山姥切長義 2018-12-12 23:24:34 |
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(結婚式をするというのなら、夫婦になる二人の着付けなどもしないといけないだろうからそろそろ戻ったらどうかと言われてはそれもそうかと思い頷き。礼を述べて退室をすると彼の方を見て“挨拶はこれで終わりなのかな?”と首を傾げて)
ああ、そうだな。あとは兄弟が伝えてくれているはずだ。
(とりあえず皆には簡単な挨拶を済ませたのでずっと緊張していた為か少し息を吐き、彼の言葉に頷くように返事を返して。結婚式の準備を進める事で本丸内は普段よりも忙しなく、手元にある紙袋を見るとずっと持ち歩くという訳にもいかないし自身達がうろうろして居れば着付け担当に迷惑がかかると思い"一度部屋に戻ろう、主に貰った物も置きたいしな"と続けて)
(彼の兄弟が自身達の結婚の件を仲間達に伝えたのだろう、いつもよりも本丸内が賑やかですれ違う仲間達からもおめでとうと祝いの言葉を貰って。一度部屋に戻る事を勧められるとその言葉に頷き自身達の部屋に戻ることにして。部屋に戻ると机の上に紙袋を置き、ずっと緊張していたこともあり小さく息を吐くと着付け係が来るまでゆっくりしておこうと思い座って)
(一度彼と別れ自室に戻ると机上に紙袋を置くが着付け係が来るまでの間、特に何かやる事もなく座っていたもののどこかそわそわとして落ち着きがない様子で。先程別れたばかりだが会いに行くようで腰を上げ自室を出ると彼の元に向かい、部屋の前で"…長義、入ってもいいか"と声を掛けて返答を待ち)
ああ、いいよ。
(先程主から撮ってもらった写真を眺めつつ夫婦になった実感がまだあまりしない気がして。そう言えば着付けと言っていたが、どんな格好をするのだろうとぼんやりと考えていると襖越しに彼の声がして。その声にすぐに返事をするとスマホを机に戻して)
ありがとう。…さっき別れたばかりなのに来てしまってすまない。どうも落ち着かないんだ。
(返ってきた返答を聞き、入室の許可を得たので嬉しげな声音で礼を述べ部屋の襖を開けて中に入ると後ろ手で閉めてから彼の前に座り。急に自身が来てしまった事で何かの邪魔をしたかもしれないと思って、謝罪の言葉を口にしつつ先程からそわそわとした様子で)
ふふ、俺はお前に会えて嬉しいけどね。
(自身の前に座った彼はどこか落ち着かない様子でソワソワとしており、彼の言葉に小さく笑うと上記述べて。彼とほぼ毎日会って半同棲していた事もあり、未だに夫婦になれる事を実感しておらず“俺はその…まだ、夫婦になったって実感が湧かないんだ。当たり前のようにいつもお前と一緒に過ごしてたから”と続けて。しかし、彼と夫婦になれたことは本当に嬉しいのだと微笑み彼の手を握って)
そうか、長義に会いに来てよかった…!
(自身も彼に会いたくてこの部屋に来たのでその言葉が純粋に嬉しくパッと顔を輝かせるも頬が緩みきって。大好きな彼と居るだけで幸せだなと思っていれば、ふと彼が話をし始めたので静かに耳を傾けると改めて本心も聞けて真っ直ぐに目を見つめ"それは俺がずっと長義と居たかったからここで過ごすようになったんだ。まだ夫婦になったという実感がなくてもこれからは離れで一緒に住むだろ、そこで過ごしていく内に実感できるんじゃないか?"と此方も愛する彼と夫婦になれるのは嬉しさで胸が一杯で自然と笑みを浮かべそう告げれば握られた手を優しく包み込み)
ふふ、そうだね。
(顔を輝かせて喜ぶ彼がとても可愛らしく見えて。これから夫婦として共に過ごす事になり、その間に慣れてくるだろうという彼の言葉に頷き。優しく包まれた手を見つめてから彼の目を見ては“これからよろしくね、国広”と微笑み彼の側に寄ると甘えるように擦り寄って)
ああ、俺の方こそ宜しく頼む。
(彼の言葉に頷いて小さく笑えばそう述べ、自身の側に擦り寄ってきた姿を瞳に映すと今朝の事を思い出し。甘えてくる彼があまりにも可愛すぎて思わずギュッと抱き締めては"どうしたんだ、今日は。いつもより甘えてる気がする"と呟いて)
お前と夫婦になれることが嬉しくて…ダメかな?
(甘えて擦り寄ってみると彼が抱き締めてくれて嬉しそうに目を細め。じわじわと心の中に夫婦になれる喜びが増し、その喜びをどうにか表したくてその結果が彼に甘える形になり。しかし夫婦といえど自身は彼の本科であり、流石に甘え過ぎただろうかと思えば抱き締められている為に上目遣いで上記述べて)
……っ、だめなわけがないだろ。
(上目遣いで見つめる彼の姿が目に入ると胸が高鳴る音がして、僅かに頬を赤く染めてそれは反則だろと思いながら彼が甘える事は自身よりも殆どない為に少し視線を外してぼそりと。甘えてきた理由が何とも愛しく余計に可愛がりたい欲に駆られて"もっと甘えてきてもいいぞ。いつも俺が甘えてるしその分甘やかしたい"とゆっくり視線を戻すなり彼の髪を梳くように撫でて)
ん…ふふ、嬉しいな。
(自身が彼に甘えてダメな理由など無いと言われては内心でホッとして。もっと甘えていいのだと優しく髪を梳かれるとその感覚が気持ちいいのか目を細め上記述べ。ギュッと彼を抱き締めて、すりすりと擦り寄り甘えては“…大好き”と呟いて)
俺も大好きだ、長義。
(抱き締め返され身を擦り寄せて甘える彼の仕草にきゅんと胸が高鳴り、何とか理性を保ちつつ背中に回した腕に力を込めて強く抱き締め。キスがしたくなったのか少し身体を離すと瞼を伏せて彼の唇に口付け、そっと口を離し目も開け慈しむような眼差しを向けて想いを伝え。溢れる愛情を注ぐようにもう一度彼と唇を重ねては啄むような口付けをして)
んっ…、
(不意に彼が離れたと思えば口付けされるとそれを受け入れて。自身を慈しむような眼差しで想いを伝えられると頬を染めて。啄むような口付けを交わし彼との二人きりの甘い時間を過ごして)
(暫く甘い時間を過ごした後に部屋の前で数振りの声が聞こえ、立ち上がり襖を開けると着付け係の歌仙と本丸内で女子力高めの加州や乱、次郎太刀の姿が。既に兄弟から結婚式の件を聞いており、目の前に居る皆が着付けと化粧の担当らしく自身達が何かを言う前に"ほら、早く行くよー。可愛く着飾るなら時間はかけたいよね"と加州が言うと彼の手を取って何処かに連れて行こうとして)
あっ…、国広の晴れ姿楽しみにしてる。
(この空間に邪魔をする者は居らず、彼とイチャイチャと過ごしていると不意に襖越しが賑やかになり。自然の彼が離れる形になり、軽く身嗜みを整えると丁度彼が襖を開けたところで。そこにはお洒落などが好きな数振りがおり、部屋の中に入ってきては自身を着飾るようで手を取られ促されるまま立ち上がり。部屋出る前に彼の晴れ着も楽しみにしている為に上記述べ微笑むとまた後でと空いている手を振りそのまま彼らと共に準備されてる部屋に向かって)
(自身も手を振り返し加州達と共に行く彼の事を見送るとその場に歌仙と残る形になり、此方の着付け係として来てくれた様で"僕らも行こうか"と言われると頷いて。彼らとは違う別室に案内されるように其処へ移動する為に向かうと目的の場所に到着し部屋の中に入り、既に準備されていた新郎が身に纏うであろう黒五つ紋付き羽織袴が目に映れば戦装束と内番服の見た目が洋装なのであまり和装を着た事が無く。俺にあの着物が似合うだろうかと思いながらも早速歌仙に着付けてもらう事にして)
うわ…これはすごいな…
(彼らに連れられてきた部屋に入るとそこにあったのは白無垢。普通ならばそれは女性が着るものだが、特別に頼んでもらったらしく。まずは化粧からするらしく、鏡台の前に座る様に促されその場所に座ると早速取り掛かって。勿論今まで化粧などした事がないが化粧を担当してくれる加州が“元から美人だけど、旦那をもう一度惚れ直させる勢いで美人に仕上げちゃうからね”と楽しげに言いながら手際よく化粧を施していくと心配はいらないだろうと思い。しばらくして化粧が終わった事が告げられると鏡を見て目元と唇に薄らと紅をのせた自身の姿に驚きの表情を見せ。休む間も無く、白無垢を着ていくことを告げられると和装などした事が無いために彼らにされるがまま着付けてもらっていき)
!?……こんな髪型は初めてだ。お、俺に似合っているか、歌仙。
(歌仙の手を借りて着付けが終わると同様に休む間もなく、次は着物に似合う髪型に整えてくれる様で元々自身の髪をどのような感じにするのかは加州達と話し合って決めていたらしく。どんな感じになるのだろうと内心楽しみで姿見の前に座るよう促されるがままに座り、何から何まで任せる形ではあるが分け目をつけずに髪を全部後ろになで上げ歌仙が手に持つ整髪料で固めていって。オールバックに其れ程時間はかからずビシッと髪型が決まると、前髪を上げて額が丸見えな髪型など今までした事も無い為にどこか少し恥ずかしそうに呟けば"その髪型はね、おーるばっくと言うそうだ。晴れ姿もだけれど山姥切にとても似合っていると僕は思うよ。…ほら、着付けも終わったことだし先に僕達は広間に行こうか。そこで加州達が来るのを待とう"と柔らかな笑みを浮かべて告げる歌仙に此方も自然と笑みを零して頷き。緩慢な動作で腰を上げ姿見で黒五つ紋付き羽織袴を着る自身の姿を見てから部屋を出て)
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