い紳ちゃんに近づいた。
そして解ったのか返事をする事を命令をした。

「は、はい、解りました!」

紳ちゃんは、あまりにもの桜ちゃんの怖さに直立して大きな声で返事をした。

「はい、よろしいです。
では、先生の事は、私にまかせてください。
それでは、乃愛ちゃん、紳ちゃん、さようなら。
先生との事は、後で教えますね」

桜ちゃんは、軽く右手を振って優しく微笑んで去って行こうとした。

「うん、またね、桜ちゃん。
蝶ちゃんの事は、お願いね」

私も右手を振って桜ちゃんの挨拶を答えた。
紳ちゃんは、無言で桜ちゃんの方に右手を振って別れの挨拶に答えた。

「ねえ、紳ちゃん、もし良かったら私の部屋に来てよ。
その……色々と話したいの……」

私は、このまま紳ちゃんと別れたらまた紳ちゃんと仲が悪くなるのを恐れた。
だから紳ちゃんを怒らせないように控え目に紳ちゃんを自分の部屋に来るのを誘ってみた。

「乃愛の部屋にか……?
乃愛の部屋に行っても構わないよ」

紳ちゃんは、怒ったように黙りこんだような表情で紳ちゃんが一回私の部屋に本当に行くのか質問をした。
私は、伸ちゃんを怒らせたのでないかと思い一瞬体をビクッとした。
でもすぐにぶっきらぼうに私の部屋に行っても構わない事を伝えた。

「ありがとう、伸ちゃん。
それならばさっそく私の部屋に行こう」

私は、伸ちゃんが私の部屋に来てくれるのを了承してくれたのを聞いて安心したように微笑んだ。
伸ちゃんが私の部屋に来ることに緊張してしまい体の動きが不自然になり私の部屋に向かって歩き始めた。
伸ちゃんも私の後を追い掛けるように私の部屋に向かって歩き始めた。
私の家に着くまで私と紳ちゃんは、互いに緊張したように黙り込んでいた。
私は、自分の家の扉を開けようとしたけれども鍵が締まっていた。
私は、鞄から鍵を出して玄関の鍵を開けて家の中に入った。
親が出掛けた後みたいで玄関に親の靴がなかった。

「その……紳ちゃん、遠慮なく家にあがってよ」

私は、伸ちゃんと家で2人きりっと思うと緊張したようにガチガチになった。
そして不自然のようなこわばった表情で紳ちゃんを家の中に招き入れようとした。

「あ、ああ、乃愛、お邪魔するよ……」

紳ちゃんも緊張したように不自然な笑みを浮かべて私の家の中に入った。

「し、紳ちゃん、私の部屋に先に行っていてよ。
私は、飲み物をとって来るね」

私は、紳ちゃんと家で2人っきりなのが緊張をしてぎこちなくして私の部屋に先に行っていることをお願いをした。

「あ、ああ、解ったよ……」

紳ちゃんも私の部屋に入るのが緊張したようにぎこちなく返事をして私の部屋に向かった。
私は、紳ちゃんが階段をあがって行くのを見送ると飲み物を取りに台所へ向かった。
冷蔵庫から麦茶を出すと二つのコップに麦茶を入れて麦茶をもって自分の部屋に向かった。

「お、お待たせ、紳ちゃん……
飲み物は、麦茶で良かったよね」

私は、麦茶を自分の部屋に入った。

「あ、ああ、構わないよ」

紳ちゃんは、棚にある桜ちゃんと紳ちゃんと私の三人で幼稚園の卒園式の時に校門で取った写真立てを手に取って見ていた。
私が入ってきたのを見て写真立てを元の棚に直してテーブルの前に座った。
私は、紳ちゃんの前と少しだけ離してテーブルの上に麦茶を二つ置いた。
私は、紳ちゃんの横に座ると互いに何を話したら良いのか解らずに無言のままにしばらく時間が過ぎて行った。

「ねえ、紳ちゃん、私の事を好きって本当なの……?」

私は、紳ちゃんに告白をされたのが夢のように思えた。
だから不安そうに目をうるわせて私が好きなのか紳ちゃんに確認をした。

「そんなの何回も聞くなよ……」

紳ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて私から視線を反らした。

「言ってくれないと解らないよ……
あんなことがあった後だから不安なんだよ、紳ちゃん……」

私は、泣きそうに目にたくさんの涙をためてうるうるとさせて悲しそうにした。

「私は、乃愛を護るって決めたのにいつも悲しませてばかりだよな……
私は、乃愛のことを世界の誰よりも一番愛しているよ。
それでこそ乃愛を独占したいくらいにね……」

紳ちゃんは、私を優しく抱き締めて耳元で愛を囁いた。
そして私の唇に紳ちゃんの自分の唇を近づけてきて私とキスをしようとした。

「んっ……」

私も紳ちゃんの唇に自分の唇を近づけて軽くキスをした。

「えへへ~~紳ちゃんと恋人同士になれるだなんで夢のようだな……」

私は、紳ちゃんとキスをしてあらためて紳ちゃんと恋人同士になれたって実感ができた。
私は、それが嬉しくてほんのり顔を赤らめて嬉しそうに照れ笑いを浮かべた。

「乃愛、傷つけてごめんな……
私は、乃愛を護るって決めていたのに……
乃愛が私の気持ちを理解してくれないのが悔しくて……
先生の指摘通りに私は、嫉妬しているだけだったんだよ。
いざっとなったら子供のガキみたいにむきになってさ。
中学生にもなってみっともないだろ……」

紳ちゃんは、自分の大人げない態度をとったことが悔しくてつらそうに自分の両手を握り締めた。

「うんん、紳ちゃんは、全然みっともなくないよ。
紳ちゃんの気持ちに気づけなかった私が悪かったんだから……」

私は、軽く首を横に振り紳ちゃんの両手を握り締めてみっともなく事を伝えた。

「いいや、私が悪いんだよ」

紳ちゃんは、私に両手を握り締められたままじっと私を見つめ返して軽く首を横に振り自分が悪い事を伝えた。

「うんん、私が悪いの!」

私は、紳ちゃんが悪くないって思っていたからわからずやの紳ちゃんに張り合うように少しだけ大声を出した。

「いいや、私が悪いんだよ!」

紳ちゃんも私が悪いと思っていなかったから少しだけ大声を出して反論した。

「紳ちゃんのわからずや!」

私は、紳ちゃんを少しだけ睨むように見つめた。

「乃愛こそわからずやだろ!」

紳ちゃんも私を少しだけ睨むように見つめた。
私と紳ちゃんは、しばらく互いを睨み合った。

「クスクスクス~~ッ」

私は、こんなしょうもないことで怒っているのがおかしくなり口元を押さえて笑った。

「あははは~~っ」

紳ちゃんもなんでこんなしょうもないことで怒っているのかって馬鹿らしくなりお腹を押さえて笑った。

「なんだかこんなにも悩んでいたのが馬鹿らしくなったな」

私は、笑い泣きをしていた目に溜まっていた涙を右手で拭いた。

「本当だな……
私もいったい何をこんなにも悩んでいたのか馬鹿らしくなったよ……」

紳ちゃんも笑い泣きをしていた涙を右手で拭いた。

「ねえ、紳ちゃん、またキスがしたいなぁ~~」

私は、目をうるわせて上目遣いで紳ちゃんを見つめてキスをしてほしいことをお願いをした。

「もう乃愛は、甘えん坊だな……」

紳ちゃんは、私のお願いを聞いて仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
紳ちゃんが私の肩を掴んでゆっくりと私の唇に紳ちゃんの唇を近づけてきた。
私は、目を瞑り紳ちゃんとキスをした。
私は、紳ちゃんの唇の感触を感じながらこんなにも幸せで良いのかって不安を感じていたりする。
でも紳ちゃんの優しい眼差しを見ると不安な気持ちがなくなるのが感じた。
だって愛する紳ちゃんとこの先も一緒だから2人だと何も怖くないって思うからです。

~終わり~



  • No.208 by 乃木坂桜  2019-12-16 18:11:17 

すれ違う思いの最終話ができましたら投稿しておきますね。
宜しかったら読んでください。

  • No.209 by 乃木坂桜  2019-12-17 16:47:34 

すいません、久しぶりにこの小説を書いたから紳ちゃんの台詞が男の子ぽすぎましたから修正しました。
ごめんなさい……

これは中学生の百合小説です。

~すれ違う思い~

~第3話~

紳ちゃんと桜ちゃんを傷つけて一週間がたった。
私と紳ちゃんと桜ちゃんは、あの出来事をきっかけに互いを避けるようになっていた。
私は、このままで良くないと思っていた。
でも私のせいで紳ちゃん達をバラバラにした責任の息苦しさと罪意識からどうしたら良いのか解らなくて一人で泣いてしまう日々が続いた。
私は、無意識に子供の時に良く遊んだ桜の木のある公園に来ていた。

「あっ……桜の花がもう咲いていたんだね。
桜が綺麗だな……
良くこの公園で紳ちゃんと桜ちゃんとで遊んだよね……
うぅ……ごめんね、紳ちゃん、桜ちゃん……」

私は、紳ちゃんや桜ちゃんの事を考えると傷つけた事を思い出して悲しくなり両手を顔で隠して涙を流して泣いた。

「あれ、乃愛ちゃん、ではないか。
こんなところでどうしたんだい?」

声をした方を向くと学校の保険の先生の蝶(ちよ)ちゃんが立っていた。

「ち、蝶(ちよ)ちゃん……」

私は、蝶ちゃんにこの前させた事を思い出して体をびくって強ばらせた。

「そんな警戒しなくても構いませんよ。
弱っている子に何かするほど落ちぶれているつもりは、ありませんからね。
その様子では、紳ちゃん達と何か合ったみたいだね。
僕で良かったら相談ぐらいだったらのるよ」

蝶ちゃんは、苦笑いを浮かべて私に何かするつもりがない事を伝えた。
そして私の悩みの相談をすると提案をした。

「その……実は、桜ちゃんと紳ちゃんの恋を応援をしようとしたの。
でも土壇場、桜ちゃんと紳ちゃんの恋の応援ができなくなって邪魔をしてしまったの……
私って勝手ですよね……」

私は、蝶ちゃんに紳ちゃん達の事を相談をして。
そしてまた自分の勝手な事をした情けなさに両手で顔を隠して泣いてしまった。

「そうだね……勝手なのは、別に良いことでないだろうか?
特に恋愛の事にたいしてはね。
それに人は、1人なんだから好きな事をしとかないとあとで後悔をすることになるよ」

蝶ちゃんは、冷めた眼差しで私を見つめて好き勝手な事をしろって私に勧めた。

「そんな……好き勝手なんかできないよ……」

私は、蝶(ちよ)ちゃんの答えがあまりにも自分勝手でどう答えたら良いのか解らなくて辛そうに俯いた。

「ごめんね、乃愛ちゃん。
少しだけ意地悪な答えだったね。
何が本当に大事なのか解ったらおのずと答えが解るはずたよ。
乃愛ちゃんにとって何が一番大事なのだい?
親友とは、どうあるべきだと思うかい?
心の奥底の気持ちを隠して本当の親友と言えると思うかい?
僕だったら気持ちのうわべだけの嘘で固めた関係なんか嫌だけれどね。
そう……そんなのもう懲りごりだよ……」

蝶ちゃんは、私の心を見通すようにじっと見つめた。
そして本心を言えないのは、親友と言えないって意見を言った。
そして恐ろしいほど冷徹な怒った表情をした。
うわべだけな付き合いは、許さないって呟いた。
でもすぐにいつも通りの笑顔に戻った。

「私がどうあるべきか……」

私は、蝶ちゃんの心を見通すような眼差しを見て戸惑った。
すぐに私が蝶ちゃんと桜ちゃんに何ができるのか考えた。

「まあ、そんなに考え込むことでないよ。
物事は、意外と簡単で単純なことなのだからね。
答えは、もう乃愛ちゃんの心の奥底に出ていると思うよ
さてそろそろ僕は、行かせてもらうよ。
この後に人と会う約束をしていてね」

蝶ちゃんは、右手をひらひらと振って私から離れて行こうとした。

「ま、待って、蝶ちゃん!
蝶ちゃんは、やっぱり蝶ちゃんだったよ。
私のお姉ちゃんみたいな大切な存在だよ。
紳ちゃんがどう言おうとそれは、変わらないよ。
それからね、ありがとう、蝶ちゃん!」

私は、蝶ちゃんを呼び止めた。
そして蝶ちゃんに感謝の気持ちを伝えるように満面な笑みを浮かべた。

「お姉ちゃんね……」

蝶ちゃんは、私の言葉を聞いて困ったように苦笑いを浮かべた。
そして私の気持ちに答えるかのように軽く右手を振ってから去っていった。

確かに私は、紳ちゃんに対する気持ちを桜ちゃんにも紳ちゃんにも隠している。
その思いを伝えたら今までの関係が壊れてしまうかもしれないってのも解っていたからだ。
でもこのままで良くないってのも解っていた。
蝶ちゃんのアドバイスを聞いても思いをうちかけようとする覚悟ができなかった。
結局、紳ちゃんと桜ちゃんと話ができないでいた。
それから三日後中学校の休み時間の廊下で蝶ちゃんに話し掛けられた。

「やあ、乃愛ちゃん、あの後になんか進展は、あったのかい?」

蝶ちゃんは、軽く右手をあげて私に挨拶をすると何か進展が合ったのか質問をした。

「蝶ちゃん……うんん、何も進展は、ないよ。
私が臆病なのがいけないんだと解っているの……
蝶ちゃんがせっかくアドバイスをしてくれたのにごめんね……」

私は、蝶ちゃんのせっかくのアドバイスが無駄になった事を謝った。

「そんな事は、もう良いんだよ。
それで大切な話があるから今日の放課後に会ってくれないかい?」

蝶ちゃんは、軽く首を横に振り何も気にしていない事を述べた。
放課後に会いたいって提案をしてきた。

「えっ……?
放課後に会う約束をするの?
別に構わないけれども今言えない事なの?」

私は、蝶ちゃんのあまりにも真剣な表現に戸惑い今言えないことなのか質問をした。

「今は、言えないことだよ。
先生としてではなくて個人的な用事になるからね」

蝶ちゃんには、珍しく自分のほっぺたを触り顔を赤らめて照れながら話した。

「そうなんだね。
何処で待ち合わせをしたら良いの?」

私は、蝶ちゃんの照れた様子に不思議そうに首を傾げて待ち合わせ場所を質問をした。

「そうだね……
では、この前にばったり会った公園とかどうかね?
待ち時間は、そうだね……僕も忙しい身でね。
時間をあんまりとれなくて悪いが夕方の6時とかは、どうだろうか?」

蝶(ちよ)ちゃんは、少しだけ考え込みながら会う約束の時間と日にちを提案をされた。

「うん、その時間と場所ならば大丈夫だよ」

私は、大きく頷いてその時間と場所で大丈夫なことを伝えた。
私は、蝶ちゃんとの約束場所が紳ちゃんと桜ちゃんとの思い出の場所なことに不思議と何かがおきる予感がしていた。

「僕の提案を聞いてくれてありがとうね。
それでは、また放課後に会おう」

蝶ちゃんは、私の頭を乱暴にでも優しさを感じる撫でる方をした。
そして右手を軽く振って去って行った。

「うん、またね、蝶ちゃん」

私も去って行く蝶ちゃんを右手を振り見送った。
私は、その日の放課後に待ち時間と場所に向かった。

「まだ蝶ちゃんは、来ていないみたいだね。
でも話ってなんなのかな?」

私は、公園のベンチに座り公園の中を見渡した。
ふとこの公園で子供の時に紳ちゃんと桜ちゃんと遊んでいた楽しい思い出を思い出して心が温かくなった。
でもすぐに紳ちゃん達と仲が悪くなっているのを思い出して涙をうるわせて泣きたくなった。

「待たせたみたいですまなかったね」

私は、声がした方を振り向くと蝶ちゃんが立っていた。

「うんん、大丈夫だよ。
私も今来たところだからね」

私は、蝶ちゃんに泣きそうになっているのが気付かれるのが嫌で慌てて両手で涙を拭いて泣いていた事を誤魔化した。
そしてベンチから立ち上がり蝶ちゃんに近づいた。

「それで蝶ちゃん話ってなんなの?」

私は、蝶ちゃんの話がなんなのか解らずにきょとんとしながら蝶ちゃんの話を質問をした。

「その前に質問をするけれども紳ちゃんとは、仲直りができたのかな?」

蝶ちゃんは、真剣な表情で私を見つめながら紳ちゃんとの事を質問をした。

「えっ……?
うんん、仲直りは、できてないよ……」

私は、蝶ちゃんに紳ちゃんとのことを言われると紳ちゃんと喧嘩している事を思い出してつらそうに俯いた。

「やっぱりそうだったんだね……
乃愛ちゃん、綾倉(紳ちゃん)ちゃんのことなんか忘れて僕と付き合ってみないかい?
僕ならば乃愛ちゃんを悲しませる事はしないよ」

蝶ちゃんは、真剣な表情で私を見つめて私を見つめて私と付き合いたいって告白をした。

「えっ、ち、蝶ちゃん!?」

私は、蝶ちゃんに告白をされるとびっくりをして大声を出した。

「さてと、綾倉さん、いるんだよね。
出てきてくれないだろうか?」

蝶ちゃんは、公園の大きな桜の方を向いて紳ちゃんの名前を呼んだ。
紳ちゃんは、大きな桜の木の後ろからゆっくりと出てきて私達に近づいてきた。

「えっ……紳ちゃん…?
何でいるの……?」

私は、いきなり現せた紳ちゃんに驚いて戸惑いながら何でいるのか質問をした。

「乃愛、先生に気をつけろって言ったわよね……
この前も危ない目に合ったばかりよね。
それなのに二人で会うだなんてどうかしているわよ……」

紳ちゃんは、怖い顔で私に近づいてきて油断しすぎだと注意した。

「そ、それは……ごめんなさい……」

私は、また紳ちゃんに迷惑をかけて怒らせたと思い下を俯いて涙を流した。

「……乃愛ちゃんを責めるのは、間違いだと思うな。
綾倉さんは、嫉妬しているだけだよね。
僕が乃愛ちゃんに告白をしているのを聞いていたんだろ。
乃愛ちゃんが僕に取られると思ったんだよね。
この前の時も今回の時もね。
随分勝手だと思うけれどね。
乃愛ちゃんは、綾倉さんの所有物でないんだよ。
乃愛ちゃんを大切にできないんだったら僕が乃愛ちゃんを貰うよ。
良いよね?」

蝶ちゃんは、私と紳ちゃんの間に立って殺気を放ち怒ったように紳ちゃんを睨んだ。

「先生なんかに乃愛は、やらないよ!
これまでずっと乃愛を見て大切に思って大切にしてきたんだよ!
後から出てきた奴に乃愛を渡さないよ!」

紳ちゃんは、睨むように蝶ちゃんを見つて蝶ちゃんに近づいた。

「その言葉だけでは、足りないね。
大切な事は、言っていないよ。
つまり乃愛ちゃんのことをどう思っているんだい?
綾倉さんが自分の気持ちを伝えないで誤魔化すような人が何を言っても意味がないことだと思うよ
それとも乃愛ちゃんに自分の気持ちを伝える勇気がないのかい?
それでよく乃愛ちゃんのことを大切にしているって言えるね。
そのことで乃愛ちゃんを苦しめてきたと言うのにね」

蝶ちゃんも紳ちゃんを真剣な表情で睨むように見つめた。

「そんなの乃愛の事を好きに決まっているわよ!
乃愛の事を愛しているんだからね!
乃愛が桜の恋を応援をして私に桜の気持ちを手伝ったのは、むかついたよ。
だって私が乃愛の事を好きなのに勝手に私と桜が恋人になるように手伝ってどれだけいらついたと思うのよ!
私は、乃愛を誰にも渡さないわよ!」

紳ちゃんは、蝶ちゃんの挑発の言葉に自分の気持ちをぶつけるように大声を出した。

「綾倉さんの気持ちは、解ったよ。
でも大切な事は、乃愛ちゃんの気持ちだよ。
乃愛ちゃんがどう思っているからだよ」

蝶ちゃんは、私の気持ちが大事だと紳ちゃんに伝えた。
紳ちゃんと蝶ちゃんは、私の方を向いた。
私は、自然と涙がボロボロと流していた。

「乃、乃愛!?
ご、ごめん、嫌だったわよね……
あれだけ乃愛に酷い言葉を浴びせたんだから当たり前だよね……」

紳ちゃんは、私の泣き顔を見て慌てたようにおろおろとしてすまなそうに話した。

「うんん、違うの、紳ちゃん……
紳ちゃんの気持ちが嬉しくて……
私は、いつも紳ちゃんに迷惑をかけてばかりだったから嫌われていると思っていたから……
私も紳ちゃんのことが好きだったから……
紳ちゃんに嫌われたと思ったもの……
この思いが叶わないって思っていたから嬉しくて……」

私は、紳ちゃんの思いが嬉しくて両手で涙を流してボロボロと泣いた。

「ごめん、乃愛……
乃愛を護ると思っていたのに気づいたら乃愛を傷つけて悲しませて……
これからは乃愛を悲しませないように乃愛を大切にするからね……」

紳ちゃんは、泣いている私を優しく抱き締めて背中を擦り私を慰めてくれた。

「うんん、私は、紳ちゃんが側にいてくれるだけ幸せだよ……
紳ちゃんに愛してもらってそれ以上の事を望んだら罰が当たるよ……」

私は、軽く首を横に振って両手で涙を拭いた。
そして紳ちゃんの気持ちが嬉しくて照れ笑いを浮かべるようにニッコリと笑った。

「その……ごめんなさい、私は、蝶ちゃんの気持ちに答えられないの……
私は、紳ちゃんのことが昔から好きだったから……
でも蝶ちゃんの気持ちは、嬉しかったよ。
ありがとうね、蝶ちゃん」

私と紳ちゃんは、しばらく抱き締めて互いを見つめるとどちらともなく離れた。
私は、蝶ちゃんの方を向いて蝶ちゃんの思いに傷つけたと思い謝った。
そして蝶ちゃんの気持ちのお礼をニッコリと笑いながら伝えた。

「ふっ……謝る必要は、ないよ。
僕は、女の子の幸せな顔が見るのが好きだからね。
だから乃愛ちゃんの幸せな顔が見れただけで満足だよ」

蝶ちゃんは、薄く微笑んで私の幸せならばそれで構わない事を伝えた。

「もしかして蝶ちゃんは、こうなるのを解っていてわざとこんな事をしてくれたの?」

私は、蝶ちゃんの今までの行動が紳ちゃんと私の仲直りをする手伝いをするためにわざと憎まれ役をしてくれたのでないかと思い質問をした。

「それは、買い被りすぎだよ。
僕は、本気で乃愛ちゃんを奪い取るつもりで綾倉さんにぶつかったんだよ。
綾倉さんが乃愛ちゃんに不釣り合いならば無理矢理に乃愛ちゃんを奪い取ろうと思っていたのに残念だね」

蝶ちゃんは、私と紳ちゃんが上手くいったのをわざとらしく残念そうに話した。

「その……桜ちゃんにも悪い事をしたよ……
桜ちゃんが紳ちゃんの事を好きだと解っていたのに桜ちゃんを裏切るような事をしてしまったよ……」

私は、桜ちゃんの恋を応援をすると心に決めていたのに桜ちゃんの思いを裏切るような酷い事をしてしまった事に悪いと思いをつらそうに俯いた。

「そんな事は、ありません、乃愛ちゃん。
私は、乃愛ちゃんのことが大切に思っているのですよ。
乃愛ちゃんも紳ちゃんも大切に思っているのです。
そんな二人が付き合うのを祝ないわけがありませんわ。
私は、乃愛ちゃんの気持ちを解っていたのにずるい事をしてしまったと解っているもの……
これからも私の友達にいてくれませんか?」

声をした方を向くと桜ちゃんが立っていた。
桜ちゃんは、ゆっくりと私達に近づきながらすまなそうに話した。

「うぅ……桜ちゃん……私の方こそ桜ちゃんと友達でいさせてください……」

私は、桜ちゃんの気持ちが嬉しくて涙を流して涙を両手で拭きながら述べた。

「ありがとうございます、乃愛ちゃん。
もう乃愛ちゃんたら泣き虫なんだから……」

桜ちゃんは、私を抱き締めて私の背中を擦って慰めてくれた。
私は、桜ちゃんの気持ちが嬉しくて涙がかれるまで泣いた。
涙が止まると私と桜ちゃんは、どちらともなく離れた。

「先生にも感謝しないといけません。
先生に紳ちゃんと乃愛ちゃんの事を相談をして色々としてくれたのですよ。
先生を当て馬みたいにしてしまいましたもの……
ところで先生は、どこにいるのですか?」

桜ちゃんは、蝶ちゃんがしてくれていた事を教えてくれた。
桜ちゃんが蝶ちゃんにお礼を言おうとして蝶ちゃんを探した。
私も蝶ちゃんに改めてお礼を言いたくて探して回りを見渡した。
でも何処にも蝶ちゃんの姿が見えなかった。

「蝶ちゃん……
本当にありがとう……」

私は、姿が見えない蝶ちゃんに改めて心のそこからお礼を伝えた。

「やっぱり私は、先生を探しに行きます。
たぶんまだ近くにいると思いますわ」

桜ちゃんは、鞄を持って蝶ちゃんを探しに行く事を伝えた。

「それならば私も蝶ちゃんを探しに行くよ」

私も慌てて鞄を持つと桜ちゃんに近づいた。

「それは、駄目です、乃愛ちゃん。
紳ちゃんともっと話さないといけないことがあるでしょう。
紳ちゃんと乃愛ちゃんには、もっと幸せになってもらわないと困ります。
良いですね。
これは、乃愛ちゃんと紳ちゃんにとって重要事項ですよ!」

桜ちゃんは、腰に右手を当てて左手の人差し指を私と紳ちゃんをそれぞれ指した。
そして先生が生徒を叱るように私と紳ちゃんに幸せになってほしいことを命令をした。

「は、はい、解りました!」

私は、軍隊のように直立に立って解ったって返事をした。

「ほら、紳ちゃんも返事をする!
解ったの?
それとも解らなかったの?」

桜ちゃんとも思えないほどのどす黒いオーラを纏い紳ちゃんに近づいた。
そして解ったのか返事をする事を命令をした。

「は、はい、解りました!」

紳ちゃんは、あまりにもの桜ちゃんの怖さに直立して大きな声で返事をした。

「はい、よろしいです。
では、先生の事は、私にまかせてください。
それでは、乃愛ちゃん、紳ちゃん、さようなら。
先生との事は、後で教えますね」

桜ちゃんは、軽く右手を振って優しく微笑んで去って行こうとした。

「うん、またね、桜ちゃん。
蝶ちゃんの事は、お願いね」

私も右手を振って桜ちゃんの挨拶を答えた。
紳ちゃんは、無言で桜ちゃんの方に右手を振って別れの挨拶に答えた。

「ねえ、紳ちゃん、もし良かったら私の部屋に来てよ。
その……色々と話したいの……」

私は、このまま紳ちゃんと別れたらまた紳ちゃんと仲が悪くなるのを恐れた。
だから紳ちゃんを怒らせないように控え目に紳ちゃんを自分の部屋に来るのを誘ってみた。

「乃愛の部屋にか……?
乃愛の部屋に行っても構わないよ」

紳ちゃんは、怒ったように黙りこんだような表情で紳ちゃんが一回私の部屋に本当に行くのか質問をした。
私は、伸ちゃんを怒らせたのでないかと思い一瞬体をビクッとした。
でもすぐにぶっきらぼうに私の部屋に行っても構わない事を伝えた。

「ありがとう、伸ちゃん。
それならばさっそく私の部屋に行こう」

私は、伸ちゃんが私の部屋に来てくれるのを了承してくれたのを聞いて安心したように微笑んだ。
伸ちゃんが私の部屋に来ることに緊張してしまい体の動きが不自然になり私の部屋に向かって歩き始めた。
伸ちゃんも私の後を追い掛けるように私の部屋に向かって歩き始めた。
私の家に着くまで私と紳ちゃんは、互いに緊張したように黙り込んでいた。
私は、自分の家の扉を開けようとしたけれども鍵が締まっていた。
私は、鞄から鍵を出して玄関の鍵を開けて家の中に入った。
親が出掛けた後みたいで玄関に親の靴がなかった。

「その……紳ちゃん、遠慮なく家にあがってよ」

私は、伸ちゃんと家で2人きりっと思うと緊張したようにガチガチになった。
そして不自然のようなこわばった表情で紳ちゃんを家の中に招き入れようとした。

「あ、ああ、乃愛、お邪魔するよ……」

紳ちゃんも緊張したように不自然な笑みを浮かべて私の家の中に入った。

「し、紳ちゃん、私の部屋に先に行っていてよ。
私は、飲み物をとって来るね」

私は、紳ちゃんと家で2人っきりなのが緊張をしてぎこちなくして私の部屋に先に行っていることをお願いをした。

「あ、ああ、解ったわよ……」

紳ちゃんも私の部屋に入るのが緊張したようにぎこちなく返事をして私の部屋に向かった。
私は、紳ちゃんが階段をあがって行くのを見送ると飲み物を取りに台所へ向かった。
冷蔵庫から麦茶を出すと二つのコップに麦茶を入れて麦茶をもって自分の部屋に向かった。

「お、お待たせ、紳ちゃん……
飲み物は、麦茶で良かったよね」

私は、麦茶を自分の部屋に入った。

「あ、ああ、構わないよ」

紳ちゃんは、棚にある桜ちゃんと紳ちゃんと私の三人で幼稚園の卒園式の時に校門で取った写真立てを手に取って見ていた。
私が入ってきたのを見て写真立てを元の棚に直してテーブルの前に座った。
私は、紳ちゃんの前と少しだけ離してテーブルの上に麦茶を二つ置いた。
私は、紳ちゃんの横に座ると互いに何を話したら良いのか解らずに無言のままにしばらく時間が過ぎて行った。

「ねえ、紳ちゃん、私の事を好きって本当なの……?」

私は、紳ちゃんに告白をされたのが夢のように思えた。
だから不安そうに目をうるわせて私が好きなのか紳ちゃんに確認をした。

「そんなの何回も聞かないでよ……」

紳ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて私から視線を反らした。

「言ってくれないと解らないよ……
あんなことがあった後だから不安なんだよ、紳ちゃん……」

私は、泣きそうに目にたくさんの涙をためてうるうるとさせて悲しそうにした。

「私は、乃愛を護るって決めたのにいつも悲しませてばかりだよね……
私は、乃愛のことを世界の誰よりも一番愛しているよ。
それでこそ乃愛を独占したいくらいにね……」

紳ちゃんは、私を優しく抱き締めて耳元で愛を囁いた。
そして私の唇に紳ちゃんの自分の唇を近づけてきて私とキスをしようとした。

「んっ……」

私も紳ちゃんの唇に自分の唇を近づけて軽くキスをした。

「えへへ~~紳ちゃんと恋人同士になれるだなんで夢のようだな……」

私は、紳ちゃんとキスをしてあらためて紳ちゃんと恋人同士になれたって実感ができた。
私は、それが嬉しくてほんのり顔を赤らめて嬉しそうに照れ笑いを浮かべた。

「乃愛、傷つけてごめんね……
私は、乃愛を護るって決めていたのに……
乃愛が私の気持ちを理解してくれないのが悔しくて……
先生の指摘通りに私は、嫉妬しているだけだったんだよ。
いざっとなったら子供のガキみたいにむきになってさ。
中学生にもなってみっともないでしょう……」

紳ちゃんは、自分の大人げない態度をとったことが悔しくてつらそうに自分の両手を握り締めた。

「うんん、紳ちゃんは、全然みっともなくないよ。
紳ちゃんの気持ちに気づけなかった私が悪かったんだから……」

私は、軽く首を横に振り紳ちゃんの両手を握り締めてみっともなく事を伝えた。

「いいや、私が悪いんだよ」

紳ちゃんは、私に両手を握り締められたままじっと私を見つめ返して軽く首を横に振り自分が悪い事を伝えた。

「うんん、私が悪いの!」

私は、紳ちゃんが悪くないって思っていたからわからずやの紳ちゃんに張り合うように少しだけ大声を出した。

「いいや、私が悪いんだよ!」

紳ちゃんも私が悪いと思っていなかったから少しだけ大声を出して反論した。

「紳ちゃんのわからずや!」

私は、紳ちゃんを少しだけ睨むように見つめた。

「乃愛こそわからずやでしょう!」

紳ちゃんも私を少しだけ睨むように見つめた。
私と紳ちゃんは、しばらく互いを睨み合った。

「クスクスクス~~ッ」

私は、こんなしょうもないことで怒っているのがおかしくなり口元を押さえて笑った。

「あははは~~っ」

紳ちゃんもなんでこんなしょうもないことで怒っているのかって馬鹿らしくなりお腹を押さえて笑った。

「なんだかこんなにも悩んでいたのが馬鹿らしくなったよ」

私は、笑い泣きをしていた目に溜まっていた涙を右手で拭いた。

「本当だね……
私もいったい何をこんなにも悩んでいたのか馬鹿らしくなったよ……」

紳ちゃんも笑い泣きをしていた涙を右手で拭いた。

「ねえ、紳ちゃん、またキスがしたいなぁ~~」

私は、目をうるわせて上目遣いで紳ちゃんを見つめてキスをしてほしいことをお願いをした。

「もう乃愛は、甘えん坊だね……」

紳ちゃんは、私のお願いを聞いて仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
紳ちゃんが私の肩を掴んでゆっくりと私の唇に紳ちゃんの唇を近づけてきた。
私は、目を瞑り紳ちゃんとキスをした。
私は、紳ちゃんの唇の感触を感じながらこんなにも幸せで良いのかって不安を感じていたりする。
でも紳ちゃんの優しい眼差しを見ると不安な気持ちがなくなるのが感じた。
だって愛する紳ちゃんとこの先も一緒だから2人だと何も怖くないって思うからです。

~終わり~



  • No.210 by 乃木坂桜  2019-12-23 23:04:09 

新しい小説ができましたから投稿しますね。
BLには、興味がないかもしれませんが宜しかったら読んでください。
すいません、嫌いならば無視してもらっても構いませんよ。


これは、高校生のBL小説です。

~子猫(リトルタイガー)は、真面目君(生徒会長)に食べられる~

~プロローグ~

この街には、ヤクザも恐れる暴走族が合った。
暴走族のチームの名前は、トリカブト。
チームに所属している人数は、百人以上と言われている。
トリカブトの猛毒のように麻薬密売にカツアゲに影では、人殺しもしていると言われている危ない暴走族だ。
そんな暴走族の溜まり場に2人の中学生の男の子が現れた。
1人は、金髪の白色の百合の暴走族の特攻服を着ていた。
もう1人は、赤髪のロングヘアーで赤色の薔薇の暴走族の特攻服を着ていた。

「あ~~、なんだ、お前達は~~?
こんなところにガキが来るところでないぞ~~
ガキは、大人しく親のミルクでものんでな~~」

暴走族の一員らしいモヒカン頭の男性が中学生2人に気がついて中学生に近づいてきた。
すると他の暴走族の仲間も中学生に気がつき近づいてきた。

「一応聞いておくが正人をやったは、お前達なのか?」

白色の特攻服を着ている男の子は、暴走族達を睨むように見つめた。

「は~~?
正人って誰だよ。
そんなくずっぽい名前みたいな奴なんか知らないなぁ~~」

スキンヘッドの男性は、小馬鹿にするようにクスクスって笑っていた。

「正人がお前達の販売した麻薬の事を調べていたら闇討ちに会って意識不明の重体なんだよ……
お前達のシンボルのトリカブトの花が落ちていたんだ。
無関係とは、言わないよな……」

赤髪のロングヘアーの男の子は、静かにトリカブトの奴等を睨みながら正人を襲った犯人なのか質問した。

「あ~~思い出したよぉ~~
確か俺達の事をこそこそ嗅ぎ回ってガキのことかよ。
うざかったから皆でタコ殴りにしてやったよ。
いや~~気持ち良かったなぁ~~」

茶髪の男性が思い出したように両手をポンと叩いてその時の事を可笑しそうに笑った。

「そうかよ……」

金髪の男の子は、一瞬で笑っている茶髪の男性を殴り飛ばすとそのままドラム缶に突っ込んだ。

「てめえ、何をしやがる!
俺達トリカブトと解っていてやっているんだろな!」

スキンヘッドの男性は、木刀を持つとそれで金髪の男の子に殴りかかってきた。
赤髪のロングヘアーの男の子は、金髪の男の子を護るように立つ木刀をそのまま頭にうけた。

「ぎゃはは、ざまねえなぁ~~」

スキンヘッドの男性は、これで倒せたと思い高々と笑った。

「こんなの正人の受けた痛みから比べると屁が出るほど軽いよ……」

赤髪のロングヘアーの男の子は、木刀を受けた痛みが何でもなさそうに平然のスキンヘッドの男性を睨んで頭に当たっている木刀を奪い取るようにそのまま木刀を投げ捨てた。
そしてすぐにスキンヘッドの男性の顔を殴ると苦しそうにうずくまった。

「やりやがったな!
殺してやる!」

モヒカンの男性は、懐から小刀を出すと赤髪のロングヘアーの男の子に向かって行き小刀を刺そうとした。
赤髪のロングヘアーの男の子は、モヒカンの持っている小刀ごと相手の指をありえない方向にひねりあげた。

「ぐあ~~指が折れた~~」

モヒカンの男性は、小刀を地面に落とす苦しそうに転げ回った。

「殺そうとしたんだから自分も死ぬ覚悟ができているんだろうな……」

赤髪のロングヘアーの男の子は、小刀を拾うとモヒカンの男性を足で踏みつけて身動きを止めた。

「や、やめろ!」

モヒカンの男性は、赤髪のロングヘアーの男の子の持っている小刀を見て顔が青ざめて慌てた。
赤髪のロングヘアーの男の子は、モヒカンの男性の顔すれすれの横の地面に小刀を刺した。
モヒカンの男性は、小刀で刺されると思っていたのかおしっこをちびり泡を吹いて気絶をした。

「お前達、邪魔だ。
俺がやる!」

トリカブトの暴走族の集まっている中から2メートルは、あるような巨体のマッチョの男性が前に出てきた。

「お願いします、翔さん!
えへへ~~お前ら終わったな。
トリカブトの頭の翔さんに勝てる奴なんかこの世にいないんだよ」

小柄の黒髪のいかにも下っぱの思われる男性は、中学生の男の子達に指を指して小馬鹿にするように見つめた。

「月善(つくよ)、手を出すな。
俺がやる……」

金髪の男の子は、トリカブトの頭の翔と呼ばれる男性に近づけながら翔を自分で倒す事を伝えた。
赤髪のロングヘアーの月善(つくよ)と呼ばれた男の子は、少しだけ後ろに下がった。
金髪の男の子と翔は、互いに睨み合った。

「おらおらおら!」

翔は、金髪の男の子に向かって右手で殴ると次に左手で殴り最後に右足の踵落としを放った。
金髪の男の子は、全て紙一重でかわした。
金髪の男の子は、翔が大技の踵落としを放ったのを見てかわすと同時に翔の腹のど真中に全ての力を込めて殴った。

「なんだ、そのひ弱なパンチはよ。
そんなパンチでは、虫も殺せないぞ。
おら!」

翔は、金髪の男の子のパンチを受けても平然と立っていて殴られたところを右手で軽く叩いた。
翔は、すぐにお返しとばかりに金髪の男の子の顔を殴り飛ばした。
金髪の男の子は、赤髪のロングヘアーの月善(つくよ)と呼ばれた男の子の足元まで吹っ飛ばされた。

「真雪(まゆき)、きついのならば変わってやってもかまわないぞ……」

月善(つくよ)は、金髪の真雪(まゆき)と呼ばれた男の子を見下ろすときついのならば喧嘩を変わる事を提案をした。

「それは、必要がない……」

金髪の真雪(まゆき)と呼ばれた男の子は、翔に殴られて折れた歯を吐き捨てた。
真雪(まゆき)は、翔に近づいて互いに睨むように見つめた。

「おら!そりょ!やっ!どうした、逃げているだけでは、俺に勝てないぞ!」


翔は、真雪(まゆき)に向かって連続でパンチにキックの連打を放った。
真雪(まゆき)は、全て攻撃を紙一重で避けた。
でも真雪は、壁に追い詰められた。

「覚悟しろ。
年貢の納め時だ!
どりゃーーーー!!」

翔は、近くに落ちているコンクリートのついている鉄パイプを拾うとそのまま真雪に鉄パイプで殴りかかってきた。
真雪は、ジャンプして壁から剥き出しになっている鉄の棒を掴んで翔の鉄パイプを避けた。

「くっ、抜けないだと!?」

翔の振り下ろした鉄パイプが壁にめりこんで鉄パイプが抜けなくなった。
真雪は、壁から出ている鉄パイプを掴んでいる鉄パイプを使いさらに高くジャンプをした。
翔の背中の首筋めがけてかかとおとしを放つそのまま翔の顔面が地面にめり込みそのまま翔は、気を失った。

「翔さん!?
よくも翔さんをやりやがったな!
相手は、中学生のガキの2人だ!
こっちが数で勝っているんだ!
一斉に戦ったら負ける理由がねえよ!
やっちまえ!」

トリカブトの暴走族の男性達が一斉に真雪達に襲いかかった。
月善(つくよ)と真雪(まゆき)は、互いに護り合うようにトリカブトの暴走族と戦った。
月善(つくよ)の赤い薔薇模様の特攻服と真雪(まゆき)の白い百合の特攻服を着て戦う姿は、2つの花が舞うように踊って見えて他の人から見たら幻想的だった。
そして戦いが始まって1時間後に戦いが合った場所には、赤い薔薇(月善)と白い百合(真雪)の2つの花が咲いている(立っている)だけだった。
真雪は、トリカブトの頭の翔のうちポケットに入っているトリカブト達がおこなった麻薬の密売記録や犯罪記録の入ったSDカードを出してそれをとった。

「これでトリカブトもおしまいだな。
正人の調べたデータも合わせてトリカブトのおこなった犯罪があからみにでるわけだ。
後は、通報して駆けつけてきた警察にでもまかせたら終わりだ。
色んな奴とやりあってきてダチ達を護っているつもりだった。
でも正人が危ない事をしているって気づけなかった。
ダチを護れなかったのにこんな事をする意味がなくなった……
だからヤンキーは、卒業する」

真雪は、悔しそうに自分の両手を握り締めた。
正人を護れなかったからこんな事をする意味がなくなったと考えた。

「そうだな……そろそろやめ時かも知れないな。
真雪がヤンキーから足を洗うのならば俺もヤンキーでいる意味がなくなったからな……
俺もヤンキーを辞めるよ」

月善も真雪がヤンキーを辞めるのならばヤンキーでいる意味がないと思った。
だからこんなことを辞めると心に決めた。
それから10分後ぐらいに警察官が来た。
正人の調べたトリカブトの犯罪記録とトリカブトの頭の翔の持っていた犯罪記録を警察官に渡した。
この犯罪記録のデータがのおかげでトリカブトの暴走族の奴等が逮捕されてトリカブトが実質的に潰れたことになった。
真雪と月善は、病院にいる意識不明の正人に解決した事を報告した。
真雪は、家に帰る時に川の崖の原っぱで泣いている小学生の男の子を見かけた。

「よう、ガキ、どうしたんだ?」

真雪は、小学生の男の子に話し掛けた。

「っ!?なんでもねぇよ!」

小学生の男の子は、涙を両手で拭いてなんでもないことを伝えた。

「誰かにいじめられたのか?」

真雪は、小学生の男の子がいじめられたと思った。
だからいじめられていたのか確認のために小学生の男の子に質問をした。

「うっ……悪いかよ……
俺がチビとかのろまとかうっとうしいって言って暴力をふるわれていじめるんだよ……
俺は、何も悪いことをしていないのにさ……」

小学生の男の子は、悔しそうに俯いた。
小学生の男の子が自分が何もしていないのに何故こんな思いをするかと思った。

「お前が強くなればいいんだ。
これをやるよ。
これに似合うように強くなれよ」

真雪は、自分の着ている白い百合模様の特攻服を脱ぐと小学生の男の子に特攻服を渡した。

「えっ……?
貰っても良いのかよ。
大切な物だろ」

小学生の男の子は、特攻服をまじまじと見つめると特別な物だと感じて本当に貰っても良いのか質問をした。

「俺には、必要がない物だからな。
お前に使ってもらった方が特攻服も喜ぶよ。
そのかわりにその特攻服に似合うように強くなれよ」

真雪は、乱暴に小学生の男の子の頭を撫でて歯を見せてにって笑い強くなることを提案をした。

「うん、誰よりもお兄さんよりも強くなってみせるからな!」

小学生の男の子は、大きく頷いて誰よりも強くなることを宣言をした。
この小学生の男の子こそ高校生になって一匹狼として恐れられるリトルタイガーの五十嵐(ごじゅうあらし)美花(みはる)だったりする。

~第1話~
俺は、子供の頃から虐められていた。
見た目がチビで喧嘩も弱くていじめっ子にとって俺は、虐めやすかったんだと思う。
でも小学六年生の時に運命的な出会いをした。
俺は、その日も虐められた帰り道で川の近くの丘で虐められのが悔しくて泣いていた。

「よう、ガキ、どうしたんだ?」

川の丘の近くで泣いていたらいきなり誰かに話し掛けられてびっくりして話し掛けられた方を向いた。
そしたら金髪の特攻服を着た中学生ぐらいの男の子が立っていた。

「っ!?なんでもねぇよ!」

俺は、泣いているところを見られるのが男として最低と思った。
だから涙を両手で拭いてなんでもないことを伝えた。

「誰かにいじめられたのか?」

金髪の中学生ぐらいの男の子は、俺がいじめられたと思った。
だからいじめられていたのか確認のために俺に質問をした。

「うっ……悪いかよ……
俺がチビとかのろまとかうっとうしいって言って暴力をふるわれていじめるんだよ……
俺は、何も悪いことをしていないのにさ……」

俺は、虐められたのご知られるのと虐められたのが悔しくてつらそうに俯いた。
俺は、何もしていないのに何故こんな思いをするかと思った。

「お前が強くなればいいんだ。
これをやるよ。
これに似合うように強くなれよ」

金髪の中学生ぐらいの男の子は、自分の着ている白い百合模様の特攻服を脱いだ。
そして俺に特攻服を渡した。

「えっ……?
貰っても良いのかよ。
大切な物だろ」

俺は、特攻服をまじまじと見つめた。
その特攻服が特別な物だと感じて本当に貰っても良いのか質問をした。

「俺には、必要がない物だからな。
お前に使ってもらった方が特攻服も喜ぶよ。
そのかわりにその特攻服に似合うように強くなれよ」

金髪の中学生ぐらいの男の子は、乱暴に俺の頭を撫でた。
そして歯を見せてにって笑い強くなることを提案をした。

「うん、誰よりもお兄さんよりも強くなってみせるからな!」

金髪の中学生ぐらいの男の子が赤の他人の俺に特攻服までくれて励ましてくれたのが嬉しかった。
だから金髪の中学生ぐらいの男の子の期待に答えるように大きく頷いて誰よりも強くなることを宣言をした。

「頑張れよ、ガキんちょ」

金髪の中学生ぐらいの男の子は、右手を振って去って行った。
こうして金髪の特攻服を着た中学生ぐらいの男の子に男としての生き方を教えてもらった。
俺は、この金髪の中学生ぐらいの男の子に貰った特攻服に誓い喧嘩に強くなることを心に決めた。
俺は、俺に生きる道を導いてくれた金髪の中学生と同じ髪の色を金髪にしたり体を鍛えて虐めてきた奴と喧嘩をするようになった。
最初の方こそ喧嘩に勝てない日々が続いた。
でも根気よく体を鍛えた。
気がつくと喧嘩が負け無しになっていた。
見た目がチビでタイガーみたいに強いところと仲間を作らない一匹狼なところから俺のことをリトルタイガーと言う呼び名で恐れられるようになっていた。
それから俺の生き方を変えてくれた金髪の中学生を探していた。
でも結局金髪の中学生を見つけることができなかった。
勉強が苦手な俺は、受験勉強に苦労したけれどもどうにか高校に受かることができた。
それから気がつくと高校1年生になっていた。
俺は、日頃から怨みを貰っていて寝ているだけで喧嘩を売りに来る奴が多かった。
だから人が来ない裏庭の木の上で昼寝を結構していた。

「へ~~ここからだったら生徒会室が丸見えだな。
まあ、見えるっからと言ってどうもしないんだけれどもよ」

俺は、木の上で生徒会室を見ながら昼寝をするのが定番になりかけていた。
生徒会室を見ていると眼鏡をかけた黒髪のいかにも真面目そうな生徒会長がテキパキと仕事をこなしていた。
同じ生徒会メンバーの副生徒会長も書記も会計も要領が悪くて仕事をもたついているのをよく見ていた。
ほぼ優秀な生徒会長1人で生徒会を回しているようなものだった。
こういう完璧超人みたいな奴は、本当にいるのだと感心をした。
そしてその生徒会長のことが気になるようになった。
生徒会室を見ていると生徒会長の名前が佐藤(さとう)真雪(まゆき)ってのも解った。
そして生徒会室に良く出入りする風紀委員の加藤(かとう)月善(つくよ)と良く一緒にいて仲が良いみたいだった。
生徒会長の回りにいつも人が集まっていて一匹狼の俺とは、全く別の生き物のように感じていた。
その日も昼寝をするために裏庭の木のところまで向かっていた。

「まったくいつもいつも喧嘩を売られたら鬱陶しいぜ。
ってなんだ……?」

裏庭を歩いていると生徒会長がヤンキーに絡まれているのに気がついた。
ヤンキーが自分よりも弱い奴を虐めるのがムカついた。

「よう、お前ら何をやっているんだ!
弱い者いじめなんかするなよ!」

俺は、もうダッシュで生徒会長とヤンキー達の間に立った。
でもヤンキー達が生徒会長を殴る寸前だった。
だから俺がヤンキー達と生徒会長の間に入ったことによりヤンキーに殴られることになった。

「いってぇーー」

俺は、殴られた顔に手を当てて殴ったヤンキーを睨んだ。

「なっ!?
小学生みたいな姿のチビでその金髪は!?
まさかお前全てを破壊すると恐れられたリトルタイガーか!?」

俺を殴ってしまったヤンキーは、俺の姿を見てびっくりして後ろに下がった。

「てめえ~~誰が小学生だ!!」

俺は、ヤンキーに小学生扱いされたと思い血が頭にのぼって怒ってヤンキー達に襲いかかった。
俺は、ヤンキーの6人組を一瞬で殴り飛ばして気絶させた。

「うぅ、いてえなぁ……
あんたは、弱いんだから無理をするな」

俺は、ヤンキーに殴られた顔を擦りながら生徒会長に無理をするなと命令をした。

「ありがとう、助かったよ。
確か1年生の五十嵐(ごじゅうあらし)美花(みはる)君だったね」

生徒会長は、眼鏡を掛け直すと俺の名前を確認をした。

「へ~~俺の名前を知っていたんだ。
俺みたいな不良のことなんか興味がないと思ったよ」

俺は、生徒会長が不良の俺のことなんか興味がないと思っていた。
だから生徒会長が俺の名前を知っていたが意外すぎて驚いた。

「同じ学校に通っているだから全校生徒の名前ぐらい解るよ。
生徒会長をしているんだからなおのことだよ」

生徒会長は、何故そんなことを聞いたのか解らずにきょとんとして全校生徒の名前ぐらい解ることを伝えた。

「それよりも五十嵐君は、怪我をしているみたいだね。
治療をするから保健室に来てくれないだろうか?」

生徒会長は、ヤンキーに殴られて切り傷ができた俺の顔を見て保健室で治療をすることを提案をした。

「こんなの怪我のうちに入らないよ」

俺は、唇の怪我の血を右手で拭いて治療が必要がないことを伝えた。

「良いから保健室に来る。
私のせいで怪我をしたんだから治療をするのは、当たり前だよ」

生徒会長は、俺の腕を掴むと俺を引きずるように保健室に向かった。

「ま、待て、俺は、治療の必要がないって言っているだろう!
止めろ!
なんて馬鹿力なんだよ!」

俺は、生徒会長に無理矢理保健室に連れてこられた。

「まったくなんて馬鹿力だったんだよ。
はっきり言って俺が助ける必要がなかったんじゃないかよ……」

俺は、保健室の長椅子の上に座らされると棚から救急箱を探す生徒会長の後ろ姿を見つめていた。
生徒会長が棚から救急箱を見つけると俺の横の長椅子の上に座って救急箱も長椅子の上に置いた。

「染みるかも知れないが我慢しろよ」

生徒会長は、綿に消毒液をつけて俺の傷口に消毒液をつけて消毒をした。

「んっ……あっ……んんっ……んんんっ……」

俺は、生徒会長に消毒をつけられる事に色っぽく声を出してしまった。
しばらく消毒をされるといきなり消毒を塗る手が止まった。

「生徒会長、どうしたんだ?」

生徒会長がいきなり消毒をするのを止めた理由が解らなくてキョトンとした。

「お前、そんな声を出して俺を誘っているのか?」

生徒会長は、眼鏡を外すと近くのテーブルに眼鏡を置くと俺を長椅子に押し倒した。

「なっ!?いきなり何をするんだよ、生徒会長!」

俺は、生徒会長を押してどかそうとした。
でも生徒会長の押す力が強くてびくともしなかった。

「うるさいよ、子猫ちゃん……」

生徒会長は、怪しいいほど不気味に微笑んで俺にキスをした。

「んんっ……んんんっ…………んっ……!?」

俺は、あまりにも生徒会長が激しくキスをするから苦しくて涙目になった。

「んんっ……んっ…………んんんっ……」

生徒会長は、俺の態度を見てさらに俺を長椅子に強く押し付けて激しくキスをした。

「んんっ……ま……てっ……んんんっ……」

俺は、生徒会長のキスが激しすぎて苦しくて生徒会長から逃げるように体を動かそうとした。
でも生徒会長の力が強くて体が動かなかった。

「んんんっ……んっ…………んんっ……」

生徒会長は、俺の様子を楽しむようにさらに激しくキスをした。

「んんっ……んっ…………んんん~~~~!?」

生徒会長のキスがあまりにも激しすぎたから体力の限界と気持ちよすぎて気分の限界が来て体を振るわせて倒れこんだ。

「はっ!?ご、ごめん、大丈夫かい?」

生徒会長が俺が倒れこんだのを見てはって我に返り1回謝り大丈夫なのか質問をした。

「うぅ……ケ、ケダモノ、生徒会長、あんたは、ケダモノだよ!」

俺は、どうにか体調が治まると生徒会長から距離を取り軽蔑な眼差しで生徒会長を睨むように見つめた。

「ケダモノとは、失礼ですね。
五十嵐君が誘惑をするのがいけないのですよ」

生徒会長は、困ったように苦笑いを浮かべて誘惑をする自分が悪いと指摘をした。

「だ、誰が誘惑をしたんだよ!
言いがかりは、止めろよ!」

俺は、生徒会長を睨むように見つめて誘惑をしていないって反論をした。

「ふ~~ん、あんなにも色っぽい声を出していたのに違うって言うのかい?」

生徒会長は、俺が生徒会長に消毒液で治療をしてもらっている時にスマホで録った動画の俺の色っぽい声と姿を再生した。

「わ~~止めろぉ~~そんな物を聞かせるなぁ~~」

俺は、慌てて生徒会長からスマホを取ろうとした。
でも生徒会長は、軽々と避けた。

「気にする必要がないと思いますよ。
こんなにも可愛らしいのですからね」

生徒会長は、意地悪ぽく微笑んで俺の色っぽい姿の流れている動画のスマホに軽くキスをするとスマホをポケットにしまった。

「うわぁ~~可愛らしいって言うなぁ~~!」

俺は、恥ずかしさのあまりに生徒会長に殴りかかった。
でも生徒会長は、余裕で避けた。

「くっ、何が望みなんだ」

俺は、恨めしそうに生徒会長を睨んでどんな命令をするのか質問をした。

「別に何かをしてもらおうって訳でないんですよ。
生徒会長をしてると色々と窮屈なものでしてね。
ストレスの発散に付き合ってもらおうと思っているだけですよ」

生徒会長は、安心させるように優しく微笑んで酷い事をしないって約束をした。

「本当かよ……
例えばどんな事をさせるつもりなのか?」

俺は、疑り深く生徒会長を見つめた。

「そうだね……例えば休日とかに遊びに付き合ってもらったり生徒会の仕事を手伝ってもらったりムラムラしたときにキスをさせてもらったりかな……?」

生徒会長は、考え込みゆっくりと俺にしてほしいお願い事を伝えた。

「なんだ、そんなことならばっ……て、最後の欲情したらキスをさせろっておかしいだろ!
あきらかに普通のお願い事でないだろう!」

俺は、生徒会長のお願い事を聞いて慌てて生徒会長の方に人差し指を指した。
そして普通のお願い事でない事を指摘をした。

「おや、五十嵐君に拒否権があると思うのかい?」

生徒会長は、スマホを俺に見せて意地悪っぽく微笑んだ。

「くっ……やっぱりあんたは、ケダモノだよ……」

俺は、生徒会長にスマホを見せられると生徒会長を恨みしそうに睨むように生徒会長を睨んだ。

「別にそう思ってもらってもかまわないよ」

生徒会長は、余裕の笑みを浮かべてケダモノと思っても良い事を伝えた。
こうして生徒会長に俺の弱味を握られることにより奇妙な関係が始まった。

~続くかもしれない……?~






  • No.211 by 乃木坂桜  2020-01-02 14:10:23 

新しい小説を投稿しておきますね

~注意事項~

これはオリジナルの百合小説です
カップリングは、高校生17歳×子供9歳です。
約一名幼女が暴走します
登場伽羅は全員女性です
登場伽羅は白鳥つぐみと逢見藍沙です
白鳥つぐみは高校三年生で逢見藍沙は9歳です。
子供が18禁すれすれの変態的な発言と行動をして暴走をします。
苦手の方は、注意してください。
藍沙ちゃんのしたことを実際にしたら犯罪になるから絶対に真似をしないで下さい。
純恋愛だと思って読まれた方の気分を害される場合がありますから注意してください。
この掲示板に不適切だと言う苦情がありましたら消去する場合がありますからご理解よろしくお願いいたします。

~暴走幼女藍沙ちゃん~

~第3話~

9歳の子供の藍沙ちゃんが自分の高校に転校してきてしかも同じ家に住むことになって1日しかたっていないのに色々なことが起きた。
色々なこととよりもはっきり言って藍沙ちゃんの変態的とも言えるアプローチに振り回されてばかりだったりする。
藍沙ちゃんが転校してきて初日から色々とありすぎて精神的な疲れからぐっすりと眠ってしまった。

「んっ……なんだかすーすーする……
って藍沙ちゃん何をしているのかな?」

目を開けると私は、ベッドの上で下着姿だった。
そして藍沙ちゃんがスマホで私の下着姿の動画を撮っていた。

「おはようございます、お姉様。
私のことは、気にしないでまだ寝ていてください」

藍沙ちゃんは、私の下着姿をスマホの動画で撮りながらニコニコ笑顔で気にしないで下さいって答えた。

「そういうわけにいかないでしょう」

私は、藍沙ちゃんを攻めるようにじど~~と藍沙を見つめると藍沙ちゃんのほっぺたを軽くつねった。

「痛い、痛いです、お姉様!
ごめんなさい、ついお姉様のあられもない姿……じゃなくてお姉様の可愛らしい姿を撮りたかっただけなのです。
謝りますから手を離して下さい」

藍沙ちゃんは、私にほっぺたをつねられると痛そうに悲鳴を出すと動画を撮ったことを謝った。

「まったく藍沙ちゃんは、油断も隙もないんだから……」

私は、藍沙ちゃんのつねっているほっぺたを離すと仕方がなさそうにため息を吐いた。

「本当にごめんなさい。
お姉様との生活が楽しくてつい歯止めが効かなくなりました。
お姉様、朝食の準備が終わっています。
ですから制服に着替えて降りて来て下さい。
……やっぱりお姉様が着替えるのを手伝います。
さあ、お姉様、制服です」

藍沙ちゃんは、悪戯ぽく笑いながら両手を合わせて謝った。
そして少しだけ考え込むと制服を持って息を荒くして私に近づいて来た。
そして制服に着替えるのを手伝うことを提案をした。

「着替えぐらい自分でできるよ。
それに藍沙ちゃんに着替えるのを手伝ってもらったら反対に身の危険を感じるしね」

私は、藍沙ちゃんに着替えるのを手伝ってもらったら藍沙ちゃんに何かされると思い着替えるのを手伝ってもらうのを断った。

「それは、酷いです、お姉様~~
私(わたくし)は、何もしませんわよぉ~~」

藍沙ちゃんは、私に着替えるのを手伝うのを断られる情けなく声を出した。

「信用できるわけないでしょう。
良いから先に下に降りていなさい!」

私は、藍沙ちゃんを無理矢理部屋の外に連れ出して部屋の扉を閉めた。

「そんなぁ~~」

藍沙ちゃんは、部屋から閉め出されると情けなく声を出した。
私が着替え終わり部屋の外に出ると藍ちゃんは、下に降りた後みたいだった。
私は、リビングに向かうと藍沙ちゃんがテーブルに料理を運んでいる途中だった。

「ごめんね、晩御飯も作ってもらったのに朝食まで作ってもらって……」

私は、テーブルの席に座ると藍沙ちゃんに朝食を作ってもらったお礼を伝えた。

「いえ、気にしないで下さい。
料理を作るのは、お姉様の嫁の私(わたくし)の勤めですわ」

藍沙ちゃんもテーブルの前に置いてある椅子に座った。
私の嫁宣言をした。

「んっ……相変わらず藍沙ちゃんの料理は、美味しいよね」

私は、藍沙ちゃんの作ってくれた料理を食べると美味しくて少しだけ笑みを浮かべた。

「それならば良かったですわ……
お姉様、このウインナーの焼き加減の自信がありますわ。
ですから食べて見てください」

藍沙ちゃんは、お箸でウインナーを掴むとウインナーを私の方に向けた。

「え、えっと……自分のを食べれるから良いよ」

私は、藍沙ちゃんに食べさせられるのが恥ずかしくて顔を赤らめて食べさせてくれるのを断った。

「お姉様、あ~~ん」

藍沙ちゃんは、私が断ったのを見てさらにニコニコ笑顔でお箸でウインナーを掴んだままウインナーを私の方に向けた。

「いや、あ、あの……」

私は、藍沙ちゃんに食べさせるのを断ったのにさらにぐいぐいと私に食べさせようとしたから戸惑ってたじたじになった。

「あ~~んです」

藍沙ちゃんは、断るのを許さないって思いを込めてさらにぐいぐいとウインナーを私の方に向けた。

「あ、あ~~ん……」

私は、藍沙ちゃんの強引に食べさせようとする意気込みに負けて藍沙ちゃんの向けたウインナーを食べた。

「お姉様、美味しいですか?」

藍沙ちゃんは、私に向けたウインナーを食べたのを見てニコニコしながら美味しいのか質問をした。

「う、うん、美味しいよ、藍ちゃん」

私は、藍沙ちゃんに食べさせられた恥ずかしさで顔を赤らめて美味しいって呟いた。

「それならば良かったです。
んっ……ゴックン……お姉様、これで間接キスですね」

愛沙ちゃんは、私がウインナーを食べた愛沙ちゃんのお箸で自分もご飯を食べた。
そしてお箸にキスをして色っぽく微笑んで間接キスなことを伝えた。

「うっ……もう何を言うのよ……」

私は、藍沙ちゃんに間接キスをしたことを言われると顔を真っ赤にして照れているのを隠すように自分のほっぺたを触った。

「んんんっ……んっ……んんっ……お姉様の大きくて長くて固いです……んっ……」

藍沙ちゃんは、私が照れたのを見て少しだけ考え込んだ。
そしてフライパンで焼いた大きな長い切っていないウインナーを一つ掴んだ。
そして意味ありげにウインナーを口に入れて舐め出した。

「ぶっ!?
そんなことをするんじゃありません!」

私は、藍沙ちゃんのウインナーを舐める仕草が色っぽすぎて唾を吹き出そうになった。
それからすかさず藍沙ちゃんの頭を軽く叩いて下品だから止めなさいって伝えた。

「いった~~い!
もうお姉様たらいきなり叩くだなんて酷いでないですわ」

藍沙ちゃんは、叩かれた頭を両手で擦り涙目で私を見つめた。

「酷いじゃないよ。
食べ物で遊ばないの。
まったくそんなことをしていると学校に遅れるよ」

私は、藍沙ちゃんの不満を聞いて軽くため息を吐いて早く食べないと学校に遅れることを指摘をした。

「はい、解りましたわ……」

藍沙ちゃんは、私の態度を見てさすがにやり過ぎたと思い素直に料理を食べ始めた。
私と藍沙ちゃんは、料理を全て食べると家を出た。
それから私と藍沙ちゃんは、家を出て学校に向かった。

「っ!?」

藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似ている30代ぐらいの女性を見掛けるとビクッとして体を振るわせた。

「あら、あなたまだ生きていたのね。
化物の癖に良く堂々と歩いていられるわね」

藍沙ちゃんによく似た30代ぐらいの女性も藍沙ちゃんに気がつくと睨むように藍沙ちゃんを見つめた。

「うぅ……」

藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似た女性に罵倒されるとつらそうに女性から視線を反らした。

「ちょっと黙って聞かせてもらったけれどもそれは、ないんじゃないの。
あなたが誰だか知らないけれどもこんな小さな子供に化物っていうのは、酷くないですか?」

私は、藍沙ちゃんを護るように藍沙ちゃんと藍沙ちゃんとよく似た女性の間に立った。

「誰なの、あなた?
もしかしてこいつが何者なのか知らないんでしょう。
気の毒よね。
あなたは、騙されているのよ。
だってこいつは……」

藍沙ちゃんによく似た女性は、藍沙ちゃんの間に立った私の体全体を見た。
そして何かをさとったように藍沙ちゃんのことを言おうとした。

「ま、待って下さい!
お願いしますからお姉様にそれだけは、言わないで下さい。
お願いします……」

藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似た女性が何か言う前に大声を出して言うのを止めさせた。
そして涙を流しながら頭を深々と地面につけて土下座をして謝った。

「ふん、見苦しいわね。
あなたは、そうやっているのがお似合いよ」

藍沙ちゃんによく似た女性は、藍沙ちゃんの土下座を見て軽蔑するように鼻で笑いそのまま去って行った。

「だ、大丈夫、藍沙ちゃん?」

私は、普段の藍沙ちゃんの様子とかけ離れた行動に尋常でないと感じた。
だから藍沙ちゃんの肩を優しく触り心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。

「ごめんなさい、お姉様、見苦しいところをお見せしましたわ」

藍沙ちゃんは、立ち上がりすまなそうに苦笑いを浮かべて私に謝った。

「それは、良いよ。
でもあの女性は、誰なの?
あっ、別に言いたくなかったら言わなくてもいいんだよ」

私は、藍沙ちゃんがまだ落ち込んでいるように見えた。
私は、藍沙ちゃんが心配で何か力になりたくなった。
その為に藍沙ちゃんと藍沙ちゃんとよく似た女性の関係が気になり控え目に質問をした。

「あの人は、私(わたくし)の産みの親ですわ……」

藍沙ちゃんは、つらそうな困ったような苦笑いを浮かべてさっきまでいた女性と藍沙ちゃんの関係を伝えた。
私は、藍沙ちゃんの様子から何か理由があると思った。
でもこれ以上は、聞かれたら困るって藍沙ちゃんの気持ちが伝わってきた。
私は、これ以上藍沙ちゃんを困らせたくなくて何もきけなかった。

「お姉様、学校に早く行かないと遅刻しますわ」

藍沙ちゃんは、何でもないようにニッコリと笑う笑顔を浮かべていた。
でもその笑顔がなんだか無理をしているように感じた。
藍沙ちゃんは、先に歩き始めた。

「う、うん、そうだね、早く学校に行こう」

私も藍沙ちゃんの後を追いかけるように学校に向かって歩き始めた。
学校に着くまで自然と互いに無言のまま時間が過ぎて行った。

「これは、私(わたくし)の問題ですからお姉様が気にすることでないですわよ」

教室に着くと藍沙ちゃんが私の方を向いて私に心配かけないように無理に笑って見せた。
それから藍沙ちゃんは、すぐに自分の席に向かって歩き始めた。
私は、子供の藍沙ちゃんが辛いのに気を使われたことが凄く情けなくなった。
そして何もできない自分に腹がたち自分の唇を強く噛んだ。
私は、ふと昨日のお風呂での藍沙ちゃんの態度を思い出した。
子供の藍沙ちゃんが抱えている悩みがなんなのか解らないし検討もつかない。
私は、慕ってくれている女の子の苦しみを和らげてあげられないことに腹がたった。
そして藍沙ちゃんの為に何ができるか考えたけれども何も思い浮かばなかった。
それから藍沙ちゃんに何もできないまま昼休みの時間になった。

「お姉様、今日も弁当を作ってきましたわ。
宜しかったら一緒にどうですか?」

昼休みになると重箱の弁当箱を持って私のところに近づいてきた。

「ありがとう、藍沙ちゃん。
今日も弁当を作って来てくれたんだね。
もちろん弁当を食べさせてもらうよ。
弁当を食べるのところは、昨日と同じところでかまわないよね」

私は、授業で使ったノートと教科書と筆箱を机の中に入れた。
そして昨日も弁当を食べた裏庭の桜の木の前で食べることを提案をした。

「裏庭の桜の木の前ですわよね。
もちろんそこで弁当を食べるのは、かまいませんわ」

藍沙ちゃんは、昨日見た桜の木の前で食べられると解ると子供らしくパーと明るい笑顔でニッコリと笑った。

「それならば決まりだね。
早速裏庭に行こう」

私は、椅子から立ち上がった。
藍沙ちゃんの笑顔を見ると落ち込んでいたのが少しでもおさまったのでないかと安心をした。

「はい、お姉様、お供しますわ」

私と藍沙ちゃんは、裏庭の桜の木に向かった。
桜の木の前で敷物をひくと私と藍沙ちゃんは、敷物の上に座った。
そして重箱の弁当箱を敷物の上に広げた。

「今日は、豪華だね。
こんなにも食べられるかな?」

私は、重箱の弁当箱の豪華な料理を感心しながら見つめた。

「ごめんなさい、お姉様。
お姉様に色々と食べてほしくて張り切って作りすぎてしまいましたわ。
食べれなかった残してもらってもかまいませんわ」

藍沙ちゃんは、私の弁当の料理を誉めた言葉を聞いて恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。

「ん~~このおにぎりなんか塩加減と昆布の味が染みて美味しいよ~~」

私は、おにぎりを食べると幸せそうに微笑んだ。

「それならば良かったです。
お姉様……んっ……」

藍沙ちゃんは、私の美味しそうに食べる仕草を見て安心したように微笑んだ。
そして玉子焼きを一つ唇でくわえるとそのまま玉子焼きを私の口元に持ってきて口移しで食べさせようとした。

「ちょ、ちょっと、藍沙ちゃん!?」

私は、藍沙ちゃんの行動にびっくりして慌てて後ろに下がった。

「んっ……んんっ……」

藍沙ちゃんは、逃がさないって雰囲気のオーラを纏い玉子焼きを唇でくわえたまま私の口に近づけた。

「ま、待って、藍沙ちゃん。
は、話せば解るよ……
あっ!?」

私は、藍沙ちゃんに詰め寄られると背後に桜の木に当たってこれ以上逃げられない状況を作られた。

「ん~~~~~~っ……」

藍沙ちゃんは、チャンスとばかりに玉子焼きを唇にくわせたまま私の口に近づいてきた。

「っ……くしゅん!」

桜の花弁が落ちてくると藍沙ちゃんの鼻の先に止まった。
藍沙ちゃんの鼻の先に止まった花弁のくすぐったさから大きくくしゃみをした。
くしゃみをしたせいで藍沙ちゃんがくわえていた玉子焼きを地面に落とした。

「あっ……これでは、お姉様に食べさせるわけにいきませんわね」

藍沙ちゃんは、口移しで食べさせられなかったのを残念そうに話した。

「ほっ……そういえば藍沙ちゃん今日の放課後に付き合ってほしいところがあるんだけれども構わないかな?」

私は、改めて敷物の上に座り直して今日の放課後に付き合ってほしいことをお願いをした。

「えっ、今日の放課後ですか!?
もちろんお供します、お姉様!
でもどこに行くつもりなのですか?」

藍沙ちゃんは、落とした玉子焼きを弁当の蓋の上に置いた。
そして敷物の上に座り直した。
いきなりの出掛ける誘いを聞いて身を乗り出して私の顔に自分の顔を間近に近づけた。
そして嬉しそうにニコニコ笑顔になった。

「わっ!?あ、藍沙ちゃん、顔が近いって……
でもこれから行く場所は、内緒。
ついてからのお楽しみね」

私は、藍沙ちゃんの顔を私の顔の間近に近づけてきたのでキスができそうだと思い慌てて藍沙ちゃんから距離を取った。
そして右手の人差し指を立てて右手の人差し指で自分の唇を触り片目を瞑った。
そして目的地に着くまでの内緒だと伝えた。

「解りましたわ、お姉様。
放課後の楽しみにとっておきますわね」

藍沙ちゃんは、私のこれから行くところの秘密って言葉を聞いて放課後に行くところが楽しみでニコニコ笑顔になった。
放課後になると鞄を持って藍沙ちゃんのところに向かった。

「藍沙ちゃん、帰る準備は、できている?」

私は、藍沙ちゃんの前に立って帰る準備ができたのか質問をした。

「はい、今、帰る準備が終わったところですわ」

藍沙ちゃんは、持ってきた物を鞄に直すと鞄を持って帰る準備が終わった事を伝えた。

「それならば行こうか、藍沙ちゃん」

私は、鞄を持ち直すと目的地に行くことを提案をした。

「はい、お姉様!」

藍沙ちゃんは、私の腕に抱き着いて嬉しそうにニコニコ笑顔で私を見上げた。

「わっ!?
は~~今回は、仕方がないよね……」

私は、藍沙ちゃんに腕に抱き着かれると驚きの声を出して藍沙ちゃんに腕に抱き着く必要がないって指摘をしようとした。
でも嬉しそうな笑顔を見ていると朝に落ち込んだ時の藍沙ちゃんよりも良いかもと思いしかたがなそうに苦笑いを浮かべた。
私と藍沙ちゃんは、しばらく山道を歩くと広々とした丘に着いた。
山の丘の公園から見下ろす街と海が綺麗でしかも日が沈む間近だったらしく街並みが夕日で輝いていた。

「凄く綺麗ですわ……
こんなにも綺麗な夕日は、見たことがありません……」

藍沙ちゃんは、夕日の街並みに感動をして自然と涙が流れていた。

「元気が出たのならば良かった。
私もね、大好きなおばあちゃんが亡くなったり悲しい時に良くこの丘に来ていたんだ。
この夕日を見ていると自分の悩みがちっぽけなことに感じてこれからを生きる力をもらえるんだよね。
私の秘密の場所なんだよ。
特別に藍沙ちゃんだから教えたんだから他の人に教えたら駄目だよ」

私は、片目を瞑りウインクをすると悪戯ぽく微笑んだ。
そしてこの場所の事を内緒だと伝えた。
そして藍沙ちゃんの悩みや悲しみが少しでもなくなればって心から思った。

「ありがとうございます、お姉様……
ごめんなさい、お姉様に気を使わせてしまいましたわよね……
この夕日の街並みの景色を見たら私の考えている悩みががどうでもよくなりましたわ」

藍沙ちゃんは、私の気持ちが嬉しそうにニッコリと微笑んだ。

「それならば良かった……」

私は、藍沙ちゃんの笑顔を見て元気になれたみたいで安心をした。

「お姉様は、私(わたくし)の秘密を知りたいと思わないんですか……?」

藍沙ちゃんは、私の心を覗き込むようにじっと私の目を見つめた。

「知りたくないって言ったら嘘になるかもね。
でもね、どんな藍沙ちゃんでも私の大切な藍沙ちゃんなのは、変わらないんだよ」

私は、藍沙ちゃんのほっぺたを触り優しく微笑んだ。
そして藍沙ちゃんがどんな存在でも大切なのは、変わらない事を伝えた。

「うぅ……ありがとうございます、お姉様……」

藍沙ちゃんは、私が藍沙ちゃんのほっぺたを触った手の上から私の手を重ねるように触り涙を流して泣いた。
私は、ゆっくりと藍沙ちゃんの体を抱き締めて背中を擦ってあげた。
藍沙ちゃんは、私の温もりを感じて我慢していたものが爆発してさらに激しく声を出して泣いた。
藍沙ちゃんは、涙が止まると私から離れた。

「お姉様、ごめんなさい、お見苦しいところをお見せしましたわ……」

藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべた。

「お姉様、私(わたくし)の秘密を聞いてもらえませんか?」

藍沙ちゃんは、真剣な表情で私を見つめた。
そして自分の秘密を聞いてほしいことをお願いをした。

「本当に藍沙ちゃんの秘密を教えてくれるの?
嫌だったら無理に話すことは、ないんだよ」

私は、藍沙ちゃんが誰にも知られたくと思っていた秘密だった。
だから無理に話すのでないかと心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。

「私(わたくし)の秘密を聞いて下さい。
いえ、お姉様だからこそ聞いてほしいのです。
私(わたくし)の秘密を聞いて下さい、お姉様……」

藍沙ちゃんは、一度目を瞑るとしばらくしてから目を開けてゆっくりと藍沙ちゃんの秘密を話し始めた。

~つづく~

  • No.212 by 乃木坂桜  2020-01-05 09:58:46 

小学生腐女子同士の百合小説です。
登場人物は、谷川光(たにがわ ひかる)(主人公、小学6年生、女の子)、青葉のぞみ(あおば のぞみ)(生徒会長、小学6年生、女の子)です。
谷川光の視線で書かれています。

~小学生が腐女子だと悪いですか?~

~第1話~
私は、昔から友達と言う友達がいなくて楽しみと言えば本や漫画やアニメを見ることだった。
でも小学五年生の時に衝撃的な出会いをした。
本屋さんで格好いい男の子が表紙に描かれた小説を見てなぜか心が引かれてその小説を買ってしまった。
本の内容は、高校生の生徒会長とヤンキーの男性同士の恋愛小説だった。
バトルシーンは、迫力が合って男らしさがアピールしていて格好良くて物語に夢中になった。
男の子のヤンキーが男の子の生徒会長に激しく攻められる様子にときめいた。
世の中にこんなにも素敵な恋愛があるのだと感動した。
そして私が腐女子になった瞬間でもあった。
小説の名前は、青春ディズ。
私の運命を変える小説との出会いだった。
それからBL小説、BL漫画、BLアニメにとBLに夢中になった。
それから気が付くと小学6年生になっていた。
小学6年生になってもBL好きがおさまることがなく女性同士の恋愛のGLにも目覚めてさらに私の腐り具合が悪化していた。

「は~~……やっぱりBL物は、いつ読んでもたまらないなぁ……
でもショタ物の弟攻めで兄受けってなんなのよ。
ありえないでしょう!
弟に攻められてたじたじになる兄とか兄が可愛らしすぎでしょう!
兄の何が俺達は、兄弟だから駄目よ。
あんたは、乙女かってよ。
しかもぐいぐいいく攻める弟が男らしすぎでしょう。
嫌がる兄がだんだん弟色に染まって行って最後に俺は、弟でも好きだ!って告白には、泣けたなぁ……
でもこの小説を書いている先生ってどんな方なのかな?
編集部とは、メールや手紙でやり取りをしているらしいんだよね
編集長ですらゆりね先生がどんな方なのか知らないんぢよね……」

私は、読み終わった小説をベンチの上に置いた。
私は、昼休みに中庭のベンチで小説を読むのが日課になっていた。
ふと、中庭の渡り廊下を歩いていく生徒会長の青葉のぞみ(あおば のぞみ)を見かけた。

「相変わらず生徒会長は、綺麗だね……
でも私みたいな腐ってる人種と無縁の存在だろうね」

私は、生徒会長が男同士の恋愛が嫌いだと思っていた。
だからこの生徒会長と係わることがこの先もないと思っていた。

「ん~~……まったく宿題を忘れたからって居残り授業は、止めてほしいよね。
あれ、何か落ちている……」

私は、宿題の忘れる常習者だった。
それを見かなれた先生が私に居残り授業をした。
そのお陰で下校時間のギリギリになってしまった。
帰る時に学校の廊下で書類の入ってそうな封筒を見つけた。

「封筒の中身は、なんなのかな……?」

私は、封筒の中身が気になって封筒の中身を取り出した。

「えっ、青春ディズの続編の原稿なの!?
どうしてこんなところにあるの?」

私は、いつも愛読をしている小説だと解ると驚いて声を出した。

「まさかゆりね先生は、この小学校の関係者なのかな?」

私は、この原稿を落としたのがゆりね先生だと考えるとねがぽじ先生に近づけるチャンスだと思った。
だから原稿を探している人物を探して校内を歩き回った。

「あれ、あれは、生徒会長だよね。
どうしたのかな?
生徒会長、どうかしたの?」

校内を歩き回っていると何か探しているかのような挙動不審の生徒会長を見つけた。
なんとなく生徒会長のことが気になって生徒会長の後ろから話しかけた。

「ひゃん!?た、確か谷川光(たにがわ ひかる)さんでしたね。
下校時間は、とっくに過ぎていますよ。
早く帰りなさい」

生徒会長は、私がいきなり声をかけたのを驚きの声を出した。
生徒会長の威厳からなのか落ち着いたように話した。
でも何処か落ち着きがないような何かを探しているように視線がキョロキョロしていた。

「今帰るところだよ。
ところで生徒会長、あのね……うんん、やっぱりいいよ。
またね、生徒会長」

私は、生徒会長のことが気になった。
でも今は、聞かない方が良いと思い聞くのを止めた。

「ま、待ちなさい、谷川さん。
この辺りで落とし物ってなかったですか?」

生徒会長は、私を呼び止めたけれども落とし物のことを聞いて良いのか解らずにおどおどしながら控え目に落とし物のことを質問をした。

「えっ、落とし物ってこの事なの?」

私は、さっき拾ったねがぽじ先生のBL小説の原稿の入った封筒を見せた。

「そ、それです。
知り合いが落としたから探してって言われていましたの。
さあ、その封筒を渡して下さい」

生徒会長は、私から封筒を取ろうとしたので生徒会長の手を避けた。

「あ、あの……谷川さん、さっさとそれを渡して下さい。
その……もしかして封筒の中身を読みましたか?」

生徒会長は、私が避けたのを見て戸惑うけれどもふと私の目を見て恐る恐る中身を見たのか質問をした。

「いえ、中は、少しだけしか見ていません。
もしかして生徒会長は、ゆりね先生だったりしますか?」

生徒会長の慌てようからして封筒の原稿を書いたのが生徒会長の気をした。
だから直接ゆりね先生なのか質問をした。

「そ、そんな下品な名前の人なんか知りません……」

生徒会長は、目をうるわせて視線を反らして知らないって嘘をついた。

「それは、あきらかに嘘だよね。
下品なって内容を知っているからそんなことを言うんだよね。
生徒会長、いや、ゆりね先生の小説は、いつも感動しているの。
繊細な男心を表してそして男同士のピュアとも言える恋愛にいつも萌えいるんだよ」

私は、生徒会長に詰めより生徒会長……いや、ゆりね先生の小説を誉めた。

「ま、待って、谷川さん、解ったから落ち着いてよ。
ここで話されるのは、まずいから取り合えず私の家に来てください。
話は、そこでゆっくりとしましょう」

生徒会長は、私のぐいぐいいく行動に戸惑い私を落ち着かせようとした。
そして生徒会長の家で話の続きをすることを提案をした。

「えっ、ゆりね先生の家に来て良いの!?
ぜひ、ゆりね先生の家に行かせて下さい!」

私は、ゆりね先生の家に行けるのが嬉しくて興奮気味に話した。

「だ、だから私がゆりね先生って言うのは、内緒にしていますからねがぽじ先生って呼ばないでください!」

生徒会長は、私の口を両手で鬱いで涙目で私を睨むように見つめた。
私は、慌てて首を立ちに何回も振ってここでは、言わないことを約束をした。
私と生徒会長は、生徒会長の家の部屋に来ると私と生徒会長は、椅子に座った。

「……それでもう一度聞くけれども生徒会長は、ゆりね先生で間違いがないんだよね」

私は、しばらく時間をおいてから生徒会長がゆりね先生なのか質問をした。

「はい、そうです。
私がゆりねで間違いありません。
日頃、規則だ、風紀だって言っている堅物な癖に影ではBLを書いている小説家だなんておかしいでしょう。
笑いたければ笑ってもらっても構いませんわ……」

生徒会長は、自分が日頃厳しい癖にこんないかがわしい物を書いている腐女子のことを攻めるように苦笑いを浮かべた。

「そんな生徒会長のことを攻めるわけがないよ!
私ね、生徒会長の小説に助けられたんだよ。
嫌なことが会った時にいつも生徒会長の書いた小説に萌えて元気をもらっているんだよ。
その事で生徒会長のことを悪く言う人がいたら私が絶対に許さないからね!」

私は、生徒会長に詰めより生徒会長の肩を掴んで真剣に生徒会長を見つめて生徒会長の小説を誉めた。

「え……えっと、ありがとう、谷川さん……」

生徒会長は、キスができそうなくらい間近に私の顔があるのと小説を誉められた恥ずかしさで私から視線を反らした。

「あっ……ご、ごめん、生徒会長……」

私は、生徒会長の小説のことで熱くなりすぎて生徒会長の顔が間近にあるのに気が付いて慌てて生徒会長を離して生徒会長から視線を反らした。
しばらく沈黙が続いてから私は、生徒会長がどうして小説家になったのか疑問に思い生徒会長の方を向いた。

「生徒会長は、何で小説家になったの?」

私は、生徒会長に小説家のことを質問をした。

「私が小説を書き始めたのは、小学四年生の時にネットの小説掲示板に書き始めたのが始めてです。
ちょうど小説掲示板に投稿し始めて半年ぐらいだったわ。
私の小説を読んだ編集者から私の小説を本にしたいって私の掲示板でお願いをされたの。
最初は、断るつもりでした。
私は、小学生の子供だったから小説を作るのに色々と問題が出てくると思いましたから……
それに私の家は、厳しいからBL小説を書いているってのを良く思わないと思うの。
でも編集者は、私のことを内緒にしてくれるって言うから本を出すことにしたの。
私がBL小説の本を出しているって知られたら学校も親も黙っていないでしょうね……」

生徒会長は、小説家になった時のことを教えてくれると困ったようなつらそうとも言える複雑な笑みを浮かべた。

「生徒会長は、辛かったんだね……
大丈夫だよ、これからは、同じ腐女子の私が側にいるよ。
生徒会長の苦しみを和らげることができないかもしれない……
でも生徒会長の苦しみは、理解しているつもりだよ。
だって私も同じ腐女子だもん。
こんなBLが好きだなんておかしいと解っているし人には、言えないもん。
だからもう1人で苦しまなくて良いんだよ……」

私は、生徒会長を優しく抱き締めて生徒会長は、1人でないことを伝えた。

「っ!?ありがとうございます、谷川さん……」

生徒会長は、私の気持ちと温もりを感じて安心したのとはりつめていた物がなくなって私を抱き締め返して嬉しい気持ちで涙を流した。
しばらくすると生徒会長は、私から離れた。

「ごめんなさい、見苦しいところをお見せしました。
もう大丈夫です」

生徒会長は、涙を拭いて晴れ晴れとしたニッコリと笑った。

「それならば良かった。
そう言えばもう友達なんだから私のことを谷川って呼ばずに名前の光って呼んでよ。
私も生徒会長のことをのぞみちゃんって呼ぶからね」

私は、生徒会長の様子を見てもう大丈夫だと安心をした。
それから後ろで両手を組んでのぞみちゃんを覗き込むように見つめて私を名前で呼んでほしいことをお願いをした。

「え、えっと……その……光さん……?」

のぞみちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて目をうるわせて上目遣いで私を見つめると恥ずかしそうにたどたどしく私の名前を呼んだ。

「うぅ……もうのぞみちゃんたら可愛らしいんだからぁ!」

私は、のぞみちゃんの恥ずかしそうな仕草が可愛らしすぎてたまらずのぞみちゃんに抱き着いた。

「わっ!?もう光さんたらいきなり抱き着かないでください」

のぞみちゃんは、私に抱き着かれると恥ずかしそうに顔が真っ赤になり慌てたようにおどおどとした。

「あっ、ごめんね、のぞみちゃん。
でも始めてできた友達が同じ腐女子仲間でしかも憧れのゆりね先生だなんて夢のようだよ」

私は、おどおどとしたのぞみちゃんを見て慌てて離すと両手を合わせて謝った。
友達が始めてできてしかも憧れのゆりね先生だと思うと嬉しくてニコニコ笑顔になった。

「もう光さんたら大袈裟なんですから……
私の方こそ同じ趣味の友達ができて嬉しいです。
私は、趣味を隠して小説家の仕事をしていましたから同じ趣味の友達ができるだなんて思ってもいませんでしたもの。
ですから今、こうして同じ趣味の友達ができて夢のようです」

のぞみちゃんを私と友達になれたのが嬉しいらしくて嬉しそうにやんわりと微笑んだ。

「これからよろしくね、のぞみちゃん!」

私は、のぞみちゃんの両手を握り締めて仲良くする意味も込めてニッコリと笑った。

「はい、私の方こそよろしくお願いいたします、のぞみさん」

のぞみちゃんも私の手を握り返してやんわりと微笑んだ。

私は、こうして生徒会長ののぞみちゃんの秘密を知るのと合わせてのぞみちゃんと友達にもなった。
のぞみちゃんの秘密は、とてつもない内容だった。
でもこれからののぞみちゃんと一緒に過ごす学園生活のことを考えると楽しみで仕方がなかった。
だって生徒会長で小説家のゆりね先生で友達ののぞみちゃんと一緒なのたがらつまらないわけないと思います。

~つづく~






  • No.213 by 乃木坂桜  2020-01-05 10:01:35 

新しい小説ができましたから投稿しました。
性別とかは、秘密ですが私の本体は、この小説に出てくる主人公のようにこんな感じで腐っています。

  • No.214 by 加賀いろは  2020-01-16 02:43:02 


お疲れさまです

すっかり遅くなりましたが藍沙ちゃんとつぐみちゃんの2話、乃愛ちゃんと紳ちゃんと桜ちゃんの最終話、真雪くんと美花くんの1話まで読ませてもらいました

どの話もとてもおもしろかったです
こんなに早いペースでこれだけの話ができるのはホントにスゴいですね!

藍沙ちゃんは読んでいて途中からレールガンの登場人物の白井黒子が重なってすごく笑わせてもらいました
ルパンダ○ブは傑作ですね(苦笑)
ほんの少し()マジメなシーンもありましたが、よくぞ次から次へと変態的な行為が思いつくなと感心しました、なんて
続きがあるようなのですぐにでも読ませてもらいますが単純に笑えておもしろかったです

乃愛ちゃんと紳ちゃんと桜ちゃんの話は、まぁ最終的には落ち着くところに落ち着いて気持ちよく最後まで読むことができましたが途中の紆余曲折には泣けるシーンもあってよかったです
蝶ちゃんにしても桜ちゃんにしても好きな相手がいるのに相手のことを思いやって身を引くのはとてもツラいことですよね
身に積まされる思いです
蝶ちゃんと桜ちゃんがその後どうなったのかは気になりますがそこは言わぬが花のような気がするので聞かないようにしますね
みんないい子でこの話の登場人物はみんな好きです

真雪くんと美花くんの話はプロローグが長くて、この後が本編かとびっくりしました
すごくおもしろい構成だと思います
本編の登場人物に深みが出てよかったです
真雪くんはなんかすっかり軟派な子になっていて笑ってしまいますが芯の部分はきっと変わってないんでしょうね
月善くんが二人の関係に嫉妬したりするのかしないのか続きが気になりますね

…と、簡単ですが読んだところまで感想を書かせてもらいました
おもしろい話を読ませてくれていつもありがとうございます
残りの話も早く読みたいですがまた明日以降に

  • No.215 by 乃木坂桜  2020-01-16 12:44:32 

忙しいのに小説読んでくれてありがとうございました。
いえ、妄想駄々漏れの考えを小説にしているだけですからね。
誉められた物でないですよ。
こんなにも私の小説を理解してくれて感激です。

はい、藍沙ちゃんのモデルは、黒子です。子供だから何をしても許されるみたいな感じで暴走しています。ルパンダイブは、色んな同人誌でネタとして使っていましたから私も採用しました。いえ、黒子ならばどうするか考えてそれプラス犯罪になるような事を考えて小説を作りました。あくまでしゃれですみそうなところです。実は、ネタがなくなりましたから四話以降は、こんなにも暴走しないでシリアス+萌える展開になると思います。四話目は、藍沙ちゃんの秘密ご解る過去編で五話が変態的行動は、ないけれどもかなりグイグイ攻める藍沙ちゃんみたいな感じになります。

すれ違う思いのキャラクターでそういってもらえると嬉しいです。
裏話の話をすると乃愛のお母さんと蝶ちゃんは、付き合っていた時期があります。それから桜ちゃんと蝶ちゃんは、この先付き合うことになったりします。蝶ちゃんが乃愛ちゃんと紳ちゃんの仲をとりつなぐのをお願いをしたのは、桜ちゃんのさしがねだったりします。いつか蝶ちゃん目線で裏話的な小説を書きたいです。
かなりネタばらしですいません……

リトルタイガーの小説を理解してもらって嬉しいです。
そうなんですよね、この後に嫉妬して月善くんがヤンデレ化とか考えていました。

いえ、こちらこそ小説を読んでくれてしかもこんなにも理解してくれた感想をありがとうございました。
小説を読むのを無理しないで下さいね。
小説を読むのは、いろはさんのペースでゆっくりと読んで下さい。
他の掲示板で投稿するのは、まだ怖いですがいろはさんに読んでもらうために小説を書くの再開しました。
できましたらまた読んで下さいね。

  • No.216 by 乃木坂桜  2020-01-20 18:47:36 

これは、百合小説です。
この小説は、本編の過去編の小説です。

~暴走幼女藍沙ちゃん ~

~第四話~

ある外国の山奥にある研究室に白髪の60代ぐらいの女性と20代ぐらいの女性が何か言い争って喧嘩をしていた。

「本気かね。
君がやろうとしていることは、神への……いや、全ての生物への冒涜だ!」

白髪の60代ぐらいの女性は、机を強く叩いて女性を睨んだ。

「教授の考えは、時代遅れです!
これが上手く行くと人類の科学の発展に傾向されるかも知れないのですよ!」

20代ぐらいの女性も机を叩いて女性を睨んだ。

「でも遺伝操作による優秀な子供を産み出そうだなんて馬鹿げている!
自分の子供に優秀な子になってほしいだけじゃないか!
それだと君も君の子供も不幸になるってなぜ解らないんだ!」

60代の女性は、もう一度机を叩いて20代の女性を睨み返した。

「自分の子供に優秀になってほしいと思うのが何故悪いのですか。
親ならば子供が優秀になってほしいと思うのは、当たり前のことです!」

20代の女性が机に両手を起きながら女性を睨み返した。

「必ず自分の子供が恐ろしくなるだろうね。
何故ならば化学者の自分よりも賢くなり近い未来に劣る自分が嫌になって逆恨みをするように自分の子供を憎むようになるだろうね。
何故ならばそこに歪んだ愛しか存在がしないんだからね」

60代の女性は、机に両手を当てて女性を睨んだ。
そして女性の心の底の思いを言い当てた。

「そんなことは、ありません!
私は、遺伝操作の子供でも自分の子供ならば愛することができます!」

20代ぐらいの女性は、机に両手を当てて睨むように女性を見つめた。
自分の子供ならば愛せるって宣言をした。

「これ以上議論して無駄だね。
私は、抜けさせてもらうよ」

60代の女性は、研究室に置いてある自分の物を鞄にしまいながらこの研究室を出ていくことを伝えた。

「勝手にしてください。
せっかく人類の進歩の発展に立ち会える機会をなくすだなんて教授は、バカです」

20代の女性は、研究室を出ていこうとする60代の女性を攻めるように睨んだ。

「どうとも言え。
まったく愚かな事をすることだ」

60代の女性は、鞄に自分の物を詰め込むと一度20代の女性の方を向いて攻めるように睨んで研究室を出て行った。

「どちらが愚か者なのですか?
このプロジェクトに参加しなかった事を後で絶対後悔することになる言うのに……」

20代の女性は、研究室を出て行った60代ぐらいの女性を寂しそうに見つめた。
それから二年後に遺伝操作の赤ちゃんを産む実験は、成功した。
そして研究室を出て行った60代の女性の教授と喧嘩をした20代ぐらいの女性が自分の腹の中で遺伝操作で作られた優秀な赤ちゃんを産む事に成功をした。

「おめでとうございます、博士。
見て下さい、可愛い女の子ですよ」

30代ぐらいの女性は、20代ぐらいの博士の産んだ赤ちゃんをベッドで横になっている博士に抱かせた。

「私の可愛らしい愛娘……
この子が人類の希望になるのね……
この子の名前は、藍沙……
藍色のような落ち着いて全て人達を優しく包み込むように人類の希望になってほしいと願いがあるのよ」

藍沙ちゃんの母親は、藍沙ちゃんを抱き締めると赤ちゃんのほっぺたをスリスリとした。

「素敵な名前ですね。
きっと藍沙ちゃんは、人類の希望になるに間違いありません」

30代の女性は、藍沙ちゃんのほっぺたを優しく触った。
それから月日が2年が立った。
逢見博士は、藍沙ちゃんの子育て奮闘する日々が続いた。

『逢見博士、藍沙ちゃんの様子は、どうですか?』


藍沙ちゃんの産まれる時に立ち会った30代の女性の研究者が藍沙ちゃんのお母さんの家に電話して藍沙ちゃんの様子を質問をした。

「藍沙ちゃんは、手のかからない良い子よ。
でもよくリビングの床に大学で習う方程式を落書きをしているみたいなのよね」

逢見博士は、藍沙ちゃんの事を苦笑いを浮かべながら伝えた。

『まぁ、落書きだなんて可愛らしい子供の悪戯でありませんか』

女性は、逢見博士の愚痴を苦笑いを浮かべながら落書きは、子供の特権だと伝えた。
それから2年が過ぎて藍沙ちゃんが4歳になった。

『科学者の栄誉ある者に与えられる博士号の与えられた藍沙ちゃんは、4歳で授与されることになり世界最年少の授与として記録として残される事になります。
人類の希望とも言える天才少女の藍沙ちゃんに惜しみもない拍手をお願いします』

全国のテレビに同時配信をされた博士号の授与式で藍沙ちゃんがその国の大統領から博士号をもらった証の表彰盾を受け取るとわれるばかりの拍手がわきあがった。

「えへへ~~おかあさま、やりましたわ」

藍沙ちゃんは、表彰盾を受け取ると嬉しそうに自分の母親の逢見博士を見上げた。

「よくやったわ。
あなたは、私の自慢の娘よ!」

逢見博士は、自分をニコニコ笑顔で見上げた藍沙を優しくぎゅっと抱き締めた。

「えへへ~~おかあさま、だいすきですわ!」

藍沙ちゃんも逢見博士をぎゅっと抱き締め返した。
それから一年後藍沙ちゃんが五歳になっていた。

『科学者の栄誉ある者に与えられる博士号の与えられた藍沙ちゃんは、五歳で去年と今年の二回も連続で授与された
人類の希望とも言える天才少女の藍沙ちゃんに惜しみもない拍手をお願いします』

全国のテレビに同時配信をされた博士号の授与式で藍沙ちゃんがその国の大統領から博士号をもらった証の表彰盾を受け取るとわれるばかりの拍手がわきあがった。

「えへへ~~おかあさま、やりましたわ」

藍沙ちゃんは、表彰盾を受け取ると嬉しそうに自分の母親の逢見博士を見上げた。

「よくやったわ。
あなたは、私の自慢の娘よ!」

逢見博士は、自分をニコニコ笑顔で見上げた藍沙を優しくぎゅっと抱き締めた。

「えへへ~~おかあさま、だいすきですわ!」

藍沙ちゃんも逢見博士をぎゅっと抱き締め返した。
それから一年が過ぎて藍沙ちゃんが6歳になっていた。

『科学者の栄誉ある者に与えられる博士号の与えられた藍沙ちゃんは、6歳で連続で三回の授与されることになりました。
博士号を三回も授与させた者は、藍沙ちゃんが初めてで世界記録にのることになります。
人類の希望とも言える天才少女の藍沙ちゃんに惜しみもない拍手をお願いします』

全国のテレビに同時配信をされた博士号の授与式で藍沙ちゃんがその国の大統領から博士号をもらった証の表彰盾を受け取るとわれるばかりの拍手がわきあがった。

「えへへ~~おかあさま、やりましたわ」

藍沙ちゃんは、表彰盾を受け取ると嬉しそうに自分の母親の逢見博士を見上げた。

「え、ええ、よくやったわ。
あなたは、私の自慢の娘よ……」

逢見博士は、自分をニコニコ笑顔で見上げた藍沙ちゃんを見下ろしてぎこちなく微笑むだけだった。

「お、おかあさま……?」

藍沙ちゃんも逢見博士の態度を見て不安そうに逢見博士を見上げた。
その日から藍沙ちゃんと逢見博士の距離がぎこちなくなった。

「お母様、見て下さい。
アルミ缶と色々な材料を使ってがアルミニウム合金ができましたわ」

藍沙ちゃんは、逢見博士にアルミニウム合金を作ったの事を誉められると思い嬉しそうにニコニコしながら伝えた。

「そう……あとで見るからそこに置いていなさい」

逢見博士は、藍沙ちゃんの優秀すぎる能力と自分の子供より劣る自分の力にノイローゼ気味に悩むようになっていた。

「また新しい発明をしましたわ。
これだったら人工細胞の培養をもっと画期的にできて普通の臓器と変わらないはずですわ。
それから時間が余ったからお母様のやっていた仕事も終わらせましたわ」

藍沙ちゃんは、自分の母親が自分を拒絶しているように思った。
だから逢見博士の手伝いをしたら昔みたい笑ってくれると思い母親のしていた仕事を自分1人で終わらせた。
母親の仕事を終わらせた事を誉められると思いニコニコしながら逢見博士を見上げた。

「……藍沙、私の仕事をとって楽しい……?」

逢見博士の研究室に入ってきた藍沙ちゃんを睨むように見つめた。

「お、お母様、何を言っているのですか……?」

藍沙ちゃんは、逢見博士が怒っている意味が解らず戸惑いながら逢見博士を見つめた。

「おなたは、いつもそうよね。
天才は、凡人の苦しみなんか解らないわよね!
そんなにも自分の母親をバカに楽しい?」

逢見博士は、机をバンと叩いて藍沙ちゃんを殺す勢いで睨んだ。

「ご、ごめんなさい、お母様。
お母様が喜んでくれると思いましたの……
私が悪い事をしていたら謝ります。
だから嫌わないでください」

藍沙ちゃんは、逢見博士に嫌われたと思って藁にもすがる思いで涙目で自分の母親の腕を掴んだ。

「もうあなたと暮らすのは、うんざりよ。
私は、ここを出ていくわ!
あなたは、ここですきのように暮らしなさい!」

逢見博士は、藍沙ちゃんの手を振りほどいて研究室の自分の荷物をつめて研究室から出ていこうとした。

「ま、待ってください、お母様。
私を1人にしないでください!」

藍沙ちゃんは、逢見博士の体に抱き着いて逢見博士を止めようとした。

「私に触るんじゃないわよ、化物!」

逢見博士は、藍沙ちゃんを投げ飛ばして殺意のこもった眼差しで藍沙ちゃんを睨むとそのまま研究室から出ていった。

「私って化物なの……?」

藍沙ちゃんは、逢見博士が出ていった扉を呆然と見つめた。
それからしばらくして藍沙ちゃんは、自分が遺伝子操作で人工的に作られた普通の人間じゃない事を解った。
自分は、化物だと気づいた。
それから半年がすぎる間に藍沙ちゃんの親になりたいって方々は、たくさんいた。
その全てが藍沙ちゃんの遺産目当てや能力を利用しようとする奴等ばかりだった。
藍沙ちゃんは、子供だけれども大人の中で過ごして来たからそういう人達がすぐに解りわざと無理難題な事をすると皆去って行った。

「やあ、どうしたんだね、こんなところで黄昏て悩み事でもあるのかい?」

藍沙ちゃんは、全てが嫌になり海の砂浜で座り込んで海を見つめておた。
でもいきなり誰かに話し掛けられて声をした方を振り向くと二十代ぐらいの女性が立っていた。
そして女性は、明らかに悩みがなさそうな笑みを浮かべていた。

「誰だか知りませんが私に関わらない方が良いですわよ。
私(わたくし)は、人々に不幸をばらまく化物ですもの……」

藍沙ちゃんは、話をかけてきた女性があまりにも能天気に見えてため息を吐いて冷めた眼差しで女性を見つめた。

「そんな子供が自分の事を化物と呼ぶのは、感心しないな。
よし、家に来い、何かご馳走してやる。
こんな辛気臭い事を考える時は、食べて嫌な気持ちは、忘れることにかごるよ」

女性は、藍沙ちゃんをかつぐように持つと女性の家に向かって歩き始めた。

「ちょ、ちょっと、お姉さん、待って下さい!」

藍沙ちゃんは、女性に荷物を持つ感じで運ばれると慌てて女性を止めようとした。
でも女性は、藍沙ちゃんの言葉を無視して女性の家に着いた。

「ただいま、撫子!」

女性は、藍沙ちゃんをリビングで下ろした。
そしてリビングにいる女性に話し掛けた。

「お帰りなさい、司。
ってまた女の子を誘拐してきたの?」

撫子は、藍沙ちゃんに気がつくと軽くため息を吐いて攻めたように司を見つめた。

「誘拐してきたとは、失礼だね。
私は、悩める子供の力になろうと思っただけだよ」

司は、撫子の問題発言を聞いて藍沙ちゃんの力になりたいだけだと言い訳をした。

「それを誘拐と言うのよ……
ごめんなさいね、うちの人が強引なもので……
悪い人では、ないのよ。
それで良かったらお嬢さんの名前を教えてくれないかな?」

撫子は、司のする事がいつものことだと思うと苦笑いを浮かべた。
そして撫子は、藍沙ちゃんの目線に合わせて優しく藍沙ちゃんの名前わ質問をした。

「……私(わたくし)の名前は、逢見(あおみ)藍沙(あいさ)って言いますわ……」

藍沙ちゃんは、自分の事を知ったら利用しようとするのでは、ないかと思い自分の自己紹介をしても良いのか悩んだ。
悩んだけれども何も言わないのは、失礼だと思い結局自己紹介をした。

「藍沙ちゃんて言うのね。
可愛らしい名前ね。
無理矢理つれてきたお詫びに晩御飯を食べて行ってくれたら嬉しいわ。
どうかしら一緒にご飯を食べていかない?」

撫子は、藍沙ちゃんの名前を聞いて優しく微笑み名前を誉めた。
そして藍沙ちゃんを食事に誘った。

「いえ、せっかくのお誘いですが悪いですので遠慮させてもらいますわ」

藍沙ちゃんは、撫子の気持ちが親切からなのかそれとも何か裏があるのか解らなかったから食事を食べるのを断った。

「子供が遠慮するものでないぞ。
子供は、子供らしく大人に甘えておけ」

司は、藍沙ちゃんの頭を乱暴に撫でた。
乱暴だったけれどもその撫で感じが藍沙ちゃんのお母様に撫でられた感じと何かが似ていて落ち着いた。

「……それならば晩御飯を食べさせてもらいますわ」

藍沙ちゃんは、司の頭を撫でる手に優しさを感じて司だったらご飯くらい食べても問題がないと思った。

「おう、そうしろ。
やっぱり子供は、素直なのが一番だよ」

司は、撫でるのを止めて満足そうに歯を見せてニッて笑った。

「それでは、ご飯にしますわね」

撫子は、台所に料理を取りに向かった。

「私(わたくし)も料理を運ぶのを手伝わせて下さい」

藍沙ちゃんも台所に料理を取りに向かった。
藍沙ちゃんと司と撫子の三人で台所から料理をリビングに運んだ。
三人で運んだから料理を短時間で運ぶことができた。
晩御飯は、目玉焼きが上にのったハンバーグだった。

「あっ……」

藍沙ちゃんは、目玉焼きののったハンバーグを見てビックリした。
だって自分のお母様が落ち込んだ時に作ってくれたハンバーグにそっくりだったからです。

「んっ?どうかしたのか、藍沙ちゃん?」

司は、藍沙ちゃんの態度に違和感を感じて心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。

「いえ、何でもありませんわ。
とても美味しそうなハンバーグですわね」

藍沙ちゃんは、自分の戸惑いを誤魔化すように軽く首を横にふって何でもない事を伝えた。
そしてやんわりと微笑んでハンバーグを誉めた。

「だろう!
撫子のハンバーグは、世界一なんだぞ!」

司は、撫子の料理を誉められる自分のことのように嬉しそうに歯を見せてにって笑った。

「もう司ったらそれは、言い過ぎよ。
藍沙ちゃん、味付けも普通の味よ。
それでは、料理が冷めるから早く食べましょう」

撫子は、司に誉められる恥ずかしそうに顔を赤らめた。
照れを隠すように両手を合わせていただきますをした。

「はい、いただきます、撫子様」

藍沙ちゃんは、両手を合わせていただきますをした。

「いただきます、撫子」

司も両手を合わせていただきますをした。

「どうぞ召し上がれ」

撫子は、両手を料理の方へ向けた。
藍沙ちゃんは、一口ハンバーグを食べると自然と涙が流れてきた。
それは、お母様が作ってくれたハンバーグの味に似ていた。
だからお母様の事を思い出してお母様に会いたくて悲しくなった。

「藍沙ちゃんは、悲しいことがあったのね……
今は、何が合ったか言わなく良いわよ。
でもね、藍沙ちゃんは、素敵な子なのが間違いないのよ。
だから藍沙ちゃんの事を必要としている子がいるはずよ。
会ってばかりだけれども私も藍沙ちゃんの事を大切に思っているのよ」

撫子は、しゃがんで藍沙ちゃんの目線に合わせて藍沙ちゃんの頭を優しく撫でた。

「うぅ……ありがとうございます、撫子様……」

藍沙ちゃんは、撫子の気持ちが嬉しくて泣きながら撫子に抱き着いた。
撫子は、藍沙ちゃんが泣き止むまで藍沙ちゃんを抱き締めて頭を撫でてくれた。

「ごめんなさい、お見苦しいところをお見せしました……
もう大丈夫ですわ……」

藍沙ちゃんは、自分の涙が止まると自分の弱味を見せたのが恥ずかしくて照れ笑いを浮かべて撫子を離した。

「それならば良かったです。
ハンバーグは、食べれるかな?」

撫子は、藍沙ちゃんが泣き止んだのを見て安心したように微笑んだ。

「もちろん食べれます。
ハンバーグが美味しすぎてビックリしただけですわ」

藍沙ちゃんは、自分の気持ちを誤魔化すようにニッコリと笑った。

「ほら、あ~~ん……」

司は、藍沙ちゃんの様子を見て少しだけ考え込んだ。
そしてハンバーグをお箸で掴むとハンバーグを藍沙ちゃんに向けた。

「えっ?あ、あの……あ~~ん……」

藍沙ちゃんは、司にハンバーグを向けられると戸惑った。
でも強引な司に何も言っても無駄だと思い食べさせられる恥ずかしさを我慢するように顔を赤らめて司が向けたハンバーグを食べた。

「どうだ、美味しいだろう?」

司は、藍沙ちゃんに向けたハンバーグを食べたのを見て満足そうに頷いてハンバーグの味の感想を質問をした。

「は、はい、美味しいです……」

藍沙ちゃんは、司の強引な行動に戸惑った。
でも不思議と悪い気持ちにならなくて素直な気持ちを伝えた。

「はい、藍沙ちゃん、あ~~んです……」

撫子が司が藍沙ちゃんに向けたハンバーグを食べたのを見てハムスターみたいで藍沙ちゃんが可愛らしく見えた。
だから自分でも藍沙ちゃんに料理を食べさせたくなりハンバーグをお箸で掴むと藍沙ちゃんに向けた。

「あ、あ~~ん……」

藍沙ちゃんは、撫子に料理を向けられると一瞬戸惑った。
でも結局口を開けて撫子の向けたハンバーグを食べた。

「ほら、あ~~ん……」

司は、藍沙ちゃんが撫子の向けたハンバーグを食べたのを見て今度は、ご飯をお箸で掴むと藍沙ちゃんに向けた。

「あ、あ~~ん……」

藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて司に向けられたご飯を控え目に食べた。

「はい、藍沙ちゃん、あ~~んです……」

撫子が今度は、プチトマトをお箸で掴むと藍沙ちゃんに向けた。

「え、えっと……あ、あ~~ん……」

藍沙ちゃんは、撫子の向けたプチトマトに戸惑うけれども結局プチトマトを食べた。
それから藍沙ちゃんは、撫子と司の交互に料理を食べさせられた。
しばらくすると藍沙ちゃんのお腹がいっぱいになった。

「あ、あの、もうお腹がいっぱいで食べれません」

藍沙ちゃんは、自分の口を両手でふさしでこれ以上食べれない発言をした。

「なんだ、もう食べれないのか。
子供は、たくさん食べれないと大きくなれないぞ」

司は、藍沙ちゃんの食べれない発言を聞いて仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。

「司、そう言ったら可哀想よ。
子供にしては、たくさん食べた方だと思うわ」

撫子は、自分の料理を食べながら藍沙ちゃんを庇うように良く食べた方だと発言をした。

「あ、あの、ごちそうさまでした、料理が美味しかったです」

藍沙ちゃんは、撫子と司のやり取りを見て慌てて両手を合わせてごちそうさまをした。

「藍沙ちゃんの口にあったのならば良かったわ。
料理達も藍沙ちゃんに美味しく食べてもらって喜んでいるはずよ」

撫子もちょうど自分の料理が食べ終わったところみたいで両手を合わせてごちそうさまをした。

「ごちそうさま、撫子。
なあ、撫子の料理は、美味しいだろう。
撫子が料理長を勤めていたレストランで5つ星をもらった事もあるだぞ。
藍沙ちゃんは、撫子の料理を食べれて幸せ者だな」

司は、自分の事を自慢するように意気込んで撫子の料理を誉めた。

「もう司ったら何を言うのよ。それにそれは、昔の事よ。
私にそんな事を名乗る資格がないのよ……」

撫子は、司に誉められると恥ずかしそうに顔を赤らめた。
でもすぐにつらそうな困った苦笑いを浮かべた。

「あれは、撫子が悪い訳じゃないだろ!
むしろ撫子は、被害者でないかよ!」

司は、撫子のつらそうな苦笑いを見て撫子の肩を掴んで撫子が悪くない事を伝えた。

「いいえ、それでも私の料理で不幸になった人がいるのは、事実よ。
料理は、人々を笑顔にする物なのよ。
それなのに私は、最低よね……」

撫子は、軽く首を横に振って俯いて自分を攻めた。

「ごめんなさいね、藍沙ちゃん。
不愉快な話をしたわね。
藍沙ちゃんは、気にする必要がないのよ」

撫子は、藍沙ちゃんがなんて言ったら良いのか解らずに困っているように撫子を見ているのに気がついた。
だから藍沙ちゃんの頭を優しく撫でて気にする必要がない事を伝えた。

「は、はい……」

藍沙ちゃんは、撫子に頭を撫でられてこれ以上聞かない方が良いと思い小さく頷いた。

「ごめんなさいね、司に無理矢理連れてこられたせいで親に連絡されてないでしょう。
私が藍沙ちゃんの家に送った時に親御さんに改めてお詫びをさせてもらいますわね」

撫子は、食べ終わった食器を流しに運びながら藍沙ちゃんを家に送る事を提案をした。

「いえ、家に親は、いませんので気にしないでください」

藍沙ちゃんは、軽く首を横に振って親がいないから気にしないで良いことを伝えた。

「親がいないの……?
親だけで旅行にでも言っているのですか?」

撫子は、何故藍沙ちゃんを家に1人にしたのか解らずにきょとんと首を傾げた。

「いえ、お母様は、もう帰って来ることがありませんわ……」

藍沙ちゃんは、困ったように苦笑いを浮かべた。
藍沙ちゃんは、お母様に捨てられた事を思い出して目に涙があふれた。

「藍沙ちゃん、辛い事を思い出させてごめんなさい……」

撫子は、藍沙ちゃんを優しく抱き締めて優しく背中を擦った。
藍沙ちゃんは、撫子の気持ちと暖かさが安心して声をこらして泣いた。

「ねえ、藍沙ちゃんさせ良かったら私達と一緒に生活をしないですか?」

撫子は、藍沙ちゃんが泣き止んだのを確認をすると控え目に一緒に暮らしたいって提案をした。

「えっ……?で、でも撫子様や司様に迷惑をかける事になりますわ」

藍沙ちゃんは、自分のお母様に化物のように扱われた恐怖から撫子や司も不幸になるのでないかと不安になった。

「は~~……だから言っているだろ。
子供は、遠慮するなとよ。
藍沙ちゃん、本当は、どうしたいだ?
私達と暮らしたいのか?
それとも暮らしたくないのか?」

司は、藍沙ちゃんの言葉を聞いて軽くため息を吐いた。
めんどくさいそうに自分の髪を触り藍沙ちゃんの気持ちを質問をした。

「それは……司様達と一緒に暮らしたいです!
もうひとりぼっちは、嫌です!」

藍沙ちゃんは、司達に自分の素直な気持ちを伝えた。
自分の願いを叶えてほしいって思いを込めて司を見つめた。

「もちろん一緒に暮らしても構わないです。
むしろ藍沙ちゃんみたいな可愛らしい女の子と過ごすのは、歓迎しますわ。
私は、藍沙ちゃんみたいな子供がほしかったのよ」

撫子は、藍沙ちゃんの一緒に過ごしたいって言うお願いを聞いて嬉しそうにニッコリと笑って藍沙ちゃんの頭を撫でた。

「ありがとうございます、撫子様、司様……」

藍沙ちゃんは、自分の本当にほしかった居場所が手に入ったのが嬉しくて嬉し泣きの涙を流して満面な笑みを浮かべた。
司と撫子は、そんな藍沙ちゃんの様子を見て2人で黙って藍沙ちゃんを抱き締めた。
司と撫子と藍沙ちゃんが3人で暮らすようになって色々なことがおきた。
藍沙ちゃんが司の事をお父様って撫子の事をお母様って呼ぶようになっていた。
最初は、藍沙ちゃんを小学校に通わせていたけれども藍沙ちゃんの学力が解ると大学に通わせる事になった。
そして大学生活の最初の夏休みに司があるところに出掛ける事を提案をした。

「なあ、私と撫子で今度の日曜日から三日間あるところに出掛けるのだけれども良かったら藍沙ちゃんも一緒に行かないか?」

司は、夜ご飯を食べ終わった時に藍沙ちゃんに話しかけてきた。

「えっ?はい、一緒に出掛けるのは、構いません。
何処に出掛けるのですか?」

藍沙ちゃんは、司の出掛ける提案を聞いてきょとんとして何処に出掛けるのか質問をした。

「それは、個人が本を作っている売る世界最大の同人誌即売会のワールドコミックマーケットに行くつもりだ。
1年に1回開催される世界最大のお祭りだ。
藍沙ちゃんは、勉強ばかりしているからたまに娯楽の息抜きも大切だ」

司は、悪巧みをするように微笑みながら同人誌即売会に行くのを誘った。

「お父様の気遣いありがとうございますわ。
せっかくだからそのワールドコミックマーケットに行かせてもらいますわ」

藍沙ちゃんは司の悪巧みの笑みの意味が解らなかったけれどもワールドコミックマーケットに行って知らない扉を開く事になった。
同人誌で男と男や女と女の同性同士の恋愛の素晴らしさをそして好きな人の為に変態的な行動をする素晴らしさを知った。
司と撫子の策略により世界最強の腐女子の子供が誕生した瞬間だったりする。
大学を二年で卒業した藍沙ちゃんは、ある街に出掛けた。
そこで迷子の女の子が泣いているのを見かけた。
誰も迷子の女の子に目向きもしなかったのにある高校生の女性だけが女の子に近寄り迷子の女の子と一緒にその女の子のお母さんを探した。
そして1時間後に女の子のお母さんを見つけることが出来たみたいだった。
藍沙ちゃんは、なんとなくその高校生の女性のことが気になった。
それからその高校生の女性を探すようになった。
その高校生は、猫が狭いところに挟まったのを助けたり捨て犬や捨て猫に餌をあげたり困っているお年寄りや色んな人を助けをしたり子供と遊んであげたり普通の人は、めんどくさがってやらないような事をしていた。
藍沙ちゃんは、ますますその高校生の女性のことが気になるようになった。
藍沙ちゃんは、自分の不注意で不良にぶつかってしまった。

「あ~~?
痛いじゃないか?
何、人にぶつかっているんだ?
慰謝料として持ち金全部出せや」

ぶつかった不良は、藍沙ちゃんに近寄り睨むように藍沙ちゃんを見下ろした。
藍沙ちゃんは、こんなことにあったことがなくて怖くなり涙があふれそうになった。

「ちょっとあなた達何をしているの!
いい年をして子供をいじめて恥ずかしくないの?」

声をした方を向くと藍沙ちゃんの気になる高校生の女性が慌てて近づいてきた。

「あ~~?
なんだ、こいつの変わりにお前が楽しませてくれるのか?」

不良は、高校生の女性の体を嫌らしい眼差しで見渡すように見つめた。

「調子にのるな!」

高校生の女性は、不良の足の弁慶の泣き所を思いっきり蹴った。
それからすぐに防犯ブザーを鳴らした。

「痛!?げっ、お、覚えていろよ!」

不良は、高校生の女性が鳴らした防犯ブザーを聞いて慌てて逃げるように走り去って行った。

「大丈夫?
まったく子供に絡むだなんて許せないよ」

高校生の女性は、走り去って行った不良の方を睨むように見つめてから藍沙ちゃんの方に振り向いて心配するように見つめた。

「は、はい、大丈夫です。
助けてくれてありがとうございました……」

藍沙ちゃんは、高校生に助けてくれたのが嬉しいのと恥ずかしいのが合わさって俯きながらお礼を伝えた。

「それならば良かった。
これからは気をつけるんだよ」

高校生の女性は、藍沙ちゃんの態度を見て満足そうに頷いてニッコリと笑い去って行った。
藍沙ちゃんは、その高校生の女性が去って行った方向を恋する乙女みたいに呆然と見つめていた。
それは、藍沙ちゃんがその高校生の女性に恋に落ちる瞬間だったりする。
藍沙ちゃんは、家に帰ってからもその高校生の女性の事を考えてボーとしていた。

「大丈夫、藍沙ちゃん?」

ボーとしている藍沙ちゃんを見た撫子は、心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。

「お母様、私(わたくし)のことなのに自分のことが解りませんわ……
その人の事を考えると胸がドキドキしたり胸がせつないぐらい締め付けられる感情ってなんなのでしょうか?
私(わたくし)は、今までこんな感情を感じたことがありませんわ……」

撫子に話し掛けられるとつらそうに今まで感じたことがない感情の答えを質問をした。

「藍沙ちゃん、それは、恋って感情よ。
その人が好きすぎてその人の全てを手に入れたくなったり結婚をしたくなる気持ちのことよ」

撫子は、藍沙ちゃんの質問に優しく話し掛けるように答えた。

「これが恋なのですわね……
でも私(わたくし)は、人を好きになる資格なんかありませんわ……
だってたくさんの人を不幸にしてきたのですもの……」

藍沙ちゃんは、自分のせいで傷ついた産みの親の事を思い出してつらそうに微笑んだ。

「ねぇ、藍沙ちゃん、昔、私の料理で不幸になった人がいるって言ったわよね。
私ね、昔は、有名なレストランの料理長だったのよ。
でもレストランが悪い人の罠にかかり潰れそうになったのよ。
その時に料理勝負で勝ったらつぶれる話がなくなる事になったのよ。
だからレストランを潰されるのを阻止する為に料理勝負を全力で戦ったわ。
結果は、私の勝利だったわ。
私は、料理勝負に勝った事にうかれて負けた相手のことまで考えていなかったの。
勝負の相手は、自分の子供さんを人質にとられていて仕方がなく料理をしていたの。
料理勝負に勝ったら自分の子供を帰すって約束でね。
でも料理勝負で私が勝ったせいで子供さんは、帰って来なかったの。
勝負をした料理人は、悲しみ子供さんのあとを追いかけるように自分の命を捨てたわ。
私は、自分のレストランのことしか考えてなくて他の人の事を考えてなかったの。
だから私は、レストランの料理長を止めたわ。
私は、人を不幸にした存在だから幸せになる資格がないと思う?」

撫子は、藍沙ちゃんの目線の高さに合わせて肩を触り優しく質問をした。

「そんなことは、ありません!
お母様は、幸せになる資格があります!
お母様が不幸になるのは、我慢ができません!」

藍沙ちゃんは、声を大きく出して撫子が不幸になるのが許さない事を伝えた。

「ありがとうございます、藍沙ちゃん。
人はね、誰でも幸せになる権利があるのよ。
どんな不幸の人も悪い人も全ての人がね。
もちろん藍沙ちゃんも幸せになる権利があるんですよ。
それでこそ自分の娘ならばなおのことよ。
だからね、自分の過去に負い目を感じるのならばなおのこと幸せになってもらわないと困るわ。
だって親は、誰でも自分の子供に幸せになってほしいものなのよ。
だから藍沙ちゃんは、幸せになってね。
これは、親である私の願いでもあるのですよ」

撫子は、藍沙ちゃんの心に語りかけるように優しく話して藍沙ちゃんを安心させるようにやんわりと微笑んだ。
藍沙ちゃんは、撫子が自分の過去を許してくれたのが嬉しくてボロボロと涙を流した。
藍沙ちゃんが泣き止んだのを見て司が藍沙ちゃんに近づいてた。

「好きな相手を落とすのならば徹底的に相手の情報を調べることだ。
それでこそ恋のためならば軽い犯罪的なことも許されるぞ。
それからこれでも読んで相手を誘惑して必ず恋人になれよ」

司は、藍沙ちゃんに恋愛に対する心構えを教えた。
そして好きな相手を誘惑する百の方法(18禁版)を渡した。

「ありがとうございます、お父様。
必ずあの方と恋人になってみせますわ」

藍沙ちゃんは、真剣な表情で司を見つめ返して恋人になる意気込みを伝えた。
藍沙ちゃんは、ネットにハッキングをしたり小型ドローンを使いその高校生の女性の情報を調べた。
その高校生の名前は、白鳥(しらとり) つぐみ、高校三年生で面倒みが良くて優しい性格で頭が悪いことが解った。
そして司からもらった好きな相手を誘惑する百の方法(18禁版)で変態とも言える誘惑をマスターをしてしまった。
このためにつぐみが藍沙ちゃんに振り回されることになったりする。

「どうだ、誰だか解ったか?」

藍沙ちゃんがつぐみのことが調べ終わった頃に司が藍沙ちゃんの好きな相手の情報を質問をした。

「はい、解りましたわ。
つぐみお姉様は、やっぱりとても素敵な方でしたわ」

藍沙ちゃんは、つぐみのことを自分のことのように嬉しそうに話した。

「それならば早速つぐみの親に会いに行こう。
攻めるならばまず外堀から攻めるのが定石だぞ」

藍沙ちゃんと司と撫子の3人は、つぐみが家にいない時につぐみの親に会いに行った。
司は、つぐみの家の玄関の呼び鈴を鳴らした。
すると家の中から40代くらいの女性が出てきた。

「はい、なんでしょうか……?」

相手が女性だけだだからと言って知らない人達に戸惑い質問をした。

「忙しい時にすいません。
実は、うちの娘の藍沙ちゃんがつぐみさんに助けてもらったらしくてそのお礼と藍沙ちゃんが奥さんに話があるそうなので少しだけ時間をもらってもよろしいですか?」

撫子は、怪しまれないように優しく話し掛けた。

「えっ、つぐみがですか?
解りました、ちょうど旦那もいますので家の中で話をしましょう。
散らかっていますが家に入ってください」

つぐみのお母さんは、撫子の言葉を聞いてつぐみが何をしたのか気になって藍沙ちゃん達を家の中に招き入れた。

「誰だった……て、何かようなのかな?」

藍沙ちゃん達がリビングに入るとつぐみのお父さんは、撫子達に気がついて怪訝そうに何かようなのか質問をした。

「あ、あの、お初にお目にかかりますわ。
私(わたくし)の名前は、逢見(おうみ)藍沙(あいさ)と申します。
先月、不良に絡まれていたところをつぐみ様に助けてもらいました。
私(わたくし)を助けてくれてありがとうございました。
これは、その感謝の気持ちです。
宜しかった食べてください」

撫子に教えてもらいながら作った苺ケーキをつぐみの両親の前に置いた。

「ほ~~若いのにこんなにもしっかりして感心するな。
で話は、それだけでないのだろ」

つぐみのお父さんは、髭を触りながら感心したように話すと藍沙ちゃんの態度を見てそれだけでないと感じ取った。

「はい、実は、つぐみ様と結婚を前提をしたお付き合いをしたいと思っております。
その許可をもらいに来ました。
つぐみ様を私(わたくし)に下さい。
どうかよろしくお願いいたします」

藍沙ちゃんは、おでこを地面にくっつけて土下座をしてつぐみと結婚をしたい事をお願いをした。

「……藍沙ちゃんだったね。
藍沙ちゃんの気持ちは、理解した。
藍沙ちゃんは、つぐみと付き合う覚悟は、できているのかね?
女性同士で付き合うってことは、レズって他人に白い目に見られたり迫害されることにもなるかも知れないんだよ。
その覚悟ができているのかね?
ひなたを歩けなくなるかもしれないんだぞ」

つぐみのお父さんは、腕を組んで睨むように藍沙ちゃんを見つめた。

「その覚悟は、できています。
つぐみ様を好きな気持ちに嘘は、つきたくありませんわ」

藍沙ちゃんは、真剣な表情でつぐみのお父さんを見つめ返した。

「それによりつぐみも迫害されるとしてもか?
ましてや子供の藍沙ちゃんと付き合うとなるとなおのこと世間の風当たりが強いと思うがそのことは、どう思っているのだ?」

つぐみのお父さんは、怒っているような怖いほど威圧を感じるような眼差しで藍沙ちゃんを睨んだ。

「つぐみ様が私(わたくし)と付き合った事を後悔されないように最高妻として振る舞います。
もしもつぐみ様に危害をくわえる人がいるのならばどんな手を使っても相手を黙らせます。
つぐみ様に危害をくわえようとした事を後悔するほどにですわ」

藍沙ちゃんは、つぐみのお父さんの睨んだ表情を真剣な表情で見つめ返した。
しばらく藍沙ちゃんとつぐみのお父さんは、睨み合った。

「藍沙ちゃんの覚悟は、見せてもらった。
つぐみとの交際を認めよう。
その変わりに後で引き返すことは、許さんぞ」

つぐみのお父さんは、腕を組んでいるのを止めると最後に気持ちの再確認をした。

「はい、もちろん引き返すことは、ありえませんわ。
必ずつぐみ様と幸せになってみせますわ」

藍沙ちゃんは、真剣な表情でつぐみのお父さんを見つめた。

「でもたぶんつぐみのことだから簡単に素直にならないはずですよね……
せっかくだから私と真人さんと藍沙ちゃんの両親の2人の4人で藍沙ちゃんとつぐみの結婚許可書を作りませんか?」

つぐみのお母さんは、考え込むとつぐみと藍沙ちゃんの両親で結婚許可書を作るのを提案をした。

「俺は、恵の意見に賛成だ。
そうだな、つぐみは、逃げるかもしれないし逃げ道をふさいでおくにかぎる」

真人は、つぐみの逃げる道をふさぐ事を考えた。

「私も恵さんの意見に賛成です」

撫子ものりのりでニコニコしながら結婚許可書を作るのを賛同した。

「私も恵さんの意見に賛成だ。
こんなに面白いことがないからな」

司は、心の声が駄々漏れの言葉を話した。

「そのことで提案があるのですが良いですか?」

撫子は、悪巧みをするようにニッコリと笑った。

「実は、私も提案があるぞ」

司も悪巧みをするようにニヤリと笑った。

「提案ってなんなのですか?」

恵は、司と撫子の提案が気になってきょとんと首を傾げた。

「私達4人で旅行に行きませんか?
藍沙ちゃんとつぐみちゃんを2人で暮らさせる為にです。
どうですか?」

撫子は、楽しそうに右手の人差し指を立ててつぐみと藍沙ちゃんが過ごす提案をした。

「それは、良い提案ですね。
私は、賛成です」

恵は、つぐみの慌てる反応を思い浮かべて楽しそうに笑った。

「そうと決まれば早速準備にとりかかろう。
行動は、早い方が良いからな」

真人は、子供みたいに楽しそうに笑った。
こうして藍沙ちゃんとつぐみの両親の4人での旅行が決まった。
そして藍沙ちゃんとつぐみの結婚許可書の署名に2人の両親の恵と真人と司と撫子の名前が書かれた。
こうしてつぐみと藍沙ちゃんの結婚包囲網が完成に近づいていった。
それから一週間後に藍沙ちゃんがつぐみに告白をすることになる。

~つづく~

  • No.217 by 乃木坂桜  2020-01-20 19:00:36 

すいません、凄く長文になりました。
ストーリー的に1話に繋がることになります。
藍沙ちゃんの変態考えは、藍沙ちゃんの両親が腐女子だから藍沙ちゃんが毒されることになります。
裏話的には、司が撫子に藍沙ちゃんがつぐみにしているような事をしています。
それを間近で藍沙ちゃんが見ていますから普通だと思っているんですよね。

  • No.218 by 乃木坂桜  2020-01-20 19:00:39 

すいません、凄く長文になりました。
ストーリー的に1話に繋がることになります。
藍沙ちゃんの変態考えは、藍沙ちゃんの両親が腐女子だから藍沙ちゃんが毒されることになります。
裏話的には、司が撫子に藍沙ちゃんがつぐみにしているような事をしています。
それを間近で藍沙ちゃんが見ていますから普通だと思っているんですよね。

  • No.219 by 乃木坂桜  2020-01-20 20:13:52 

ごめんなさい、間違えて二重投稿になりました。
これから気をつけます……

  • No.220 by 加賀いろは  2020-01-30 02:55:09 


お疲れさまです

すみません、藍沙ちゃんの話の続きが気になったので「小学生が腐女子だと悪いですか?」の作品を読むのは後回しにして藍沙ちゃんの4話を先に読ませてもらいました

感動してけっこうボロ泣きさせてもらいました
よくもやってくれましたねっ
司さんと撫子さんの優しさがとても温かくて…
つぐみちゃんと藍沙ちゃんの出会いも素敵ですね
笑いとシリアスのバランスがとてもよくて、それに設定もしっかり練られていてホントにスゴいと思います
藍沙ちゃんの生みのお母さんじゃないけれど、これだけの作品を生み出せることに軽く嫉妬すら感じてしまいますよ

今回もお世辞じゃなく素晴らしい作品を読ませてもらってありがとうございます
桜さんの作品を読ませてもらって、またなりきりの相手をしてもらえてわたしは幸せ者です
ふつつかものですがこれからもよろしくお願いします
(ホントはもっと読み込んでちゃんと感想書きたいですが…簡単にでゴメンなさい)

ところで今季アニメはなにを見ていますか?
よかったらまた教えて下さいね
あと、メイドインアビスとハイフリートスクールの映画を見てきました
作品ご存知か分からないですがどちらもとてもよかったです
次はシロバコが楽しみです
それでは次の作品読めたらまた感想書かせてもらいますね

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