武蔵野 大和 2018-10-23 13:52:55 |
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ふふん、神を侮辱してタダで済むと思って?神罰です!
( 口内の辛みを和らげようと足掻く様を見ては、ニンマリしたり顔。自分が仕掛けた悪戯は相当効いたらしく怨念こもった眼差しを向けてくる貴方。それを華麗に受け流しつつ、 )
あら、それは残念ですね。私は結構楽しいのですが…。
な、何が神罰だ…お前がやったくせに…
(どう見ても人為的な物です。ヒリヒリとまだ痛む舌を癒すために氷を口の中にいれたまま、怨めしそうに相手をみる。すると聞こえてくる意外にも素直な言葉、楽しんでくれているのか…少しホッとしながら「…良い子にしてたら、また考えてやる」と子供にでも言うように告げて)
子供扱いしないで下さい。
……。しかしまあ、そうですね。出来る限り善処します。
( 正直相手の言いつけを守れる自信がない。確約しかねる。瞳をススーッと逸らして。4、5秒謎の間を置いた後、歯切れ悪く前向きに検討することを馬鹿正直に伝え。良くも悪くも正直で、 )
……
(こくりと相手の言葉に頷くと、後は大人しくお寿司を食べていく。素直になったことに対して少し恥ずかしくなったのか、さっきまでの勢いはなく黙々と食べていて。「…結構食べたな…御馳走様。どうだフレイヤ、満足したか?」積み上がったお皿は12皿、個人的には食べた方だろうか。両手を合わし自身はもう満足したことを伝えて相手の様子を伺って)
むっ、甘い物を食べていません!食後のデザート無くして食事を終わらせることなど出来ませんよ。
( 空腹は満たされたがご馳走様を言うにはまだ早い。なぜなら食後のお楽しみであるデザート食べていないのだから。甘いものは別腹、とはよく言ったもので。流れてきたカップティラミスとプリンを回収するとまずはティラミスのほうをぱくり。食べた瞬間ぱあっ、と漫画的表現で言うのなら周りにお花が飛んでおり、 )
( / 遅くなりましたすいません。只今私用でバタついておりまして…決して返事がしにくかったという訳ではないのでご安心ください! )
お前、ホントに甘いもの好きなんだな…太っても知らねーぞ。
(こちらは既にお腹が一杯であり、余分にこれ以上入りそうもないため相手が食べているのを眺めて。満足そうに笑ったり、こうやって甘いものを食べる姿を見ればそれだけで少しときめいてしまうほどの可愛さだが…中身がなぁとつくづく思って←)
(/そうだったのですね、あまり無理はなさらないでくださいね!お疲れ様です)
Shut up…!せっかくの楽しみを邪魔しないでください!吹っ飛ばしますよ!( ← )
( 横槍を入れられたせいで、至福のひと時が音を立てて崩れていき。食べてる時はカロリーとかそういうことは忘れたい( ← )とっっても余計な忠告だと恨みのこもった眼差しとこぶしを振り上げ貴方を罵倒し、 )
( / お優しいお言葉感謝します!出来る限り早く返せるよう心掛けますので、今後ともお付き合い宜しくお願いします。 )
ハッ、やれるもんならやってみろよ。
(子供のようなやり取りである。小さな体の相手にそんな態度を取られてもまるで怖くはなく、寧ろ更に煽って(←)「そんな気になるんなら俺が食べてやるよ」そして極めつけには相手が食べている部分を横取りして(←))
──!……コロす!
( 馬鹿にされあまつさえ好物を横取りされれば声にならない悲鳴が、喉奥でひゅうっと嫌な音を立てて。目からハイライトが顔からは表情が失せ、ただ一言。瞬間素早く相手の腕を掴むと少女とは思えない程の力でギチギチと容赦なく締め上げ、 )
なっ…!?
(聞こえた言葉は冗談でなく、さっきまでとはまるで声質の違う冷たいものだった。耳にし、体が動くよりも先に腕を襲う衝撃、圧迫感…痛みから思わず握っていたスプーンを落とし、ぎちぎちと締め上がっていけば苦悶の表情を浮かべて。「っ…俺が悪かったから、離せって…!」何とかそれを脱しようとして)
( 苦悶の声が聞こえてくれば少し力を緩め。今もこのまま怒りに身を任せてこの腕をへし折ってやりたいと思う。その気持ちに偽りはないが、反面その先のことを考えると胸が痛み。幸いティラミスは全部食べられた訳じゃない、プリンだって残っている。謝罪の言葉も聞いたのだ。心の中で色々理由をつけながら徐々に力を弱めていき腕を離せば、 )
フンッ、謝れば良いという訳ではありません。ですが貴方のその声は非常に耳障りなので今回は慈悲をくれてやります。感謝なさい。
いっ…てぇ。何だよ、今の…
(今は少女の生意気な口調も気にならない。ただ、ひたすらさっき起こった事への恐怖心で一杯で。腕にはさっき握られた痕が赤く残っており、あの無表情も、無機質な声も、ハッキリと記憶されている。イタズラを仕掛けたのは確かに自分…しかし、それで返ってきたのは今までのようなやり取りではなく、明確な敵意だった。さっきまでとは違い、少し怯えるような視線を少女に向けて、黙って食事が終わるのを待って)
(/また遅くなってしまいました…本当にごめんなさい。散々お待たせしておいて合わせる顔もないのですがまだいらっしゃいますか…?お返事頂き次第レスしたいと思ってます。)
(/いえ、構いませんよー。忙しいこともあれば、返したいとき返したくないときもあると思ってます、あまり気にせずやっていきましょう( *・ω・)ノ)
( まるで恐ろしい物を見るような目つきで此方を見てくる相手。慣れた視線、別にどうということは無い。むしろこれで互いの力量を、上下関係を証明出来ただろうと前向きに考えることにして。フンッと無愛想に鼻を鳴らし一気に残りのデザートを平らげると手を合わせ平坦な声で、 )
ご馳走さまでした……さあ、帰りますよ。
( / 良かった…まだいらっしゃったのですね!そして相変わらずお優しい…感謝してもし足りません( ;´`;)本当にいつもありがとう御座います。 )
(支払いを済ませて、帰路につく。その間は終始無言だった。先程、この少女の力を目の当たりにしてから色々と考える。どこから来たのか、本当に神の使いとかそういうものなのか…ぐるぐると思考は回るが、彼女を見ると再びさっきの痛みがフィードバックしてくる。平和なこの世界で感じたことのない殺気、恐怖、死の予感、軽くトラウマになっているのか、帰ったあとも彼女に対する態度はよそよそししいもので…)
じゃあ…俺は行くよ。今日は遅いから。
(――あれから数日、一度出来た溝は中々埋まらずにいた。それを飛び越えて彼女と関わる勇気も起きない…あの、たった一度のことで奇妙な同居人から、口出しの出来ない恐ろしい相手へと変わってしまったのだ。家に戻るのが怖い、かといって放置しておくことも出来ない、そんな状況が続いていた。会話も短く事務的なことばかりで…今日も短い言葉を残し家を出るとホッと胸を撫で下ろしながら学校へ向かっていった)
(/いえいえ、此方こそいつもありがとうございます!
そしてなんか大分展開がシリアスになったので、二人の距離を縮めたいと思うのですがどうでしょう?考えてる内容としては、「夜遅くに帰ってくるも、用意していた夕飯に手をつけてないのを見た大和がフレイヤの部屋へ行って。扉を叩こうとすると中で泣いている声が聞こえて…なんやかんやあって仲直りして~」みたいな感じのものを考えています。大分フワッとしてるので、あくまで参考として聞いてもらえれば幸いです。勿論この通りに進めてもらっても大丈夫ですよ~)
…、…分かりました。
( 一緒に外食をしてから数日、ここ最近短い言葉しか交わしておらず相手とは会話が増えるばかりか最初にこの家に来た時よりも減っていて。今日も了承のみを伝えると扉が閉まり。どうしてこうなったのか、理由は考えなくても分かっていて。最初は自分を敬うようになるのならそれで良し、と思っていたがなぜか心が段々苦しくなってきて今では気を抜くと目から「何か」が零れ落ちてしまいそうになる。怯えた目を思い返した後、リビングに続く廊下を見遣り。このままこの関係が続いた場合、未来がどうなるかなんて手に取るように分かる。それ故「潮時、ですかね…。」自嘲気味にそうこぼし自室に戻るため階段を上がって、 )
( / そうですね…背後様の提案をお聞きしてこちらも少し考えてみたのですが、このままでは地球を破壊してしまうと思ったフレイヤは家を出ることを決める(極端ですが)→大和くんが帰宅した時にはもうフレイヤは家出していた、もしくは家出する直前。既に家出していた場合はフレイヤを見つけ出した末仲直りするという展開も楽しそうだと思いました! )
…ただい、ま…え?
(深夜2時、普段は遅くなると言ってもいつも0時頃までには帰っていたのだが…今回は意図的に遅くなった。日に日に深まる溝と、彼女に対する不安。分かり合うこともしないで、ただただ顔を合わせないよう努めるようになっていた。そんな中家に帰ると…鍵が開いていた。一瞬泥棒かと思いつつ恐る恐る扉を開けると…その理由が判明した。靴がない、フレイヤの分の靴が…恐らく、家出したのだろう。居心地の悪さを感じて。それを見たとき胸に去来した思いはあろうことか安堵であり、心配や不安とは無縁のものだった。ただ、良かったと安直に考えてしまう)
…フレイヤ、いるか?
(鍵を閉めて確認のために2階のフレイヤの部屋へ行く。部屋の扉にも鍵はかかっておらず、そこにその姿はなかった。ようやく解放された、そう思いながら彼女が使っていたであろう毛布を見て、片付けようと手に取ると…妙に湿っていて。…それが涙だと気付くにはそう時間はかからなかった)
なんで、これ、泣いて…!…クソっ、バカか俺は…!
(その場に毛布を落とし、涙の真意に気付いた頃にはもう走って家を出ていた。毛布を触った感じではまだ遠くへは行っていないはず…恐らくお金も持っていないはず。行ける場所には限りがあると思い手当たり次第に探すことにする。もう一度話し合って、それでわだかまりを解きたい、後悔の気持ちにかられながら必死に探して)
( 家を出る際自身に関わる痕跡は、一切消してきた。初めからフレイヤという存在自体居なかったかのように。本人が不在だった為同居人の記憶を抹消出来なかったのが心残りではあるがもう家を出てきてしまった後では悔やんでも仕方がなく。…それに彼はすぐ自分のことなんて忘れるだろう。きっと今頃清々してるに違いないと想像しながら人通りのない夜道を駆け抜けるように進んで。とりあえず公園などに行きこれまでの出来事を他の神々に報告しよう、任務失敗の処罰がくだるにせよ帰還命令がくだるにせよ兎も角彼等に指示を仰ごうと考え。暫くして街が一望出来る高台に辿り着き。草木も眠る丑三つ時、誰もやって来ないと思うが念の為辺りの気配をサーチし、無人であることを知ると夜空を見上げ念話で他の神々に呼びかけようとして、 )
(必死に探して回るも、町内と言えど十分広くまるでどこにいるか検討も付かなくて。歯痒げに壁へ拳を叩き当てて顔を上げて。すると、公園にある高台で何かが一瞬光るのが見えて。藁にもすがる思いでそこを目指して走り出して)
はぁっ…はぁっ…!…フレイヤ!
(暫くして漸く辿り着くと、そこで彼女は神々と交信していて。しかし何も知らない大和からすれば理解出来ず、ただ切なげに空を見上げているようにしか見えず、ともすれば今にも落ちていってしまいそうな、そんな風に捉えて。慌てて後ろから彼女のことを抱きしめると、抱え込み背中から地面に倒れて)
バカなことすんなよ!俺が悪かったから…ごめん、もう一回やり直そう…
(思いっきり勘違いしている様子)
きゃああ!?
( 突然響いた声と背後から何者かに抱きしめられたことにより脳内で響いていた声はプツリと途切れ。背後を取られたこと、交信を阻害され警戒心と怒りのこもった眼差しで振り返り、 )
!!なっ、どうして、ここに…。
( 見上げてみて驚愕。あろうことか目の前には見慣れた貴方の顔があり。しかし彼は自分を恐れていて此処に来るなんて有り得ない。ましてや探しに来るなんて───だからこれは夢、現実を直視することが出来ずに見ている都合の良い幻想。眉を下げ微苦笑すると、 )本当…、我ながら女々しいですね。
どうしてって…?何勘違いしてるんだ?
(女々しい…それは寧ろ自分の方だ。あんな態度を取っていた癖にいざ居なくなって、今更彼女の本当の気持ちに気が付いて。やり直そうとこうやって追ってきたんだから)
……悪かった、お前の気持ちも考えないで…一方的に距離取って。もうそんな事しないから…もう一度やり直してくれないか…
(ぎゅっと彼女の体を抱きしめたままそう言って…その顔は真剣であり、また少しも怯えた様子等は見せていないもので)
…人間の癖に…、不愉快です。同情なんて要りません!私は、貴方に同情されるほど弱くは、ない…ッ!
( 悔しくてぎり、と奥歯を噛み締め。彼の胸板を力いっぱい押し返せば体中を真っ赤にしながら此方の気持ちに気付いたからと言って無理して一緒に居ることは無い。哀れみなど無用だと涙に濡れた声で怒鳴って、 )
同情なんかじゃない!俺が!俺がっ、一緒に居たいんだ…フレイヤと……勘違いしたまま終わらせたくない。ちゃんと向き合って、理解したい…させてくれ、フレイヤ。
(どうしてこうも離れたくないと、彼女の気持ちがわかった瞬間にそんな想いが溢れてくるのか…もしかしたら、一目惚れしているのかもしれない…どんなに力を入れられようと離そうとはせずにいて)
どうして…だって貴方は、
( 私のことが嫌いなのではないのか。暇さえあれば互いを罵倒しあっていた日々。その刺々しい態度からきっと自分は相手から良く思われていないのかもしれない、と薄々思っていて、 )
別に嫌いだった訳じゃない。俺にとっては家族以外で気軽に物が言える、貴重な相手だって思ってる…
(嫌っていたからあんな風に言っていたのではなくて…寧ろ逆であると伝えて。家族ではない、しかし抱いていた親近感は家族のそれに近いものがあった…自分から遠ざけてしまったくせに、今更そんなことを言う資格はないのは分かっているけれど、諦められなくて)
うう……、あっ貴方は気軽過ぎます!私は貴方より上位種で神なのですよ、もっと敬いなさい!
( 相手の隠れた本心を聞き嬉しさ込み上げてくる反面、なんだか照れくさくなり。顔に熱が集まるのを感じつつ誤魔化すように目一杯相手を睨みつけては畏敬の念が足りないと怒鳴りつけ、 )
敬えってな…あーはいはい、ちょっとは尊敬してやるよ。
(なにか良い返してやろうかと思うも、ここで喧嘩しては今までと変わらない。多少は妥協してやろうと若干上から目線でそう言って)
…さてと、コンビニでも寄って甘いもんでも買って帰ろうぜ。
(いい加減抱きつくのは止めて、相手から離れて立ち上がればそっと手を出して彼女の手を握る…これからは、もうこの手を離したりしない…そう心に決めて)
( 今さっきまでの威勢の良さはどこへやら。嘘のようにしゅん、と萎縮して。気まずさからもじもじと体を小さく動かしながら顔を上げ、弱った瞳で相手のことを見つめれば、 )
…本当に、本当に良いのですか。私…貴方のところに戻っても。
( / 新年明けましておめでとうございます!去年はフレイヤ、本体共々大変お世話になりました。今年もお相手の程よろしくお願いします! )
…だから探しに来たんだ。大丈夫、もう離したりしないから。
(フッと笑みを浮かべ、空いた方の手でそっとフレイヤの頭を撫でる。その表情は穏やかなもので、昨日までの怯えたような様子は見えないもので)
(/明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!)
フ、フンッ…なら良いのです。
( 素直に頭を撫でられていれば良いものを恥じらいから頭に乗せられた手を軽く払いのけ。立ち上がり三つ編みに束ねた銀髪を揺らしながら1人先を歩き始め、)
あ、おい……ま、調子戻ったのなら良いかな…
(先を行く彼女に少し小走りで追い付き、隣を歩いていく。無言、手は繋がず、けれど距離は開けず。二人の関係が此れからどうなっていくのかは分からないけれど…きっと、もう離れることはないだろう……多分)
(そしてまた時間は流れて…)
そういやさ、フレイヤって正月は向こうに帰らなくても大丈夫なのか?
(年末、海外に居る家族は都合で日本には帰らず、自分が向こうへ行くにしてもお金も勿体無いため日本で過ごすことにした年末年始。年越し蕎麦を作りながらそう言えばとリビングにてノンビリしている彼女に尋ねて。因みにLDKです)
「向こう」とは一体何処のことです。場所を言ってくれないと分かりませんよ。
( ソファに腰掛け読書の最中、曖昧な問いを投げ掛けられ文章を追うのを一度中断して。不可解そうにキッチンを見遣り苦情を入れれば「人間はオショーガツは何処かに帰るのですか…?」間髪入れずに質問を追加。 )
っと、すまん、言い方悪かったな。フレイヤの方の実家…って言えば良いのか?元々居たところに戻らなくて良いのかなって思ってな。人間は、というか日本人はお正月は家族と過ごす風習があるからさ、
フレイヤ達はどうなのかなと思って。
(言葉が伝わらない所を見るに、どうやらそういう風習はないように思える。出来上がったお蕎麦(立派な海老天の乗った、少し薄目の味付けの蕎麦。七味はお好みで)を持って、リビングの方へ行き相手と自分の前にそれぞれ置いて。先程の質問の補足をしながら改めてお正月の過ごし方を尋ねてみて)
成る程…しかし神を人間の尺度で測るとは愚の極みです!私達は貴方達人類とは根本から異なる存在ですからそのような風習はありません。
( 運ばれて来た蕎麦が綺麗で目で追いかけ。ダシ汁の良い香りが湯気に乗って漂ってきて鼻腔を擽り。はやる気持ちを抑えまずは「よって帰郷する予定はないのですが…貴方はどうなのです。家族は海外にいるのでしょう?年末はやはり此方に?それとも貴方のほうから行くのですか?」家族と過ごす風習があるなら当然相手もその習わしに従うだろうと思い、 )
へーへー、ご立派でございますこと。
(相変わらずの口調に怒ることはなく、若干呆れたように返事をしてそのあと、「まぁそれなら此方で過ごすって訳だな…俺は、今年は日本で過ごすかな。向こうに行く金が勿体ないし、かといって向こうも用事があって帰れないみたいだし、まぁ何より…お前のこと一人にするわけにはいかないからな、何するか分かんないし」と、何とはなしにそう言えば両手を合わせていただきます。食べようぜ、と箸を取り先に食べ始める。ずずーと麺を啜る音がするなか、ピッとテレビをつけるとそこには…お尻を叩かれている良い年した五人組の男性が映されていた←)
心外ですね。貴方が想像しているようなことはしませんよ。家から放り出されるのは御免です、私の沽券にも関わりますから。
( 真顔で「仕事第一」と言い切り仕事人間ならぬ神様っぷりを晒せば、テレビのスイッチがつく音につられ顔を其方に。画面にはお尻を叩かれ身悶えする芸能人が映っており、瞬間表情が曇りビシッと画面を指差せば「い、一体これはなんなのですか!絶対に笑ってはいけないなんて、この国は自由に感情を表現することさえも禁止しているのですか!」番組のタイトルを間に受け酷い国です、と糾弾し、/ ← )
…今更沽券も何も無いだろ。初対面から不法侵入、悪びれもしない不遜な態度、見た目が幼いし、甘いものには目がないし…上位種だとか、神様だとか、そんな威厳は今現在まるで感じられないんだけど。なんつーか…手間のかかる妹感覚だな。
(今更何を、と言った表情で彼女を見ていると、珍しく動揺した様子で彼女が声をあげて。それを聞けばははーんと笑って「実はそうなんだ、この国では外で笑顔を見せたりして、それを他人に見られて通報されるとその場で尻叩きの刑に処されるんだ…」と、至って真面目そうな顔で嘘の情報を教えて←←)
呆れた。そんなふざけた法を敷く国家にも、それに諾々と従う国民にも…。
不満を持つ人間はいないの?それとも処刑されるのが怖いから黙っているのかしら?まあ何にせよ度が過ぎていますね。
( 神の己でも反感を覚える程この国の法律はおかしく、またそんな掟を本気で作ったこの国には呆れさせられた。怒りも呆れを通り越して軽蔑してしまう。冷え冷えと冷めきった瞳は、感情を宿さず人ではない別のなにかを見るような眼差しで貴方のことを見据えては問うて、)
( / すみません、遅れました…!!)
そうだな、俺も、そう思う。
(憤る彼女を見て笑いを堪えつつ、いつネタバレしようかと機を図っているが、気づく素振りすら見えないことからもうしばらく騙していようかと考えて。「…そんな顔するなよ。俺だってホントは笑いたいんだ。それに、お前には影響ないだろ?普段から笑わないんだから」ちょっと神妙な面持ちになり、テレビを消してはそう言って)
(/すみません遅れました…)
そう思う、じゃありません。この甲斐性なし!ヘタレ!地球の男はダメダメです!
( あっさりと肯定されては苛立ちは募るばかりでむ、と頬を膨らまして。矢継ぎ早に罵倒した後、怒りが治まらぬのか「大いにありますっ!街のどこを見ても無表情なんて気味が悪い。貴方達は血の通った生き物で、人形じゃないでしょう!」身を乗り出せばくわっと今にも胸ぐらを掴んで振り回しそうな勢いで、 )
( / いえいえ、お気になさらず!急かしてしまったようなら此方もごめんなさい。)
へぇ、お前って結構マトモな感性してるんだな…意外だ。
(どーどーと両手を彼女の前に突き出し、先程までの顔から一点、ニヤニヤと小馬鹿にするような、そしてイタズラが上手くいったとき子供のような…可愛さは一欠片もない笑みを浮かべて彼女を見遣る。「嘘だよ嘘、そんな法律有るわけないだろ?第一、今までも出掛けた先で笑ってる人なんていくらでも見てきたじゃないか。…お前ってふとしたことで冷静さ失うときあるけど、そういうときだけは可愛いな」そう言い終えクックックと笑いを堪えるようにしながら再び麺をすすって)
(/大分遅れてしまいました…すみません)
逆に貴方はまともではありませんね。人を騙して挙句笑うなんて…
(全て嘘だったと知るや否や昂った感情が溶けかけるがもうこれ以上、からかわれるのは嫌なので無理に無表情に戻り。少し顔を下げては「知っていましたがなんて性格の悪い。……やっぱり貴方、私のことが嫌いなんじゃないですか。」弱々しくも確信を持った声で呟いて、)
(/またお会いできて良かったです!今後とも宜しくお願いします。)
う、あ……
(不味い…思っていた反応とは違った弱々しい彼女の態度にどぎまぎ。仲直りをしたとはいえ、まだそれから日も浅い、不安にさせてしまっただろうかと心配になって。「…調子、狂う」ポリポリと頬を掻きつつ、箸を止めて視線を泳がせて)
嫌いとかそういうつもりでイジメた訳じゃないんだよ。…悪かった、ちょっとやり過ぎた。
(視線は向けられないまま気まずそうにしつつ、謝罪して)
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