見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
通報 |
>>アンリマユ
はぁい
(もふっと手の上に新しい服が乗る。ぱぁっとそれにまた嬉しそうに笑ったあと、告げられた言葉に頷いてそっともふもふをベッドの上へ。んしょ、と小さく呟きつつ、ワンピースのボタンを外していって…すぽっと脱いだなら、そっと足首に借りたままの宝物も外してベッドに。あとはブーツを脱いで、汚してしまった靴下も脱いで…「おねがいしまゅ…ん゛ん、おねがいしま、す!」と、ワンピースと靴下を軽く畳んで置いたなら、空いた手はもふもふのパジャマへ____)
御影尋.
ほい任された。すぐ戻るから、お布団あっためて待ってて下さ~い。
( 靴と宝物以外の荷物をすべて受け取ればポフ、と小さな頭に片手を伸ばして。ミッションを与えてしまったのは、いつもの癖…もしかしたら、ついてくるかもしれないと思ったからで。彼女に留守番を言いつけると部屋から出て、ランドリー室に向かい。洗濯機のなかにワンピース等を放り込み、ちゃんと動いてるのを確認すると来た道を戻って、)
>>アンリマユ
んぁい
(ぽすっと乗った大きな手に気の抜けた返事をして、背中を見送ってからパジャマを着ていく…のそっと、すぽっと、足先から履いて首元のボタンを留めて、フードを被ればもふもふのフォウくん…鏡の前でくるっと回って…はっ、おそろいだと言うのならまずはフォウくんに見せないとなのでは?もふもふの靴下も履いて、小さな靴に足を通して、とと、っと扉を開けたなら…お留守番を言われた身、外に勝手に出ていく訳にも行かず「ふ、ふぉーくーん…」と扉から顔だけ出して呼んだりして)
御影尋.
おー…お前さんか。ヒロのとこ行くのか?
( 特に寄る場所なども無かったため真っ直ぐ帰路についているとチャッ、チャッと爪が鳴る音が近付いてきて、足元を見遣ると白毛玉と目が合い。飼い主の名前を出したところ元気よく鳴いたので、一緒に帰ることに。部屋近くの曲がり角を曲がったところで、扉からなにやら可愛い怪獣が顔を覗かせているのが見え…どうやら友達を探している様子。口元が弛みそうになるのを堪えつつ、「…おたくのこと探してるみたいよ。」なんて少女を指差しながら探されている張本獣に目を向けて。すると一度だけフォウ!と返事をした後、颯爽と少女の元へと駆けていき、)
>>アンリマユ
ふぉーくん!
(呼んでみたものの、中々見えない影にしょも…と眉尻を下げかけたところで、聞こえた足音にぱっと顔を上げて。小さな影が傍まで駆け寄ってきてくれたなら、見て見て、一緒!と自慢するように、じゃん!と両手を広げて…ぴゃっと飛びついてきてくれた小さい体を抱き締めて、きゃーなんて笑う。そのまま、こちらを見ている優しい黄色い目に気が付いたなら「あんりぃ!みてー、ひろ、ふぉーくんとおそろい!」と、腕に抱えられた小さな影もフォウ!と言ってくれたから、多分本獣公認ということでいいはず)
御影尋.
…お前さんそういうところだぞぉ。
( 種族は違えど楽しそうにじゃれあう1人と一匹は、側から見ていて兄妹のように思えて──と。こちらに気がついた少し大きい方のモフモフが近付いてきては、自慢げに友達とのお揃いを見せてきて口を引き結ぶ。…嗚呼、もう、目の前の怪獣のせいで心臓ギュンギュンする。ふらり、近付いてはキャスパリーグごと彼女のことをぎゅむぎゅむと腕の中に包んで、「着心地悪くねえ?」と訊ねながら温かな部屋の中に入り、)
>>アンリマユ
んぇぅ…____んふふ、ふわふわだよ
(ゆら、と揺れた影を嬉しそうに見上げたまま、伸びてきた腕にぱちりと瞬きをして…腕の中で小さくフォウ…と鳴きかけた友人はもぞもぞと腕から出ていくと床の上からこちらを見あげている様子。大切なものを守るように、優しい声で尋ねられた言葉に小さく笑いながら「いっぱいぎゅってしてもいいんだよ」と、上から目線のような言葉を吐きながら…腕から居なくなった友達と同じように大切に抱きしめようかと短い腕を腰の辺りに回して)
御影尋
そっか──あっ待って。お前さんもこっち、
( 怪獣の方は捕獲出来たもののぬるりと、液体のように腕の中から上手いこと抜け出したフォウに、声を掛けて。絶対このモフモフ達に囲まれて寝たら気持ちいい。そっと足先を近付けてみせると、少女が居るからか“ 仕方ないなぁ ”と言わんばかりの顔をして、留まってくれた彼には後ほど、カリカリのベーコンを贈呈するとしよう。両腕と肩にモフモフ状態でベッドに座り、足を伸ばしたのなら太腿の上に相棒を座らせ。「んへへ、あったけ~冬はずっとこれ着てなよ。」お言葉に甘えて抱きしめた体はフワフワのポカポカ、抱き心地の良さについ、不審者スレスレのだらしのない声が溢れる、)
>>アンリマユ
んぅ…____
(軽々と運ばれて、ぽすっと乗せられて、おそらくは貴方なりの愛情表現で…擦り寄ってきた体温も、もふもふのパジャマも、呆れたように首を振るお友達も…全部を大切だと思うのは、きっと悪いことじゃない。そっと擦り寄ってくる可愛い貴方の頭をよしよしと撫でてから、「あったかいねぇ」と…誰かにこうして大切に抱き締めて貰えたのはいつぶりだろう。この感触を忘れないように、大切にしまい込むように、そっと頬にすり寄って)
御影尋.
んあ…ヒロくすぐってぇ。
( 髪を梳く指の感触が心地いい。頭のてっぺんからじんわりと、優しく溶かされていくような感覚に呑まれていき肩口に額を預けて。甘えるように頬に擦り寄られて、くすぐったそうに笑いつつ頬に軽い口付けを贈れば、次いで少し惜しむように目尻にもそうして。…昼寝から醒めたら元に戻ってた、なんてことも十分ありえる。故に「──なあ、カルデアはどうだった…?」さよならに代わる問いを投げかけ。窮屈な毎日のなかで少しでも楽しく過ごせたのなら…お世話係兼友達としては上出来だと思った、)
>>アンリマユ
ん…ふふ、とってもたのしかった
(小さな体に擦り寄る大きな体温と、不服げながらそばに居てくれる小さな体温…そっと、頬に触れた唇と、慈しむような目元への口付けに、もしかしたらそろそろ両親が迎えに来てしまうのだろうと…寂しいけれど、こんなにも沢山魔法を使うことを許されて、誰かと遊ぶことが出来て、わがままを言えて、抱きしめて貰えて、泣いたのだっていつぶりか分からなくて…「あんりのおかげで、しあわせだった、ありがと」と、にぱっと笑ったなら、肩口にぐりぐりと額を擦り寄せて…目を閉じて)
御影尋.
──大袈裟だなぁ。
( とっても、と予想していたよりも高い評価をもらえ満足げに閉じようとした目を持ち上げたのは、多分…彼女の言葉に少し呆れたからだろう。諸悪の根源である存在相手に幸せとか…眼球の裏が熱くなり、久しぶりに火傷したような感覚に襲われる。目を閉じた飼い主の額にこちんと、軽く頭突きを喰らわせたのなら「…アンタからまだ1回も貰ってねえ。」と犬が唸るような声で控えめに鼻を寄せ。おやすみの挨拶と…それから本音を言うと、今の彼女の目に己が映らなくなるのが少しだけ惜しくて我儘を、)
>>アンリマユ
(心地のいい体温と、穏やかにやってくる眠気と、優しい声に欠伸を噛み殺して…そうして、不意にこつっと当たった額に瞼を持ち上げて、至近距離で黄色い目を見る。両親と離れてこの場所に来て、沢山の加護を貰って、沢山の思い出を貰って、幸せだった。擦り寄せられた鼻先に、なんの事かと少しだけ考えて見たけれど…多分、きっと、与えられた愛情を貴方に半分も返せていないということなのだろうと、それなら今の自分の最上級を。そっと小さな両手で、優しく頬に触れて、顔を寄せてほんの一瞬、唇同士を触れさせたなら「…あんりに、ひろの、うまれてはじめての、すきをあげるね」。好きな人にならしてもいい、その言葉を違うつもりはなく)
御影尋.
───ば、か、じゃねえの…。
( 鼻…ではなく予期していなかった場所に口付けられて瞳孔が大きく見開き揺れる、状況は理解出来てもすぐには飲み込めず。これから学校に通えばたくさんの経験をし、多くの出会いがある、きっと好きな相手だって出来るだろう。なのに…恋と憧れの違いもよくついていなさそうな少女のはじめてを、貰ってしまった。曲がりなりにも自戒していたからこそ、喜びよりも罪責感が先立ち一瞬目線を外して。「こんなどこの馬の骨とも分かんねえ奴にあげちまってさぁ…吊り橋効果かもしんねえぞ。」、嬉と困がない混ぜになった表情で笑いつつ、愚かで大切な相棒の背を一定のリズムで叩いて、)
>>アンリマユ
つりばし…?
(驚いたように目の前で黄色が揺れて、それがほんの少しだけ嬉しかった。困ったような、でも嫌じゃなかったのだと分かるような、そんな優しい表情に少しだけ寂しそうに笑ってから優しい手つきに促されるように身体を寄せ直して、目を閉じる。「いいの。いまのひろの“たいせつ”は、あんりにあげるのよ」、次に会う時に貴方が自分を覚えているとは限らないから。出会った時から感じていた、夢で見た世界は嘘じゃなくてきっと貴方のことだから、どうか貴方が幸せになれますように。モコモコのパジャマと温かい体温に呑まれるように、うと、とそのまま___)
御影尋.
…やっぱり相棒にするならアンタがいいな。次会った時“も”拾ってやってよマスター。
( 今日だけの事じゃなく全部座に持って帰れるといいなぁ…安心しきった寝顔を見ているとそう願わずにはいられず。沢山の“ たいせつ ”をくれる相棒の唇付近にお礼と願掛けの意味を込め口付けを落とせば、幼い体温を記憶に刻みつけるように腕に包み眠りについて──、)
あ゛あ゛ぁ゛うるっさいなぁ!君たち、俺が眠っている間は起こさないでくれと何度言ったらわかるのかなぁ?
( ─何も聞こえず何も視えない、束の間の静かな一時を堪能していると沢山の声に名を呼ばれ否が応でも眠っていた意識が浮上してしまう。目を開き見える世界に変化はなく、無垢な感情で溢れ最悪の目覚めだ。何事かと思えば“ こっちに来て ”とろくに詳細も告げず引っ張ってくる妖精達の要求を一度は拒絶したものの大合唱が始まった為、彼らに連れられて渋々森の奥へ進み。──初めから嫌な予感しかしていなかったが…想像を上回る光景にうげぇ、と顔をひん曲げて。なぜか縮んでいるが、木にもたれスヤスヤと寝息を立てている少女の顔には見覚えがある。「…さーて帰ってメロン食べるか。」当たらぬ蜂には刺されない、迷子に救いの手を差し伸べない王様にオロオロとする妖精達を無視して、何事も無かったように踵を返そうとして、)
>>アンリマユ
(落ちるような眠りの最中、優しい言葉を聞いた気がする…何れ魔法が解けてしまったなら持ち帰れない思い出を、大切をあげた貴方がいつまでも覚えてくれていたなら幸せだ。そしてこれは____穏やかな夢の続き、多分。
木の匂いのような、日差しの匂いのような、偽物の匂いのような、泥の匂いのような…ぺちぺちと頬に触れた冷たくて少しチクチクする足に瞼を持ち上げると、目の前に少し枯れかけた花冠を乗せた虫のような、何かが。きょろ、と見回してみても見覚えのない場所で…夢の中にしてははっきりと自分の気配がする花冠、こちらを心配そうに見上げる目、それから、少し遠くで揺れた“あんり”ではない誰かの影。「__…だぁれ?」と、苦そうな色をした瞳にしっかりと、それはもう、嫌そうな気配が漏れ出ている“誰か”を捉えて、)
御影尋.
…人の領域に土足で踏み込んでおいて、それを聞くのかい?
( 踵を返しかけてピタリと立ち止まる、妖精達とは明らかに違う人語に、逃走が失敗に終わったことを悟り。灰色の髪をくしゃくしゃに乱しながら隠すことなく盛大にため息を吐くと、少女の方に振り返り。それにしても目覚めたばかりだからだろうか…いつものように生意気が返ってくるかと思いきや毒気のない声と拙い問いに、多少の違和感を覚えて。とはいえ安息地に勝手に侵入された恨みは高くつく、嫌味を吐き終えるとにこやかな笑みから一転、表情が冷めて。彼女が夢に堕ちてくるのはこれで2度目、懲りない前科者を見下ろしながら単刀直入に、)
…で、何の用?
>>アンリマユ
…ひろは、あんりとおへやで__これは、いつもの、ゆめ?
(それはもう心底面倒だと、掻き乱された灰色の髪が光を浴びて星屑みたいに光る。作り物のようにきれいな笑顔は瓦礫みたいに崩れ落ちて、冷たい湖みたいな目が見下ろして…人のリョウチ…リョウチって何だろう?呆れたような口調と、周りの小さな影が慌てている気配に、幼い頭がフル回転する。もしかしたらこれは夢で、だから支離滅裂で、自分はこの目の前の…冷たくて美しくて変わった気配のするヒト…?多分、このヒトのことを知らなくて…合点がいったように小さく頷いて、ゆっくりと立ち上がれば「…おじゃましました、ごめんなさい」と。夢はいつも、適当に進めば、あるいは怖いから起きたいと願ったり、高いところから落ちたり、暗闇を歩き続ければ醒めるもの__きょろ、と辺りを見回したなら、獣道でもあれば進むつもりで森の方へ足先を向けて、)
御影尋.
……ああ、なるほど。そういうことか。
( やはり何かがおかしい、相変わらず不思議そうに辺りを見渡す少女のことを無言で注視し、彼女から流れ込んでくる感情に耳を傾ける。“ ここはどこ? ”“ このヒトは誰? ”“ 出口はどこ? ”。疑問に次ぐ疑問は、まるで何もかも忘れたような…嗚呼、いや、体だけにとどまらず記憶まで退行したのか。違和感の正体が分かると共に、彼女の身に起きている事態をまるっと把握した為、1人腑に落ちたように頷いて。迷子のわりに妙に堂々とした足取りでどんどん先に行ってしまった少女に追いかけよう!と慌てる妖精達とは対照的に「必要ないでしょ。堂々巡りでそのうちここに戻ってくるよ。」と適当に未来視してみせ。そもそも棲家にわざわざゴミを持ち込む奴があるか、よって危険な障害に襲われることはない、)
トピック検索 |