追いかけっこ

じゃあ、優男でかっこいいに訂正しとくー。( こく、)ありがとー。玉ねぎ切ってもらっていい？( 涙目でちらり、)

ん、よろしい。( こく、) おーよ、任せとけ。( ぎこちない手付きで何とか玉ねぎみじん切りにして、) っうう、ちひろー。玉ねぎのせいで涙が止まらないよー、( ぎゅうー、)

ちょ、手切らないようにね？( あわあわ、)わーっ！大丈夫？よしよし、玉ねぎ切ってくれてありがとねー。( ぎゅーしながら頭なでなで、)

んー、頑張ったわ。他になんかする事ある？( 首元に擦り寄っては身体離し。首を傾げると次の指示を待って、)

よく頑張りました。( なでなで、)他はねー、あ！お米洗って貰っていいかな？( こてん、)その間に軽く玉ねぎ炒めてひき肉と合わせてコネコネするから。( うんうん、)

わかった、任せて！バリッバリに綺麗にするから。( ボール用意してはお米投入、/ じゃー、と、水洗い。) コネコネね。なんかヤラシイ響きだわ、( むふふ、)

はーい、任せるねーっ。( くすっと笑い、ちらりと見守り )
全くもーう、すぐそっち方向にいくんだからー。( 玉ねぎとひき肉コネコネし、)

はいやった！炊飯器に移しました！( すちゃ、)水入れました！( じゃばー、) 炊飯スイッチオンザビート！( ぽち、) じょーだんじゃん。ほら、もうちっと力入れんと。( 後ろから身体くっつけては彼女の手に重ねて肉を捏ねる。)

おー、素晴らしいっ！手際いいねー。( ぱちぱち拍手、 )わお、びっくりしたあ…。( 彼の行動にびっくりしつつもコネコネし続け )

うっし、こね終わったんじゃない？( ふぅ、) じゃあ、見守ってるから後は任せた。( 親指ぐ、)

うんっ、完璧なこね具合！( 親指ぴんっ、)おっけ、任しといてー。( 半分に分け、手で丸め形整えていき、)

...ねー、そういやさー。髪色変わった？気のせいかな？( ふと、視界に映った彼女に髪色に疑問を持てばする、と触れて、)

そーそ、変えてみた。よく気付いたねー？( 気付かれると思わず若干嬉しそうにし、)…あ！チーズ入れるの忘れてた…( 慌ててチーズ中に入れ再び形整え、)

んー、いや。なんかね、光当たった時の色が違うからさ。( こく、) いーね、似合ってる。( にこー、) っと、危ない危ない。( おっとっと、) ...ちーひーろ。( 横顔見つめていれば急に横から抱きついては甘えるように名前呼んで、)

さすが駿介ー。さて問題です、いつ染めに行ったでしょーかっ？( 人差し指ぴんっ／ いきなり問題出し、)…ほんとに似合ってる？( こてん、) はあい？どしたのー。( 抱き着かれるが冷静に顔を向けながら優しく微笑みかけ、)

...お、一昨日..、( 一瞬考えては自信なさげに答えて、) 似合ってるよ、僕は好き。( よしよし、) んー、なんか急に甘えたくなったのだよ。( ちゅー、と髪に口付けしては気の抜けた笑顔見せて、)

…わ、せいかいっ！駿介凄すぎ！( まさかの正解に目を見開き、)よかったー、ありがと。( にこ、)そっかー。じゃあご飯食べたあといっぱい甘えさせてあげるね？( フライパン温めハンバーグ焼いていき )

えっ？！..と、当然ジャーン！わ、分かってましたともー、はい。( 思わぬ正解に驚きを隠しながら自慢げに、) ホント？それはばり嬉しいわ。( えへへー、と笑えば後ろから再び抱きついて、)

おはよー、昨日寝落ちごめんね。( 布団もぞもぞ、 )
やっぱさすがあたしの彼氏ですねー、なんでも分かっちゃうもん。( うんうん、)…わっと、こらー、危ないでしょー？よし、でーきたっ。( 抱きつかれびっくりしながらもハンバーグお皿に盛り付け完成させ、)

おはよう、びっくりするわ。今になるまで寝てた。( んー、/ のびー、)
いや、うん。まあ、合ってるとは思わなかったけど。( こく、) はい、じゃあご飯盛ります。( ぱ、と離れては二人の茶碗を取り出しご飯を持ってはテーブルに置いて、)