見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
通報 |
>>アンリマユ
ステーキ…その程度の稼ぎなら、保証できるかもしれません
(貴方を火傷させたいとは思わないけれど、同じ日陰に立つ者同士たまには…日光浴くらい許されたい。再び重なった手を握って、煌びやかな街並みに一層輝く煌びやかな扉をくぐって_音と光が溢れるカジノで、自分達二人だけが何だかふわふわと浮いて感じる。はてさて、それじゃあ「私はポーカーしてきます、アンリマユさんは?」と横を見て。ステーキ代くらいなら多少なり勝算はあるけれど、せっかくなら貴方も楽しんで欲しいから。ゆっくりとした足取りで、テーブルへ向かいつつ横目に貴方を見て)
御影尋.
こんなところにほっぽられても困るんだが…、
(導くはずが逆に導かれながら煌びやかな扉をくぐった先、広がる絢爛な舞台に少し、息が詰まるような、感覚を覚える。このアウェー感を埋めたくてだめもとで周りを見渡してみるも案の定、他の復讐者達の気配は感じない。…うん、まあ、知ってた。自分だってマスターから誘われていなければまず自主的に行こうとは思わない場所だから、ここは。同族がいないのならここは犬らしく飼い主のそばでお座りをしていよう。いつの間にか前を歩いていた貴女の肩に無遠慮にのしかかれば不満げに「最後まで一緒にっつたのお前だろー。」と、)
>>アンリマユ
…ふふ、あは、そうでした
(本当は、何となくわかる。この場にいるのは良くも悪くも幸運値が良い英霊ばかり、マスターも好んで連れてきているのだろう。高名な人たちばかり、その中でも抜きん出て異質な復讐者のクラスを連れ歩く自分はきっと正気じゃあないかもしれない。けれど、肩に乗った重みと少し拗ねたような声に、心から貴方と此処に居ることを嬉しく思う自分がいる。空いている片手でわしわしと貴方の頭を撫でて、「では、お小遣い稼ぎでもしますかねぇ」と僅かに笑いながら席へ…生憎、ルールを知って戦えるのはテキサスホールデムくらいだから、きっと勝負はすぐに終わるだろう)
御影尋.
今日の締めだし、勝ちたいなぁ。
(復讐者に気安く触れる人間も、嬉しそうに人間にじゃれつく復讐者も側から見れば物珍しいことこのうえないだろう。いつも通り頭をわしわしとマッサージする手を享受しては、自分も貴女の隣に並んで。諸悪の根源とされているサーヴァントでも彼女は気にしないみたいだから遠慮なく席に座り観戦することに。ルールはさっぱり分からないながらも、こちらに配られた手札を横から覗き。「これ強いの?」と声をひそめ尋ねてみる、)
>>アンリマユ
…それじゃあ、お手並み披露といきましょう
(聞こえた声に僅かに目を細め、手に馴染む体温を少し名残惜しげに解放しては席に座り…渡された5枚のカードに目を落とす。ツーペアと1枚、覗き込む貴方にも見えるよう、僅かに斜めに傾けてから上記を。平然と“レイズ”と返したのにも訳がある…貴方はどう思っているか知らないけれど、貴方の幸運値は差し置いて、自分にとっては貴方が隣りに居ること自体が幸運なのだ。溢れたカードを交換すれば、ほら「はい、フルハウス」と…賭けられたチップは貴方の元へ)
御影尋.
お、おまえ…そんな、
(赤と黒が交互に並ぶカードを見て…うん、やっぱり分からん。まあ、役の強い弱いが分からないぶん、感情が顔に出ることはないし足を引っ張ることはない。貴女は貴女でポーカーフェイスだし表情から何かを読み取られることはきっと無いだろう。テーブルの上に顎を乗せて大人しく貴女とディーラーの一騎打ちを見守っていた、のだが賭け金を上乗せする声に思わずのそっ、と顔を上げ…こちらに回ってきたチップにすぐに杞憂だったと知る。「ひひひ大漁大漁~。」と他人が獲得したチップを我が物顔で一枚ずつ積み重ね、)
>>アンリマユ
…これ位でいかがですか、アンリマユさん
(決して自分に賭け事の才能があるとは思えない。時の運が良ければそもそもカルデアに居ないだろう。貴方が遊ぶチップだけで、少なからず高級ステーキは三人前程度買えるけれど…貴方が何だか嬉しそうなので、気がつけば5戦目、チップも初戦の7倍近くに膨れ上がって。ちらりと横目に上記を問うては、首を傾けて)
御影尋.
(ゲームもいよいよ大詰め、泣いても笑っても勝敗が決すればこのささやかなバカンスは終わる。…消えゆく特異点に未練がないと言ったら嘘になる。もっとこの穏やかな日常を味わっていたい。もっと夏休みを楽しみたい。もっと遊んでいたい。もっともっともっと──、続けたいと願い燻る未練は暫く引きずりそうだ。微かに口角を弛めて最後に1つ、貴女に問う。「─アンタは楽しかったか?」と。カジノだけでなく、今日は楽しかっただろうか…?未来を取り戻す貴方達の戦いはまだまだ続く、この休暇が少しでも息抜きなればいいのだが。1枚のチップを貴女の手の平に乗せ、)
>>アンリマユ
…ええ、勿論。
(チップを握りしめて、返事を。全部最後だ。手札の役は…ロイヤルストレートフラッシュ…笑ってしまう、ステーキどころの騒ぎじゃない額にではなく、賭け事が楽しいからでもなく、まさかこんな夏を貴方と過ごすことになるなんて。ゲームを終えてしまえば、あとは換金して帰るだけ…少々荷物になるであろうそれの大半は、カルデアに投げてもらうこととして。貴方が望むことがなければ、もうこの夏は終わる。席を立ち上がり、ワンピースの裾を翻しては「…アンリマユさん、やり残したことはありませんね?」頭のどこかで“もう一度此処に貴方と来ることは無いのだ”と判断した自分に驚いて、目元を緩め…楽しかった、勿論、貴方と一緒に来られたから…そんな本音は飲み込んで)
御影尋.
……ああ。
(あなたとってこの夏が少しでも楽しい時間になったのなら、頑張って慣れない太陽の下に出てきた甲斐がある。みっともない未練は、まあ─それで少しだけ軽くなった。席から立ちあがりふわふわと揺れるワンピースの裾を追いかける。人生足りないくらいが丁度いい。問いかけには「まあ、不完全燃焼は次回に持ち越しっつーことで。それまでにバタ足くらい出来るようにしておけよー!」とほぼ浅瀬にいた貴女を勝手にカナヅチ扱いしてさっさと追い抜かす。換金所にて、自分が預かっていた分のチップを現金と交換してもらい鞄…には入りきらないので袋に詰め、)
>>アンリマユ
驚いた…さあ、帰ってプリンを食べましょう
(やり残したことが無いといえば、嘘になる。本当だったら折角のバカンスだ、ホテルに泊まってゆっくり食事だってしたかった、海でもっと遊んでいる貴方を眺めていたかったし、色々なお店を見て回りたかった…けれど、此処は一時の夢でしかなくて、本当に自分がいなくてはいけない場所は貴方が戦う世界だ。それでも、次を口にした貴方に悟られないよう、小さな声で呟いてから自分のチップも交換してもらい後は貴方の袋へ一緒くたに…思ったよりお土産が大きい。「意図せず、カルデアに貢献してしまいましたね」と僅かに笑って、荷物は積極的に貴方に任せる算段で出入口へと足を向け)
御影尋.
うへぇ…元気な奴…、
(もとよりそのつもりだったから荷物係に任命されたのは全然良いとして早速プリンを所望する声に、ポツリと上記を。大冒険したせいか自分は早く温かいお湯に浸かりふかふかの布団に埋まりたい。ふわぁ、と大あくびをこぼし袋を肩に担いで。パンパンに膨らんだソレは見かけ通りずっしり重くてまさかこの中の物すべて金銭だとは誰も思うまい。店から出ると紫色だった空はすっかり暗くなり頭上には明るい月が。「レイシフトの準備出来たら教えてくれー。」とカルデアへの連絡は貴女に任せるとして夜空を仰ぎ、)
>>アンリマユ
はぁい
(暗い空に逆らうようにネオンが光っている。あーあ、本当に夏だった、嘘みたいな夢だった、楽しかった。離れた位置でカルデアと通信をとって、準備を整えようとメインストリートから外れた小路を進み海の方へ。他のマスターも此処へは足を運んだことだろうから、きっと簡単に戻れるだろう。準備が整うまでの間、ぼんやりと海を眺めながら…しまった、花火し忘れて…来年だな。それでも、きっと今回はこれで良かったのだろう。「さあ、戻りましょうか」と貴方に向き直り)
御影尋.
(日中は賑やかだった海もこの時間帯だと波の音しか聞こえてこない。貴女もなにも話しかけてこないから余計に静かで…それが、少しだけ不満だったんだ。しんみりした終わりは性に合わない、今日は楽しかったから最後も楽しく終わりにしたい。…だから退去が始まってるなか「はいよ…と見せかけてェ!」とうっ!と突然、貴女の足を華麗に足で払い。こちらに傾く体。視界が眩しく白み目の前の表情はよく分からないけど最後の最後に主人に牙を剥いた狂犬はしてやったりと舌を見せ…プツン、と視覚と共に意識が切れた、)
>>アンリマユ
え、うぇっ、あ!?
(カルデアとの通信完了、少しずつ周りの世界が霞むレイシフトに移行する直前のこと。飼い犬を呼んだは呼んだけれど、大人しくついてくるものだとばかり。移動の浮遊感とは違う感覚と、視界の端でチラつくイタズラな顔。ああもう、この人は…!ぐらついた身体と今度こそ慣れた浮遊感に貴方の身体に腕を回して…なにより、カルデアに着いた時にどしゃっと身体が倒れ込むことは防ぎたい、痛そうだから。…楽しかった小旅行もここまで、戻ったら、またあの血の匂いのする世界に行く。呆れたように、見られないのをいい事に困ったように笑って目を閉じて…目を開けたら、きっと見慣れた場所にいるのだろう)
御影尋.
…うおっ!
(─どしゃっと、情けない音と共に尻餅をつき慌ててガバッと目を開ける。レイシフトした先での目覚めがいつも穏やかなものであるとは限らない。…まあ、今回は完全に自業自得なのだが。それはそれとして特異点から消え去る直前、聞こえた心の底から動揺しきった声はまさしく己が聞きたかった声で面白くて思い出すと笑えてくる。己のことをクッションにして眠る貴女をぎゅっと抱きしめて「マスターついたよ。相変わらず女っ気のねえ悲鳴でしたネ。」と目覚めてないことを良いことに好き勝手述べ。すぐ側にある袋は、2人分のステーキ代を抜き取り残りは職員に預けることに、)
>>アンリマユ
(ぱちりと目を覚まし、身体が地面に倒れていないことを確認すると心底不思議そうに貴方を見上げ…いや、目が覚めたら床に放られているものだとばかり。荷物が手近にないところを見ると、既に職員が手配を回してくれた後なのだろう。満足気な貴方に噛み付いて、吠えたてたいのは事実だが…おそらく、そうすれば思う壷。ぐっと堪えて体勢を正し、ゆっくりと立ち上がる…とりあえずシャワーを浴びて、着替えて、それからプリンと洒落こもう。その前に、)
先程はよくもまあ…アンリマユさん、砂糖漬けになる覚悟は出来ていますか?
御影尋.
えーコーヒー牛乳にしてくれよ。…あ、ちなみに瓶じゃねえと認めませんから。
(目覚めた主人に釣られて立ち上がり。これからの予定を考えれば自分はプリンより、風呂上りの定番である冷たいコーヒー牛乳が欲しくなるのは確実で偉そうに所望しては、管制室を後にして。とりあえず貴女の部屋に遊びに行く前に面倒くさいが、一旦自分の部屋に帰ろう。ズボンのポケットをまさぐりお互いの別れ道に差し掛かったところで「財布持ってねえからお金の管理はそちらで…頼んだぜ。」と稼いだお駄賃を貴女に差し出して、)
>>アンリマユ
ストライクゾーンが狭い男は苦労しますよ?…、と、はい
(聞こえた声にからかうような声で返しながら、あー楽しかった、とひとつの夏が終わった実感。差し出されたそれも、使い道は決まっているけれど…少し惜しい気がする。持って帰ってこれた物は、服もアンクレットも思い出も沢山だけれど、貴方は“持って帰れない”。「それでは」とひらり手を振って、自室に戻る道を歩く…さあ、着替えて、また今日から、今まで通りの日々が始まるのだから)
御影尋.
(久しぶりに戻ってきた自室でシャワーを浴びたあと、適当に髪を乾かしていつものぼろっちい腰布スタイルに戻れば着替えは完了。アンクレットは…、替えの利かないお守りだから戦闘以外の時は身につけていようか。身なりを整え向かった場所は、もちろん食堂だ。同じくストライクゾーンがせま~い飼い主サマのためにプリンを持って…それから風呂上がりのコーヒー牛乳の美味しさを知らないようなので一緒に乾杯するとしよう、)
トピック検索 |