見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
それ、褒めてませんよね…、
(サンダルとパーカーを岸に置いて、こちらに手を伸ばした貴方は…こう言ったら失礼かもしれないけれど、王子様みたいで。とはいえ自分に水は怖くないよと言うかのようなその態度…むすっとしたのは拗ねたから。自分もサンダルを置いて、パーカーは…まあもう濡れてしまっているから、とそのままにその手を取って水の中へ。足はつかないから浮き輪にしがみついて、それでも心許ないので飼い犬の手をギュッと握って「…勝手に手を離したら一緒に寝てあげませんからね」と。足の指の間を通り抜ける水の感触が新鮮で、そわそわと慣れないバタ足で少しずつ移動して)
御影尋.
え~…、なら先にスタンバっとく。か、夜這いするっきゃねえな。
( 手を握り返されるとゆっくり水の中に誘導し、しっかり体が浮いたのを確認しもう大丈夫だろうと手を離そうとした矢先。飼い主の表情が不安そうな色を残したままムッとしたものへと変わり、告げられた言葉に思わず表情が弛む。手をにぎにぎ遊ばせ離さないと意思表示、少しずつ前進する飼い主の傍に控え。「海にレイシフトとかあったら詰みじゃん。浮き輪と補助してくれる奴連れてかねーと。」ぷかぷか浮きながら拙いながらもバタ足を披露する様に心臓が痛む、ちょっかいを掛けるようにカナヅチを揶揄い、)
>>アンリマユ
詰みませんよ、だって貴方が一緒でしょう?
(いやそこは一緒にそもそも寝ないでしょう、ベッド2つあるのに…と思ったものの、やぶ蛇はよそうと諦めたように脱力。何だかんだ優しい貴方は夜這いもしなければ、当然のように一緒に布団に入るのだろうし。と、ちゃんと繋いでくれた手に目を細め、隣でぷかぷか漂いながら頬に浮かんだ汗を濡れたパーカーの袖で拭って「…凄く心地がいいです。穏やかで、」と一言。避暑地らしい強すぎない日差し、冷たすぎない水、穏やかな空気に浮き輪に頭を預ければ、目を閉じて)
御影尋.
まあ、そうだけど…泳ぐ練習する気はねえのかい。
( 飼い犬とてそこまで泳ぎ慣れているわけではないのだが、迷わずライフセーバーに任命してくる飼い主に少し呆れるやら頼られて満更でもないやらで。口まで水に浸かりブクブクとあぶくを立てながらリラックスしきった顔をじっと見つめる。…体を動かしてもどこも痛まず、時間を気にせず思いっきり遊べる、2人きりで…飼い主も楽しめていたら良いのだが。繋いでいた手の力を緩めれば「ちょっとだけ手ぇ離していい…?」理由は告げず、しかし勝手に手を離すのは禁止と言われた手前、律儀に確認を取り、)
>>アンリマユ
……、
(ぶくぶくという音に瞼を持ち上げれば、ぷかぷかと浮かぶ飼い犬の顔。水面に瞳の黄色が僅かに反射していて綺麗だなぁ…と思いながら、聞こえた声に身体を起こして。突然離さなかっただけ良しとしよう…じぃと見たあと、おずおずと手を離す。浮き輪にしがみつきつつ、流されないようにふわふわとバタ足をする姿というのは中々滑稽だろうけれど沖に流されたらそれはそれで困ってしまうし、何より“夜までに戻らなくてはならない”。ぷぅと僅か頬を膨らませて、)
御影尋.
……、
( 恐る恐るといった具合で手が解かれるとすぅ、と息を吸い込み、肺に十分の量の空気が溜まったタイミングでとぷん…と湖の中に姿を消して。呪術の影響か生き物の姿があまり見えない、それでも普段滅多に見れない水中の世界は美しく目を見張るものがある。時々口から漏れる泡が水面を目指して昇っていく。体を捻りパタパタ動く足を視界に捉えれば人食いザメの気分でそうっと、気配を殺して忍び寄り。ギリギリ気付かなそうな距離まで近づくと手を伸ばし…片足を掴むことが出来たのなら、くすぐってやろう、)
>>アンリマユ
___っひ、ぅ!?
(想像より静かな音がして、目の前から飼い犬が消えた。まあ、海の時も潜って行った彼だから、手を掴んでずっと此処にいてくれと言う訳にも…ひとまず、飼い犬が持っていた浮き輪が流されないように抱えておこうと其方へ向けて数度脚をばたつかせた所で掴まれた脚。水中で何かに脚を掴まれるだなんて人生でもそう経験したくないホラー、というかその後で這った指先の擽ったさに身を捩り…浮き輪を掴んでいた手が離れて、とぷっと小さな音とともに水の中へ。口から空気の塊が浮かべば、水中で揺らぐ黄色い瞳と、差し込む光と、小さな空気の粒が動く様子が想像よりも綺麗だったから、目を奪われて…上がらないとと思うのに、此処で今息が切れても満足できるくらいには此処に居たいと思ったりもして、水に沈みながらまばたきをひとつ)
御影尋.
( 激しく暴れ回る両脚に負けじと無防備な足の裏をくすぐっていた最中、一際強い力で手を振り解かれてしまい。反撃がくるか…と逃げる準備をしていたのも束の間、泡沫を身に纏い落っこちてきた飼い主に驚かす筈が逆にこちらが驚かされる。一瞬まさか溺れた!?と水の中でも背筋が冷たくなる感覚、そのまま水圧に逆らうことなくどんどん深く沈んでいく身に、早く保護せねばと思い。虚空を思いっきり蹴りすぐさま飼い主の傍へ、右腕を腰に回し体を支えて。ぼんやりとしている彼女の頬を一度だけ撫でてから、「一旦上がろう。」。声を発せない代わりに真上を指差し、了解を得るより先に湖面を目指し、)
>>アンリマユ
(丸い二つの月みたいな目が驚いたように光ったあと、こちらに向かって進んでくる。ふわふわ漂う髪の毛も、陸よりいくらか暗くて静かなこの場所も、頬に触れた手のいつもと違う体温も、何だか全部夢みたいで、それでも苦しくなってきた息に上を指したその手に頷いて…両手で目の前の身体を抱き締めて。少しずつ近づく外の眩しさに少しだけ目を細めては、外の空気を吸い込むように口を開けて)
御影尋.
ハ───、阿.保か。
( ひとまず飼い主を連れて水上に戻ってきた。一度大きく頭を振り水気を飛ばした後、しがみつく飼い主を見遣り。…助けられて少し気が抜けたからだろう、諸悪の根源は自分なのだが如何せん結構ヒヤヒヤさせられた分、文句の1つや2つ言いたい気分で。いくらカナヅチといっても大人しく沈んでいく飼い主に上記述べ、思わず抱きしめる腕に力が入る。「平気か…?」その辺を漂っていた浮き輪を手繰り寄せたのなら、その手に掴ませ調子を伺い、)
>>アンリマユ
…貴方がとっても綺麗だったので
(勢いよく入り込んだ酸素に多少噎せたものの、特に体調に問題はない。叱るような口調に、半分は貴方のせいだと言いたいのを飲み込んで…飲み込めたのは、貴方が心配してくれたのだと分かっていたから。浮き輪にぎゅっと掴まり直しながら、びしょ濡れになってしまった髪の毛も、顔も、気だるい少しの疲労感も、あの水の中で見た青と光を僅かに反射させる黄色の魅力に比べたら些細なこと。「自分を生かしたかったり、食い荒らしたかったり、忙しい人ですね」と目を僅かに細めて、額に張り付いた前髪を払って)
御影尋.
…どういうことよ。
( いつもより薄着だからか直に伝わってくる温もり、とくとくと穏やかに脈打つ心音に生を噛み締めつつ、相変わらず呑気な飼い主に少々困ったように顔を歪め。綺麗だなんて少なくとも己には適していない言葉、更にぐうの音も出ない指摘に返答に困り、普段生意気ばかり吐く口を閉ざして。殺したくて殺したくない、とか矛盾している自覚はある…でも、彼女をどうしたいの自分でもよく分からないのだ。「……。」ザブン─再び水中に潜ると横っ腹を掴んでやるべく手を近づけ。今回はそんなに深くまで潜っていない為、そちらからでも姿はハッキリと見えているはず、)
>>アンリマユ
…擽ったい
(意地悪を言ってしまったかもしれない…何とも言えない表情を浮かべた貴方を見て胸がすくような気持ちが半分、申し訳なさがちょっと、物珍しさがあとちょっと。飼い主に噛み付くつもりはなくとも、本能がそうさせることくらい分かっていて、自分はそれで構わないと傍にいて欲しいと願うものだから、貴方にしてみたらいい迷惑だろう。小気味よい水の音と共に沈んだ頭と、伸びてきた手はそのまま受け入れて、ふわふわと揺れる髪に触れるように指先を水中へ。水族館のお触りコーナーのような気分で眼下の飼い犬を見て)
御影尋.
……、
( じゃれつく飼い犬の頭を撫でる少女の図は第三者から見たら微笑ましく、きっと平和そのもの。…しかし穏やかな空気とは裏腹に、柔らかなイキモノの感触に昏い欲望が鎌首をもたげる。指摘されたそばからというか…つくづく矛盾した生態に我ながら救いようがないと人知れず自嘲して。こんな風に遊ぶために遠出する機会なんて滅多にない、楽しいひと時を台無しにする前に戯れを切り上げ水から顔を出し。ずぶ濡れのまま自分を忙しい奴にさせている最たる原因を浮き輪ごと抱き寄せたのなら「…責任、取ってよ。」と。自然とそんな言葉が口からついて出て、)
>>アンリマユ
…自分のせい?
(水の中で揺れていた頭が、髪が、触れていた手が…少し手に力が入ったような気がして、じっと腹部を見つめる視線を僅かに捲り上がったパーカーの向こうで感じて、嗚呼、このまま噛み裂かれても文句は言えないなと思った。ざぷっと顔を覗かせて、髪から水を垂らしたまま自分のことを抱きしめるのを享受してから浮き輪を貴方に預けることにして。両手を離せばそのまま貴方に抱きつき直そうと…「…自分に生きろと言うんですから、それくらいのもどかしさは感じたまま過ごしてください」、自分より冷たい頬に擦り寄れば、意地悪く喉で笑って)
御影尋.
そう、自分のせい。
( 背中を撫でる手、水の匂いと共に鼻腔を掠める気配、閉じていた目を薄く開け髪が張り付いた横顔を盗み見て…嗚呼、好きだなあと。柄にもないことを自覚させられたというのに当の本人は人の心を掻き乱している自覚がないようで、苦そうな瞳と目を合わせたまま鸚鵡返し。…責任といっても体を差し出して欲しい訳じゃないから、これまで通り隣に居てくれるなら自分としては十分、目の前でククッと動く喉に小さい音を立てながら口付け。それから動かせる方の手で放置していたシャチを手繰り寄せると「こっちにも乗ってみ。」と。ここだけの話、飼い主を乗せたくて借りてきたようなものなのでシャチの頭を叩き、)
>>アンリマユ
…乗ります。シャチさんは初挑戦です
(不意にこちらを向いた黄色い瞳に、お前のせいだぞと言われている気分になるけれど…否、多分そう言いたいんだろうけれど。身を離すより先に近づいた唇が、平然と首に触れて、嗚呼もう本当にこの人は人の気も知らないで!可愛い可愛い人だと、それはもう猫可愛がりするのは夜にしようとぐっと堪えて勧められるがままにシャチさんに手を伸ばし…のそのそとよじ登れば、猛獣使いにでもなった気分で背鰭に掴まりながら「…どやぁ」と無表情ながら楽しそうに目を細め)
御影尋.
ひひ、猫の散歩~!
( 飼い主がシャチの上に跨ったのを確認すると転覆しないようにソレの胴体に手を添え、ゆっくりと前に押し出し。それにしてもただ浮き輪でプカプカ浮いてるだけ…なのだが夏の魔物とやらに当てられたのか、何てことないことでも胸が軋み、今すぐ飛びつきたいと思っていることは自分だけの秘密。散歩というより犬がソリでも引いているようにしか見えない状態で、着の身着のままに漂っていた最中。少し遠くの岸辺でカルデア所属と思しきサーヴァントの集団が遊んでいるのが見えた為指を差して、)
…新しい方に行ったと思ったが、結構人来てるんだな。
>>アンリマユ
…にゃあ
(ぷかぷか、と足先にあたる水も心地よく、そのまま眠ってしまいそうになりながら揶揄う様な声に小さく鳴き声で返事を。揺蕩うような心地良さのなか、指の先を見据えれば各々楽しげに過ごす仲間の姿…確かに、先輩たちが解決したと言っても過言では無いこの場に遊びに来るとは中々。「そうですね…そろそろ岸に戻りますか?食堂とは違う環境ですし、コテージでお茶でも」と、折角なら湖だけでなく貴方は食事も楽しんだらいいだろう。ぽすぽすとシャチの頭を撫でながら首を傾け)
御影尋.
え~、もう帰んの?まだあっちとか行ってねえじゃん。
( 水遊びはこの辺で切り上げるにしてもまだまだ遊び足りない。聞こえた声にぺそっと…潰れたら溺れるので、これでもかという顰めっ面で帰りたくねえ!と吠え、霧の向こうに見えている背の高い謎の建物を指差し。とはいえこの時期でも日差しをナメたらいけない。一応体を動かした直後だし、特に人間は休憩を取った方がいいだろう。逡巡した末にシャチの鼻先を岸に向け「…ん、休憩終わったら今度は探検したい。」と、勿論その時は猫も一緒に…じっとチョコレートの双眸を見上げ、)
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