執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ベル
ま、せやろなあ。ベルが望むなら、記憶消したってもええで?(貴女の言葉に上がったのが父や母ではなく、一回り遠い血縁者であることに内心違和感を覚えるも、そこを突くのは野暮か、と飲み込んで。確かに驚くだろう、今まで一つ屋根の下で暮らしていた少女が突然姿を消すのだから。人間の世界に残された側の者が抱く驚愕、悲しみ、虚しさ――それらを残しておくことに気後れするなら、魔法を使ってあげてもいい、と頬杖を付きながら食えない笑みはそのままに提案を。「…あらら。」普通の娘ならば動揺し泣き喚くのが常なのだが、すんなりと死を受け入れた様子の貴女に拍子抜けした様子で「…俺よりずっと怖くて、凶暴なバケモノだらけのこの屋敷で?」貴女は見知らぬ場所へ拉致されてきたと言うのに、その得体の知れない場所で暮らしたいと思うことはきっと普通ではなくて。死の危険と隣り合わせのこの屋敷でどう生きたいと言うのか、皆目見当も付かずぱちくりと瞬きをすれば「まあ、そらかまへんけど。一人で出歩いたらあかんよ、中には言葉も通じひんのもおるから」幸い、今は空腹ではない。貴女が時間を望むなら、それもまた一興というもの。けれど他の怪物にあっさり食べられてしまわないよう、一つ指を立てれば笑みはそのままだが口調は真剣に、忠告を)
>ノア
――まさか、レンのこと?(貴女はこの屋敷に存在する悪魔のことを知っていると言う。初めて見た女の悪魔が己だと言うのなら、必然的にその悪魔は男ということになって。そうなると絞られた対象は一人。素っ頓狂に眉を歪めてみせれば、今の今まで貴女が謝りたいと悩んでいた相手に見当が付き、推測を投げて。「ま、出会わないに越したことないけどね。相手がお腹空いてたら、食べられちゃうかもしんないし」人間である貴女からすれば、きっと羅列されたモンスターに興味くらいはあるのだろう。しかし忘れてはならない、彼らは全員人喰いの怪物。忠告するつもりで一度ぶわりと翼を広げて見せれば、すぐ傍にあった気のベンチにとさっと腰を下ろして)
(/ノースリーブの黒いブラウスにストライプの小さなネクタイ、ズタボロの赤いミニスカートに編み上げブーツ、と脳内補完して頂けますと幸いです!)
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