山姥切長義 2018-12-12 23:24:34 |
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(彼が眠るまで頭を撫で続けると軈て静かな寝息と共に夢に魘される事もなく、落ち着いている様子を見れば柔らかな表情でおやすみと呟き。彼の看病で特に水分補給と食事をしていなかった為、流石に何か飲んで食べようと思うと起こさないようにゆっくりと立ち上がり一度盆を持って寝室を出ていき。厨に行くと流し台に置き小鍋にはまだたまご粥が残っており、夕餉は彼の食べたいものを聞こうと思いつつ簡単な昼餉を作り始めて)
(薬を飲んだ事もあり少しずつ熱は下がってきていて特に寝苦しい様子を見せる事もなく熟睡していて。数刻後、またも目を覚ますと先程よりも具合は悪くなくゆっくりと身体を起こし水を飲むと時計を見てかなり寝ていたことがわかり)
(あれから昼餉を食べ終わり軽く洗い物も済ませて早い時間から洗濯した為特にやる事もなく、寝室に戻ると寝ている彼の様子を見ていて。ご飯を食べた事で段々と自身も眠気に襲われ小さく欠伸を洩らしつつ、彼の看病を一生懸命していて余り休めていない為に少しだけ眠ろうと思えば傍に寝転がり。数刻後に彼が起きた事に気付かず静かに寝ていて)
…お疲れ様。
(ふと視線を下に向けると彼が傍で眠っていたことに気付き。ずっと自身の看病をしていて疲れたのだろうと思えば起こさぬように彼の頭を撫でてやり何も羽織っていないと風邪を引くだろうと思えば近くにあったブランケットを掛けてやり)
ん…、
(頭を撫でられる感覚に少し反応するだけで特に起きる気配がなく、昨夜寝た時間が遅く朝から眠いのを我慢し続けていた事もあって彼の方を向いたまま熟睡しており)
(彼の寝顔をしばらく見続けていたものの、眠気がやってきては横になりそっと彼の手を取り握って目を閉じそのまま眠りに落ちて。夕餉の時間になっても起きる気配もせずただ熟睡していて)
んん…、……寝過ぎてしまった…!
(それから少し夕餉の時間を過ぎた頃にふと目が覚めると片方の手で寝ぼけ眼を擦りつつ、起き上がりいつの間にか彼に手を握られてブランケットも身体に掛かっていて。自身が休んでいる間に起きたのだろうと思いながら時計を見れば、少し寝るつもりだったのが大分時間が過ぎていた事に気付くなり思わず静かな寝室で声を出してしまい)
っん…?どうかした…?
(すやすやと気持ちよさそうに眠っていると不意に彼の声が耳に届き。熟睡しているとは言え、さすがにその声にぴくりと反応しては薄らと目を開け焦っている様子の彼にどうしたのかと聞いて)
…っあ、いや。起こしてすまない。
(自身の声が大きすぎたせいで眠っていた彼の事を起こしてしまうと、ただ寝過ぎただけのために何でもないので其方に視線を移しては申し訳なさそうに眉を下げて謝り。"もう夕餉の時間だが何か食べたいものはあるか?"と続けて聞いてみて)
うーん…あ、うどんが食べたい。
(壁にかけられた時計を見て彼の慌てる様子から考えるに、夕餉の時間を過ぎていた事で大きな声を出したのだろうと納得し。何か食べたいものは無いかと言われると、しばらく考えてから薬を飲んでしっかりと寝た事で昼間よりも具合は良くなってきていて、それなら病人でも食べやすいものがいいと上記述べ)
うどんか。それなら少し待ってもらえるか、今から万屋に行ってくる。
(布団に寝転ぶ彼の姿は昼間よりも大分顔色が良くなっている気がして、良かったと内心安堵しつつ何が食べたいのか聞いてみると饂飩と答えたので冷蔵庫には流石に市販のものは無かった事を思い出し。野菜は本丸の畑があるので事足りるのだが他の食材は余り無いので、万屋に行くしかないと思うもののそうなると少しの間彼をひとりにさせる事になり。病人の彼を置いて行く事はしたくないのだが、今の時間だと本丸の皆には頼れないのでじっと見つめ上記を述べて)
…今から?別に無理しなくてもいいんだよ?
(どうやら流石にうどんの麺は厨に置いていないようで、それなら万屋に行って買ってくるという彼の言葉に頼んだのは自身ではあるが少し驚いた様子を見せて。夏とはいえ、夕刻になっても暑いうえに暗くなってくる為にそこまで無理をしなくてもいいのだと心配そうに上記述べ)
大丈夫だ、すぐに帰ってくる。長義は部屋で待っていろ。
(心配そうに引き留める声に夏の時期は陽が沈むのが早く夕刻も割と暗いので、打刀ではあれど短刀達ほど夜目が利くという訳でもなく。然し、万屋に饂飩を買いに行くだけなので、そこまで心配される事でもない為に部屋で安静にしているようにと上記を述べれば頭をポンポンと優しく撫でてやり。すぐに立ち上がると夕餉を買うだけなので内番服でいいだろうと思えば財布を持ち外出する準備をして)
(自身の心配そうにする様子を見て大丈夫だと頭を優しく撫でられて。早速出かける準備をする彼を見て、弱っている時は元より寂しくなりやすい事もありじっと見つめていたものの彼の出かける準備を邪魔してはいけないだろうと思えば“気を付けてね、いってらっしゃい”とだけ言って)
ああ、行ってくる。
(寝室を出て行く前に彼の方を振り返るとそう言い残してそのまま玄関へ向かい、靴を履き外に出るも夕刻という事もあり辺りは暗く。生憎夜目が利かぬ訳でもない為に、急いで万屋に行こうと正面の門から本丸を出て暗い夜道の中商店街の方向へと走って行き)
(部屋を出て行き、足音が遠のいていきすぐに玄関の扉を開け出ていく音が聞こえると完全に彼の気配が消えて。1人静かな部屋の中で彼を待つのも少し寂しく、起き上がると棚に置かれた彼が買ってくれたウサギのぬいぐるみを取り横になるとそれを抱きしめながら目を閉じすぐにまた眠りについて)
ただいま、長義。
(数十分後、無事万屋で目的の物が買えると辺りは真っ暗で早く本丸に帰ろうと行きと同様に来た道を走り出していき。漸く本丸に辿り着くと帰りも走って帰ってきた為に、乱れた呼吸を落ち着かせるように整えてから離れの戸を開けて。靴を脱ぎ揃えてそのまま一度寝室に向かうと襖を開けると同時に声を出すが、寝ている彼の姿が目に映れば口を閉じて)
(彼が帰ってきた気配にも気付く事なくそのまま寝続けていて。熱を出して汗が冷えたのかふるりと身を震わせるとぼんやりと目を覚まし。厨の方からいい匂いがしてくるのに気付くと彼が帰ってきたのだとわかり起き上がるとふわりと欠伸を漏らして)
(あの後、厨で市販の麺で手早く簡単に温かい饂飩が完成すると先程の買い物で果物の林檎も購入しており。風邪の時は林檎を食べた事があったので、生憎不器用故にウサギの形に出来ない為に皮を切って。別の皿に数個林檎を乗せて盆の上に饂飩が入った丼鉢を2つ置き、先に部屋に運んでは彼が起きていたようで"長義、起きたか。うどんが出来たから食べよう"と声をかけつつ用意しておいた机の上に丼鉢を置いて。再度厨から冷えた水と林檎の皿を持ってくるとそれらも机に置けば自身も座り)
ありがとう国広、今日一日お疲れ様。
(先程まで抱き締めていたぬいぐるみをふわふわと撫でているとうどんを持ってきた彼がやってきて。彼の言葉に頷き、用意されていた机の前に移動するとうどんの入った丼鉢を覗き込みふわりと香る出汁の匂いは自然と食欲をそそるもので僅かに目を輝かせ。飲み物と林檎も持ってきて座った彼を見やると今日一日世話になった為に上記述べてから手を合わせ挨拶をして。箸でうどんを掴み火傷しないように息を吹きかけてから一口食べるとその優しい味付けに“美味しい”と微笑んで)
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