見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…嗚呼、着替えさせてくれるんですか?
(そっと頭を撫でる手が、いやでも大切に扱ってくれていることを示すようで猫だったなら…ぐるぐると喉を鳴らして擦り寄ったに違いない。性別的な体格差なのか、あるいは英霊と人間の差なのか、重たいはずの自分を持ち上げておきながら飄々とした表情を見上げながらそっとボーイスカウトを模したような礼装を手に取り。「…ダ・ヴィンチちゃんに言って、貴方の水着を作ってもらいましょうか」と、言ったのは、確かこの行き先では多くの英霊が水着を手に入れていた覚えがあったから)
御影尋.
うーん……そうだな、一緒に水着見てください。
( 水着…確かに他のサーヴァントの例に漏れず自分も憧れはあるが、すぐには答えを出せず衣装タンスを見遣る。飼い主に買ってもらった服も捨て難い…とはいえやっぱり水遊びに適した服装のほうが良いのか。少しの間悩んだ末に折角なので提案に乗ることにして上記を述べ、改めて新しい礼装に目を向けて。そちらの服も気になるけど…「アンタこそ水着じゃねえのか…?」、今年も飼い主の水着姿を密かに楽しみにしていた分ソワソワと、図らずも期待の篭った眼差しを向けてしまい、)
>>アンリマユ
…水着、ほら、新しいの買ってないので今回、
(黄色い目がクローゼットの中を撫でて、その後こちらに向いた目が手に持っていた服に向く。アクティブに動くわけで、湖畔があると聞いてはいるもののマシュ嬢のように多少なり頑丈ではない身体な以上、山の中に水着で突っ込む勇気は…と、何よりも、今の自分の体型に合った水着は持っていない。「…ダ・ヴィンチちゃんに合わせて相談しましょうか」と困ったように返事をしたのは、こちらに向いた貴方の目がほんの少しだけ楽しみだというように煌めいていたからで、自分がその類のオネダリに弱いことも自覚済み。水着の上から洋服を着ていれば、多少は日差しも凌げるだろう)
御影尋.
ビキニだったら重ね着してもそんなに暑くないんじゃねえ?立香はそうしてたぜ。
( 了承は得られたものの何処となく歯切れの悪い…困ったような返答を聞くと引っ掛かりを覚え、キョトンとした顔で彼女を観察する。やっぱり肌の露出に抵抗があるのか…と思えば上記を、水着もボーイスカウト姿も見れる此方としては良いことずくめな打算込みの提案。…けどまあ、一緒に出掛けられるだけで万々歳なので飼い主を降ろし地に足を着けさせると「まあ好きなモン着ればいいさ。どんなのあるか見に行こうぜ!」。旅行セット一式持ち部屋を出たところで飼い主を待ち、)
>>アンリマユ
…はい、行きましょう。貴方のお眼鏡にかなう水着があれば良いのですが
(そっと冷たい床に足先が戻れば、貴方の言葉を反芻して少しだけ考える。ほら、あの、先輩とは身体付きが違うものだから…何よりも先の戦闘で出来た傷痕や打撲痕だって他人に見せて気持ちのいいものではないだろうし。「…花火、忘れないでくださいね」…とはいえ、貴方が望むのなら吝かでもないのだ。出入口に向かった飼い犬を追う前に、流石に寝巻きで外にはいけないためささっといつも通り…次の衣装、探検隊のような服装に着替えれば、飼い犬の後を追って)
御影尋.
コンニチハー。特異点行くから水着作って欲しいんだけど…大丈夫?
( 支度を済ませ二人でダヴィンチ工房に顔を出してみると小さな万能の天才は何やら発明中のようで…自分達に気がつくとゴーグルを頭に上げ此方に近付いてくる。“ 2人共どうしたの? ”なんて聞かれた為、事情を話して。いつもは姿を見せないバグが外に…それも誰かと遊びに行くことが珍しかったのか。少し意外そうな顔をした後、少女はすぐに微笑ましいものを見るように或いは茶化すようにおやおやと、瑠璃色の瞳を三日月に細め。反応したら負けなのでスルーを決めつつ、採寸道具を取りに行ったダヴィンチから視線を外し飼い主を見ると、)
オレ測ってくるけどアンタはどうする?
>>アンリマユ
一緒に測ってもらう訳にもいかないでしょう…アンリマユさんの後でお願いできますか?
(綺麗な茶色の髪がふわふわ揺れて、自他ともに認める美少女は嬉しそうに笑っていて。いたたまれないとでも言うように表情を変えない飼い犬を見ながら、嗚呼、そうだ、貴方は本当は“そういう目で見られていたのですね”と。通りで一緒に廊下を歩けば皆が不思議そうに見たあと嬉しそうに笑うわけだ…つい手を伸ばして、いつも通りその髪に触れられたなら「楽しみですね、デート」と僅かに目元を緩めて)
御影尋.
もうさっきから何なの…、珍獣じゃないんですけど~。
( 返答から察するに飼い主も水着を着るらしい…喜んだのも束の間。こういう時、真っ先に照れそうな人物にまで生暖かい眼差しで見られるといよいよ穴に入りたくなってくる。若干居心地悪そうに上記を唸り、威嚇にもならない威嚇だが頭を緩く降って手を振り落として。丁度ダ・ヴィンチちゃんからもお呼びが掛かった為「じゃあ行ってくるわ。」と隻腕を上げ部屋の奥に姿を消して、)
>>アンリマユ
(珍獣ですよ、貴方は。と心の中で呟きつつ、奥へと消えた背中にゆるゆるといつも通りの無表情で手を振る。さて、と、と部屋をぐるりと見回してみても、勝手にものに触れる訳にもいかないわけで…こう、器具や薬瓶のようなものが置かれているのを見ると化学準備室か技術室のような…少しだけ、平凡だった日常が懐かしくなってくる。飼い犬はどんな服装になるのだろう、折角なら似たデザインにしてもらうのもありかも、なんて、少しだけ楽しみに思っている自分には気が付かないフリをしたまま端末でレイシフト先の情報を再確認して待つことに)
御影尋.
( あまり飼い主を待たせず尚且つ満足のいく水着を…アトリエに入ってからは時間と妥協との勝負だった。ああでもないこうでもないと意見を交わし作業を進めること約1時間、何とか頭の中のデザインを現実化させることが出来て。黒のサーフパンツに白のラッシュパーカー、キャップもオマケしてもらい日差し対策はバッチリ。急な依頼だったにも関わらず迅速に仕立ててくれた天才に礼を伝えると飼い主の元へ。端末を弄る姿が見えると足音を殺し…「ひひひ…バーン!」なんて台詞と共に中身不明の水鉄砲を目の前に突きつけ、)
>>アンリマユ
うぉっ…、おお、お似合いですね
(昼間と夜間の状態の変化、決められたストーリー、妖精王が見たならば汎人類史めと歯ぎしりをしそうだ。ふっと目を細めて、飼い犬が楽しめたなら良いけれど…と思っていれば、ふいに感じる誰かの気配。知ったものだから身構えはしないけれど、ぱっと顔を向ければまさか銃口を向けられているとは思わず…咄嗟にこちらこそ撃ちそうになったのは内緒。飼い犬の向こう側で、じゃーんとドヤ顔をしている天才に頭を下げれば、その手に持たれているものは「…おや」、飼い犬にそちらを向くように指をさす。その指の先にあったのは、飼い犬とお揃いの白いパーカーと、黒い水着で…おそらく自分用なのだと)
御影尋.
水鉄砲良いだろう?妖怪プリン女を狩りにきたんだぁ。
( クラスは変わらずとも新しい衣装に新しいオモチャをもらい犬はご機嫌。生意気な口も気分が良い証拠で此度の相棒である水鉄砲を見せびらかしていたが、指が示す先が気になり後ろに振り向き。咄嗟に「…えっ、」なんて声が出たのは決して嫌だったからではなく…うん、その、何だろう。ワンポイント的なヤツならともかくここまで私達仲良し!と言わんばかりのペアルック、兄妹やカップルなど以外してるのをあまり見た事がないから復讐者には些かハードルが高いと言うか……率直に言って恥ずかしくない?恥ずかしいよね?同調を求めるように飼い主を見遣り、)
>>アンリマユ
____では、妖怪プリン女は狩人と同じ格好をして仲間意識を強める手を打ちましょう
(嬉しそうに武器を構える飼い犬は、完全に新しいフリスビーに尻尾を振る大型犬…だったのだけれど、こちらがムッとするより先にピシリと固まった様子に目を細め。気まずそうにこちらを向くその黄色い目に、とても満足気に、それはもう優しく微笑んでは、さあ!とでも言いたげに差し出してくれた素晴らしい技術者の手元の水着を取って「着替えてきますね」と部屋の奥に足を向けて。いつもの水着より露出が多いのが些か気になるけれど、貴方が不貞腐れてくれるなら何でも良い)
御影尋.
え、えぇ…なんでさ。
( ほーら飼い主も恥ずかしそう…じゃないだと?この飼い犬にしてこの主人ありか、優しくも確かに悪意のこもった微笑みを浮かべ着替えに向かった背中のなんと楽しそうなことか。伸ばし掛けた腕から力が抜けダランと下ろし、へなへなと思わずソファに座る。隣から聞こえてくる笑い声に顔を上げれば“ 折角のデートだ、楽しんでおいで! ”とウィンクを送られ、万能の天才は意気揚々と発明部屋に戻っていき。…水着だけでも破壊力があるのにお揃いとか…絶対に目に毒に決まってる、浅く息を吐き出して、)
>>アンリマユ
(試着室、もとい部屋の片隅に設置された扉の向こうはこれまでの彼・彼女の技術と意欲と才能の結晶が綺麗に並べられていて、手渡された水着はその中に同じものはない…自分と飼い犬の為だけのもの。それが、嬉しくて。着ていた服を一先ず脱いで、水着を着れば…まあ、うん、その、貧相なものは貧相だとしても、だ。さり気ないビジューも首の後ろで結ばれたリボンも可愛いのではなかろうか。「…お待たせしました。ありがとうございます、素敵なものを作っていただいて」と部屋に戻れば、飼い犬に自慢をするより先に開発者に向き直り、ぺこりと頭を下げたのは飼い犬とお揃いを作ってくれた相手への素直な気持ちから)
御影尋.
───!
( それは次にして最後の異聞帯攻略に向けての対抗策か…時々設計図を確認しながら黙々と作業を進める少女。チンプンカンプンではあるものの着々と機械が組み上がっていく様子をボンヤリと見学していた最中、試着室の扉が開き。元から肌が白いからかパーカーの白が眩しい……綺麗、よく似合ってる、など軒並み自分の心情を代弁してくれる天才様、花園に踏み入る気はなく第三者の前で本音を口にする度胸もない。故にガールズトークが終わるまで静かに待ち。「…ん、」仲間認定はしてないが花に誘われた蜜蜂が如くのそのそと飼い主の前へ、感想は未だ胸にしまったまま控えめに右手を差し出して、)
>>アンリマユ
…はい、アンリマユさん
(下げた頭を上げれば、ぐるぐると自分の周りを回った後、満足気に声をかけてくれる作成者にほんの少し申し訳なさそうな嬉しそうな表情を浮かべて…もっと似合う人だっているはずなのに。上から元より着ていた装いを身に纏うには、些か気まずい…というより、この水着にもしっかり機能は搭載されているようだから、重ね付けは不要だろう。服を預かってくれるらしい天才に、そっと手に抱えていたそれを預け…飼い犬から差し出された手を取って小さな声で「おかしくないでしょうか」と問いかけて)
御影尋.
……、
( 探検服は着ないらしい…少し残念ではあるがあまり着込んでも暑いだろう。某プリテンダーほど頑なじゃないにしろ人前で本音を口にする気にはやっぱりなれず問いに素っ気なく首を縦に振り、飼い主を引っ張り工房を後にする。少し廊下を歩き生温かい眼差しを向けてくる連中が誰もいないことを確認すると…「その中どうなってんの、」。健全な雄としてはやはりパーカーの奥も気になるわけで…ファスナーを下げるジェスチャーをして、)
>>アンリマユ
…内緒です
(こく、と小さく頷いたのを視界に捉えて、それが精一杯だということは分かっているので少しだけ嬉しそうに笑う。引かれるがままに廊下に出れば、素朴な疑問にギュッと片手で上までファスナーが閉まっていることを確認してはふいっと顔を背け…だってほら、恥ずかしいし。「レイシフトの準備は、しておいてくださるそうですから…花火、取りに行きますか?それとも転送を頼みますか?」と、この場からならば管制室も貴方の部屋も同じくらいの距離感だもの、どちらでもお供しますよ、と)
御影尋.
ふぅん……じゃあ夜になったら見るわ。
( …お揃いは良くて何故水着はダメなのか。パーカーのファスナーを首元まで閉められてしまえばつまらなそうに口を尖らせ。しかしすぐに“ オヤツの時間 ”になったら見てやろう、と思いつき大人しく身を引いて。問いに軽く左右を見渡した後、「…んー、一応持っていくか。」と。これだけの大所帯だ、花火くらいきっと他の誰かが持参済みかもしれないが、引き出しに隠した花火達を思い出すと日の目を見せてやらないと、と思い飼い主の手を引いて、)
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