見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
(うん、とっても気持ちよくて…ほっとした。そんなことを言えるほど素直にはなれないし、耳元で響くリップ音に背中がぞわぞわして思考が鈍る。喰い合いなんて勝ち目が無いことを知っていて、貴方はそう言うのだから本当に意地が悪い。貴方の精一杯のオネダリと同じくらいには、自分も頑張ったと思うのだけれど…欲しがりは飼い主譲りか。出来るなら、腹の奥底に燻って消えないこの重たい感情が欲なら、狂う前に救って欲しい。皆のマスターに戻れなくなりそうな、汚くて重たい感情を必死に飲み込むようにして、貴方と同じように耳元にキスを落としては「…貴方も、少しは、きもちいい?」と。もしそうなら、嬉しい。ドロドロした思考回路で考えることは全部貴方のこと。もっと気持ちよくなりたいし、なって欲しい…うっすらとしか付かない首輪が少しだけ寂しいけれど…と、ふいに貴方が過去に自分に噛み付いたことを思い出し。のそのそと少しだけ身体を離し、じっと視線を貴方と自分の太腿に移して…お腹はこの間やり返せたけれど、脚はまだだった)
御影尋.
……ッ、
(予想通りの即断即決、今日も今日とてうちのマスターはチョロ可愛い。などと少なからず侮りの含んだ心の日記をつけていたが、鼓膜を擽った自信なげな問い掛けにただでさえ熱くて息苦しいのに、ますます体温が上昇してゆく。不快だったらそもそもこんなゲーム吹っ掛けていない…でも、この場に於いて本心は“ 欲しい ”と同等の価値を持っていることは茹だった頭でも解るから口にするのは避けたい。唇をへの字に引き結んで適当に誤魔化しの言葉を探すように数瞬視線を彷徨わせて…ふと、ある一点に視線を注ぐどろっどろに溶けた甘ったるい瞳に目をつける。歯を立てやすいように片脚は立てたまま、ぽすっと体をベッドに沈めては「だらしねえ顔…いいぜ、出血大サービスだ。」と主人の身でありながら待てを言いつけられた犬のような様子を嗤って。そうすることで相手を気にかける必要は無いのだと、別の話題に変わることを目論み、)
>>アンリマユ
(こちらに注がれた視線はやっぱりとても意地悪で、それでも煽るように、可愛い出来の悪いペットでも見るようなそれは不快というより…貴方の本心に触れられたような気がして中々どうして悪くない。当然のように投げ出された身体を見下ろして、嗚呼そうだ、目の前のこの人は悪い人なのだったと喉が鳴る。思い出したところで最初から誘惑に勝つつもりなど毛頭なく、差し出された餌に待てが出来る人間でもないのだから笑えない。のそりと身体を倒して、太腿に顔を寄せて擦り寄る…熱い、ふやけた頭の中で何度も再生するのはあの時の貴方の行動で、知っているのは全部貴方から教えて貰ったことだけ。センパイの殻に似た化け物を蹴り落として真っ赤になったはずの脚には傷なんてなくて、それがまた英霊と自分の違いみたいで寂しい気もするけれど「…、」かぱっと口を開けて…まだ、貴方の意志で一人になんてさせてやらない、そんな飼い主らしい想いを持って、腰布で隠れるはずの位置に噛み付こうと)
御影尋.
(そう、先に堕としてしまえばオネダリを要求される事はないし…何より気持ちよさそうにしてる飼い主を見れる。其方も善い思いが出来て…お互い利しか無くこれ以上ない程にハッピーエンド。だから少しむず痒い思いに苛まれようが我慢我慢…とはいえ、眼下で繰り広げられている光景はとても毒々しいもので。恍惚とした表情で太腿に擦り寄ったり、柔く噛み付いてくる飼い主は腹が立つくらい蠱惑的、普段のギャップと相まって目の前がクラクラしっぱなしだ。加えて誰にも触らせたことない場所を弄られて…次はどんな刺激を仕掛けられるのかまるで見極めがつかない。見極められないから、やり過ごせない。頭を撫でたかった手はいつの間にか枕を握っており。「ぃ、や…そこ、擽ったい。」擽ったいような、ゾワゾワするような…触れて欲しくないのか、触れて欲しいのか。それさえ判然としない感覚に勝手に腰が逃げて、)
>>アンリマユ
(うっすらとついた歯の痕と目を凝らさないと見えない程の紅い痕は、僅かながらに残った独占欲なんてものを満たしてくれる。うっとりとその痕に口付けていたものだから貴方が小さな声で抗議しながら腰を動かした事が少しだけ不満…理性なんてもう廊下で焦らされた時から機能していなくて、皆のマスターに今直ぐに戻れるほど満たされていなくて、もっと貴方が欲しいと思えば思う程に乱暴に求めてしまいそうになる。嗚呼、やっと前の貴方の気持ちが少しだけわかった…これは確かに、泣いても縋っても止まりたくない。抱き締めるようにその脚を抱えて、脹脛に口付けては、少し惚けたような表情をしている貴方に「まだ逃がしませんよ。だって貴方、自分にもっと酷いことしましたもんね」と微笑んで)
御影尋.
…ッ。に、げねえけど、
(唇が触れた箇所が、熱い。皮膚を吸われるたびに太腿を起点に波紋のように擽ったい快感が全身に広がっていく。そのせいで際どい体勢に言及する意思さえ溶け、絶え間なく与えられるソレに時折反応を示しながら、それはもう愉しそうにペットを愛でてくる飼い主をぼんやりと眺めており。…ただ、欲張りな性質ゆえに分不相応に優しくされているうちに段々物足りなくなってきて、片肘を立てて何とか上半身を起こしたなら。「…そこはもう良いから、アンタもこっち。」と抱き締めたそうに空いてる方の腕を其方へと伸ばす。たまには受け身に回るのも悪くないが、一緒に熱に溺れたい…今日はそういう気分、)
>>アンリマユ
(甘ったるくて優しくてドロドロに溶けた蜂蜜みたいな目…自分よりも幾らか分かりにくいその表情の色も、肌の温度で分かるくらいに熱い。貴方も照れたりするのだろう、多分きっと、自分よりよっぽど感情豊かなヒトだもの。もっと貴方が幸せになれたなら嬉しい…そう思っていたのに、手を伸ばされるとそれだけで嬉しくなってしまう自分はつくづく単純で。そっと最後に貴方の膝に口付けてから、のそりとその腕の中に収まろうと身体を寄せ、「…自分、貴方にされて気持ちよかったことをしたつもりなんですが」と、念の為に、貴方が嫌だったなら少し寂しいからとおずおず呟いては、貴方の肩口に顔を埋めて)
御影尋.
ホント、そういうところ…、
(無自覚ゆえのタチの悪さと言うのだろうか。表情は見えずとも寂しそうに肩に乗った体温と告げられた一言に、早打つ心臓が甘く痛み悲鳴を上げる。拙いながらも善くしてくれようと真似する姿は唆られたし、幾度と重ねてきた逢瀬のなかで、飼い主の方から欲しがってくれることはあまり無かったから…嬉しかった。…そう、白状する代わりに頬に手を滑らせれば赤くなった耳たぶにキスを1つ落として。それから優しく丁寧に触れてくれる彼女に小さな声で「…もっと強くていいからさ。」続けて欲しいと色に濡れた瞳をチラリと向けて、)
>>アンリマユ
(そっと耳元に落とされた口付けに、僅かに肩を揺らしてのそのそと顔を上げる。小さい声で呟かれたのはきっと貴方なりのオネダリで、精一杯の意思表示なのだろうと思うから…意地悪したい気持ちはぐっと飲み飲んで、顔を首筋に埋めて。言われた通りに、先程より少しだけ強く噛み付くように口付けをすれば僅かに濃く残る赤…「…何だか、貴方の全部が自分のものみたいで、少し嬉しい」と呟いて。擽ったいくらいにじわじわと心中を埋め尽くす感情を持て余し、両腕で貴方の頭を抱え込むみたいに抱き締めてしまおうと手を再度伸ばして…頭が冷静になるまで、あと少し)
御影尋.
お前さん今日は殺意高いね、死んじゃう…。
(優しくされるより少し痛いくらいの方が良い。首筋がじくじくと疼くような、飼い主の痕跡を指でなぞっていればまたしても破壊力の高い言葉を囁かれて。世のため人のためにと望まれた悪魔が、誰かのたった1人の特別な存在になれっこない事は分かっている。…ただ、それはそれとしてドライな相手に少しでも人間らしい何かを芽生えさせる事が出来ていたのなら嬉しい。腕の檻の中でにんまりと悪戯っぽく笑えば「オレはアンタの物なのにアンタは皆のマスターなんだろ?フコーヘーじゃなぁい?」と、今日は心臓を痛くさせられてばかりだからそのお返し、)
>>アンリマユ
それは____、意地悪ですね
(腕の中に収まる貴方は本当に犬のようで可愛らしいと思う。わしわしと体温を覚えるように髪を梳いたり、抱き締めたりしていたものの…ふいに告げられた言葉をぐるぐると逡巡して、それから少しの間。腕の中に居る貴方、自分が望んでつけた痕、数々のやり取り…すっと頭が冷えるようで、ぱちりと瞬きをしては…よくやく冷静に状況が飲み込めてきた様子。ぶわっと顔に熱が集まる感覚に腕の力を緩めて、「…本、返してこないと」と。冷えていた身体は嫌でも温まった、そろそろ抜け出さなくては最初から最後まで優しい悪魔の手の平の上で踊らされてしまう)
御影尋.
スッキリしたらポイかよ。やり捨てとかひど~い!泣いちゃう~。
(あちこちを動き回っていた眼が巡り巡って真正面に戻ってきた時、それは夢から醒めたようにピャッと大きく見開かれる。元から赤かった顔がさらに色味を増して…悪意はあったとはいえ、酔いが覚めて真っ先に取る行動が逃走、というのは何だかいただけず、おどけた態度を取る一方で情緒が無い奴だと内心で呟き。今度はこちらが捕まえる番…抵抗される前にぴったりと密着し、「ほらほらぁ、早く教えて!」と羞恥に苛まれる其方の意思を無視して返事をせがんで。今まで通り側に置いてくれればそれで良い。ただ純粋に気になる、こういう時彼女がどんな言葉を紡ぐのか、)
>>アンリマユ
…自分、は、
(自分なんかより貴方の方がずっと人間らしくて、きっと人間の営みというやつに詳しいのだろう。薄い服越しに伝わる温度が今更まざまざとその存在を示してくるものだから、喉の奥で引き攣った音が漏れて顔を埋める先が無い…一先ず手近な枕を指先で引き寄せて顔を隠すように埋めて。自分はカルデアの見習いへっぽことはいえマスターで、貴方はカルデアが喚んだ英霊で、どうしたって永遠に交わることは無いけれど…「皆のマスターであることを否定はしませんが…自分は貴方のものです、証拠はここに」、もうほとんど消えている痕を示すように、貴方の手を引いて腹部に。枕に顔を埋めたまま、羞恥に耐えるようにぎゅっと目を閉じて)
御影尋.
さーて、ほんとかねぇ。アンタ結構流されやすいところあるからなぁ。
(何気ない仕草でも飼い主がするとあざと可愛く思えるのは彼女に弱みを握られているからだろうか…。お腹から飼い主へと視線のピントを合わせ、いつもと同じ蒸発して無くなりそうな様子はからかい甲斐がある一方で、いつかの戯れの痕を証拠として提示されれば理由こそハッキリしないものの生じた砂糖粒ほどの不満を隠してにまにま笑って。そのまま躊躇なく服のなかに手を差し込んで…あれだけ毒々しく腹を彩っていた花はすっかり消え失せており今や健全そのもの。「サーヴァントとか仲間とか免罪符に迫られたら他の奴にもお裾分けするっしょ、」この体、と微かに残った死にかけの痕跡を指で擽るように引っ掻きながら上目で枕の奥に隠された表情を伺い、)
>>アンリマユ
…あはは、バレてますか
(意地悪な人だと、そう思う。サーヴァントとか、仲間とか、カルデアのためとか…こんな身体も、魔力も、血も涙も、欲しいと言うのならあげますとも。だってマスターだもの…枕に顔を埋めたまま、困ったように笑った筈の声が少しだけ震える。今更、貴方だけだなんて言ったところで、それは本音であって真実ではない。腹部に触れる指先が痕を抉る度に喉で引き攣った声が消える。「…まあ、自分、マスターですから」なんて呟いて、枕の隙間から困ったような、寂しげに歪めた目を覗かせて…このまま指先が腹を破っても許せると思えるくらいには身体も心も許したのは貴方だけなのにと言えたならどんなに良かったか。)
御影尋.
だって他の奴に同じ質問されても同じこと言うだろ。
(あっけらかんとした返答に砂粒ほどだった不満が一気に膨れ上がる。それに伴いニヤけた顔の仮面が剥がれ落ちていき、枕の隙間から恐る恐る覗く目と視線が合えば双眸をどこか面白くなさそうに眇めて。…これはただの予想に過ぎないが、もし仮に目の前に居るのが他の誰かでも彼女はきっと同じ言葉を掛けて、怖い何だと言いながらも同じように相手を受け入れたかもしれない。そんな思考が過ぎりフィッと顔を逸らせば「アンタは英霊様の為に生きてるんだもんなー。だから何されても許すんだもんなー。」と飼い主がサーヴァント相手によく口にする言葉を真似ては片方の頬に空気を溜めて、)
>>アンリマユ
…そうですよ、だって自分はその為に生きているんですから。何されても、許すんです
(かち合った双眸は、不満げでつまらなさそうで、ほんの少しだけ拗ねたような色を纏っていて。もし、今目の前に居る英霊が貴方じゃなかったなら…自分はどうしていたのだろう、無遠慮に腹部に埋められた手を払い除けることはしなかっただろうし、求められれば魔力だって渡しただろう。でも、こんなに心地好いと気を許すことは…なかったのではないだろうか。顔を逸らした貴方の髪に指を這わせようと手を伸ばして、それから「…アンリマユさん、ヤキモチですか?」と…貴方は否定するに違いないけれど、伝わらない特別扱いが歯痒くて目を伏せて)
御影尋.
…多数の奴に同じ台詞吐いて…相変わらず節操がねえなって思っただけ。つか何、そんなことわざわざ聞いて喧嘩売ってるワケ?
(ほら、見たか。求められれば誰にでも身を捧げるのだからこんな痕なんかつけたところで特別な意味なんて無い、そう思った途端、お腹に回していた腕から力が抜けていき。…やきもちだと思い至るくらいには此方の様子を見ていて、機嫌が悪いことだって分かっているだろうに…敢えてなのか淡白な言葉を並べ立ててくる飼い主に不快指数はさらに上昇。眉間にしわを寄せ、伸びてくる手に気が付けば一瞬思いっきり噛み付いてやろうかとすら思い撫でられる前に手で制して、)
>>アンリマユ
____、…?
(自分はカルデアのマスターで、英霊とカルデアの為に此処に居て、皆のマスターで…貴方のマスターで。求められたら差し出すのは道理だと思う…その為の道具として生きているから。それでも、下手くそなりに大切な人相手には、特別扱いをしてきたつもり…棘が刺さったような痛みに、喉の奥で言葉がつっかえて出てこない。何を言ったって信じて貰えないんだと諦めることにも慣れているはずなのに。下ろした指先で枕を掴んで、心臓が痛い感覚が悲しいなんて抱えたことも無い大きな感情なのだと理解が追いつかなくて、涙は出ないまま、何で言葉が出ないのかと頭に疑問符を浮かべたまま、下手な呼吸はひゅっと喉を鳴らして)
御影尋.
(拒絶されてもいつものように泣き出すこともなければ何か言い返してくることもなく。此方を見るどころか枕を呆然と凝視しており。いくら同じカルデアの仲間だからと言って誰彼構わず好んで身を差し出す飼い主に” 勝手にしろ ”とか、“ これからも英霊様の物として生きていけばいい ”とか言いたいことは幾らでもあったが…いつもより鈍い反応に少しだけ違和感を覚えた為、渋々それらを喉の奥に引っ込めて。再度体を抱え直し、一向に合わない視線を無理矢理合わせるように顔を覗き込むと「…おい。」と何も話さない飼い主を怪しむような、心配するような…ぶっきらぼうに声を掛け、)
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