見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
……マジか。
( 今にも消えそうなか細い声で紡がれた名は“ ヒロ ”…やはり目の前の少女は、うちのマスターで間違いないらしい。怯えた子猫のように身を縮こまらせている様子を見るに、恐らく記憶も無いのだろう。一体全体どうしてこんなことに…頭の整理がつかないまま、苦い眼差しを少女に向けていたが、小さな英雄王が申し訳なさそうに、それから忌々しそうに口を開く。恐らく成体の英雄王がしまい忘れた薬が流れ流れて彼女の部屋に紛れ込んでしまったのだろう、数日経てば元に戻るとのことでひとまず安堵し。それから自分達以上に、混乱しているであろう飼い主に事情を説明すべく目線を合わせるように、膝を折ったのなら、)
あー…聞いてねえ?おたくの両親しばらく仕事で留守にするってんで、今日からここに預けられたんだよ。んでここはカルデア、アンタが抱いてるそのアニマルはフォウ君…おっけー?
(/いつも以上にデロ甘になってしまう…可愛い…いつもの尋ちゃんにも大変癒されておりますが、チビ尋ちゃんもとても可愛い…ちゃんと敬語使えるのしっかりしてますねぇ。( プッチンプリンすすっ← )大丈夫です!もう次の話にいきたい!ってタイミングが来ましたらお声掛けいただければ此方も切り上げますので、よろしくお願い致します。)
>>アンリマユ
…かるであ。ふ…ふぉーくん、ふふ
(金色の髪の毛の少年が、何かを言っている。じっとその口元を見ていたけれど難しい単語ばかりで…ビターチョコのような瞳を揺らして、順繰りに難しい顔で話を聞く大人たちの顔を見ていたのだけれど、遠くにあった満月のような目が近くに落ちてきたものだから驚いたように目を丸くして。ちゃんと訳あって預けられたのだと、ここはカルデアという場所で、腕の中のもふもふは…フォウ!と返事をもらえれば、んふふと嬉しそうに笑ってもふもふを抱き締め直して。無意味だと捨てられたのでないのならいい、いつかお迎えに来てくれるなら構わない、可愛いもふもふもいるし、目の前の人も悪い人では無さそうだもの、怖がったって仕方ない。「…お世話、に、なります」と、こちらを見下ろす大人たちにぺこっと頭を下げたのは、少なからずこういった外泊に慣れている証拠)
(/プッチンプリン貰った…よかったね尋…後でいっぱい食べなさいね…んふふ、チビちゃんに目線合わせてあげるアンリさん可愛すぎませんか???え???優しい…(動揺)ありがとうございます!背後様もいい加減成長しろや!となったタイミングでお声がけいただければ…ボフンっと元に戻りますので…ふふ、引き続きどうぞよろしくお願いいたします…)
御影尋.
おや物分かりが良いことで…あーハイハイ、今行きますよっと。
( いきなり知らない場所に来て心細いだろうに礼儀正しい少女に職員もサーヴァントも皆、微笑ましそうに笑う、が、その笑顔は罪悪感が隠しきれておらずぎこちない。…何もかも漂白された世界で、彼女の両親が迎えに来ることは絶対に無いのだ、そんな真実を忘れて友達と戯れている少女を黙って眺めていると、マシュ達に呼ばれて。ヒソヒソ声で話し合われるのは勿論飼い主のことで、元に戻るまであてがわれていた仕事は休ませ、世話係が1人つけられることになった。子供好きな英霊や子育て経験のある英霊など様々な人材が候補に挙げられたが、結局彼女のサーヴァントである己が選ばれて。とはいえ当の本人がOKしてくれるかどうか…「アンタの番犬役、オレでいい?」再び彼女の前にしゃがんでは、刺青の刻まれた顔を指差しながら是非を問うて、)
(/いやほらアンリマユ氏、容姿が結構衝撃的じゃないですか!なので少しでも警戒心を和らげられるようにと…取りあえずおチビちゃんから何やこのまっくろくろすけ…って思われなくて良かったですww)
>>アンリマユ
____そばにいてくれるの?
(時折腕から逃げるもふもふを追って、冷たい床の上を裸足で早歩き…そうして何度か鬼ごっこをして、何やら話し合いをしているらしい大人たちを見上げて…邪魔だろうか、出来る限り良い子にしているつもりだけれど…と。しょも、と下を向いて…ぺた、と誰かの足が視界に入ったので顔を上げれば黄色い目。絵が描いてあるみたいな身体も、明らかに自分とは違う気配も、驚いてしまうけれど…でも何となく本能的にわかる事として「…うん、あなたがいい」。この人は、優しい人だ…番犬役というのは、少し難しい、お迎えが来るまで一緒にいてくれるということなのかも。よろしくね、と片手を差し出したなら、ほんの少しだけ申し訳なさそうに笑って)
(/多分普通の子だったら大号泣か、おもちゃですよね…尋はまぁ、あの、尋なので…(???)多分刺青の姿を見ても塗り絵だぁくらいにしか見てなさそうですよ、こやつは…ちびに優しくするアンリさん可愛いァアア…写真撮っていいですか…)
御影尋.
ヒヒッ、オレさまを選ぶたあ将来が心配だ~。
( いつも以上に小さな手を差し出されると、初めて契約を交わした時のことを思い出す。今の彼女は思い出せないだろうが、約束したのだから最期まで傍にいる…心底嬉しそうに手を握り返して。話がひと段落したため職員はそれぞれ仕事に戻っていき、自分は飼い主にカルデアの案内を…いや、その前に服をどうにかした方が良さそうだ。白いモフモフごと小さな体をヒョイと抱えあげれば「名前教えた方が良いよな、今日からお嬢さんのお世話係を仰せつかりましたアンリマユです。」と軽く自己紹介をしつつ、静かな廊下を進む。行き先はコルキスの魔女の工房だ、)
(/私も最初アンリ見た時、怖っ!って思ったので…まさかここまで底なし沼だとは思わなんだです。塗り絵wwあの模様、もにょもにょ動くらしいので小さな子あやすには使えそう…?アンリ、fgoではバグらしいので写真に写らなそう…。)
>>アンリマユ
___あんり、どこいくの?おしごと?
(そっと手を取ってくれた体温と、和らいだ雰囲気に…うん、やっぱり悪い人じゃないのだと、数度自分より大きな手をぎゅっと握って…いた最中、簡単に持ち上げられた身体。もふもふに半分顔を埋めながら、普段より高い目線にぱちりと瞬きを。おおー、と声こそ出さないものの、きょろきょろと興味深そうに視線を巡らせて。優しく響くように聞こえた名前は、知らないはずなのに何だか知っていたみたいだし、呼び慣れていたみたい…ただ、全部を呼ぶには上手く口が回りそうもないから、少しだけ短くしてしまうことを許して欲しい。大人しくドナドナされながら、自分たち以外の人達が仕事に戻ったことを見ていたからか「じゃましない、静かにできるから、一緒にいてもいいですか?」と、不思議そうな顔でこちらを見るフォウくんを小さな手で撫でつつ、茶色い目で世話係だという貴方をじっと見上げて)
(/背景が怖いですよね…あの…黒い蛇みたいなもやもや…初回詐欺には本当にご注意なんですよ、FGO。そうやって罪のないオタクを沼に落として…!そうだ…そうでした、バグ…しんどい、カルデアでもその存在は…泣いちゃいます…娘~~~絶対手を離すんじゃないぞ…!)
御影尋.
一緒にいても良いもなにも、アンタの面倒見んのがオレの仕事なんだって。
( 行き先は着いてからのお楽しみということで敢えて黙秘し…と、楽しそうにしていたと思ったら急にしおらしくなった少女にフォウと同様、不思議そうに瞬きを繰り返して。個性と言ってしまえばそれまでなんだが、随分と謙虚というか…小さな子供ってもっとこう、ガンガンくるものなんじゃないのか?カルデアに在籍するちびっこ軍団と比べつつ、上記に加えてむしろ傍にいてもらわなければ困る旨を淡々と伝え。「お嬢さん今お幾つなんです…?オレの相棒よりしっかりしてる気ぃする。」と…自分の主人が誰か知られていないことを良いことに、しれっと失礼な事を述べるその表情は楽しそうで、)
(/アッ!!!あの背景にいる子達はですね恐らくアンリがわおーん( 宝具 )した時になる残骸くん達です!ちょっと分かり辛いんですけど、よく目を凝らして見てみると狼っぽい影してるんですよ!!尋ちゃんいつも見つけてくれて感謝です……隠しキャラって言ってもここのトピでは王道サーヴァントなんで!!!!( 妄言 )
>>アンリマユ
そっか…そっかぁ、じゃあ一緒にいていいんだ
(面倒を見るのが仕事、つまりは一緒にいてくれる…嬉しい。眠たそうな目を嬉しそうに細めて、表情を崩せば、満足したのかフォウくんは床へと飛び降りてしまって。両手を伸ばすことはなく、それを目で追ってから…聞かれた言葉に少し考えるように上を向いて、それから多分…といくつか指をおってから5本を残して。相棒というのは、友達のことだろうか…だとしたら、独占してしまって少しだけ申し訳ない。「いま、五つか、六つ?…ひろはお姉ちゃんだからね、わがままは言わないの____あんりのこと、ひろが取っちゃった?お友達だいじょうぶ?」と。ぽすっと頭を肩口に預けたまま、小さな声で問うて)
(/本当だ!!!!!!!!(FGO起動して見てきました)本当だー!!!!!!ワンチャン!!!!!!!カワイイ!!!!!!王道サーヴァントですよ、超王道ですよ!こんなにも王道なのにどうして宝具を重ねさせてくれないの!!背後のカルデアに来いよください!!!!これからも娘のことをよろしくお願いいたします!!!)
御影尋.
良いんだよ取っちまっても。ヒ…、うちの相棒は気が多いから。
( 5、6歳というと大体小学生なりたてくらいだろうか…大きくなってからもあんまり我儘は言わないよ、というネタバレはさておき。申し訳なさそうな小声で紡がれた言葉に、揶揄い目的以外にも、なにか黒々とした感情がゆうらりと鎌首をもたげるのを感じて。子供相手に大人げない自覚はあるのだが、今の彼女になら言ったところで何の事だか分からないだろうし、記憶にも残らないだろう。だから…戯れるように小さな頭に、頬を寄せたのなら「…この前も一緒に出掛けたのに、他の男のことばっか考えてたんだぜ?酷いよなぁ。」と少女を通して、彼女の中で眠っている相棒に対して文句を言って…みてもこの気持ちは知られたくない、)
(/可愛い!!! ワンチャン超可愛い!!!クリスマスプレゼントで無料配布されてもいい気がするんですけど…()此方こそ程々に可愛がらせていただきます~!/蹴)
>>アンリマユ
…あんりは、そのひとのこと、好きなんだね
(聞いてよ、と言うように寄せられた頬に目を細めて、んふふと小さく笑う…出会ったばかりの人、なのにこうして触れられても怖くないし嫌じゃない。気が多いから、というのは、多分きっと他にも大切な人がその人にはいるってことで、でもだから、貴方を独占していい理由には…だって、ほら、貴方が寂しそうだから。一生懸命難しいことを考えてみて…そうして最後に残った言葉だけを口にしてから、一度きゅっと唇を引き結び。大切な人と一緒にいて、その人が自分を通して別の何かを見ている姿は…寂しい。「…ひろも、ちょっとわかる」、困ったように眉尻を下げて、小さな手を伸ばして…頭に触れられたなら、触り慣れない髪の毛を撫でるようにぺそぺそと手を這わせて)
御影尋.
…そっか、ならオレとデートしよう。そんで…うん、ソイツのこと後悔させてやりゃいい。よそ見するんじゃなかったってさ。
( 普段と打って変わり身も蓋もない感想は、下手に揶揄われるよりも精神的にこたえる。肯定はしないが悪意がない分、否定する気も起きずのそりと少し面を持ち上げてみると、寂しそうな顔が目に映り。小さな子供相手に何言ってんだと我ながら思う…そもそも、自分のモヤモヤの種は目の前にいる彼女なのだが…うん、どうにもそういった表情をされると毒気が抜けてしまう。記憶は無いはずなのにいつも通り己の頭を撫でてくる飼い主に笑っていると、キャスターの工房が見えてきて。「さーて、ここは何処かな。」とあやすように言いながら扉をそっと押せば、エルフ耳が素敵な魔女と様々な魔道具が出迎えてくれるだろう、)
>>アンリマユ
だめ、でーとは大切な人とするものだから____わっ、!?
(わしわしと届く範囲で、頭を撫でていると嬉しそうに黄色い目が歪んで…嬉しいと思った、この人が喜んでくれるのは嬉しい。だから、大人しく運ばれたまま辿り着いた先が悪い場所だなんて疑うつもりは最初からなくて…開いた扉の先、あら?とこちらに視線を向けた女性を驚いたようにこちらもじっと見据えて…気配でわかった、この人は魔法が使える人。ここは、魔法でいっぱいの…夢みたいな場所。ぱあっと表情を明るくして、「おねえちゃん、魔法使えるの?あのね、ひろもね…えと、なんでもない」…きらきらと目を輝かせて、それから気がついたようにぱっと口を手で押さえて…でも、それでも、魔法の気配を間近でこんなに感じられることなんてないから…嬉しそうに部屋中を見回して)
御影尋.
ッ、そんながっついたらコイツが引いて…ねえなぁ。
( 金髪ではないが小さく愛らしい容姿がズッキュンときたのか、腕の中にいる飼い主に気がつくや否や瞳がキラッと輝き。あら~と猫撫で声で迫ってくる魔女につい番犬本能が働くが、ロックオンされた本人は興味津々といった様子で工房内を見渡している為、眉を下げ。まあ危険物だったら工房の持ち主が注意してくれるだろう、と判断し少女を床に降ろしたところで、聞こえた声に自分もそれからキャスターも驚いた表情を浮かべて。彼女の正体を一目で看破するなんて勘が良いとかいう次元を超えている、それに…まるで同族に会ったかのような言い方に、何となく彼女の家柄が予想出来る。「……、」出来る限り優しく言いかけた言葉の続きを引き出そうとするキャスターと少女からスイッと視線を逸らし…飼い主が魔術師の家系とか知らなかった、)
>>アンリマユ
あのね、ひろはお花を元気にできるよ。あとね、友達がころんじゃってもね、治してあげられるの___でも、内緒なの。おとうさまとおかあさまに怒られちゃうからね
(冷たい床に足が届く、こちらに目線を合わせてくれたお姉さんは優しく先を促してくれて…でも、あんりは聞きたくないのかもしれない。じっと、視線を逸らした貴方を見上げて…視線を前に戻すと小さな声で、誰にも言ってこなかった秘密を____両親は魔力のマの字もない人間、誰も魔術回路を持たない普通の家族…のはずだった、自分が世話した花が枯れないことに気がつくまでは。腕に光る線が浮かび上がって…周りの人の怯えた顔を見るまでは。「ひろは魔法やめたの。怒るとチクチクした魔法が出てきちゃうから、いい子にしてるの。怒らないし、泣かないの。ひろが何もしなければ、誰も傷つかないの」、んふふ、と小さく笑っては、内緒ね、と小さな人差し指を立てて)
御影尋.
……、
( 壁に掛かった花の絵を見ながら思う。つまり彼女はある程度不思議に触れ慣れていて、藤丸達のようにいきなり非日常に放り込まれた訳では、ないのか──そして、どこかの誰かなんかとも同類のハズもなかったのか。秘密を共有出来る理解者と出会えたからか弾んだ声に良かったと思う反面、散々相棒だと言っておきながらこんなに長く打ち明けてくれなかった事がやっぱり、少し腹立たしい。…それに、せっかく授かった才能をこのまま殺してしまうのは勿体ない、今後は魔術の研鑽の時間も取った方が良いだろう、力のコントロールが出来ていないのなら尚更に。ひょっこりと横から顔を覗かせる頃には、いつもの調子に戻しており妙案だろと自慢する指を立てながら、)
んじゃあ泣きそうになっても、チクチクした魔術がでねえように、訓練すれば良いんじゃね?そうしたら我慢しなくて済むだろ。
>>アンリマユ
あんりは、やさしいねぇ…ひろはね、大丈夫なの。魔法使わないし、全部捨てちゃうからね。だいじょうぶなんだよ、がまんもしてないよ
(初めて話した、自分のこと。魔法のせいで、こうやって知らない人のところに連れていかれるし、調べられるし、チクチクした魔法を使えと言われることもある…でも、質がいいとは言えない、量もない、だから何も救えない、周りの人にとってただ不気味なもの。ゆっくりと瞼を下ろして、再び目を開いてみても、涙は出ない。気がついたら魔法の気配には敏感で、敵意にも敏感で…優しさには鈍感になってしまったけれど。目の前の黄色い目は、何故かこんな自分のことを大切に思ってくれている気がしてしまう。から、両手を伸ばして、揺れる指に触れて「あんり、ありがと。でも、ひろも、魔法使いのひろはもういらないんだぁ」…感情を捨ててしまえば良いのだと諦めるのはもう少し未来の話。でも、このカルデアに来て、また人間らしくなっていくのも…またもう少し先のお話。一度きゅっと唇を引き結んだあと、ぱっと手を離せば、吹っ切れたようにこれは何?あれは?と嬉々として部屋の中を歩き回りながら、四方八方を指して)
御影尋.
──なら、全部投げ出したくなったらまた此処に来りゃいい。なぁに問題児が1人増えたくらいじゃあ根を上げるような奴らじゃない。カルデアと敵対してた奴なんかごまんといるし、悪神だって受け入れちまう…お人好しで物好きな集団なんだよ。
( 指が離れパタパタとキャスターの方へ駆けていく少女を見送れば、近くのソファにゆったりと腰掛け、二人を眺める。初めて工房を訪れた時と同様、目を輝かせながらあれこれ嬉しそうに質問してまわる姿は、魔術が嫌いとはとても思えない。…何より他人の為に心を殺す必要は無く、彼女に本当に必要なのモノは力をコントロール出来る技術と、教えを乞える存在だろう。復讐者の言葉に続く形で、女魔術師も『裏切りの魔女だっていますもの。』と何処かおどけたように微笑み。そんな彼女に目を細めた後、「まあ此処もいいことばかりじゃないが、傍に居ていいって思ってる奴が1人いる事は確約するぜ…?」と未来の相棒を見据えながら口角を上げ、)
>>アンリマユ
(ここには、悪い人がいるらしい。目の前にいるお姉さんも、もしかしたら悪い人だったのかもしれないし、貴方だって悪いことをしたことがあるのかもしれない…けど、多分、自分は皆のことを嫌いになれない気がする。こちらを優しく見下ろすお姉さんを見上げながら、裏切りの魔女?と首を傾けつつ…こんな自分の傍にいてもいいと言ってくれるのは、誰だろうと。その人が貴方でないのなら、貴方は次に会った時には傍にいてくれないのだろうか。ひとしきり部屋を見回って、再び貴方の傍に戻ると…じっと黄色い目を見上げて「…あんりは、そばにいてくれないの?」と。折角こんな素敵な部屋にも連れてきてくれた貴方が、次会った時には遊んでもくれないのは…寂しい)
御影尋.
さあ?それは次会ってからのお楽しみっつーことで…でも、アンタみたいな女は好きだよ。
( 1人と言ったが他のサーヴァント達も自分と同じ気持ちの者は多いだろう。我ながら単純なもので寂しそうな目でじっと此方を見上げてくる飼い主を見ていると、不思議と胸の中にあったモヤモヤが薄れてゆき、代わりにいつもの心臓を鷲掴みにされたような痛みが広がる。あなたは傍にいてくれないのか…その問いの答えは他ならぬ相棒自身が握っていると信じているから敢えて答え合わせは次回に持ち越すとして、手の甲に刻まれた赤い模様を大切そうになぞり。ソファから腰を上げると「次遊びにきた時のために、制服作って貰おうぜ!」。ここに来た目的であり、何もかも忘れてしまったとしても彼女がカルデアの一員であることには変わりない…手を握ると提案し、)
>>アンリマユ
っ、____おきがえ?ぶかぶかだったから、うれしい
(意地悪だ!と、むぅ…とむくれようとして、ぴたりと止まったのは、貴方の口から少なくとも想像していなかった言葉が飛び出したからで。自分みたいな、が付いているから、直接言われた訳では無いけれど…誰かに好きだと言われたのは、人生で初めて。赤い印を撫でる手も、優しいものだから…ぴゃっと手を引いて、両頬を両手で押さえて…林檎みたいに赤くなりながら、嬉しそうに笑う。次遊びに来た時も、好きでいてくれたら嬉しいなんて言葉は飲み込んで、聞こえた声に再び目を輝かせれば「あと、あとね、くつほしい」と、裸足の足元を長い服の裾から覗かせて)
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