おきつねこんこん、はらのなか(指名制/遅)

>焔さま
焔さまを従える…？…おきつねさまは、尾の数が多いほど強いって学びました。焔さまは…いち、にい、…きゅう。…えええ！？（相手の後ろに回り、その尾の数を数えて驚いたような声を上げ）
九つの尻尾があるおきつねさまに追いかけっこで勝てたら、父上はきっと褒めてくれるはず…。ようし、焔さま、十数えてから僕を追いかけてください！（一瞬だけ怖気付いたように袴を握るも、瞳をかっと開いて相手を見据え。両手を前に出して十、の数字を表すと、踵を返して森の方に駆け出し）

ｰ焔ｰ
＞紫苑

はは、よい驚きっぷりだ！俺を従えるような立派な術師になるのだろう！ほれ、逃げた逃げた。(相手の反応に満足したように口角上げ。相手の勇姿に深く頷くと相手の指示に素直に従い、ひとつ、ふたつと数を数え始め)
…ここのつ、とお。(数え終えれば相手のあとを追いかけるように駆け出して。とは言っても相手は自分と較べ背丈も低い子供である。さすがに全力を出すことは無く、後ろから楽しげに「もっと早く走らぬと追い付いてしまうぞ」等と声をかけながら程々の速度を保ち)

>重
うぁい!? わ。え～っと…え～…あ! ハロウィン? まだ早いと思うけど。は～、めっちゃビビった～。(完全に油断しており、突然の背後からの声に盛大に肩を揺らして素っ頓狂な声をあげ。しゃがみこんだまま慌てて振り返ると随分見た目が派手な人がおり。幽霊…にしては派手。では人…だとしても不審な点がいくつかある容姿に、上から下までジィと訝しげに眺め。相手の反応などお構い無く、自分の中でしっくりくる答えを見付けると気を許したかのように笑いながらビビったと述べ)
あ、迷子。…ん～、俺がってよりあいつらが迷子って感じ。 オニーサンは? (相手の言葉に現状を思い出し、立ち上がって。迷子の自覚はあるものの素直に認めるのも何か嫌で。相手を勝手にパリピ認識しており、特に気にも留めずに視線はまわりの植物を眺めながら、こんな何もない森で何しているのかと尋ね)

>焔さま
むむ、このままでは…、そうだ…えいっ！（慌てて懐から出した半紙を咥え、ぱん、と手を鳴らせば自分のそっくりな式神が二体、煙と共に現れて）
これで焔さまの目をくらます作戦！ふふ、今のうちに逃げるのですー！（無表情に逃げ出す式神と自信たっぷりに頬を緩める本人、本物がどれかは一目瞭然なのだが、それには気づいていないのか余裕そうに走り出すと、近くにあった小石に足を取られ、）……わわっ！

ｰ重ｰ
＞舜

ハロウィン？…って、アレかい？少し前に入ってきた西洋の文化だろう？魍魎に化けて菓子をぶんどるという、あの！…俺はべつに化けちゃいないんだけどよう。
(相手の口から出てきた耳慣れない言葉に初めこそ首を傾げたが、何年も前に人里に降りた時に耳にしたそれだと気がつけば合点がいったとばかりに手を叩き。多少間違った認識の知識を披露すれば、己の色鮮やかな髪の毛をひと房持ち上げ、これのせいだろうかと唇尖らせて)
俺の祠の前で何かやってる人間を見つけたからよ、興味を持って話しかけたのさ。それから俺はオニーサンじゃなくて重。お前さんの名前も教えてくれないかい？
(相手との認識の齟齬があるらしい事は分かったが、今はとりあえず会話を続けるために相手の名前が知りたい。それ故にとりあえずその事は一度置いておき、己の名を告げれば相手の胸にとん、と人差し指を指して)


ｰ焔ｰ
＞紫苑

ほう！その歳で式神を使えるか。うぅむ、これではどれが紫苑か分からぬなぁ。困った困った！
(式神をその場に出現させることができるとはさすが術師の息子であるか、と素直に感心し。わざと大きな声で見分けのつかないふりをしていると目の前で相手が躓きそうになっている姿があり、思わず飛び出して)
………無事、か？(相手を抱える姿勢で一瞬の間が空き、その間に怪我をしていないことを確認すると安堵の表情を浮かべて。安心させるかのように優しく声を掛ければ)

>重
もうりょう…?あぁ！そそ、そんな感じの。ん～…？もしかしてすっごい爺さん？か、お化け役…？
(普段では聞き慣れない言葉に一瞬首を傾げるも、魑魅魍魎の魍魎か、と合点がいき頷いて。しかし相手の反応からしてハロウィンコスでは無さそうなことと言動を不思議に思い再び考え出すとブツブツとしっくりくる答えを呟いて)
、重…ｻﾝ。あ～舜、です。村瀬舜。てか、俺の祠？
(名乗られると小さく声に出し一応"さん"を付け加えて。教えてもらったんだし自分も名乗らなきゃだよな～ってことで、改めて視線をそちらに向けて目を合わせながら名乗り。自己紹介に意識がいく前に引っ掛かった言葉を口にして)

>焔さま
は、はい……。ありがとう、ございます…。（突然の事で驚いたためか式神達はあっけなく消え、しがみつくように相手の着物をぎゅっと握り、空いた手は高鳴る心臓を抑え。優しい声と安定して抱えられている体勢に何処と無く父親の影を感じたのか、急に心細くなって瞳に涙を溜めて、鼻をすん、と鳴らし）う、うう…父上ぇ……。

ｰ重ｰ
＞舜

爺と言えば爺だろうよ。お化け役でないのは確かだね。ホラ、昔聞いたことはなかったかい？森の中のおきつねさまのお話。俺はそのおきつねさまってやつなのさ！
(その昔、といっても彼が覚えているのは100数年前の話ではあるが、巷にはまだしっかりと自分たちの噂が残っていたような記憶がある。今はどうだろう、祖父母になら聞いた事があるかもしれないとゆらゆら尻尾を揺らしつつ相手の答えに期待して)
舜、か！俺の事も重で良いさ、他の奴らと違って敬われるのはなんだかこそばゆくて得意じゃない。おきつねさまだから祠くらいは持つさ。それでここは俺の自慢の祠！意外と住み心地は良いんだぜ？(自分の住む祠を自慢したいとばかりにその周辺を飛び回り、にこにこと上機嫌で自分のものだと主張するように真正面に立てば腰に手を当て得意げに述べ)


ｰ焔ｰ
＞紫苑

あぁ、これ…泣くではない。先程の勇ましさは何処へ行ったのだ？…俺は人の子の涙には弱い。帰り道ならしっかりと教えてやるから、早く泣き止んではくれまいか？
(相手の言葉に安心したのもつかの間、相手の瞳に涙が溜まると驚いたように瞳を大きくし、子供を抱えあげる体勢へと変えればあやす様に声を掛け。長年生きてきても子供をあやす経験には富んでいない。その髪をかきあげるように撫でると、自分の祠まで戻りながら相手が泣き止むであろう言葉を思いついたものから述べてゆき)

>焔さま
父上、僕の事嫌いになったらどうしよう…。……おきつねさま、僕…つよく、なれますか…？
（遊んでいるうちは忘れていてもやはり年端もいかない子供。あたたかな腕の中でぐすぐすと鼻をすすりながら、大粒の涙をひと粒零し。しばらくして撫でられれば落ち着いてきたのか、泣き疲れたように目蓋を赤くして、体重を預けるとそのまますやすやと寝息を立て始め。最後にはうわ言のようにぽつりと呟き ）

>重
森…おきつねさま？ …あ。爺ちゃんが言ってたやつかな？ 爺ちゃんがその話すっと、いつも婆ちゃんと口喧嘩になってたやつ。そーだった、小さい頃の俺にとってここは怖い場所だったな～。
(小首を傾げ過去の記憶を呼び起こし思わずポンと手を打って。いつの間にか忘れていた思い出。懐かしい、と肩を揺らしながら笑って)
おきつねさまだから、おれのじまんのほこら…、え、ほんとに？
(あまりの非現実さに分かりやすく混乱しながらも身軽な動きな相手を目で追い掛け。真正面に立った相手の背後を覗き見ると、くっついているわけではなさそうな尻尾があり。信じていいものなのか、目を丸くしながらおずおずと尋ねて)

ｰ焔ｰ
＞紫苑
馬鹿をいえ、父がお前の事を嫌いになるわけがなかろう？…と、寝てしまったか。さて、人里まで送るとしよう。(腕の中の暖かな体温は少しずつ落ち着きを取り戻し、次第に規則正しい寝息を立て始める。ふ、と優しげに微笑めば彼を抱えたまま起こさないように注意して山道を降りていくことに決め)
紫苑よ、このまま家まで送り届けてしまっても構わんのだろう？(聞こえていないのは百も承知で彼に問いかけ。もうすぐ森を抜けるという道に差し掛かると土産の代わりにと己の腰紐に装飾として飾り付けてあった宝玉をひとつ、その小さな手に握らせてまた歩き始め)


ｰ重ｰ
＞舜
喧嘩に？そりゃあ気になる話だね。小さい頃は鬱蒼とした暗い森は恐ろしいもんだろう…いや、他にも理由があるのか…もっと舜の話も聞かせてもらいたくなったよ。どうだい？帰る前にもう少し話していくってのは！まぁ、時間も遅いから無理強いはしないぜ？(やはり知っていたか、伝わったようで嬉しそうに瞳を細めれば相手の話に興味を示し。普段であればすぐに帰り道を教えてしまうが彼の声は心地が良く、聴いていて飽きないということもありひとつ提案をしてみて)
本当さ！なんならこれを触ってみるかい？こりゃ疑いようのない本物だからね。
(炊いての驚く表情が気に入ったらしく、にまにまと楽しげに笑んで。己の尾を指さして軽く動かして見せれば)

>重
そうそ、2人で意見が食い違ってたりしてさ～。んぇ、俺の話？ 別に急いでないからいいけど…俺的には重の話が聞きたいけどな。…てかいつの間にか結構時間経ってたんだ、びっくり。あれかな、楽しい時間は早く感じるってやつ？
(ふふ、と優しげに微笑みを浮かべながら頷き。話を聞きたいと言われるとキョトンとした表情で小首を傾げ、面白味のない自分の話より、謎な存在の相手の話のほうがよっぽど有意義な時間だろうなと感じ。それまで忘れていた時間を確認すると驚いたような声を出しつつ、悪戯っ子のような笑みを浮かべて)
え……、いーの？ (触ってみるかと聞かれると暫しジィ、と見つめ、途端に瞳を輝かせ嬉々と尋ねて)

>焔さま
……っ。焔、さま…？…ふふ、ありがとう、ございます…。（ふわふわと揺り籠のような振動を繰り返す腕の中、こうして只の幼子として触れられたのは何時ぶりだろうか。心地よい低音に安心しきった顔を浮かべていたものの、手の平に冷たい玉の感触が伝わればすこしだけ薄目を開けて、両手でそれを大切そうに握りしめ。まだ半分夢の中ではあるが、祈りごとにもにたような声音で、）おきつねさま、おきつねさま……豆大福を持ってくるので…また、逢えますように……。



（／毎週日曜にリセット、との事でしたので、そろそろお暇させて頂きます…！おきつねさまとのお話、とても楽しかったです。また機会があれば、次は少し成長した紫苑と食べ物を供えに参りたいと思います。お相手ありがとうございました！）

ｰ重ｰ
＞舜
そうかい、喧嘩をしてもなんだかんだと仲の良い夫婦だったんだろうね。俺の話かい？俺は話し出すと止まらないから、きっとこのまま帰せなくなっちまうぜ？(2人のことを思う彼の表情に自然と自分も優しい表情になっていくのがわかり、少しこそばゆいきぶんになり。自分の話を聞きたいと言われれば日が暮れて時間が経つことを気にし、少しふざけたような言葉を口に出し)
この時間を楽しいと思ってくれてるんなら光栄ってもんさ。…さぁ、触ってもらおうかと思ったがそろそろ遅くなってきたな？また今度遊びにおいで、その時は尻尾でもなんでも好きなだけ触らせてやろう！(自分からの申し出に彼の嬉々とした様子、それを鑑みると罪悪感を感じてしまうがこのまま夜も更けていくと帰り道がさらに危なくなる。それは自分も本意ではないのだと相手の手を取れば鳥居の方へと歩きだし)…さ、森の入口までは案内しよう！次に会いに来る時にはまた違う花が咲いているだろうから、楽しみにしておくれ。


ｰ焔ｰ
＞紫苑
(/己の技量の無さもございますが、おそらく前回のレスで終わるのが一番綺麗な形だと判断させて頂いたためレス蹴りをさせていただきました。申し訳ございません。純粋な紫苑さんとのやり取りは当方も非常に楽しく進めさせていただけました。是非次の機会で、少し成長した紫苑さんと出会えますことを楽しみにしています！こちらこそありがとうございました。

>重
う～ん…うん、そうだね。(肩を竦めて)
えぇ～、残念…。(分かりやすく肩を落とすも大人しく案内に着いていき)
ほんとはさ、ここに来るの嫌だったんだよね～、幽霊とか出そうで怖かったからさ。でも重に会えた！不思議だよなー。 ねね、おきつねさま。俺のこと忘れないでね？ 花も、楽しみにしてる！ (入口が近付いてきたことが分かると語り始めて。入口まで来ると向かい合い、無邪気に笑いかけて。冗談ぽい口調だが本心を述べるとそのまま駆けて行き、少し離れたところで振り返ると笑顔で手を振ってから去って行って。手に持っていたはずの袋(いなり寿司入り)はちゃっかり祠の前に置いていっていて)

(/短い間でしたがお付き合いいただきましてありがとうございました。とっても楽しかったです！ この子はきっとまた、ふらりと遊びに行ってしまうと思いますので、そのときは何卒よろしくお願い致します。ありがとうございました。)

＞舜さん
(/こちらこそ、お相手ありがとうございました！今回は試運転ということで短い期間でやらせて頂きましたが、またぜひ遊びに来てあげてください…！ゆるゆるとした雰囲気の舜さんとのお話は安心でき、そして楽しくてしかたがありませんでしたので、またお会いできる日を楽しみにしております！こちらこそ、重ねてでありますがありがとうございました。


ｰ単ｰ

た、台風…酷いね。ここは風と雨がある程度だけど他の地域はどうも被害が大きいみたいだ。
君は大丈夫…だったかな？って、お、俺なんかに心配されても困るよね！
まぁ暇つぶしくらいにはなると思うから…心細い人も暇な人も、よかったら来てくれたら嬉しい…かな。

ｰ白雲ｰ

今宵の月は綺麗ですねぇ…。月見酒というのもたまには良いものです。
ささ、見てるだけではつまらないでしょう？
日曜日までの間、よろしければ私どものお相手をして頂けませんでしょうか。
ふふ、いわゆる募集上げ…というものですね。

>重
…お～、珍しく迷わず目的地に来れた！ん～っと…あ、全然平気っぽい。良かったぁ。
はは、婆ちゃんたちの話したら久し振りに食いたくなってら買って来ちゃったし。(森から出たあと、連絡なしに数時間行方不明になってたことを友人に叱られたりしていたが森の中の出来事を他者に伝える気にはなれず。現実でも、夢だとしてもそっと心の内に秘めておこうと思っていた。しかし、昨日の台風に、先日見た祠たちは無事かどうか心配になり、いてもたってもいられなくなって森へと赴き。正直 道など全く覚えていなかったもののすんなりと見覚えのある鳥居まで来られて。駆け足で鳥居をくぐっていくと見た感じ被害なさそうで安心して。他の祠もきちんと見つつ、蔦の絡む祠の前で立ち止まり。ごそりと袋を開くと羊羹が入っており。本当にいるのかも定かではないのに、こんなことをしている自分に思わず笑ってしまって)

(/嬉しいお言葉ありがとうございました！
早速また来てしまいました… 大変恐縮ですがまたお相手してくださいますと嬉しいです。宜しくお願い致します。)

ｰ重ｰ
＞舜

－－もしかしてそれは俺へのお供え物じゃあないかい？
(心配していた台風も大事には至らず無事に通り過ぎ、適当に落ち葉を片付ければまた平穏な日々が戻ってくる。自分には多少刺激のない日々に退屈していると鳥居をくぐる気配を感じ、ほんの数日前に話をしたあの少年の気配であると気が付けば警戒を解き、一気に顔を緩める。相手が羊羹を取り出そうとするのを見遣れば彼の頭上、祠の上から声を掛けて)
この間はあまり長く話も出来なかったから、君がまた来てくれないものかと思っていた所だったのさ。いや、それにしても本当にまた来てくれるなんて…、神様もお祈りをしてみるもんだ！あぁ、台風のせいで花は少し減ってしまったけど…まぁ、見栄えにあまり代わりはないさ。
(相手を目の前にして、話したいことが山ほど出てきてしまったのか話す口が止まらず。なんとなく彼ならこのマシンガントークというものもかるく流してもらえそうだと勝手な心地良さを感じて多少大袈裟な発言も交えつつ、彼との再会を自分なりに喜んでいるのだと伝えてみて。)

(/再度ご参加ありがとうございます…！舜くんとまたお話できるのであれば是非…！喜んでお相手させていただきます。しょっぱなから何かと話しすぎなおきつねさまでありますが、おしゃべりな神様ですので話題はバンバン切って頂いて結構です。こちらこそ、日曜日までの間よろしくお願い致します。

>重
うわぁ！？ なんっで驚かせるかなぁ…。 ん、そう。あれから爺ちゃんたちから聞いた話、思い出したりしててさ～。羊羹、好き？ (気配など感じるわけもなく頭上からの声に以前同様肩を揺らしながらすごく驚くと、小さくぼやいて。しかし再び会えた喜びが上回り、笑顔で頷くも、嫌いだったら困るなぁ、と心配そうに尋ねて)
確かに…ちょっと減っちゃったなぁ…。でもそうやって繋がっていくんだもんな？ ってか！わざわざ祈ったの？おきつねさまが？ (残念そうに呟きながらしゃがみこみ、咲いてる花を優しくつつくと微笑んで。かと思えばバッと顔を上げて、本当に可笑しいという風に声を出しながら笑って)

(/ありがとうございます…！！
承知致しました！(笑) )