りつ 2018-10-23 08:51:40 |
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ちょっとトピの人に相談してみようかな。
興味無いかな。
どちらかといえば、メインキャラの色々な姿をサブはどう見ているのかとかちょっと視野を広げたいんだけど…。
うーん。女の子キャラより男キャラのがやりやすいのかな。ノリが違う。でも、チャラいキャラってノリの良さでテンション上がるんだよね。自分が。どうしたらときめくかな?どうしたらいいかな?って考えてると、やっぱり少女漫画や乙女ゲーム好きな私にはやりやすいんだなって。
乙女ゲーム、色々やりすぎて少女漫画チックなのとか最近あまりない気もするけど。
「華和ちゃん、デ」
「行かないから」
「デしか言ってないのに」
「デート行かないか、でしょ。ああもう、あんなに優しかった美里兄がどうしてこんなことに……海外に行って、何が……」
「華和ちゃん、母親みたいだねー」
「とにかく!なんで美里兄とデート行かなきゃならないんだか、解らない」
「つれないなあ。ちーちゃんのことで話したいのに」
「……千里とは、もう終わったの。話す必要はないんだから」
「え、別れたの……?」
「うん。……一応、色々考えたいし」
「……そっか」
「……美里兄、色々ありがとね。おかげで、吹っ切れた」
「素直だね、今日の華和ちゃんは。素直じゃない華和ちゃんも好きだけどね」
「はいはい。美里兄こそ、好きな人にはちゃんと誠意見せてよね。相手だって、不安になっちゃうから」
「そうだね、考えとくよ。それで、華和ちゃん、デート行こう」
「ねぇ、美里兄、話聴いてる?」
「うん」
「なんで今の話の流れでデートのお誘いに変わるの?」
「華和ちゃんと話したくて、つい」
「あのね」
「……千里が誘ってたら、頷いたのかな」
「え?」
「ううん、なんでも。……それより、行こう?コーヒーがおいしい喫茶店見つけたんだ。だから……」
「ほ、ほんと?!行きたい!」
「でしょでしょ。ちなみにここだよ」
「わ、ここ、今話題になってるどころだよ?パンケーキも」
「うん。予約も取ってあるから、大丈夫だよ」
「ええっ?!でもここ、半年も予約待ちだって……」
「知り合いに頼んだんだ」
「よ、用意がいいというか手慣れてるよね……。さすがチャラ男」
「華和ちゃんまでチャラ男だなんて言うの?泣きたいな」
「な、泣かないでよ。男泣きは韓流ドラマで充分だよ」
「……華和ちゃん、騙されやすいよね。相変わらず」
「え、嘘なの?!」
「嘘だよ。泣かないよ、俺」
「喫茶店の予約は嘘じゃないんだよね?!」
「え、そっち?」
「だってあの喫茶店、行きたかったんだもん!」
「…………」
キスまでの表現はできるけど、それ以上は表現できないな。多分。照れもあるのと私はどちらかといえば、そうしたいって至るまでの過程を描写するのが好きで。深いのとか多分表現するのもちょっと苦手かもしれない。
ただ、本当に自分が彼になったような気がする。前より彼が生き生きしてるような気にもなるし、私としても1人大切なキャラクターが成長したんだなって感じる。
乙女ゲームについて昨日フォロワーさんとたくさん話したから、凄くやりたい。
しかし、ほんと最近やる余裕がない……。
いつの間にか寝落ちするし。
家事の合間にやりたいんだけどな。
ある日の夕暮れ。
二人は久しぶりに、横に並んで歩いていた。
別れてからは、横には並ばずに金髪の背の高い男が女の先を行き、黒髪のスタイルのいい女が男の後を追うように歩く。そんなことが多くなっていた。
男女の関係になり、心も情も交わしたあの頃。
それほど遠い昔ではないのに、いつの間にか古いアルバムの写真が色褪せていくように見えた。
「……悪かったわね。忙しいのに」
女はすまなさそうに男を見て、苦笑を浮かべた。新しい家具やお皿などを買い揃えた結果、紙袋や箱で両手は塞がっていた。
「何を今更。遠慮しなくていいんですよ」
男は穏やかに笑って、その綺麗な金髪を軽く揺らす。その言葉にはどこにも棘がなく、優しいものに聞こえる。女はそんな男の言葉に懐かしさを覚えた。彼はたまに意地悪ではあるけれど、大切に思う人にはどこでも優しいところがあった。
「……雅」
男はふと立ち止まって、女を呼び止める。その様子にくるりと振り返るつやつやとした女の髪が少し揺れた。
「何?ノロケ話はいいわよ、お腹いっぱいよ?」
「……私と付き合って、幸せでしたか?」
唐突な問いかけ。沈黙が続き、風が少しだけ強くなる。男と女はただ、お互いを見ているだけだ。
「幸せだったわ。とても。ああ、勿論今もよ?」
「そう、ですか」
笑って答える女と、ホッと胸を撫で下ろす男。
二人の間には蟠りはなかった。
恋人だった二人は、今は家族のような関係。
不思議な関係でもある。
女は、クスッとおかしそうにまた笑った。
それを見て、男はムッとした表情をした。
「……大丈夫よ、私は。確かにまだ、色々とゴタゴタはあるけれど。でも、貴方と過ごした時間は特別だったから……いい思い出だし、辛くても一緒に過ごした時間はかけがえのないもの。
だから」
男に告げるべき言葉を、薄いピンク色の艶やかな唇がゆっくりと紡ぐ。
「私の大切な友達を幸せにできるわ。ううん、貴方――“葵”も幸せになれる。きっとね」
男は小さく「ありがとう」と呟いただけだった。
「当たり前でしょ。“家族”なんだもの。ほら、早く帰りましょう?レオのご飯、準備しないと」
似た者同士の二人は、夕陽に照らされて歩き出した。
あの頃より、前に進めているのだと確かめながら。
Orangeも結構好き。ショートケーキケーキも好き。昔のならあなたとスキャンダル、こどちゃ、フルバ、星は歌う、聖ドラ、ウルマニかな。
花火の音がした。
ああ、そうか。もう花火大会が始まったのだ。
LINEを開くが、彼からの連絡はない。
……それもそうだ。私たちは別れたのだから。私から、別れを告げて。
自分から彼に別れを告げたのに、期待してしまう。……好きだったから、別れたかった。近すぎて、怖くなったから。
でも、本当は追いかけてほしかった。別れたくない、って。……なんて、思い上がりなんだろう。
花火の音だけを聞いて、天上を見つめた。
なんで、今更涙が出てくるのか。溢れてくる涙を堪えきれず、おもいっきり泣いた。
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