見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
アンリ:んー…じゃあB級ホラーとか?わりとシュールでとんちきな話が多いぞ。
( 飼い主の苦手なジャンルは、ものの見事に己がよく見るジャンルと被っていて。それ以外となると、どうしよう…と考えていた自分に、気づいてか助け舟が出され。お言葉に甘えて、上記を提案してみる。巨大トマトやソファなんかが襲いかかってくる映画もあったなぁ、と視聴談語った後、肩同士を軽くぶつけ、じゃれつきながら「怖いならくっついてりゃ良い…し、そっち泊まり行こうか?」と笑って、)
オベロン:ああ…まあ、呼んだ。けど、別に用があって呼んだわけじゃあない。
( 返事に“ ならやっぱり良いじゃないか ”と1人自己完結したところで、少女の表情がパッと明るく、予想していなかった方向に変化した。なぜ確認するまでもない事実をいちいち聞いてくるのか…それにその嬉しそうな顔は何だ、と思うわけで。後者の理由は何となく察せられるため、瞳を逸らし。ため息のあと「視界がうるさい…とっととその感情引っ込めろ。」“ 白 ”にしてはダウナーな声音で、他人の感情が視えてしまう妖精ならではの感想を伝え、)
>>アンリマユ
ん、そういう面白いホラーなら興味あります…少しだけ
(トマト嫌いな人はもちろん、リビングで映画を楽しんでいる人がひっくり返りそうな展開にぽかんと間抜け面…眉尻を下げて好奇心と少しだけの恐怖と、笑いをこらえたように笑いながらぶつかった肩に目元を緩めて。グラスをしっかりと片手で持ったまま「最初からそのつもりでした」と。一人で布団に縮こまるつもりは最初から無い、悪戯っぽく肩をぶつけ返して)
>>オベロン
自分を喜ばせた貴方の落ち度ですよ
(単純に振り向けというだけの指示のために呼ばれた名前でしかない、のだとしても。録音しておけばよかった、と思うくらいには嬉しいものなのだから仕方ない。ただ、見たいものも見えてしまうその眼のことを僅かながら忘れていたのも事実、なので「___空気、もうほぼ入れ終わっているので。お水入れて、完成ですよ」と、直ぐにいつも通りのすんっとした表情に戻し、感情には可能な限り蓋をしながらプールの場所へ戻ろうと踵を返し)
御影尋.
アンリ:ひひ、せっかくだし部屋暗くしてみよーぜ!
( 映画鑑賞もお泊まりも…嬉しかったようで。にひっとした笑顔と共に、提案しつつシアタールームに入り。個室にこもる前に映画を選ぼうと大きなスクリーンを横切り、デスクが保管してある倉庫に飼い主とやって来て。一旦手を離せば「とりまザッと見て…面白そうなのあったら教えて。」と伝え、作品の吟味をしにいき。棚にはゾンビものや吸血鬼、鮫といったアニマル系、ドール…等一口にホラーと言っても様々なジャンルがあり悩ましい、)
オベロン:“ アイツ ”じゃなくて君が妖精國に派遣されていたら──…いや、そうじゃないか。
( 与し易そうな少女を見ていると、” 僕の ”願いも叶っていたかなと。幕の降りた舞台に想いを馳せるが、すぐに首を横に振り、自己完結し。彼女からの合図を受け、プールにホースを投入…すると水の匂いを嗅ぎつけ、ビニールのふちに妖精達が集まってきて。揺らめく水面を眺めつつたかが名前1つ、されど宝物を貰ったみたいに尻尾をパタつかせる姿は…仮にも王子としてレディーを犬呼ばわりはどうかと思い遠回しに、)
…前から思っていたけど、君ってあんまりご主人様ってタイプではないよね。
>>アンリマユ
…アンリマユさん、これは?この____森のやつ、じんわり怖そう、です
(あまり足を踏み入れたことのないシアタールームは想像していたよりよっぽど映画館らしくて…何だか少しだけワクワクする。促されるまま、棚を見上げてはタイトルだけでは分からないといくつか表紙を見たり、裏面のあらすじを読んだり…これはやめておこう、ちょっと流石に怖そうだから。吟味していた最中、目に入ったのは森の奥の洋館が舞台らしいホラーで…人形が?人間を…これならまだ、受け入れられそうな、気がしないでもない。「あと、あの、出来れば毛布か何かいただけると…」と念の為避難経路を確保すべくおずおずと切り出し)
>>オベロン
____まあ、飼い犬に手を噛まれるタイプである自覚は持っているのですが
(それは言わない約束ですよ、妖精王…と、言葉を飲み込んで水面に反射する光を見下ろす。先輩ではなくて、自分だったなら…どんなに想ったところで、あの綺麗な国は堕ちる運命だったのだ、それがきっと、残酷なシナリオというやつなのだ。でも、“もし”そうだったなら…自分は奈落の底に共に落ちることを選んだに違いない。妖精達と眺めていた水面から顔を上げ、声の主を見上げながら「ご主人様にはなれませんが、多分、猛獣使いにはなれますよ…自身の血肉を甘んじて噛ませますが」と、少しだけ小生意気に口角を持ち上げつつ、片手を冷たい水にぴちゃりと浸して涼むことに)
御影尋.
アンリ:どれどれ……脱出系?祟り系かね?面白そうだし、これ見たい。
( 選別の最中、呼ばれると持っていたBlu-rayを棚に戻し。彼女はどんなものを選んだのか…予想がつかない為、ワクワクしながら隣に立つ。手に持っていたのは不気味な西洋人形が目を惹く、パッケージで“ おっかなそうだ ”と自然と口角がつり上がりつつ即断即決して。ディスクは飼い主に持ってもらうとして…個室に入る前、しおしおとした声音に「たしか部屋ン中に膝かけがあった、はず…それでイケるか?」と様子を伺い、)
オベロン:違うよー。妖精國の魔犬は恐ろしいけどこっちの世界の犬は、アイラシイじゃない?一度気を許せば主人じゃない相手にも尻尾を振って、お腹を見せてくる所とか…ね?
( 小さな夏を味わい楽しげに弾む声に紛れて聞こえてきたのは…無邪気な命たちの情操教育に些か悪い言葉の羅列で。“ もうじゅうつかい? ”“ ちにく? ”と少女が放った言葉を興味心の赴くままに鸚鵡返する彼らに多少、眉を下げ。覚えなくてよろしい、とでも言うように額を弱く小突いた後、何処か抑揚のない声で意味深げに上記を告げ。その間、視線はずっと少女に縫い付けたまま、最後にこて、と首を傾けてみせ、)
(/主様~~~聞いてくださいまし~~~弊デアのアンリがついに絆15凸しました!!!!!!)
>>アンリマユ
…何でしょう、そう即決されると怖い物を選んでしまったのではと不安に、
(キービジュアルで即決されたソレ、は、自分で提案しておきながらおどろおどろしさがじんわりと滲み出ているようで変な汗をかきそう。とはいえ、どうやらお眼鏡にかなったらしいそれを片手に持ったまま背中を追って____膝掛けでも、ないよりはあった方がよっぽどいいだろうと頷いて。「自分、ディスクをセットしてくるので…膝掛けお願いしても?」と目に付いた再生機材に足を向け)
>>オベロン
(妖精達が何かを言っている、のだと思う。貴方のほんの少しの表情の変化を見据えたまま、小さな影が水辺で遊ぶのをぼんやりと視界の中に入れて…少し物騒だったろうか、妖精たちは無垢なのだろうから。無垢でないと、この妖精王は、一緒にはいなかっただろうから。どうやら嫌味と本心とが綯い交ぜになっている様子の台詞を反芻して____倣う様に首を傾け。懐いているから、尻尾を振って腹を見せている犬はどれほど居るのだろう…そんな思いのまま、自身の腹部に手を這わせたなら)
どうでしょう、そうやって油断させて…近寄ってきたところを襲う魂胆かもしれませんよ
(/わー!!!!!!!おめでとうございます!!!!!!!!おめでとうございます!!!!!!!最高のニュースです!!!!)
御影尋.
アンリ:や、怖そうってだけでパッケージ詐欺の可能性もあるからね??
( 恐怖心を煽る気はなかったのだが、彼女の言い分も分からないこともなく。少々慌てて弁明をいれた後、与えられた役割に頷くことで了承を示し。…と言っても膝掛けはすぐそこの距離にあり、持ってきたソレを機材をセットしている背にぽすっと被せてやり。役目が終わると手が空いたため、このシチュエーションに欠かせない必需品を持ってこようと思いつき。「ちょい忘れ物とってくる…!」と飼い主に伝えれば、颯爽と部屋から出て行き、)
オベロン:…一理あるね。でも強襲と言ってもその子に出来るのは砂糖を大量に使って、キッチンの皆を悩ませたり、寝てる人の上にダイブしたりする程度だ。無害ではないけれど、淘汰するほどの存在ではないようだよ。
( 獰猛で狡猾な犬ならば断固否定できない話、しかし己が指している子犬は、彼女の言葉には当て嵌まらない。確かに…己より強大な存在に心から気を抜くことは出来ないが、だからと言って排除するなんてとんでもない!彼女・彼等は大切な仲間であり、いざとなったらその身を投げてでも守る。先輩の次にサポートしたい存在。──と、言ったところだろうか。ぱち、と睫毛を震わせ何かを視るような眼を解除すると、手近にある簡易チェアを引っ張ってきて、立ちっぱなしの彼女のそばへ。最後に内緒話でもするように口に手を添えたなら「甘い物に目がないらしいからあげたら、籠絡出来るかもしれない。」と悪戯っぽく囁き、一旦小屋に引っ込んで、)
(/9周年の日に合わせてずっと温存してまして…へへへ、私情な報告を聞いてくださり大感謝です!!!/蹴り推奨)
>>アンリマユ
(パッケージ詐欺、とは、恐らく見た目と中身の印象が違うもののことなのだろう…似たような人物なら何人か知っているけれど、言うまい。背中に乗った少しの重さにお礼を言おうと顔を向けたところで、無事に読み込まれたらしいディスクから応答が。あとは再生ボタンを押すだけ…になりそう、なので、何やら部屋を飛び出して行った背中に了解の反応を示してから先んじて自分は椅子へ…グラスは汗をかいていて、片手は随分とひんやりしていて、そろそろ飲み物が溶けてしまいそう…と一口だけこっそりフライング)
____あ、美味しい
>>オベロン
それは____、
(澄んでいて、凪いだ瞳をここまで近くで見たのは初めてかもしれない。そもそも、ここまで自分と言葉を交わしてくれることはあまりないヒトだから。だから、言われた言葉を反芻して…砂糖を大量に使う人なんて自分以外にもいたのだろうか、あるいは寝ている人の上にダイブする無作法ものがいるのだろうか…飲み込むより先に用意された椅子と、こっそり告げられた言葉に今度はこちらが瞬きを。それから、去っていく背中を見て、その姿が消えたところで、その“犬”が指しているのが自分だと、気が付いて。表情こそ分かりにくいものの、不満げにもにょと口元を歪めストンと椅子に腰を下ろし)
…意地悪なヒト!
御影尋.
アンリ:───ウィスキーの味、平気だった?
( 映画のお供と言えばこれ!出来立てのポップコーンが入ったバケットを抱え、ほくほくした気持ちで戻ってくると、飼い主は自分が作った酒に口をつけていて。念のため味の良し悪しを訊ねる傍で、怖いと言っていたわりに、くっつき辛そうな場所に座っているとも思い。自分は反対側にあるソファーを陣取り、ぐでんとだらしなく姿勢を崩したのなら。「…長時間いすに座ってると尻痛くならねえ?」謎にじと、とした野良犬みたいな目付き向けた後、こっちの方がお菓子取りやすいよ、とテーブルに並べたチョコとポップコーンを見遣り、)
オベロン:──お待たせ~。大した物じゃないけど気持ちは込めたんだ、受け取ってくれたまえ。
( ───数分後、給与代わりの品を持って舞い戻り。チェアに腰掛ける姿は、じんわりと不機嫌そうで…“ ご機嫌ななめだね?何かあった? ”なんて聞いた日には、間違いなく仕返し不可避だろう。故に死角からぷくく、と笑ったあと先の揶揄いなど無かったかのような微笑みを携え、彼女の前に現れて。嘘か誠か…気持ちは込めた、と言って差し出したのは夏の澄んだ空の色をしたアイスキャンデー。万年裸の王様ゆえ生憎、他の王様のように金銀財宝といった物は渡せないが、彼女のお気に召すだろうか、)
>>アンリマユ
____なります
(それはもう心底楽しそうに戻ってきた飼い犬は…ポップコーンを抱えていた。味の感想を求められると、グラスに再びつけようとしていた唇もそのままに頷いてもう一口。緩く上がりだした体温を誤魔化すような飲み物の冷たさが心地いい…のだが、確かに椅子に長時間はおしりは痛くなると同意しつつ、招かれるままに立ち上がりソファーへ。いつもと同じくらいの距離感、より、少しだけ近くに腰を下ろしたなら一旦ドリンクはテーブルへ、早速膝掛けを頭から被ったなら…「じゃあ、スタートしましょうか」とリモコンの再生ボタンに指を乗せ)
>>オベロン
…ありがとうございます、甘味は、好きです
(穏やかな笑みと和やかな声と、ついでにほんの少し小馬鹿にしている気がする気配…少なからず感謝の気持ちではないだろうな、と邪推する自分も嫌でニギ、となんとも言えない顔をしたものの、差し出された空色のそれに瞳が確かにきらめいて。ぱっと両手を伸ばして、それを受け取ったなら溶ける前にと口を開き____開いたところで、妖精王を差し置いて椅子に腰掛けたままなのも如何なものかと、アイスと椅子と妖精王を視線で撫でる。「…オベロンさん、椅子座りますか?」とおずおず問うて)
御影尋.
アンリ:ん………んんん???
( 頷きを見ればほっと安堵。隣に腰を降ろした飼い主にじと目を止め、視線はテレビへ。ビデオの再生を待つ間、口の中にチョコを放り込んだ…ところガリッと、予想よりも固く、何より普通のチョコにはないザラついた食感に若干虚を突かれる。それが角砂糖であることに気付いたのは、口内に甘さがじんわりと広がった頃。チョコ自体は超嬉しい、美味しい、けど、「これ新手の詐欺じゃねぇ?ふつーのチョコかと思った!」と。作った本人に食べさせても驚きもクソもないが、甘い物だし献上せねば。指先でつまんだソレを彼女の口に持っていき、)
オベロン:何だい駄々っ子みたいな顔をして。アイスじゃ物足りない?
( きっと理由はそうじゃない、と分かりつつも一瞬不満そうににぎ、と顰められた顔に言及して。かぱっと口を開けたまま目を泳がせている姿は、さながらご飯を前にして、「待て」を言い渡された犬のようだ。問い掛けにゆるりと首を横に振り、自分のぶんのソーダアイスを口に含んで。「僕に出来ることがあればするよ。まあ…戦闘はあんまり気乗りしないけど、せっかくの休暇期間なんだしね…?」と言葉を続けて、)
>>アンリマユ
ん、ふふ____自分の好きな物詰めですよ
(チャプター選択画面で本編再生を選んで、よくあるオープニングの注意書きを眺めようとコップに手を伸ばし直したところで…小気味いいガリッとした音と、どうやら驚いたらしい飼い犬の声に小さく笑い声をこぼして。詐欺なんかじゃない、好きな物と好きな物なんて幸せ以外の何物でもないでしょう?怖いストーリーが始まる前に、摘まれたソレを大人しく口の中へ招くように受け取ったなら「…でもほら、貴方がお砂糖少ないコーヒーを飲む時には丁度いいに違いないでしょうから」と悪戯っぽく瞳を歪ませて)
>>オベロン
…自分は別に何も望みませんよ。アイスは嬉しいし、皆さん愛らしいし
(どうやら椅子は不要らしい、ので大人しく腰掛けたまま、溶ける前にと自分の分のアイスを咥える。チープで本物のソーダとは程遠いけれど、たしかにソーダ味のそれは自分的には好きな物に入る…ので、ぼんやりと水で遊ぶ妖精たちを眺めながら少しだけ、眩しいものを見るように目を細め。アイスを咥えたまま、別に聞こえなかったならそれでいいと思いながら「もちろん、自分は貴方とこうしてぼんやり過ごせるのも嬉しいから」と。過去はどうであれ、今は同じ舞台の役者なのだから、とは言わないけれど…意味もなく手持ち無沙汰に靴を脱いで、椅子の上で膝を抱えて座り直し)
御影尋.
アンリ:そっちみたいに甘けりゃ何でも美味い、みたいな大雑把な舌してねーよ。
( シュガーが彼女の口へ渡ると、指先についた粒を落とすため擦り合わせ。他の味がついた砂糖を飲み物に混入することに、若干の抵抗感があるため、飼い主の言葉を半信半疑で受け止め。べ、と出した舌を指で指す仕草は、忌憚のない言葉と合わせて生意気に見えることだろう。それから映画鑑賞中ではあるがぎしっとソファーを軋ませ、向きあえば「どういう風に甘いとか、そこんとこの感覚鈍そう…。」と。失礼な評価述べると口内に隠れている舌めがけて指を伸ばし…つついてみようと、)
(/オベロンの方一度、中断失礼します!
もしかしたら薄々お気づきかもしれませんが、することのネタが少々切れてきてしまいまして、キャラが迷走中です。
オベロンからそれとなく展開の打ち合わせをさせていただきたかったのですが、遠回しでしたよね~!!; すみません…んん、やっぱり王様とても難しい、無理()
つきまして時間・場所問わずやりたいシチュやイベントがありましたらぜひお伺いしたく!)
>>アンリマユ
…ぅ、?
(コーヒーとチョコレートは美味しいし、砂糖とコーヒーも美味しいのだから、チョコレート砂糖とコーヒーも美味しいのでは…と思ってしまうのだけれど、どうやらそうではないらしい。相変わらず生意気で可愛げしかない表情だこと、と口の中に残った甘さを飲み下して、映画に向き直ろうと…それより先に伸ばされた指先に視線を戻して、歯は当てないようにと気を回すあたり慣れが見えて困る。「えいあ、」と指を咎めるように言葉を紡いで、言葉の通り始まろうとしている映画に視線をやり)
(/背後様ー!背後様!ストップありがとうございます!!もう本当にお手数をおかけし申し訳ございません!
娘の方も「これ、踏み込ませていいのか…!?逃げない!?激重ビッグラブで殴っていい相手ではないわよ!?」と、どこまで距離を詰めていこうかカバディしておりました…気が付けずに失礼いたしました。
アイデア万年枯渇野郎で恐れ入りますが「童話などの物語が聖杯の力を得て現界してしまい、幕引きに駆り出される回」「カルデアの誰かの悪戯で白い部屋に閉じ込められる回(〇〇しないと出られない部屋、ただし仲良くなろう企画なのでメロン食べるだけの部屋だったり、VSシャドウサーヴァントだったりする)」など…
何か仲良くなれるきっかけがあればと考えておるのですが、いかがでしょうか…)
御影尋.
舌あつ…ひひ、もうアルコール回ったのかい。
( つん、と突いたあと指で優しく摘んだ急所は酒の影響か…いつもより熱っぽく。珍しさからおもちゃ感覚で弄んでいた犬の気をそらすような視線につられて、テレビに目を向ける。画面には洋館を訪れた登場人物らが話の主役と思しき人形を、発見したシーンが映し出されており。それを見ながら「エイリアン?宇宙人じゃなくて、ありゃ人形だろ。」と微妙に呂律の回っていない彼女に白々しく教え。舌をいじっていた手で今度はグラスを掴むと、スプーンでバニラアイスを削り、)
(/滅相もない!同じ捻くれダウナー系でも陽キャなマユと違ってオベは積極的に、イベのお誘いが出来ないのが歯がゆいやら申し訳ないやらで…、
本体としてはガンガン振り回していただけると幸いです…個人的な見解ですが、彼は何だかんだ言って押しに弱そうなので←
一緒にツイスターゲームとかやってみたい()けど、今回は前者でお願いしても宜しいでしょうか?
ご提案を受けて真っ先に、ティターニアが現界している可能性が浮かび大ダメージを負った奴が通ります…←)
>>アンリマユ
(そこまで度数が低いアルコールではない、とはいえ甘いのだからつい一口が大きくなってしまって…と言ったところで、少しだけ熱を持った感覚が楽になる訳でもない。離れた手に一度きゅっと口を引き結んでから、アイスを削った貴方の指先を眺めて…パカッと小さく口を開けて。映画は何やら少しずつ怖い展開へと進んでいる様子だけれど、それよりも自分のデザートを横取りされる方が問題なので。バニラアイスも自分のですよ、と示すように無言で“ください”と意思表示)
(/よーし!沢山振り回します任せてください!娘はそういうの得意です!きっと!(語弊)ツイスターゲームに笑ってしまいました、二人してそこそこ柔軟性無さそうですよね…いででで!と騒いでそう…
勿論で…ウッッッ巻き込まれ事故をしました、なん、ウッッッ…オベロンを探して現界したティターニアがラスボスでオベロンに「貴方は私の妖精王ではないわ、偽物」って言うの好です助けてください…物語何にしましょう…グリム童話にしますか?それとも本当に夏の夜の夢に…)
御影尋.
いやいや、あっち見て??お嬢さんの分あるデショ。
( アイスを口の中に入れようとした間際。じーっと刺さる視線に気がつき、眼をそちらへ。まるで餌を強請る雛鳥のような飼い主にもう完食したのかと思いグラスを確認するも、まだアイスは残っていて…しかも口をつけてないときた!そのうえで何故か人の物を欲しがる彼女に、一応アイスの存在を知らせた後、「飼い犬の物にまで手ェ出すなんざ…ご主人様の腹がプヨりますよーに!」と冷やかしの言葉投げつつ、それとは裏腹にスプーンをそっとそちらに向け、)
(/でも虫を蹴飛ばすモーションの時、下半身裂けそうなくらい脚あがってるから意外と柔らかいのでは?何にせよ文句は言ってそうです笑
ひ、人の心~!!!非常に好(ハオ)なんですが、それはそれとして製作陣側がティタの詳細を明かしていない以上、捏造して良いものなのかと拗らせオタク心が発動してしまいまして…。なので、提供視点で彼女を描写するとしたら姿はハッキリと見えないが、妖精王のエッセンスを取り込んだ存在としてその影が汎人類史側の伴侶であることは分かる。みたいなぼんやり描写にさせていただきたいです、よろしいでしょうか?;
ごちゃ混ぜでも1つに絞るでも当方はどちらでも!
ご提案を受け、何らかの理由で特異点先に顕現した物語のキャラたちを本の中に戻すor打倒する?みたいなイメージで解釈しましたが、特異点に関して本体様のイメージなどありましたら何となくでも大丈夫なので、教えていただけると幸いです!)
>>アンリマユ
でも分けてくれますものね、アンリマユさんは____
(お酒と混ざったアイスはまだ冷たいまま。贈り物は大切に食べたい主義なので…なんて適当な言い訳を脳内でこぼしつつ、向けられたスプーンに少しだけ嬉しそうに目を細めてから口にする。うん、美味しい、当然のように。油断しているわけでも、無条件に全てを許しているわけでもないのだけれど、目の前の相棒が許してくれる範囲でこちらも与えられるものを与えたいし、与えられたい。満足だ、と体勢を整えて映画に視線を移しながら、贈り物が入ったままのドリンクを持ち上げて「…こういう夏もアリですね」と。花火もいいけれど、涼しい部屋で冷たいものも乙なもの)
(/確かに…あのハイキックはなかなか…
ウワー!!!確かにッッッ!!!冷静に考えてまだ誰にも伝えられていない求められたティターニアを心に抱え続けてるのヤバいですね…いつか存在が公表されたら良いですね…いや、どちらにしても地獄…
もちろんです!ぼんやりさせて参りましょう、与えられた役柄が“ティターニア”だとしても、妖精王にとっては求めていた“役者”ではないので…
一旦一作品に絞っておいて、後々追加検討にいたしましょうか!そして特異点に関しては同じ考えでおりました!いくつかの物語が生まれた地点が特異点化したことで不特定多数の本の中の登場人物が現界→結末が決められた物語の中より外にいれば自分の思うがままに生きられると本に戻ることを拒否→気持ちは分かるが戻すためにカルデア側は戦う方針…というような形でいかがでしょう?)
御影尋.
アンリ:…なんか、気付いたら、それ以外の選択取れねえように調教されてたっつーか、弱み握られてたっつーか…、
( あんな風にスタンバイされてはあげる以外の選択肢ない。なんていう無意識下で思っていた己の本心を、確信めいた言葉を聞いたことにより意識するハメになり。飄々とした雰囲気から一転、口をもごつかせ。色々言及される前に黙秘しようと、グラスのフチに歯を立てかけ…穏やかな表情で告げられた感想には同調した上で、己の願望を呟く。「…祭りならいつか見てみてーな。それに甘い物も沢山あんだろ。」苦手は今も克服出来ていない為、行くではなく眺めるだけ…それに嬉しそうな飼い主は眼福だから祭りを満喫する姿は見てみたい、)
(/面倒くさいオタクのわがままを聞いてくださりありがとうございます!!
でも仮にティターニアが召喚されたとしてもそれは「妖精王オベロン」のお妃様であって、「オベロン・ヴォーティガーン」のお妃様は………アッッッッ( 自爆音 )ありもしない星を一生探し続ける男……、
かしこまりました、一旦1つに絞るとしたらティタのことも考え、やはり夏の夜の夢でしょうか?
ひえぇ好き……ふと、思ったのです。彼自身が恋人への愛を「全ては夏の夜の夢であり、その後はなし」とされた存在だからこそ、作者の手を離れ、おしまいのその後を願う同族には肩入れしたくなってしまうのではないかと。
でも一方で、同胞の亡骸を使ってまで滅亡から逃げていた妖精國を気持ち悪いと思っていた彼だから、特異点を作ってまで終わった舞台の幕をあげようとする同族は、オベにとっては「気持ち悪い」と思う…という解釈も出来なくもなく…正解が、正解が、分からない!!奈須さんに赤ペン先生して欲しい← )
>>アンリマユ
失礼な…お祭り、そうですね。りんご飴とか、かき氷とか、綿あめ、とか
(もごもごと、つまりは絆されてくれたということなのだろう、きっと。それは何だか嬉しくて、いつも通り眠たそうな瞳を溶かすように瞬きをひとつ____おどろおどろしい映画のBGMとは別に、聞こえた穏やかな願望に同意を示しながら賑やかな様子を想像してコップの中のデザートを飲む。こんなにオシャレな甘味は無いだろうけれど、あの場にはあの場にしかない何かがあるので。「そうしたら、浴衣を作ってもらいましょうか。おそろいの」と、いつかの水着を思い返しつつ呟いて)
(/滅相もございません!こちらこそありがとうございます!
アッッッッ(尊)遠くて届かなくて無い星なのに、そうあるように生み出されているから求めるしかないの本当に…しんどい。夏の夜の夢にしましょう!舞台…というより、レイシフト先なのですが、特異点の発生地点ということで、夏の夜の夢が描かれた時代…少し昔の時代の英国でいかがでしょう?
アアー!!!!お客様!!!!困りますお客様!!!!!HPはもうゼロですお客様!!!!物語は物語として続ける思いは認めたい、でも無理矢理幕をこじ開けることは認めない…アッシンドイ…娘が上手く妖精王を支えられますように……ナスセンセ……タスケテ……←)
御影尋.
アンリ:ハードルが…たけぇ。まずは部屋着から…普段使いも出来るだろ。
( 実物は見たことないが、どれも彼女が好きそうな物。酒が回ってきたらしく周りの音が少し遠く聞こえる中、耳に届いたのは酔狂な提案で。いつもよりぼーっとする頭でも2人の仲をアピールするような行いはむず痒い、と思う理性は残っている、ただ前向きに検討する辺り…これも酒の効果なのかも。飲み物をテーブルに置くと目についた彼女の手を緩く握り。「ヒロが浴衣着てるとこも見てぇ…けどいちゃいちゃしてぇ、」休日なんて本人の好きにさせるべき、そんな気すら今は回らず明け透けもない願望を重ねて口にしてしまう、)
(/彼自身がティタを「架空のきみ」って分かっちゃってるのがもう…( 泣 ) レイシフト先の時代、大賛成です!勝手ながら2021年ハロウィンのようなメルヘンチックな風景を想像しましたが、よろしかったでしょうかッッ!?
原作者や声優さんがオベのこと分からないって言ってるのにいちファンが正解など分かる筈もなく…大体の提供の行動の流れを、練ってみました。ご希望の流れなどありましたらぜひお聞かせ願えますと幸いです*
①調査隊として特異点に先乗りしていたオベ(この時点で童話の住人達から全て話を聞かされ、彼等の計画を手伝うことに)→尋ちゃんと合流。特異点を修正する方法を伝えるが、勿論ぜんぶ嘘??→オベの裏切り発覚→オベにお灸据え→何やかんやで住人たちと和解し本の中に帰ってもらう
②尋ちゃんと2人でレイシフト→予定通り童話の住人を本の中に戻していく→特異点の黒幕であるティターニアと対峙し、戦闘か説得なりで彼女の計画を壊す→和解後の流れは①と同様)
>>アンリマユ
貴方のハードルって不思議なときに高いですね…それじゃあ部屋着から、もこもこのやつにしましょうか
(部屋着はいいんですか、という言葉を飲み込んだのはきっと少しのアルコールで溶けた思考のせいなのだろうとわかっていたから。そっと手に触れた体温はコップを持っていたせいかいつもより少しだけ冷たくて、重ねるように告げられる願望は貴方が普段なら素直に口にしないであろうことばかりで、可愛らしくて、分不相応にも甘やかしたいと思ってしまう…一方で意地悪もしたくなってしまうわけで、「映画、観ないんですか?」と囁くように呟き)
(/「架空」なのが辛い…物語そのものが架空なのに、その架空の中にもいない…ア゙…
よかったです…!そうですね、ふわっとそのようなイメージで…!こう、歴史的な史実は一旦寝かしておきましょう…誰にも分からないオベロンがあまりにもオベロンで頭抱えます。本当に、なんて人…
個人的には①が好みで…尋と妖精王の関係値的に、共闘するぜ!と勇み足というよりは、譲れないものがあるのは分かってるんだよ!でも仕方ねぇだろ!と頭突きする二人の方がしっくりきてしまって…今回、恐らく尋は遠慮なくズカズカ仲間として距離を詰めに踏み込みに向かいますが大丈夫でしょうか…!?)
御影尋.
アンリ:ん。観ながらくっつく……ひろも、ますたーはおわり……いいだろ?
(もこもこと言うのはいつかのフォウ君パジャマのことか、それとも毎年冬になると着てるやつを指しているのか…何にせよ、彼女しか見ないからいいか。小さく頷いたあと至近距離ということで、なんだか憎めない表情をしている飼い主の頬にすり、と控えめに懐き。“ 休暇中の今、皆のマスターじゃなくて、ただの尋としてそばに居てくれたって良いだろ。 ”そんな意味が込められた願いは、アルコールの影響で言葉足らずな言葉として舌に乗って、)
(/会ったこともない「架空のきみ」の為に世界滅ぼそうとするとか……愛情深いのレベル超えてるんですよ…。
ではそのようなイメージで!何も分からないけど、豊永オベロンは最高だぜ!ってことだけは分かります…(奈須きのこ並感←)
①のルートに謎の?が入ってますが無視してください~。オベの場合はああいう人だから、協力しながら特異点修復するより、一度盛大に裏切って、互いに本音ぶちまけた方が距離縮まりそうな感しますよね。ぜひ、愛ゆえに冷静に暴走している王様に「仕方ないヒトですね」ってお灸を据えてやって下さいませ*)
>>アンリマユ
…おやまぁ
(いいんだ。という感想がひとつ。もこもこのパジャマを着た貴方は大層抱き枕にいいだろう、だなんて思っていれば頬に這う体温に目を細め…片手で2人分のグラスを少しだけテーブルの奥に押して、ぶつからないようにした後、言外に承諾の意を示すべく近付いた貴方の耳に小さく口付けを落として。たまには宣言通り、多少酔っているらしいこの人をドロドロに甘やかすのもいいに違いない)
(/飄々としているのに本当は愛激重とかいうとんでも設定本当…しかも信念しっかりしてるから…いや普通にカッコイイですよね……
最高だぜ!(ウォー!)わかります、某アトラクションの亀になっちゃう。
ありがとうございます!全力で殴りに行かせていただきます、正論感情パンチ万歳!沢山ご検討いただきありがとうございました、どちらからスタートの方がご都合良いなどございますか!?)
御影尋.
アンリ:分かんねえ……口もいでやる、
( 了承のつもりか、あえて言葉ではなく行動で返答してくる彼女に多少不満そうに、どろっとした蜂蜜の双眼を眇め。元から口数は少ない方…とはいえ、声帯は生きているにも関わらずその役目を放棄している唇を見るとむぎゅっと、摘むように優しくつかみ。これも酒の影響なのか、使い物にならないソコはもいでやる…だなんて猟奇的な宣言をしたなら、かぱっと口を薄く開けると共に顔を寄せ───、)
(/一見飄々としてるキャラ、実は特定の相手に拗らせビック感情もち設定嫌いなオタクとかいます??
古事記にも豊永オベロンと寺島アンリマユは最高って載ってたので、覚えて帰りましょうね…。
差し支えなければ其方からお願いしてもよろしいでしょうか…?今の展開は切ってしまっても大丈夫なので、オベロンと合流する辺りからスタートしたいです。)
>>アンリマユ
(思うに、貴方は貴方が思うより言葉を欲しがる気がする…自分の事を言わせたがりだと思っているかもしれないけれど、お互い様というやつだと。ぎゅむ、と言葉とは裏腹に柔らかく摘まれたそれに「んぷ」と言葉にもならない声を上げながら、間近で見る黄色い目は随分と…開かれた口に、あ、食べられる、と分かっていて、少しだけ嬉しそうに目元を緩めたのも、貴方と繋いだままの指先で貴方の手の甲を撫でたのも、貴方が皆のマスターの時間は終わりだと告げたせい)
(/調査によるとオタクの好物として登録されてますね…古事記で笑ってお茶こぼしました。責任取って固い握手を交わしてください。
承知しました!では、下に新規を置かせていただきます…ので、ご不都合ないようでしたら絡んでいただけますと幸いです!修正が必要でしたら御手数ですがご教示ください!)
(目を覚ますと、そこは外国だった…しかも歴史で見た事のある景色と似ているようで少し違った気配を持った場所だった。霧がかっていて、小雨が降っていて…少しだけひんやりしていて。いつもなら仲間と共に旅立つはずのこの場には自分一人、出発前の説明的には____既に仲間はこちらに来ている、とか。ふっ、と短く息を吐き、手首のデバイスで現在地を確認…うん、集合場所に指定されている場所はそこまで遠くない様子。であれば、一先ず早く向かおうとその場から走り出し…この物語はきっとハッピーエンドじゃない、登場人物にとっても、あるいは、これから会う人物にとっても)
御影尋.
アンリ:───なに、考えてたの、
( あと少しで鼻先が触れる、という距離まで近付いたところで牙をしまい。唇を摘んでいた手を頬に滑らせたのなら…薄桃色をした柔らかなそこにちゅ、と噛み付いてやった。それからイタズラをしかける間際、なぜか嬉しそうな顔をしていた飼い主を不思議に思い、上記訊ねつつソファーに脚を乗っけて。ゴロン、とお腹を晒すと飼い主に向かって「…ん、」と緩慢な動作で、両腕を広げてみせ。上に乗っかってくれて良いから…彼女を抱き枕にしながら映画を見たい、)
(/お、お茶ァ…新しい信徒が欲しかっただけなんです( 手ブンブン )
絡み文ならびに今回も素敵なご提案の数々、誠にありがとうございました!!
展開等についてまたご相談させていただくことがあるやもしれませんが、差し支えなければ此方の文は蹴ってしまって大丈夫です!*)
オベロン:( 特異点修正にあたり、トリスメギストが己を選出した理由は発生地と因縁があるから、と考えていた。少なくともレイシフト前は。しかし現地に降り立ち、この國が作られた理由を見聞きして、きっと俺は……僕は、彼らの怒りと涙をよすがに喚ばれたのだろう、と悟った────。
街での情報収集を切りあげ、マスターとの合流地点に戻ってきて。待ち人を待つ間、立派なハスの葉を雨除けにしながら灰色の空を眺めていると、ピシャパシャと水が跳ねる音が近付いてきて…それに伴い此方に、駆けてくる少女が見え。雨なんて気にも留めてない様子に、自分もこのまま見落とされそうだと思えば軽く手を振り、)
そこ行くお嬢さん、そんなに急いで時計を持ったウサギでも見つけた?
>>アンリマユ
…何も。貴方は本当に自分のことが好きだなぁと、それくらいのことです
(咄嗟にぎゅっと瞼を降ろした、ので、至近距離で甘く滲んだ黄色い眼を見ることはなかったけれど…こうして、自分に臆することなく触れる飼い犬と過ごす度に随分と懐かれたものだと嬉しく思う。呼ばれるままに身体を倒そうとして…両手を貴方の両脇についたところで動きを止め。不気味な音楽にはそぐわないかもしれないけれど「アンリマユさん、折れそう」と、やわでない事は分かっているけれど、ぺしゃりと全体重をかけるには改めて見ると些かその身体は青年染みているようで)
>>オベロン
っ、あ____ウサギではなく蝶を見付けたのかもしれません
(走ったせいで、あるいは雨のせいで髪の毛が頬に張り付いて少し気持ちが悪い、けれど…少し先で、こちらに手を振る英霊の姿を目に留めれば少しだけ走るスピードを落とし___こうして見ると、本当に物語の中から飛び出してきた妖精のような人だこと。揶揄う様な言葉に目を細めて、少しだけ、無事に落ち合えた事に安堵しながら「…一先ず屋根のあるところに移動しましょうか」と。濡れ鼠の自分と、御伽噺の王子様然とした青年とが並んで立ち話というのは特異点とはいえ些か目立つだろうから)
御影尋.
アンリ:んなこと言って時々、乗っかってくるのなんなん…、
( もはや口癖と言っていい言葉、あまりに多用するものだから、彼女なりの愛情確認と勝手にとることにして、あと3…2回言ったら望み通りアイジョーをぶつけてやる、と密かに決心。言動の矛盾を指摘する一方で、適度に気を抜いてくれるのは嬉しい。だから首にそっと腕を回し…たことで鼻腔を擽る気配にじわりと、何かが溶けるような感覚を覚えつつ「…折れんのはアンタのほう。」と。過剰な気遣いは不要、相棒のわがままに早く折れて、抱き枕になれと焦ったそうに背中を撫でて、)
オベロン:木陰に居ればよかったのに……あっちに小屋があったから、情報共有もかねて雨宿りといこうか。
( 連絡さえくれれば魔力を追って此方から出向いたものを…思ったよりずぶ濡れな少女に、やや眉を下げ。彼女の服をどうにかするためにも一旦、建物内に避難するのは賛成で軽く頷き。ここに来る途中、見かけた小屋に案内することにして、彼女にはもう無用の長物だと思うが、それでもハスの傘の下にマスターを招き入れ。歩きながら「…そういえばカルデアと連絡が取れるか確認した?」と通信機を見遣り。まだしていないのなら機械を起動して…起動したらある種、見慣れた白黒の砂嵐が2人を出迎えるだろう、)
>>アンリマユ
…改めて、そう思って、しまって
(じっ、と、こう、誰かのことを見下ろす経験はあまりない分…少し余るとはいえ、自分の影の下に入るヒトの姿になんとも言えない気持ちになる。招くように掛けられた腕と、眼下で揺れる黄色い目、嗚呼もう本当に可愛い相棒ったら!弱ったように目を伏せて、そっと胸元にぺしゃりと潰れたなら、んふふと小さく息を吐き出して。「はい、お望みの尋ですよ」と、二人の体に緩くかかるように膝掛けを乗せて)
>>オベロン
はい____通信は繋がるのですが、この雨だったので現状報告と確認はまだ、
(小屋があるのなら有難い…と招かれるままにファンタジーな傘の下に入ったなら、雑に服の袖で頬を拭って。ここに来る前、レイシフトして直ぐに集合場所の確認はしたものの詳細については雨の中立ち止まって聞くのも…と未確認。歩きながらでも時間はある、とデバイスを起動させて____「合流しました、今から雨宿りをしつつ作戦を確認するので…現状のご説明を願います」、と。告げられる内容はレイシフト前に聞いたとおりに違いないが、擦り合わせは必要だろう)
御影尋.
アンリ:相棒のこと大好きかよ。
( 沈んだ瞳を伏せたと思えばヘロヘロ…と、力の抜けた身体を預けてくる様は、まるで降参とでも言われているようで面白い。華奢な身を少しだけ抱きあげたのなら首筋辺りに顔を埋めスン、と鼻を鳴らし。洗剤やコロンとはまた違う…良い匂い、でも、それだけじゃなく、牙を食い込ませたくなる匂いがするものだから悩ましげに眇めた瞳で彼女を見上げ。「なんか……ン、なんか、ヒロの部屋じゃねえのに、ヒロの部屋いるみてぇ、」と辿々しく感覚を伝えて、)
オベロン:ちゃんと繋がるといいんだけど…、
( 呟くとまもなくデバイスを通して空中に小さなモニターが浮かびあがり、管制室の面々が写し出される。告げられる内容は概ね出発前に聞いた復習のような情報で…黙って聞いていると、急に画面に謎のノイズが走り出し、音声にも雑音が生じるようになってきた。怪訝そうな職員らに原因の心当たりについて聞かれると腕を組み、「…うーん。場所の問題か…もしくは周りの霧に原因があるかもだ!」と…ただ偶々なのか、色々見解を述べるなかでも“ 知らない ”と口する事はなく、少女にも心当たりはないか目配せして、)
>>アンリマユ
…擽ったい、あと少し複雑な気分です
(それじゃあお互い様ですね、というより先に猫のように移動させられた身体にきょとんと目を丸くして、そのまま慣れたように埋められる鼻先に何とも言えない顔を。恥ずかしいし、擽ったいし、お酒を飲んだ後ということもあっていい匂いとは言えない気がするし…少しだけ上体を浮かせて、至近距離で黄色い目を見おろしたなら「自分の部屋、は、もう貴方の匂いも混ざっているから、貴方がそう感じるなら、次にこの部屋に来た人は全部察してしまうでしょうね」と意地悪く目を細めて)
>>オベロン
心当たり、は____現状は特に
(色のない画面でも管制室の様子が見えると知らず安堵してしまう。特に情報に変更は無いようで…安心したのも束の間、ノイズに眉を寄せ、閉口して考えていた。自分一人でいた時の指示は不足なくて、映像のノイズだけなら通信状態を疑うけれど、音声は…妨害行為の可能性もある訳で…場所も霧も可能性としてはある…もしもそうなら、途中でノイズが入るものだろうか。ぱちり、と妖精王の視線に瞬きを返して有耶無耶に返事を。「一度小屋に移動して、それから戴いた地点情報を元に行動を開始します」と念の為通信途絶になったとしても不都合ないように計画だけは口にして)
御影尋.
アンリ:…?アンタの、匂いしか───ッ!?
( 体温が離れ再びマウントを取るような体勢になった飼い主を、朦朧と見上げ。脳内でフクザツ?察する?と疑問符を浮かべながら思ったことを口にしかけた刹那───突然、室内に響き渡った絹を裂くような悲鳴に耳をつんざかれ、反射で細い手首を掴んで。すぐさまバッとテレビ画面を見ると場面は、登場人物の1人が人形に追いかけ回されているシーンで。「び、びびったぁ…急にデカい音出すの反則だろぉ、」なんて文句言いながら飼い主の方を見遣り、)
オベロン:分かった、僕の方でも調査してみよう。何か判明したら…って、切れちゃった。
( 結論として通信不良のハッキリとした原因は特定出来ず。管制室の方で調査する、という形に話は落ち着き。…ただ万が一、第4特異点の魔霧と性質を同じくするものならばマスターはあまり近づき過ぎないように、と伝言を残しプツン、と映像は半ば強制的に切れてしまった。あまり芳しくない状況に不安なのか…少しだけ肩を撫で下ろしたあと、目当ての小屋が見えてくると少しだけホッとしたような声音で、)
…!見えてきた。あの小屋だよ…と言ってももしかしたら先客がいる可能性があるけど。
>>アンリマユ
____まあ、正しい判断、では、あります
(自分の匂いというものは気が付かないものなのかもしれない…と、貴方の反応を見ながら思う。と、癖に違いないのだけど、聞こえた悲鳴と掴まれた手首にほぼ反射的に目を発生元へ向けながら貴方を守るように少しだけ身を低く…して。映画でよかったと思う半分、映像を観てしまった後悔半分____しょもしょもと再び上体を倒し、ぎゅっと目の前の体温に縋ってやり過ごす道を選び)
>>オベロン
少しの間雨風がしのげれば…傘、ありがとうございました
(近付くな…ね、と思いながらぼんやりと辺りを見回す間に通信は途絶。この国は、場所は霧や雨が多いことを小さな暗殺者や頭脳明晰な探偵から聞いたことがあったからあまり驚きはしないものの、空を掴むような話には変わりない。頭の上で小さく跳ねる雨音を聴きながら、見えてきた小屋…に隣を見遣り。先客はまあ…害がないのなら良いとして…ええ、もう害がないのなら。軒下に一足先に踏み出して、小屋のこじんまりした扉…向こう側から特に物音は聞こえないけれど…に手を伸ばし軽くノックを。この世界のこと、合流するまでのこと、聞きたいことは色々あるけれどまずは腰を落ち着かせるところから)
御影尋.
アンリ:…バクバクいってるー。アンタの心臓、オレのもんになったみたい、
( 目を向けた先には、怯えた猫みたいな飼い主が。そんな彼女の早い鼓動の音が剥き出しの肌を通して、ダイレクトに伝わってくるものだから…なんだか1つの心臓を、2人で共有しているみたいな奇妙な感覚。寝返りを打ったのなら、抱きしめた身をソファーの背もたれ側へと追いつめ。右手で太腿を撫でながら「2人だしイケるかと思ったが、案外ひんやりさせられるもんだな。」と少し悪戯っぽい声音で感想述べ、)
オベロン:どういたしまして。───埃っぽいけど、ありがたく雨宿りさせてもらおうか。
( 扉をノックしても中からなにも反応が返ってくることはなく。とはいえ念の為、己が先陣を切り…ギィ、と古めかしい音を立てながら開いた扉、ひと間の室内はところどころ壊れかけ、手入れ知らずの様子から長らく使用されていないことが見て分かり。休むにしても灯りが必要だろうと一縷の期待を胸に、ガラクタを物色した末、運良くロウソクの生きたランタンを発見。ただ火を起こす道具までは、見つけられず。ここはぜひ神秘の力に頼りたいところだが、残念ながらオベロン魔術は理論と技術があって初めて成り立つ現実的な魔術しか取り扱っていない。よってマスターを見遣り、)
火を発生される魔術か…都合よくマッチなんか持ってたりしないかな…?
>>アンリマユ
(心臓くらい貴方にあげますよ、なんて言葉が出そうになって、やめた。ただ、自分のいつもより早いそれが伝わっている事実は何だか恥ずかしくて転がされるままに背中はソファーの背もたれに…飼い犬越しにぼんやりと映像の光が見える。ひんやりだなんて貴方は言うけれど先程まで冷えていた身体は、貴方が触れるから、少しずつ寧ろ熱を持つみたいで、悔しい。「悲鳴を聞くと反応してしまうのは、職業病みたいなものですね」と、貴方と映像から逃げるように背を向けようと狭い中で身を捩り)
>>オベロン
____あ、あ、えっと
(すっと前に影が過ぎって、先に中へと踏み込んだ背中に少しだけ驚いたように瞬きをして…多分、漠然と、守られる対象にはなっていないと思っていたから。中は想像通りに暗くて、生活の気配がない…雨漏りもしていないし、小さな窓も割れていない、少し借りるには十分だろうと壁沿いを歩いていれば聞こえた声に振り向いて。十分な明かりになるだろうものが、白い手の中に収まっている…が、なるほど、確かに火は必要になりそう。歯切れが悪い返事は、あまり魔術を人前で使わずに生きてきた自分の悪癖。ランタンを受け取ろうと手を伸ばしたなら「オベロンさん、あっち向いててください。良いと言うまで見ないでください」、と、こちらに背を向けるようお願いを。蝋燭に火をつけるくらいの事は出来る、はず、勿論火炎放射器のようなものはできやしないのだけど)
御影尋.
アンリ:…病気の方がまだ救いようがある、治療次第で治る見込みがあるんだから。
( 任務中無茶をすることに対して、弁明ともとれなくもない台詞を聞くと多少クールダウンした影響もあり、“ 単に性根の問題だろ ”とこ生意気に指摘してみせ。いつか誰かを庇った末、隣から居なくなりそうと思う意識があるからこそ…離れようとする身をやや強引に、自分のほうに抱き寄せ。「忙しねえ心音は隣で味わってこそ、だ。ひひ、犬だ何だ言ってる奴にドキドキしてんのいい気味。」と憎まれ口を叩きつつ、心地いい鼓動をもっと聞こうとぎゅっと密着しては頭をぐりぐり、)
オベロン:──もちろん。必要だったら外で待機してるけど?
( いま頼みの綱は彼女だけ、他人の目が無い方が集中できると言うのならそれに従うに越したことはない。おろおろ、もじもじ…何処となく困った様子の少女に野暮なことは言及はせず、すんなりと頭を縦に振ればその両手にランタンを託して。身体を出入り口のほうに向けるとついでにまぶたも降ろして…ふと、耳もふさいだ方がいいのかな、と。訊ねながら極東にある鶴の昔話が頭を過ぎるが…無論、かの老夫婦のように途中で覗き見なんてことはしない、)
>>アンリマユ
___ええ、そりゃあもう、憎らしくて愛しくて大好きな貴方が隣りにいますから!
(確かに自身のこれは貴方からすれば不治の病そのものなのだろう、けれど別に分け隔てなく誰も彼もを救えるほど自分は強くないことも、先輩達のように無償の救いが出来るほど立派でないことも貴方との旅路で自覚がある…から、けして治らないとは言わないけれど。慣れたように身体を抱き締めたまま、そちらこそいつも肉付きが悪いだなんだと言うくせに手放さないじゃないか!という思いを込めて、嫌がらせも兼ねて貴方の頭を抱き寄せて)
>>オベロン
____雨の中、外で待っていてくださいだなんて言いませんよ。でも、ありがとうございます
(手元にやってきたランタンを片手に持ち直し、こちらに選択を委ねる王様に少しだけ感謝した。何だかんだこの王様は優しいのだ、分け隔てなく、誰にでも。そこに興味関心の有無は関係なく。こちらに向いた背に「耳までは大丈夫です、直ぐに終わります」と一言、ランタンを目の前に掲げ、ろうそくの先を指先で摘んで…イメージするのは、相手を傷付ける時のぱちぱちした火花。攻撃する様に、火傷を負わせる感覚で…ばちっと小さな音がして、指先に熱が伝わって、そっと手を離せば確かに灯りが部屋を照らして…「オベロンさん、つきました」と伝えつつ辺りを再度見回す…うん、やっぱり古い小屋だ)
御影尋.
アンリ:なんだその威勢のいい告白、ムードがねーの。
( 明け透けもなく、まっすぐ告げられた厚意は相も変わらず口内を苦くさせて…でも、やっぱり表情のみならず全身から力が抜ける。その想いに報いる本音は喉の側面にひっつき、飄々と気取った言葉しか出てこなかったが、下半身にまとわりついた脚が、背中を撫でる手が、素直じゃない本体に代わり“ 大好きだ ”と伝えており。くっつくのは嫌いじゃないが…少しだけ頭を動かし、腕の隙間から相棒を覗き見ると「…ひろ。」と鼻を鳴らす犬のような面持ちで、なにかをねだるように一言、名を呼んで、)
オベロン:ヒュウ光だぁ!……自力で火を起こせるなら、寂しい夜でも少しは温かいだろうね。
( 言われた通り目だけを閉じていれば小さな何かが弾ける音が聞こえ、まもなく部屋が明るくなった気配をまぶたの奥で感じて。目を開けると空色の瞳の中に淡いオレンジが混ざる。命を奪うこともあれば、時に護ることもある灯火を見ていると…とある冬の記憶が過ったものだから…故郷の空を閉じ込めたような色合いをした双眸を伏せ上記を。続いて彼女の濡れた礼装が気になり、どうにかするためにもまずはちゃっちゃと情報共有を終わらせることに。「僕も全てを把握してるわけじゃないけど…とりあえず何から知りたい?」と訊ねて、)
>>アンリマユ
…映画、また最初から観ないとですね
(ムードなんていつもあってないようなものでしょう?とは言わずに、大切なものを抱え込むように回った体温に目を少しだけ細めて笑う。素直ではない言葉とは裏腹に、自分はとても大切にされているのだと思う…から、特にこの点において言葉を求めることはしないままで。ひょっこりと顔を持ち上げた飼い犬に少しだけ鼻先を寄せて、何やら問題がひと段落したらしい映画の音を聞きながら「はい、何でしょう?」と。意地悪ではなく、ただ欲しいものは教えて欲しい飼い主なりの我儘)
>>オベロン
…そうですね。でも、火を起こせても誰も隣りに居ないのは苦しいから、貴方がいて良かったですよ
(こちらを向いた澄んだ空に夕日が差すように火の灯りが映り込んで、綺麗だなと思った。口に出すことはしなかったけれど、ぼんやりと手の先で熱を放つそれを天井からぶら下がっていた紐に括って部屋を照らして…夜はいつだって寂しいものだけど、寂しいという感情を自分も妖精王も明確には持ちえないものだと思っていたから驚いたように少し目を丸くして…生意気に少しだけ口角を上げて上記を。それから近くの椅子を2脚、引き摺って居場所を整えながら「そうですね…ありがちな質問ですが、こちらで我々の仲間以外の誰かや何かに会ったりはしましたか?英霊の方だったり、あるいはそういった痕跡であったり」と問うて)
御影尋.
アンリ:くっつくだけじゃ足りねぇ。
( 穏やかな眼差しに続きを促されもぞ、とシーツを蹴り目線をあわせ。すぐ近くにあるものだから…赤く柔らかなそこに触れるだけの口付けを落とした後、今1番したいことを言動で示してみる。次なる言葉を思えば、また渋い顔をされそうだが…復讐者でさえ気を許さるざるを得ない根気強さを持っていた彼女が悪い。タオルケットの下で片手をとり、自身のお腹に這わせたのなら「…チップにもならねえこの身ですがやるよ、ぜんぶ貰ってやって。」と相手を選んだうえで全てを明け渡すことを躊躇なく選んで)
オベロン:一通り見て回ったけど、サーヴァントの姿は見かけてない。聖杯の在処も不明で、この特異点が形成された理由も分からない。でも──ここがどんな世界かはよく分かる。
( 独りは苦しい。己には無い感情であり、そう言った彼女に何も感じないわけではない…が、これからのことを思えば、どのような言葉を掛けたところで烏滸がましい。故にイタズラっぽい言葉には曖昧に笑い返すだけに留め、用意してもらった椅子に腰掛けると上記を。続けざまに「──知らない場所なのにこの景色に見覚えがある、って言ったらどうする?」特異点を見て回った後ならいざ知らず、レイシフト直後で…しかも” 初めて降り立った場所 ”にも関わらずここが“ あの森 ”だと分かった。だからこの土地はシェイクスピア作、夏の夜の夢に登場する妖精王オベロンとその妃ティターニアの領地──すなわちアテネの森だと断言しよう、)
>>アンリマユ
…困りました、両手でも持ちきれない
(至近距離で黄色が揺れて、体温を分けるように熱が触れる。いつかどちらかが欠けるとなったら、最後の瞬間はこんな風に触れていられたら幸せなのに。そっといつかの海のように、指先に這った熱に目を細めて、惜しげも無く全部をあげると告げるこの英霊は本当にタチが悪い。だってそんなの、この生意気で我儘で世話焼きで、何より復讐者の名を持って呼ばれた悪の根源からしてみたら、持て余すくらいの愛の告白だもの。「でも、はい、全部貰います。ちゃんと」、と呟いて、両腕を飼い犬の背中に回して)
>>オベロン
____それ、って。それじゃあ、え、あ、でも、
(サーヴァントの姿はない、聖杯の気配もない、違和感はない、のに、この場所を知っている。椅子に腰掛けて、まるで物語の一片を語って聞かせるような言葉を静かに頷きながら聞いていて、最後の一言で…小さく息をのんだ。この景色を知っている、と言ったのがこのヒトでなければきっと何も思わなかったのに。例えばそう、このセリフをシェイクスピアが言ったなら…話は違ったのだ。妖精王は、物語に生きた存在なのだから、知っているはずがないのだ。そこが物語の中に存在した場所でもない限りは。濡れた服が急に冷たさを思い出させて、小さく腕を擦りながら…考える。何故舞台の上の場所が此処にあるのか、理由に聖杯が関わっているのは確かだけれど…この場合は我々が物語の中にいるのではなく、物語がこちらに侵食してきているのか、あとは、そう、あとは…「妖精王、ここに…その、」…言い淀んだのは、この後に続けたい言葉が相手の中に土足で踏み込む一言になり兼ねないから)
御影尋.
アンリ:そ…じゃねえだろ、甲斐性なしが、
( 想いのウェイトを指しているのなら待ちきれないのも無理はない、これは英霊の座まで持っていくつもりだが、我ながら拗らせている自覚はあるのだから。若干バツが悪そうに目を逸らし黙秘していると、頭から背に移動する手。あったかい…けど!そちらの言いつけに従い、行動でも示したのに…おあずけ状態が続くなか睨む瞳は、物欲しげに揺らめき。「くっつく以外のこともしたい、って言った。たまにはアンタからも………や、らしくねえこと、あんま言わせんな阿.保。」とアルコールの魔法が解けた結果、居た堪れなさから罵倒に次ぐ罵倒をぶつけてしまい、)
オベロン:続けて…?別に僕以外の者が彼女の名を呼ぶのは許せない、とかそこまで狭量な思考は持ち合わせていないから。
( 此方の言わんとしていることは伝わったようで頭が真っ白になるのも致し方ない。本来なら中世イギリスの風景が広がっているはずが、御伽話の世界に書き替えられていて…それから。それから、人間(読者)によって、この世には存在しないものと定義された“ きみ “が存在している…そんな世界。こちらの気を遣ってか、その名を口にすることを躊躇う少女にへらりと笑み向け、あたかもティターニアの存在を匂わせるが、次の瞬間には瞼を伏せ。「…僕としても彼女の存在は無視できないから調べようとしたんだけど何というか…僕、ここら一帯(ティターニアの領地)の妖精達からウケがあまり良くなくてね。どうにも雲を掴むような情報しか得られなかった。」と。夏の夜の夢において、オベロンとティターニアは仲が悪く、同じ領地に籍を置いていないし、配下の妖精たちも二分されている。よって王妃の領地に属する妖精たちから情報提供が受けられず、自分の配下の妖精たちも対立関係とあってあちら側の詳細な状況は把握していないようであまり良質な情報は得られなかった、と語り、)
>>アンリマユ
…ん、ふふ、
(全部、は、きっと本当に全部なのだろうと分かっていて、少しの間に自問自答をし続けている。本当に?自分が得ていいものだと言えるの?相手は英霊様で、自分はただの人間で。どんなに愛を持って触れても、相手は復讐者で、いつか、自分か相手かどちらかは置いていくわけで。相手の背中に回した手は少しだけ震えていて、でも触れていられることが幸せで。アルコールの力を借りていても、目の前で揺れる飼い犬の目は勿論のこと、いつも通り素直じゃない言葉も全部嘘偽りがないことくらい分かっている。から。小さく笑いながら顔を寄せて、唇を重ねる直前に「アンリマユさん、愛しています。」と、ちゃんと全部くださいね、なんて思いを込めて)
>>オベロン
…それが答えですよね、妖精王。貴方のことを邪険にする理由なんて、だって、そうでもないと有り得ないじゃありませんか
(考えていることも、感じていることも筒抜けとして…それでも、何となく口にすることは憚られた。ぎゅっと心臓が痛むような感覚がする。読者としてのエゴに甘えて考えたことはなかった、のだけれど、登場人物からしてみたらたまったもんじゃないだろうに。愛するように生み出された相手が居ない世界に放り出されたと思ったら、今度はその存在がいる世界がイレギュラーだから消すように言われた対象だなんて___しかも、きっと彼女は、この王様の、彼女の役を着た、偽物だ。上手く言えないけれど、なんて、酷い。一度だけ目を閉じて、開いて、深呼吸を一度、それから「少し休んだら、街の方へ行きましょうか…貴方を妖精王として認識する妖精たちがいるのなら、物語の中で恋をしていた人間の方々もいらっしゃるかも分かりませんし、宿も探さないと」。髪から垂れた水を袖で拭いながら、この後の計画を思案して)
御影尋.
アンリ:ん、ひひ…全部やる、なんて言ったがアレだな。アンタにやれるもん、もうあんま残ってねぇわな。
( 日頃、生意気ばかり垂れ流す口から滅多な言葉を引き出したのだ、なにを惑い震える必要がある。そんな想いを胸に、伸ばした指先は髪を引っ掛けるようにして耳たぶをなぞり、そのまま輪郭をすべって撫でる。─やがて余韻に浸るようにゆったりと顔を離せば、視界に映った存在に向けて知らず…狂おしそうに目を細め、” 全部やる “なんてそう大した発言じゃなかった、と。なぜなら心はとうの昔に預け…というより掴まれているし、この身も…敵を退ける牙くらいにだったらなってやると思っている。相棒との絆を形にした品もだいぶ前に贈ったし…「こういう時のために出し惜しみしといた方がよかったかねぇ、絆礼装。」なんて冗談混じりに笑って、)
オベロン:君の推測は当たっているだろうね。でも紛い物だなんてとんでもない、全てが夢幻で塗り固められたこの森でもその輝きは嘘じゃない、…ただお互い探してる星は別にいる、これはそれだけの話だよ。だから君が悲観することはない…って言ってもしそうだけど。
( 土地勘を共有していた最中、眼に映った感情の濁り、見ると物語の当事者よりも当事者然としたしょぼくれ顔がそこにあり。あちらは汎人類史産の純正の妖精妃、本能として意識せざるを得ない存在ではあるが、探し人と同じ名を冠した別人だと…ある程度折り合いがついているためにその声音は、落ち着いたもので。毎度要らぬ感傷で心をすり減らす少女に言葉をなげかけ。仕切り直すように深呼吸した彼女の方針に頷いたあと、改めて服装を一瞥。このまま街に降りては風邪ルートを辿りそう、そこで「服はこっちで用意するけどいいだろう…?ふふん、なぁに王様だからね、センスに自信はある!世界観浮きしない、君にピッタリな衣装を用意してみせるとも!」と自信満々にぽむん!と胸を叩き、)
(/ァァアアアアお久しぶりです!!!言い訳がましいですが、本体の怠慢で病院の厄介になっておりまして…せっかく尋ちゃんから素敵なお返事をいただいたのに、長らくレスを止めてしまい本当に申し訳ございませんでした。
退院の兆しが見えてきたので、引き続きまったりお付き合いいただけると幸せです!!)
>>アンリマユ
自分は、貴方の全部も、長く共に過ごしてきた証明も、何もかも貰ってばかりですけれど…その上でいつか“ココ”をいただこうかな、と
(指先に触れる体温は確かにそこに存在していて、大切なものに触るように這う指に心臓が痛む。お互いこんなに優しく触れることなんて似合わないはずなのに、どうしたって目の前の黄色が生意気で天邪鬼な言葉とは裏腹に全力で愛情のような何かを伝えてくるものだから困ってしまって。慣れないながらも精一杯大切にしようと想われている、なら、同時に、自分も精一杯で応えなくてはと思ってしまったりして。背中に回していた腕を緩めて、自分より大きな左手に両手の指を絡めて、“ココ”と示したのは薬指。人間染みた誓いをしたいわけではないが、目に見える証明はきっと愛しいものだろう。「貴方は銀も金も似合うとは思うのですけれど…自分は黒を着けたいから、貴方も黒でいいですか?」と、悪戯っぽく目を細めて)
>>オベロン
…貴方がそう仰るなら
(随分と落ち着いた言葉に、身体の中の内臓ごとぐちゃぐちゃになりそうな感情に蓋をした。そもそも感情的になることはあまり向いていないのだから、此処で自分がどれだけ吠えても世界は変わらないし、そんなことを妖精王は望んでいないように見えるし。でも、最後にはきっと、この世界の星が貴方の探し求めるものだったなら、どんなに良かっただろうと思ってしまうのだろうけど。澄んだ瞳がゆるりとこちらの姿を撫でて、やけに自信ありげにコーディネーターを買って出た青年は、そうあるべきと望まれた随分と無邪気な王様そのもので、「うわぁ、何でしょうね、一気に不安が勝ちましたけれど楽しみです」だなんて、生意気も口をつく。椅子から立ち上がり、外の様子を眺めようかと小窓へ足を向けながら折角ならこの世界を楽しもうと切り替えるつもりで瞬きを一つ)
(/わー!?!??ア゜ー!?!?滅相もないことですお身体大丈夫でしょうか!?!?えええんご無事で良かった…良かった!!季節の変わり目ですし、色々と流行病も残っておりますし、どうかご無理だけはなさらずにお返事は3年後にメッセージボトルで海にでも流していただけたなら…!退院までどうかお気をつけてお過ごしくださいね…!お大事に!!!)
御影尋.
アンリ:は──そっか。今、いただいてくれんならこっちからは“ 柘榴 ”をプレゼントってな。
( 贈り物といえば覚えのない罪ばかりを供えられてきた神が今世では、親愛のリングまでもらえるとは。かつて奪われた日常を与えられたばかりか縁にも恵まれて…こんな人生、誰が予想出来ただろう?一周まわって笑えてきてしまう。密やかに口角が持ち上がりつつ「リングに石っころつけて、どっちか黒でどっちか茶色にすりゃいい。」と提案。さらに半弧を描く眼前に薬指を持ってきては「望みとあらば誰にでも体開いてきた子羊が、テメェの意思で、射程範囲外だった女に去勢されるとこ見たくねえ?見たいだろう?」野良あがり故、品がないのはご愛嬌。いつか、なんて悠長なことを言う飼い主に甘言囁き、)
オベロン:うん?擬態能力は高いぜ?少し前までこの姿に呑まれて、優しい上級妖精だって勘違いしてた子もいたし…ね御影?
( 戦闘面での補助は備わっていても、防水加工はあまりされてないせいで毛先からは雫、服に至っては水を吸って張りついてしまってる。そんな水かぶり姫状態よりかは見ていられる…街娘レベルになら擬態させてやれる。そんなことを思う傍ら。伏魔殿の中心で己の価値も知らなさそうに姿を晒す…のんきな少女の気を引ける希少性が残っているかは不明だが、いつかのように己の声を餌に釣りをしてみせ。彼女が振り返ったのなら纏っていた外套を差し出しつつ、別行動に移る前に好み調査をと訊ねるだろう、)
ワンピースか、すっきりとパンツスタイルで纏めてみるか…何だっていい。君の好みを聞かせてほしい。
(/またしても何もご連絡ができず大変申し訳ございませんでした。尋ちゃん不足により3年も待たず、お返事失礼します!!薬指いただいてくれるのBIG LOVE______
時間を持て余し過ぎて()オベ尋ちゃんペアのもう少し詳細な設定という名の妄想をそのうち放出させていただきたいと思っているのですが宜しいでしょうか…?!?!)
>>アンリマユ
これ以上何処に堕ちろと言うんです…射程範囲外だからと油断しているから悪いんですよ。これで他の誰にも尻尾振れなくなっちゃいましたね
(ちゃっかりお揃いの指輪を承諾して、しれっと互いに似た色を提案したこの相棒は多分本人…あるいは、自分が思っている以上に、自分のことを大切に思ってくれているのだろうと思って心臓が痛む。随分な台詞を言っているくせに、お互いの手越しに見える瞳がそれはもう幸せそうで、溜息ごと飲み込んで抗議するように脚先で目の前の体温を軽く蹴って。射程範囲外とは失礼な、貴方はそう思っていなかったかもしれないけれど、歩み寄ったのはお互い様でしょう…と。「カルデアの優秀な工房に依頼しましょうか、きっと直ぐに笑いながら用意をしてくれますよ」、終わりを知っている仲間たちだからこそ寂しげに笑うかもしれないけれど、背中は押してくれるだろうと目を細めて)
>>オベロン
どうして貴方はそう意地悪ばかり…____濡れてしまうし、大きいし、貴方は好まないでしょう?自分が貴方のものに触れることは、
(部屋を辛うじて照らす程度の灯りでは暖を取れるはずもなく、ぺたりと張り付いた服が少しずつ体温を奪っていく。勿論、慣れてはいるけれど…窓の向こうはまだ曇っていて、それでも雨足は確実に弱まってきている。あと少しもすれば出ていけるだろうと…揶揄う様な、旧友だと錯覚しそうな程に柔らかく呼ばれた名前に何とも言えない感覚を覚えながら…なんというか、こう、不味くも美味しくもない物を口にした時のような微妙な顔をしたまま振り向いてしまったものだから、差し出されていた外套にまばたきを一つ。これ、は、多分使えということなのだ、器用で不器用な王様なりの気遣い…なので、おずおず両手で受け取ったなら上記を小さな声で。それから「…動きやすいものなら、あと出来れば華美でないものが好きです」と、不満気な猫のような態度で唇を引き結び)
(/本当にお気になさらず…お身体第一ですよ、気温差もございますし!急に秋ですし!薬指強奪しました、ペロムシャァ
ウワー!!!そんな、そんないいのですか?公式からの供給()をいただいても…?尊すぎてだめになるかもしへないので酸素ボンベ買ってきます、ぜひお願いいたします)
御影尋.
アンリ:…よく言うよ。そっちこそ“ みんなのマスター ”はもういいのかい、大切なアイデンティティだろ。
( 突っ慳貪とした言動とは裏腹に…いざ犬が自分を売って歩こうものなら本気で止めに掛かり、叱るだろう。『自分を、ここにいる仲間を、貴方をその姿にした人間と同じにしますか』みたいな事を言って。あんなに怒った飼い主を見たのは後にも先にもなく、惚ける場面ではないが視線の先で柔らかく、花開いた微笑みと合わせて“ 嗚呼 ”と…実ると思ってなかった彼女への気持ちを意識する。薄い唇に押し付けた指を今度は、首元を飾るハーネスに引っ掛けたのなら、調教師の躾も虚しく前に引き。必然、眠たげな顔はより近くに。今まで“ オンリーワン ”を公言してこなかった多情者の薬指を奪えるのは胸がすく思い。ただ…苛烈な毎日の中で彼女が“ ソレ ”を寄る辺に踏ん張ってきたことを知ってる、故に最終確認は揶揄いまじりではあったが、見上げた2つの琥珀はじっと真摯に答えを待っていて、)
オベロン:霊体化すればすぐ乾くよ、丈が短いよりかは暖かくて良いさ、護衛として目を逸らせない以上、服装に口出しする権利はあるよね。それに…体温の低下は、パフォーマンスの低下にも繋がる。
( 歯切れ悪く列挙された言い訳…としか思えない理由その全て、謳うように悠々と、テンポよく、打ち返していく。またしても意地が悪いと人聞きの悪い評価を受けそうだが、芝居中の演者に対して“ その王子ムーブって演技でしょう? ”と…わざわざ本質を突いてくる彼女も同じ穴の狢だ。そして毒でも含ませたくなる程、よく舌が回る作家の手によって生み出された命故、他にも不安があるのなら悉く論破するつもりでいたが、返ってこない外套を了承と都合良く捉えることにして、床に沸いて出た泥中からトンボ型の古精霊を召喚。家守が第一目的として…人語を解し話す彼ならこの案外、馴れ合い好きな少女の良き話し相手となろう。小人サイズまで縮めばブランカの背に跨り…最後に、自分より小さく愛らしい存在に弱いお転婆娘に妖精の何たるかを少しだけ教示しようか、)
『夏の夜の夢』で森に入り込んだ人間がどうなったのか、を考えれば言うまでもないことだけど… もし妖精を見掛けてもみだりについて行かないように。
(/主様もどうか気まぐれな気温にどうか振り回されませんように…急なカニバ展開( 笑 )
め、目を醒まして~~ ×:公式、◯:限界オタクの二次創作ですからぁ!?!?設定集に関しては緊急性は皆無なためレスとは別個でも、お手隙の際にご意見いただけると幸いです…本当に、自分でもドン引きな長文となってしまったので…/蹴り推奨)
例の妄想集です()話し合いと本編の会話を元に、再構築していますが如何せん癖と捏造のごった煮なため解釈違いや「貸せ、萌とはこうやる!!!」等ありましたら是非!また妖精中心のお話となってしまった自覚はあり…尋ちゃんの見せ場も一緒に考えていけたら…!
再三となりますがこちら急ぎの用件ではないため、背後様のご負担にならないタイミングでお返事いただければ幸いです。
・妖精たち
おしまいを迎えたと思ったら、次の人の手に本が渡り物語が再開する。読者が存在する限り永遠に終わらない一夜の狂騒に憔悴(妖精の性質に添った表現をするのなら“ 飽きた ”とも)し、特異点を形成。原作の戯曲同様、女王と王側とで勢力が二分されている状況だが、どちらも目的は未知に溢れた現実の世界に出て、自由に生きること。手段としては下記(ティターニアの欄)を参照。
元の先住民である人間たちはどうするか…無論、退屈が嫌いな自分達に活力を与えてくれる栄養剤(オモチャ)を根絶やしになんてしない。初めから結末が存在していても、貴族達の恋模様は愉快だった。こんなにも面白い物語を生み出す人間は保護して、今度は彼ら自身を使って、お話を紡いでもらおうよ!自由で、筋書きのない物語(人生)はもっと面白いはず!
みたいな復讐というより己の快楽最優先な…やっぱりどの世界でも妖精ってアレ()だね…な理由で汎人類史を乗っ取ろうとしてほしい←
・ティターニア
妖精たちの願いを受け、現実の世界に出る手段を模索していたある日。汎人類史からチェンジリングで流れてきた一冊のファイルを通して、オベロン・ヴォーティガーンひいては彼が異聞帯で引き起こした「崩落」現象を識る。土地の縁(英国)と異聞帯オベロンの知識を得たことでパスができ、自らの身にヴォーティガーンの対となる存在『ロウィーナ』の因子を取り込む。(型月世界では夫のヴォと同様、彼女も竜の因子を持つ娘だった)以降は妖精王の支援を受けつつ、崩落現象を引き起こす準備が整うまで己のテリトリーに、閉じこもっていると囁かれているが────?
オベヴォの『奴隷の王子さま』というコンセプトに狂わされてるので、皮肉にも同じ役目を背負わされた王妃様が見たい人生でした…( 遺言 )
・オベロン
マスターには女王の行方は知らないと語ったが、台詞やロルで仄めかした通り数日前に彼女とはすでに邂逅済み。オベが妖精軍の願いに賛同したこと、違う世界の運命じゃないきみ/あなたということで原作であった諍いは実質無効、関係は至って良好。王妃の頼みでカルデアを制圧するため影に日向にと暗躍することとなる。
──というのは王妃視点でのオベロンの話。
当の本人は妖精達から助力を請われた際、内心「それ俺がやらなくちゃいけないこと?」といつもの如くやる気zeroだった。ただ…“そのようにあれ”と生み出され、“そのあとはなし”とされたもの。「夏の夜の夢」という物語のための生贄になった彼女を、終末装置などという物に仕立てあげ辱めた/汎人類史であっても何一つ違わない妖精たちの本質に激しい憤りを覚えた事で彼等の計画をぶち壊すことを決意。カルデアに王妃を討たせる気はない、利己的快楽主義な害悪共の思惑に乗る気はもっとない。オベロン的優先排除順位は妖精>カルデア>マスターとして、皮肉・嫌味は健在ながら己の計画の邪魔とならない限りは、積極的にマスターを害す気はない。(打算はあれど)本来の面倒見の良さが無意識に発露された絆2.5?くらいのお砂糖加減でお送りさせていただく所存です…という余談でした。
>>アンリマユ
…皆の“マスター”ですよ、きっと自分は。それこそ、令呪が消えるまで
(目の前の飼い犬だと散々揶揄ってきた青年は、時々驚く程に甘く瞳を溶かして此方を見るものだから、胸が軋む様な痛みを覚えて仕方がない。いっそこの甘そうな黄色い瞳を嫌いになれたなら幸せだったのに。少し背を逸らすようにして合わさった双眸に文句の一つでも、と思ったのに、間近で見据えたその瞳は揶揄いを含んだものではなくて…ただ、待てを言われたままの子犬のようで。自分はきっとこれからも、多くの英霊と出会ってマスターと呼ばれて生きていく、けれど強いて言うならば「皆のマスターでいることと同じくらい、貴方の御影尋でいることが生きる目的なんですよ」。それじゃあダメですか?、と口にはしないまま、目の前の生意気な事ばかり零す口に噛み付こうと顔を寄せ)
>>オベロン
____わ、かりました。お借りします、貴方がそういう時は大抵“黙って受け取っておけ”と言いたい時でしょうからね!
(決められた脚本をなぞるように、そして口論であれば最初から自分が負けることが確定しているように、もごもごと口を動かしてから大人しく外套を身にまとって前を引き寄せる。じわりと温まる体に存外冷えていたらしいと細く息を吐き出して、不慣れな匂いに少しだけ落ち着かないように視線を彷徨わせたあと…とぷっと現れた妖精にキョトンと目を丸くして、から、表情をやわらげて両手を伸ばす。腕に留まってくれた新しい妖精はどうやら優しい方のようで、きっとお目付け役として差し出されたのだろうと分かっていても、どうしてか“妖精には小さな頃からお世話になっていた気がしてならない”ものだから____とはいえ、些か自分を子供扱いしすぎではなかろうか。小さな王様の留守くらいはしっかりと守れると示すように、新しい友人となる妖精をそっと肩に招きながら「子供じゃないんです、そんな簡単に知らない妖精さんについて行ったりしませんよ」と僅かに不服そうに眉を寄せ)
(/気が付かず!!お返事が遅くなりました!!申し訳ございません!!最高すぎる設定に心の中でミシュランシェフが拍手喝采しているのですが何処に振り込めばいいんですかねぇ!?どこに行けば買えますか?このオベ尋未満の最高すぎる物語はどこで買えますか?????え?自分で作れる?最高か…何が最高かって、オベロンが“キミは俺のキミじゃない”という前提でティターニアに自分を重ねてるのがもう最高で…これオベにとっては悪夢を観客席から見てる側なのに、尋(マスター)にとっては悪夢の再演であることが辛すぎますね、また救えないし、舞台は終わらないし、オベも役を降りれない…うわ、うわ。
尋サイドですが、あの世界の再演のように妖精たちに少し肩入れ気味というのはいかがでしょう?尋のことなので、そう仕立て上げたのは“妖精たち”…という事実に気がつくのは、最後の最後のような気がしていて…“この世界は無くさなくてはならない世界”けれど、どうであっても“ハッピーエンド”を迎えると信じて疑わず、まさかまた“全部終わりに向かっている”とは思っていないマスター…ただ、多分最後には“貴方が一番辛いって分かっていて、よりにもよって彼女に同じ道を歩ませるなよ。どうして救ってくれと手を自分に伸ばしてくれないんだ”とオベに怒鳴るのだろうなと思います…)
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