武蔵野 大和 2018-10-23 13:52:55 |
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Shut up…!せっかくの楽しみを邪魔しないでください!吹っ飛ばしますよ!( ← )
( 横槍を入れられたせいで、至福のひと時が音を立てて崩れていき。食べてる時はカロリーとかそういうことは忘れたい( ← )とっっても余計な忠告だと恨みのこもった眼差しとこぶしを振り上げ貴方を罵倒し、 )
( / お優しいお言葉感謝します!出来る限り早く返せるよう心掛けますので、今後ともお付き合い宜しくお願いします。 )
ハッ、やれるもんならやってみろよ。
(子供のようなやり取りである。小さな体の相手にそんな態度を取られてもまるで怖くはなく、寧ろ更に煽って(←)「そんな気になるんなら俺が食べてやるよ」そして極めつけには相手が食べている部分を横取りして(←))
──!……コロす!
( 馬鹿にされあまつさえ好物を横取りされれば声にならない悲鳴が、喉奥でひゅうっと嫌な音を立てて。目からハイライトが顔からは表情が失せ、ただ一言。瞬間素早く相手の腕を掴むと少女とは思えない程の力でギチギチと容赦なく締め上げ、 )
なっ…!?
(聞こえた言葉は冗談でなく、さっきまでとはまるで声質の違う冷たいものだった。耳にし、体が動くよりも先に腕を襲う衝撃、圧迫感…痛みから思わず握っていたスプーンを落とし、ぎちぎちと締め上がっていけば苦悶の表情を浮かべて。「っ…俺が悪かったから、離せって…!」何とかそれを脱しようとして)
( 苦悶の声が聞こえてくれば少し力を緩め。今もこのまま怒りに身を任せてこの腕をへし折ってやりたいと思う。その気持ちに偽りはないが、反面その先のことを考えると胸が痛み。幸いティラミスは全部食べられた訳じゃない、プリンだって残っている。謝罪の言葉も聞いたのだ。心の中で色々理由をつけながら徐々に力を弱めていき腕を離せば、 )
フンッ、謝れば良いという訳ではありません。ですが貴方のその声は非常に耳障りなので今回は慈悲をくれてやります。感謝なさい。
いっ…てぇ。何だよ、今の…
(今は少女の生意気な口調も気にならない。ただ、ひたすらさっき起こった事への恐怖心で一杯で。腕にはさっき握られた痕が赤く残っており、あの無表情も、無機質な声も、ハッキリと記憶されている。イタズラを仕掛けたのは確かに自分…しかし、それで返ってきたのは今までのようなやり取りではなく、明確な敵意だった。さっきまでとは違い、少し怯えるような視線を少女に向けて、黙って食事が終わるのを待って)
(/また遅くなってしまいました…本当にごめんなさい。散々お待たせしておいて合わせる顔もないのですがまだいらっしゃいますか…?お返事頂き次第レスしたいと思ってます。)
(/いえ、構いませんよー。忙しいこともあれば、返したいとき返したくないときもあると思ってます、あまり気にせずやっていきましょう( *・ω・)ノ)
( まるで恐ろしい物を見るような目つきで此方を見てくる相手。慣れた視線、別にどうということは無い。むしろこれで互いの力量を、上下関係を証明出来ただろうと前向きに考えることにして。フンッと無愛想に鼻を鳴らし一気に残りのデザートを平らげると手を合わせ平坦な声で、 )
ご馳走さまでした……さあ、帰りますよ。
( / 良かった…まだいらっしゃったのですね!そして相変わらずお優しい…感謝してもし足りません( ;´`;)本当にいつもありがとう御座います。 )
(支払いを済ませて、帰路につく。その間は終始無言だった。先程、この少女の力を目の当たりにしてから色々と考える。どこから来たのか、本当に神の使いとかそういうものなのか…ぐるぐると思考は回るが、彼女を見ると再びさっきの痛みがフィードバックしてくる。平和なこの世界で感じたことのない殺気、恐怖、死の予感、軽くトラウマになっているのか、帰ったあとも彼女に対する態度はよそよそししいもので…)
じゃあ…俺は行くよ。今日は遅いから。
(――あれから数日、一度出来た溝は中々埋まらずにいた。それを飛び越えて彼女と関わる勇気も起きない…あの、たった一度のことで奇妙な同居人から、口出しの出来ない恐ろしい相手へと変わってしまったのだ。家に戻るのが怖い、かといって放置しておくことも出来ない、そんな状況が続いていた。会話も短く事務的なことばかりで…今日も短い言葉を残し家を出るとホッと胸を撫で下ろしながら学校へ向かっていった)
(/いえいえ、此方こそいつもありがとうございます!
そしてなんか大分展開がシリアスになったので、二人の距離を縮めたいと思うのですがどうでしょう?考えてる内容としては、「夜遅くに帰ってくるも、用意していた夕飯に手をつけてないのを見た大和がフレイヤの部屋へ行って。扉を叩こうとすると中で泣いている声が聞こえて…なんやかんやあって仲直りして~」みたいな感じのものを考えています。大分フワッとしてるので、あくまで参考として聞いてもらえれば幸いです。勿論この通りに進めてもらっても大丈夫ですよ~)
…、…分かりました。
( 一緒に外食をしてから数日、ここ最近短い言葉しか交わしておらず相手とは会話が増えるばかりか最初にこの家に来た時よりも減っていて。今日も了承のみを伝えると扉が閉まり。どうしてこうなったのか、理由は考えなくても分かっていて。最初は自分を敬うようになるのならそれで良し、と思っていたがなぜか心が段々苦しくなってきて今では気を抜くと目から「何か」が零れ落ちてしまいそうになる。怯えた目を思い返した後、リビングに続く廊下を見遣り。このままこの関係が続いた場合、未来がどうなるかなんて手に取るように分かる。それ故「潮時、ですかね…。」自嘲気味にそうこぼし自室に戻るため階段を上がって、 )
( / そうですね…背後様の提案をお聞きしてこちらも少し考えてみたのですが、このままでは地球を破壊してしまうと思ったフレイヤは家を出ることを決める(極端ですが)→大和くんが帰宅した時にはもうフレイヤは家出していた、もしくは家出する直前。既に家出していた場合はフレイヤを見つけ出した末仲直りするという展開も楽しそうだと思いました! )
…ただい、ま…え?
(深夜2時、普段は遅くなると言ってもいつも0時頃までには帰っていたのだが…今回は意図的に遅くなった。日に日に深まる溝と、彼女に対する不安。分かり合うこともしないで、ただただ顔を合わせないよう努めるようになっていた。そんな中家に帰ると…鍵が開いていた。一瞬泥棒かと思いつつ恐る恐る扉を開けると…その理由が判明した。靴がない、フレイヤの分の靴が…恐らく、家出したのだろう。居心地の悪さを感じて。それを見たとき胸に去来した思いはあろうことか安堵であり、心配や不安とは無縁のものだった。ただ、良かったと安直に考えてしまう)
…フレイヤ、いるか?
(鍵を閉めて確認のために2階のフレイヤの部屋へ行く。部屋の扉にも鍵はかかっておらず、そこにその姿はなかった。ようやく解放された、そう思いながら彼女が使っていたであろう毛布を見て、片付けようと手に取ると…妙に湿っていて。…それが涙だと気付くにはそう時間はかからなかった)
なんで、これ、泣いて…!…クソっ、バカか俺は…!
(その場に毛布を落とし、涙の真意に気付いた頃にはもう走って家を出ていた。毛布を触った感じではまだ遠くへは行っていないはず…恐らくお金も持っていないはず。行ける場所には限りがあると思い手当たり次第に探すことにする。もう一度話し合って、それでわだかまりを解きたい、後悔の気持ちにかられながら必死に探して)
( 家を出る際自身に関わる痕跡は、一切消してきた。初めからフレイヤという存在自体居なかったかのように。本人が不在だった為同居人の記憶を抹消出来なかったのが心残りではあるがもう家を出てきてしまった後では悔やんでも仕方がなく。…それに彼はすぐ自分のことなんて忘れるだろう。きっと今頃清々してるに違いないと想像しながら人通りのない夜道を駆け抜けるように進んで。とりあえず公園などに行きこれまでの出来事を他の神々に報告しよう、任務失敗の処罰がくだるにせよ帰還命令がくだるにせよ兎も角彼等に指示を仰ごうと考え。暫くして街が一望出来る高台に辿り着き。草木も眠る丑三つ時、誰もやって来ないと思うが念の為辺りの気配をサーチし、無人であることを知ると夜空を見上げ念話で他の神々に呼びかけようとして、 )
(必死に探して回るも、町内と言えど十分広くまるでどこにいるか検討も付かなくて。歯痒げに壁へ拳を叩き当てて顔を上げて。すると、公園にある高台で何かが一瞬光るのが見えて。藁にもすがる思いでそこを目指して走り出して)
はぁっ…はぁっ…!…フレイヤ!
(暫くして漸く辿り着くと、そこで彼女は神々と交信していて。しかし何も知らない大和からすれば理解出来ず、ただ切なげに空を見上げているようにしか見えず、ともすれば今にも落ちていってしまいそうな、そんな風に捉えて。慌てて後ろから彼女のことを抱きしめると、抱え込み背中から地面に倒れて)
バカなことすんなよ!俺が悪かったから…ごめん、もう一回やり直そう…
(思いっきり勘違いしている様子)
きゃああ!?
( 突然響いた声と背後から何者かに抱きしめられたことにより脳内で響いていた声はプツリと途切れ。背後を取られたこと、交信を阻害され警戒心と怒りのこもった眼差しで振り返り、 )
!!なっ、どうして、ここに…。
( 見上げてみて驚愕。あろうことか目の前には見慣れた貴方の顔があり。しかし彼は自分を恐れていて此処に来るなんて有り得ない。ましてや探しに来るなんて───だからこれは夢、現実を直視することが出来ずに見ている都合の良い幻想。眉を下げ微苦笑すると、 )本当…、我ながら女々しいですね。
どうしてって…?何勘違いしてるんだ?
(女々しい…それは寧ろ自分の方だ。あんな態度を取っていた癖にいざ居なくなって、今更彼女の本当の気持ちに気が付いて。やり直そうとこうやって追ってきたんだから)
……悪かった、お前の気持ちも考えないで…一方的に距離取って。もうそんな事しないから…もう一度やり直してくれないか…
(ぎゅっと彼女の体を抱きしめたままそう言って…その顔は真剣であり、また少しも怯えた様子等は見せていないもので)
…人間の癖に…、不愉快です。同情なんて要りません!私は、貴方に同情されるほど弱くは、ない…ッ!
( 悔しくてぎり、と奥歯を噛み締め。彼の胸板を力いっぱい押し返せば体中を真っ赤にしながら此方の気持ちに気付いたからと言って無理して一緒に居ることは無い。哀れみなど無用だと涙に濡れた声で怒鳴って、 )
同情なんかじゃない!俺が!俺がっ、一緒に居たいんだ…フレイヤと……勘違いしたまま終わらせたくない。ちゃんと向き合って、理解したい…させてくれ、フレイヤ。
(どうしてこうも離れたくないと、彼女の気持ちがわかった瞬間にそんな想いが溢れてくるのか…もしかしたら、一目惚れしているのかもしれない…どんなに力を入れられようと離そうとはせずにいて)
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