魔法使い 2018-10-02 22:51:17 |
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パンプキンで作ったスイートポテトだそうです、つい買ってしまいました
(カボチャで出来たスイートポテトを両手に一つづつ持ち戻ってくれば、そんな師匠の姿を目にしてほほ笑み、一つを差し出して)
どちらに関しても承知致しました!
拙い弟子ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします
いいね、パンプキンはすごく好きだ。ありがとう。
噴水の所に少し座ろうか。
(自分の好物をよく知った弟子が買ってきてくれたスイートポテトを受け取ると嬉しそうにそう言って、噴水を背に腰掛けて好物のスイーツを堪能し)
こちらこそよろしくおねがいします。
あぁ、風船を飛ばしてしまって泣いていたから。
魔法が困っている人の役に立つことが何よりも嬉しい。
(食べながらそう言って微笑み、さっきの子の笑顔を思い出して優しい気持ちになりつつそう話して)
…君がそれを望めば、必ずなれるさ。
(相手の問いかけに優しく微笑むとそう言ってアイスブルーの瞳が相手を見つめて。穏やかで居心地のいい町、ここで弟子と暮らす毎日が楽しくて相手には自分の全てを受け継がせても良いと思っていて)
はい、お師匠様
(畏敬の念を抱けば自分がその瞳に映れることを誇りに思いつつ微笑みを返して、お師匠様の名を汚さぬようしっかりした弟子にならなければ…と思いを強くし)
あ、あとお師匠様、先ほどこれを買いに行った時にこれも見つけまして…僕からのささやかなプレゼントです。記念にどうぞ
(スイートポテトを買いに行った時に少し遅くなったのはこれのせいでもありポケットから小さな石のついたシンプルなブレスレットを取り出して差し出し)
お師匠様の瞳の色と同じ石だったので…つい購入してしまいました…
(照れたように笑い、お使いにならなくても記念にと付け加え)
…すごく綺麗だ、ありがとう。大切にする。
そしたら君にもプレゼントをあげないといけないね。着いておいで。
(思いがけず相手から渡された、アイスブルーの石の付いたブレスレットに少し驚いたものの嬉しそうに微笑んで。腕に付けると、辺りを見回して目当ての店を見つけると相手にそう言って歩き出し)
…これが良い、腕を出して。
(向かった先は花屋で、紫色の綺麗な花を一輪手に取るとそれを購入し、相手の腕にブレスレットのように巻き付けて。軽く指を振ると繊細にきらめく光がその花を覆い、それが消えた時には白銀に紫色の石が埋め込まれたブレスレットが相手の腕にはまっていて)
ありがとうございます…大切にします
(感無量、お師匠様からプレゼントされたブレスレットに触れてから師匠をまっすぐに見つめて嬉しそうに微笑みかけて
このブレスレットが、きっと君を守ってくれる。
…行こうか。
(気に入ってくれt様子の相手の反応に嬉しそうに微笑みながら花屋を後にして。)
はい、お師匠様
(指先で師匠からもらったブレスレットに触れたりいじったりしながら後ろをついて歩きその背を見ながら)
お師匠様、先ほどみたいに花を装飾にかえることは高等魔法の一つですか?
んー…程度にもよるかな。
花を装飾に変えるだけなら、おそらく君にも出来る。
だけど、それでは花が枯れるのと同時に装飾も消えて無くなってしまう。花から完全に装飾品を生み出し、不変の物にするには限られた魔法使いだけが使う高度な魔法が必要だ。誰でも出来てしまったら、誰も物を買わなくなってしまうだろう?
(歩きながら弟子の質問に答え、何か別の物を生み出す技術について説明をして。少しずつ日が柔らかくなってきた光が、お互いのブレスレットを一層輝かせて)
そうなんですね
(少しでも花に関するものから改善のヒントが得られればと思ったが、それは得られずだったが別の疑問が浮かび)
お師匠様、お師匠様にもお師匠様がいらっしゃったのですか?
…居たよ、とても偉大な先生が。
(自分の師匠の事を話したことはなく、相手の問いに脳裏にかつて教わった偉大な師匠を思い描きつつそう頷いて。)
きっと素晴らしい方なんでしょうね
(師匠の様な素晴らしい魔法使いを育て上げた方なんだからと自分なりに思い浮かべ微笑みを師匠へと向け)
…あぁ、すごく尊敬していた。
いつも街の人のことを考えていて…多くの人の命を救ってきたけど、自分の不調は決して誰にも言わない人で。弟子の僕等が気が付いた時には遅くて、自分で治す事もできたかもしれないのに、亡くなってしまったんだ。
(だいぶ歳の上だった師匠は自分の病気を弟子たちの誰にも伝えず自分で治す事もせずに亡くなってしまった。歩きながらその話をし、もう随分前のことだが、弟子に心配をかけたくなかったのだろうと今なら分かる気がして)
そうだったんですね…
(少し肩を落とし、もし師匠も同じようにお考えなら…師匠に追求する事も出来るのにそれを聞いたら何故かいけないような気がしてしまう。そして師匠のお師匠様が何の病気で亡くなられたか…それも怖くて聞けずに俯き)
…少し暗くなってしまったね。だけど、先生から受け継いだ魔法は、僕も君にしっかりと伝えるつもりだ。
だから君も、いつかは偉大な魔法使いと呼ばれるようになる。
(相手が俯いたのを見て少し暗い話になってしまったかと思いつつそう言って安心させるように微笑んで)
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