追いかけっこ

だってかわいいんだもん。( ぶーぶー、)え、全然気持ち悪いとか思わないよ？そうやって嬉しいって言ってくれたらあたしも嬉しいし。( うんうん、)だからこれからも、もっともっと甘えていいからね？( にこにこ、)

だーかーらー！可愛くないっての！( ぶすー、) え、あ...そ、そっか。( たじろぎながらも嬉しそうに頷いて、) ...ダメ人間製造機ちひろ。( ぽつり、)

まったく、素直じゃないんだからー。( むーっ、)…ちょっとー、そこのお兄さん聞こえてますけどー？もうちょっとマシな名前にしてよねー。( じーっ、)

めちゃくちゃ素直だからね？基本めちゃくちゃ素直だから僕。( こく、) ごめんごめん。許してよ、ね？( えへへ、) よし、じゃあ僕も沢山ちひろの事甘やかすよ。( ぎゅ、と胸元に抱き寄せてはわしゃわしゃー、と頭撫でて、)

あはッ、そんな2回も言わなくても分かってるってば。( くすくす、)…まあ、今回は許してあげる。( こく、)え、だからあたしは甘やかされるより甘やかしたい派なのーっ。てゆか髪乱れちゃうでしょー。( じたばた、)

全く、本当に分かってるんだか。( むー、) ああ、ごめんごめん。いや、でも僕ばっかり甘えては申し訳なくて。( ぱ、と直ぐに腕を離しては頬掻いて、)

勿論わかってますとも。( うんうん、)だーかーら、そんな事気にしなくていいのっ。駿介に甘えて貰えるのがあたしの幸せなんだから。ね？( にっこり微笑みかけて、)

...じゃあ、うん。お言葉に甘えて..。( ぽす、と胸元に頭を預けて。)

そーそ、素直でよろしい。( ぎゅーとし、頭なでなで、)眠くなったら寝ていいからね？( ふふ、)

んー、今日は沢山寝たからなー。あんまり眠くならないかも。洗濯物干さなきゃだし、( ちゅー、と喉仏に唇当ててははあー、と溜め息吐いて、)

そっか。あたしが先に寝落ちてたらごめんね？洗濯物干しファイトー。( さらにぎゅーと抱き締めれば背中ポンポンし、)

それは何時もだから大丈夫。( こく、) じゃあ頑張ったらなんかご褒美ちょーだい。( にー、と笑って、)

う、何も言えない…。でも今日はちゃんとおやすみって言うもん。( 視線逸らし、ぽつり呟き、)ご褒美って何が欲しいの？( こてん、)

本当にー？僕いっつもそれ待ってるうちにちひろ寝ちゃうからなー。( はあー、) んー、ちひろからのキス。( こく、) ちなみにもう洗濯物干し終わったんだけど、( にこー、)

ほんと、今日はまだ眠くないし大丈夫！( うんうん、)あれ、いつの間に干し終わっちゃったの？( こてん、)…じゃあご褒美あげるね？( そっと顔近づけ優しく唇重ねて、 )

さっき洗濯終わったからすぐに干した。( ふふん、) ん..、てんきゅー。( 彼女の柔らかな唇の感触を確かめては満足気に笑って、)

そっかあ、さすが駿介。偉い偉い。( 頭なでなで、)はあ、まさかあたしからキスするなんて…( 頬染めぽつり、)

うあー...ダメ人間になるぅ。何やっても褒めるじゃん、( うへぇ、) 自分からするのはイヤ？( 頬撫で、)

もっとダメ人間になってしまえー。褒められたら嬉しいでしょ？それに甘やかす専門ですから。( ふふ、)うー、嫌っていうか…恥ずかしい的な？( ちらり、)

依存されたらどうすんの？僕、ちひろ無しじゃ生きてけなくなっちゃうよ？( こて、) ふーん...ね、もっとして欲しいな。( ぷに、と指先で唇に触れて、)