見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
(自室は相も変わらずひっそりと並んだお菓子と、出てくる前のままの掛け布団と、脱ぎ散らかされたパーカーが転がったままで何だか気が抜けた。のそのそとサンダルを脱ぎ、アンクレットをテーブルへ、シャワーを浴びて…適当な部屋着に着替えたところで、ベッドに頭を預けて床に座って。楽しかったとか、疲れたとか、海綺麗だったとか、暑かったとか…目を閉じて、日に焼けた目の奥がじくじく痛む感覚もそのままに、少し休憩だと冷たい床の温度を堪能しつつ、復讐者の声を待ち)
御影尋.
たでーまー!
(勝手知ったる飼い主の部屋…ということで自室に帰った際は言わなかった“ただいま”の声と共に、我が物顔でずかずかと上がり込んで。入って早々、疲れたのかぐったり力尽きている貴女が目に入ると「…死んでんじゃん。」と縁起でもない一言を。食堂から持ってきた物をテーブルのうえに適当に並べたあとは牛乳瓶を持って自分の特等席…まあ、つまりはベッドなのだが、移動しこれまた我が物顔で着席。“あ゛ー疲れたぁ”とぼやきながら瓶の蓋を取り外せばちびちびと喉に流し始め、)
>>アンリマユ
ええ…物凄く失礼な、
(おかえりなさい、と言うように目を開ければ聞こえた声に眉を寄せ…確かに力尽きてはいたけれど。平然とヒトのベッドに腰掛けた貴方の横へずりずりと寄っては「自分の分は…?」と、優しい優しい貴方ならきっと用意してきてくれたはず、とでも言いたげに手を伸ばし。と、目に入った貴方の足先、足首に巻きついたままのアクセサリーにぱちりとまばたきを一つ。嬉しいとは口にしないけれど)
御影尋.
自分のもそこにあるでしょーがぁ。
(早速近づいてきては甘い物を催促する両手をペチンと痛くない程度に即刻はたき落としテーブルを顎で指す、自分で取ってこいと。それから大惨事が起こらないように、蓋をきっちり閉めた瓶を抱えては貴女の事情なんて知ったこっちゃねえとばかりに体を後ろ…ではなく、真横に倒し床よりは柔らかくベッドよりはやや硬い膝に頭をそっと乗せ勝手に枕にして。「は~極楽極楽。」と満足げに目蓋を閉じ安堵したように体から力を抜き、)
>>アンリマユ
…えぇ、届かないじゃあないですかちょっと
(おいたをした子猫を叱るような軽い衝撃。指されたテーブルを見ると律儀に自分の分は用意していてくれたらしい。早速…と手を伸ばしかけたところで、足の上に重さを感じ、視線を下げれば勝手に人を拘束した上で完全に気を抜いている復讐者が。懐かれたようで悪い気はしないが、それでも気を抜きすぎやしないか、しかも甘い物には手が届かない…と「暑い、また汗をかいてしまうでしょう。シャワー浴びたのに」とガタガタ膝を揺らし抗議して)
御影尋.
良いじゃねえかよこんくらい。ったく、乳だけじゃなくて度量も小せえ奴だなー。
(膝のうえでウトウトとしていたのも束の間。心地の良い微睡を壊された腹いせにいつにも増して口悪く暴言を吐き出し、セクハラもとい挑発。その後、渋々起き上がり。振動が不愉快なので貴女の思惑通り離れてやるとしてその代わりパシリにはなってやらない。のそのそと場所を変え、今度は貴女の枕に頭を預ければ布団を首まで引っ張り上げつつ欠伸をこぼし、)
>>アンリマユ
…言うじゃあありませんか
(耳に痛い、というか、理不尽な言葉に眉を寄せ、退いた後頭部を目で追ってから…いやいや結局自分のベッドを占領するのか、と。貴方のコーヒー牛乳を拾い上げ、そっとテーブルへ移動させた後、のそりと…完全に惰眠を貪る体勢の貴方の腹部を膝で跨ぎ。腰を下ろすのは勘弁してやろう、貴方の筋肉はあれど薄い腹が潰れては困るから。しかし「駄犬は甘い物と一緒に食べちゃいますよ」と、両手を伸ばし、慣れた様子で貴方の頭をわしわしと撫でて)
御影尋.
…アンタも大概だよな。
(ベッドが揺れて髪を撫でてくれる気配に緩慢な動作で瞳を開けてみれば案の定、あまり目によろしくない光景が広がっており表情がわずかに引き攣る。自分ばかり距離が近いと責められるけど、コイツだって人のことは言えやしない。…しかしまあ、無邪気に腹の上に乗られなかったのは不幸中の幸いと言えるだろう。掛けていた布団を乱暴に蹴っ飛ばすと、華奢な腰に両足を緩く絡ませてロック。“食べちゃう”と言いながら男のうえに跨ってきたはしたない飼い主を揶揄するように眠気を孕んだ瞳を細めて「お嬢さん目に毒デスヨ。」とどこかの誰かさんの真似をしてみせ、)
>>アンリマユ
いえ…てっきり自分に甘え足りないのかと思いまして、
(指の間を抜けていく髪の毛の感触を堪能していると、ヒトの布団だというのに慣れたように蹴り飛ばされたソレとその場に身体を固定する脚。つい身体を捻ったものの動かない、というより目に毒なのは眼下で気だるげにすら見える表情を浮かべる貴方だと思うのだけれど…わしわしと手はそのままに上記を並べ、その後「見た目があまり変わらないので分かりませんが…日に焼けました?」と。ちなみに自分はというと、首後ろと腕が少しばかりヒリヒリしている)
御影尋.
え~オレそんな甘えたに思われてんのかよぉ。
(なんてやや不服げにしてみたところで相も変らず頭をわしわしされているのだから説得力は皆無だ。肌の色に関しては日焼けどころの話じゃなく、褐色を通り越して真っ黒に再臨にしたのは、なんとなく居た堪れない気持ちに襲われたから。腰から両足をおろし今度は腕を貴女の首へと回して…そのまま一気に後ろに倒れては平然と貴女にぶら下がりながら「うひひっ58キロの荷物デス、お納めクダサイ。」と目と鼻の先にある貴女の顔に満足げに笑い、)
>>アンリマユ
…重たい荷物ですねぇ
(闇に手を突っ込むような視覚的な感覚。真っ黒な腕が首裏を引いて、体重を支えようと手を髪から離しては…背負うには重たいけれど、絶対に捨てることは無い荷物だこと。近付いた表情は悪戯にいつもと変わらない…はず、真っ黒だから分からないけれど。表情も、どこに凸凹があるのかさえ不確かな影を追うように顔を少し寄せてから、ころっと貴方の横に転がって。「まあ、精々大切にしますよ。人類史からお預かりした貴重な荷物ですから」と蹴り飛ばされたままの布団を脚先で手繰り寄せ)
御影尋.
…そーかい。
(外で沢山遊んだ体はふかふかした感触を堪能するかの如くベッドに深く沈み込み、隣に貴女がいると思うと本格的にまぶたが重たくなってくる。布団を手繰り寄せている貴女の腕にこつん、と頭を軽くぶつけてはそのまま擦り寄り。ここには2人の身を脅かす敵もいなければ、そう聞いたところで駄目とも絶対に言われないだろうけど一応主人に許可はもらっておかないと。「…眠くて死にそう。」と遠回しに寝て良いか尋ねて、)
>>アンリマユ
(布とは違う感触、熱が腕に触れる。のそのそと布団を引き寄せ終えれば自分と貴方に被せてから、貴方の方へ身体を向けて。空いていた隙間を埋めるように、少し身体を曲げると貴方にくっついて返事の代わりに自分も欠伸をひとつ。どうせ明日が来たらレイシフトに行くのだろう、自分と貴方が一緒に出掛けるとは限らない、今くらいは…気の抜けた惰眠も許されるはず。今世でくらい貴方にも温かな眠りを提供しようではないか…「おやすみなさい、アンリマユ」と目を閉じて)
御影尋.
(反応があるまでは眠気に負けまいと視界が狭くなっては広がり狭くなっては広がり…そんなことを繰り返していると貴女が此方を向いて、自ら体を寄せてくれば“珍しい”と回らない頭の片隅で思い。片腕を伸ばしさらに密着。鼻先を髪に埋め、甘いシャンプーの香りに混じって鼻腔に届いた安心するその匂いに見えない尻尾を揺らし。何れ手元から離れる時が来る時までは、この体温を堪能していたい。意識を手放す直前、鼓膜を揺らした声に微かに微笑み眠り落ちて──、)
>>アンリマユ
(ふわふわと意識が浮上したり、沈んだりを繰り返し、数度の微睡みの後。貴方の呼吸音を確認してから…本当は水でも飲みたかったのだけれど、真っ黒な腕がそれを許してくれそうもない。…貴方はきっと嫌がるかもしれないけれど、こうしていると貴方は本当にただの何処にでもいる青年に思える。敬愛よりも親愛に近い、大切でゆっくりといい夢を見て欲しい飼い犬…とはいえ、やはり喉は渇いたので貴方を起こさぬようゆっくりとサイドテーブルへ身体を動かして)
御影尋.
……?
(腐ってもサーヴァント故、なにかあったら覚醒出来る程度の浅い眠りからゆっくりと目覚め。微睡みの淵で抱きしめていた体温が大きく動く気配を感じてはいたから、寝ぼけた頭でも慌てることも驚くこともない。但し、行方は気になりしょぼしょぼする目を部屋へと向けて。すると薄暗い部屋の中央で音を殺して動くシルエットが見え…腕を伸ばしてみたけどあまりに遠い、届かなかった手がぱたりと力なく寝台に落ち。どこに行くんだ?そう聞きたいが眠気で口が動かない。次第にまぶたも閉ざされていき、)
>>アンリマユ
あー…寂しがり屋な人ですねぇ
(手に届いたペットボトルのキャップを捻り、水を飲み込もうとした時。背後でとさりと何かが落ちる音に肩越しに振り向けばこちらへと伸ばされていたらしい腕。冷たい水を一口飲んでから、キャップをテーブルに置いてベッドに座ったままこちらに向いたままの手を握り。「はいはい、どこにも行きませんたら」と、きっと貴方は聞いていないだろうけれど…形を確かめるように手を指先で擦りながら緩く口角を上げて)
御影尋.
(ふたたび眠りに落ちかけたところで、鼓膜を揺らした声…なに言ってやがる。寝ぼけてレイシフトしようとした馬.鹿はどこのどいつだ。そう言ってやりたいがやっぱり三大欲求には勝てそうにない。ただの水分補給と分かれば少なからず安堵し微かに指を握り返してから、のそのそと何とか上体だけを起こす。勝手に動いた抱き枕を捕まえようと腰にしがみついては急かすように頭を擦り付け、)
>>アンリマユ
…はい、お呼びですね
(水を飲み下して、何となく眠気も去り始めて居たのだけれど。腰に回った腕と無遠慮に押し付けられる頭にペットボトルをテーブルへ。真っ黒な願いを叶える貴方の願いくらい、このへっぽこマスターが叶えようではないか!再びのそのそと貴方の横に並んでは、手は握ったまま。小さい子供のような英霊相手のような対応をしていると分かっているけれど、仕方が無い起きるまでは抱き枕にでもなろうと貴方の背に腕を回し)
御影尋.
──ん、う…?
(小さく呻きながら不意に目を開けると、目の前には見慣れた飼い主の姿。顔が見えないから起きてるのか分からないが今は何時なんだろう?もう朝がやって来てしまったのか、それともまだ夜なのか…。窓のない部屋では判別する術はなく、諦めたように再び目を閉じて。全身を包むぬくもりが心地よくて犬は貪欲になる。さらに身を寄せ薄く口を開いて…その首筋に吸い付くように唇を寄せる。頭がふわふわする…寝足りないしこのまま二度寝してしまおう、)
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