執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>744様
(/態々貴重な御意見有難う御座います。こうして重ね重ね色々な方からお言葉を頂くという事で、当方の管理手腕がどれほど至らないかを痛感しております。贔屓云々に関しましては、当方が如何に無自覚とは言え、第三者の方にそう思わせていたという事実に懊悩しております。趣味嗜好につきましては、既にお分かりの通りかとは思いますが、誠に残念ながら当トピでは対応しかねます。この場所も元を辿れば、「素敵な参加者様と異種族交流したい!あわよくば食べたいよう!」という当方の我欲が発端ですし、余計なお節介とは存じますが、背後様もご自身が望まれる世界観のトピックをお立てになり、管理されてみると良いのかもしれませんね…!長くなりましたが、大切なお時間を少しでも当トピに注いで下さり有難う御座いました!)
>ご挨拶
平素より大変お世話になっております!
この度は当方の至らなさから、多くの方に不快な思いをさせてしまい大変申し訳御座いませんでした。
頂いた御意見を真摯に受け止め、二度と同様のお叱りを受ける事が無いよう誠心誠意善処して参ります…!
拙い主に愛想を尽かさず、当トピに御付き合い下さる方がお一人でもいらっしゃる限りは、失踪することなく運営を続けていく所存ですので、今後とも宜しく御願い致します!
当トピに貴重なお時間を割いて頂き、態々御所見をお伝え下さった皆様、重ね重ね有難う御座いました…!
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。ゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/お邪魔致します。主様のご挨拶、拝見させて頂きました。私としましてはお忙しい中お相手をしてくださっているのはとても有難い事ですし、運営を続けるという宣言をされているのにはとても安心致しました。この際ハッキリ申し上げますと私は此方のトピが大好きですので、是非とも主様には今後も様々な参加者様達と素敵な物語を紡いで欲しいと思っております。…本題に入らせて頂きますと、今回もレナードさんをお相手に>>696の続きからお願いしたいと思っておりまして…少し間が空きましたが、可能でしょうか?)
>ドロシーPL様
(/今晩わ、お越し下さり有難う御座います!先ずは、大変暖かいお言葉の数々恐れ入ります、とても胸に沁みました…!実の所、管理人として当トピを運営する自信を失い、これ以上多くの方に御迷惑をお掛けするくらいなら…と、此処を閉鎖することも考えておりました。そんな折に背後様がとても嬉しいお言葉を贈って下さり、当方は本当に縁に恵まれた幸せ者であると実感致しました…!是非、今後とも宜しく御願い致します!
交流の件なのですが、前回の流れでキリが良いので一旦回収とさせて頂き、その後日、娘様が御所望の〝甘いお土産〟を持参しての再訪問、という形でも宜しいでしょうか…?)
(/主様こんばんは。前回はクォーヴさんとの初の捕食エンド、ありがとうございました!素敵な時間を過ごさせて頂きました。
また、名前や小さなミスは人間誰しもある事と思いますし、贔屓に関しても一参加者である私としましては特に感じませんでした。むしろ、一人一人と向き合って下さり展開の相談をなされたりして、真摯に二人の物語を積み上げていかれる姿がとても素敵であり、このトピの魅力の一つでもあると感じております。何はともあれ、私も此方のトピは大好きなファンの一人でもありますので、これからも続いていって下さるようで安心致しました。
長文になってしまい申し訳ありません。またお相手願えるなら、今回は新たな場面にて、テオさんと使い魔さんと過ごした食堂(>271)の数日後、指名はテオさんで約束していた庭園探索、または魔法を教えて頂く約束をもし可能であればテオさんの自室にて、始められればなと考えているのですが、いかがでしょうか?ご検討の程よろしくお願い致します…!)
>主様
(/私自身もトピックを運営する側になった事が何度かありまして、主様が心苦しい思いをされているのがよく分かります…。私はいつまでも此方のトピの大ファンですので、時々になりますがこの先もお邪魔させて頂きたいと思っております。此方こそよろしくお願い致します!
回収の方了解致しました。主様が提案された形で大丈夫です!)
>レベッカPL様
(/今晩わ、お越し下さり有難う御座います…!此方こそ、いつも大変素敵なお時間を過ごさせて頂き感無量です…!
また、拙い主には勿体無いような光栄なお言葉の数々、恐縮です。こうしてご来館下さる常連様にも不愉快な思いをさせてしまったのでは…と患苦しておりましたが、背後様の暖かいお言葉に涙が出るほど救われました。本当に、心から有難う御座います。是非、今後とも宜しく御願い致します…!
交流に関してですが、娘様のテオに対する警戒心がまだ解け切っていないという現状もあり、怪物の自室に二人きり、という展開は少々早いかなと此方は考えておりました…!なので、今回は前者の庭園探索交流から始めさせて頂き、その中で次回テオの部屋にて魔法講義の約束をする、という流れは如何でしょうか…!お返事お待ちしております!)
>ドロシー
(焼き立ての甘い菓子の香りが、屋敷の廊下に漂う。湯気の軌跡を残し、チョコチップクッキーの入ったバスケットを提げたコウモリが、主たる吸血鬼の部屋を訪れて。「……これ、ちゃんと甘いんだろうね?」じとりとした視線を受けながら、使い魔達は首が千切れんばかりに何度も頷いた。気怠い溜息を吐き、バスケットを受け取って長い廊下を行く。そして貴女の部屋の扉を、相変わらずの神経質なリズムで叩いて「…いるんでしょ。さっさと開けて、お望みの物が冷めるから」前回のように、返答を待たず扉を開ける様な不躾な真似はしないのは、彼なりの配慮だろうか。扉越しに伝わる甘い香りとは裏腹に、至って淡々とした声音で、短気を隠そうともせず貴女を急かして)
(/そうだったのですね…、本当にお気遣いの言葉を重ね重ね有難う御座います…!此方も、いつまでも可憐なドロシーちゃんの、引いては美しい文章を紡がれる背後様のファンですので、是非末永く御相手頂ければこの上ない至福で御座います!交流案につきまして、快諾して頂き有難う御座います!スマホからの交流になりますので少々お返事にお時間を頂くかもしれませんが、どうかお時間の許す限り御相手宜しくお願い致します…!/蹴推奨)
(/いえいえ、此方こそいつもありがとうございます…!トピを運営なさる上でいろいろな声が今後もあるかと思いますが、こんなファンも居る事を頭の片隅に覚えて頂ければ幸いです。はい、勿論です!これからも末永く宜しくお願い致します!
確かにそうですね、こんな場面が見てみたいと背後の気が勝ってしまい、失念しておりました…申し訳ありません…!はい、では改めて本日は庭園探索の交流にてお願い致します!/蹴り可)
>レベッカ
(〝食事〟を終え、返り血に塗れた身体をシャワーで洗ったその直後。獣のようにぷるぷると頭を振れば、散弾の如く水滴が飛び散る。数発か被弾したカラスの使い魔が、不満の一鳴きを零しながらも主へとバスタオルを渡して。眉間から飛び出た螺子は、水に濡れて鈍く光る。わしゃわしゃと粗暴に髪を拭きながら、魔の言語で数言かやり取りを。途端に、先程の倍ほどに不平の声を上げる使い魔。「…レベッカには、オレからヨロシク言っとくカラ」ぷい、とそっぽを向いた使い魔が飛び去る先は、〝食事〟をしていた部屋。まさに血の海の密室、主の食い散らかしたその片付けも使い魔の重要な役割の一つ。シンプルなTシャツとデニムを身に着け、怪物は貴女の部屋へとお迎えに上がる。相変わらず、力加減の下手くそなノックを数回。「レベッカ。行コウ、庭園」よく通る低い声で、扉の向こうから呼び掛ける。先程まで人を喰らっていたとは思えぬ、至極呑気な口調で突然のお誘いを)
(/本当に、暖かいお言葉に心から感謝致します…!いえいえ、此方こそ勝手な所見で申し訳御座いません、快諾して下さり有難う御座います!本日、スマホからの交流となる為通常よりお返事にお時間を頂くかもしれませんが、どうかお時間の許す限り宜しく御願い致します…!/蹴推奨)
>レナード
お望みの物…?
(さらりさらり、手櫛で髪を梳かしていく。その髪色は光に当たると眩しく感じる。昔から自分の髪は好きだった。人間世界に居た頃と違って、自由の幅も狭い今の状況ではやる事など限られるので、お気に入りの髪を梳かすくらいしか今は思い付かず。そのとき聞こえてきた扉の音に反応して、腰掛けていたベッドから立ち上がり。扉の向こうから此方に向けて掛けられる声色は、以前耳にしたような男性のもの。この声は確か…、等と考えながら、彼の言う『望みのもの』とは何を指すのだろう、と前回自分が甘いものが欲しいと言っていたのを忘れているのか首を傾けて。しかし言葉の内容から察するに早めに行かなければ冷めてしまうものらしい。足早に扉へ向かい、ゆっくりと覗き込むようにして向こう側に居る相手を見ようとすると、それよりまず先にその手に持たれたバスケットの中身へ視線が行き「わぁ…!美味しそうなクッキー…!」思わず目を輝かせれば、漂う甘い匂いを堪能し。はっと気が付いたように彼の方へ目をやり「あ…。もしかして、前に甘いものが欲しいって言ってたから、持ってきてくれた…の?」まだ少し恐れがあるのか肩を小さく竦ませつつ問い掛けて)
>ドロシー
(てっきり、貴女は怯えると思っていた。だからこそ、バスケットを発見した貴女の反応には思わず目をぱちくりさせて「…そんなに、此れが好きなの…?」予想を遥かに上回る貴女の反応に問い掛けを。貴女の言葉において初めて、持参したこの焼き菓子が、クッキーという名称だと知る。バスケットを鼻へ寄せてすんすんと匂いを嗅いでみるも、怪物である自身には然程魅力的ではなく、つくづく不思議そうに貴女を眺めて。「そうだけど。それ以外に何があるの」先程までの年相応の無邪気さが一転、微かに怯えを見せた貴女に肩を竦めて。ぶっきらぼうな口調は最早態とかと思われそうな程だが、当の本人に悪気の類は一切無いのがタチの悪い所で「ほら。あげる」ずい、と貴女へバスケットを差し出しては、何処か決まりの悪そうに視線を逸らす。獲物への施しなんてこれまでにしたことがなく、今回も同胞の頼みでなければこんな役を買う柄ではないため、どんな顔をしていいか分からない様子で)
>テオ
(一人と一羽と過ごした食堂から数日後。空腹を感じれば部屋の外には出るも、多少他の部屋に興味は出ても真っ直ぐ帰路につく日々を過ごす。特別変わった事と言えば、無意識の内にホームシックか、これから先への不安をより強く感じたか、または夢見でも悪かったのか、あるいはその全てか。理由は自分自身も分からないが、何故か朝起きた際に涙を流していた日があったくらいだろうか。今日も特別やる事も無くベットの上で寝転がり時を過ごしていれば、突如響く鈍い音。思わず条件反射の如くビクッと肩を震わすも、名乗りを上げる事無く用件のみ伝えるそのマイペースさと、聞き覚えがある声が鼓膜に届いては「っ!……って、その声はテオ?それに庭園って……あぁ、約束覚えててくれたんだ!」と、先日交わした約束を思いだし合点が行き。やや寝癖のついた髪もそのままに、外の景色を、相手が楽しげに語っていた庭園が漸く見れるのだと嬉しそうに声を弾ませ。ベッドから下り靴を履いては、タタッと駆け足で扉に駆け寄りドアノブを開こうと手に掛けるも、不意に動きを止め「あっ……そ、の前に確認。今日は約束を果たしに来てくれただけで、私を食べに来た訳じゃないんだよね……?」一人きりで過ごす時間は退屈であり、おしゃべり出来る相手の来訪を思わず手放しで喜んでしまったが、忘れてはいけない。相手は人間では無く、人を食らうバケモノである事を。最初の出会いではノック後そのまま扉を開けてきた時と比べれば、部屋の外で待機してくれている姿は十二分に紳士的ではあるが、念の為確認を。相手の力であれば一枚の扉を壊すなど造作も無いであろう事は明白ではあるが、その返答を聞き、yesであれば此方から扉を開け相手を出迎えるだろう)
>レベッカ
(扉の向こうから聞こえて来たのは、確かに人が生存している物音と、壁に阻まれて一言一句全てを聞き取れたわけではないものの、弾んだ貴女の声音。つられて此方も嬉しくなってしまいそうだが、現実では未だ扉は閉じられたままで、何処か機械的な所作でぎぎぎ、と首を傾げる。貴女の不安げな声に耳を傾ければ、今度は扉越しでもはっきりと聞き取ることが出来た。嗚呼そういうことか、と、自身と貴女を隔てるように閉じたままの扉をじっと見つめて「ン。オレ、さっき食べてキタ。だから満腹」余計な血腥い事実を付け足して伝えてしまったのは、少しでも貴女の不安を和らげてあげられたら、という安直な思いに拠る物で。それが逆効果を生んでしまう可能性なんてこのお馬鹿な怪物には懸念できない様子。そっと扉に大きな掌を添えて「…開けて、レベッカ。オレ、お前を食べないカ、ラ…?」この手に少しでも力を乗せれば、きっとこんな木の板一枚簡単に破ることが出来る。敢えてそれをしないのは、貴女に望まれたいという怪物の滑稽な我欲だろうか。言葉を口にして初めて、貴女に食欲を唆られた記憶が無いことを自覚した。きっとそれは、貴女が食べるには惜しい、眩しい人間だからだろう。しかしテオにはまだそこまで理解出来ず、尻上がりに疑問符を浮かべて)
>レナード
(前回出会った時の彼の印象というと、自分の首を絞め上げたことが一番強く残ってしまっていて、どうしてもあの優しい彼女と比べると態度が萎縮してしまう。それでも彼は、自分が望んだ物を律儀に持って来てくれた。クッキーへの反応に対する問い掛けをされると、無言でこくこくと頷いてみせる。彼がバスケットの匂いを嗅いでもピンときていない様子を見るに、血液を食事とする吸血鬼に限らず、此処に居るバケモノ達には、クッキーの甘さなどは分からないのかもしれない。けれど自分にとっては生きる上でも大切な養分のようなもので。此方の問い掛けに肯定するのを聞き、その口調には刺々しさが残っているようにも感じるが願いを叶えてくれたというだけで警戒心も解れたらしく。強めに差し出されたバスケットを両手で抱えるようにして受け取れば「…ありがとう。貴方、思っていたよりも良い人なんだね」緩やかに笑みを浮かべながらそんな風に言った後で、少し失礼な事を口走ってしまっただろうかと思い、ぱちりと瞬きしては彼の方見て)
>ドロシー
(大切そうに両手でバスケットを受け取ってくれたことに、心のどこかで安堵する。否、此方が胸を撫で下ろす必要など何処にある――?圧倒的優位者は此方である筈なのに、まさかこの人間の扱いに窮しているとでも言うのだろうか――?得体の知れない安堵の正体を見破りあぐねて、貴女に聞こえるか聞こえないかの小さな舌打ちを零す。自分に怯える愛玩動物が、警戒を解いて餌を食べてくれた時の安堵、それがきっと一番真理に近いのだろう。だがその答えに未だ至っていない吸血鬼は、貴女から贈られた感謝の言葉にさらに困惑を深める。感情を隠すことが下手なのは、前回のような直情的な態度からもお察しの通りで「…良い人、?俺が…?―ハッ、馬鹿なんじゃないの。お前、こないだ俺に殺されそうになってたのに」滑稽なほど分かりやすく動揺しつつ、自身の前髪をくしゃりと掴む。心底理解不能、そんな刺々しい視線を作りつつ「今日は、これ渡しに来ただけだから。他に要件が無ければ帰る」もはや誤魔化せるものではないが、本人はそのつもりで、ドン、と音を立てて扉の枠を片手で叩く。少し乱れた前髪が、サラリと目にかかって鬱陶しい。眉間にしわをきりりと寄せつつ、貴女を睨むように見つめて)
>テオ
っ……あー、うん。テオ?そこまで正直に答えなくていいから(おそらく多分、大丈夫だろう。そんな思いのもと訊ねた質問に、腹が満たされたからかどこか満足げに聞こえる声が返されては思わず小さな息をのみ。それはつまり、この屋敷の中で一つの命が消えた意味を持つ。ドラマのフィクションや軽いジョークであればどんなに良い事だろうか、だがそうでは無いのが今の現実である。食われる側の一人としてはどう反応したものか。そして、餌である自分を安心させようとする声掛であればそれは逆効果であろう事まで気が回っていないのであろうと感じては、やや呆れもしてしまう。そんなどこか不器用な彼だからこそ自分は、このバケモノを嫌いになりきれないのだがと、扉の前で眉をハの字に下げ困り。まぁ何はともあれ、"本日"の命は相手が気紛れを起こさない限り確約されたと、彼自身が自分の言葉に疑問に感じているとまでは察しがつかないまま、ガチャリと音を立て扉を開き「それなら良かった。ハローテオ、庭園見れるの楽しみにしてたんだ。今日は宜しくね!」部屋の外へと一歩足を踏み出し相手を見上げては、安堵の笑みを浮かべつつ、以前話を聞いていたからかワクワクと浮き立つ気持ちは抑えきれず、瞳をキラキラと輝かせ。やがて相手の隣に立ちキョロキョロと廊下の左右に視線を向け目的地への行き先を訊ねながら、ふと相手の肩に何も居ない事に気付いては「それでどっちに行けばいいの?──あ、今日はあのカラスみたいな使い魔君は居ないんだね。今日はお仕事がお休みの日なの?」と首を傾げ疑問を投げ掛け)
>レベッカ
(精一杯の言葉を尽くして貴女に安堵を与えようとしたつもりだが、何処か煮え切らない貴女の声音に再度不気味に首を傾げる。扉に阻まれて見えない、貴女はどんな表情を浮かべているのだろう。言わなくていい、とはどういうことなのだろうか。全てが疑問に思えてしまってからは、閉じたままの扉はあまりにもどかしく。このまま靄ついた感情に任せてぶち破ってしまおうか、と扉に添えた手に力が籠るも、それより数瞬早く貴女の方から扉が開かれれば、だらりと腕を下ろし、傾けた首を元の位置へ戻して「ン。オレも、楽しみシテタ。…行こう、コッチ」まだ胸に蟠りは残るが、貴女の笑顔を一目見ればつられてゆるりと口角が上がって。どこか片言気味に抑揚のない声を紡ぐが、その内容に嘘偽りは無い。エスコートすべく貴女に手を差し出せば、ゆったりと歩き始める。「……アイツ、レベッカに会いたがっテタ。デモ、仕事」ここで馬鹿正直に真実を伝えなかったのは、先程の学習の成果だろう。恐らく貴女は、怪物の捕食事情をシャットアウトしたいのだ――そう判断したテオは、仕事、とだけ伝えてその内容には言及せず、柔らかな真実を伝えることを選んで)
>レナード
(受け取ったバスケットからは相変わらず、焼き立てクッキーの甘く優しい匂いがふわりと鼻腔をくすぐってくる。それだけでも自分にとっては心を落ち着けるには十分。今すぐにでも一つ手に取って食べてしまいたい気持ちはあるのだが、彼の刺さるような視線の方へとどうしても目が向いてしまう。確かに、以前受けた彼からの行為で生死の境を彷徨いかけた。だが今になって冷静に考えてみれば、それはきっと彼の逆鱗に触れるような事を口にしてしまった自分の責任でもある。警戒心が強まったゆえの事とはいえ、身の程知らずであった自分の言葉には少し反省しているようで。実際のところ彼の根は、優しいとまでは言えなくても恐らく棘ばかりでもないのだろうと思う。首を絞めたせいで残った跡を消してくれた辺りからもそれは窺える。扉枠を叩く音に、ビクリと体強ばらせてしまうが、睨む彼の目をしっかり見据えて「…折角来たのなら、少し寄っていってよ。一人で寂しかったところなの」正直に本心を伝えてみる。彼が側に居るよりも孤独が怖い事は、以前にもそれとなく伝えた。だからこそ彼が去ってしまうと聞くと頭で考えるより先に口が動いており)
>ドロシー
…ホント、物好きな子(人間とは分かり合えない、と端から諦めている自身には、貴女の態度はまるで出口のない迷路のように思える。そんな人間の部屋へ、誘われて立ち入るほどには自分も物好きなのかもしれない――陳腐な仮定を脳から除外するべく「リーシュに頼まれなきゃ、子守りなんて絶対やんないのに」なんてぶつぶつ唱えつつ、貴女のお招きに甘えて部屋へ踏み入る。密室に入る事で、クッキーの甘い香りが余計に充満する。それは人にとっては馨しいものだが、怪物にとっては異臭と同じで。「窓、開けて」まるで自室のように、どっかりとソファーに腰掛けながら顎で窓を示す。時刻はきっと夜、目障りな太陽光に機嫌を害されることはないだろう。「…で?俺にどうしろって言うの」肘置きに頬杖をつきつつ、貴女に丸投げと言わんばかりにまたしても憎まれ口を。手持ち無沙汰に自身の毛先を弄る。サラサラとした質感を楽しんでいれば、ふと貴女の髪に視線が向いて「お前の髪、俺とリーシュのを混ぜたみたい」失礼にも指を指しつつ、ふと思い付いた感想を)
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