匿名 2019-02-06 17:21:19 |
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わざわざ言う程でもないこと、ねぇ…ならどうして僕と目を合わせてくれないんです?何かやましい事でもあるんじゃないですかぁ?…例えばほら、浮気とか。
(どもりながら早口で並べられる言葉の信用性はなく、忙しない様子で目を泳がせている相手に一度真顔になり顔を伏せ。しかし顔を上げると同時に嫌ににっこりとした笑顔を貼り付ければ、一歩一歩ゆっくりと追い詰めるように距離を詰めていき)
浮気…?なにバカなこと言ってるんだ。そんなことするくらいならそもそもお前とは付き合ってないし、大体毎日眠れないのは宙が可愛いせいであって…
(一番自分にとってありえない浮気を疑われ、真顔に戻って強く相手の肩を掴み。ハッキリとした口調で浮気を否定するもついでに本音まで漏らしてしまい)
……僕が、なに?
(こちらが追い詰めていたはずが、急に真顔になった相手から強く肩を掴まれるとほんのりと感じる痛みに眉を顰め。突然の行動に言葉もなくただ瞬きを繰り返しつつ、相手から発される言葉を耳に入れていけば、ふと眠れない理由の内に自分の名前が出てきた事に不思議そうに首を傾げて)
……、お前が可愛いのが全部悪い。気が狂いそうになるくらい好きだ…、宙。
(肩を掴む力を緩めはしたが手を離すことはせず、目を伏せて言葉を吐き出し。それ以上は何も訊くなとばかりに軽く唇を重ねた後にパッと手を離し、何事もなかったかのような表情を取り繕うも顔はほんのり赤くなっていて)
…仕方ないなぁ。僕に隠し事してるのは許せないけど、今はもう聞かない。それに、そこまで僕の事を好きなら浮気じゃないのは本当だろうしねぇ。…でも僕はそれ以上に、冴月先輩を愛してるよぉ。
(結局詳しい事は話してもらえなかったが、一つに纏めると夜中に眠れない原因はどうやらこちら側にあるようで。理解するのは難しいものの追及を阻止するかの如く口付けをされると緩く肩を竦め。浮気という一抹の不安もなくなった事で気持ちの余裕が出てくると、相手の微かに赤くなった頬に笑み浮かべて自分の方が相手への愛が重いものであると暗に告げて)
…お前しか愛してないからこそ隠したいものもあるってことだよ。嫌われそうな面は見せたくない。
(愛されていることをその言葉で確認すると安堵したものの、逆に自分の執着を知られることに不安を抱いて静かに呟き。しかし浮気を疑われていたことは心外だったため、やはりもっとわかりやすく愛情を伝えるべきかと悩んでは眉間に皺を寄せて)
……それはさぁ、僕が先輩の事嫌いになるかもしれないって思ってるの?今の愛し方じゃ足りなかったかなぁ。
(相手に愛されているのは自分だけだという事に満足そうに表情を緩めたのも束の間、不安を零す相手の言葉が耳に入るとピクリと片眉を吊り上げ。己が相手を嫌う事などこの先一生ありえない事で、これまでずっとそういった意味合いの言葉を告げてきたつもりだったが、どうやらまだまだ足りなかったらしいと自嘲気味に口角を上げてはそっと相手の手首を掴み)
んー、足りないことはないんだが…満たされてはいるのにもっとお前のことを知りたいし、もっと欲しいと思ってしまう…。俺が欲張りなだけかもしれん。
(愛され足りないことはないとは考えながらも、やはり愛しい恋人からの愛情はいくらでも欲しくなるわけで。その中には独占したいという自分の願望も混じっていて、ぼんやりとどこかに閉じ込めてしまえれば、と想像しながら相手の目を見つめ)
いいんだよぉ。もっともっと僕の事を求めて、僕だけしか目に入らなくなっちゃえ。…それで、将来は冴月先輩を部屋に監禁させてくれたらいいなぁ。あぁ、ちゃんと僕が養ってあげるから心配しないでね?
(何よりも愛しい恋人から求められるのならば本望で、今後は今よりもっと愛を与えていこうなどと思考しては視線を絡め。この瞳に映るのが自分だけになってしまえばどんなに幸せだろうか、なんてうっとりと想像に浸りながら相手の背中に腕を回して抱き締めつつ願望を漏らし)
そうだなぁ…監禁しなくてもいいようにいっそ将来は2人でどこか遠くで…誰もいないようなところで暮らしたい、とは思う。
(ふ、とこれから先のことに想いを馳せて、本当に相手を独り占めできれば幸せだろうと想像すれば微かに口元が緩み。背中に回された腕の温かさに嬉しくなり、その温度を確かめるように自分からも抱き締め返して肩に顔をうずめ)
誰も居ないところかぁ。…それもいいねぇ。僕と先輩の二人だけの世界って感じで。
(抱き締め返されたと同時に肩に感じた僅かな重みが心地良く、自分達以外に周りに誰も居ない世界を想像してみながら口角を緩く上げ。実際に二人だけの世界が作れるのならどんなに幸せだろうかと瞼を伏せては、これを次の作品として絵に描いてみようかと思案し)
だろう?誰もいなくて景色が綺麗なとこでお前の姿をずっと撮り続けるのは…ある意味夢だな。
(クスッと笑うと同時に、軽く相手の頭を一撫でするとそっと身体を離し、思い出したかのように作業の机にある紙をちらりと見て。部員の次の制作テーマについてのメモだが、空欄だった自分のスペースにサラサラとペンを走らせて)
冴月先輩は写真好きだよねぇ。もしその夢が叶わなくても、これからたーくさん僕の事撮り続けてね?…あ、テーマ決まったのぉ?
(体が離れていくと少し残念そうにするものの、机にあるメモ用紙に何かを書き始めた様子に一つ瞬き。自分もざっくりとしたテーマは今しがた決まったのだが、相手は何にしたのだろうかと小首を傾げればそっと隣に並んで紙を覗き込み)
写真が好きというか、お前の色んな姿を保管していつでも見られるようにやってるようなもんだが、まぁ楽しいな。…ああ、決まったからまた協力頼むよ。
(写真を撮り始めたきっかけを教えるも、撮った写真の用途をつい話してしまったことには気付いておらず。しれっとした表情のままテーマの内容を見せ、相手をモデルにして制作を進めることを告げて)
…うん?撮った写真って、作品制作以外でも見たりしてるのぉ?…ん、勿論だよぉ。先輩も、僕の協力お願いしてもいい?
(今まで何度もカメラを向けられた事から何となく写真が好きなんだろうと思っていたが、相手から告げられる写真の用途にピタリと動きを止めると不思議そうに問い。次がれた協力のお願いには緩く頷いてから自分も相手をモデルにした作品にするつもりでいるために首を傾けて)
あ、いや、展示に使わなかった分も捨てがたくてな…毎回宙は綺麗に写ってるから眺め返したくなる。…ん、勿論引き受けるよ。なにを手伝えばいい?
(もっともらしい説明の後に相手が収まった写真は何度も見返したくなることを素直に漏らし。照れ臭そうに?を掻いていたが、可愛い相手の頼み事に気分を良くして、他人には見せない微笑みと共に承諾し)
あぁ、なるほど…それはほら、冴月先輩が綺麗に撮ってくれてるからだよぉ。…んー、さっき言ってた二人だけの世界を表現したいから、参考に色々ポーズ取ってくれると嬉しいかなぁ。先輩は?僕に何をして欲しい?
(撮られた後の写真を何度も見返されている事に少々むず痒く感じたも、相手が己を見てくれているという事実は素直に嬉しいもので。自分にだけ見せてくれる微笑みに笑みを返しつつ、こちらからの頼み事を顎に手を添えて考えながら口に出し。相手の方は何を手伝えば良いのかと問い掛けて)
ほとんど手を加えなくても綺麗だぞ。ああ、それならお安い御用だ。お前の分が一通り終わったらそうだな…、冬場で寒いがちょっと夜、屋外での撮影に付き合ってほしい。
(ちょうど自分も2人だけの世界を題材にしようとしていたところで、お互いにテーマが同じことに幸福感を覚えながらもしっかりした作品にしようと心に決め。同時に相手の作品も楽しみにしていて、どんな世界が描かれるのかという期待に満ちた目で相手の顔を見つめ)
そんな事言われたら照れちゃうなぁ。先輩も、綺麗だよぉ。…あぁ、全然いいですよぉ。夜も先輩と過ごせるなら寒さなんて気にならないし。
(相手と同じテーマのものを作るという事に少し上機嫌な様子で一つ頷き。相手が夜をイメージして制作するのであれば、こちらは朝や昼をイメージして描いてみようかと思考を巡らせ。しかし相手からの期待に満ちた視線に気付くと、満足してもらえるものに仕上げられるだろうかと少々困ったように眉を下げ)
んんー…俺は綺麗とは言えない気がする。…ありがとう、助かるよ。枯れ木やら人通りのない夜ってまさに他の誰もいない空間って感じがするだろ。
(頷いて承諾してもらえたことに喜び、表したいものについて機嫌よく語り。しかしそこに在るものしか映せない自分と、紙の上に自由な世界を作る相手を比べて「俺も絵が描けたらなァ…」と苦笑しながら呟いて)
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