▼ 2019-01-31 23:15:51 |
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>エレナ
俺が望むものなら何でも…か。随分大胆だね、エレナ(対峙しているのが怪物という自覚があってのことなのだろうか。血を啜る化物相手に全てを差し出す姿勢は無謀なまでに献身的で、興に感じた怪物は思わずくすくすと肩を揺らして「俺はね、人の心に興味があるんだ。君たちは脳で思考するのに、感情の象徴になるのはいつだってハート――心臓だよね」つらりつらり、並べられる言葉は果たして本心か否か。自身の指先を胸板に当てれば、すすす、と左胸へ滑らせる。無論、冷たい怪物である自身の左胸の奥に、脈動する何かなどあるわけがないが。「…見せて欲しいな。エレナのハート」にこり、笑みを深めて臆面もなく要求する。額面通りに言葉を受け取れば、心臓を抉り出して見せるしかない。その要求すら本心なのかどうか、容易くは探らせない怪物は貴方の答えを待って)
>アルヴィオン様
──心…臓…?
(彼の言葉を聞いた瞬間背筋が凍るような感覚に陥れば咄嗟に後ずさりし、壁に背を預けるようにそのままその場に座り込み。「それって…」と何かを言いかけたのだがこれ以上彼に問いただすのは恐ろしく口篭り。確かに“彼の望むことならなんでも“とは言ったもののまさかそんな返答が返ってくるとは思わず、彼の口から出た言葉は本心なのか虚偽の言葉なのか全く読み取れず自分の心臓に手を当てながら少し身を守るような体制を取れば、また彼に嘘をついたのかと思われてしまうのではないかという不安に駆られながらただ黙って彼を見つめる事しかできずにいて)
>エレナ
…出来ない?(貴方を見据えるその双眸は、まさに対象を観察する優位者の視線で。やはり命は惜しいらしいその様子に、落胆とも納得とも取れる短い溜息を。心臓を差し出すか否か、その返答を待っていたがどうやら答えを出すには決意が足りなかったらしい。組んでいた脚を解いてそっと立ち上がれば「何でも、というのは嘘?」座り込んでしまった貴方、立ち上がった自分、その目線の高低差から図らずも貴方を見下ろす形になり)
>アルヴィオン様
──えっと…その、もう少し…時間を…、
(彼に心臓を差し出してしまえばもう彼に触れる事はできなくなってしまう。そう思えば少し口篭りながら考える時間を、とでも言うように言葉を続けて。しかし自分を見下ろすその視線はどこか冷たいように感じられ思わず視線を逸らしてしまい彼の問いかけには答えることができず、嘘をついてしまった事を後悔すれば小さく肩を揺らしていて)
>エレナ
(すっかり委縮してしまった貴方の様子を見て、少し虐めすぎたか、と微かに苦笑を。けれど心臓云々の話を撤回することはせず、そっと貴方に歩み寄ればその眼前に片膝をつき、目線を幾分か合わせて「エレナは可憐で素直で、とても良い仔だ。俺は君を、嘘吐きだなんて思いたくないよ」寂しそうに言葉を紡ぐ瞳は、どこか困った様な微笑を浮かべていて。ちゅ、とリップ音を立てて貴方の額に触れるだけの口付けを落とし立ち上がる。「またね」短い挨拶、言い終わればすぐに怪物の身体は霧のようにさらさらと薄くなって空間に溶けていく。引き止めることも出来ない立ち去り方が、寂莫感を助長して)
(/キリが良さそうなのでここで一旦回収とさせて頂きます…!明日も早いので一旦此処でお暇させて頂きます、本日も楽しいお時間を有難うございました。是非またいつでもお越し下さいませ…!)
>お相手様募集:2名様
>のんびり待機しておりますので、ご相談や無登録での御戯れも是非。
>PF投下やご質問等は随時受け付けておりますので、お気軽に。
【 世界観>>1 】
【 ノスフェラトゥ>>2、>>41 】
【 登録について>>3 】
◇ノーラ様(>>6)
◇エレナ様(>>8)
◇シュウ様(>>42)
>シュウ様
(/お越し下さり有難うございます、お返事遅くなり申し訳ございません…!スイアをご指名ですね、かしこまりました。先日は当方の都合で短い間しかお話しできませんでしたので、もしご所望であれば前回の続きからお話を紡がせて頂きますが、いかがでしょうか?勿論新しい場面から交流させて頂くことも出来ますので、お好きな方をお選びいただければ幸いです…!)
(/お返事ありがとうございます。とても嬉しいお申し出です、是非前回の続きからお話出来ればと思います!お心遣いありがとうございます)
>シュウ
―ん?構わへんよ、此処は君に用意した部屋やからね。好きに汚しぃ(透き通る海の様な貴方の瞳は、蓋し快晴の色は湛えておらず。だがそれを気遣うでもなく、些か思いやりに欠けた軽々しい声音で貴方の謝罪に対する返答を。ベッドのすぐ傍にある椅子に貴方へ向き合う形で腰掛ければすぐさま足を組んで貴方を見つめて「…身なりの割に育ちは良さそうやねぇ。何であんなとこにおったん」お世辞にも深窓の令嬢とは言い難い貴方の様相は、売られた先で粗雑な扱いを受けたことを物語っている。しかし貴方の言葉遣いからして、生まれた時から貧困の、生粋の孤児というわけでもなさそうだと勘繰る。本当に興味があるのかないのか、それともただの戯れか。怪物は涼しげな目元を細め、口許に形だけの弧を浮かべたまま貴方の過去を尋ねて)
(/かしこまりました、それでは前回の続きからお相手をよろしくお願い致します。どうか素敵なお時間を過ごされますように…)
>スイア様
派手な家出のようなもので…深い意味はありません(肌に触れる柔らかいシーツなんて久し振りで、皺を指先で撫でながら聞こえた声を反芻し。背筋が冷えるよう、まるで私が此処に来ることは必然だったかのような言葉なんて…此処が何処か、目の前で椅子に腰掛けた貴方は一体何者か、その疑問を喉の奥で噛み殺しては、整った口許の笑みに答えるように笑みを浮かべ返答を並べる。過去は口にする度に自分が汚れるようで嫌だと、もう既に汚れていることから目を背け逃げる様に「捨て猫の過去などお聞きにならないでくださいな」と再度目を閉じれば柔らかなシーツに顔を埋めるも…涼し気な笑顔は本心など読み取れずに何処か恐ろしいものとして網膜に焼き付いて)
>シュウ
……ふぅん、(肘掛けに片方の肘を預け、じぃっと貴方を見つめたまま紡がれる言葉を聞いている様は、真剣な様子に見えるだろう。けれど話の末尾には気の抜けた返事、ふわりと欠伸のおまけ付き。「随分暢気やねえ。汚い捨て猫拾ぉた飼い主の前でその態度、」差し伸べられた怪物の手を握り返した、というきっかけさえあれど、この状況はどう見ても拉致軟禁。にも拘らず、得体の知れない誘拐犯との問答に笑みを浮かべ、無防備にシーツに包まる貴方の振る舞いを怪物は如何感じたのだろう。言葉尻には攻撃性が滲み出ているが、声音はあくまで涼やかで穏やか、浮かべている表情も氷の様な笑みのまま「スイア。…棄てんと持っとるなら、君のも聞かせて」短く名乗れば、すっと顎を引いて貴方を見据えて)
>スイア様
…シュウと申します(汚れた猫の過去はきっと冷たく美しい貴方には煤けた空き缶と同じようなものなのだろう?そんなひねくれた思考回路に終止符。しかし、シーツの中、聞こえた言葉に肩を揺らし顔を覗かせる。久し振りの温かい部屋から追い出されるのは、知らない場所とはいえ少し惜しい。少しだけ固くなった声で、大嫌いな自分の名前を口にしてはギュッとシーツを握りしめ再び双眸を貴方へ向ける。「お好きなようにお呼びください…スイア様」と告げた声は少し震えてしまう。知りもしない場所に貴方といることも、外の冷たい世界に放り出されることも、元の世界に戻ることも、全てが同じくらい怖くて…此処から出たくないと縄張りを作るように)
>シュウ
(貴方の名を紡ぐ震えた声は、少なからず怪物の嗜虐心を擽った。冷たい過去は恐ろしいだろう。冷たい怪物も恐ろしいだろう。それでも生きる場所を探すかのようにシーツにしがみつく貴方の小さくて可憐な手を、怪物は一瞥した後に短く吐息し立ち上がる。そして一歩ベッドへ歩み寄れば、シーツを掴んですさまじい力でばさりと引き剥がした―まるで貴方の全てを暴くかのように。そしてシーツを床へ放り投げれば、貴方の顎を左右から挟み込むように片手でそっと掴んで「…カルミナ。」貴方の瞳を覗き込み、言い聞かせるようなしっとりとした語調のままに、怪物は微笑みを深めて「俺達の世界で“捨て猫”を意味する言葉や。今日から君は俺のカルミナ、俺が君の飼い主や。寝床も餌も、俺が与えたろ。―それが嫌なら、」あとは言わずとも分かるまい、とでも言いたげに紫色の双眸を細めて)
>スイア様
カルミナ…私は、(吐き出された小さな息に捨てられるのではないかと思った、また冷たい外でいつ連れ戻されるかもわからない中で逃げ回るのかと思った、それは何処かも知らないこの場所にいることよりも恐ろしい。勢いよく取られたシーツが掴んでいた掌に赤い痕を残して床へ落ちた瞬間に浮かべた表情は恐怖と絶望。しかし冷たく整った顔をしっかりと見上げるように掴まれた顎と耳の奥へと流れ込む毒のような声と笑みは…嗚呼、きっと逃げるなんて選択肢は初めから与えられていない。数度、与えられた名前を繰り返しては、飼い主という言葉にふわりと笑みを作る。「私は、貴方様の、もの」、汚い人間から何度も与えられたそのタグは、今度こそ私を縛り付けて離さないものになり得るだろうか。「私は出来た猫ですから逃げません…貴方様が可愛がってくださるのなら」、半分は本音で、もう半分は嘘だった)
>カルミナ(シュウ)
…ん。精々懐きぃ、俺が飽きひんように―、(シーツを暴いた先には、引き攣る様な絶望が色濃く表れた表情が。それを一瞥し、満足げに吐息だけの笑いを零す。やけにすんなりと捨て猫の称号を受け入れた貴方にぱちりとゆっくり瞬きを一つ。けれど判る―貴方のその美しい笑みは作り物。この屋敷で幾度となく目にしてきた、保身と覚悟の仮面。ならば上等、その仮面を粉々に砕くまで。「…俺が、君を愛でることに失望せんように」親指で貴方の唇をなぞれば、顎を掴んでいた手を放し、まるで指揮棒を振る様に虚空を一閃。すると先ほど放り捨てたシーツが科学では説明できない力でふよふよと浮かび、貴方の上にふわりと戻ってきて「病んだ猫を愛でるほど俺も暇ちゃうねんなぁ。もう寒ないか、ん?」遠回しに体調管理をしろと命じながら、貴方の額を冷たい手でそっと撫でる。怪物の庇護の下、貴方に冷たい夜を過ごさせるわけにはいかない。尻上がりに貴方の様子を窺う声は、どこか優しげで)
>スイア様
…あ、ありがとうございます(私は捨て猫。強ばった私と正反対な満足気に笑う貴方の様子に、私の頬を撫でた冷や汗は汚れた服に吸い込まれて消えた。貴方が、可愛がってくれるように…私を外に放り出さないように、あるいは値札をつけて捨てないように。ふわりと浮いたシーツ、再び肌に触れた柔らかで温かなそれ…人間には出来ない技。人間じゃあ、無い。薄々は分かっていたことに対する決定打、額に伸びた手に思わず首を竦めたが…恐ろしくも、美しく、残酷な人間よりはよっぽど綺麗なものかもしれない貴方。ゆっくりと開いた唇で「もっと触れてください、ご主人様…その指で、私を塗り替えて」と青い目を細め)
>カルミナ(シュウ)
(額にかざされた怪物の手に反射的に防御反応を示す貴方の様子に、思わずくすりと笑みが零れる。「ほんまの猫みたいやなぁ」ぽつり、呟いたのは至極素直な感想で。そのまま動物の純毛の毛皮を愛でる様に、貴方の癖毛を指先で弄んでいたのだが、もっとと強請られれば要求とは裏腹に手を引っ込めて「俺が君を塗り替えるんやないで。君が俺に染まるんや」にこり、微笑んだ瞳の奥にちらつくのはえげつないほどの嗜虐心と、それに裏付けられた愛情。ぱちん、と指を鳴らせば貴方の身体はふわりと一旦宙に浮かび上がり、そしてベッドの端に腰掛けた怪物の膝の上にすっぽりと収まって。さながら膝の上で喉を鳴らす愛猫を愛でるかの如く、数回貴方の首元を擽るように撫でて「俺に落ちといで、カルミナ」ちゅ、と音を立てて貴方の耳に口付けを落として)
>スイア様
(離れた手に強請るような視線を向けてしまったのは心の奥底に巣食った「飼うも捨てるも貴方次第」という人間染みた媚び。けれど、嗚呼、貴方の色に染まれたなら…私も美しく、綺麗なものになれるだろうか。浮いた身体に思わず息を呑むも、身体を支えたのは冷たい体温…このまま触れた場所から貴方の色になっていけばいい。抵抗することは無く、けれど不慣れな身体が浮くという行為に力の入った身体から力は抜けず、更には人間の命も簡単に奪える箇所である首元に触れた冷たい指先に、柔い唇が触れた耳に、首を竦め擽ったそうに目を細め)…堕ち、染まりましょう。それがどんなに暗い闇でも、私は、今は、恐ろしく麗しい貴方のものだから
>カルミナ(シュウ)
ええ仔やねえ、カルミナ(それが心からの言葉だと信じたわけではないが、少なからずこの現状を、怪物の歪んだ愛を受け入れる気はある貴方に満足げに微笑んで。そっと貴方の顎に指を添え、上方向に力を入れて頭を仰け反らせれば、露わになった白い喉に手加減なくがぶりと咬み付く。しかしそれは吸血の為のものではなく、ただただ怪物の歯型をくっきりと貴方の首筋に刻み付ける為の行為。ずぶり、牙を抜き去ればどくどくと流れ出る赤い蜜。しかしそれを味わうことはしない。指をかざして魔力を流せば出血は止まったようだ。しかし牙という刃物によって深く傷つけられた箇所はひどく痛むだろう。「―首輪。治ったら(消えたら)また付けたるから」生々しい歯型は首輪のつもりだったらしい。膝の上に収まる貴方をベッドの上へとずらすようにどければ立ち上がって「ほなまた。寂しゅうなったら鳴いてみぃ」貴方を見下ろす双眸に、ついに熱が宿ることはなく。にゃあごと鳴いたところでこの怪物が馳せ参じる保証は無いが、貴方の首筋に刻まれた激痛が怪物の物となった証明で。冷たい微笑を湛えたまま、怪物は空間に溶ける様に霧となって消えた)
(/遅くまでお相手を有難うございました、本日は此処でお暇させて頂きます。素敵なお時間を堪能させて頂きました、またいつでもお越し下さいませ。それでは、良い夢を…!)
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