『おっきくなったら、オレと結婚して!』
「ははっ、お前は可愛いな。でも男同士だと結婚は出来ないよ」
『じゃあ、結婚しなくていいから一緒に居てよ』
「…うーんそうだな、お前がまだ俺のこと変わらずに好きでいてくれたらまたおいで。」
_当時5才の甥っ子は姉さん譲りの明るさと人懐っこさで周りからの人気者。俺のところにもよく走ってきては泥団子だの四つ葉のクローバーだの、折り紙で作った少しクシャクシャの飛行機なんかをプレゼントしてくれてたっけ。
それから姉夫婦が引越してあいつには会えてないけど、元気かな。そういや今年で20歳か。最後に見たのは中学生の時だから、きっと更に大きくなってんだろうな。
ふ…また、会いてーな。