見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
____あはは、はいはい王様の仰せのままに
(彼女の傍に…の一言が、どうしてか実感を持っていて“この人は本当に”と幻想を見そうになった。夜空を見上げる目を追って、自分も上を見上げたなら…いつもと代わり映えのないそれに少しだけ首を傾けて、そのまま聞こえた声にあっけらかんと笑う。望むなら望むものを、と近くの自販機に駆け寄ったなら1番高額なものでも余りあるように小銭を入れて「はい!どれになさいますか、コーラなら自分が振ってお渡しするオプションを付けますよ」と。理由なんて知る由もないけれど、貴方が憂いた顔をするのはなんだか違う気がして)
御影尋.
…?はは、俺を王呼ばわりしたんだ、1つで済むわけないだろ。自販機の中にある物全てだ。
( 意見を伺ってくる彼女に、それはもうニッコリと…お手本のように綺麗な笑みを貼り付けては無理難題をふっかけて。少女の目の前にいるのはほんの少しワガママで他人の物に敏感な王様( オベロン )と、嘗てブリテンの地に戦火を呼び込んだ卑王( ヴォーティガーン )のエッセンスが組み込まれたサーヴァント。そんな奴を王様と呼び囃し立てたのだ、自爆するのは自明の理。「暴君に貢いでダメになりたいとか引くけど…いいよ、終わりをもたらすのは得意分野なんだ。」と偉そうに自販機に寄りかかりながら、彼女が全財産を投じるのを待つことに、)
>>アンリマユ/オベロン
____うーわ、良いけど持って帰るのは手伝わないからね?絶対手伝わないから
(絵画と見まごうほどの美しい笑み、まさに暴君だと認めざるを得ない言葉に引き攣った笑みを浮かべてそちらがそう言うならと手持ちの全財産を投入してやる…といっても、硬貨の最大値は500円で、それも数枚なのだから自販機全てには到底届かないのだけれど。少なくとも十数本は買えるであろうそれに、それならと小生意気に意見をして「足りない分は…あー、もしまたどこかで会ったらその時に追加払いで」と困ったように眉尻を下げて)
御影尋.
うわ~本当にやりやがった、ウケる。…俺に貢いでなにか良いことあるわけ?
( どこの誰とも分からない奴の為に、それはもう気前よく、決して安くない財産を無意味かつ無価値に消費していく少女。そんな彼女を見下ろす詐称者の口元は、依然として綺麗な弧を描いたまま…しかし、碧眼の奥は全く笑っておらず。飲まないクセに値段につられ、購入したエナジードリンクを嫌がらせ目的で彼女の頬に押し当てつつ。断るという選択肢もある中で、それをしない彼女に至極不思議そうに訊ね、)
>>アンリマユ/オベロン
貢ぐも何も…だって命助けて貰ってるのに安いお礼で済むわけないじゃ____ん!?
(片手は作り物のように硬そうなのに、人間の手をしているもう一方はしなやかで傷一つなくてそれもまた作り物みたい。ぴっ、と音がして購入されたドリンクと少しだけ減った残高に残りは何にするのか、問いに返事をしつつ視線を向け____ぴと、と触れたその冷たさにピャッと飛び退いて頬を手でおさえたなら睨むように…目を見ようとして辞めたように視線を外す。全部見透かしたような目をした王様だ、多分目と目を合わせて会話なんてろくな目にあわないだろうから。「喉渇いたから、それ後で一口ちょうだい」と文句を言いつつ、ふんっと鼻で笑って)
御影尋.
あー…そんな事あったな、忘れてた。何にせよ200円で賄える命も、お礼とやらも…安いことには変わりない。
( まるでビビりな小動物を彷彿とさせる反応をぼんやりと眺めつつ、万年不機嫌な王様にしてはキレのない返答を贈り。“ 忘れていた ”と言っても拾った命のほうではなく、あくまで己の行いを指しており…思い出すといつもの症状、めちゃめちゃに手を洗いたくなってくる。近くに水道がないか、無意識下で目を彷徨わせたところで茂みの奥から此方をじっ、と窺う2つの赤い光に気が付き。最後に1つメロンソーダを購入すれば、謎に得意げにしている彼女のおでこにエナドリをコツンとぶつけ。赤い光を一瞥した後、ぽつりと一言、)
…行こう。
>>アンリマユ/オベロン
その安い命を救ってくれたのは貴方だよ___、ん。行こう
(アンリも目の前の青年も、見ず知らずの自分と共にあることを躊躇わない…どうして、と問うにはあまりに無粋だから言わないけれど。さ迷った視線が再び自販機に向いて、ぴっと軽い音がして…出てきたのはメロンソーダで…メロン好きなのかな、それとも炭酸が好きなのかな。押し付けられたエナドリを両手で受け取ってから、片手でおつりのレバーを押す…がちゃがちゃと音を立てて落ちてきた小銭をポケットへ…夢のように色々なことが起きていて、もしかしてこれは全部夢の中の話なのではと思ってしまうほどに現実味がない)
御影尋.
( 会話を持ち掛ける等…気を利かせるなんてことは勿論なく。ペットボトルを揺らしながら、しばらくは黙々と夜道を歩いていたが、彼女の自宅であるアパートの影が見えてきたところでピタッと歩みを止め。暗い碧眼が映す先には、ベランダから帰ってこない飼い主を探す番犬…の役もまともに果たせない駄犬の姿が。「…あれで探してるつもりかよ。」と誰に言うでもなく毒づけば、お迎えだぞと言わんばかりに少女に視線を投げ、)
>>アンリマユ/オベロン
(エナドリのキャップを捻ると炭酸が抜けた音がして、口を付けると化学薬品みたいな味がする。本当は渇き切っていて未だに少しだけ早い鼓動に嘘をつくように喉にそれを流し込みながら、王様の後を追う…本当はどうして自分の家を知っているのか問うべきだと分かっていて、それを聞かないのはお互いに踏み込みすぎない方が良いと分かっているから。こちらに向けられた視線にぱっと顔を上げれば、見えた仮の同居人に向かって手を振って「アンリー!…王様、お茶くらいしかないけれど上がって行って」、貴方は嫌がるかもしれないけれど、アンリのことを知っている貴方はきっと“迷子のアンリを迎えに来た”人なのだろう。ね、と言うように柔らかく笑って)
御影尋.
うわ、うるさ…、
( 草木も眠るど深夜にも関わらずお互いに手を振りあい、キャンキャン交信しあう犬共に1人ボソッとツッコミを入れて。マスターを自宅に送ったことだしさあ帰るかと、静かに踵を返しかけて…背中に刺さった言葉にうげっと顔を歪める。振り返る頃には彼女はもう階段を登りはじめていた為、これはもうついて行くしかないと腹を括り。段差をのぼりながら、「こんな時間から茶会とか…童話じゃあるまいし正気か?」と。明日も普通に学校があるという事を忘れていそうな彼女に、言い方こそ悪いが現実を教えてやり、)
>>アンリマユ/オベロン
あー…まあ夜も遅いし、王様も泊まる?お布団ないから、自分が床で寝れば全然問題ないだろうし
(心配しただの、夜に出かけるなどの、何処に行っていただの…まあ言いたいことはきっと山程あるに違いないがのらりくらりと手を振ってから階段に足をかける。後ろから足音こそ小さいものの気配がついてくるのを確実に覚えながら、簡素な部屋の鍵を回して…扉を開けたところで、思い出したように「ただいま____アンリが言ってた王様って、こちらの王様であってる?」と。助けて貰ったんだぁ、なんて気が抜けた言葉を吐きながら靴を脱いで、どうぞと後ろに向かって手招きを)
御影尋.
オベロン/
生憎、3食デザートつきで海が見えるスイートルームでしか暮らせない体質なんだ。
( 手招きされた後も少しの間、気難しい野良猫のようにじっと室内を観察していたが、やがてさらっと嘘をつきながらのそのそと室内に足を踏み入れ、)
アンリマユ/
どこ行ってたんだよぅ!起きたらいねーからビビッたんだぞ!
( 玄関までやって来てまず初めに気付いたのは、芳しい血の香り。此方の不安をよそにケロッとしている彼女にギャン!と文句を吠えたのなら続く問いに、何とも言えない顔をして。飼い主の背後にはズモモモ…と、不機嫌なオーラを放った王様が“ 余計な事は言うな ”と無言で圧をかけてくる。自分も白い方の王子様を想像していた為、一瞬泳いだ目を元に戻しては。 )
ちょっと違う…っぽい…?つか助けてもらったって拾ったんじゃねーの?
>御影尋さん
あ・・・ありがとう、ございます。イヒヒ、ウヘヘ・・・。
(自分がプレゼントしようと思っていた相手に綺麗な絵であると褒められると陰気な笑いが止まらなくなってしまい嬉しそうに笑いながら描き続け)
>アンリマユさん
花・・・ですか、ひまわりのイメージ・・・やはり、つ、強いのでしょうか?
(アンリマユに花を書かないのか?と聞かれると一瞬固まって思考を巡らせたのか、自分の作品の中でも現代で有名となっているひまわりを思い浮かべてイメージが強いのだろうか、と聞いてみて)
(/すいません…遅れました…
御影さん>>
逆だよー!普通先輩が後輩の世話するんだよ
(自分のイメージと逆のことを言われくすくす、口を隠しつつ相手のことを変わった子だと思う。怪我を治せると聞けばえっ?と声を出すも意味がわかれば「確かにひろちゃんが手当てしてくれたから傷は残らなそう!」と嬉しそうに包帯が巻かれた手をかざしニパッと笑った。)
アンリマユ>>
ありがとうアンリマユー!世話がやけるマスターでごめんよ
(自分はマスターじゃないのに医務室まで道具を取りにいってくれた相手には、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいになる。ゆっくり擦りむいた腕を見せつつ「あんまり高いものとかは買えないけどお礼、させて欲しいな」ぎゃくに迷惑かなと思いながらも控えめに笑って。)
オベロン>>
うわっなんで、森の中…!?
(目を開けると見たことある森の景色が飛び込んできて、いつのまにレイシフトしたんだと驚く。呆気にとられていたがどんどん先にいってしまうオベロンを慌てて追いかけ「てゆーかねえ!どこ行くの!?」と息を切らしながら叫んだ。)
>>アンリマユ/オベロン
随分と____
(豪華すぎる希望に流石王様なんて心の中で茶化しながら、スイートルームというには簡素でシンプルな一室に招き入れ…冷静に考えれば、出会ったばかりの男の子と青年を部屋に招き入れること自体どうなのだと言われてしまいそうだけれど、この二人をそういった対象として見るつもりは最初からないし____吠える居候の男の子に困ったようにのらりくらり、拾ったのでは?と問う姿に困ったように笑いながら一先ずお茶くらいは出そうとコップを三人分取りに棚へ向かい「拾わないよ、長い人生で拾ったのはアンリだけ」と)
というか、王様に誤解されるじゃん。ほいほいタチが悪い男の人を引っ掛けるタイプじゃないんだけど、自分
>>ゴッホ
…ひざ掛けか何か持ってきたら良かったですね
(愉しそうに笑いながら筆を運ぶ姿は横から見ていて気持ちのいいもので、もっと見ていたいし可愛らしいものだと思うのだけれど…如何せん静かな廊下の寒さはじっとしているお互いに刺さる。のそりと立ち上がるとカップを床に起き、「羽織るもの持ってきますね、すぐ戻ります」と少しだけ柔らかく笑って)
>>藤丸立香
…食堂、行きましょう。プリンが食べたい気分です
(差し出していた手を下ろして、困ったように笑う。無邪気な先輩のことだから、何かしてもらったら恩をと律儀に思うのかもしれないけれど向ける相手は少なくとも自分ではなく逃げ出してきた元の場所にいる医療班に違いないわけで。歩き出すより数秒前、「あ、先輩。自分より先に医務室に…心配してましたからね、彼ら」と念の為釘をさしておいて)
(/背後様!お疲れ様でございます、リアル最優先でご負担がないように引き続きご参加いただければと存じます!/蹴)
御影さん>>(/有難うございます!)
あー……バレてたかぁ…
(気にかけてくれるのは有難いがみんなが心配してたと聞くと、やや気まずそうに頬をかきつつ小さく呟いた。すぐにパッと笑いなおせばあとで医務室に行かなかったこと謝らなきゃね、と反省し「なに食べよっかな~」とスキップで食堂にはいって。)
ゴッホ.
ああ、ちがっ…くはねえが、アイツ花が好きだから提案してみただけ。
( 勿論フィンセント・ファン・ゴッホがひまわりの画家として有名なのは知っている。が、今回はそれ以外にも理由があるのだと…首をゆるりと振りながら、質問に答えて。「まあ、トレードマークでも気分じゃねえなら描かんでもいいし……うん、おたくからのプレゼントなら何でも喜ぶだろアイツは。」と。何せゴミ同然のバンダナをあげても喜んでた奴だ、思い出せば小さな画家の不安を払拭するようにニヒッと笑い、)
藤丸立香.
アンリマユ/
お礼?んー…じゃあ温室で一緒に昼寝しねぇ?
( 他人の手当てをするのもすっかり慣れたもので、そつのない手付きで傷に対して適切な処置を施しながら、上記を述べて。何も目に見える物をプレゼントする事だけがお礼では無いから…最後にキュッと包帯を結んで。「あそこにあるハンモック使ってみたいんだけどさー、ぼっちだと悲しくね?だからアンタもついて来てくれよ。」と苦笑い混じりに誘った理由を説明して、)
オベロン/
うるさ…、何ここはお気に召さないって?じゃあ此処?それとも此処?───嗚呼、気が利かなくてすまない、きみとならやっぱり此処かな?
( いつも馬鹿みたいに明るい声に少しの驚きと不満…とも取れなくもない音が混じっていた為、パチン、と指を鳴らし。すると背景は秋の森からとあるマンションの汚部屋に…その次は、常夏の海辺、妖精國の街と。主とも縁ある景色をご覧に入れてみせたが、そんな脚本家が最後に用意した舞台は───黄昏の空広がるストームボーダーの甲板。…隠すまでもない、そこは妖精國を巡る最後の戦いの地であり、1匹の虫の最期の地でもある。うっそりと笑ってみせると少女からの感想を待ち、)
御影尋.
いやアンタ、落ちてるペットとかぬいぐるみあったら絶対拾うタイプだろ。
( 家に持ち帰っている時点で引っ掛けるもクソも…と、王様も同じことを思ったのか呆れを含んだ碧眼と一瞬だけ目が合う。“ 何言ってんだコイツは… “と書かれた2騎の顔を見て、己が説得力のない発言をしたことを、思い知っていただきたい!そしてどこに居れば良いのか分からなかったのか…王様も一緒にキッチンについてきて、お茶の支度をする飼い主を挟むように両脇に並べば。「でも昨日、アイスとメロンソーダは買ったよな。この部屋、空き部屋はねえの?」と。他人と四六時中一緒にいるのが苦痛なら個室はどうかと考え、家主に確認を、)
>>藤丸立香
あまり元気に跳ねると傷に響きますよ
(まあ、先輩の居場所だってスタッフの皆さんが探していなかったところから辿ってきたようなものだから…とは言わないけれど。気まずそうな様子に素直な人だなぁと目元を少しだけ緩めて、食堂へ____とりあえずプリンは確保しなくては)
>>アンリマユ/オベロン
それはそう____何でついてくるの、お二人さん。包丁使わないから、もう指切らないよ
(呆れ顔でこちらを見る二人…自分と近しい見た目とはいえ異常な速度で重傷の身体を持ち直したアンリと、明らかに人間離れした動きをしていた王様は…きっと、何かあるのだろうなとは思うけれど。人でないからといって助けてくれたことには変わりないし、二人とも悪い人ではないのだろうし。お茶を三人分、そう言われてみればアイスもあったっけ…とお盆にコップを乗せながら「空き部屋、あるけど狭いかな。ほぼ物置だし…床にふかふかの毛布敷いて三人で寝る?」と、ローテーブルへ)
御影尋.
アンリマユ:ベッドがあるのに、何が悲しくて3人で雑魚寝しなきゃなんねーんだよ。
( 飼い主がリビングに行けばやはり行列になってついて行き、彼女の隣に座り。詐称者が加わったことで、ただでさえ2人きりになり辛いのに…添い寝の特権を奪われてたまるかと素早く手を挙げれば上記を、)
オベロン:…同感、お前らならベッド1つで事足りるだろ。
( 2人から見て反対側の位置に座ると、しかめっ面で頬杖をつきながら復讐者に同意し。寝ても覚めても視界には沢山のイキモノの感情が浮かんでは消え…そんな中で、どうして心が休まるだろうか。…物置だろうが構わないと、希望を曲げる気はなく。「あ、捨てられたくない物とかあったら非難しておいて。」と後ほど魔術と幻術で部屋を勝手に魔改造する予定なので、せめてもの配慮として家主にそう伝え、)
>>アンリマユ/オベロン
ええ?____別にアンリと王様が構わないなら自分も良いけどさ
(ぞろぞろと…ゲームの冒険をしているような気分にもなるけれど、ひとまず二人のお茶はそれぞれの前に置いてこの後のことを考える。元気にベッド寝の権利を主張する居候と、ナチュラルに物置部屋を選んだ王様…息の合い方が完全に昔ながらの知り合い感をかもちだしている。客人を物置に…と少し悩んだものの、本人が望んでいるのならと緩く頷いて。「うん、好きにしていいよ。何でも捨てちゃっていいし…あ、せめて枕くらいは用意するから」、ごめんねぇ一人暮らしの狭い部屋でさ、と困ったように笑いながら王様を見て…それから居候くんに手を伸ばす。そんなに自分と寝たかったのかぁ?とからかうような表情で、触れられるなら頭を撫でるつもりで)
御影尋.
オベロン:大切だから取っておいてるんじゃないのかよ…。
( 全部捨てていいだなんて、これまた大きく出た家主にテキトーだなぁ…と不可解そうに小首捻り。彼女の言葉は間に受けず再度、必要な物は引っ越しさせておくよう伝えたならお茶を一口。紅茶には無い不慣れな苦味に多少目を白黒させつつ、)
アンリマユ:ンじゃあそーいうことで…、
( 上手いこと話が纏まり、2人きりの時間も守れて良かった。とそんな己の気持ちを見透かすように、頭を撫でられしおしお…とテーブルに潰れて。その後は他愛もない会話に花を咲かせ、お茶が少量となった頃。睡眠の途中で突然始まったお茶会だった為、体がポカポカしてくると再び瞼が重たくなってくる。ふわぁと欠伸が溢れ、眠たげな声で「ヒロ、王様に部屋案内してやれば…?」と述べれば、緑茶と睨めっこしてる王様に目を向け、)
>>アンリマユ/オベロン
____ん、そうだね。アンリは先にベッド戻っていて、
(形ある思い出を手元に残す誰かの感覚を、この王様はどうやら理解できるみたい…物置なんて埃を被る場所に置き去りにされたそれらに意味を求めるほど自分は感傷的では無いし、なくなったって気が付かないに違いないのだけれど。
酷く手に馴染んだ居候の髪の毛を柔く撫でながら、どうやら緑茶はお気に召さなかった様子の王様に視線を向け…部屋に案内を、と頷いて立ち上がる。広い部屋では無いから、道に迷うことは無いと分かっていてつい手を差し出したのはここ数日で身に付いた癖に違いないのだが。「王様、こっち」と、ついでに手近なクッションを片手に掴み…自分の枕よりもあまり人が触れないクッションの方が王様は落ち着くだろうという配慮から)
御影尋.
オベロン:何でこんな場所で…、今後そういうお願い( 馴れ合い )はあっち( アンリ )に言え。
( 手繋ぎを強請られればうげっと嫌そうな顔をし、とはいえ宿代だと思うことにすれば譲歩出来る範疇だ。ため息を吐いた後、鋭い爪がついてない方…チビ曰く、冷たいらしい指を細い指に辿々しく引っかけ2人で部屋に向かい。案内されたそこは確かに物が多いが、家具は揃っているし問題なく生活出来そう。室内をチェックしながら「どうせしまった事すら忘れている本、あるだろう?」と。こういう場には、子供の頃に愛読していた物語がほこりを被って眠っていることを知っている。八つ当たりだが、偏見が混じった嫌味を少女にぶつけて、)
御影尋.
オベロン:何でこんな場所で…、今後そういうお願い( 馴れ合い )はあっち( アンリ )に言え。
( 手繋ぎを強請られればうげっと嫌そうな顔をし、とはいえ宿代だと思うことにすれば譲歩出来る範疇だ。ため息を吐いた後、鋭い爪がついてない方…チビ曰く、冷たいらしい指を細い指に辿々しく引っかけ2人で部屋に向かい。案内されたそこは確かに物が多いが、家具は揃っているし問題なく生活出来そう。室内をチェックしながら「どうせしまった事すら忘れている本、あるだろう?読むから貸して。」と。こういう場には、子供の頃に愛読していた物語がほこりを被って眠っていることを知っている。八つ当たりかつ偏見混じりだが、少女に本の貸し出しを頼み、)
(/台詞の書き直し失礼します!/此方は蹴って下さい!)
>>アンリマユ/オベロン
ん…本、好きなの王様?
(嫌々ながらも取られた手は想像していたより冷たくて少しだけ驚いた…でも、王様は王様だからそういうものなのだろう。物置にしている部屋は所謂空き部屋に物を突っ込んだというやつで、ある程度の寝床と快適さは保証されるはずだけれど____かけられた声に持ってきたクッションをひとまず床に置いたなら、腰の高さ程度のカラーボックスの前に膝を折る。「恋愛小説も、推理小説も…絵本もあるよ、人魚姫とか、赤ずきんちゃんとか」、数冊取り出して床に広げ…気を許したように微笑む自分を客観視して、確かにこれは落ちている何かを拾ってきそうだと言われても文句は言えなかったなぁと)
御影尋.
…本が1番手軽に“ 物語 ”に触れられる媒体ってだけだ。
( 少女からの素朴な疑問には、相も変わらず温度のない声音で答え。…ただ、床に広げられた本の数々を真摯に吟味する眼差しは真剣そのもので、可愛いげは皆無ながらも書店で買いたい本を悩む少年のようでもあり。西洋の童話は知り尽くしている反面、極東の現代の書籍をチェックする機会はカルデアでもあまり無かった。ナーサリー・ライムとのお茶会のネタになるだろう…と何冊かの推理小説と、恋愛小説を借りればそれらをテーブルへ。自分はソファーに寝転がり、「アイスとファ○タと適当にお菓子買ってきて。」椅子からはみ出た手足を気怠げにぶらつかせながら、パシ…お使いを頼み、)
>>アンリマユ/オベロン
嘘ばっかりだね、王様____物語だけが好きな人はそんなに優しく本に触れたりしないよ
(本を見下ろす王様の目は、冷たい夜空みたいにそれでもキラキラして見えて…下から見上げて、綺麗な人だと漠然と思う。アンリを見た時と同じ感覚、本当は触れることすら許されないはずの誰か、何か、麗しいもの。本を数冊手にとって、当然のように寛ぎ出した王様のオーダーに応えるべく軽い返事をして部屋を出て…外は少しずつ明るくなりだす頃だろうから出掛けても構わないだろうけど、居候の君には声をかけようとベッドの方へ。「アンリ、王様に飲み物とアイスとお菓子買いに行かないとなんだけど…」、眠気は少しあるものの命の恩人の命令には従わなくては)
御影尋.
アンリマユ:え、今から…?
( お茶を片付け布団の中でウトウトしていた最中。待ち人が帰ってきた…と思ったら今から買い物に行く、と言い出す飼い主にギョッとして。間もなく早歩きに近づいてくる足音が聞こえてきて、険しい顔をした王様が寝室に入ってきた。グワッと吼えた王様の言い分を聞いた後、「──だってさ、今日の放課後、一緒に買いにいけばいいよ。だからアンタは早く寝ること、具合悪くなるぜ~?」と述べ。あまり寝ていない彼女をベッドに導くように、片手を取り、)
オベロン:待て、確かに行けとは言った。が、今行けとは誰も言ってねえだろーが!
( やけに素直…と思ったらアイツは、何も分かっちゃいなかった。隣室から微かにする話し声の内容を耳にすると、空き部屋から移動しガッ!と寝室の扉を開け放ち。伝え方が悪かったのか、だとしてもこんな夜更けに買いに行こう!とは大半の奴はならないだろう。少女が布団に戻るのを待つように、そっと扉に肩を預けて、)
>>アンリマユ/オベロン
____だって、これから本読むのかと思ったから
(驚いたような顔をした古株の方の青年に、不思議そうに首を傾けて…もしかして存外自分は眠たくて、頭が上手く働いていないのかもしれない。本を読むのなら茶菓子はあったほうがいいと、思って。そっと取られた手にゆらゆら揺れる瞳を向けたなら、数歩進んでベッドに腰を下ろし___ぎゅっと、こんな自分を導いてくれた手を握ったなら「アンリは自分の隣りね…王様、も、寝るまでは」傍に居て。幸せな夢も、怪物も、幻のようにノイズが走るこの世界も、こうして触れられた二人がいたら怖くはない気がするし。そうでなければ寝ない、と駄々をこねるように視線を扉へと向けたのは半ば意地のようなもの)
御影尋.
オベロン:悪趣味かよ…、二度と目醒めなくてもクレームは一切受け付けないから。
( 主人の体に布団を掛ける自称番犬、距離感がバグっている…し何より。汎人類史の呪いだけじゃ飽き足らず、終末装置まで傍に侍らせようとする彼女は度し難い。とはいえ有言実行してぶっ倒れでもしたらそれこそ面倒だ…そう結論をくだし、外套が一瞬にして消える様は、眠たい少女の目にどう映るだろう。身軽なブラウス姿になったのならこれで満足かと言わんばかりに、どかっとわざとらしくベッド付近に立て膝をついて座り。復讐者が部屋の照明を消せば「さっさと寝ろ。」と拳で彼女の頭部をコツ、と軽くノックし、腕を組めば寝ないが目を閉じて、)
>>アンリマユ/オベロン
(誰かがそばに居る夜、は、同じ学校に通う予定の青年が初めてに思えるほどに久しぶりだったし、誰かの気配が傍にあることは、記憶にはあまりなかった。ぱっ、と羽を集めたようなソレが消えて、ああやっぱり人では無いのだと無意識に理解しながらそれでも傍に来てくれた王様を可愛らしいものでも見るかのように溶けた瞳で見て…促されるままに掛けられていた布団に鼻先を少しだけ埋めたなら頭に当たった軽い攻撃に促されるように目を閉じる。「おやすみ、アンリ、オベ」なんて二人のあだ名をぼんやりと呟いて、数分後には穏やかな寝息が静かに繰り返されるだけ)
御影尋.
( 街に下りていた夜の帷が上がり、朝のひばりが鳴く時間。目覚まし時計よりも早起きした為、朝食を作ることにして。王様は…約束を守った後、律儀に自室に戻ったようで。寝ている隣人を起こさぬよう静かにベッドから抜け出せば、替え玉としてその辺にあった犬のぬいぐるみを、自分の寝ていた所に寝かせて。朝食は飼い主も好きそうなパンケーキを焼くことにし、冷蔵庫からホットケーキミックスと卵、牛乳を取り出す。それらをボウルの中に入れ、かき混ぜていたがふと、昨夜から居候が増えたことを思い出し、)
アイツ( ヒロ )は思ったよりも飯食うけど、プリテンダーってメロン以外食うのか…?
>>アンリマユ/オベロン
ん…ぅ、?
(目を覚ます、と、隣にいたのはワンちゃんだった。ぎゅう、とそのぬいぐるみを抱きしめて居候の気配をぼんやりと覚えながらのそのそと寝床を這い出して。かちゃかちゃと聞こえる音にキッチンに向かえば見えた後姿…よたよたと近付いたなら、ぽすっと背中に額を預けて擦り寄る。「おはよ…オベ、起こす?」と問うたのは、起こすなら自分が行ってくるけれどという意味を込めて…貴方はどうやら朝ごはんを作ってくれているようだから)
御影尋.
アンリマユ:もう起きたのか?昨日遅かったんだから、まだ寝てりゃあいいのに…。
( ダマを潰すように生地を混ぜていると背中にぽすっと体温が当たる感覚がした為、顔だけをそちらに向け上記を。起きたばかりでポヤポヤしながら、戯れてくる飼い主は…文字通り“ 食べちゃいたいくらい可愛い ”というヤツで、それを見れるのは飼い犬の特権。だからこそ…王様を起こしに行くと言われれば、その前に寝ぼけ顔を起こしてやろうと「…いいけど、ちょいたんま。」と。指でそっと顎を掬ったのなら、重たそうなまぶたに口付けようと顔を近づけ、)
>>アンリマユ/オベロン
んふふ____ぇ、
(かちゃかちゃと小気味いい音が眠気を誘って、ああこのままくっついて二度寝も悪くないかもしれないとぼんやりと…思って、眠たい視界の向こう側で、そっと瞼に落とされたそれは居候の域を超えていると分かっていて知っていたように受け入れる。気の抜けた笑いをこぼして、それからゆるゆると愛しいものを見るように微笑んで…ようやく気がついたソレに、今度こそパチリと目を開いたなら声にならない声が出て顔が熱い。「お、王様、起こしてくる!」動揺をたっぷり孕んだセリフを残して慌てて踵を返し)
御影尋.
アンリマユ:ヒヒヒ、いってら~!
( ぶわっと一気に顔が赤らみ、ドタバタと部屋から出て行った飼い主を見て、愛おしげに笑いながら再び朝食作りに戻り、)
オベロン:……、
( 太陽の光を遮断しきった薄暗い部屋のなか。ソファーをベッド代わりに、まるでサナギのように…全身タオルケットに包まりながら静かな寝息を立てていて。誰も来ないのならこのまま昼まで惰眠を貪りそうな寝つきっぷり…しかしもし、来訪者が来たのなら、そしてソレの存在に気付かずドアを開けた場合は、防犯対策にしこんでおいた黒板消し…ならぬ大きなクモ( 玩具 )が相手の頭に直撃することだろう、)
>>アンリマユ/オベロン
____!?!?
(愉しげな居候…否、愉快犯に言いたい文句は山々、とはいえ美味しい予感のする朝ごはんを食べられないのは王様だって可哀想。熱い頬を冷ますように早足で向かった部屋の扉を開けて…頭の上に降ってきた何かの感触に、物体を確認する間もなく今度は身体が冷えていく。声にならない悲鳴をあげて、頭の上からその玩具を払ったなら一目散に目的の人物がいるソファーへ。怒鳴って起こすつもりもない、というよりここ数時間の出会いの中で相手が嫌がるであろう行動は分かっている。「…とうっ」といつか聞いた小さな掛け声と共に、狭いソファーの上、逃げ場のない相手の上へ飛び込もうと軽く地面を蹴り)
御影尋.
う゛あ゛、あ……ぁ、……チッ、どけ。
( 突然降ってきたナニカは体重に関わらず眠りをぶち壊すどころか、弱った身にとってはわりと馬鹿にならないダメージで。産まれたばかりの赤子が初めて呼吸をするように…ヒュッと息を吸う音と共に、引きつった呻き声が喉から漏れる。某アルビオンのように人肌恋しい!添い寝して!じゃないとカルデア滅ぼしてやる!…などと喚くほど本能に生きちゃいないが、同じ竜種として日中動きたくない、という気持ちは同意しかない。細い手首に巻きついた指は死.人のように冷たく、爬虫類じみた縦長の瞳孔は怒りにより更に細く…彼女がなぜこんな暴挙に出たか考える余裕はないためただ一言低く唸り、)
>>アンリマユ/オベロン
ごめ、____いやでも、先に仕掛けたのは王様で、
(べしゃり、と潰れた音がしそうな程に王様は薄っぺらで…ひゅっと息が漏れる音はまるで最期の時を待つ蟲のようで。手首に回った冷たい指は余っていて、眼前の瞳は人ではなくて、まるで答え合わせをするように王様が人間でないことを悟る。体重をかけないよう腹部を跨いで膝立ちになったなら、王様の闇色の髪を見下ろし…「王様、寒かった?ごめんね、嫌な夢とか見てないといいけど」、体温が冷えていて、布にくるまっていて、寝苦しかっただろう。本能は不満気に唸る目の前の存在を生者として否定しているのに、本質が目の前の王様を居候と同じくらい甘やかしたくなってしまっていて、少しだけ躊躇うように震える指先でソファーに散らばったままの細い髪を梳いて)
御影尋.
オベロン:…ヒトの夢見を心配するなら、初めから飛び乗ってくるな。
( 途切れたクレームを聞けばドアにトラップを仕掛けたことを思い出し。気は晴れないものの、彼女なりの仕返しかと気付けばこの乱暴な起こし方もまあまあ納得がいく。そして髪に触れられてもやめろと言う気力は…そもそも子供の頃から言っても聞かない子に、注意したところで自分だけが無駄に疲れる。諦めたとされるがままになりつつ、そんなので温めているつもりなのか。髪を梳く指を一瞥した後、気まぐれに彼女の背に手を添え…問答無用で圧をかけ。必然、重力に従い抱き止めた身は想像よりも温かくなく…目を閉じたまま眠たげな声で一丁前に文句を並べ、)
よく子供が纏わりついてるからどんなモノかと思ったけど…、これなら外套の方が暖かいな、拍子抜けだ。
>>アンリマユ/オベロン
____それ、表面的温度の問題じゃないのかもよ
(返ってきた言葉は仰る通り…でも人の頭におそらく偽物とはいえ生き物を模したソレを落として来たのだからそれ相応の罰は受けるべきだったと思う。嫌だと振り払われると思っていた指先に視線が動いて、離すより先に倒れ込んだ自分より少し冷たい身体に目を丸くして…それから、まあ、良いか、と。服越しじゃあ伝わる熱も少ないし、何よりどこか眠たそうな王様に喚き立てるのも一度復讐をした身としては良くない気がして。「…ぎゅってしてさ、鼓動とか聞くと落ち着くっていうし。そういうものなんじゃないの、ヒトの温かさって…知らないけど」、本当は両手を伸ばして頭ごと抱え込んで抱きしめてしまいたい、けど、多分嫌がるだろうし。柔く髪を梳く指先はそのままで…子供が王様に近付くのは、ただ、王様の存在が愛しいからではなかろうかと)
御影尋.
オベロン:──違う、俺じゃなくてそっちの話。骨しかない魚…違うな、何だろう痩せ細った子鹿でも抱いてる気分だ。
( 子供の英霊にくっつかれているのを時々見かけるから自分も少しだけ体温が気になったわけで…感想は、先ほども伝えた通り。夏のクソ暑い日差しよりは鬱陶しくなく、かと言って冷たい体を暖める火にはなり得ない貧弱な体。…それでもまあ、傍に置いてみたら意外にも少しだけ不足した魔力の足しになる為、ぎこちなく肌色のほうの手を薄い背中に這わせてみて。トクントクンと、服越しからでも分かる生の証に「……心臓の音が伝わってくる、気持ち悪いな。」と率直な感想をもらし。と言ってもその声に怒りや嫌悪といった感情はなく穏やかで、そのまま少女のことを上に乗せていて、)
>>アンリマユ/オベロン
…肉付きがいい方がお好みなら、それはごめんとしか言えないのだけれど
(自分の周りに子供がいた覚えは…ない。ただ、いずれにしてもアレか、抱き心地は良くないという意味なのだろう。不満だ、と言うように眉を寄せたものの、ぎこちなく背中に乗せられた手が冷たくとも体温を持つ方のそれであったり、気持ち悪いと吐きだされた言葉が想像より優しかったり____うん、素直でないのはお互い様ということで水に流して。目の前の人のことを言えないくらいには薄い胸元に頬を寄せて、「アンリが朝ご飯作ってくれるって。王様もどう?」と…冷たい肌に直接触れることはしないまま、どうしてかアンリと同じように酷く満たされる感覚に瞼をゆっくりと落とし)
御影尋.
オベロン:好みとか言うな。──…朝っぱらから腹の中に固形物とか入れたくない。
( 平然と男の体をベッド代わりにウトウトと眠たそうに微睡む少女は、放っておいたらこのまま此処で寝落ちしそうだ。己も日差しが強い午前は、全く動く気力が湧かないため、お互い本当に欲している物は食事より睡眠だろう。眠たい頭でそんなことを思いつつ、酷く面倒くさそうに朝食の誘いを断り。寝返り…を打とうと己の上で目を瞑っている彼女に、「学校…だっけ?このままだと遅刻すると思うけど、いいの?」と。有象無象がうじゃうじゃいる所に自ら飛び込んでいくなんて考えられないが一応声を掛け、)
>>アンリマユ/オベロン
____学校、さ、何か、いつも気が付いたら夕方で、友達も誰もいない教室で一人寝てるの
(冷たい体温の奥で、穏やかな気配がして、それをどうしてか嬉しく思った自分がいて…聞こえた声に薄く瞼を持ち上げて、暗い闇の底に差した光のような瞳を見据える。どうしてか、学校に投稿する時も生徒たちの顔はモヤがかかったようで、教室に入って気が付いたら夕暮れで、コンビニに寄って帰る…それもそのはず、作り物の世界は夢の主の経験から形作られていくのだから。想像の域を出ないものは不安定なまま。のそ、と身体を起こすと柔らかく笑って「固形物が嫌ならさ、スープ飲も」、ね?と差し伸べた手はエスコートのつもり)
御影尋.
夢を形作るのが経験なら、ヒトは自分が死ぬ夢なんか見ないだろう……それに今日はイレギュラー( アンリマユ )がいる。
( 彼女のことは彼女にしか分からない為、言葉全てを否定する気はないが、少しだけ思う所があり皮肉げに感想を返して。動きたくない、という意味も込めて朝食を断ったのだが──言い方が悪かったらしい。視界の端からスッと入り込んできた手に、ムッと眉をつり上げ…とはいえこのまま居座られても邪魔だ。目の前の男が人間じゃないって事には気づいているんだろうし…ヴォーティガーン姿のままぽふん!と、マスコットサイズに縮み。ずんぐりした身をベッドにずむ、と沈めれば向けた碧眼。好きにして良いけど責任は持てと、ふてぶてしい眼差しが無言で語っており、)
>>アンリマユ/オベロン
____あは、優しい王様。大好きよ
(まるで、この世界が夢みたいな言い方を…と思うところは、あっても、この王様なりのフォローなのだと都合よく解釈をして。断られていたと分かって差し出した我儘な手に諦めたように小さな姿…身体の下から冷たい肉体がなくなって、きゅるりんとぬいぐるみのようなサイズ感に変わられると流石に多少面食らったのか目を丸くして…叫ぶことはないけれど。両手を伸ばして、猫くらいには重量のあるその身体を一度抱き上げて膝の上に…運べたなら「ええと、抱き上げて運んでも?」と念の為に確認を)
御影尋.
オベロン:断る…って言ったらアイツも呼んで、ここで食べ始めそう…。
( 驚きはするもののだからと言って浮かんだ疑問は、敢えて知らんぷり。路地裏で怪物と遭遇した時も恐らく学校でも…コイツはいつもそう、気持ち悪いと思う反面、実にらしい選択だと諦めたように鼻から息を吐き。続いて伺いをたてられると、口を開くのも億劫な為、力の抜けた身を彼女に預け“ これで分かったろう? ”と無言で目配せ。…ただ、正当防衛としてもし駄目そうならその時はちゃんとベッドに戻して欲しい旨もしっかりと付け加え再び目を閉じ、)
>>アンリマユ/オベロン
…じゃあ、失礼して
(与えられた選択肢は可能な限り見て見ぬふりをして、自分が出来る最大限のみ選び取る。たとえそこに自分の意見が何も含まれていなかったとしても…そんな本質から目をそらすように、小さな姿のままこちらを見上げて目を閉じた王様の髪を軽く指先で梳いてから、そっと腕に抱えて立ち上がり。きっと朝ごはんは出来上がっているだろうし、抱き抱えたままベッドに直行して眠りたい想いは飲み込んで、もう一人の居候さんの元へ)
御影尋.
アンリマユ:おー戻って…、また何か拾ってらぁ。元の場所に返してきなさい!
( パンケーキを人数分焼き終え、部屋にはあまぁいバニラの香りが充満している。ドリッパーにお湯を注ぎ、コーヒーを淹れていると何故かまた眠たい顔をした飼い主が戻ってきて。彼女の腕の中にちょこんと収まっては、じっと目を瞑っている小さなイキモノに最初こそ瞠目したものの、あまりのくつろぎっぷりにすぐに2人を揶揄し。声に反応し朝っぱらから不機嫌そうに此方を睨んでくる碧眼に怖い怖いと、嗤いつつ戸棚を開き。マグカップだと詐称者には大きい為、「なんか小せえ容れ物ねえかな。」と。ミルクピッチャーとか…適当なサイズの容器はないか家主の少女に訊ねて、)
>>アンリマユ/オベロン
まあまあ、可愛いでしょ?ミニマムな王様
(見た目に反して存外重たい…なんて思いながら、抱えて戻った先で居候が不満げに吠える。とはいえ、この姿を見て驚かない辺り…居候くんと王様はやはり知った仲なのだろう。可愛いよね、この姿、と王様のふわふわの髪の毛に擦り寄るように頬を寄せてから、戸棚の奥から比較的小さめのカップを取り出し「これでどうかな…両手で持てば飲めるかも」。コーヒーのいい匂いがする、から、どうやら朝ごはんは至れり尽くせりな様子)
御影尋.
アンリマユ:…んー良いんじゃね?
( 親しみの感じるデザインでも少女以外は、一皮剥けば必要悪と星の終末装置。故に可愛いかと聞かれれば…どうかな、と囁くような声量で呟き。カップは差し支えなかったようで…ピョンと飼い主の腕から抜け出しては、マグの隣に並ぶプリテンダー。ついでにデザート用の小さなスプーンを添えてやれば、王様に飲み物を用意して…嗚呼、でも朝食も運ばねえと。「テーブルにある皿運ぶか、コイツの紅茶淹れてやってくんねえ…?」おろろと珍しく視線を泳がせ、傍にいる飼い主を見れば苦笑い混じりに頼み事を1つ。自分は余った仕事を受け持とう、)
>>アンリマユ/オベロン
____もちろん、紅茶は任せて
(ふわり、と腕から離れた王様に…なんと言うか、猫らしい気紛れさを覚えながら聞こえた言葉に頷いてキッチンへ。朝だし、茶葉に好みがあったら申し訳はないけれど…と思いつつ、適当なものを選んで紅茶を用意しながらふと「…家族みたいだなぁ」と独り言。けして他意はないけれど、朝起きて誰かがいて、誰かのために紅茶をいれて、自分のためにご飯を作ってくれていて…にまにま、と緩んだ口角もそのままに出来上がった紅茶を持ってテーブルへ向かえば小さなカップへそっと注ぎ入れ)
御影尋.
アンリマユ:御影家の飼い犬兼、弟枠で参加希望デス、ご検討よろしくお願いしまーす…!ヒヒヒ、王様はぁ?
( 紅茶は飼い主に任せ、パンケーキが乗ったお皿やカトラリー類を食卓に並べていれば聞こえてきたのは、ほんのり喜色を帯びた独り言。つられて口角を弛ませつつ、王様を一瞥し。一匹狼らしい返答に人間じゃねえじゃん、と突っ込みつつ珈琲が入ったマグカップを2つ持ってくれば「姉ちゃん、それ終わったらコーヒー作ってヨ。」とプリテンダーにつきっきりな彼女に、フコーヘーだと思い味付けをおねだりして、)
オベロン:……、……壁役。
( くだらない問答だと思いつつ、視線を宙に投げては寸刻の間思考する。ままごとに混ざる気はさらさら無く、どの物語でも誰からも干渉されない背景役を買ってでれば両手どころか身体ごと。紅茶が入ったカップにくっつき暖をとり、)
>>アンリマユ/オベロン
飼い犬に弟に壁じゃあ、豪勢なこと!
(聞こえてしまっていたらしい呟きは物の見事に拾われて、慣れない家族なんてものの存在への憧れも相俟って顔が熱くなる。飼い犬と弟はもちろんとして、壁だったとしても見守ってくれる場所にいるという意思表示なのだと前向きに受け取ることくらい許してもらうとして、美味しそうな朝ご飯を用意してくれた男の子にお礼をと「ありがとうね、アンリ____コーヒー?あ、甘くする?お砂糖いっぱい入れようか」、甘いものは好きだけれど、誰彼構わず甘やかすのが好きな訳では無いのだときっとこの二人は知りもしないのだろうけど。にまにまと緩んだ頬のまま、んふふ、と悪戯っぽく笑って)
御影尋.
アンリマユ:そんな入れんでいい、普通に…っつってもアンタ基準じゃなくて一般人基準の普通な!
( 礼を言われればどうも、とカップを彼女の前へ。にまつきながらも砂糖の量は親愛の証だと言うのならば、沢山は…火傷するから…適量を所望すると完成を待ち、)
オベロン:( 豪勢とか世辞っぽい…と思っても口から発せられた言葉と、眼に視える気持ちにズレは無い。つまり本心からの言葉で、復讐者の方は──嘘だな。いつも通りヘラヘラと軽薄面で笑っているがその実、家族の真似事なんか不満で、目の前の少女を独りぼっちにしたくない…そんな想いが伝わってくる。そう思うなら都合のいいユメを甘受すれば良いものを…と、気持ち悪さを感じつつ次に棚に飾られた1枚の写真に関心の矛先が向き。この部屋の中で唯一家族の気配が感じられるモノ、昨夜はバタついていて聞けなかった為少女に、)
朝になっても誰も帰ってこない。君さどこぞのお姫様みたいに竹の中から突然現れた、なんて出生じゃないだろ…?
>>アンリマユ/オベロン
はいはい、普通くらい____一人暮らししてるの、両親は別のところで暮らしてるよ
(目の前に置かれたカップからは湯気が立っていて、いい匂いがする。本当はイタズラにいっぱい入れたい砂糖を、スプーン2杯程度にするとして…くるくると混ぜながら、問いに視線を王様に向ければその瞳は何やら棚の方を見ているようで。追うようにその先を見据えれば、ああ写真…視線をコーヒーに戻したなら、はい、と自称飼い犬兼弟候補らしい男の子に差し出して「あ、お金とかは心配ないし、自分はこの暮らし嫌いじゃないし、学校も行けてるし、ご飯も食べてるし」と少しだけ困ったように笑って)
御影尋.
アンリマユ:オレらもいるから3人だろ。お前さんのお父さまとお母さまはどんな人なんだ…?
( あんがと、と完成したコーヒーを引き取れば早速一口。それから今にも泣き出しそうな笑みを見て、ギターでもかき鳴らして独りだなんて思えなくしてやろうか、なんて企み。足で彼女の足首を捕まえ己の存在をアピールしつつ、前々から気になっていた両親の事について聞いてみて、)
オベロン:ふーん…、
( 親を擁護するように言葉を並び立てる少女は、大人からしたら手のかからないイイコ。そんな彼女に対し、無愛想に目を逸らしたのは…少女が不自由のない生活よりも、両親との平凡な暮らしを何よりも望んでいると知っているから。紅茶の中にぽちゃぽちゃと角砂糖を投入していき、)
>>アンリマユ/オベロン
ん?んー____二人とも普通の人だよ。仕事をしていて、ご近所付き合いとか大切にしてて、小さい頃は遊園地とか連れて行ってくれたりして
(足首に這った体温はごつごつと骨がぶつかるようで、それでも此処にいるだろうがと吠える姿は飼い犬に相応しい。ふはっと気が抜けたように笑ったなら、ぽちゃんぽちゃんと視界の端で放り込まれていく白い塊に王様は存外甘いものが好きなのかと驚いたように数度まばたきをして。うん、今は三人だからもちろん寂しくないよと答えるように目を伏せたなら「天才とかさ、運動神経いい子とかに憧れはあったけど…そうはなれない自分に、皆と一緒で普通が一番だよって言ってくれるような人たち」、と。平々凡々な自分には丁度いい、普通を好む両親…そのはずなのだと、考えをまとめるように無理矢理苦いコーヒーを口に運んで)
御影尋.
オベロン:『普通』の親だったら高校生の娘に一人暮らしなんてさせないと思うけど──と、失礼。君があまりにも受動的だからつい…ね、今のは寝言と思って聞き流しておくれ。
( ミルクとシュガーを無駄に消費した紅茶の味は案の定甘ったるく、スプーンから唇を離すとんべと舌を出し。少女と悪魔の会話をBGMに静かに紅茶を飲み続けていたが…先から普通、普通、普通…と定期的に鼓膜を揺らすソレに、親から子に掛ける呪文みたいだな、と人知れず思ったり。故にポロリと、どことなく皮肉げな響きを以って落とされた言葉の真偽は、奈落の虫のみぞ知る。“ うちの飼い主いじめないでくれます…? ”と牽制してきた番犬クンに白々しく人聞きが悪い、と返せば脳が目覚めてきた為、何か食べようと。パンケーキのトッピングの余りであるブルベリーを皿から持ち去り、)
>>アンリマユ/オベロン
…まあ、だから、さ。自分は二人に望まれるような普通じゃあなかった、ってことじゃない?自覚は無いけど
(きゅ、と音を立てて喉が締まった感覚がする。一瞬声が出なくなって、すがるように足先で触れた自称飼い犬の体温にじわりと勝手に救われる。とはいえ、少なからず攻撃の意志を持っていた言葉では無いのだろうと暖を取るように包んだままだったカップから手を離し、温かな指先で王様の頬をつついてやろう。意地悪だと言う糾弾も込めて。「よーし、アンリ特製のパンケーキ食べるかぁ」なんて、フォークとナイフに視線を落とした後、そのまま視線を料理担当の男の子に向け「ありがとうね」なんて、にへらっと笑って)
御影尋.
アンリマユ:ったく…これだから捻くれ者はよぉ~。顔が良いからって毒ばっか吐いてると嫌われるぜ。な、マスター?
( 彼女の人となりを好ましく思っている身からすると普通か否かなんて至極些末な問題。ゆえに諦念を含んだ言葉と笑みを見せられては、お前さんが大切ですよと、そんな想いを乗せつま先で彼女の足をひと撫でしつつ上記を。プリテンダーも言葉はキツいものの…夢の中でも結局、独りを選んだ少女にモヤついたんじゃなかろうか…と解釈してみる、)
オベロン:それで遠巻きにされるなら俺としても万々歳だ。
( と言っても周りにいる連中はどいつも図太い奴らばかりなので、喧騒から解放される日はまだまだ先だろう。言ったそばから膨らんだ頬袋を突いてくる指にぎに、とマスコットがしちゃいけない顔をし。果物を飲み込んだなら仕返しの仕返し…かぱっと口開くと小さいながらも鋭い犬歯が指を待ち構えており、抵抗されなければ軽く噛むつもりで──、)
>>アンリマユ/オベロン
んー…んふふ、凄い顔
(優しく触れてくれる足先に、どうしてこの人は出会ったばかりの自分に分け隔てない愛情をくれるのだろうと漠然と思う。それは、多分、ブーメランというやつなのだろうけど…自分がこの二人に手を差し伸べるのは、何となく本能的にそうしてしまうからにほかならないけれど。マスター、なんて呼ばれ慣れない言葉に曖昧に笑った後、パンケーキから目を王様に移せば苦虫を噛み潰したような顔、見た目と相俟って面白おかしいそれに吹き出すように笑いながら…飲み込まれた指先と、思ったよりしっかり食い込んだ歯にきょとんと目を丸くして「…ぺっ、して。ぺって。汚いよ」ほら、ベリーあげるから、と空いた手でお皿の上からブルーベリーを一つ摘んだなら王様の前へ差し出し)
御影尋.
オベロン:……、
( 人差し指に牙をたててやれば戸惑ったような声音が頭上から降ってきた為、多少なりとも仕返しは成功した模様。であるのなら…代替え品よりも嫌がらせに走るのは当然のことで。興味なさげにブルーベリーを、視界の外に追いやり上目気味に少女を見遣れば、より深く指をくわえ。かぷかぷと…甘噛みを繰り返していたが「…!」不意に体をズルッと後ろに引かれ。振り返れば復讐者が己の横腹をガッシリ掴んでおり、)
アンリマユ:遅刻するからちょっかい掛けないでくれますかね~~??
( 黙って見ていれば飼い犬でもないのに主人相手にけしからん!不貞腐れた声でギャン!と吠えたのが先か、手が出たのが先か…兎にも角にも問答無用で飼い主からプリテンダーを引き離して。玩具のようにむんずと掴まれたことが不愉快らしい天邪鬼から手の甲を蹴られるも、それを無視しじと、としたつまらなそうな眼差しを飼い主に送りつけ、)
>>アンリマユ/オベロン
おお____ありがとう、アンリ
(あ、これは意地になっているやつ。かぷ、なんて可愛らしい動作とは裏腹に確実に位置を変えて食い込む歯の僅かな痛みに少しだけ眉を寄せ、とはいえ無下に手を振ることも出来ず悩んでいたところに救いの手。ずる、と引き抜かれた指には小さな歯型がくっきりと残っていて、それが何だか摘み食いのように自称飼い犬に噛まれた過日の指を思い出して僅かに顔に熱が宿るのもやるせない。「あーあ、もう、手ばっかり噛み跡だらけになっちゃう…アンリも、食べよ」つまらなさそうにこちらを見た目に、困ったようにへにゃりと笑ったなら摘んだままだったベリーを口に放り込み、フォークをようやくパンケーキに刺して)
御影尋.
アンリマユ:コエ~コエ~、近付くのやめとこな~。
( プリテンダー相手に顔を赤くしているのは解せないが、あとで自分からも悪戯してやろーっと!微妙に勘違いしている事には気づかぬまま、そう誓えば躾のなってねえドラゴンを少女から離れた位置に解放してやり。彼を危険生物扱いしつつ、飼い主の隣に椅子を引きずってきては朝食をとり始め、)
オベロン:小さな虫のひと噛みも馬鹿にならないだろう…?これに懲りたら次からは、報復相手は選ぶんだな。
( 彼女の取り乱す姿を見られたことで、多少なりともスッキリした為フッと…そこで初めて目元と口角を弛めてみせ。ただまあ、その笑みには悪意がこもっているが。上記言い終えると次は苺に齧り付き、)
>>アンリマユ/オベロン
んー____あ、美味しい
(フォークを持つ指先にぐるりと輪を描く歯の後は確かな仕返しの痕だけれど、可愛らしいものといえばまあ可愛らしい…半端な返事をしつつ、隣に腰掛けた居候くんに「いただきます」と一言。口に運んだパンケーキはふわふわで、知らず、ぱっと輝く眠たげな目。遠くへと運ばれた王様の小生意気な笑みと相反してこちらは心底幸せそうに目元を緩めたまま「美味しい。アンリ、天才。明日も明後日もこれ食べたい」と、学校がなければこのまま美味しいものだけ食べて幸せに二度寝と洒落こみたいところではあるけれど叶わない。んふふ、と満足気に足先で冷たい床を撫で)
御影尋.
アンリマユ:ヒヒ、そんなに?毎日はそのうち飽きるだろう、週1な週1。
( 作り手は己だからか、不味くはないがだからと言って絶品というほどでもないパンケーキを淡々と咀嚼していた最中のこと。そこまで好評を貰えると思っていなかった為、立て続けに贈られた賛辞の言葉に丸い目を瞬かせ…それからすぐにニンマリと表情を溶かし。そこまで喜んでもらえると使い魔冥利に尽きる、し、オマケもしたくなる。「ニコニコしちまってまぁ…かぁいいねぇ。」幸せそうな様子に、口からこぼれた感想の甘さには気づかぬまま…己の皿から幾つかトッピングを彼女の皿に移して、)
>>アンリマユ/オベロン
ん…ありがと
(もぐ、と口の中に放り込む度に甘さが広がって幸せになる。もっもっ、と半分ほど夢中で食べていればお皿の上に増えたフルーツたちに数度瞬きを、隣を見遣れば…きっと本人も無意識に違いないのだろうけれど、酷く、なんというか、これでもかと甘くて優しい顔をした居候くんがいるわけで。きゅ、と喉が締まる感覚に苦いコーヒーを飲み込んで「…週1じゃあ味わって食べたいけど、時間もないもんね」と、残り半分、沢山のフルーツにフォークを突き立てながら着実に時間を刻む時計を見て)
御影尋.
アンリマユ:んな大袈裟な…こんなのいつでも作るよ。
( レシピ通りに作った物を貴重品のように扱われては微苦笑が浮かぶも、気持ちしょんぼりしている飼い主を見れば上記を伝え。その後は他愛のない雑談を交えながらパンケーキを食べ進め、あっという間に朝食の時間は過ぎていき…。使ったお皿を片付け、リビングに戻ってくると二度寝するつもりか、“ ご馳走さま ”とだけ述べテーブルから飛び降りるプリテンダー。フラフラと揺れる小さな背中を見送った後、部屋の隅っこに置いていたカルデアロゴ入りの箱を持ってきて。嬉々としながらフタを開けると中には学校の制服が、)
じゃじゃ~んご開帳~!アンタとお揃いだぜ。
>>アンリマユ/オベロン
ん!____ごちそうさまでした、着替えてくるからお揃いしよ
(いつでも、なんて。今日学校に行ってしまったら居候や同居人なんて言葉よりも先に、いちクラスメイトになってしまうのに。最後の一口を口に運んで、ふわりぽてぽてと歩き去る王様の背中をぼんやりと見ていたけれど…聞こえた声に、ぱっと顔を綻ばせると急いで手を合わせて立ち上がる。お皿を運んでしまえば、小走りで向かう先は自身の制服がしまわれている場所。「髪の毛とか整えて、あと顔洗ったりして急いで用意するから」と忙しなく足を動かしながら伝えて)
御影尋.
アンリマユ:そんな急がなくても遅刻しねえよー!
( 体内時計の感覚ではあるが、今朝は3人で早起きしたのだから、時間はまだまだある。ゆえにパタパタと慌ただしく着替えに向かった飼い主に上記を叫び、自分も登校の準備を。シャツに袖を通しネクタイは…飼い主は忙しそうなので今回は自力で結んで。白のパーカーとジャケットを重ね着すれば、平凡な学生に見える…はず。最後に姿見で全身をチェックした後、カバンを手にひと足先に玄関へ。彼女が戻ってきたら誘われる前に、片手を出し先手を打ってやろうとほくそ笑み、)
>>アンリマユ/オベロン
お待たせ…うわ、ぁ、似合うね
(遅刻はしなくても早くお揃いしたいじゃない!なんて言葉を投げかけることはなく、慣れた手つきで着慣れた制服の袖に腕を通す。少しだけ座り皺のついたスカートを払って、髪の毛も少しの寝癖をヘアミストで整えて、顔も洗ったし、歯も磨いたし、怒られない程度の色つきリップも塗ったし。鞄に荷物をまとめて詰めて、帰りに頼まれていたコンビニに寄りたいからお財布も持ったし…ドタバタと玄関へ向かったなら____うん、やっぱり男の子は男の子だなぁと。嬉しそうに、ほんの少しだけ照れたように笑って告げた感想はしっかりと本心)
御影尋.
─あ、赤色!オレも靴下赤にしたわ。
( 玄関先で待っていればセーラー服に身を包んだ飼い主が戻ってきて。褒め言葉よりも真っ先に…黒地の襟にアクセントとして入った赤いラインに、視線が吸い寄せられて。なにを隠そう、自分もバンダナの代わりにソックスを赤にしたのだ。同じだと笑いながらスラックスの裾を少しだけ上げ足首を晒し、続いて誘われる前に彼女の手を握り。「お嬢行こう…っと、王様戸締りヨロシク~!」と叫び…と言っても、仮に強盗が入ったとしてもその対処は小虫を潰すような簡単さだろう。扉を押すと脆いヒトの腕を引き階段を降りて、)
>>アンリマユ/オベロン
____行ってきます!
(視線がこちらをなぞって、そのまま嬉しそうに見せられた足元には確かに揃いの赤があって、たったそれだけのことで酷く嬉しくなってしまった自分の人間らしさに反吐が出そうなくらいに安堵したりして。問答無用で取られた手に目を少しだけ見開いたなら、振り向きざまに王様に一声…引かれるままに外に出て、朝の空気を吸い込んで。静かな街並み、冷たい匂い、「…気持ちいい日だねぇ」なんて気の抜けた感想が飛び出たのも昨夜の血の匂いがまだ脳裏に残っているせいかも)
御影尋.
そーかぁ?さみーだけだろ、あと眠い。
( 王様ほど低血圧じゃないにしても、悪魔にとっても日中は睡眠の時間。顔を撫でる冷風に肩を縮こまらせつつ、繋いだ手ごと服のポッケに入れ。まばらに見掛ける同じ制服姿の者達の後をついて行くと、白い校舎が見えてきて。その頃になると通学路は学生で埋まり、ずらずらと行進するヒトの群れに若干辟易しつつ、歩いていれば後ろから飼い主が呼ばれ。振り返ると1人の女子生徒…彼女の友達だろう。挨拶をした後、視線は友達の隣にいる謎の男…己を一瞥し彼氏?なんてヒロに尋ねて、)
>>アンリマユ/オベロン
眠いのは分かる____あ、おはよう。彼氏じゃないよ、転校生で…
(繋がれた手は離されることはなく、そのまま導かれるようにポケットに押し込められて…でも、それを不快に思うことはそもそもない。周りを歩いている学生たちはいつも通り自分には見向きもしなくて、その顔はノイズがかかったように記憶に残らないまま…不意に聞こえた声に振り向けば、同じ女子生徒の制服を着た人がいた。多分、確か、友達のはず____顔だけ霞がかったように分からない、音声だけが妙に鮮明に聞き取れる、いつもと同じ夢の中のような不思議な感覚。笑いながら空いている方の手を振ったなら、「…何だろう、事前の知り合い?みたいな」と、上手い表現が見つからなくて困ったように笑いながら繋いだままの手の指先に少しだけ力を込めて)
御影尋.
ひっでー!一緒に血に塗れた仲じゃんかよぅ。でも優しく(手当て)してくれたからあんま痛くなかった。
( 不必要に注目を浴びるのはゴメンだし、同棲している件は黙っておくにしても…。事実のみを伝える面白みのない返答と恋人じゃないと知り、あからさまにガッカリしている友人につい、悪戯心をくすぐられて。繋いでいた手をパッと離し、腰に回すとニヤけながらただの手当て話を誇張して語り。謎の転校生の妖しい笑みと言動に犯罪の臭いを感じたのか。女子生徒は“ 何か危ないことしてるんじゃないでしょうねぇ…? ”と。その表情は見えなくても、曇った声から友人を心配していることが伺えるだろう、)
>>アンリマユ/オベロン
____まあ、危ないことしててもアンリは良い人だよ
(するりと離れた手に、それから揶揄う様な悪戯な言葉に、不審な声を響かせた友人らしいその同じ制服を着た女の子に、諸々を訂正しようと思ってやめたのは特に誤解されたままだったとして自分に損が無かったからではあるけれど。ただ、この不詳な同居人が血塗れで大怪我を負っていたことも、もう一人の同居人がどうやら人ではないらしいことも、事実は事実。困ったような、出来の悪い愛しい弟を紹介するような表情で笑ったなら「行こ、アンリ。学校案内するよ」と、今度はこちらがエスコートをするように解かれた手を差し出して)
やあ、本編ではお休み中の妖精王こと僕だ。1週間近く留守にしていてすまない!実は今、クリスマス前のサンタ並みの繁忙期…と、少し色々あってね。今月いっぱい返事のペースが落ちます、ってことを伝えに強制召喚されたのさ!( 背後くるり/にっこり← )
時間は貰うけど、夢幻のようにふらっと消えることはないよ。返事も来週中には、返したい……と思っているんだけど、僕が言っても説得力がないか。アンリマユ君もそう言っていたからもう少しだけ待ってくれると嬉しいな。
寒くなってきたから君も、背後のお嬢さんも体には気を付けて。それじゃあ親愛なる…ッふふ、親愛なるマスター、僕はこの辺りで失礼するよ。
御影尋.
なはは!アンタのそういう無自覚な所、一周回ってちょい憎いワ。
( 女友達と別れ次は校内見学。案内はありがたいとして…後先考えてなさそうなオプションに、にへと笑いながら、アヴェンジャーは己を英霊たらしめているただ1つの感情を、呼吸するように吐露する。馬鹿みたいに軽い声音とは裏腹に、人の世を脅かす悪から生まれた言の葉は当人にその気がなくとも強い呪詛となり、廊下をゆく生徒たちを蝕み。弾かれたように一斉に此方を見る目、畏怖とも嫌悪ともつかない視線が集まるただなか。低い体温の心地良さを覚えてしまったパブロフの犬は、手を伸ばされるとそれに従う以外のアクションは取れない。指を絡め矛盾しているのは承知の上、あっけらかんとした様子で言葉を続け、)
アンタから近寄られるの嫌じゃねえけど…、嫌なんだよ。
(/大変お待たせしました…!オベの伝言通りしばらくレスペが不安定となりますが、何卒よろしくお願いします。)
>>アンリマユ/オベロン
…そう、
(何かが少しだけ軋む音がして息が詰まる。憎い、とか、突然刺さる視線とか、困ったような表情のまま伸ばされた指とか…全部。知らず冷えていた指に絡んだ体温に一瞬筋肉が強ばる感覚がして、誤魔化すように指先に力を入れて震える手を隠して。こちらから近付かれるのは嫌なのに、ボーダーラインを易々と飛び越えて来たのは貴方じゃない。きゅっと唇を引き結んだあと、「行こ、上の階から見ちゃおうか」なんて何事も無かったように笑って手を引いて)
(/謎の高熱※インフルエンザかコロナかと検査したのに陰性…で身動きが取れなくなっておりました。折角事前にご連絡をいただいていたにも関わらず、お返事もせず申し訳ございません。回復しつつありますので遅ればせながらお返事を失礼いたします…また、今後の返信ペースにつきましても承知しました!どうかご無理はなさいませんよう…!)
>>4376さま
(/お声がけいただき誠にありがとうございます、尋背後でございます。サーヴァントでのご参加につきまして、募集いたしております!>>2、>>3、>>5、に詳細がございますので、お手数ですがご確認いただけますと幸いです。前述の内容に差し支えないようでしたら、ご希望のサーヴァントをお手隙の際にご教示くださいませ…!)
御影尋.
何でそんなに手ェ繋ぎたいワケ…。
( 好奇の視線を感じながら如何とも思われていない相手と手を繋ぎ歩くのは、文字通り公開処刑に近い。それでもこわばった手と、表情を見れば“ 離そう ”と切り出すのも辛く…3、4歩後ろを歩いていたが、上階に繋がる階段を捉えれば知らず、立ち止まり。「屋上…見に行ってきてもいい?」学校の中でもっとも高い場所、そこから見える眺めは如何なるものか。興味心がわき繋がった腕を緩やかに揺らしながら伺いを立てて、)
(/お気遣い痛みいります。背後様も体調を崩されていたとのことで、ぶり返さないようお気をつけを…!/蹴り推奨)
>>アンリマユ/オベロン
…もちろん。一人の方が気楽なら、荷物置いてから迎えに行くけど
(後ろから掛けられた声に知らず指先に力がこもり、理由なんて…手を離してしまったら、また自分はこの学校という場所で眠りに落ちてしまうのではないかと…王様が言っていたイレギュラーは貴方のことだと本能が言うから。屋上へ続く階段の前、好奇心に揺れた目は止めるには勿体なくて少しだけ繋いでいた手から力を抜いて「少し寒いかもだから、長居はしないようにしないと」なんて、可愛い弟のワガママを聞くように微笑み)
名前/宇津見 エリセ(ランサー)
マスターの名前/
その他/
「はぁ ~~~ カルデアの図書館 珍しい本がたくさんあって凄かったな。次はあの本を借りッへぁ!?」
(とある御休みの日。 紫式部の図書館で己が尊敬し憧れてる古今東西の英霊の伝承を読み耽っていた。
一日中居てもじっくり読過ぎて一冊しか読む事が出来ず、残りは借りてく事にして。貸出上限のルールもあり悩み抜いて選出した神話や歴史本を嬉しそうに抱きしめ、充実した時間を思い出し乍曲がり角を右折すれば反対から来た相手とぶつかってしまい何冊か本を落とす。借り物の本を落としてしまった焦りと人にぶつかってしまった焦りで慌てて頭を下げ乍早口で謝罪する)
「ごっ御免なさい..!怪我してない?大丈夫..?」
/案内有難う御座います..!規約には目を通しましたが大部屋は久しぶりですのでロルテ落とします。炉留の他にも何か不備がありましたら御指摘お願いします...!
>>宇津見エリセ
おっ、わ____こちらこそ失礼しました
(タブレットをぽちぽちと弄っていたこちらの落ち度…で、とっとぶつかった反動で数歩たたらを踏む。尻もちまでいかなかったのは相手がまだ小柄な女性だったからで、その場に留まれなかったのは英霊だったから、で。困ったように少しだけ眉尻を下げたなら落ちた本を拾うように膝を折り「自分は大丈夫です、エリセさんは…?」、拾い上げた一冊の埃を払うように手ではたいて)
(/ご確認いただき誠にありがとうございます!ロルほか不都合ございませんでしたので、折角なら…と、そのまま娘を絡ませにお伺いいたしましたが差し支えございませんでしょうか?)
>御影尋
「私の方も大丈夫、此れでもサーヴァントだもん。本も....良かった、何処も破れてない
拾ってくれて有難う。」
(90 ° に下げた頭を上げ、ぶつかってしまった人物が誰かを確認する。 相手と、相手のタブレットの無事を此の目で確認すればほっと安堵の吐息を吐き乍肩を撫で降ろし、自分も大丈夫だと云い。
同じく膝を折り散らばった他の本を掻き集めては其の状態を確認する。破損や頁の破れ等無い事が分かればコレ又安堵の息を吐き。
相手に感謝を伝えつつ本を受け取った)
/プロフの受理とご返信有難う御座います。似非なエリセだと思いますが宜しくお願いします..!
御影尋.
─大丈夫だよ。オレ様ってば契約にはわりと敏感なイキモノ、厚意には報いるゼ。
( 階段の1段目にかかとをつけたところで、怯えるように拳の中の手が震える。多少離れても己が顕界し続ける限り、彼女は彼女の願い…平凡な日常を謳歌出来ることは、昨夜に実証済み。ゆえにそういう顔はしていないが、不安を和らげようと、「今日は授業中寝ないし、クラスの奴と飯とか…放課後一緒に寄り道とか出来るんじゃない?こんな所で油売ってる場合じゃねえ。」ぺほぺほ…人の子の頭を撫でた後は、2段3段と段差を登ってゆき、)
宇津見エリセ.
うおッ…あぁ?何だアンタ、悪魔──んん?ちげぇな、凶暴なの連れてるねぇ。
( 十字路を曲がった先、ぽすっと飛び込んできた背の低い人影に瞠目しつつも、尻餅をつくまでには至らず。薄目を開けてみればそこには歳下の少女…と、血が噴き出すことはないにせよ肌が少しピリつく。彼女の内側から発せられる黒いモヤ、それから伝わってくる怨み恨みといった陰鬱な思念に、悪魔…じゃないにせよ同類の気配を感じ。拾った本を差し出しつつ、魔術師よりかは探究意欲の湧く存在に、興味深げに感想を伝え、)
(/取り急ぎアンリのみお返事失礼します…!時間でき次第、オベロンも突撃させますのでよろしければ仲良くしていただけますと幸いです!よろしくお願いします。/蹴可)
>>宇津見エリセ
どういたしまして…今から読書ですか?
(お互いに怪我はないようで、ほんの少しだけ柔らかく微笑んではタブレットを拾って姿勢を正し。手に持たれた本は数冊…ぱっと読むには量が多い気もするけれど「もし宜しければ、温かい飲み物を手にご一緒しても?」と少し首を傾けて)
(/お返事ありがとうございました!承知しました、このままお話を進めさせていただきますね。次回からお名前をサーヴァント名にご変更いただけますと幸いです!引き続きよろしくお願いいたします!/蹴)
>>アンリマユ/オベロン
…荷物置いてから迎えに行くね
(気が付いたら放課後で、誰もいない教室に一人きりで…そんな当たり前を変えられる、かも。優しく頭に乗った手にゆるゆると溶けるように笑ったなら、小さく手を振ってから自身の教室へ____昨日までも同じ生活をしていたはずなのにどうしてか新鮮。教室内、窓際一番後ろの自分の席に鞄を置いたなら、小走りに屋上へ向かおうと…昨日までの当たり前が足元から崩れるようなイレギュラーが存在している事実に少しだけ恐怖を覚えながら)
宇津見エリセ.
オベロン:──おっと。僕のほうは無傷さ、君と…本は大丈夫かな。
( 状況を理解するより先に目の前で、落下してゆく本を目の当たりにすれば、反射的に腕を伸ばしており。全てを取りきることは出来なかったものの、なんとか一冊はキャッチすることに成功した。ソレを小脇に挟み少女に体調を伺う傍ら、散乱した本のラインナップを見ては内心勉強かな…と、)
(/遅ればせながらオベロンでも絡ませていただきました!もしご負担でしたら片方は、蹴っていただいても全然大丈夫です◎引き続きよろしくお願いします。)
御影尋.
拾った責務ってヤツかねぇ──あぁ?どこから入ってきたのお前。
( 話を聞いてなお願望器をそばに置きたがるのは、それほどまでに学校に焦がれている心理の表れか。はたまた──呟きつつ、扉を引くとこの寒いなか1匹の黒猫が。呼ぶまでもなく、脚に擦り寄ってきたソイツと日当たりのいい場所に移動し。寒そうな毛玉をパーカーの中に招き、携帯のトークアプリを開けば飼い主宛にメッセージを送り。ついでに服の中から此方を見上げる黒い自習仲間の写真も、添えたなら太陽の匂いがする頭に顔を埋め、)
“ ちょい人酔いしたから休む。午前中には教室戻るってセンコウに伝えてくれない? ”
>>アンリマユ/オベロン
…あ、うん。ちょっと休むって
(教室を出るより先に震えたスマホとポップアップされたメッセージ…まあ初日から無理に頑張る程のものでもないか、と足を止めて自分の席へ。椅子に腰掛け、ゆるく息を吐き出せば掛けられた声に____顔が霞みがかっていて見えないけれど、おそらく友人に居候くんの居場所を問われれば曖昧な返事をして窓に頭を預け…なんてことは無いこの“日常”が、どうせ明日も続くのだから…否“続いて欲しい”と願いながら、ゆっくりと瞼を落とし)
御影尋.
1時間目の授業は…、体育だってよ。
( 返事はないものの既読がついたことからメッセージは読んでもらえた模様、心の換気が済むまでここにいよう。カバンの中から取り出した時間割を確認するなり、立香の言葉を思い出す…曰く初手の体育ほどテンションの下がる授業はない、とか。何するんだかと校庭を見下ろしていれば、授業のはじまりを告げるチャイムと共に、クラスメイトらしき人の群れがぞろぞろと出てきて。待ってれば飼い主も出てくるだろうか、)
>>アンリマユ/オベロン
(ふと誰かに肩を揺らされて、瞼を持ち上げると案の定ぼやけた顔でこちらへと何かを話しかける少女がいた____移動教室、体育、着替えないと、なんて言葉に合点がいったように立ち上がると更衣室へと向かい…着替えて、半袖短パンで外に出るのは何となく落ち着かないから上にジャージを羽織る。一限から運動とか…日差しも何だか眩しいし、夜更かしした身体には少し酷____不意に感じた視線にパッと顔を上げたなら、視線は屋上へ。こちらを見下ろす小さな影に気が付けば、困ったように笑いながら片手をゆるゆると上げ小さく振って)
御影尋.
見て、あそこで手ェ振ってるのあれ、うちの飼い主なんだ。
( もし出てこなかったら様子を見に…と思ったがそれも杞憂に終わり。眩しげに目を眇め眼下に広がる青い春を眺めていれば、不意に眠たげな目と視線があう。膝の上でくつろぐ黒い友人に話しかけながら同じように、ゆるく手を振り返していると、そのうち体育教師が現れ授業がはじまる。準備運動としてまずは、校庭を内周するようで…「うへぇ、アイツ大丈夫かねぇ。」と。寝不足のなか朝から走り込みとか…疎いながらも、それが最悪の3コンボであることは分かり思わず横っ腹をさすり、)
>>アンリマユ/オベロン
…ん、お疲れ様
(体育の授業というのはどうにも好きになれないけれど…周りにならって走った後は少し汗ばんだ肌を乾かすように体操服の裾を摘んで仰ぐように空気を送り。休憩がてら、声をかけてくれた友人とたわいない会話をして、それから…ふと立ち竦んで。いつもの体育の授業、いつもの学校生活、なのに、どうして「…いつも、どうしてたんだっけ」、寝ていたからとかではなくて、何かが違う気がする。見失った普通の人間の生活を探そうと思考すればするほど、視界の遠くでノイズが揺れ、焦ったように視線は飼い犬を求めて屋上へ)
(/ぐだ達のサンタ礼装が可愛すぎる~~!!!尋ちゃんも着ませんかー!?(クソデカ早口ボイス)絶対当日過ぎてしまいますが今年もクリパやりたいです…、)
御影尋.
…?なぁにボーッとしてんだよ、センセー呼んでるぜー?
( 校庭周りの走り込みが終わり、休憩しているクラスメイトらをぼんやりと高みの見物していれば、またしても飼い主と目が合う。そんなに確認しなくても、ユメは終わらないのに…まるで迷子の子供みたいな顔をしている彼女にちゃんと見てるよ、と伝えるべく笑いかけながら手を振り。次いで1人上の空の彼女に教師も声をかけ。今日の女子の体育はテニスをするらしい、他の生徒がボールやラケット、ネットなど…試合に必要な道具を倉庫から運んできて、)
(/メリークリスマス!でした!礼装可愛いが過ぎますよね~!?!?クリパと新年と全部詰め込んでバレンタインにチョコレート投げつけさせますよ…へへっ…)
>>アンリマユ/オベロン
____へっ?
(こちらに手を振ってくれたサボり魔を視界に収めながら、掛けられた声に頷いて準備を手伝う…手伝っているつもりなのだけれど、やり慣れない感覚に首を傾け。なんというか、初めてやることのような。見よう見まねで用意をする最中、聞こえた声に顔を上げ…額に何かが当たる感覚、すてんっと後ろにひっくり返りながら誰かがおふざけで遊んでいたボールがぶつかったのだと…)
御影尋.
ヒ──ッ、すげぇ負のスパイラル…、
( 頭にスコーン!とボールがヒットしたかと思えば尻もちを超え、後ろにひっくり返る少女に、人のことながら顔を痛そうに顰めて。集まってきた複数のクラスメートによって起こされている彼女を尻目に保健室へ──。直行したところで主人と出くわし、まずは自分に気付いてくれた友人ちゃんに手を振り。隣にいる怪我人の赤くなったおでこを見れば「結構腫れてんじゃん…、」と。保健室の戸を引いてやれば2人に入るよう目配せし、)
(/詰め詰め!笑 でもチョコいただけるなら待てします…ンン、此方のほうで勝手に授業決めてしまいましたが、やりたいシチュや授業などありますか…?
早いもので大晦日ですね。今年は新たに王子様も追加させていただき、2人で尋ちゃんのことサンドできて楽しかったです!来年も捻くれお兄さんズをよろしくお願いします~!)
>>アンリマユ/オベロン
____ん、ありがとうね
(心配の声に紛れて、この程度の怪我は怪我に入らないはずなのにと思う自分がいて…のそのそと保健室へ向かえば、体操着にすら着替えていない居候の君がいる。促されるまま保健室へと踏み入れて、友人らしいその人にはお礼を…授業はもう少しある、この友人は授業に戻るのだろう。保健医は不在なようで、とりあえず氷嚢を…作ろうかと、棚へと向かいながら「アンリに恥ずかしいとこ見られちゃったなぁ」と少し弱ったように笑って)
(/気が付けば毎年何だかんだチョコを用意する娘に笑う背後です、早いですねぇ一年がッッ!やりたいシチュ…いやもう「ああー!娘が平和に学校!アンリと学校行ってるッッ!」となっていて…強いて言えばあれですかね、図書館でひそひそ話したいです、青春(?)…いかがでしょう
あけましておめでとうございます、昨年も大変お世話になりました。今年もほんやりした娘のことをどうぞよろしくお願いいたしますー!)
御影尋.
でもよぉ目ん玉とかに当たんなくて良かったな。
( 友人の子から付き添い役のバトンを託されグ、と親指立てた後高い位置にある棚を見上げている飼い主に気づいた為、歩み寄り。あの事故を不幸中の幸いと言っていいのか…悩ましいところではあるが視力に関わる箇所に当たらなくて良かった、と率直な言葉と共に戸を開いたなら、氷嚢を彼女に渡して。「派手に転んでたが、たんこぶ出来ただけ…?」他にも怪我してるなら手当てするが、そんな意味を込め問いかけつつ目は傷を探すように爪先と顔の間を彷徨い、)
(/カルデアに来てアンリは贈り物をもらう喜びを知ってしまったので…今年は、オベも何かご用意せねば!
人目を忍んで内緒話!素敵!偶然、手にとったゾロアスター教の本に同居人と似た名前持つ神様の名前発見して、ハッ!として欲しい…。それでは、次の授業は何かの調べ学習ということにして、図書室に行くのは如何でしょうか?
遅ればせながらあけましておめでとうございます!此方こそ今年もまた1年よろしくお願いします*)
>>アンリマユ/オベロン
確かにそうかも…ん、ちょっと転んだくらいだから、痛いのはおでこだけ
(そっと氷嚢を取ってくれた貴方に「ありがとう」と言いつつ受け取って、氷と水を入れて額へ当てるべく用意を進める…前に、行き来する視線に苦笑混じりに返事を。嗚呼、全部見られちゃってたのだなぁと気恥ずかしさを覚えたものの、心配をかけてしまったことに変わりはないので。出来上がったそれを額へ当てつつ、「授業戻るほどの時間でもないし、着替えてきちゃおうかな…」と、言外に教室へ戻ろうかと誘うことに)
(/ひえ…可愛い…甘やかしまくる娘ですよろしくお願いします(???)
ウワー!好きです、少しづつ禁忌にふれる娘…夢の終わりが来たらバイバイという事実…ウッ…ぬるっと教室に戻るフェーズを加えましたが、もしまだ保健室で何かアクションがございましたら無視してください…!
今年も背後様にとってハッピーなカルデアライフが訪れますようにー!)
御影尋.
じー……ああ、大丈夫っぽいな。
( 不調を隠したがる相棒を持つがゆえに、彼女の返答1つでは満足せず。この目で無傷を確認したところでようやっと疑いの目を解き、“ 行こう ”と手を伸ばしかけて…次なる言葉に動きを止めて。常識的に考えて、男が女子更衣室の周りを彷徨いているのは印象がよくないだろう。頷きながら「ん、さみーしそうしろよ。じゃあ先に教室戻ってるわ。」と保健室の扉を開け、冷えきった廊下に出ると背中を丸め、)
(/前に聖杯は学校にあることはお聞きしましたが、具代的な場所なども決まっていたら教えていただきたいです~。
無人とはいえ尋ちゃん女性なので教室でお着替えすることにこう、アカン!って気持ちになってしまいまして。もし教室に向かう場合は、誰か入ってこないようにアンリが扉の前で番犬します、任せて下さいワンワン!)
《 アンリマユ 》
まだ2週間しか経ってねえけど、こんなに顔見ないことあんまねえからアンタのいねえカルデアは物足りないっつーか。……鈍感ちゃんにも分かるように言うなら寂寥感、ってやつを柄にもなく感じてマス、ハイ。
忙しいだけならいいが、風邪引いたり無理してねえかぁ?気ぃ向いたら顔見せにこいよ、待ってる…って言ったら重荷になるかね。
とにかく!あんま留守にしてっとアンタが冷蔵庫に隠してたプリン、王様と2人で食っちまうからなー!
《 ヴォーティガーン 》
こんな場に大嘘つきを引っ張り出してくるとか正気か…?
今やってる話、復讐者は満喫してるようだけどそっちはどう?何だかんだと半年も続けてるんだ。もしマンネリしてるようであればその時は新しく仕切り直すでも、半なり形式でやるのも新鮮かもね。
ま、この話はまた会った時にするとして…以前小さな君が蒔いていった種が花をつけた。興味があるなら君のペースで、また性懲りもなく堕ちてきなよ。
>>アンリマユ/オベロン
ん…また後で
(後を追って廊下に出る、冷えた空気に少しだけ身を震わせたのはさっきまで散々動いていたから…だと思う。先に教室に戻っていると言った貴方に緩く頷いて____嗚呼そうだ「一応、クラスは3階の階段横のA教室で…アンリの席、教室の後ろの荷物とか置いてない机だって。すぐ行くから、分からなかったらちょっと待ってて」。急げは10分もかからないに違いない、ぱっと手を振ったなら更衣室の方へと早足で歩き出し)
(/ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!本当に申し訳ございません!!!こんばんは!!!!!!!!!!!!!こんばんは!!!!!!!新年早々大変やらかしてしまい申し訳ございません!!!
背後の身の回りの環境に多々変化があり、対応に追われておりました。事前告知も合間のご連絡もなく失礼いたしました、健康等は問題ございませんので…今はただようやく帰ってこれたと安堵しつつ、まさか戻ってきたタイミングで背後様のお気遣いに遭遇できるとも思っておらず、ただ感極まって号泣しております。お会いしたかった!!!です!
聖杯の場所ですが、美術室など如何ですか…?当たり前の普通を望んでいた尋なら、きっと、魔法を使わずに綺麗なものを描く場所を好んだと思うので…一先ず教室で落ち会えればと一旦更衣室へ向かわせました!
改めてにはなりますが、お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。本当に、ご配慮とお気遣いをいただきありがとうございます…!
もう数日ほどドタバタとしておるやもしれませんが、以降は落ち着く予定ですので今年もバレンタインチョコを…今年は2基分お渡しできるのを楽しみにしております)
(/すり抜け続けていたシャルルマーニュさんが背後カルデアにもお越しくださりました…!嬉しい!溜めに溜めた種火が火を噴く時がやってきました。
寒い日々が続きますのであたたかくしてお過ごしください、サーヴァント、マスター共に新規のご参加者様もお待ちしております!)
>>4420様
(/こんばんわ!わーっ!!ありがとうございます!可愛らしいですよね…太歳星君…!ぜひぜひご参加ください!
トピの詳細が>>2、>>3、>>5にございます。お手数をお掛けしますがご確認いただきプロフィールの作成をいただけますでしょうか?)
※アンカーミス失礼いたしました!
上記、>>4402様宛でございます。未来の虚空に向けて発信してしまいました、大変申し訳ございません…
(名前/ 太歳星君
マスターの名前/
その他/歴は1600日程ですが、好みの子をガチャするだけで数年過ごしており、最近やっと力を入れ始めたLv125位の(新人?)マスターです!2部6章までクリア済です。太歳星君に癒しを貰いながらfgoやっています。むしろ私の方が新人マスターに近いかと思いますが、よろしくお願いします
>all
はんなまー!
(昼下がり、カルデアの食堂に明るく元気な声が響き渡る。彼独特のこの挨拶にすっかり慣れたのか、厨房の中も一瞬びくりとするだけで飛び出してくる事も無く。はんなまー!と他のサーヴァントや職員から返される挨拶に、人懐っこい笑みを浮かべ。丁度レイシフトから帰ってきて、マスターにしばらくの自由時間をもらった所だった。日向ぼっこもいいけど誰かと遊びたい!と、らむらむ(ラムダリリス)やぼすぼす(徴姉妹)の姿を探すも見つからず。遊び相手がいないものか、とキョロキョロと見回しながら、食堂の中をぽてぽて歩いていて。)
(/遅くなりましたが、絡み文を提出させていただきます。当方、実は長文の也は初めてでして…絡みづらければ直しますのでなんでも言ってください!)
>>太歳星君
…人探しですか?それとも休憩中ですか?
(食堂の端っこ。いつもの如くコーヒーに山程砂糖を溶かしたものを飲みながらぼうっと過ごしていた最中…元気な声に職員さん達に紛れて「はんなまーです」と返し、声の主を見遣る。元気がいいのは良い事だ…とホクホクした心持ちでマグカップを持ち上げたところ、視界の端で辺りを見回す姿が揺れて。少し近付いた影に上記に続けて「お時間があるのなら、自分とお喋りとかいかがでしょう」と…ほんの少し首を傾け)
(/わー!お返事が遅くなりました!滅相もないです、私の方もブランクが少々…絡みにくいなどございましたら仰ってくださいませ!無表情で愛想のない娘ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします!)
>御影尋
ひろひろ!
(声をかけられ、その方向を見て貴方を認識すると、嬉しそうに花が咲いた様な笑顔を見せ。貴方の質問に対しては、胸を張るように、ちょうど周回が終わってマスターから暇をもらった所、と話し。話し相手をしてくれるという提案に、)
わぁ、ワガハイの話し相手してくれるのか?
(と目を輝かせ、期待の面持ちで見つめ)
(/わかりやすい文章でありがたいです!こちらこそ、似非な太歳星君ですがよろしくお願いします!)
>>太歳星君
はい、ひろひろで宜しければ喜んで
(ぱっと華やいだ表情に、隣の椅子を引いて…言外に“お隣りいかがですか”の意思表示。お互い何かしら声がかけられるまで時間があるだろうから…食堂で甘味を食べてもいいし、お散歩に出てもいいし、何はともあれ時間が許す限りはお話ができる。「お疲れ様です、今日の戦いはいかがでした?」と、穏やかな空間を楽しむべくコーヒーが半分ほど残っているマグカップで指先を温め)
(/そんなそんな!?滅相もないことです、背後は「かわいいー!!!」と踊りながら無表情の娘の背中を押しております。仲良くしてやってください…一度背後は失礼いたしますが、何かございましたらいつでもお呼びください!/蹴)
(/4月が慌ただしく過ぎ去って行きますね、花粉も新年度もあるいは新生活も落ち着きを見せるにはまだ早い時期かと思います。どうかご無理だけはなさらずに過ごされていますように)
>主様
ご無沙汰しています、此方のトピでアンリマユ/妖精王の枠をいただいていた者です。
寒い冬も過ぎ、すっかり花火シーズン到来ですね!主様も環境が変わられたとのことで、お体のほう変わりないでしょうか…?
待ってる、なんて言っておきながら結局、此方のほうが長く顔を出すことが出来ず、本当に申し訳ございませんでした。
都度上げてくださっていたこと、参加者としてとても嬉しく思います…!
漸く帰ってこれた為、改めて最弱サーヴァントと大嘘つきな王子様として再参加させていただいてもよろしいでしょうか?
支援あげも兼ねて、長々と書き込み失礼いたしました。
>>4412様
(/ワー!!!!!!!アー!!!!!!!!!!!!!!!背後様ー!!!!!!!!!!!!ご無事で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ご無事で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今月1番の喜びです、よかったです…ご無事で…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あげありがとうございます、またお声掛けいただきありがとうございます。背後様もお変わりございませんでしたでしょうか?
再参加、まったく不都合ございません。心機一転、どこか新しい場面から再スタートも良いかと考えておりますが、ご希望がございましたら何なりとお申し付けくださいませ)
>主様
なんて盛大なお出迎え!笑
暑さで干物になりかけていましたが、主様のおかげで元気が出ました!
再参加の許可も感謝いたします。
だいぶ間が空いてしまった為、今回は新規の絡み文を投下させていただきたく。ただ、ここまで積み重ねてきたお話を、ポイ投げちゃうのは勿体ないなぁ、と思いはあるのでいつか続きのお声かけをさせていただくかもしれません!
交流方法ですが、学パロ時のように2騎同時に進めるか、それとも別個で絡み文を投下するか…主様の意見を伺いたいです。
>>アンリマユ/オベロン
(/いやもうそりゃあクラッカーも鳴らしますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!パァン!!!!最近とんでもない暑さですから、本当にご自愛くださいね…
はい!承知しました、是非是非引き続きよろしくお願いいたします。娘としても多少なりブランクがございますので有難いです…
動かし方につきましては、背後様のご負担のない方法であれば娘、また尋背後兼トピ主としては特に不都合ございません。シーンや展開によって形も変わるかと存じますので「今は個々違う世界観がいい!」「ここは一緒にいたら可愛い!」というようなお好みで動かしていただいてもまったく不都合ございませんので、ご随意にご対応いただけましたら幸いです!)
>主様
(/2人きりの場面が想像出来ない…何か相性悪そう…( 笑 )ということで、ひとまず個別で交流させて下さい!が、今後の展開によっては合流ルートも視野に入れています。
何分この界隈に飛び込むのは久しぶり故、お見苦しいところを見せてしまうかもしれませんが、その際は何なりとご指摘よろしくお願いします。
2人分のレスということで主様も無理のない範囲で、楽しんでいただけますと幸いです*)
アンリマユ:( 眼前で星のように輝く…一点の光をしるべに長い長い螺旋階段を登りきり、昏い“ 孔 ”から身を躍らせると、ある一室へと出た。後輩のうち言い出しっぺは誰だったか…復讐者は人数が少ないからと言って、無断で作られたアヴェンジャーによるアヴェンジャーのためのコミュニティルーム、それがこの部屋。己も時たま顔を出すが今日に至っては、後輩達の気配は皆無で。代わりに遺されていたのは、仄かに温かいコーヒーカップだったり、漫画のネーム帳だったり───復讐者達の夢の名残り。これまた誰かの置き土産であるチョコレートケーキを一切れ、無作法にも手掴みしたならかぶりつき。口をもごつかせながら落とした呟きは誰にも拾われず、独り言として消えるだろうか、)
連中…使った後は綺麗に、とか言っておきながら自分らは思いっきり忘れ物してんじゃねーか。
オベロン:( 注文していた物が届いたとの報せを受け、ショップに顔を出した帰り道。セールス上手な店長の口車にまんまと乗せられ、本来買う予定のない物まで購入した結果、ブランカにまで荷物を持たせることに…。気持ち肩を竦めつつダンボールを運んでいた時、不意にカツン──と固い物が落ちる音が。見ると服のボタンが1つ取れているじゃないか! つい癖で友人にメーデーを出しかけるも、彼女の状況を見て少々反省。一旦、荷物を置こうと腰を落とし、)
ブランカ悪いけどボタンを───嗚呼、いいよいいよ、君も手が塞がってるだろう。
>>アンリマユ
____?
(いつもの如くコーヒーを取りに立ち寄った食堂で、棚の中のマグカップがいつもより少ないことに気がついた。共用の冷蔵庫の中からもいくつかあったケーキが消えていて、心做しか人も少ない気がする。特に、復讐者の面々が…どこかで何かがあるのだろうか、分からないけれど。思えば復讐者である相棒の姿も見えないと「アンリ、」まで呼びかけて…呼び出しても何か用がある訳でもない。それなら時間潰しにでも、久しぶりに気配を辿って探しに出てみようか____コーヒーは後回し、ぼんやりと感じる気配を手繰り寄せるように食堂を出て、散策へ)
>>オベロン
…オベロンさん、そのままで
(散歩といえば聞こえは言いけれど休みの時間はどうにもすることが無くて困る。ゴロゴロするよりは鍛錬すべきなのだろうけど、精神的な休憩も大切だと言われてしまうとどうにもこうにもできず…さてどうしようか、と宛もなく歩いていたのが数秒前。少し離れた位置で何かが落ちる軽い音がして振り向いたのがついさっき、見えた影に近付いて声をかけたのがたった今____その場に膝を折り、ボタンを拾い上げ…「あ、触ったのお嫌でしたら消毒してくださいね」と、膝を折ったまま差し出すにはガラスの靴より味気ないけれど)
(/絡み文ありがとうございました!娘の方も久方振りですので、不備などございましたら申し訳ございません…背後様におかれましてもご負担のないように、引き続きよろしくお願いいたします!/蹴)
御影尋.
アンリマユ:妖怪プリン女だ。こ~んな所で甘いもん探しですかィ、どんだけ飢えてんのさ。
( 残りのケーキは備え付けの冷蔵庫へ、乙女の秘密帳は…本人がよく愛読していた同人誌と同人誌の間に、挟んで隠しておいてやった。一頻り部屋の整理整頓を済ませ、カップだけ持ち扉を閉めたところで意外な来客──もとい飼い主と出会した。ただの気まぐれか…この部屋に用があったのか。何にせよ影の奥でひっそりと、目と口許を笑みの形に歪ませたのなら、このような人気のない場にやって来た物好きを揶揄い。煤の香りくっつけながらすれ違い際、)
…だが、ここにアンタの探しモンはねえよ。
オベロン:────まだ居たんだ。
( 箱を置く既の所で、ボタンを拾ってもらえると姿勢を正して。おかげで1つ手間が減ったワケだが…眼下で傅く少女を見るとカクン、と小首傾け自分としたことがつい、独り言が滑った。何故ってしばらく彼女の姿を見ていなかったから…てっきりもう舞台《カルデア》から降りたのかと。何ら変わりない生活を送る少女に対し呆れや失意、憤り、不快──声音共々、様々な感情を内包した淡白な眼差しを、銀髪の隙間から差し向けたがそれも一瞬。ふわり、困り笑いを浮かべ腰にぶら下げたアザミ柄のポシェットを一瞥した後、)
ありがとう。手が使えないからついでに、この中に入れてもらえると大いに助かるんだけど…。
>>アンリマユ
____あ、
(気配を辿って右へ左へ、そうして辿り着いた扉の影の中にソレはいた。背筋が粟立つような英霊の気配、それも明るい場所を堂々と歩く者のものではない気配がその扉の奥にはじんわりとあって慣れていても一瞬足が竦む。故に、揶揄うような言葉にいつも通り返そうとして、通り過ぎようとした手首を咄嗟に捕まえようと手を伸ばして____捕らえたところで掛ける言葉が何かある訳ではなくて、手は宙をかいて。「…ただの散歩です」と、貴方がいなかったから、何だか落ち着かなかったとはついぞ言わないまま、きゅっと唇を引き結び)
>>オベロン
(薄いベールのような髪が揺れて、曇った硝子玉のような瞳が冷たく凪いでいるのを見て…何も言わないまま、続け様に浮かべられた笑みに少しだけ目元を細めて笑みのようなものを返す。膝をついたまま、視線のずれた先にあるポシェットに指を伸ばしボタンを滑り込ませたなら…今度こそ、真っ直ぐに目の前の英霊を見据えて「____…貴方こそ、オベロン・■■■■■■■■。」、と、それは宣戦布告のようなもの、舞台から堕ちた役者を引き上げるための呪いの名。苦そうな瞳をほんの少しだけ困ったように歪ませたなら)
意地悪ですね、妖精王…こんな凡庸な人間の終幕をお望みですか?
御影尋.
アンリマユ:あぁ?何だその顔、変な顔~。
( 一瞬僅かに空気が揺れたのを感じ、足を止め半身振り返ってみればそこには怯え…とも少し違う。的確な表現が出てこないものの、何処か気まずそうな表情を浮かべた顔があってふ、と笑い。自身の気質上、彼女にそういった顔をされると、程々にちょっかいを出したくなる。言葉数少なく、固まったままの飼い主に、「ちょ~っと出掛けただけだってのに、またテメェの使い魔の顔、頭からふっ飛んだのかよ。」と冗談叩き。その先はもう行き止まりしかなく、散歩中の彼女に目配せしたならぺたぺたと、幼い足音響かせつつ歩を再開し、)
オベロン:その問いの答えは、君自身が1番よく知っているはずだ。シュミレーターとはいえ、自ら進んで海の中に入っていくような君が……そうだろう?
( ポシェットの中に金のボタンが滑り落ちたのを見届けつつ…どうやら知らないうちに、猫の尻尾を踏んでしまったようで。嫌味なほどに、的を得た指摘に睫毛を伏せ。次なる問いは一見すると生にしがみついているかのよう。…だが、彼女の本心を知っているからこそいかなる言葉も不要と考え、確たる返答は寄越さず。箱を抱え直せば「─なんてね。せっかくの休日なんだろう?こんな所で時間を消費してないで、もっと有意義に過ごしたまえよ。」と別の名で呼ばれようが最初から最後まで穏やかな妖精の王子として対応し、軽く手を振れば己はそのまま己の居場所に戻ろうと、)
>>アンリマユ
(余裕綽々、コーヒーを取りに行った時に、あるいはお菓子を取りに行った時に、二人分をつい用意しそうになる飼い主の心情なんて…気が付いて欲しいだなんて思わないけれど、知らんぷりをするのだろう、貴方は。“また”だなんて意地悪にぎゅっと制服の裾を握り締めてから、当初の目的…つまりは居場所探しは完了したのだから今度こそコーヒーを取りに自身も戻ろうと早足で背中を追って、そのまま追い抜く…瞬間に「____貴方の姿が傍になくて、寂しかった」と、一言だけ残して)
>>オベロン
…オベロンさん、余計なお世話かもしれませんがボタンは自分が直しましょうか?
(たった一言の意地悪…指先で飼い犬に傷を与えた一瞬と、倒錯的な血の匂いと自分の魔力の気配と、偽物の潮の香りが鮮明に光るようで。少なくとも自分は…あの日以来飼い犬にはもう最期を望まないと決めたのに、無遠慮だ。目はもうあわせないまま、そっと小さな女王様の荷物を支えるように手を添えて上記を…それから「ご不要でしたらせめて、ブランカさんの分の荷物は自分がお手伝いを」と)
御影尋.
アンリマユ:あの顔、寂しいって顔だったんかい。
( 追手の足音が横を通過する間際、ぽつりと届いた声。咄嗟に腕を伸ばすと共に、彼女がこんな人気の無い場所にやって来た理由が何となく分かり、目を細め。お互い急ぐ必要はない、歩速落としつつ手首掴む指先から力抜いては、そのまま滑らせ双方の指絡ませるように握り。等価交換、というワケではないが、彼女の口から“ 寂しかった ”と聞けたのは、嬉しかったから…視線を前に固定し己も告げる。それは酷く曲がりくねっていて、暴言だが同じ想いを抱えていたことを伝えたい捻くれ者なりの下手くそな意思表示、)
…出先で花とか甘い物見ると、アンタのこと思い出すんだよ。勝手に人の思考に横入りしやがって…図々しい女。
オベロン:おや、どういう心変わりかな。
( 毒づいてきたと思ったら、今度はどういう風の吹き回しか…お手伝いの申し出をしてくる。怖いと言いながら積極的に関わってくることと言い…相変わらず、秋空のように移ろいやすい心を持った少女だ。許可を求められるがブランカは己のペットではないし、ましてや意思を持たない所有物でもない。ゆえに、「助けが必要かどうか決めるのはブランカだから…彼女に聞いてみて。もしだめだった時は…、君の労働意欲は僕が満たしてあげよう!」なんておちゃらけた様子で伝え先を行き、)
>>アンリマユ
…自分のこと大好きですね、アンリマユさん
(後ろに手が引かれる感覚に、かくんと身体が少しだけ戻る。掴まれた手首から、きっと早歩きしたせいで少しだけ早いのであろう鼓動が伝わっていなければいいと思いながら、そのまま絡んだ指先に少しだけ力を込めて。寂しいって顔をしていた、のだろうか。自分でも分からないけれど、ただ、言葉足らずな憎まれ口でも“どこに居ても姿を思うよ”という一言の意味に少しだけ目元を緩めて生意気な台詞を吐き…「忠犬に躾た甲斐があったというものです」と意地悪を。先に意地悪を言ったのはそちらだもの、許されるはず)
>>オベロン
ただの善意です、オベロンさんともう少し話がしたいだけ___ね、ブランカさん。自分たちはもう仲良しなのにね、王様ったら意地悪ですよね
(心変わりとは失礼な…最初から自分は、この王様のことが別に嫌いでは無いもので。なんだろう、こう、好感を持てるのは白い方では無いのだけど。揺れる外套を横目で追って、どうせ全部見られてしまうなら隠さずに…と本音をそのまま音に。余所見の間に手に掛かった重さには、僅かに目元を緩め…もちろん喜んで持ちますよ、女王様の分はね!と示すように荷物を持ち、頭に白いふわふわな体を乗せたなら「ヒトのブランカさんへの好意を労働意欲と履き違えないでください、オベロンさん」と背中を追って)
御影尋.
アンリマユ:え、ご存知ない?
( 常套句に加え、早歩きにしては些か忙しない鼓動が伝わってくると余計に、この生意気ながらも愛らしい主人を困らせてやりたい欲が高まる。しみじみと笑い掛けてくる彼女に、此方も“ 今更かよ ”と言わんばかりに目を、表情を…柔らかく弛め。ハグが出来ない代わりに、繋いでいるほうの手の甲にそっと薄い唇を押し当て、そのまま頬に滑らせては擦り寄ってみる。慣れた低い体温に、大袈裟だが…“ 帰ってきたんだなぁ ”と全身から力が抜ける感覚。昏い目を伏せ、吐息混じりに吐き出された声は作り物ではなく、)
…今ここで、アンタに腹グサッといかれてもいいわ。って思えるくらいには顔見れてハッピー。
オベロン:それはそれは…大変失礼した。
( 後ろからキャンキャンと聞こえる文句を聞くと必然的に、花の種をせかせかと埋める後ろ姿を思い出す。“ 結構、労働好きじゃないか君 ”なんて、ツッコミは内に秘めるとして。この後の予定や、彼女への返礼などを考えていた為、若干おざなりな返答を送り。その後も都度、女性陣の様子を確認しながら進むこと数分…自室へと到着し。「──さあ着いた。靴は抜かずそのまま入っておくれ。」と言って扉を開き。開いた先には、カルデア共通の真っ白な室内…ではなく、秋の森の風景が少女を出迎えることだろう、)
>>アンリマユ
…狡いヒト。同じことを自分が口にしたら怒るくせに
(優しくて甘ったるくて胸焼けしそうな表情を視界に捉えて、それから柔らかい体温が手の甲に触れて、指先に這って____此処が廊下でなければ、きっと沢山撫でて甘やかして、ドロドロに、拒否されるまで砂糖漬けにするのに。吐き出された息と確かな本音に口角を少しだけ持ち上げて、指先で貴方の頬をふにふにと愛でながら「今日明日と、休むように言われているんです。アンリマユさんが気絶するまで猫可愛がりして差し上げようかと思って」と、最期も傷も自分に望むことは許さない貴方が、自分からの痛みを望んだことを咎めるように、一歩、距離を詰めて)
>>オベロン
絶対思ってな____ぁ、は、い
(小さな手には重たかったであろう荷物は自分には随分と軽くて、いつもの様に貴方に毬栗でも投げつけるように言葉を…選ぼうとして、扉の向こうの景色に小さく息を飲む。殺風景な見慣れた部屋ではなくて、どうしてか、小さい頃見たことがあるようなその森は、やっぱり美しいと思ってしまって。言われるがままに踏み込んで、肩から腕にかけて移動をしていたらしい女王様に少しだけ頬を寄せ、それは一人と一匹だけの秘密になる程度には小さな声で「…綺麗ですね、とても」と一言だけ)
御影尋.
アンリマユ:き、気絶って…。パブロフの犬みてーに、近寄って偽物だったらどうしようかと思ったんだが…その調子じゃあホンモノっぽいな。
( 怒るというか多分呆れる。責めるような言い方にイイ気味だと優越感に浸っていたものの、すぐに摘まれているほうの頬がひく、と痙攣を起こす。彼女のことだから深い意味は無いと分かっていても、こう、何というか…コノートの女王にでも吹き込まれたのか。返り討ちにされたような気分味わいつつ、人の足音やらが聞こえてきた為、腕を降ろし。「なあ食堂寄ってもいーい?お宝がありそうな予感がする。」と野生の勘か、そんなことを聞いて、)
オベロン:や、ただいまみんな。
( 女の子達を先に部屋に入らせた後扉を閉め。パタン──その音がまるで合図かのように、小さな命達が次々と花や草木の間からひょっこり顔を出してきて。わっ!と一斉に群がってきては周囲を取り囲んでくる様は綺麗というより賑やか、もっと言うならめちゃくちゃに手を振りたくなる。己とブランカにおかえりを言った後、すぐに彼らは久しぶりの来客に興味を示し。妖精語で『オベロンのオトモダチ!』『遊ぼう!』『仲直りできた…?』と…最後に関しては、暫く彼女がここに来なかったものだから自分と喧嘩したと勘違いしている模様、)
>>アンリマユ
…はい、行きましょうか
(してやったり、なんて言いはしないけれど。指の下でほんの少しだけ筋肉が動く感覚がして、目を細めるように笑いながら同調するように手を離す。仮に自分が偽物だったなら、貴方はぱっくり頭から喰らいついていただろうに…本当に、自分なんかに甘い復讐者だこと。提案を呑むように頷いて、足を向ける先は先程影を探してしまった食堂。ないと分かっていて、はぐれないように揺れる飼い犬の腰布を指先で摘んだならどこか満足気に廊下の先に視線を移して)
>>オベロン
わ、ぁ____ええと、こんにちは。お邪魔します
(もしも相手が妖精王でなかったなら、逃げ道がなくなったと警戒したかもしれない、けれど、自分から離れた女王様に促されるように森の中へと足を踏み出せば小さな命たちに返事をするように少しだけ屈みながら挨拶を。何を言っているか、は、分からないし、もしかしたら歓迎されていない可能性もあるけれど、攻撃的でないということは多分悪い反応ではないのだろう。辺りを見回したあと、ぱちりと妖精王を視界に捉えて「…お荷物、何処に置きましょう?」と首を傾け)
御影尋.
アンリマユ:ん~これじゃねぇ、これも違う───あった。
( ──場所は変わり、食堂内に備え付けられたキッチンにやって来た。所狭しと食材が保存された冷蔵庫に身ごとつっこみ、ここ掘れワンワン!とばかりに中を漁った結果。とてもよく知った魔力の気配につられるがまま、綺麗にラッピングされた小箱を掴み、発掘してくる犬。かるぅくソレを揺らすと恐らく四角い…固形物が入っている音が聞こえ。匂いは…よく分からなかった。頭上に?を浮かべ小首を揺らした後、「これアンタのだろ、開けてみてもいい?」と箱の持ち主に聞いてみて、)
オベロン:喧嘩はしていないし、彼女はトモダチじゃなくて日雇いの助っ人。“ 君たちの願いもきっと叶えてくれるよ。 ”
( この森に足を踏み入れたら誰しもが一度は味わうことになる無邪気な洗礼を受け、戸惑う少女。いくら言っても治らない彼等の悪癖を、諦念することで慣れてしまった己は、彼女の代わりに疑問に応えて。己の放った、主に後半の言葉を聞いた妖精達は『うれしい!』と少女の周りをクルクル飛んだり、指を握ったりしながら喜びの感情を目一杯伝え。それから此方を見つめるぼんやりとした目と視線が合えばにこり、形の良い爽やかな笑みを浮かべ、)
──そうだろう?ほらほら、君の担当はこっちだよ。
>>アンリマユ
ええと____自分はコーヒーを淹れてきます
(二人並んでいる姿をいつも通りだと、無反応に通り過ぎていく職員たちの順応力の高さたるや…とはまあ、思いつつ、せっかく辿り着いた場なのだから元の目的通りにコーヒーを持って帰ることに。と、なにやらガサゴソしている飼い犬の動きを横目に眺めていればその手に握られた何かに、ぽかんとした顔を…よくもまあ、自分の気配を探し当てるものだと。どうぞ、というように頷いては、少し高い位置の棚からマグカップを取り出そうと背伸び…貴方もコーヒーを飲むだろうか)
>>オベロン
____まあ、それは、ええ、喜んで
(なるほど、喧嘩をしていたと思われていて、友達だと思われていて、歓迎もされていた、と。妖精王の無責任ともとれる言葉に今度こそ嬉しそうに反応を示してくれる小さな姿に少しだけ微笑みを返して、それから…絵画のような笑みを見せた貴方にこちらは少しだけ眉を下げるようにして反応を返しながら歩み寄り「はい、貴方の願いも、皆さんの願いも、自分にできることであれば喜んで____自分は妖精王の“トモダチ”ですので」と。たっぷりの嫌味と皮肉と本音を贈っておこう)
御影尋.
アンリマユ:んじゃあ遠慮なく…オープン!
( 本人から許可が降りれば早速、リボンをスルスル解いてゆき蓋を開けて。中身は半分予想していた通り四角い形をした角砂糖サイズの…「…チョコ?」と見た物をそのまま呟き。リボンや丁寧な包装から察するに、恐らく誰かからの贈り物。しかも、甘い物に目がない彼女がまだ一口も手をつけていない様子を見ると相当、大事な物と見た。であるのなら…流石に無断で食べるのはマズイ。冷蔵庫を閉じ、棚から食器を取り出そうとしている飼い主を見遣ったのなら、)
何これ土産?食っていーい?
オベロン:……。さすがはカルデアのマスター、普段から多くのサーヴァントの要望に応えてるだけある、話が早くて助かるよ。
( 何だか無性にスカイダイビングしに行きたい気分、受け止め役はもちろんトモダチである彼女を指名する。…が、これからの事を思えば想像するだけに留め、当たり障りのない返答を。──暫く歩くとツリーハウスほど豪華じゃないにせよ、一軒の小屋がポツンと佇んだ空間に出て。そのすぐ近くには、まだ空気の入っていない赤子用のビニールプールがぺしゃんこになって潰れていて。それを指差し、)
単刀直入に言うけど、あれに空気を入れてほしいんだ。
>>アンリマユ
____ああ、なるほど。まだ眠っていたんですね、それ
(冷蔵庫に入っていたというそれ、自分の記憶があまりに昔だからか何かと思っていたけれど…いや、仮にそうだとして渡す相手は貴方しかいないだろうし。逆に自分宛なのだとしたら、自分は迷わず口にしただろうし…でも、貴方は自分の気配がするから手に取ったに違いないわけで。コーヒー用のカップを手に取りながら、そんな思考に終止符を。理由はそう、コーヒー用の角砂糖を見て思い出したから。納得がいったように視線を向けたなら「それ、バレンタインです。自分から貴方宛の」と。道理で自分が食べていないはずだ)
>>オベロン
____夏ですねぇ
(嗚呼、絶対そうは思っていないな。と察しがつくくらいには慣れているのだと思う。森の中、少し先、本当に御伽噺の中にでもありそうなそこに置かれた潰れたプールは少しばかり寂しそうで、膨らむのを楽しみに待っているのは…妖精王か、彼の仲間か。その場にしゃがみ、ビニール製のそれを持ち上げたなら「足踏みポンプとか、あります?無ければ普通に口でやりますが、私物にあまり触れられたくはないでしょう?」と下から眠たげないつもの表情のまま見上げ)
御影尋.
アンリマユ:渡す相手は捕まったってのに、肝心のプレゼントの存在忘れてちゃあ世話ねえよ。
( さらっと告げられた言葉に“ 今年も貰えたんだ。 ”なんて…離れていた期間が長かったからこそ、尚更そう思い。ポカンとした間抜け面晒したまま再度、プレゼントに目を向け、己が行方をくらませていた期間の飼い主を想う。いつ帰ってくるか分からない犬の為にチョコを用意して待っていたのか、彼女はずっと…。その光景を思うと、作り物の心臓が軋む、し、少しだけ呆れてしまう。大切な貰い物を片手におさめ、嬉しそうに隣に並んだのなら、己よりよっぽど忠犬気質な飼い主の頭を撫でようと腕伸ばしつつ、)
気絶するまで猫可愛がりされんのは、そっちの方じゃね~?ご主人よぉ。
オベロン:そこは抜かりなく!ダヴィンチに頼んで用意してもらったんだ。あの店、何でもあって便利だよねぇ。
( 途中で酸欠により挫折したからこそ自力でという提案には、緩やかに首を横に振り。…まあ、そんな苦い経験があったからこそ、わざわざ現実なんぞに足を伸ばす気になったワケだ。地に降ろしたダンボールを開封し、彼女の足元近くにエアーポンプを置いて「嗚呼、もし途中で空気が入れにくくなったら、こっちと交代しよう。」と伝え、自分は水を確保しに行くことに。と、その前に濡れぬよう外套は近くの切り株に、腕捲りして、)
>>アンリマユ
…だって、貴方はいつまでも受け取ってくれるわけではないのでしょう?
(いつだか、毎年貰うつもりは無いと言っていたから、それが今かと思った。でも、もし受け取ってくれるのなら…作っていなかったと知ったら貴方は盛大に拗ねるだろうから。頭に伸びた手に怯えもせずに、喉を鳴らす猫のように目を細めては「ちなみに、一粒一粒に甘すぎる毒を仕込んでいるので苦いコーヒーをご用意することをオススメしますよ」と小さく微笑んで)
>>オベロン
おお、助かります____よいしょ、と
(さては経験者だな、と小馬鹿にも取れる目を向けたあと、エアーポンプを差し込もうと膝を折りビニールプールに触れる。懐かしい気がするけれど、最後に触れたのがいつだったかは覚えておらず…用意をしたなら黙々と空気を送り込み…水を取りに行った妖精王の後ろ姿は視界の端で捉えていて、白い腕だとか、綺麗な外套だとか、全部が飼い犬や自分との共通点があるとすればひねくれていることくらいだろうか。空気がいっぱいになるまで、あと五割)
御影尋.
アンリマユ/何もかも焚べてでも果たしたい復讐があるのなら、そん時ゃ共謀者になってやらぁ。そうじゃねえなら───、
( どんなに心境に変化が起きようとも召喚された際、心に決めたルールは曲げられない。途中でぶつ切りにした言葉の先、もしも…彼女が恩讐の炎に取り憑かれることなく、自分達とは異なる答えに至ったその時は、“ 力になれない ”。付き合いの長い相棒のことだ、口にせずとも言いたいことはお見通しだろう。頭から手を退けたのなら親切な毒殺者をフ、と鼻で笑い。白い手とカップの間に褐色の壁を作り、)
相手を嵌めたいならそこは黙っとけよ。…ところでアルコールっていけるクチ?
オベロン:……あっつ、
( ──プールを設置した位地からほど近い場所にある水道場にて。蛇口に散水用のリールホースを繋いでいた最中、妖精たちとはまた異なる視線を背後越しに感じた為、眼球のみを動かして。汎人類史の初夏を再現した温度設定で普段より蒸し暑いのに、それに加えてじぃっと。背を刺してくる観察眼のおかげで余計に暑さが増した気が。頬に流れた横髪を耳にかけつつ上記呟く…と、呪いが発動したのか。燦々とした太陽が顔を出してきて、思わず眉寄せ、)
>>アンリマユ
____お酒、少しだけなら大丈夫ですよ。度数が高いものをたくさんは、少し辛いけれど
(多分だけれど、貴方は自分がいなくなっても貴方のままで、次に自分が再び貴方に出会ったとして…また、自分は上手く人を憎むこともできないような気がして。だから、合間に空いた時間を受け入れるように一度だけ瞬きをして、それから唐突な問いかけに返事を…「貴方こそ、アルコールとは無縁そうなのに」と、青年と少年の間のような見た目もありしげしげとその顔を見上げ)
>>オベロン
(ちらちらと室内なのに刺す刺激に夏を覚えながら目を逸らしたのは、光を反射した色素の薄い髪が何だかとっても綺麗に見えてしまったから。ぎゅむっと押すとある程度反発を覚えるようになった生意気なビニールプールにさっさと仕上げをしてしまおうと空気を送り込みながら、頬から首筋に落ちていく汗を雑に手の甲で拭って「____本当の夏みたい」と、少しだけ嬉しそうに目を細め)
御影尋.
アンリ:確かに。ビンボーな村には過ぎた嗜好品…だが、殻の奴は違うんだな~。
( 積極的にアルコールを口にするタイプでないことは自覚済み、では何故こんな提案をしたかというと黒コートの後輩から美味いコーヒーの飲み方を教えてもらったのを、ふと思い出したから。氷が底までぎっしり詰まったグラスにコーヒーと、いつもより少なめのウイスキーを投入し、かき混ぜて。仕上げにバニラアイスをトッピングすればチョコの返礼品の完成、)
只今バンダナは品切れ中につき、こちらをお納めクダサイ。
オベロン:( 感慨深そうな声。それは逆に言うとこの世界は空想だと…妖精達の口からは聞けない、外の世界からやって来た客人らしい感想だ。蛇口を捻ればポンプと格闘している彼女を、何の気ない素振りで見遣り。ホースの照準を後頭部にセット、毒気のない声で「─────御影、」と、口にしたことのない単語をはじめて音にし。もし、少女と目が合ったのなら…引き金を引こう、)
>>アンリマユ
…美味しそうです、とても
(けして貴方を小馬鹿にするつもりはなかったのだけど…多分貴方もそういう意図があって言った訳では無いと分かっているから曖昧に目を細めて。手際よく作られたそれは何だかオシャレなバーで出てきそうなもので、一転きょとんと目を丸くしつつそっとグラスを持ち上げて…光に透かすと苦そうで甘そうで綺麗だ。「…部屋でいただこうかと思います、折角だから、ゆっくり味わいたい」と、溶けないようにグラスのふちを指先で教えつつ不器用に少しだけ笑みを浮かべて)
>>オベロン
え____
(おおかた空気もいい感じ、あとは最後までぎゅっと入れ込んで、口を閉めて…と、もう一押しの瞬間、呼ばれた名前に当然のように返事をしようと息を吸って____呼んだ相手が誰かを思い出して驚いたように目を見開いて。少なからず自分に心を開いてくれている相手では無いから、名前なんて呼ばないと思っていたから、慌てて振り向いたところで向けられた銃口から逃げる術もないのだけど…中途半端に身体を捻ったせいで、顔を手で守る時間がなくなった)
御影尋.
アンリ:アイスの代わりに生クリームのせてみ、そっちもトぶくらい美味いから。
( 好感触な反応にこちらも満足、あとはカクテルが彼女の口に合うことを願うばかり。もう1つ飼い主の食指が動きそうな情報を共有しつつ、自分のグラスと…チョコも、忘れずに小脇に待ち。「ならシアタールーム行かね?個室だったらゆっくり出来るだろ。」どちらかの部屋でまったり過ごすのも好きだが、新作の作品が入ったと小耳に挟んだ為、そちらさえ良ければ一献傾けつつ映画鑑賞したい。ほろ苦そうな瞳を見つめ返答を待ち、)
オベロン:( 珍しく感情が全面に押し出された顔を見ると、少しは溜飲が下がるというもの。一度引いてしまったが最後、止まる術を持たないソレは容赦なく少女の顔面を襲い。パシャッ!と飛び散った水の冷たさは現実のソレと寸分も変わらない、という事実を彼女にもたらすだろう。十中八九苦情が飛んでくる前に、薄ら笑いを浮かべ、)
どう?所詮は想像の産物に噛み付かれた気分は。
>>アンリマユ
それは、…美味しかったらまた貴方に作ってもらいましょうか
(甘いアイスと少しのアルコール、コーヒー…どれをとっても美味しいに違いないのに、生クリーム変更だなんて贅沢な…!これは次回の楽しみにしておこうとキュッと笑みを浮かべるように唇を引き結んだなら、こちらに向いた双眸に当然のように頷いて。映画なんて滅多に観ないから…少し楽しみ。行きましょうかといつも通り手を差し伸べようとして、貴方の荷物がいつもより多いことに気がついてうろうろと手を泳がせたあと、自分のコップを両手で持つ形に留め)
>>オベロン
____オベロン、さん!
(びしゃ!と可愛くない音がして顔も服も髪も濡れた。ぽたぽたと水を滴らせながら、何が起きたか理解するまで数秒かかり…きょとん、とした後、ギャン!と吠える。冷たくて気持ちがいい、だけれど不意打ちで水をかけるとはどういう了見だ!キッと睨むように妖精王を見据えたまま、足早に距離を詰めたなら、正面で犬のように首を振って…避けなければ、かけられた水を散らすように水を飛ばし相手を軽傷ながらも巻き込んでやるつもりで)
御影尋.
アンリ:へいへい…なに見ようかねぇ。好きなジャンルとかある?
( 此処にはバーもバーテンダーもいるのに。さも当然のように指名されては、表向きは気だるげながらも前向きに検討することに。迷子になったままの手を引っ込め、スン…と何事もなかったようにグラスを待つ不器用な様子を見ると、つい笑いが込み上げてきてフッ、と鼻が鳴る。プレゼントをお腹と腰布の間にしまうと右手をひらひら…軽く揺らし、空いていることを示唆しつつ、お喋りしながら次なる目的地に移動しようか、)
オベロン:…ッ!本当みたい、なんて言うからだ。
( フリーズから一転。ムキーッ!と悔しげに吠え、ズンズン!と早歩きで距離を詰めてくる様は、まんま怒った時の魔猪の氏族、もとい我が弟子にそっくりだ。…なんて悠長に見物していたら報復とばかりに冷たい飛沫に襲われた為、煩わしそうに片目を眇め。腕で防ごうとしつつ上記を、続け様に「ニセモノなら問題ないだろーが。」と。理不尽な反論を差し引いても、こうもピーカンだと体も服もすぐ乾きそうな気が、)
>>アンリマユ
…怖くないやつ、あと人があんまり痛い目に合わないやつ、とか
(邪険な返事、と言うには少しだけ甘やかすような優しさがあって、多分貴方はまた作ってくれるのだろうなと…随分と自分は許されているらしいから。こちらの一連の動きを見ていたらしい飼い犬は、慣れたように片手を空けて居場所を作ってくれる。グラスで少し冷たくなった片手を伸ばして、緩く揺れる手を掴んだなら足を前へ「でも、貴方が観たいものがいいです。せっかくなら」と少しだけ目元を緩め)
>>オベロン
偽物だろうと____あっ、それより、オベロンさん、さっき
(面白いものでもないだろうに、余裕な表情は崩れることなんてなくて、いけ好かない王子様のような顔から溢れる言葉は随分と意地悪で…だから、不満そうな顔が一瞬でも見れたことに少しだけ満足感を覚えたりもしたけれど。偽物だろうと水を他人に急にかけるのはどうなんだ!と言うより先に、思い出したのは何故自分が振り返ったのか。「自分のこと、呼びましたよね?」と、確認するようにまた一歩距離を詰めて…気紛れでも、誰かに呼ばれる名前は存在証明のようでいつだって嬉しいものだから)
御影尋.
アンリ:んー…じゃあB級ホラーとか?わりとシュールでとんちきな話が多いぞ。
( 飼い主の苦手なジャンルは、ものの見事に己がよく見るジャンルと被っていて。それ以外となると、どうしよう…と考えていた自分に、気づいてか助け舟が出され。お言葉に甘えて、上記を提案してみる。巨大トマトやソファなんかが襲いかかってくる映画もあったなぁ、と視聴談語った後、肩同士を軽くぶつけ、じゃれつきながら「怖いならくっついてりゃ良い…し、そっち泊まり行こうか?」と笑って、)
オベロン:ああ…まあ、呼んだ。けど、別に用があって呼んだわけじゃあない。
( 返事に“ ならやっぱり良いじゃないか ”と1人自己完結したところで、少女の表情がパッと明るく、予想していなかった方向に変化した。なぜ確認するまでもない事実をいちいち聞いてくるのか…それにその嬉しそうな顔は何だ、と思うわけで。後者の理由は何となく察せられるため、瞳を逸らし。ため息のあと「視界がうるさい…とっととその感情引っ込めろ。」“ 白 ”にしてはダウナーな声音で、他人の感情が視えてしまう妖精ならではの感想を伝え、)
>>アンリマユ
ん、そういう面白いホラーなら興味あります…少しだけ
(トマト嫌いな人はもちろん、リビングで映画を楽しんでいる人がひっくり返りそうな展開にぽかんと間抜け面…眉尻を下げて好奇心と少しだけの恐怖と、笑いをこらえたように笑いながらぶつかった肩に目元を緩めて。グラスをしっかりと片手で持ったまま「最初からそのつもりでした」と。一人で布団に縮こまるつもりは最初から無い、悪戯っぽく肩をぶつけ返して)
>>オベロン
自分を喜ばせた貴方の落ち度ですよ
(単純に振り向けというだけの指示のために呼ばれた名前でしかない、のだとしても。録音しておけばよかった、と思うくらいには嬉しいものなのだから仕方ない。ただ、見たいものも見えてしまうその眼のことを僅かながら忘れていたのも事実、なので「___空気、もうほぼ入れ終わっているので。お水入れて、完成ですよ」と、直ぐにいつも通りのすんっとした表情に戻し、感情には可能な限り蓋をしながらプールの場所へ戻ろうと踵を返し)
御影尋.
アンリ:ひひ、せっかくだし部屋暗くしてみよーぜ!
( 映画鑑賞もお泊まりも…嬉しかったようで。にひっとした笑顔と共に、提案しつつシアタールームに入り。個室にこもる前に映画を選ぼうと大きなスクリーンを横切り、デスクが保管してある倉庫に飼い主とやって来て。一旦手を離せば「とりまザッと見て…面白そうなのあったら教えて。」と伝え、作品の吟味をしにいき。棚にはゾンビものや吸血鬼、鮫といったアニマル系、ドール…等一口にホラーと言っても様々なジャンルがあり悩ましい、)
オベロン:“ アイツ ”じゃなくて君が妖精國に派遣されていたら──…いや、そうじゃないか。
( 与し易そうな少女を見ていると、” 僕の ”願いも叶っていたかなと。幕の降りた舞台に想いを馳せるが、すぐに首を横に振り、自己完結し。彼女からの合図を受け、プールにホースを投入…すると水の匂いを嗅ぎつけ、ビニールのふちに妖精達が集まってきて。揺らめく水面を眺めつつたかが名前1つ、されど宝物を貰ったみたいに尻尾をパタつかせる姿は…仮にも王子としてレディーを犬呼ばわりはどうかと思い遠回しに、)
…前から思っていたけど、君ってあんまりご主人様ってタイプではないよね。
>>アンリマユ
…アンリマユさん、これは?この____森のやつ、じんわり怖そう、です
(あまり足を踏み入れたことのないシアタールームは想像していたよりよっぽど映画館らしくて…何だか少しだけワクワクする。促されるまま、棚を見上げてはタイトルだけでは分からないといくつか表紙を見たり、裏面のあらすじを読んだり…これはやめておこう、ちょっと流石に怖そうだから。吟味していた最中、目に入ったのは森の奥の洋館が舞台らしいホラーで…人形が?人間を…これならまだ、受け入れられそうな、気がしないでもない。「あと、あの、出来れば毛布か何かいただけると…」と念の為避難経路を確保すべくおずおずと切り出し)
>>オベロン
____まあ、飼い犬に手を噛まれるタイプである自覚は持っているのですが
(それは言わない約束ですよ、妖精王…と、言葉を飲み込んで水面に反射する光を見下ろす。先輩ではなくて、自分だったなら…どんなに想ったところで、あの綺麗な国は堕ちる運命だったのだ、それがきっと、残酷なシナリオというやつなのだ。でも、“もし”そうだったなら…自分は奈落の底に共に落ちることを選んだに違いない。妖精達と眺めていた水面から顔を上げ、声の主を見上げながら「ご主人様にはなれませんが、多分、猛獣使いにはなれますよ…自身の血肉を甘んじて噛ませますが」と、少しだけ小生意気に口角を持ち上げつつ、片手を冷たい水にぴちゃりと浸して涼むことに)
御影尋.
アンリ:どれどれ……脱出系?祟り系かね?面白そうだし、これ見たい。
( 選別の最中、呼ばれると持っていたBlu-rayを棚に戻し。彼女はどんなものを選んだのか…予想がつかない為、ワクワクしながら隣に立つ。手に持っていたのは不気味な西洋人形が目を惹く、パッケージで“ おっかなそうだ ”と自然と口角がつり上がりつつ即断即決して。ディスクは飼い主に持ってもらうとして…個室に入る前、しおしおとした声音に「たしか部屋ン中に膝かけがあった、はず…それでイケるか?」と様子を伺い、)
オベロン:違うよー。妖精國の魔犬は恐ろしいけどこっちの世界の犬は、アイラシイじゃない?一度気を許せば主人じゃない相手にも尻尾を振って、お腹を見せてくる所とか…ね?
( 小さな夏を味わい楽しげに弾む声に紛れて聞こえてきたのは…無邪気な命たちの情操教育に些か悪い言葉の羅列で。“ もうじゅうつかい? ”“ ちにく? ”と少女が放った言葉を興味心の赴くままに鸚鵡返する彼らに多少、眉を下げ。覚えなくてよろしい、とでも言うように額を弱く小突いた後、何処か抑揚のない声で意味深げに上記を告げ。その間、視線はずっと少女に縫い付けたまま、最後にこて、と首を傾けてみせ、)
(/主様~~~聞いてくださいまし~~~弊デアのアンリがついに絆15凸しました!!!!!!)
>>アンリマユ
…何でしょう、そう即決されると怖い物を選んでしまったのではと不安に、
(キービジュアルで即決されたソレ、は、自分で提案しておきながらおどろおどろしさがじんわりと滲み出ているようで変な汗をかきそう。とはいえ、どうやらお眼鏡にかなったらしいそれを片手に持ったまま背中を追って____膝掛けでも、ないよりはあった方がよっぽどいいだろうと頷いて。「自分、ディスクをセットしてくるので…膝掛けお願いしても?」と目に付いた再生機材に足を向け)
>>オベロン
(妖精達が何かを言っている、のだと思う。貴方のほんの少しの表情の変化を見据えたまま、小さな影が水辺で遊ぶのをぼんやりと視界の中に入れて…少し物騒だったろうか、妖精たちは無垢なのだろうから。無垢でないと、この妖精王は、一緒にはいなかっただろうから。どうやら嫌味と本心とが綯い交ぜになっている様子の台詞を反芻して____倣う様に首を傾け。懐いているから、尻尾を振って腹を見せている犬はどれほど居るのだろう…そんな思いのまま、自身の腹部に手を這わせたなら)
どうでしょう、そうやって油断させて…近寄ってきたところを襲う魂胆かもしれませんよ
(/わー!!!!!!!おめでとうございます!!!!!!!!おめでとうございます!!!!!!!最高のニュースです!!!!)
御影尋.
アンリ:や、怖そうってだけでパッケージ詐欺の可能性もあるからね??
( 恐怖心を煽る気はなかったのだが、彼女の言い分も分からないこともなく。少々慌てて弁明をいれた後、与えられた役割に頷くことで了承を示し。…と言っても膝掛けはすぐそこの距離にあり、持ってきたソレを機材をセットしている背にぽすっと被せてやり。役目が終わると手が空いたため、このシチュエーションに欠かせない必需品を持ってこようと思いつき。「ちょい忘れ物とってくる…!」と飼い主に伝えれば、颯爽と部屋から出て行き、)
オベロン:…一理あるね。でも強襲と言ってもその子に出来るのは砂糖を大量に使って、キッチンの皆を悩ませたり、寝てる人の上にダイブしたりする程度だ。無害ではないけれど、淘汰するほどの存在ではないようだよ。
( 獰猛で狡猾な犬ならば断固否定できない話、しかし己が指している子犬は、彼女の言葉には当て嵌まらない。確かに…己より強大な存在に心から気を抜くことは出来ないが、だからと言って排除するなんてとんでもない!彼女・彼等は大切な仲間であり、いざとなったらその身を投げてでも守る。先輩の次にサポートしたい存在。──と、言ったところだろうか。ぱち、と睫毛を震わせ何かを視るような眼を解除すると、手近にある簡易チェアを引っ張ってきて、立ちっぱなしの彼女のそばへ。最後に内緒話でもするように口に手を添えたなら「甘い物に目がないらしいからあげたら、籠絡出来るかもしれない。」と悪戯っぽく囁き、一旦小屋に引っ込んで、)
(/9周年の日に合わせてずっと温存してまして…へへへ、私情な報告を聞いてくださり大感謝です!!!/蹴り推奨)
>>アンリマユ
(パッケージ詐欺、とは、恐らく見た目と中身の印象が違うもののことなのだろう…似たような人物なら何人か知っているけれど、言うまい。背中に乗った少しの重さにお礼を言おうと顔を向けたところで、無事に読み込まれたらしいディスクから応答が。あとは再生ボタンを押すだけ…になりそう、なので、何やら部屋を飛び出して行った背中に了解の反応を示してから先んじて自分は椅子へ…グラスは汗をかいていて、片手は随分とひんやりしていて、そろそろ飲み物が溶けてしまいそう…と一口だけこっそりフライング)
____あ、美味しい
>>オベロン
それは____、
(澄んでいて、凪いだ瞳をここまで近くで見たのは初めてかもしれない。そもそも、ここまで自分と言葉を交わしてくれることはあまりないヒトだから。だから、言われた言葉を反芻して…砂糖を大量に使う人なんて自分以外にもいたのだろうか、あるいは寝ている人の上にダイブする無作法ものがいるのだろうか…飲み込むより先に用意された椅子と、こっそり告げられた言葉に今度はこちらが瞬きを。それから、去っていく背中を見て、その姿が消えたところで、その“犬”が指しているのが自分だと、気が付いて。表情こそ分かりにくいものの、不満げにもにょと口元を歪めストンと椅子に腰を下ろし)
…意地悪なヒト!
御影尋.
アンリ:───ウィスキーの味、平気だった?
( 映画のお供と言えばこれ!出来立てのポップコーンが入ったバケットを抱え、ほくほくした気持ちで戻ってくると、飼い主は自分が作った酒に口をつけていて。念のため味の良し悪しを訊ねる傍で、怖いと言っていたわりに、くっつき辛そうな場所に座っているとも思い。自分は反対側にあるソファーを陣取り、ぐでんとだらしなく姿勢を崩したのなら。「…長時間いすに座ってると尻痛くならねえ?」謎にじと、とした野良犬みたいな目付き向けた後、こっちの方がお菓子取りやすいよ、とテーブルに並べたチョコとポップコーンを見遣り、)
オベロン:──お待たせ~。大した物じゃないけど気持ちは込めたんだ、受け取ってくれたまえ。
( ───数分後、給与代わりの品を持って舞い戻り。チェアに腰掛ける姿は、じんわりと不機嫌そうで…“ ご機嫌ななめだね?何かあった? ”なんて聞いた日には、間違いなく仕返し不可避だろう。故に死角からぷくく、と笑ったあと先の揶揄いなど無かったかのような微笑みを携え、彼女の前に現れて。嘘か誠か…気持ちは込めた、と言って差し出したのは夏の澄んだ空の色をしたアイスキャンデー。万年裸の王様ゆえ生憎、他の王様のように金銀財宝といった物は渡せないが、彼女のお気に召すだろうか、)
>>アンリマユ
____なります
(それはもう心底楽しそうに戻ってきた飼い犬は…ポップコーンを抱えていた。味の感想を求められると、グラスに再びつけようとしていた唇もそのままに頷いてもう一口。緩く上がりだした体温を誤魔化すような飲み物の冷たさが心地いい…のだが、確かに椅子に長時間はおしりは痛くなると同意しつつ、招かれるままに立ち上がりソファーへ。いつもと同じくらいの距離感、より、少しだけ近くに腰を下ろしたなら一旦ドリンクはテーブルへ、早速膝掛けを頭から被ったなら…「じゃあ、スタートしましょうか」とリモコンの再生ボタンに指を乗せ)
>>オベロン
…ありがとうございます、甘味は、好きです
(穏やかな笑みと和やかな声と、ついでにほんの少し小馬鹿にしている気がする気配…少なからず感謝の気持ちではないだろうな、と邪推する自分も嫌でニギ、となんとも言えない顔をしたものの、差し出された空色のそれに瞳が確かにきらめいて。ぱっと両手を伸ばして、それを受け取ったなら溶ける前にと口を開き____開いたところで、妖精王を差し置いて椅子に腰掛けたままなのも如何なものかと、アイスと椅子と妖精王を視線で撫でる。「…オベロンさん、椅子座りますか?」とおずおず問うて)
御影尋.
アンリ:ん………んんん???
( 頷きを見ればほっと安堵。隣に腰を降ろした飼い主にじと目を止め、視線はテレビへ。ビデオの再生を待つ間、口の中にチョコを放り込んだ…ところガリッと、予想よりも固く、何より普通のチョコにはないザラついた食感に若干虚を突かれる。それが角砂糖であることに気付いたのは、口内に甘さがじんわりと広がった頃。チョコ自体は超嬉しい、美味しい、けど、「これ新手の詐欺じゃねぇ?ふつーのチョコかと思った!」と。作った本人に食べさせても驚きもクソもないが、甘い物だし献上せねば。指先でつまんだソレを彼女の口に持っていき、)
オベロン:何だい駄々っ子みたいな顔をして。アイスじゃ物足りない?
( きっと理由はそうじゃない、と分かりつつも一瞬不満そうににぎ、と顰められた顔に言及して。かぱっと口を開けたまま目を泳がせている姿は、さながらご飯を前にして、「待て」を言い渡された犬のようだ。問い掛けにゆるりと首を横に振り、自分のぶんのソーダアイスを口に含んで。「僕に出来ることがあればするよ。まあ…戦闘はあんまり気乗りしないけど、せっかくの休暇期間なんだしね…?」と言葉を続けて、)
>>アンリマユ
ん、ふふ____自分の好きな物詰めですよ
(チャプター選択画面で本編再生を選んで、よくあるオープニングの注意書きを眺めようとコップに手を伸ばし直したところで…小気味いいガリッとした音と、どうやら驚いたらしい飼い犬の声に小さく笑い声をこぼして。詐欺なんかじゃない、好きな物と好きな物なんて幸せ以外の何物でもないでしょう?怖いストーリーが始まる前に、摘まれたソレを大人しく口の中へ招くように受け取ったなら「…でもほら、貴方がお砂糖少ないコーヒーを飲む時には丁度いいに違いないでしょうから」と悪戯っぽく瞳を歪ませて)
>>オベロン
…自分は別に何も望みませんよ。アイスは嬉しいし、皆さん愛らしいし
(どうやら椅子は不要らしい、ので大人しく腰掛けたまま、溶ける前にと自分の分のアイスを咥える。チープで本物のソーダとは程遠いけれど、たしかにソーダ味のそれは自分的には好きな物に入る…ので、ぼんやりと水で遊ぶ妖精たちを眺めながら少しだけ、眩しいものを見るように目を細め。アイスを咥えたまま、別に聞こえなかったならそれでいいと思いながら「もちろん、自分は貴方とこうしてぼんやり過ごせるのも嬉しいから」と。過去はどうであれ、今は同じ舞台の役者なのだから、とは言わないけれど…意味もなく手持ち無沙汰に靴を脱いで、椅子の上で膝を抱えて座り直し)
御影尋.
アンリ:そっちみたいに甘けりゃ何でも美味い、みたいな大雑把な舌してねーよ。
( シュガーが彼女の口へ渡ると、指先についた粒を落とすため擦り合わせ。他の味がついた砂糖を飲み物に混入することに、若干の抵抗感があるため、飼い主の言葉を半信半疑で受け止め。べ、と出した舌を指で指す仕草は、忌憚のない言葉と合わせて生意気に見えることだろう。それから映画鑑賞中ではあるがぎしっとソファーを軋ませ、向きあえば「どういう風に甘いとか、そこんとこの感覚鈍そう…。」と。失礼な評価述べると口内に隠れている舌めがけて指を伸ばし…つついてみようと、)
(/オベロンの方一度、中断失礼します!
もしかしたら薄々お気づきかもしれませんが、することのネタが少々切れてきてしまいまして、キャラが迷走中です。
オベロンからそれとなく展開の打ち合わせをさせていただきたかったのですが、遠回しでしたよね~!!; すみません…んん、やっぱり王様とても難しい、無理()
つきまして時間・場所問わずやりたいシチュやイベントがありましたらぜひお伺いしたく!)
>>アンリマユ
…ぅ、?
(コーヒーとチョコレートは美味しいし、砂糖とコーヒーも美味しいのだから、チョコレート砂糖とコーヒーも美味しいのでは…と思ってしまうのだけれど、どうやらそうではないらしい。相変わらず生意気で可愛げしかない表情だこと、と口の中に残った甘さを飲み下して、映画に向き直ろうと…それより先に伸ばされた指先に視線を戻して、歯は当てないようにと気を回すあたり慣れが見えて困る。「えいあ、」と指を咎めるように言葉を紡いで、言葉の通り始まろうとしている映画に視線をやり)
(/背後様ー!背後様!ストップありがとうございます!!もう本当にお手数をおかけし申し訳ございません!
娘の方も「これ、踏み込ませていいのか…!?逃げない!?激重ビッグラブで殴っていい相手ではないわよ!?」と、どこまで距離を詰めていこうかカバディしておりました…気が付けずに失礼いたしました。
アイデア万年枯渇野郎で恐れ入りますが「童話などの物語が聖杯の力を得て現界してしまい、幕引きに駆り出される回」「カルデアの誰かの悪戯で白い部屋に閉じ込められる回(〇〇しないと出られない部屋、ただし仲良くなろう企画なのでメロン食べるだけの部屋だったり、VSシャドウサーヴァントだったりする)」など…
何か仲良くなれるきっかけがあればと考えておるのですが、いかがでしょうか…)
御影尋.
舌あつ…ひひ、もうアルコール回ったのかい。
( つん、と突いたあと指で優しく摘んだ急所は酒の影響か…いつもより熱っぽく。珍しさからおもちゃ感覚で弄んでいた犬の気をそらすような視線につられて、テレビに目を向ける。画面には洋館を訪れた登場人物らが話の主役と思しき人形を、発見したシーンが映し出されており。それを見ながら「エイリアン?宇宙人じゃなくて、ありゃ人形だろ。」と微妙に呂律の回っていない彼女に白々しく教え。舌をいじっていた手で今度はグラスを掴むと、スプーンでバニラアイスを削り、)
(/滅相もない!同じ捻くれダウナー系でも陽キャなマユと違ってオベは積極的に、イベのお誘いが出来ないのが歯がゆいやら申し訳ないやらで…、
本体としてはガンガン振り回していただけると幸いです…個人的な見解ですが、彼は何だかんだ言って押しに弱そうなので←
一緒にツイスターゲームとかやってみたい()けど、今回は前者でお願いしても宜しいでしょうか?
ご提案を受けて真っ先に、ティターニアが現界している可能性が浮かび大ダメージを負った奴が通ります…←)
>>アンリマユ
(そこまで度数が低いアルコールではない、とはいえ甘いのだからつい一口が大きくなってしまって…と言ったところで、少しだけ熱を持った感覚が楽になる訳でもない。離れた手に一度きゅっと口を引き結んでから、アイスを削った貴方の指先を眺めて…パカッと小さく口を開けて。映画は何やら少しずつ怖い展開へと進んでいる様子だけれど、それよりも自分のデザートを横取りされる方が問題なので。バニラアイスも自分のですよ、と示すように無言で“ください”と意思表示)
(/よーし!沢山振り回します任せてください!娘はそういうの得意です!きっと!(語弊)ツイスターゲームに笑ってしまいました、二人してそこそこ柔軟性無さそうですよね…いででで!と騒いでそう…
勿論で…ウッッッ巻き込まれ事故をしました、なん、ウッッッ…オベロンを探して現界したティターニアがラスボスでオベロンに「貴方は私の妖精王ではないわ、偽物」って言うの好です助けてください…物語何にしましょう…グリム童話にしますか?それとも本当に夏の夜の夢に…)
御影尋.
いやいや、あっち見て??お嬢さんの分あるデショ。
( アイスを口の中に入れようとした間際。じーっと刺さる視線に気がつき、眼をそちらへ。まるで餌を強請る雛鳥のような飼い主にもう完食したのかと思いグラスを確認するも、まだアイスは残っていて…しかも口をつけてないときた!そのうえで何故か人の物を欲しがる彼女に、一応アイスの存在を知らせた後、「飼い犬の物にまで手ェ出すなんざ…ご主人様の腹がプヨりますよーに!」と冷やかしの言葉投げつつ、それとは裏腹にスプーンをそっとそちらに向け、)
(/でも虫を蹴飛ばすモーションの時、下半身裂けそうなくらい脚あがってるから意外と柔らかいのでは?何にせよ文句は言ってそうです笑
ひ、人の心~!!!非常に好(ハオ)なんですが、それはそれとして製作陣側がティタの詳細を明かしていない以上、捏造して良いものなのかと拗らせオタク心が発動してしまいまして…。なので、提供視点で彼女を描写するとしたら姿はハッキリと見えないが、妖精王のエッセンスを取り込んだ存在としてその影が汎人類史側の伴侶であることは分かる。みたいなぼんやり描写にさせていただきたいです、よろしいでしょうか?;
ごちゃ混ぜでも1つに絞るでも当方はどちらでも!
ご提案を受け、何らかの理由で特異点先に顕現した物語のキャラたちを本の中に戻すor打倒する?みたいなイメージで解釈しましたが、特異点に関して本体様のイメージなどありましたら何となくでも大丈夫なので、教えていただけると幸いです!)
>>アンリマユ
でも分けてくれますものね、アンリマユさんは____
(お酒と混ざったアイスはまだ冷たいまま。贈り物は大切に食べたい主義なので…なんて適当な言い訳を脳内でこぼしつつ、向けられたスプーンに少しだけ嬉しそうに目を細めてから口にする。うん、美味しい、当然のように。油断しているわけでも、無条件に全てを許しているわけでもないのだけれど、目の前の相棒が許してくれる範囲でこちらも与えられるものを与えたいし、与えられたい。満足だ、と体勢を整えて映画に視線を移しながら、贈り物が入ったままのドリンクを持ち上げて「…こういう夏もアリですね」と。花火もいいけれど、涼しい部屋で冷たいものも乙なもの)
(/確かに…あのハイキックはなかなか…
ウワー!!!確かにッッッ!!!冷静に考えてまだ誰にも伝えられていない求められたティターニアを心に抱え続けてるのヤバいですね…いつか存在が公表されたら良いですね…いや、どちらにしても地獄…
もちろんです!ぼんやりさせて参りましょう、与えられた役柄が“ティターニア”だとしても、妖精王にとっては求めていた“役者”ではないので…
一旦一作品に絞っておいて、後々追加検討にいたしましょうか!そして特異点に関しては同じ考えでおりました!いくつかの物語が生まれた地点が特異点化したことで不特定多数の本の中の登場人物が現界→結末が決められた物語の中より外にいれば自分の思うがままに生きられると本に戻ることを拒否→気持ちは分かるが戻すためにカルデア側は戦う方針…というような形でいかがでしょう?)
御影尋.
アンリ:…なんか、気付いたら、それ以外の選択取れねえように調教されてたっつーか、弱み握られてたっつーか…、
( あんな風にスタンバイされてはあげる以外の選択肢ない。なんていう無意識下で思っていた己の本心を、確信めいた言葉を聞いたことにより意識するハメになり。飄々とした雰囲気から一転、口をもごつかせ。色々言及される前に黙秘しようと、グラスのフチに歯を立てかけ…穏やかな表情で告げられた感想には同調した上で、己の願望を呟く。「…祭りならいつか見てみてーな。それに甘い物も沢山あんだろ。」苦手は今も克服出来ていない為、行くではなく眺めるだけ…それに嬉しそうな飼い主は眼福だから祭りを満喫する姿は見てみたい、)
(/面倒くさいオタクのわがままを聞いてくださりありがとうございます!!
でも仮にティターニアが召喚されたとしてもそれは「妖精王オベロン」のお妃様であって、「オベロン・ヴォーティガーン」のお妃様は………アッッッッ( 自爆音 )ありもしない星を一生探し続ける男……、
かしこまりました、一旦1つに絞るとしたらティタのことも考え、やはり夏の夜の夢でしょうか?
ひえぇ好き……ふと、思ったのです。彼自身が恋人への愛を「全ては夏の夜の夢であり、その後はなし」とされた存在だからこそ、作者の手を離れ、おしまいのその後を願う同族には肩入れしたくなってしまうのではないかと。
でも一方で、同胞の亡骸を使ってまで滅亡から逃げていた妖精國を気持ち悪いと思っていた彼だから、特異点を作ってまで終わった舞台の幕をあげようとする同族は、オベにとっては「気持ち悪い」と思う…という解釈も出来なくもなく…正解が、正解が、分からない!!奈須さんに赤ペン先生して欲しい← )
>>アンリマユ
失礼な…お祭り、そうですね。りんご飴とか、かき氷とか、綿あめ、とか
(もごもごと、つまりは絆されてくれたということなのだろう、きっと。それは何だか嬉しくて、いつも通り眠たそうな瞳を溶かすように瞬きをひとつ____おどろおどろしい映画のBGMとは別に、聞こえた穏やかな願望に同意を示しながら賑やかな様子を想像してコップの中のデザートを飲む。こんなにオシャレな甘味は無いだろうけれど、あの場にはあの場にしかない何かがあるので。「そうしたら、浴衣を作ってもらいましょうか。おそろいの」と、いつかの水着を思い返しつつ呟いて)
(/滅相もございません!こちらこそありがとうございます!
アッッッッ(尊)遠くて届かなくて無い星なのに、そうあるように生み出されているから求めるしかないの本当に…しんどい。夏の夜の夢にしましょう!舞台…というより、レイシフト先なのですが、特異点の発生地点ということで、夏の夜の夢が描かれた時代…少し昔の時代の英国でいかがでしょう?
アアー!!!!お客様!!!!困りますお客様!!!!!HPはもうゼロですお客様!!!!物語は物語として続ける思いは認めたい、でも無理矢理幕をこじ開けることは認めない…アッシンドイ…娘が上手く妖精王を支えられますように……ナスセンセ……タスケテ……←)
御影尋.
アンリ:ハードルが…たけぇ。まずは部屋着から…普段使いも出来るだろ。
( 実物は見たことないが、どれも彼女が好きそうな物。酒が回ってきたらしく周りの音が少し遠く聞こえる中、耳に届いたのは酔狂な提案で。いつもよりぼーっとする頭でも2人の仲をアピールするような行いはむず痒い、と思う理性は残っている、ただ前向きに検討する辺り…これも酒の効果なのかも。飲み物をテーブルに置くと目についた彼女の手を緩く握り。「ヒロが浴衣着てるとこも見てぇ…けどいちゃいちゃしてぇ、」休日なんて本人の好きにさせるべき、そんな気すら今は回らず明け透けもない願望を重ねて口にしてしまう、)
(/彼自身がティタを「架空のきみ」って分かっちゃってるのがもう…( 泣 ) レイシフト先の時代、大賛成です!勝手ながら2021年ハロウィンのようなメルヘンチックな風景を想像しましたが、よろしかったでしょうかッッ!?
原作者や声優さんがオベのこと分からないって言ってるのにいちファンが正解など分かる筈もなく…大体の提供の行動の流れを、練ってみました。ご希望の流れなどありましたらぜひお聞かせ願えますと幸いです*
①調査隊として特異点に先乗りしていたオベ(この時点で童話の住人達から全て話を聞かされ、彼等の計画を手伝うことに)→尋ちゃんと合流。特異点を修正する方法を伝えるが、勿論ぜんぶ嘘??→オベの裏切り発覚→オベにお灸据え→何やかんやで住人たちと和解し本の中に帰ってもらう
②尋ちゃんと2人でレイシフト→予定通り童話の住人を本の中に戻していく→特異点の黒幕であるティターニアと対峙し、戦闘か説得なりで彼女の計画を壊す→和解後の流れは①と同様)
>>アンリマユ
貴方のハードルって不思議なときに高いですね…それじゃあ部屋着から、もこもこのやつにしましょうか
(部屋着はいいんですか、という言葉を飲み込んだのはきっと少しのアルコールで溶けた思考のせいなのだろうとわかっていたから。そっと手に触れた体温はコップを持っていたせいかいつもより少しだけ冷たくて、重ねるように告げられる願望は貴方が普段なら素直に口にしないであろうことばかりで、可愛らしくて、分不相応にも甘やかしたいと思ってしまう…一方で意地悪もしたくなってしまうわけで、「映画、観ないんですか?」と囁くように呟き)
(/「架空」なのが辛い…物語そのものが架空なのに、その架空の中にもいない…ア゙…
よかったです…!そうですね、ふわっとそのようなイメージで…!こう、歴史的な史実は一旦寝かしておきましょう…誰にも分からないオベロンがあまりにもオベロンで頭抱えます。本当に、なんて人…
個人的には①が好みで…尋と妖精王の関係値的に、共闘するぜ!と勇み足というよりは、譲れないものがあるのは分かってるんだよ!でも仕方ねぇだろ!と頭突きする二人の方がしっくりきてしまって…今回、恐らく尋は遠慮なくズカズカ仲間として距離を詰めに踏み込みに向かいますが大丈夫でしょうか…!?)
御影尋.
アンリ:ん。観ながらくっつく……ひろも、ますたーはおわり……いいだろ?
(もこもこと言うのはいつかのフォウ君パジャマのことか、それとも毎年冬になると着てるやつを指しているのか…何にせよ、彼女しか見ないからいいか。小さく頷いたあと至近距離ということで、なんだか憎めない表情をしている飼い主の頬にすり、と控えめに懐き。“ 休暇中の今、皆のマスターじゃなくて、ただの尋としてそばに居てくれたって良いだろ。 ”そんな意味が込められた願いは、アルコールの影響で言葉足らずな言葉として舌に乗って、)
(/会ったこともない「架空のきみ」の為に世界滅ぼそうとするとか……愛情深いのレベル超えてるんですよ…。
ではそのようなイメージで!何も分からないけど、豊永オベロンは最高だぜ!ってことだけは分かります…(奈須きのこ並感←)
①のルートに謎の?が入ってますが無視してください~。オベの場合はああいう人だから、協力しながら特異点修復するより、一度盛大に裏切って、互いに本音ぶちまけた方が距離縮まりそうな感しますよね。ぜひ、愛ゆえに冷静に暴走している王様に「仕方ないヒトですね」ってお灸を据えてやって下さいませ*)
>>アンリマユ
…おやまぁ
(いいんだ。という感想がひとつ。もこもこのパジャマを着た貴方は大層抱き枕にいいだろう、だなんて思っていれば頬に這う体温に目を細め…片手で2人分のグラスを少しだけテーブルの奥に押して、ぶつからないようにした後、言外に承諾の意を示すべく近付いた貴方の耳に小さく口付けを落として。たまには宣言通り、多少酔っているらしいこの人をドロドロに甘やかすのもいいに違いない)
(/飄々としているのに本当は愛激重とかいうとんでも設定本当…しかも信念しっかりしてるから…いや普通にカッコイイですよね……
最高だぜ!(ウォー!)わかります、某アトラクションの亀になっちゃう。
ありがとうございます!全力で殴りに行かせていただきます、正論感情パンチ万歳!沢山ご検討いただきありがとうございました、どちらからスタートの方がご都合良いなどございますか!?)
御影尋.
アンリ:分かんねえ……口もいでやる、
( 了承のつもりか、あえて言葉ではなく行動で返答してくる彼女に多少不満そうに、どろっとした蜂蜜の双眼を眇め。元から口数は少ない方…とはいえ、声帯は生きているにも関わらずその役目を放棄している唇を見るとむぎゅっと、摘むように優しくつかみ。これも酒の影響なのか、使い物にならないソコはもいでやる…だなんて猟奇的な宣言をしたなら、かぱっと口を薄く開けると共に顔を寄せ───、)
(/一見飄々としてるキャラ、実は特定の相手に拗らせビック感情もち設定嫌いなオタクとかいます??
古事記にも豊永オベロンと寺島アンリマユは最高って載ってたので、覚えて帰りましょうね…。
差し支えなければ其方からお願いしてもよろしいでしょうか…?今の展開は切ってしまっても大丈夫なので、オベロンと合流する辺りからスタートしたいです。)
>>アンリマユ
(思うに、貴方は貴方が思うより言葉を欲しがる気がする…自分の事を言わせたがりだと思っているかもしれないけれど、お互い様というやつだと。ぎゅむ、と言葉とは裏腹に柔らかく摘まれたそれに「んぷ」と言葉にもならない声を上げながら、間近で見る黄色い目は随分と…開かれた口に、あ、食べられる、と分かっていて、少しだけ嬉しそうに目元を緩めたのも、貴方と繋いだままの指先で貴方の手の甲を撫でたのも、貴方が皆のマスターの時間は終わりだと告げたせい)
(/調査によるとオタクの好物として登録されてますね…古事記で笑ってお茶こぼしました。責任取って固い握手を交わしてください。
承知しました!では、下に新規を置かせていただきます…ので、ご不都合ないようでしたら絡んでいただけますと幸いです!修正が必要でしたら御手数ですがご教示ください!)
(目を覚ますと、そこは外国だった…しかも歴史で見た事のある景色と似ているようで少し違った気配を持った場所だった。霧がかっていて、小雨が降っていて…少しだけひんやりしていて。いつもなら仲間と共に旅立つはずのこの場には自分一人、出発前の説明的には____既に仲間はこちらに来ている、とか。ふっ、と短く息を吐き、手首のデバイスで現在地を確認…うん、集合場所に指定されている場所はそこまで遠くない様子。であれば、一先ず早く向かおうとその場から走り出し…この物語はきっとハッピーエンドじゃない、登場人物にとっても、あるいは、これから会う人物にとっても)
御影尋.
アンリ:───なに、考えてたの、
( あと少しで鼻先が触れる、という距離まで近付いたところで牙をしまい。唇を摘んでいた手を頬に滑らせたのなら…薄桃色をした柔らかなそこにちゅ、と噛み付いてやった。それからイタズラをしかける間際、なぜか嬉しそうな顔をしていた飼い主を不思議に思い、上記訊ねつつソファーに脚を乗っけて。ゴロン、とお腹を晒すと飼い主に向かって「…ん、」と緩慢な動作で、両腕を広げてみせ。上に乗っかってくれて良いから…彼女を抱き枕にしながら映画を見たい、)
(/お、お茶ァ…新しい信徒が欲しかっただけなんです( 手ブンブン )
絡み文ならびに今回も素敵なご提案の数々、誠にありがとうございました!!
展開等についてまたご相談させていただくことがあるやもしれませんが、差し支えなければ此方の文は蹴ってしまって大丈夫です!*)
オベロン:( 特異点修正にあたり、トリスメギストが己を選出した理由は発生地と因縁があるから、と考えていた。少なくともレイシフト前は。しかし現地に降り立ち、この國が作られた理由を見聞きして、きっと俺は……僕は、彼らの怒りと涙をよすがに喚ばれたのだろう、と悟った────。
街での情報収集を切りあげ、マスターとの合流地点に戻ってきて。待ち人を待つ間、立派なハスの葉を雨除けにしながら灰色の空を眺めていると、ピシャパシャと水が跳ねる音が近付いてきて…それに伴い此方に、駆けてくる少女が見え。雨なんて気にも留めてない様子に、自分もこのまま見落とされそうだと思えば軽く手を振り、)
そこ行くお嬢さん、そんなに急いで時計を持ったウサギでも見つけた?
>>アンリマユ
…何も。貴方は本当に自分のことが好きだなぁと、それくらいのことです
(咄嗟にぎゅっと瞼を降ろした、ので、至近距離で甘く滲んだ黄色い眼を見ることはなかったけれど…こうして、自分に臆することなく触れる飼い犬と過ごす度に随分と懐かれたものだと嬉しく思う。呼ばれるままに身体を倒そうとして…両手を貴方の両脇についたところで動きを止め。不気味な音楽にはそぐわないかもしれないけれど「アンリマユさん、折れそう」と、やわでない事は分かっているけれど、ぺしゃりと全体重をかけるには改めて見ると些かその身体は青年染みているようで)
>>オベロン
っ、あ____ウサギではなく蝶を見付けたのかもしれません
(走ったせいで、あるいは雨のせいで髪の毛が頬に張り付いて少し気持ちが悪い、けれど…少し先で、こちらに手を振る英霊の姿を目に留めれば少しだけ走るスピードを落とし___こうして見ると、本当に物語の中から飛び出してきた妖精のような人だこと。揶揄う様な言葉に目を細めて、少しだけ、無事に落ち合えた事に安堵しながら「…一先ず屋根のあるところに移動しましょうか」と。濡れ鼠の自分と、御伽噺の王子様然とした青年とが並んで立ち話というのは特異点とはいえ些か目立つだろうから)
御影尋.
アンリ:んなこと言って時々、乗っかってくるのなんなん…、
( もはや口癖と言っていい言葉、あまりに多用するものだから、彼女なりの愛情確認と勝手にとることにして、あと3…2回言ったら望み通りアイジョーをぶつけてやる、と密かに決心。言動の矛盾を指摘する一方で、適度に気を抜いてくれるのは嬉しい。だから首にそっと腕を回し…たことで鼻腔を擽る気配にじわりと、何かが溶けるような感覚を覚えつつ「…折れんのはアンタのほう。」と。過剰な気遣いは不要、相棒のわがままに早く折れて、抱き枕になれと焦ったそうに背中を撫でて、)
オベロン:木陰に居ればよかったのに……あっちに小屋があったから、情報共有もかねて雨宿りといこうか。
( 連絡さえくれれば魔力を追って此方から出向いたものを…思ったよりずぶ濡れな少女に、やや眉を下げ。彼女の服をどうにかするためにも一旦、建物内に避難するのは賛成で軽く頷き。ここに来る途中、見かけた小屋に案内することにして、彼女にはもう無用の長物だと思うが、それでもハスの傘の下にマスターを招き入れ。歩きながら「…そういえばカルデアと連絡が取れるか確認した?」と通信機を見遣り。まだしていないのなら機械を起動して…起動したらある種、見慣れた白黒の砂嵐が2人を出迎えるだろう、)
>>アンリマユ
…改めて、そう思って、しまって
(じっ、と、こう、誰かのことを見下ろす経験はあまりない分…少し余るとはいえ、自分の影の下に入るヒトの姿になんとも言えない気持ちになる。招くように掛けられた腕と、眼下で揺れる黄色い目、嗚呼もう本当に可愛い相棒ったら!弱ったように目を伏せて、そっと胸元にぺしゃりと潰れたなら、んふふと小さく息を吐き出して。「はい、お望みの尋ですよ」と、二人の体に緩くかかるように膝掛けを乗せて)
>>オベロン
はい____通信は繋がるのですが、この雨だったので現状報告と確認はまだ、
(小屋があるのなら有難い…と招かれるままにファンタジーな傘の下に入ったなら、雑に服の袖で頬を拭って。ここに来る前、レイシフトして直ぐに集合場所の確認はしたものの詳細については雨の中立ち止まって聞くのも…と未確認。歩きながらでも時間はある、とデバイスを起動させて____「合流しました、今から雨宿りをしつつ作戦を確認するので…現状のご説明を願います」、と。告げられる内容はレイシフト前に聞いたとおりに違いないが、擦り合わせは必要だろう)
御影尋.
アンリ:相棒のこと大好きかよ。
( 沈んだ瞳を伏せたと思えばヘロヘロ…と、力の抜けた身体を預けてくる様は、まるで降参とでも言われているようで面白い。華奢な身を少しだけ抱きあげたのなら首筋辺りに顔を埋めスン、と鼻を鳴らし。洗剤やコロンとはまた違う…良い匂い、でも、それだけじゃなく、牙を食い込ませたくなる匂いがするものだから悩ましげに眇めた瞳で彼女を見上げ。「なんか……ン、なんか、ヒロの部屋じゃねえのに、ヒロの部屋いるみてぇ、」と辿々しく感覚を伝えて、)
オベロン:ちゃんと繋がるといいんだけど…、
( 呟くとまもなくデバイスを通して空中に小さなモニターが浮かびあがり、管制室の面々が写し出される。告げられる内容は概ね出発前に聞いた復習のような情報で…黙って聞いていると、急に画面に謎のノイズが走り出し、音声にも雑音が生じるようになってきた。怪訝そうな職員らに原因の心当たりについて聞かれると腕を組み、「…うーん。場所の問題か…もしくは周りの霧に原因があるかもだ!」と…ただ偶々なのか、色々見解を述べるなかでも“ 知らない ”と口する事はなく、少女にも心当たりはないか目配せして、)
>>アンリマユ
…擽ったい、あと少し複雑な気分です
(それじゃあお互い様ですね、というより先に猫のように移動させられた身体にきょとんと目を丸くして、そのまま慣れたように埋められる鼻先に何とも言えない顔を。恥ずかしいし、擽ったいし、お酒を飲んだ後ということもあっていい匂いとは言えない気がするし…少しだけ上体を浮かせて、至近距離で黄色い目を見おろしたなら「自分の部屋、は、もう貴方の匂いも混ざっているから、貴方がそう感じるなら、次にこの部屋に来た人は全部察してしまうでしょうね」と意地悪く目を細めて)
>>オベロン
心当たり、は____現状は特に
(色のない画面でも管制室の様子が見えると知らず安堵してしまう。特に情報に変更は無いようで…安心したのも束の間、ノイズに眉を寄せ、閉口して考えていた。自分一人でいた時の指示は不足なくて、映像のノイズだけなら通信状態を疑うけれど、音声は…妨害行為の可能性もある訳で…場所も霧も可能性としてはある…もしもそうなら、途中でノイズが入るものだろうか。ぱちり、と妖精王の視線に瞬きを返して有耶無耶に返事を。「一度小屋に移動して、それから戴いた地点情報を元に行動を開始します」と念の為通信途絶になったとしても不都合ないように計画だけは口にして)
御影尋.
アンリ:…?アンタの、匂いしか───ッ!?
( 体温が離れ再びマウントを取るような体勢になった飼い主を、朦朧と見上げ。脳内でフクザツ?察する?と疑問符を浮かべながら思ったことを口にしかけた刹那───突然、室内に響き渡った絹を裂くような悲鳴に耳をつんざかれ、反射で細い手首を掴んで。すぐさまバッとテレビ画面を見ると場面は、登場人物の1人が人形に追いかけ回されているシーンで。「び、びびったぁ…急にデカい音出すの反則だろぉ、」なんて文句言いながら飼い主の方を見遣り、)
オベロン:分かった、僕の方でも調査してみよう。何か判明したら…って、切れちゃった。
( 結論として通信不良のハッキリとした原因は特定出来ず。管制室の方で調査する、という形に話は落ち着き。…ただ万が一、第4特異点の魔霧と性質を同じくするものならばマスターはあまり近づき過ぎないように、と伝言を残しプツン、と映像は半ば強制的に切れてしまった。あまり芳しくない状況に不安なのか…少しだけ肩を撫で下ろしたあと、目当ての小屋が見えてくると少しだけホッとしたような声音で、)
…!見えてきた。あの小屋だよ…と言ってももしかしたら先客がいる可能性があるけど。
>>アンリマユ
____まあ、正しい判断、では、あります
(自分の匂いというものは気が付かないものなのかもしれない…と、貴方の反応を見ながら思う。と、癖に違いないのだけど、聞こえた悲鳴と掴まれた手首にほぼ反射的に目を発生元へ向けながら貴方を守るように少しだけ身を低く…して。映画でよかったと思う半分、映像を観てしまった後悔半分____しょもしょもと再び上体を倒し、ぎゅっと目の前の体温に縋ってやり過ごす道を選び)
>>オベロン
少しの間雨風がしのげれば…傘、ありがとうございました
(近付くな…ね、と思いながらぼんやりと辺りを見回す間に通信は途絶。この国は、場所は霧や雨が多いことを小さな暗殺者や頭脳明晰な探偵から聞いたことがあったからあまり驚きはしないものの、空を掴むような話には変わりない。頭の上で小さく跳ねる雨音を聴きながら、見えてきた小屋…に隣を見遣り。先客はまあ…害がないのなら良いとして…ええ、もう害がないのなら。軒下に一足先に踏み出して、小屋のこじんまりした扉…向こう側から特に物音は聞こえないけれど…に手を伸ばし軽くノックを。この世界のこと、合流するまでのこと、聞きたいことは色々あるけれどまずは腰を落ち着かせるところから)
御影尋.
アンリ:…バクバクいってるー。アンタの心臓、オレのもんになったみたい、
( 目を向けた先には、怯えた猫みたいな飼い主が。そんな彼女の早い鼓動の音が剥き出しの肌を通して、ダイレクトに伝わってくるものだから…なんだか1つの心臓を、2人で共有しているみたいな奇妙な感覚。寝返りを打ったのなら、抱きしめた身をソファーの背もたれ側へと追いつめ。右手で太腿を撫でながら「2人だしイケるかと思ったが、案外ひんやりさせられるもんだな。」と少し悪戯っぽい声音で感想述べ、)
オベロン:どういたしまして。───埃っぽいけど、ありがたく雨宿りさせてもらおうか。
( 扉をノックしても中からなにも反応が返ってくることはなく。とはいえ念の為、己が先陣を切り…ギィ、と古めかしい音を立てながら開いた扉、ひと間の室内はところどころ壊れかけ、手入れ知らずの様子から長らく使用されていないことが見て分かり。休むにしても灯りが必要だろうと一縷の期待を胸に、ガラクタを物色した末、運良くロウソクの生きたランタンを発見。ただ火を起こす道具までは、見つけられず。ここはぜひ神秘の力に頼りたいところだが、残念ながらオベロン魔術は理論と技術があって初めて成り立つ現実的な魔術しか取り扱っていない。よってマスターを見遣り、)
火を発生される魔術か…都合よくマッチなんか持ってたりしないかな…?
>>アンリマユ
(心臓くらい貴方にあげますよ、なんて言葉が出そうになって、やめた。ただ、自分のいつもより早いそれが伝わっている事実は何だか恥ずかしくて転がされるままに背中はソファーの背もたれに…飼い犬越しにぼんやりと映像の光が見える。ひんやりだなんて貴方は言うけれど先程まで冷えていた身体は、貴方が触れるから、少しずつ寧ろ熱を持つみたいで、悔しい。「悲鳴を聞くと反応してしまうのは、職業病みたいなものですね」と、貴方と映像から逃げるように背を向けようと狭い中で身を捩り)
>>オベロン
____あ、あ、えっと
(すっと前に影が過ぎって、先に中へと踏み込んだ背中に少しだけ驚いたように瞬きをして…多分、漠然と、守られる対象にはなっていないと思っていたから。中は想像通りに暗くて、生活の気配がない…雨漏りもしていないし、小さな窓も割れていない、少し借りるには十分だろうと壁沿いを歩いていれば聞こえた声に振り向いて。十分な明かりになるだろうものが、白い手の中に収まっている…が、なるほど、確かに火は必要になりそう。歯切れが悪い返事は、あまり魔術を人前で使わずに生きてきた自分の悪癖。ランタンを受け取ろうと手を伸ばしたなら「オベロンさん、あっち向いててください。良いと言うまで見ないでください」、と、こちらに背を向けるようお願いを。蝋燭に火をつけるくらいの事は出来る、はず、勿論火炎放射器のようなものはできやしないのだけど)
御影尋.
アンリ:…病気の方がまだ救いようがある、治療次第で治る見込みがあるんだから。
( 任務中無茶をすることに対して、弁明ともとれなくもない台詞を聞くと多少クールダウンした影響もあり、“ 単に性根の問題だろ ”とこ生意気に指摘してみせ。いつか誰かを庇った末、隣から居なくなりそうと思う意識があるからこそ…離れようとする身をやや強引に、自分のほうに抱き寄せ。「忙しねえ心音は隣で味わってこそ、だ。ひひ、犬だ何だ言ってる奴にドキドキしてんのいい気味。」と憎まれ口を叩きつつ、心地いい鼓動をもっと聞こうとぎゅっと密着しては頭をぐりぐり、)
オベロン:──もちろん。必要だったら外で待機してるけど?
( いま頼みの綱は彼女だけ、他人の目が無い方が集中できると言うのならそれに従うに越したことはない。おろおろ、もじもじ…何処となく困った様子の少女に野暮なことは言及はせず、すんなりと頭を縦に振ればその両手にランタンを託して。身体を出入り口のほうに向けるとついでにまぶたも降ろして…ふと、耳もふさいだ方がいいのかな、と。訊ねながら極東にある鶴の昔話が頭を過ぎるが…無論、かの老夫婦のように途中で覗き見なんてことはしない、)
>>アンリマユ
___ええ、そりゃあもう、憎らしくて愛しくて大好きな貴方が隣りにいますから!
(確かに自身のこれは貴方からすれば不治の病そのものなのだろう、けれど別に分け隔てなく誰も彼もを救えるほど自分は強くないことも、先輩達のように無償の救いが出来るほど立派でないことも貴方との旅路で自覚がある…から、けして治らないとは言わないけれど。慣れたように身体を抱き締めたまま、そちらこそいつも肉付きが悪いだなんだと言うくせに手放さないじゃないか!という思いを込めて、嫌がらせも兼ねて貴方の頭を抱き寄せて)
>>オベロン
____雨の中、外で待っていてくださいだなんて言いませんよ。でも、ありがとうございます
(手元にやってきたランタンを片手に持ち直し、こちらに選択を委ねる王様に少しだけ感謝した。何だかんだこの王様は優しいのだ、分け隔てなく、誰にでも。そこに興味関心の有無は関係なく。こちらに向いた背に「耳までは大丈夫です、直ぐに終わります」と一言、ランタンを目の前に掲げ、ろうそくの先を指先で摘んで…イメージするのは、相手を傷付ける時のぱちぱちした火花。攻撃する様に、火傷を負わせる感覚で…ばちっと小さな音がして、指先に熱が伝わって、そっと手を離せば確かに灯りが部屋を照らして…「オベロンさん、つきました」と伝えつつ辺りを再度見回す…うん、やっぱり古い小屋だ)
御影尋.
アンリ:なんだその威勢のいい告白、ムードがねーの。
( 明け透けもなく、まっすぐ告げられた厚意は相も変わらず口内を苦くさせて…でも、やっぱり表情のみならず全身から力が抜ける。その想いに報いる本音は喉の側面にひっつき、飄々と気取った言葉しか出てこなかったが、下半身にまとわりついた脚が、背中を撫でる手が、素直じゃない本体に代わり“ 大好きだ ”と伝えており。くっつくのは嫌いじゃないが…少しだけ頭を動かし、腕の隙間から相棒を覗き見ると「…ひろ。」と鼻を鳴らす犬のような面持ちで、なにかをねだるように一言、名を呼んで、)
オベロン:ヒュウ光だぁ!……自力で火を起こせるなら、寂しい夜でも少しは温かいだろうね。
( 言われた通り目だけを閉じていれば小さな何かが弾ける音が聞こえ、まもなく部屋が明るくなった気配をまぶたの奥で感じて。目を開けると空色の瞳の中に淡いオレンジが混ざる。命を奪うこともあれば、時に護ることもある灯火を見ていると…とある冬の記憶が過ったものだから…故郷の空を閉じ込めたような色合いをした双眸を伏せ上記を。続いて彼女の濡れた礼装が気になり、どうにかするためにもまずはちゃっちゃと情報共有を終わらせることに。「僕も全てを把握してるわけじゃないけど…とりあえず何から知りたい?」と訊ねて、)
>>アンリマユ
…映画、また最初から観ないとですね
(ムードなんていつもあってないようなものでしょう?とは言わずに、大切なものを抱え込むように回った体温に目を少しだけ細めて笑う。素直ではない言葉とは裏腹に、自分はとても大切にされているのだと思う…から、特にこの点において言葉を求めることはしないままで。ひょっこりと顔を持ち上げた飼い犬に少しだけ鼻先を寄せて、何やら問題がひと段落したらしい映画の音を聞きながら「はい、何でしょう?」と。意地悪ではなく、ただ欲しいものは教えて欲しい飼い主なりの我儘)
>>オベロン
…そうですね。でも、火を起こせても誰も隣りに居ないのは苦しいから、貴方がいて良かったですよ
(こちらを向いた澄んだ空に夕日が差すように火の灯りが映り込んで、綺麗だなと思った。口に出すことはしなかったけれど、ぼんやりと手の先で熱を放つそれを天井からぶら下がっていた紐に括って部屋を照らして…夜はいつだって寂しいものだけど、寂しいという感情を自分も妖精王も明確には持ちえないものだと思っていたから驚いたように少し目を丸くして…生意気に少しだけ口角を上げて上記を。それから近くの椅子を2脚、引き摺って居場所を整えながら「そうですね…ありがちな質問ですが、こちらで我々の仲間以外の誰かや何かに会ったりはしましたか?英霊の方だったり、あるいはそういった痕跡であったり」と問うて)
御影尋.
アンリ:くっつくだけじゃ足りねぇ。
( 穏やかな眼差しに続きを促されもぞ、とシーツを蹴り目線をあわせ。すぐ近くにあるものだから…赤く柔らかなそこに触れるだけの口付けを落とした後、今1番したいことを言動で示してみる。次なる言葉を思えば、また渋い顔をされそうだが…復讐者でさえ気を許さるざるを得ない根気強さを持っていた彼女が悪い。タオルケットの下で片手をとり、自身のお腹に這わせたのなら「…チップにもならねえこの身ですがやるよ、ぜんぶ貰ってやって。」と相手を選んだうえで全てを明け渡すことを躊躇なく選んで)
オベロン:一通り見て回ったけど、サーヴァントの姿は見かけてない。聖杯の在処も不明で、この特異点が形成された理由も分からない。でも──ここがどんな世界かはよく分かる。
( 独りは苦しい。己には無い感情であり、そう言った彼女に何も感じないわけではない…が、これからのことを思えば、どのような言葉を掛けたところで烏滸がましい。故にイタズラっぽい言葉には曖昧に笑い返すだけに留め、用意してもらった椅子に腰掛けると上記を。続けざまに「──知らない場所なのにこの景色に見覚えがある、って言ったらどうする?」特異点を見て回った後ならいざ知らず、レイシフト直後で…しかも” 初めて降り立った場所 ”にも関わらずここが“ あの森 ”だと分かった。だからこの土地はシェイクスピア作、夏の夜の夢に登場する妖精王オベロンとその妃ティターニアの領地──すなわちアテネの森だと断言しよう、)
>>アンリマユ
…困りました、両手でも持ちきれない
(至近距離で黄色が揺れて、体温を分けるように熱が触れる。いつかどちらかが欠けるとなったら、最後の瞬間はこんな風に触れていられたら幸せなのに。そっといつかの海のように、指先に這った熱に目を細めて、惜しげも無く全部をあげると告げるこの英霊は本当にタチが悪い。だってそんなの、この生意気で我儘で世話焼きで、何より復讐者の名を持って呼ばれた悪の根源からしてみたら、持て余すくらいの愛の告白だもの。「でも、はい、全部貰います。ちゃんと」、と呟いて、両腕を飼い犬の背中に回して)
>>オベロン
____それ、って。それじゃあ、え、あ、でも、
(サーヴァントの姿はない、聖杯の気配もない、違和感はない、のに、この場所を知っている。椅子に腰掛けて、まるで物語の一片を語って聞かせるような言葉を静かに頷きながら聞いていて、最後の一言で…小さく息をのんだ。この景色を知っている、と言ったのがこのヒトでなければきっと何も思わなかったのに。例えばそう、このセリフをシェイクスピアが言ったなら…話は違ったのだ。妖精王は、物語に生きた存在なのだから、知っているはずがないのだ。そこが物語の中に存在した場所でもない限りは。濡れた服が急に冷たさを思い出させて、小さく腕を擦りながら…考える。何故舞台の上の場所が此処にあるのか、理由に聖杯が関わっているのは確かだけれど…この場合は我々が物語の中にいるのではなく、物語がこちらに侵食してきているのか、あとは、そう、あとは…「妖精王、ここに…その、」…言い淀んだのは、この後に続けたい言葉が相手の中に土足で踏み込む一言になり兼ねないから)
御影尋.
アンリ:そ…じゃねえだろ、甲斐性なしが、
( 想いのウェイトを指しているのなら待ちきれないのも無理はない、これは英霊の座まで持っていくつもりだが、我ながら拗らせている自覚はあるのだから。若干バツが悪そうに目を逸らし黙秘していると、頭から背に移動する手。あったかい…けど!そちらの言いつけに従い、行動でも示したのに…おあずけ状態が続くなか睨む瞳は、物欲しげに揺らめき。「くっつく以外のこともしたい、って言った。たまにはアンタからも………や、らしくねえこと、あんま言わせんな阿.保。」とアルコールの魔法が解けた結果、居た堪れなさから罵倒に次ぐ罵倒をぶつけてしまい、)
オベロン:続けて…?別に僕以外の者が彼女の名を呼ぶのは許せない、とかそこまで狭量な思考は持ち合わせていないから。
( 此方の言わんとしていることは伝わったようで頭が真っ白になるのも致し方ない。本来なら中世イギリスの風景が広がっているはずが、御伽話の世界に書き替えられていて…それから。それから、人間(読者)によって、この世には存在しないものと定義された“ きみ “が存在している…そんな世界。こちらの気を遣ってか、その名を口にすることを躊躇う少女にへらりと笑み向け、あたかもティターニアの存在を匂わせるが、次の瞬間には瞼を伏せ。「…僕としても彼女の存在は無視できないから調べようとしたんだけど何というか…僕、ここら一帯(ティターニアの領地)の妖精達からウケがあまり良くなくてね。どうにも雲を掴むような情報しか得られなかった。」と。夏の夜の夢において、オベロンとティターニアは仲が悪く、同じ領地に籍を置いていないし、配下の妖精たちも二分されている。よって王妃の領地に属する妖精たちから情報提供が受けられず、自分の配下の妖精たちも対立関係とあってあちら側の詳細な状況は把握していないようであまり良質な情報は得られなかった、と語り、)
>>アンリマユ
…ん、ふふ、
(全部、は、きっと本当に全部なのだろうと分かっていて、少しの間に自問自答をし続けている。本当に?自分が得ていいものだと言えるの?相手は英霊様で、自分はただの人間で。どんなに愛を持って触れても、相手は復讐者で、いつか、自分か相手かどちらかは置いていくわけで。相手の背中に回した手は少しだけ震えていて、でも触れていられることが幸せで。アルコールの力を借りていても、目の前で揺れる飼い犬の目は勿論のこと、いつも通り素直じゃない言葉も全部嘘偽りがないことくらい分かっている。から。小さく笑いながら顔を寄せて、唇を重ねる直前に「アンリマユさん、愛しています。」と、ちゃんと全部くださいね、なんて思いを込めて)
>>オベロン
…それが答えですよね、妖精王。貴方のことを邪険にする理由なんて、だって、そうでもないと有り得ないじゃありませんか
(考えていることも、感じていることも筒抜けとして…それでも、何となく口にすることは憚られた。ぎゅっと心臓が痛むような感覚がする。読者としてのエゴに甘えて考えたことはなかった、のだけれど、登場人物からしてみたらたまったもんじゃないだろうに。愛するように生み出された相手が居ない世界に放り出されたと思ったら、今度はその存在がいる世界がイレギュラーだから消すように言われた対象だなんて___しかも、きっと彼女は、この王様の、彼女の役を着た、偽物だ。上手く言えないけれど、なんて、酷い。一度だけ目を閉じて、開いて、深呼吸を一度、それから「少し休んだら、街の方へ行きましょうか…貴方を妖精王として認識する妖精たちがいるのなら、物語の中で恋をしていた人間の方々もいらっしゃるかも分かりませんし、宿も探さないと」。髪から垂れた水を袖で拭いながら、この後の計画を思案して)
御影尋.
アンリ:ん、ひひ…全部やる、なんて言ったがアレだな。アンタにやれるもん、もうあんま残ってねぇわな。
( 日頃、生意気ばかり垂れ流す口から滅多な言葉を引き出したのだ、なにを惑い震える必要がある。そんな想いを胸に、伸ばした指先は髪を引っ掛けるようにして耳たぶをなぞり、そのまま輪郭をすべって撫でる。─やがて余韻に浸るようにゆったりと顔を離せば、視界に映った存在に向けて知らず…狂おしそうに目を細め、” 全部やる “なんてそう大した発言じゃなかった、と。なぜなら心はとうの昔に預け…というより掴まれているし、この身も…敵を退ける牙くらいにだったらなってやると思っている。相棒との絆を形にした品もだいぶ前に贈ったし…「こういう時のために出し惜しみしといた方がよかったかねぇ、絆礼装。」なんて冗談混じりに笑って、)
オベロン:君の推測は当たっているだろうね。でも紛い物だなんてとんでもない、全てが夢幻で塗り固められたこの森でもその輝きは嘘じゃない、…ただお互い探してる星は別にいる、これはそれだけの話だよ。だから君が悲観することはない…って言ってもしそうだけど。
( 土地勘を共有していた最中、眼に映った感情の濁り、見ると物語の当事者よりも当事者然としたしょぼくれ顔がそこにあり。あちらは汎人類史産の純正の妖精妃、本能として意識せざるを得ない存在ではあるが、探し人と同じ名を冠した別人だと…ある程度折り合いがついているためにその声音は、落ち着いたもので。毎度要らぬ感傷で心をすり減らす少女に言葉をなげかけ。仕切り直すように深呼吸した彼女の方針に頷いたあと、改めて服装を一瞥。このまま街に降りては風邪ルートを辿りそう、そこで「服はこっちで用意するけどいいだろう…?ふふん、なぁに王様だからね、センスに自信はある!世界観浮きしない、君にピッタリな衣装を用意してみせるとも!」と自信満々にぽむん!と胸を叩き、)
(/ァァアアアアお久しぶりです!!!言い訳がましいですが、本体の怠慢で病院の厄介になっておりまして…せっかく尋ちゃんから素敵なお返事をいただいたのに、長らくレスを止めてしまい本当に申し訳ございませんでした。
退院の兆しが見えてきたので、引き続きまったりお付き合いいただけると幸せです!!)
>>アンリマユ
自分は、貴方の全部も、長く共に過ごしてきた証明も、何もかも貰ってばかりですけれど…その上でいつか“ココ”をいただこうかな、と
(指先に触れる体温は確かにそこに存在していて、大切なものに触るように這う指に心臓が痛む。お互いこんなに優しく触れることなんて似合わないはずなのに、どうしたって目の前の黄色が生意気で天邪鬼な言葉とは裏腹に全力で愛情のような何かを伝えてくるものだから困ってしまって。慣れないながらも精一杯大切にしようと想われている、なら、同時に、自分も精一杯で応えなくてはと思ってしまったりして。背中に回していた腕を緩めて、自分より大きな左手に両手の指を絡めて、“ココ”と示したのは薬指。人間染みた誓いをしたいわけではないが、目に見える証明はきっと愛しいものだろう。「貴方は銀も金も似合うとは思うのですけれど…自分は黒を着けたいから、貴方も黒でいいですか?」と、悪戯っぽく目を細めて)
>>オベロン
…貴方がそう仰るなら
(随分と落ち着いた言葉に、身体の中の内臓ごとぐちゃぐちゃになりそうな感情に蓋をした。そもそも感情的になることはあまり向いていないのだから、此処で自分がどれだけ吠えても世界は変わらないし、そんなことを妖精王は望んでいないように見えるし。でも、最後にはきっと、この世界の星が貴方の探し求めるものだったなら、どんなに良かっただろうと思ってしまうのだろうけど。澄んだ瞳がゆるりとこちらの姿を撫でて、やけに自信ありげにコーディネーターを買って出た青年は、そうあるべきと望まれた随分と無邪気な王様そのもので、「うわぁ、何でしょうね、一気に不安が勝ちましたけれど楽しみです」だなんて、生意気も口をつく。椅子から立ち上がり、外の様子を眺めようかと小窓へ足を向けながら折角ならこの世界を楽しもうと切り替えるつもりで瞬きを一つ)
(/わー!?!??ア゜ー!?!?滅相もないことですお身体大丈夫でしょうか!?!?えええんご無事で良かった…良かった!!季節の変わり目ですし、色々と流行病も残っておりますし、どうかご無理だけはなさらずにお返事は3年後にメッセージボトルで海にでも流していただけたなら…!退院までどうかお気をつけてお過ごしくださいね…!お大事に!!!)
御影尋.
アンリ:は──そっか。今、いただいてくれんならこっちからは“ 柘榴 ”をプレゼントってな。
( 贈り物といえば覚えのない罪ばかりを供えられてきた神が今世では、親愛のリングまでもらえるとは。かつて奪われた日常を与えられたばかりか縁にも恵まれて…こんな人生、誰が予想出来ただろう?一周まわって笑えてきてしまう。密やかに口角が持ち上がりつつ「リングに石っころつけて、どっちか黒でどっちか茶色にすりゃいい。」と提案。さらに半弧を描く眼前に薬指を持ってきては「望みとあらば誰にでも体開いてきた子羊が、テメェの意思で、射程範囲外だった女に去勢されるとこ見たくねえ?見たいだろう?」野良あがり故、品がないのはご愛嬌。いつか、なんて悠長なことを言う飼い主に甘言囁き、)
オベロン:うん?擬態能力は高いぜ?少し前までこの姿に呑まれて、優しい上級妖精だって勘違いしてた子もいたし…ね御影?
( 戦闘面での補助は備わっていても、防水加工はあまりされてないせいで毛先からは雫、服に至っては水を吸って張りついてしまってる。そんな水かぶり姫状態よりかは見ていられる…街娘レベルになら擬態させてやれる。そんなことを思う傍ら。伏魔殿の中心で己の価値も知らなさそうに姿を晒す…のんきな少女の気を引ける希少性が残っているかは不明だが、いつかのように己の声を餌に釣りをしてみせ。彼女が振り返ったのなら纏っていた外套を差し出しつつ、別行動に移る前に好み調査をと訊ねるだろう、)
ワンピースか、すっきりとパンツスタイルで纏めてみるか…何だっていい。君の好みを聞かせてほしい。
(/またしても何もご連絡ができず大変申し訳ございませんでした。尋ちゃん不足により3年も待たず、お返事失礼します!!薬指いただいてくれるのBIG LOVE______
時間を持て余し過ぎて()オベ尋ちゃんペアのもう少し詳細な設定という名の妄想をそのうち放出させていただきたいと思っているのですが宜しいでしょうか…?!?!)
>>アンリマユ
これ以上何処に堕ちろと言うんです…射程範囲外だからと油断しているから悪いんですよ。これで他の誰にも尻尾振れなくなっちゃいましたね
(ちゃっかりお揃いの指輪を承諾して、しれっと互いに似た色を提案したこの相棒は多分本人…あるいは、自分が思っている以上に、自分のことを大切に思ってくれているのだろうと思って心臓が痛む。随分な台詞を言っているくせに、お互いの手越しに見える瞳がそれはもう幸せそうで、溜息ごと飲み込んで抗議するように脚先で目の前の体温を軽く蹴って。射程範囲外とは失礼な、貴方はそう思っていなかったかもしれないけれど、歩み寄ったのはお互い様でしょう…と。「カルデアの優秀な工房に依頼しましょうか、きっと直ぐに笑いながら用意をしてくれますよ」、終わりを知っている仲間たちだからこそ寂しげに笑うかもしれないけれど、背中は押してくれるだろうと目を細めて)
>>オベロン
どうして貴方はそう意地悪ばかり…____濡れてしまうし、大きいし、貴方は好まないでしょう?自分が貴方のものに触れることは、
(部屋を辛うじて照らす程度の灯りでは暖を取れるはずもなく、ぺたりと張り付いた服が少しずつ体温を奪っていく。勿論、慣れてはいるけれど…窓の向こうはまだ曇っていて、それでも雨足は確実に弱まってきている。あと少しもすれば出ていけるだろうと…揶揄う様な、旧友だと錯覚しそうな程に柔らかく呼ばれた名前に何とも言えない感覚を覚えながら…なんというか、こう、不味くも美味しくもない物を口にした時のような微妙な顔をしたまま振り向いてしまったものだから、差し出されていた外套にまばたきを一つ。これ、は、多分使えということなのだ、器用で不器用な王様なりの気遣い…なので、おずおず両手で受け取ったなら上記を小さな声で。それから「…動きやすいものなら、あと出来れば華美でないものが好きです」と、不満気な猫のような態度で唇を引き結び)
(/本当にお気になさらず…お身体第一ですよ、気温差もございますし!急に秋ですし!薬指強奪しました、ペロムシャァ
ウワー!!!そんな、そんないいのですか?公式からの供給()をいただいても…?尊すぎてだめになるかもしへないので酸素ボンベ買ってきます、ぜひお願いいたします)
御影尋.
アンリ:…よく言うよ。そっちこそ“ みんなのマスター ”はもういいのかい、大切なアイデンティティだろ。
( 突っ慳貪とした言動とは裏腹に…いざ犬が自分を売って歩こうものなら本気で止めに掛かり、叱るだろう。『自分を、ここにいる仲間を、貴方をその姿にした人間と同じにしますか』みたいな事を言って。あんなに怒った飼い主を見たのは後にも先にもなく、惚ける場面ではないが視線の先で柔らかく、花開いた微笑みと合わせて“ 嗚呼 ”と…実ると思ってなかった彼女への気持ちを意識する。薄い唇に押し付けた指を今度は、首元を飾るハーネスに引っ掛けたのなら、調教師の躾も虚しく前に引き。必然、眠たげな顔はより近くに。今まで“ オンリーワン ”を公言してこなかった多情者の薬指を奪えるのは胸がすく思い。ただ…苛烈な毎日の中で彼女が“ ソレ ”を寄る辺に踏ん張ってきたことを知ってる、故に最終確認は揶揄いまじりではあったが、見上げた2つの琥珀はじっと真摯に答えを待っていて、)
オベロン:霊体化すればすぐ乾くよ、丈が短いよりかは暖かくて良いさ、護衛として目を逸らせない以上、服装に口出しする権利はあるよね。それに…体温の低下は、パフォーマンスの低下にも繋がる。
( 歯切れ悪く列挙された言い訳…としか思えない理由その全て、謳うように悠々と、テンポよく、打ち返していく。またしても意地が悪いと人聞きの悪い評価を受けそうだが、芝居中の演者に対して“ その王子ムーブって演技でしょう? ”と…わざわざ本質を突いてくる彼女も同じ穴の狢だ。そして毒でも含ませたくなる程、よく舌が回る作家の手によって生み出された命故、他にも不安があるのなら悉く論破するつもりでいたが、返ってこない外套を了承と都合良く捉えることにして、床に沸いて出た泥中からトンボ型の古精霊を召喚。家守が第一目的として…人語を解し話す彼ならこの案外、馴れ合い好きな少女の良き話し相手となろう。小人サイズまで縮めばブランカの背に跨り…最後に、自分より小さく愛らしい存在に弱いお転婆娘に妖精の何たるかを少しだけ教示しようか、)
『夏の夜の夢』で森に入り込んだ人間がどうなったのか、を考えれば言うまでもないことだけど… もし妖精を見掛けてもみだりについて行かないように。
(/主様もどうか気まぐれな気温にどうか振り回されませんように…急なカニバ展開( 笑 )
め、目を醒まして~~ ×:公式、◯:限界オタクの二次創作ですからぁ!?!?設定集に関しては緊急性は皆無なためレスとは別個でも、お手隙の際にご意見いただけると幸いです…本当に、自分でもドン引きな長文となってしまったので…/蹴り推奨)
例の妄想集です()話し合いと本編の会話を元に、再構築していますが如何せん癖と捏造のごった煮なため解釈違いや「貸せ、萌とはこうやる!!!」等ありましたら是非!また妖精中心のお話となってしまった自覚はあり…尋ちゃんの見せ場も一緒に考えていけたら…!
再三となりますがこちら急ぎの用件ではないため、背後様のご負担にならないタイミングでお返事いただければ幸いです。
・妖精たち
おしまいを迎えたと思ったら、次の人の手に本が渡り物語が再開する。読者が存在する限り永遠に終わらない一夜の狂騒に憔悴(妖精の性質に添った表現をするのなら“ 飽きた ”とも)し、特異点を形成。原作の戯曲同様、女王と王側とで勢力が二分されている状況だが、どちらも目的は未知に溢れた現実の世界に出て、自由に生きること。手段としては下記(ティターニアの欄)を参照。
元の先住民である人間たちはどうするか…無論、退屈が嫌いな自分達に活力を与えてくれる栄養剤(オモチャ)を根絶やしになんてしない。初めから結末が存在していても、貴族達の恋模様は愉快だった。こんなにも面白い物語を生み出す人間は保護して、今度は彼ら自身を使って、お話を紡いでもらおうよ!自由で、筋書きのない物語(人生)はもっと面白いはず!
みたいな復讐というより己の快楽最優先な…やっぱりどの世界でも妖精ってアレ()だね…な理由で汎人類史を乗っ取ろうとしてほしい←
・ティターニア
妖精たちの願いを受け、現実の世界に出る手段を模索していたある日。汎人類史からチェンジリングで流れてきた一冊のファイルを通して、オベロン・ヴォーティガーンひいては彼が異聞帯で引き起こした「崩落」現象を識る。土地の縁(英国)と異聞帯オベロンの知識を得たことでパスができ、自らの身にヴォーティガーンの対となる存在『ロウィーナ』の因子を取り込む。(型月世界では夫のヴォと同様、彼女も竜の因子を持つ娘だった)以降は妖精王の支援を受けつつ、崩落現象を引き起こす準備が整うまで己のテリトリーに、閉じこもっていると囁かれているが────?
オベヴォの『奴隷の王子さま』というコンセプトに狂わされてるので、皮肉にも同じ役目を背負わされた王妃様が見たい人生でした…( 遺言 )
・オベロン
マスターには女王の行方は知らないと語ったが、台詞やロルで仄めかした通り数日前に彼女とはすでに邂逅済み。オベが妖精軍の願いに賛同したこと、違う世界の運命じゃないきみ/あなたということで原作であった諍いは実質無効、関係は至って良好。王妃の頼みでカルデアを制圧するため影に日向にと暗躍することとなる。
──というのは王妃視点でのオベロンの話。
当の本人は妖精達から助力を請われた際、内心「それ俺がやらなくちゃいけないこと?」といつもの如くやる気zeroだった。ただ…“そのようにあれ”と生み出され、“そのあとはなし”とされたもの。「夏の夜の夢」という物語のための生贄になった彼女を、終末装置などという物に仕立てあげ辱めた/汎人類史であっても何一つ違わない妖精たちの本質に激しい憤りを覚えた事で彼等の計画をぶち壊すことを決意。カルデアに王妃を討たせる気はない、利己的快楽主義な害悪共の思惑に乗る気はもっとない。オベロン的優先排除順位は妖精>カルデア>マスターとして、皮肉・嫌味は健在ながら己の計画の邪魔とならない限りは、積極的にマスターを害す気はない。(打算はあれど)本来の面倒見の良さが無意識に発露された絆2.5?くらいのお砂糖加減でお送りさせていただく所存です…という余談でした。
>>アンリマユ
…皆の“マスター”ですよ、きっと自分は。それこそ、令呪が消えるまで
(目の前の飼い犬だと散々揶揄ってきた青年は、時々驚く程に甘く瞳を溶かして此方を見るものだから、胸が軋む様な痛みを覚えて仕方がない。いっそこの甘そうな黄色い瞳を嫌いになれたなら幸せだったのに。少し背を逸らすようにして合わさった双眸に文句の一つでも、と思ったのに、間近で見据えたその瞳は揶揄いを含んだものではなくて…ただ、待てを言われたままの子犬のようで。自分はきっとこれからも、多くの英霊と出会ってマスターと呼ばれて生きていく、けれど強いて言うならば「皆のマスターでいることと同じくらい、貴方の御影尋でいることが生きる目的なんですよ」。それじゃあダメですか?、と口にはしないまま、目の前の生意気な事ばかり零す口に噛み付こうと顔を寄せ)
>>オベロン
____わ、かりました。お借りします、貴方がそういう時は大抵“黙って受け取っておけ”と言いたい時でしょうからね!
(決められた脚本をなぞるように、そして口論であれば最初から自分が負けることが確定しているように、もごもごと口を動かしてから大人しく外套を身にまとって前を引き寄せる。じわりと温まる体に存外冷えていたらしいと細く息を吐き出して、不慣れな匂いに少しだけ落ち着かないように視線を彷徨わせたあと…とぷっと現れた妖精にキョトンと目を丸くして、から、表情をやわらげて両手を伸ばす。腕に留まってくれた新しい妖精はどうやら優しい方のようで、きっとお目付け役として差し出されたのだろうと分かっていても、どうしてか“妖精には小さな頃からお世話になっていた気がしてならない”ものだから____とはいえ、些か自分を子供扱いしすぎではなかろうか。小さな王様の留守くらいはしっかりと守れると示すように、新しい友人となる妖精をそっと肩に招きながら「子供じゃないんです、そんな簡単に知らない妖精さんについて行ったりしませんよ」と僅かに不服そうに眉を寄せ)
(/気が付かず!!お返事が遅くなりました!!申し訳ございません!!最高すぎる設定に心の中でミシュランシェフが拍手喝采しているのですが何処に振り込めばいいんですかねぇ!?どこに行けば買えますか?このオベ尋未満の最高すぎる物語はどこで買えますか?????え?自分で作れる?最高か…何が最高かって、オベロンが“キミは俺のキミじゃない”という前提でティターニアに自分を重ねてるのがもう最高で…これオベにとっては悪夢を観客席から見てる側なのに、尋(マスター)にとっては悪夢の再演であることが辛すぎますね、また救えないし、舞台は終わらないし、オベも役を降りれない…うわ、うわ。
尋サイドですが、あの世界の再演のように妖精たちに少し肩入れ気味というのはいかがでしょう?尋のことなので、そう仕立て上げたのは“妖精たち”…という事実に気がつくのは、最後の最後のような気がしていて…“この世界は無くさなくてはならない世界”けれど、どうであっても“ハッピーエンド”を迎えると信じて疑わず、まさかまた“全部終わりに向かっている”とは思っていないマスター…ただ、多分最後には“貴方が一番辛いって分かっていて、よりにもよって彼女に同じ道を歩ませるなよ。どうして救ってくれと手を自分に伸ばしてくれないんだ”とオベに怒鳴るのだろうなと思います…)
御影尋.
アンリ:( 拠り所を取りあげた荷物として、自分は彼女の足枷にならないか。いつかその重荷に耐えられなくなる日がきて、あの時のように、水底に沈む結末を選びやしないか…そんな懸念点からまろび出た投げ掛けだった。如何なる答えをもらったとしても願うことは1つだけであり、顔が離れる気配がしては、薄らと瞼を持ちあげ口を開く。主従、相棒、恋人───どのような形であれ隣に在れるとして、「…アンタの重荷にならなきゃいい。」と本心を打ち明け。落下防止にその背に隻腕を回すと半身を起こして。思い立ったが吉日とはよく言ったもの、飼い主がソファーから降り次第、手を繋いで天才の工房へ行こうか、)
オベロン:( 予定より大荷物となってしまった買い出しの帰り道、傘が要らないほど天候が回復したのは幸いと言えるだろう。肩には相棒、右腕には途中立ち寄った雑貨屋で見つけたタオル、左腕には街1番と名高い仕立て屋から購入した衣装を包んだ風呂敷を抱え歩いていた。因みに服はミモレ丈のボウタイワンピース。過度に華美なのは彼女の希望に反する、かと言って地味過ぎるのも此方の都合が悪い。他の妖精達が少女のことを王の小姓と勝手に勘違いしてくれるくらい身綺麗な…そんな考えの元、手にとったのは総レースが上品なワインレッドのソレ。靴は動き回ることを考慮し、ローヒールのブーツを選び、仕上げに加護を施してやれば移ろいやすい森の気温に左右される事はない。…と、店内での出来事を回想していればいつの間にか仮の拠点に戻ってきていて。両手が不自由な自分に代わり、相棒が扉に向かって投げた小石が帰宅を知らせる鐘となれば良いと思いつつ一応声掛けも、)
マスター、僕だ。手が塞がってるからドアを開けてくれないかい?
(/お気になさらず!此方こそ>4459は何だったのか…ってくらい話が二転三転してしまい申し訳ございません。今回も自得でしかない我儘を、採用して下さり…本当に感謝してもしきれません!!ありがとうございます!!
ティターニア案件である以上、ヒリつく場面やオベロンの心の奥底にある柔い部分に踏み込むことになるでしょうし、ここまで巻き込むならいっそ貴方も尋ちゃんと契約しちゃいなさい!とは、思わなくもないのですが…( 笑 )我々、観客視点だと超逃げて~になるのですが、尋ちゃんの立場や動き方に関しては背後様の思うままにしていただいて…その上でご相談をさせて下さい。もしよろしければ取り替え子を装ってティタの領地に潜入(尚オベには内緒)する尋ちゃんが見たい願望と、妖精の本質を知るのは物語の終盤という方針は両立しますか…?( 震え声 ))
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