執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ドロシー
(空中を滑るように移動するヴァンパイア、その真紅の双眸はひどく不機嫌そうで。いくら同胞の頼みとはいえ、子守は不得手。さらに言えば嫌いの類に入る。貴女の部屋の前に到着し、神経質そうなノックを数回。返答を待たず扉を開ければじろりと部屋中を見回し、やがて貴女の姿を視界に捉えれば「…お前がリーシュのお気に入り?」人間のプライバシーなど知ったことか、と言わんばかりにつかつかと部屋に立ち入れば威圧感のある瞳で貴女を見下ろして)
(/此方こそ、ご希望を伝えて下さり有難うございます!早速絡み文を提出させて頂きましたので、ゆるりと御相手頂ければ嬉しいです…!)
>ジェイド
(何だか良いタイミングで来たみたいだ。そういえば借りた物には幸運のおまじないもかかっていると言っていたっけ。それが関係しているかはわからないけれど、何はともあれ無駄足にならずに済んだのは喜ばしい。招き入れられれば前と同じように彼の前に腰掛けて。彼からの嗜好の確認には覚えてくれてたのかとやや驚きながらもこくんと頷いて肯定を示して。彼に話したいことは沢山あるけれど、まずは忘れてしまう前にとポケットの中から彼に借りたものを取り出して机の上へ)これ、ありがとう。
>エヴァン
おう、サンキュ。…ちゃんとまじないは効いたか?(それ自体が意思を持つように、まるで持ち主の元へ帰るかの如く此方へ、コロコロと机の上を転がって来るそれを片手で掴み取る。まずは、きちんと返却してくれたことへの礼を。持ち主から数日間離れたとはいえ、まだその音色にはほんのりと自身の魔力の残り香がある。魔法は不得手な自身のまじない、果たして効き目はあっただろうか。コウモリたちがキィキィ言いながらエヴァンの前へと香り立つコーヒーを運んでくるのを横目に眺めつつ、まずはジャブ代わりの問いを)
>レナード
(与えられた部屋。バケモノの食事として連れて来られ、もう帰ることも叶わないというなんとも現実味の沸かない空間で、とりあえずベッドに腰掛け自分の手元ばかりを見る。脳内を巡るは以前この部屋を訪れたヴァンパイアの女性。彼女はバケモノというにはあまりに穏やかで優しかった。けれどきっとここに居る他のバケモノ達は彼女のような手柔らかな者ばかりではないのだろう。あれから彼女がこの部屋に訪れることも無くなってしまい、余計に孤独の不安と恐怖が高まるばかりで。一つ深めの溜息を零していると、予想していなかった扉のノック音に思わず驚き其方に顔を向け。返事をしていないにも関わらず部屋内に入ってきた彼の様子に身動きも取れずその場に固まり凝視して。言わずもがな彼もバケモノという存在なのだろう。此方を見下ろすその瞳はあの優しい彼女とは打って変わって圧を感じるもの。リーシュ、というのは、マリーシュカと名乗っていた彼女のことだろうか。少し萎縮気味に視線向け「…お気に入りかどうかは、知らない。…貴方は彼女の知り合い…?」無意識に震えも含めた声色で問い掛けをしてみる)
(/絡み文の投下、ありがとうございます。ではでは背後は失礼致します。本日も宜しくお願い致します…!)
>ジェイド
(彼に誘われるままに濃密な草花の香りがする、庭園の深部まで招かれて。青葉が折り重なり、自然のトンネルが形成され、その先を抜けると其処には大樹と呼ぶに相応しい世界樹が。ふわりとトンネルから涼風が通り抜け自分の背中を押す。勇気を貰ったように一歩、大樹へと近寄って。どっしりと構えた貫禄ある姿、天まで伸びる力強い幹、太陽光をたっぷりと吸って瑞々しい葉が風に揺らされ、まるで生き生きと躍動しているようだ。年月を経て形成された自然の芸術はまさに圧巻。ひゅ、と飲み込んだ息を細く吐き出すだけが精一杯。彼に声を掛けられ漸く我に返った。本日二度目の感動に頬は赤々と火照る。「…すっごいね!本当に凄いや。へへ、お気に入りの場所を教えてくれて有難う」稚拙ではあるが、自分に出来る最大限の喜びを体いっぱいで現し、満面の笑みで礼を告げる。たたっ、と駆け足気味で大樹の下まで近寄り、そっと木肌に掌を当てて。「此処で色々なものを見たり聞いたりしてきたんだろうね。ジェイドも何かあったら良く此処に来ているの?」ピタリと耳も木肌に当て暫しの間、目を閉じて耳を澄ませてみる。そうする事で大樹が経験してきた年月を少しでも感じ取ろうとするかのように。連れて来てくれた彼も此処に良く来ているのだろうか、静かな声音で問いかけを重ね)
(/いえいえ、此方が無理を言ってお相手をお願いしておりますので無理のない範囲、文の長さでお相手宜しくお願いします!蹴り可)
>662 ラクシュエリ
ありがとう。(彼女がスペースを空けてくれた為、ベンチに座ることが出来ゆっくりと腰を下ろしぺこりと頭下げてお礼を。視線が同じくらいの形になり笑みを浮かべ。エリからの問いに、顎に手を添えて俯き瞳閉じて思案し「___食べて欲しくは無いかな。許して欲しいとかじゃなく、まずは私にコレを差し出した理由を本人の口から聞きたい。理由次第でお願いしたいこと、渡したいものがあるってところかな。」と漏らし。此処に来た理由がどうであり、食べられたくはないと言うのが本音。手にしていた彗星蘭をくるりと回しながら見つめ、自分は花言葉は知っているものの果たして花言葉通りの意味で贈ったものなのかそれとも、いつもの気まぐれかを聞きたい。例え、態度で示したとしても言葉で聞きたいと言うのは我儘に入るのだろうか。)
(/はい、わかりました。痺れを切らさないように頑張りたいと思います。絡みの件は安心しました。/蹴可。)
>ドロシー
…腐れ縁、ってやつ(貴女の声音に含まれる怯え、当然とも言えるその感情に辟易したかのように短く溜息を吐けば、手近にあった椅子へどっかりと腰を下ろす。不機嫌そうな眉間の皺はそのままに、貴女へやたらと棘のある大人げない視線を向けながら「俺はレナード。リーシュに頼まれて、お前の面倒を見に来た」長い脚をこれ見よがしに組みつつ名乗る。淡々と簡潔に事の経緯を並べながら、肘掛けに頬杖をついて「…俺も暇じゃないんだよね。空腹は?体調は?必要な物は?」空いている手の指先でコツコツと肘置きを弾きながら、矢継ぎ早に業務的な質問を投げかけて)
>ルシアン
そうだな…。一人でゆっくり考え事をしたい時や、誰にも邪魔されず昼寝したい時に来るかな。(吸い寄せられるように大樹の元へ駆け寄った貴方の手をするりと解放する。手持ち無沙汰になった両手を腰に当てては、上体を逸らすようにまじまじと大樹を見上げて。何度も見ているはずなのに、傍に貴方が居ることで妙な新鮮さを湛える大樹を不思議そうに一頻り眺めては、視線を貴方へ戻して「…だから、誰にも内緒だぞ。此処は俺のとっておきなんだ」ぱちり、お道化たようにウインクをして見せる。己にとって心安らげる特別な場所、そこに貴方を連れて来たことには大きな意味があると言わんばかりの照れ隠しだろうか。さくさくと足元の短い草を踏みながら自身も大樹へ歩み寄り、その分厚い幹に片手を添えて)
>ノア
…じゃあ猶更、こんな所でエリと道草食ってる場合じゃないんじゃないの?(貴女が何かを探しに庭園を彷徨っていたとは察しがついていたが、優先事項はあの悪魔への意思確認だと聞けば怪訝そうに眉を歪める。全てが彼の心次第なら、謝罪の贈り物だの何だの言わず、会いに行って真相を聞かなければ何も始まらないのではないか、と。彗星蘭、貴女の手の中にあるそれを一瞥すれば、あのレンブラントが餌たる人間へ、そんなものを渡すこと自体が想像出来ず「全部、幻だったなんてオチはやめてよね」軽く肩を竦めてはお道化たように口角を上げる。意のままに人の心を弄び、気まぐれに餌を誑かすレンブラントが誰かをあからさまに特別扱いするなんて、同胞だからこそ信じられない。その花も、あの悪魔の言葉も、魔法で見せられた幻覚――その線まで捨てきれない。ふわあ、と欠伸を零せば後頭部で手を組みつつベンチの背凭れへ体重を預けて)
>ジェイド
効いた、…と思う、ちゃんと誘えたし(机の上に出したそれが転がりながら持ち主の元へ戻っていくのを目で追いかけて。この美しい音色がなければ、まずエリを誘おうと思ったところでやっぱりまた今度にしよう、と引き伸ばしにしていたに違いないと思い返しながら返答を。コウモリが運んで来てくれたコーヒーを一口、何から話したものかと思案。「…綺麗な色をした泉に連れて行ってもらったんだ、青い色の……。」とりあえず思い出したことから言っていけばいいかと口を開いて)
>ジェイド
そっか…。此処はジェイドの安心出来る場所なんだね(閉じていた目蓋を持ち上げ、彼を振り返る。戯けたような仕草が逆にその言葉が真実である事を顕著に伝える。軈て大樹に寄り添う彼を澄んだ瞳で見詰めると、ポツリと言葉を落として。彼の大事な場所、と心に刻む。ゴソゴソと鞄から一枚の絵を取り出すと、“ん”と彼に差し出して。「僕も大切な絵、ジェイドにだけ特別に見せてあげる」黄ばんだ年季の入った紙。目に痛いほど鮮やかな青空の絵は途中で時を止めたように途切れてしまっている。「どうしてもこの続きが描けないんだ。とても大切な絵のはずなのに…。だから、もし完成したら真っ先にジェイドに見せに来るねっ!」彼と共にいれば、この続きが描けそうな気がする。何故だかそんな気がした。わずかに重くなった空気を和らげるように、そよ風が頬を撫ぜる。そのまま大地の布団に誘われるままに仰向けでゴロリと寝転んでは、隣をぽふりと叩き。「何だか眠くなってきちゃうね。ジェイドも一緒にお昼寝しよ?」小さな欠伸を添えてお誘いをかけ)
>レナード
そう…。わざわざ、どうも。
(自分にとって初めて出会ったバケモノが優しい彼女だっただけに、目の前に居る彼女の腐れ縁という相手の態度はかなり高圧的で恐怖を煽るように感じて。遠慮もなく椅子に腰掛けるのを見れば更に彼との距離を開けてしまいたくなる。この場へやって来た理由を聞くと、彼女が彼に頼んだゆえの事と分かり、少しだけ警戒心が解れるも零れる言葉は未だ不慣れなもので。それにしても本当に威圧感のあるバケモノだ。肘置きを叩くその音に酷く急かされているのをひしひしと感じ、次々と投げ掛けられる質問に答える事さえ躊躇われたが、意を決して口を開き「貴方の時間を割いてしまっているみたいだから、それについては謝るけれど…。でもそんなに一気に質問されたら答えようにも答えづらいよ」あえて一つの質問にも答えず思ったことを率直に述べてみる。強気に出てみてもその言葉の端々にはまだ彼に対して抱く恐怖の感情が残っていて)
>エヴァン
そうか、誘えたか!頑張ったな、エヴァン(一先ずは朗報だ、小気味良い音を立てて自身の膝を打ちながらぱっと表情を輝かせる。まじないが効いたことよりも、貴方がちゃんと勇気を出せたことの方が遥かに喜ばしい。まるで自分の事の様に表情を綻ばせつつ、テーブルに身を乗り出してはくしゃりと一度だけ貴方の頭を撫でて「ああ、綺麗だよな。あそこに連れてってもらえるなんて、運がいいな」記憶を辿るまでもなく、瞼の裏に浮かんだのは宝石をそのまま液体にしたかの如く輝く泉。道案内なしでは辿り着けない秘密の泉とも呼べる場所、その土を踏めた貴方の幸運を湛えるように牙を見せて笑って「…楽しかったか?」まるで弟や我が子を見るような、穏やかな眼差しで貴方を見詰め、一番気になっていたことを問い掛けて)
>ルシアン
ああ。…だから、お前も気に入ると嬉しい(誰にも邪魔をされたくない時に訪れる特別な場所、そこに貴方を連れて来た意味は大きい。自身の心の棘が、貴方の存在によってまた一つ取り除かれたような気がして、ふわりと微笑んでは目尻を細めて。差し出された絵を受け取り、じっと眺めながら貴方の言葉を聞く。青空とは無限に広がるものだが、貴方の描いたそれはまるで世界が途切れてしまったかのように有限で。「…見せてくれて有難う、ルシアン。描かなきゃ、なんて焦らなくていいんだぞ。お前が描きたい時、描ける時に少しずつ足せばいいんだ。大丈夫、青空は逃げない。俺と同じで、いつもお前と一緒だ」ぽす、と貴方の頭を撫でる。よもや、貴方の身体が不治の病に蝕まれ、筆を握る手にカウントダウンが始まっているなんて想像する由もなく。穏やかな気遣いの言葉は、自身の意に反して貴方の心に陰を生んでしまうのだろうか。「おいおい、昼寝してる俺を描くんじゃなかったのか?」当初の貴方の作戦は頓挫してしまったのだろうか。けれどそれもまた一興、何故なら次の楽しみが増えるから。咎めるような言葉、けれど声音は極めて穏やかに。ぼふん、と音を立ててジェイドの全身を煙が包む。やがて煙が晴れた時、その中に居たのは二足歩行するいつもの彼の姿ではなく。全長5mはあろうか、という黒い狼――比喩でもなんでもない四足動物がそこにいて。翡翠の瞳をきゅ、と閉じながら動物特有の伸びをすれば「んー……昼寝はこの姿に限るな」ぷるぷると首を振りつつ、いつもと同じ声でのんびりと言葉を紡げば貴方の背後に回り、全身で貴方を包み込むように地面に寝そべって)
>ドロシー
(マリーシュカが物好きな吸血鬼であることは勿論知っていた。餌である人間を慈しみたいなんて、何がどうなってそう思えるのか、己にはずっと甚だ疑問で。質問に対する返答を待っていたのだが、それは一つも返って来ず、代わりに告げられたのは聞いてもいない貴女の意見。ぴくり、と露骨に眉が歪む。次の瞬間には、椅子に腰かけていたレナードの姿は消えていて。瞬間移動の類の魔法だろうか、突如として貴女のすぐ目の前に現れた彼は貴女の首を骨ばった大きな手で鷲掴みにして「…俺に口答えするな。リーシュにどれだけ甘やかされたか知らないけど、お前は餌で俺は捕食者。よく覚えときな」窒息させる気は無く、あくまで息苦しさを与える程度の加減で貴女の首を片手で締め上げる。睨むように貴女の双眸を見据えつつ、何方が上かを分からせようと態と高圧的な口調で言葉を紡いで。「…ごめんなさいは?」ぎりり、とさらに握力を加える。気道を締め付けられては言葉を発するのも一苦労だろうが、貴女が自分の立場を理解するまではこの手を緩める気など毛頭なく)
>672 ラクシュエリ
理由を聞いてから、と言う考えもあるけど。私としては渡したいものを用意してから逢いに行きたいの。用意して無駄になるかもしれないけど、私には意味があるから( 彼の答えによっては、用意していたものが無駄になるかもしれないがそれはそれで良いと思う。彗星蘭を大切そうに見ていると視線を感じ「あははっ そのオチは無いとは言い切れないかな。だって、あのレンブラントでしょう?」味見の為に態々あの脚本を練っていたくらいの悪魔だからこそ、無さそうなコトをやりかねない為、オチはありだろうと口元を隠すように声を出して笑ってしまう。こんな声を出して笑ったのは初めてのような気がする。あの脚本を考える時間は無駄では無かったのだろうか……やはり、悪魔は騙すと言うことにどこまでも力を入れることが出来るのだろうか。まんまと騙された自分が考えることではないが。そして、一体……彼は腐れ縁の彼女にどう思われてるんだろうと苦笑いまで出てしまい。)
>ジェイド
(頑張ったなと言われるのは、むず痒いけどとても嬉しく感じて思わず表情が緩む。楽しかったか__という質問に対してぱちぱちと瞬きを。そういえばあの時の自分は、彼女が楽しそうかどうかを考え過ぎていて自分のことは二の次だったような気がする。けれどこうして彼に明るい気持ちで報告に来れたのだから、楽しかったのだろう。「うん、…楽しかった。次に連れて行ってもらう約束もしたんだ、条件付きだけど…」その条件というのがこの恋愛相談をしていたことを打ち明けるとき__要するに、それは告白と同義だろう。そのことを思い出すと苦笑いを浮かべ)
>ジェイド
…!!うう〜、ジェイド狡いよー!気に入らない訳ないだろっ(予想外の言葉に驚いたように目を見開き、数度パチパチと瞬きを。柔らかな微笑みと、その向こうに見える青空に映える新緑が眩しくて仕方ない。くしゃり、と泣き笑いのような表情を浮かべては、幹に触れていた手を彼の背に回し、ぎゅ〜と力強く抱き着いて。「ジェイドも、この場所も、だぁい好き!今日から此処は僕のお気に入りの場所さっ」有りっ丈の思いを言葉と抱き着く手に込めて。頭に触れる手は優しい。俯いた加減できっと目元は前髪に隠れ彼からは見えないだろう。ヴァイオレットの瞳の中に少しばかりの陰鬱さを含んで。この絵は数年前から止まったまま。これ迄は精神的な面が大きかったが、今では身体面も重なり、更に仕上げは難しくなってしまったのだ。だが不思議と彼の隣にいると不安はない。閉じた目蓋の裏、薄っすら滲んだ陰鬱は奥に閉じ込め、ニコリと笑みの形で面をあげ。「へへ、そうだね。いつも、一緒」告げてくれた言葉が嬉しい。じんわりと宝物のように彼の言葉は心に降り積もって、豊かにしてくれる。「ふっふーん、予定は未定さっ!」寝転んだまま、前回宣言した言葉を簡単に撤回。べぇ、と赤い舌先を覗かせ悪戯に言ってのけるも、目の前で起こった奇跡のような変化に飛び起き。「えぇえ!?ジェイド、だよね…?か、カッコいい!!」折角包み込んでくれるように寝そべってくれた気遣いは水の泡。いそいそと鞄からスケッチブックを取り出しては「ジェイド、そのまま!そのままでいてね!直ぐ描くからっ」片手で彼が動くことを制し、コロコロと予定は変わって、スケッチに夢中になり)
(/ロル内で上手く補足できなかったため、背後から失礼します…!青空の絵に関しては病気になる数年前からとある理由で描けておりません。その理由に関しては今後の話の展開で明らかにしていくつもりです。どうしても理由をお伝えしてしまうと、終盤のネタバレになってしまいそうで…。もしその理由も含めて先に知っている方が物語を進めやすい、との事でしたら、また纏めてお伝えさせていただきますし、このまま物語の根幹は伏せて現段階でお伝えしている方向性のみで大丈夫との事でしたら、捕食終了後に改めて伏線回収&ネタバレを背後から補足としてさせていただければと思っております…!ややこしい書き方で申し訳御座いません…!)
>レナード
(普段の生活の中でならこんな風に誰かに歯向かう事などしないだろう。しかし今は状況が悪い。何せ自分の命が掛かっている。いくら怖いからといって萎縮してばかりではきっと簡単に食べられてしまう。拭いきれない恐怖を胸の奥底に無理矢理仕舞い込みつつ彼の反応を待っていると、瞬きをする間にその姿は視界から消え、驚く隙さえ与えてもらえず突然目の前に現れたかと思えば、続けざまに大きな手によって自らの首が締め上げるように掴まれた事に脳内は混乱するばかりで。咄嗟にその腕を力なくも両手で掴んで引き離そうとする。それも無駄な抵抗でしかないのだろうが。確かに彼女は自分に甘かったのかもしれない。彼のこういった攻撃的な反応が本来バケモノとしてあるべき姿。それが正しい。彼の言う餌と捕食者という関係性が、彼が言った事で更に現実味を帯びたものになっていき。此方に向けられる冷たい視線を痛く感じつつ眉を寄せて双眸細め、謝罪を要求する相手を見据える。力を加えられたせいでまともに言葉を発することすら難しくなってしまっているが、決して目を逸らす事は無く「っ……いや…」目に涙を溜め始めながらも謝るつもりは無いという意志だけを、途切れ途切れの吐息混じりに口にして)
>ノア
(はあ、と溜息を吐けば「好きにすれば」と素っ気ない一言。お悩み相談の対象があのレンブラントだと分かった今、真剣に取りあう気はすっかり失せていて。こうしてあれこれ策を弄しても、それすら彼の手の上で踊らされていたに過ぎない、そんな結末が待っていそうで肩を竦めて。「笑い事じゃないってば。…ま、エリはあいつのこと別にキライじゃないけどさ。あんまり関わりたくないんだよね、」冗談半分、忠告半分の言葉は、貴女に一笑に付されてしまう。今まさに悪魔の策に嵌っているかもしれない当事者が暢気なものだ、と呆れたように短く笑って。そっとベンチから立ち上がりながら、面倒事は勘弁と言わんばかりに尻尾をゆらりと振って)
>エヴァン
そうか、お前が楽しかったなら何よりだ(貴方に散歩という案を勧めた張本人である自分が最も気にかけていたのはまさにこのことで。確かに目的はエリと仲良くなることだったが、それで自分が楽しむことが二の次になってしまっては身も蓋もない。あまり自己主張が得意そうでない貴方だからそこを懸念していたが、散歩を楽しめるような精神状態になれたのは貴方の成長だろう、と嬉しそうに微笑んで。「条件…?」悪魔から提示された条件、と聞けば浮かぶのはあまり良い例えではなく。味見やその類だろうか、なんて邪推を巡らせつつ、心配そうに眉を曲げては疑問符を浮かべて)
>ルシアン
(季節が移り変わるよりも早く、次々に表情を変える貴方に思わず朗らかな笑いが零れて。背中を圧迫する心地良い力と体温に頬を綻ばせつつ、よしよしと言わんばかりに貴方の後頭部を撫でて「気に入ってくれて良かった。また来ような、ルシアン」父性を感じさせる穏やかな声音で言葉を紡ぎながら、貴方の少々の沈黙に思いを馳せる。面を上げた貴方の表情は笑みこそ描いていたものの、違和感を感じ取れないほど鈍くはなく。けれど、貴方がそれを自身に見せないのなら。同じように、“暗い秘密”を抱えているのだろうか、なんて思いを巡らせている矢先、貴方が自身から離れていく。「お、おぉ…?こうか?」すっかり昼寝するつもりだったのだが、貴方はスケッチモードに入ってしまったようで。木の根元に寝そべり、遠くを見るようにキリッとした表情を作る姿は、どこぞのスフィンクスにも似ていて)
(/態々ご丁寧に補足を有難う御座います…!恐らくその理由に関しては、伏せたままでも物語の進行上、現時点では問題ないと思いますのでお気になさらず…!ネタバレも楽しみの一つですし、何か不都合が起きるまではぜひこのままで進めて行けたらと思っております…!)
>ドロシー
(眉間に刻まれた皺はさらに深く、手の甲に血管が浮くほど貴女の首を絞めつける力はさらに強まる。捕食対象、つまり自分より下等な存在が思い通りにならないことは狭量な己にとっては我慢のならないことで。マリーシュカが自身を咎める姿が脳裏を掠めるが、どうせ彼女にとっても貴女は餌の一つに過ぎない。誰にでも甘い言葉を吐いて優しさを振り撒く、彼女はそういう性格だ。最初にマリーシュカという蜜を味わってしまったが故に、こんな扱いにくい餌が出来てしまったのかと思えば舌打ちを禁じ得ず。「今ここで、意地を張り続けてただ犬死にするか。それとも、怪物の血肉になって意味のある死を遂げるか。…どちらか選べ」紅い双眸は底光りする。徹底的に傲慢な態度は、貴女の目尻に浮かぶ涙を見ても揺るぎはしない。貴女が意地を張り続けることを選ぶなら、本気で殺してしまうつもりで貴女を見据えて)
>682 ラクシュエリ
ごめん、ごめんなさい。例えば、今からやることが彼に筒抜けだったとして、それをひっくり返すくらいの何かを考えるのは楽しいきがするの。どんでん返しってヤツ?(ベンチから立ち上がる彼女の姿を見れば、ハッとし悠長に考えていた自分に付き合ってくれたエリに申し訳なくなり謝りを入れて。どうせなら何か無いかと思うがすぐには思いつかずに眉寄せてしまい。今、考えてるのは……、彼をどんでん返しにさせてびっくりさせるものでは無い気がして。悪魔をびっくりさせることは出来たりするのだろうかと思って。「ねぇ、悪魔ってびっくりすることってあったりするの?」素朴な疑問を投げて。)
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