ノスフェラトゥの嗜み【 指名制 / 3L 】

＞ノーラ

セティエールよ。あなたのお名前は？（ 怪訝な視線を受け流すように前髪をかき上げて ）そうよ、あなたと出会えたのはわたくしにとっても僥倖（ 貴方の人懐こさに小動物の様な愛らしさを覚え、吐息混じりに小さく笑って ）運命と呼ぶには大仰で、奇跡と呼ぶには強引かもしれないわね（ 聞き慣れない単語に小首を傾げ、貴方の口腔内を探る様に軽く指先を動かしては歯列をなぞり ）

>アルヴィオン様

──黒薔薇の屋敷…愛の城…？(彼の言葉を理解するのは難しく小首を傾げながら聞き返せば静かな部屋にぱちんと指を鳴らす音が響き渡り。その音とともに窓を覆っていたカーテンがゆっくりと開けば思わず目を見開けば、まるで吸い込まれるかのように窓ガラスを埋め尽くすほどの黒い薔薇を見つめながら「…綺麗」とただその一言をぽつりと呟いて。「──貴方の考えてる事が全くわからないわ…」初めて触れられる感触に体を捩ればふいっと視線を逸らし抱き締められている腕から離れようとして)

＞エレナ様

嗚呼…綺麗だよね、息を呑むほど。君は一体、どんな花弁を纏うんだろうね（理解が追い付いていない様子すらも愛おしく、貴方のこめかみを鼻先で擽る様に触れるだけの口付けを。見ようによっては禍々しい黒薔薇を、綺麗と言ってもらえたことが嬉しくて目を細める。早く貴方があそこに加わるのを見てみたい衝動に駆られるが、それにはまだ愛し足りていない。自身の腕から逃れようとする力を感じれば意外にもあっさりと腕を解いて「…君は俺を拒むの？」ベッドの脇にある椅子へと腰を下ろせば、ゆっくりとした所作で足を組み、底光りする双眸で貴方を見据え）

>アルヴィオン様

……この薔薇って何かの意味があるの？(やはり彼の発言は謎が多く“どんな花弁を纏う”かの問いかけに疑問を抱きながらも黒薔薇を見つめながら訊ねて。その後こめかみに伝わる感触を感じれば慌てて手で抑えながら警戒しているように彼をじっと見つめ、時折見せる優しい微笑に心が揺らぎそうになるのを必死に抑えながら己からすんなりと離れた彼に「…拒んでるって言ったらどうなるの」と半ば挑発的な口調で質問を投げかければじっと己を見据える視線から遠ざかるように再びベッドに体を預けると相手に背を向けて)

>セティエール

綺麗な名前だね。私はノーラ。(　 に、　 )って事は互いに幸せだ。でもきっと私の幸せの方が大きいよ。もう貰えないって思ってたものが目の前にあるんだからね。(　 ベッドの感触を今一度確かめるように片手でもふもふと押し　 )..んぅ、(　 歯列をなぞられる感覚にぱちくりと瞬きを二・三　 )お腹減ってるから食べちゃうよ？(　 冗談　 )

＞エレナ

そうだよ、これは愛の花。真夜中に咲き続ける至高の黒薔薇さ（核心に触れる答えを与えないのは、故意か否か。いざなうように手を伸ばせば、どこからか黒い茨が伸びてきては部屋の天井を這いまわる。それがベッドの天蓋に至った頃、そっと天を仰いで虚空へ口付けを投げると、ひらひらと黒い花弁の雨が室内に舞い散って「此処は、愛の渦中なんだよ。俺の愛へ身を委ねられないなら――」語る声音が妙に寂しそうなのは錯覚なのだろうか。「…君を、裏切りの場所へ帰してあげる」先ほど言われた『貴方“も”裏切るに決まっている』という言葉から推察するに、貴方は人間界で愛に裏切られたのだろう。この屋敷でノスフェラトゥの寵愛を拒むのなら、此処にはいられない。貴方が苦しめられた場所へ、貴方を送り返すことが出来るか否か、それは不思議な力を持つ吸血鬼のみぞ知る事なのだろう）

＞ノーラ

ノーラ、あなたは此処を幸せと呼んでくれるのね（ ベッドを触る貴方の手に自身の冷たい手を重ね、そのまま指を搦めて ）あら、こんな可愛い歯では無理よ（ くす、 / 先の尖っていない人間の歯の感触を楽しみ ）それに、わたくしよりあなたの方がきっと美味しいわ（ 口腔内から指を抜けば、指先に付着した貴方の唾液を見せつける様に舐め取り ）…これがあなたの味なのね、ノーラ。甘いのに爽やかで―、好きよ。とっても（ 味わうように目を伏せ / 次に瞼を上げれば瞳は爛々と底光りしていて ）

>アルヴィオン様

──待って…！(彼の口から出た言葉を頭の中で繰り返す。「裏切りの場所に返す」という意味は聞かなくても分かる。己が恐怖に怯え母親からの愛情を受けられないあの家に再び戻されるということなのだろう。そんな場所にはもう戻りたくもない…そう思えば咄嗟に声を上げ、はらはらと舞い散る薔薇の花弁を掌に乗せれば何かを決意したかのようにベッドから起き上がると彼の傍に行き、縋るように「…貴方の愛を拒むなんて言わないから……私を愛して…？」と思わず彼を抱き締めていて)

＞エレナ様

嗚呼、ごめんね――君を脅すつもりはなかったんだよ（逼迫した貴方の様子に、困ったように眉をハの字に歪める。そう、己はただ貴方を愛したいだけ。害したい、苦しめたいだなんて思う筈もない―肉体的にも精神的にも。「……勿論。これからはずっと、毎日俺が君の傍に居るよ。可愛がって慈しんで――、その華奢な体から溢れ出るくらいに、俺の愛を注ぎ続ける」縋る様に腕を絡めた貴方を、心から愛おしそうに抱き締め返して。そっと身体を離し、貴方をじっと見つめながら微笑みを浮かべ、冷たい手で貴方の頬を撫でる。ふと、先程貴方が先ほど手にした黒い花弁からしゅるしゅると蔦のようなものが伸び、貴方の身体に絡みつき始める。締め付けられて息苦しさを感じるほどではないが、自由な動きは制限されるだろう。「大丈夫、怖くないよ。俺の事は信じられなくても、俺の愛だけは信じて」状況に見合わない、優しく穏やかな声音ではっきりと告げれば、自身の冷たい唇を貴方の可憐なそれと重ねて。二、三度唇で唇を軽く啄めば、今度は貴方の耳元へ口を寄せて「…君の名前を、教えて？」熱のこもった吐息で、わざと貴方の耳を擽る様に囁いて）

>アルヴィオン様

──…私の名前は…エレナ…、(今己の体に巻き付く蔦をじっと見据えつつ彼の言葉に甘えながら小さく頷き。確認するかのように己の選択は間違えてなどいないはず、彼は毎日私の傍にいると言ってくれた…こんな事はあの世界では絶対に誰にも言ってもらえない事。この先どんなことが起きようとも彼の言葉を彼の愛だけを信じようと重ねられた唇にそっと瞼を伏せながら何度も受け入れて。彼から伝わる熱に徐々にこちらも体に熱を感じれば吐息を漏らしながら名を名乗り「──貴方の名前も教えて…？」と熱を帯びた視線で相手を見つめながら問いかけて)

>セティエール

路地裏には温もりは何もないからね。…あったかい？(　 重ねられる手の冷たさに己の熱が役に立つだろうか　 )その気になればこう＿＿がぶーっと。(　 ケラケラ　 )..お、まさか目の前で味見されるとはなんと…。汚くないの？(　 己の唾液が付いた指を舐める様子に若干苦笑い浮かべ　 )＿＿＿セティエール、魔女？(　 瞳の色を敏感に感じ取っては怪しむように凝視し　 )

＞エレナ様

エレナ…、俺の可愛いエレナ（愛しい名前の響きを味わうように反芻する。貴方の瞳を覗き込めば、そこには熱に潤んだ青が並んでいて。先程まで怯えの色を浮かべていたのに、と思わず吐息だけの笑いが零れる。愛しい、なんて愛しいんだ――ずぐり、と己の口内で怪物の証明たる牙が疼いて。「俺はアルヴィオン。好きに呼んでおくれ」名乗りながら、まるでそれ自体が意思を持っているかのように、黒い蔦は貴方の両手首を後ろ手に縛る様に蠢いて。怖くない、怖くない―そう伝えんばかりに、貴方の額やこめかみへ何度もリップ音を立てて触れるだけの口付けを落として「君はとても綺麗だ、エレナ。きっと、美しい黒薔薇を咲かせられるね」柔らかい立ち居振る舞いの割には男らしく筋張った腕で、貴方をそっと抱き上げてはベッドに横たえる。貴方の両手は、貴方の頭上で蔦に縛られる形で。そっと貴方を組み敷くように覆い被されば、その首筋に顔を埋めて冷たい舌先でぺろりと舐めて）

＞ノーラ様

ええ、とても。ずっと触れていたら火傷してしまいそう（ 生の証明たる体温に、どこか懐かしそうに目を細めては絡めた指を解いて ）ふふ、初めて会った時も言っていたわね。あなたのものなら、何でも愛しいわ。穢れも、飢餓も、絶望も――（ ベッドの端から立ち上がり、離れるように背を向けゆったりと数歩歩いて ）聡い子ね、惜しいわ。けれど大丈夫、怖がらないで（ 肩越しに振り返れば、そこにはいつも通りの優しげな翡翠の瞳 ）

>アルヴィオン様

──アルヴィオン…様、(熱帯びた瞳で彼の瞳を捉えながらその名前を呼び、彼に触れたい…そう思う心とは裏腹に両手を蔦に縛られ彼に触れるどころか自由に動かすこともできず若干の恐怖とこの先に待ちわびる彼の言う“愛”に胸が高鳴るのを感じれば響き渡るリップ音に体を反応させ、それ故か己が感じていた恐怖心はいつの間にか好奇心へと変化を遂げていて。その後優しく抱き上げられそっとベッドへと下ろされれば「…アルヴィオン様…」と覆い被さる彼を見上げる形で呟けば首筋に伝わる彼の冷たい感触にピクリと体を反応させ吐息混じりにその名を呼び、そっと目を閉じて)

＞エレナ様

ふふ、可愛い（思いも寄らなかった敬称に一度目をぱちくり。けれどすぐにそれは愛おしさに変わり、思わず表情が綻ぶ。「素直で良い子だね、エレナ。ご褒美だよ」抵抗することなく身を委ねてくれたご褒美に、そっと首筋に唇を這わせれば、そこに紅い痕跡を一つ刻んで「…俺の証。これを見るたびに、俺を思い出して」自身の名を呼ぶ声の熱に昂揚を禁じ得ず、そっと貴方のドレスを少しだけはだけさせる。露わになった白い鎖骨を、唇で食むように包めば舌を這わせる。まるでその肌に自身の唾液を塗り込むように「初めて、だからね。特別に、痛くないように…気持ちよく、してあげる」ノスフェラトゥの唾液には、痛みを快楽に変換する作用がある。いつの間にか禍々しくその姿を現した牙を、貴方の肌に突き立てればずぐりと突き刺し、じゅるじゅると音を立てて血を啜る。通常なら激痛を伴う行為だが、唾液の影響で強烈な痛みはその分強烈な快感をもたらすだろう）

>主様

( / 次のお返事が2時間を超えてしまいそうな為今日はここで失礼します！とても楽しく妖しげな空気感の中、交流をさせてもらいありがとうございました…！ )

>アルヴィオン様

──……っ…(彼から発せられる言葉は何か不思議な力が秘められているのだろうか。彼の言葉を耳にする度に胸の奥で鼓動が波をうっている。その後彼の唇が首筋に重くリップ音を立てれば「…アルヴィオン様の証…」とその言葉を繰り返すかのように彼の耳元で口にすれば初めて己を受け入れてくれた事への幸せからか、ツーッと涙が頬をつたい。彼の舌が鎖骨を這う事に身を捩らせ甘い吐息を時折漏らしながら彼の言葉にコクリと頷き。次の瞬間今まで感じたことの無い感覚が身体中を電流のように走っていけば彼に身を委ねるかのように頬を染めながらキュッと瞼を伏せたままその終わりを待って)

＞エレナ様

……はい、御終い（元々あまり空腹ではなかった為か、それともまだ愛情の昂ぶりが最上限に達していなかった為か。吸血した量は少なく、致死量には到底至らない。牙を抜けばその傷口に軽くキスを、するとたちまち傷跡は塞がって「御馳走様、エレナ。君は甘くて、でもしつこくはなくて―深みのある、とても美味しい女の子なんだね」しゅるしゅると貴方を拘束していた蔦が集束していく。質量保存の法則を無視して小さな花弁一つに戻ったそれを、自身の紅い舌に乗せれば嚥下し、舌なめずりを。「疲れたろう、俺の腕の中で眠るといい」貴方の隣へ添うように寝そべれば、左腕を枕にして貴方の頭を乗せて。そのまま抱え込むように左腕を曲げれば、額へキスを落として「愛しているよ、エレナ」穏やかに柔らかく微笑んだその顔は、到底怪物のそれには見えないだろう）


（/キリがいいので一旦回収をさせて頂こうと思いますが、このまま交流を希望される場合はピロートークという形でお話をさせて頂きますので、背後様のご意見をお聞かせいただけると幸いです…！）

(／背後のみのお返事で失礼致します！まだピロートークという形でお話を続けていきたいのは山々なのですが、この後お返事する時間が空いてしまいかねないため、今回はこれにて失礼させて頂こうと思います！楽しい時間を提供してくださりありがとうございました！ちなみに次回指名時はこのお話の続きからというのは可能なのでしょうか？)

＞ノーラ様

（/先程は見落としを失礼致しました、態々ご丁寧にご挨拶有難う御座います…！また是非いつでもお越し下さいませ。）


＞エレナ様

（/かしこまりました、此方こそ魅力的な娘様と楽しい時間を過ごさせて頂きました、有難う御座います…！絡みは原則としてその都度リセットですので、次回お越し下さったときはまた別の場面での交流となります。是非またいつでもお越し下さいませ…！）