着ぐるみパンダさん 2018-09-18 22:39:48 |
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……お姉さん、わたしたちのこと気づいているのかしら?
(さっきの侑の姉の様子を思い出しながら、少し考えるそぶりを見せて)
え?
なにか言った?
(声が聞き取れなくて
顔をぐいと近づけて)
(/のんびりいきましょう
それでは背後はいったん失礼しますね~)
さあ?どうなんでしょう…(両手を使い顔を傾げながら燈子の問いに答えて。)
何も言ってませんよ。先輩の聞き間違えでは?(やっぱり燈子に聞かれていた事に気付くと冷静になりながら誤魔化して。)
あら
そうかしら?
(誤魔化し方が下手だと思い、苦笑しながら
それ以上は聞かずに)
お姉さんとは仲いいの?
(にっこり微笑んでたずねて)
普通、ね?
まぁそんなものなのかもしれないわね……
(一瞬、羨ましそうな表情が顔をよぎって
すぐに普段の笑顔を見せて)
そろそろ他のお客さんも来たみたいだし
侑のお仕事の邪魔になるから、わたし帰るわ
(お店の中をチラッと見渡しながら、純愛小説の方を差し出して片目をつむってみせて)
改めて、これ、ください
普通、ね?
まぁそんなものなのかもしれないわね……
(一瞬、羨ましそうな表情が顔をよぎって
すぐに普段の笑顔を見せて)
そろそろ他のお客さんも来たみたいだし
侑のお仕事の邪魔になるから、わたし帰るわ
(お店の中をチラッと見渡しながら、純愛小説の方を差し出して片目をつむってみせて)
改めて、これ、ください
はい。仲は悪いものでも無いしとても良いとも言えないので…(自分の姉とはそこまで悪いものでもないし決して良いものでも無い。そう考えたからで。言葉を発しつつ燈子に頷くと少し笑みを浮かべながら理由を言い。)
えっ本当ですか!?先輩と話してると時間をつい忘れてしまいます…(辺りを見回すとお客が沢山来ているおまけに店にある時計を見ると結構な時間が過ぎていて。あははと嬉しそうな笑みを浮かべながら燈子に渡された本を読み込ませると値段を述べて。)
ご会計680円となります。
わたしもよ
もし二日に一度会おうって約束していなければ、侑が迷惑そうな顔をするまで居座っていたわ
(マジメな顔で、冗談とも本気とも分からないことを言いながら
財布から千円札と80円を出して、侑の手を両手で握るように手渡して)
くす…先輩にその提案をして本当に良かったと今思いました。あの…400円のお返しです。(マジメな顔で言う燈子を見てくすくす笑いながらも本音を述べると400円のお釣りを差し出して。)
あ~
侑ったら、ひどいわね~
(ぷーっと頬をふくらませて
冗談とは分かっているけれど半ば本気で凹んで
また、手を握り返してくれることを期待していたのにしてくれないことにも不満を感じて
───でも
侑はこれでいい、とも思って
お釣りを受け取って財布をバッグにしまい)
じゃあ
またメッセ送るわね
(にっこり笑顔を浮かべて、小さく手を振って)
握り返さなきゃ駄目でしたか…?その…ごめんなさい。(冗談でしたつもりがひどいと言われると相手が不満に感じたのか気になりぺこりと頭を下げつつ気持ちを伺って。)
メッセよろしくお願いします。(満面の笑みを浮かべながらよろしくと伝え。)
侑は、それでいいんだよ
(くすっと笑うとお店をあとにして)
(───その夜
お風呂を済ませたあと、パジャマ姿でベッドに寝転がりながら
侑の書店で買った本を手にとって
なんの変哲もない、書店のネームが入ったブックカバー
でも、彼女が着けてくれたというだけで特別なものに思えて、そっと表面を撫でてみる
無性に声が聞きたくなったけれど時計を見ると11時を回っていてさすがに断念して
スマホを手に取ると、おやすみなさいと短いメッセージを打ちこんだあと、そのあとに続ける言葉を何度か打ちこんでは消して
結局そのまま送信を押すと、疲労を感じてお布団にくるまるとすぐに眠りに落ちて……)
?…ご来店ありがとうございました、またのご来店お待ちしています…。(燈子の言葉を不思議に思いながらもお店の接客の言葉をぺこりと頭を下げ丁寧に言い。)
(お店もすっかり閉店時間となりご飯やお風呂も済ませ机に向かい勉強をしていると隣にあったスマホがメッセージの通知をして。何なのだろうとスマホを手にしメッセージの所を見ると燈子からメッセージが届いていて。短いおやすみなさいと言うメッセージを何故か何度も読んでしまい。微笑ましく思いながらも此方もおやすみなさい、先輩。と打ち。再び勉強に向かうが眠りに耐えれず寝てしまい。)
もしもし…?先輩どうしたんですか、こんなに暑い時間に。(電話の音が鳴ると手を伸ばしスマホを手に取り。通話音を消すと電話に応じて。)
……あのね
(侑の声を聞いて、少し落ち着いて)
親戚にご不幸があって
明日と明後日と、両親と遠方に出かけないといけなくなったの
あした、侑に会えない……
(意気消沈ぶりが電話越しにも伝わって)
身内にご不幸があったんですね…それなら簡単ですよ、今日時間有りませんか?(燈子の言う言葉を察するにお葬式があって明日来れないのだろうと思い。自分も何処となく寂しそうな表情を浮かべるが元に戻し、明るい声で燈子に提案して。)
今日……?
い、いいの?
お店番とか、大丈夫なの?
(心の奥で言ってほしいと思っていた言葉なのに
いざ言われると戸惑って、相手の都合を心配して)
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