執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ノア
(庭園の奥深く、人の足では辿り着けない遥か上空に位置する温室の花園。そこで私用を済ませ、悪魔の翼で羽ばたきながら庭園を見下ろしていると、人影を発見する。その傍らには屋敷の住人たる怪物も付き添っていると思ったのだが、様子を窺う限りどうやら貴女はたった一人で庭園にやって来たようで。なんて命知らずな、と内心驚嘆するが、そんな危険を冒すのはそれ相応の理由があるのだろうか。貴女の方へふよりと空中を滑り、地上数mにホバリングしつつ貴女を見下ろして「――何してるの?人間さん、」人懐っこい笑みはとても朗らかだが、黒い翼を広げはためかせているその姿はまさに異形で「一人でお部屋を出るのはダメだって、住人に教わらなかった?」決して咎めるような口調ではなく、むしろこのイレギュラーな状況を楽しんでいるかのような口ぶり。目尻はにんまりと弧を描いているが、瞳孔には悪魔特有の鋭さが残っていて)
(/絡み文有難うございます、早速エリにてお迎えに上がりました。取引が上手くいくと良いですね…!それでは、背後はこれにて一旦失礼致します。)
(/主様こんばんは。先日もまた素敵なお時間をありがとうございました。そして新たに素敵なイベントも追加されたようで、いずれはそちらのシチュエーションも楽しみたいと思いつつ、前回クォーヴさんとの続き(>472)から、お相手をお願いしても宜しいでしょうか?都合がもし悪いようであれば後日出直させて頂きますので…!)
>ラクシュエリ
(あの時と同じような生き生きとした花たちに脱いだ靴を履くのも忘れたままで、見惚れていた。少し経つと素足にひんやりとした地べたの感触に気づくと同時に微かに何かの風を感じ、それが気になり振り向くと自分とは違う誰が宙に浮いているのに目を見開き、ぱちくりぱちくりと瞬きをし、ゴクリと息を飲む。その姿にはこめかみから赤い角、翼と尻尾があり自分が知っている悪魔の姿をダブらせて、悪魔だと認識をして初めてレンブラント以外のバケモノと出会う。彼女の問いに一呼吸してから「えぇ、一人でお部屋から出てはダメとは聞いているんだけど、どうしても欲しいものがあって………。この広い園庭なら見つかるかもと思い、此処に出てきたの。」どうか、この気持ちが彼女に伝わるようにと素直にこの状況を告げて。)
>レベッカ
そうだねえ。魔法は得意だし、とっても好きだよ。もし使えなくなったら、きっと俺は生きていけないなあ(どうやら貴女は魔法に随分興味がある様子。目の前にいるのが人を喰らうバケモノであるにも関わらず、遠慮なく問いをぶつけられる度胸に感心しつつ、ふにゃりと微笑む。入浴、読書、歯磨きに至るまで、最早自分の手ではなく魔法によって半自動化された生活に甘んじていることを想起しつつ、己にとって魔法がいかに便利で重要なものかを説いて。紳士、と言われれば悪い気はせず、常に浮かべている微笑みを強める。貴女が己の後ろにきちんとついてきてくれたのを足音で感じ取りつつ、死神の容姿について貴女が己を庇うような発言をしてくれたことに、“あはは、”と朗らかに笑って。「人間たちは、エクトプラズムって呼んでるようだね。君が触れないんだもの、雨だってすり抜けちゃうよ」雲に至っては水蒸気だが、亡霊は物質化出来ない。ただ、書庫で見つけた本から得た知識の中に、人間界の単語があったことを思い出してそれを引き合いに出して。お喋りに興じていると、時間が経つのはあっという間だ。到着したのは貴女の部屋の前、立ち止まっては貴女に向き直って「はい、到着。…ごめんね、レディをたくさん歩かせてしまって。魔法で運んであげられれば良かったんだけれど、少しだけ疲れていたから」扉の前から一歩退き、貴女が部屋に入れるよう促しつつ、困ったように眉尻を下げながら謝罪を)
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます!イベントにもお目通しいただけたようで嬉しいです、お気が向いたら是非お気軽にお試しくださいませ…!早速、前回の続きからお返事をさせて頂きました。本日は確定捕食の日となりますので、レベッカちゃん初の捕食エンドを楽しんで頂ければ幸いです…!)
>ノア
ふぅん。あなたが何を欲しがってるか知らないけれど、そんなに我慢出来ないなら仲の良い住人に付き添いを頼めばいいのに(怪物である己の異形、それを目の当たりにしても少々驚くだけで怯えもしない貴女に、どこか退屈そうに己の毛先を指先で弄りながら。兎も角、貴女が大変無謀な暴挙に出ていることに違いはなく、そうまでして欲しいものがあるのなら、もっと上手いやり方があるだろう、とお節介を焼く。それは、エリが貴女の事情を何一つ知らないが故の合理的な助言で「…じゃないと、欲しいもの手に入れる前に食べられちゃうよ?」にこり、微笑んで見せるが口にしている言葉は大層物騒なもの。しかし貴女を脅しているわけではなく、寧ろ悪魔にしては親切な忠告で)
(/主様こんばんは。やっと私事が落ち着きタイミングがあったのでお相手を願いたいのですが大丈夫でしょうか?指名はレナードでシチュエーションは主様に任せます。)
>クォーヴ
へぇ、へぇ!いいなぁ。私にとって魔法って空想とか本とか映画の中だけの世界だったから、すっごく憧れるんだよね。魔法覚えるまでってやっぱり大変だったの?(死神が生きていけなくなるほどとは、魔法とはやはりすごいものだと瞳を輝かせ。自分に例えるなら便利な携帯等のように、目の前の彼にとって魔法とは余程身近な存在なのだろうか。それを覚える為に、学校に通う等して習得したのだろうか。未知への好奇心にわくわくと胸を高鳴らせながら上記を述べ。次いで相手の容姿への発言に対し明るい笑い声が廊下に響いては「お世辞じゃないよ、本当だからね?」と、目の前を歩く相手の背を見上げながら言葉を続け。「エクト……?学校で習ったような、習わなかったような……まぁ、雨には濡れちゃうって事だよね。じゃあそんな時は風邪引かないよう気を付けてね」どこかで聞いたような無いような単語に、頭の上に大きなクエスチョンマークを一つ浮かべ首を傾げるも、雨もすり抜ける事は理解出来。ならばコートの奥にあり触れられる相手の体は濡れてしまうと言う事で。死神、ひいてはバケモノの括りに入る彼等ならば人と同じく熱を出さないかもしれないが、一先ずの心配を。やがてどの廊下や階段を通ったのか、意識する暇も無くいつの間にやら己の部屋へと到着していたらしい。あっという間の穏やかな一時に驚いたように瞬きを一つ落とし「え、もう?早いね。ううん、案内してくれただけで十分だよ!クォーヴさん疲れてたのにありがとうね、お喋り出来てとっても楽しかったよ。ねぇ、またどこかで会えるかな?」部屋に入れるよう退いてくれた相手と向き直ったまま、謝罪には首を左右にブンブンと振っては否定を。そして表情はニコニコと笑みを浮かべたまま、より感謝を伝えるべく最後に握手をしようかと相手に片手を差し出しつつ、その顔を見上げながら問いを投げ掛け)
(/此方こそありがとうございます!是非、機会を見つけてそちらのイベントも楽しませて頂きますね。はい、初の捕食、どんな風になるのか楽しみです!宜しくお願い致します。では背後は失礼致しますね…!)
>529 ラクシュエリ
(付き添いを頼めばいいのに、と言う言葉に何か刺さったような痛い気持ちになり微かに眉を寄せ胸を右手で抑えて。側にいて欲しい彼には、逢いたくても逢えない。でも、彼との関係は仲の良いと言っていいものなのか、思いながらも「今は、逢えないの。一人で出歩いては、食べられてしまうと言うのは重々承知済み。もし、欲しいものが手に入る前に何かあったとしてもそれは、それで________。」最後は考えたくなく言葉を詰まらせて。もしかして、この悪魔にと色んなものがよぎるが、それを追い出すようにふるふると頭を振り、視線を逸らしてはダメと彼女をじぃと見上げ。)
>シオンPL様
(/今晩わ、お久し振りです。また来て頂けてとても嬉しいのですが、背後様にお会い出来たらお伝えしよう、と予てより思っていたことがあります。今まで交流をさせて頂いた中で、まるで御伽噺の世界から飛び出してきたような、どこか儚げで正統派の魅力を持ったシオンさんは、当屋敷の雰囲気には合わないと判断致しました。こうして相性の問題でお声掛けさせて頂くことは、大変不躾であることは承知の上なのですが、背後様の沢山のお時間を頂いているにも関わらず此方が惰性でお返事させて頂くのは非常に不誠実だと思いましたので、お伝えさせて頂きました。当トピ発足時から、ずっとお相手をして下さり有難うございました!勝手ながら、背後様にこれ以上の良縁があることを心よりお祈り申し上げます。また何処かでご縁があれば、その時はよろしくお願い致します…!)
>レベッカ
……さあ、どうだろう。そんな昔のことは、忘れてしまったよ(遥か遠い記憶、それは自分にまつわることですら、このコートのように煙の如く霧散してしまったようで。どこか遠い目をしながら、それでも口元を緩める微笑みは失せることはなく。貴女の言葉に対して笑ったのは決してそれを社交辞令の類だと片付けたわけではなく、寧ろその逆。あっけらかんと男の怪物相手に賛辞を述べてみせるその明朗さが、死を纏う己には眩しすぎた故で。お褒めの言葉と、此方の身体に対する気遣いに、ありがとう、と発言する代わりに、貴女の頭を一度だけ撫でて。「―俺に?ハハ、もう会わない方がいいよ」ぱちくりと目を瞬かせ、次には小さく笑い声をあげて。目の前にいるのが死神であると、理解できているのかいないのか――無防備な貴女は、死神に手を差し出していて「…俺に触るのが怖くないの?」貴女の手をまじまじと見つめつつ、人当たりの良い笑みは少しだけ控えめに。ゆったりとした声音はそのままに、トーンは少しだけ低くして、貴女の反応を窺うように問い掛けて)
>ノア
へえ、喧嘩でもしたの?そんな面倒なことになってるならさっさと食べちゃえばいいのに、変な奴ね(貴女の説明を聞き、ますます訳が分からないと眉間に皺を寄せては首を傾げる。そもそも捕食者と獲物という関係性は明白であり、二人の仲がこじれるくらいならさっさと捕食して終わらせてしまえる人知を超えた力を、バケモノたちは皆持っているわけで。その道を選ばないなんて、そのバケモノにはよっぽどの理由があるのだろう、と怪訝そうな顔で思いを巡らせる。それがまさか己と同族の悪魔であるだなんて夢にも思っていない様子で。「ま、悲観するのは勝手だけどさ。そうやってあなたが独り善がりにもがいて、挙句あっさり他の奴に食べられちゃったりしたら、残されたそいつはどう思うんだろうね」貴女が何を想像したかは、悪魔である己にも想像はつく。貴女は満願成就ならず死を迎えることとなり、貴女の物語には“死”という決着がつく。しかし、同じバケモノとして気になるのは、取り残された相手はどうなるのだろう、ということ。果たして人間の貴女はそれを考慮しているのだろうか、疑問を投げかけて)
>クォーヴ
忘れちゃうくらいそんな昔なの?あーでも、死神さんって寿命無さそうだもんね。神様ってつくくらいだし(覚えていない、と言われてしまえば驚いたような声を上げ、遠い眼差しを虚空へと向ける相手をまじまじと見つめ。簡単であれ大変であれ、最初の記憶とはそう易々と失うものだろうか。しかし相手が人外であれば、永劫不滅の存在であれば、そんな事もあるのだろうかと眉を僅かに中央に寄せては、納得したような、していないようなそんな表情を浮かべ。さて、自分の発言によって世辞では無いと伝わったのか否か。言葉で教えて貰えなければ、エスパーでも無い限りその心の内は分からない。が、自分の頭を撫でたその掌から伝わる、仄かに冷たい体温がに込められた思いは温かいもののように感じては「へへ、よく分かんないけどありがとう」と、はにかみつつ此方は言葉でもって返し。だがその表情も相手の発言と笑い声によって意図も簡単に崩れ去り、ライトブラウンの瞳と口を大きく開いては「……え?え、どうして?」と思わず聞き返す。怖くないか否か、それは初めて会ったバケモノである彼にも聞かれた問である。そう遠くない記憶ではあるが不意に頭に過りつつ「クォーヴさんは怖くないよ。だって、初対面なのに迷ってたからって部屋まで送ってくれて、お喋りにも付き合ってくれたし、自分で"君を鎌で切りつけて魂を刈ったりしない"って言ってたじゃない。それにさっきクォーヴさんから私の頭撫でてくれたり、コートには触らせてくれたのに、握手だけは駄目なの?」先程相手が言っていた発言や行動を次々と引き合いに出しては"ね?"と同意を求めるように小首を傾げ。差し出した手はそのままの姿勢にて止めたまま、今更何が駄目なのだろうかと不満げに口を尖らせては、語尾に疑問符をのせ)
>レベッカ
――……。(貴女の言い分を聞くが、それはすんなりとは腑に落ちない。いくら自分の人当たりが良いからとはいえ、初対面の、それも怪物の言うことを真に受けてしまう素直すぎる貴女。しかし、如何にも納得いかないと言わんばかりの表情を見せられては「…分かったよ。」此方もまだ腹を据えかねているが、レディの手にいつまでも待ち惚けを食らわせておくわけにはいかない。きっと貴女は、その手を引っ込めないのだろう。そっと手を重ねたその先からは、己には無い暖かいものがじんわりと伝わってきて「君は、手だけじゃなくて、心も温かいんだね。…もう少し、このままでもいいかな」その温もりはまるで、貴女の心の豊かさを顕現しているようにも感じられた。握手とはいえ、すぐに手放してしまうのはどうにも名残惜しい。貴女を廊下に立たせたままではあるものの、まだ貴女の体温を感じていたくて、そっと瞳を見詰めてお願いを一つ)
(/あまり頻繁に顔出しをしては他の交流の少ない方との絡みを妨げてしまうのではないかと思いましたが、当方も本日は余裕がありますので、多少の希望を持ってお邪魔致します…。前回のイベントでは大変スリリングながら充実した内容を楽しめました。そして図々しいながら【怪物の証明】のイベントにもとても興味がありまして、次回は九死一生の続きをと前回お話していたのですが、もし主様さえ宜しければ、マリーシュカさんで此方【怪物の証明】のイベントを今回体験させて頂きたいな、と…。参加人数が増えて絡みが大変になるようでしたら無論、此方の絡みは真っ先に回収して頂いて結構です。ご検討宜しく御願い致します…)
>ドロシー
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます!当トピの運営にまでお気遣い頂き本当に痛み入ります、是非とも今夜もお相手させて頂ければと思います…!万が一今後お相手様が沢山来て下さった場合は、通常より短いお返事になるかもしれませんが、それでもよろしければ交流を続行させて頂けると幸いです!また、今回もイベント交流をご希望とのことで、とても嬉しいです。前回と同じ要領で、【怪物の証明】イベントの発生条件を満たすロルを回して頂ければそれに反応させて頂きますので、よろしくお願い致します…!)
>クォーヴ
(此方の言葉に耳を傾け沈黙した相手が一体何を考えているのかは、どこか困惑しているかのような雰囲気が僅かにあるかどうかしか分からない。そのままじっと相手が言葉を発するのを待ち、やがて口が開き穏やかな声が自身の鼓膜を揺らしては「ほんとっ?」パァッと満面の笑顔の花を咲かせては、嬉しそうに明るく声を弾ませ。人によく似た姿形か、はたまた話している雰囲気故か、目の前の相手は紛れもなく人を食う者の一人であるとの意識は、どんどんと頭の片隅へと追いやられており。己よりも大きな手が漸く重ねられては「あははっ、ありがとう。でもそんなに褒められても何も出ないからね?──うん、勿論いいよ!クォーヴさんの手、冷たいからあっためてあげるね」温かいと褒められては擽ったそうな笑い声と共に肩を揺らし。ふと水色の瞳が此方を見詰められては自分も見詰め返しつつ、お安いご用だと相手の願いに頷いてみせては、空いているもう片方の手を持ち上げ、相手の手の甲へと添えては、己の体温がより伝わるようにと両手でギュッと包み込み。体勢はそのままで、不意に思い出した事があれば「あ、ねぇ知ってる?私たちの間ではね、手が冷たいひとは心が温かいって言われてるんだよ?」と、迷信ともとれ、ことわざの一つでもあるそれを述べてみせては、相手を見ながらふふっと笑ってみせ)
>535 ラクシュエリ
そうだよね?変だね。( 自分はレンブラントの獲物として此処に来たわけで、何かあったら食べれば良いと言うのは当たり前のような気がする。なのに、何故、どうして私は此処にいて生きているのかと彼女からの言葉で思い知らされた。本当に私は生きているのだろうか、それとも________不安になりながら、自身の身体を確かめるように右手で左腕を引き寄せ、柔らかい、感覚があると生きているのを実感を。「どう思うって……、」とぽろりと声にした。考えても無かった。そこまで頭が回らなかった。それだけですむ問題ではないような気がして、頬を右手で覆うように添え伏せ考える仕草を。きっと、今の自分が悩んでも悩んでも答えが出ないような気がする。自分の不甲斐さを感じ眉を寄せ絶句して。今更、後悔しても何も始まらないこの場をどうしたら良いかと思案し、「ねぇ、貴女がそのバケモノの立場だったらどう思う?獲物を横取りされたら……」と問いかけてしまった。彼女の問いに答えてないのにどうして、問いかけてしまったのかは自分でもわかってないようで。ふと、我に返り遅れたように慌てて「ごめんなさい、貴女に答える前に……問いかけちゃって。私、彼のことを考えずに自分のことしか、考えてなかったみたい。ダメだね?これじゃあ。」顔の前で手を合わせてまずは謝罪を。こんな情けない自分に声をかけてくれ、色んなことを考えさせてくれる彼女に興味が出てもっと話したいだなんて思うのは場違いだろうか、)
>マリーシュカ
…どうしよう。これ、迷ってる…よね。
(用意された夕食も食べ終わり、眠るまでにはまだ余裕がある時間。手持ち無沙汰になってしまって暫くはベッドに腰掛けたり、鏡を見て身だしなみを確認したりもしていたがやはり暇であるのは変わりなく。ふと思い付きで屋敷の中を探索しようと部屋を出てみたは良いものの、迷わないよう壁沿いに歩いていたにも関わらず案の定部屋への帰り道が分からなくなってしまい。これ以上デタラメに動いても更に迷い込む危険性がある。自身が今現在迷子である事実に気付いてしまってからは身動きも取れず。運良く知り合いのヴァンパイアに出会ったりはしないかと希望を抱く最中、数メートル先辺りから異様な物音が聞こえ思わず体を強ばらせ。その場で数秒間足を竦ませていたが、一度小さく深呼吸をし、そろりそろりと音のした部屋を目指して歩き始め。あの物音を聞いている限りでも危険な状況である事は理解しているものの、どうしても一度確認しなければ気が済まないように思えて。嫌な予感がする事は分かっている。ただ、少しだけ、ほんの数秒見てみるだけ、と自分に言い聞かせて、辿り着いた部屋の扉をゆっくりと開いて中を覗き込み)
(/主様の優しさに毎度毎度有難みを感じております…!始まり方はこのような感じで大丈夫でしょうか?何かありましたらご一報ください。)
>レベッカ
(いくら体温を分け与えてもらおうとも、冷たい心臓は脈打つことはなく、従って自分の身体が熱を持つことはない。否、だからこそ、こうして束の間でも温もりを感じさせてくれる、貴女の優しい手を放したくないと思ったのだろう。ふと伝えられた迷信、それには思わずまた小さな笑いが零れた。「あはは、あべこべじゃないか。俺には、君の心が冷たいとは思えないなあ」それは人間界に流布する迷信、ならば死神である己には適用されない、という無意識の前提の下、貴女に返答を。そしてふと、貴女の生い立ちに淡い興味が湧く。貴女のような人間はとても珍しい、その人格はどう形成されたのか。――貴女の中には、どんなに素晴らしい記憶があるのか。「…ねえ、教えて欲しいんだ。君の心が、どうしてそんなに暖かくなったのか。君のことをもっと聞かせて欲しいな。…入っても、いい?」貴女の手を握る力を、きゅう、と少しばかり強める。まるで貴女を求めるかのように瞳を覗き込み、柔らかい口調でお願いを重ねて。まるで、先程貴女に質問責めをされたお返しとばかりに、視線を貴女の部屋の扉に移せば、ゆるりと微笑んで小首を傾げて)
>ノア
んー、分かんない。エリならそんなまだるっこしいことしないしね(問いに問いで返され、翼をはためかせながら此方も考える仕草を。貴女の謝罪を受け入れつつ、一応己の答えも返しておく。今までそんな特異な状況に陥る想定をしたことが無く、そもそも想定する必要もない。面倒ごとが起きれば魔力で黙らせて食べてしまえばいいのだから。悪魔とはそういう生き物だ、と自分の中では納得がいったらしく、うんうんと独りでに頷いて。「…自分の事だけ考えちゃダメなの?自分の心は自分のものなのに」きょとん、と目を丸くしてはあっけらかんと答える。それはエリが、己よりも大切だと思える相手に出会ったことが無いがゆえの考え方だろう。「ま、あなたがダメって思うなら、ダメなのかもね。けど、それじゃ始まらないわ。結局、貴女はそいつとどうしたいの?」肩を竦めながら、貴女の意見を否定する気は無いことを告げる。考え方は十人十色、ましてや自分は怪物で貴女は人間、価値観にも大きな差があるだろう。元より分かり合うつもりはなく、それよりも興味を引かれるのは貴女の目的で)
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