見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
(拗ねてない、断じて拗ねてないです!そうは思っても、最後まで繋がれたままだった指先が熱を少し取り戻す程には様々な感情が巣食っている。不意に強く引かれた手に慌ててついて行く姿は傍から見れば犬の散歩。それでも、貴方の視線の先に自室があるのだと分かれば、貴方だって同じじゃないですか…という意地悪な言葉を飲み込んで。名前を呼ばれて招かれれば、ベッドに腰掛けるように、というより…散々貴方が寝っ転がったベッドは自分のものなのに貴方の気配がするものだから、「…ふふ、ベッドも貴方の気配がする」、と呟いて、ぼすっと顔を埋めてシーツを抱え込んで。持て余したこの感情を欲だと言うのなら、まだ足りないのだと言うようにシーツを抱き締めたまま貴方に手を伸ばし)
御影尋.
前にも匂いがどうとか言ってたよな、匂いフェチなの?
(隣に来るや否や猫のようにゴロンと身を投げ、曰く復讐者の気配がするらしいシーツをやたら嬉しそうに抱きしめて横になる姿はだいぶ無防備で見ていて目の毒。こちらも飼い主を真似て掛け布団を手繰り寄せ…てもやっぱり彼女の気配しかせず。不可解そうに顔を顰めながら大きく首を捻り上記を。それから顔を上げて…匂いの件はともかく1人で幸せに浸られると置いてぼりを食らった感が否めない。それにおあずけした分の口付けがまだ残ってるのに顔を伏せられてしまった為、お座りを止めて。此方に伸びてくる手を避け、飼い主に覆い被さるとそのまま項に唇を寄せ。舐めたり愛咬を繰り返す姿は純粋に構えとじゃれているようでもあり、雄の獣がオメガと交わる際に行う行為とも酷似しておりどう捉えるかは当事者である人間次第、)
>>アンリマユ
これだけは断言できるのですが…貴方の匂いは、とても落ち着くようです
(同じように布の塊に顔を埋めるも、不思議そうに顔を傾ける貴方を視界の端に捉えて目を細める。嫌がらせのつもりはない、むしろ本心なのだから嘘偽りもない、ただ…意地悪をした貴方には、意地悪をし返しても良いんじゃあないかと少し思ったのは秘密の話。触れようと伸ばした手をすり抜けて、頭上に影が掛かる。普段、誰かが触れることのない場所に苦情を言うように降り注ぐ口付けも、時折やわく立てられる歯も、怖くないと言えば嘘になるけれど「…もう1回。私、“貴方のマスター”です」拒絶はもうしないでいたい。貴方の下で身を捩って、捕食にも似たその行為から逃れられたなら、今度こそ先程のお強請りの続きを口にして)
御影尋.
(項は別にそういう場所ではないが噛んでいると無性に昂ぶってくることに加え、何と言われようがどこもかしこも飼い主の気配しかせず頭がぼうっとしてくる。身じろぎされると“ また取り上げられてしまうじゃないか ”と焦燥感が先行し「なんで。」と思わず体が動きかけるも、続いて鼓膜を揺らした声に引っ込んでる尻尾が出てきて揺れそうになる。そちらはどう思っているか考えたことは無いが、噛みつき易い体勢故に相も変わらず飼い主を下に組み敷いたままそっと口付けを交わし。寒さで乾燥したそこを一度舌先でなぞってからもう一度と唇を重ねて。規定の回数を超えているが端から聞き分けの良い忠犬ではない。熱っぽい吐息を溢し濡れた瞳で主人を見下ろし、)
>>アンリマユ
(今度こそ、貴方の目の前から欲する何かを取り上げずに済むかしら。そんな少しの不安を拭い去るように、向き合った貴方は何も言わずに2回目の口付けをくれた。3回目、は、自分が欲した分じゃないからきっと、貴方が求めてくれた分。うっかり閉じそびれた瞼の隙間から、こちらを見下ろすお月様みたいな瞳を見上げて、両手で貴方の頬に触れるように手を伸ばし、「…4回目は?」と震える声で呟く。怖いからじゃない、緊張でもない、ただ何かを欲しいと強く強請ったことなんてないから抱えきれない感情をどうしたらいいかわからないだけ。目の端からぼたぼた涙が出てきても、それも貴方が嫌だからじゃなくて、寧ろ逆)
御影尋.
(ぼたぼたと目から大量の涙を流す飼い主を見てなお萎えるどころか余計に欲しくなるのだから、我ながら毒され過ぎだ。煽られたところで酷くするしか出来ない為、強請ってくる飼い主に「…そういうの、いいから。」と自分勝手だと分かってはいるが、自分なりに牽制し濡れた目尻にそっと口付けを落とし。…こくりと涙を飲み下すと全身に魔力が染み込んでゆく感覚、血にしろ涙にしろ勿体ないから飼い主から流れ落ちる物があれば己が糧とする。泣き痕を辿るように目から頬へとキスの箇所を変え、最後に唇に戻ってきて。己の存在を示すように指同士を絡めると「……口、開けて。」と、)
>>アンリマユ
(美味しくなんてないはずの涙さえ優しく拾い上げられると、それだけで満たされた気がしてもっと視界が滲んでしまう。頬に触れて、指を絡めて、泣きじゃくるみたいに止まらない涙に貴方が呆れてしまったら寂しいから握る指に力を少しだけ込めて、もう強請らなくて良いと言われた手前、離れないで欲しいと言いたくても…涙が止まらないせいで呼吸が短く途切れてしまう。だから、息を吸い込むように少しだけ口を開けて、貴方が言った通りにして…あの雪の中で自分を見据えた目に宿っていた寂しそうな光が、今はないという事実だけで自分は貴方に何でも捧げたくなってしまうのだから本当に救われない。「…気持ちいい、ですね」と呼吸の合間に呟いたのは、冷えきった身体がゆっくりと体温を取り戻す感覚を貴方と共有できていることが溶けてしまいそうなくらいに嬉しかったから)
御影尋.
…ちゃんと息して。もう、泣くなよ。
(目から溢れる雫は止まることを知らず、とうとうしゃくり上げ始める飼い主。涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら苦しそうに、引きつった呼吸をする姿が見えると一気に現実に引き戻されるような…気持ちよくて麻痺していた頭がハッキリしてきて。…恐らく体がビックリしているんだと思うが、泣くから息苦しくなるんだと頬の涙を手で拭い。今日は一方的に飼い主を喰らうのではなく二人一緒がいい…故に唇を交わす寸でのところであっても身を引き。それから落ち着く、と聞いたので隣に横たわりいつものように体を抱き締め。拒絶することで幻滅されると思ってるらしい主人に「…相手はアンタなんだ、そんな簡単に萎えたりしねえよ。」と笑い。嗚咽が漏れしゃっくりのように揺れる背中を落ち着くまで摩って、)
>>アンリマユ
…は、い。っ、はい、アンリ、
(自分よりも大きくて温かい手。優しく頬に触れて、泣くなと言う目の前の顔が呆れていたらどうしようと思った、のに、穏やかで優しい顔のままでそれが嬉しくて、苦しいのに名前が呼びたくて、下手くそに呼んでは笑う。自分のために、こんなへっぽこマスターのために、沢山のことを考えて優しくしてくれて…思えば、いつも通りの貴方だ、怖くない。背中に触れる手に、ほっと息を吐いて目の前の体温に擦り寄って、少しずつ呼吸を整えて、瞼を落とせばぽたたと滴が垂れて、それが最後。顔を上げて、優しい色を帯びた二つの月を見上げては「…アンリマユさんは、本当に自分のこと好きですね」と小さな声で、いつもみたいに呟いて…違う、本当は「自分は、多分それ以上にアンリマユさんが好きです」と。大切な契約を交わしてくれた英霊を、愛さないマスターなんていない。大事にしてくれた分大事にしたい。少しだけ眉尻を下げて、降参だとでも言うように口角を緩めて)
御影尋.
(狭いベッドで飼い主と一緒にぎゅうぎゅう詰めになって寝る多幸感といったらもう…おあずけも苦には感じない。飼い主もそうなのか背中を摩ってるうちに引きつっていた呼吸が徐々に穏やかになっていき、良かったと思ったのも束の間。好きとか愛してるとか…適当にあしらっていた言葉に溶けそうだったり、火傷しそうな感情を覚えるようになったのはいつからだろう。長く居座り過ぎてキッカケすら分からないけど、自分のほうが好きだと豪語する相手に対し、これだけは言える。「…ぜってぇコッチの方が先輩だよ。」淡々とそう言い切り。何が、なんて口が裂けても教えてやらないが主従以上の感情を抱いたのも、それを自覚したのも多分…此方のほうが先。濡れた頬に擦り寄ると、気の向くまましょっぱそうなそこを食べようとカパッと口を開き、)
>>アンリマユ
(貴方はいつも自分のことをにぶちん!と不満げに言うから、何が?と問う前に少しだけ、目の前の火傷しそうな程に感情を込めたままの目を見据えて…そりゃあ、人生経験的にも貴方の方が先輩に違いないけれど、話の文脈から察するに、自分の方が貴方のことをと言った後なのだから…素っ頓狂な声を上げそうな答えを飲み込んで、「そうですか、そう…ふふ、そっかあ。」なんて呟いて。最初から貴方は、こんな自分について来てくれるつもりだったのかと思うと…困ってしまう、こういう時に適切な感情表現が分からない。濡れた頬に擦り寄る貴方に、濡れてしまうと言うより先に気持ち大きく開かれた口元が目に入り…無遠慮に噛みつかれる心配はもうしていないから、少しだけ顔を持ち上げて。その口元の上にある鼻先に唇を寄せて。大人しく食べられるような赤ずきんちゃんにはなれないことを、もう貴方はご存知のはず)
御影尋.
(こんな重くてみっともない気持ち、柄に合わないし今回ばかりは寧ろ気付いてくれない方が好都合…なのに。真意に気付いたようでまるで大切な物でも貰ったかのように言葉を噛み締める姿がむず痒いやら嬉しいやらで、思わず変な声を出しそうになる。続けて鼻先にそっと口付けられると、やめるどころか余計に噛みついたり色々したい気持ちに拍車が掛かり。鼻が嫌だった訳じゃないが再びじゃれるように頬を寄せては「こーきょーの場所で平然としてきたくせにさぁ、こういう時こそ口にするもんだろ普通。」なんて、その普通を知らない奴が言えたことではないけど目の前の朴念仁よりは知ってるつもり。もし首を横に振ったのならその時は本当に頬を食べてしまおう、)
>>アンリマユ
(唇が鼻先に触れて、てっきりいつもみたいに大人しくなるかと思いきや再び擦り寄ってくる飼い犬に少しだけ驚いたように目を細め。それでも、揶揄う様な意地悪な言葉に少しだけ今度はこちらがむくれる番。むっと少しだけ表情を動かして不満を示してから、両手を伸ばして貴方の頭をわしわしと撫でようと…別に口付けがしたかったわけじゃない、貴方にどうしたら嬉しいんですと伝えられるか一生懸命に考えた結果なのだから。「…ほら、自分、オネダリされないと分からないので」、なんていつかのように返しては、言ってくださいと催促するようにじっと真摯な瞳を向けて)
御影尋.
人のこと欲しがりだって言ったけど、ソッチも大概だよな。
(眠くなってくるほど気持ちが良いので大人しく頭のマッサージを受けながら提示された要求に、困惑と呆れをない混ぜにした表情で上記を。…まあ、大切な相手から求められたいという気持ちも求められた時の喜びも人並みに理解出来る、し、何より欲しいと言ったのは自分。ワガママな要求であっても無碍にする選択肢は初めから無く、欠伸を噛み殺せば体温ごと独り占めするようにお腹辺りに緩く腕をまわして抱きしめ。額同士をコツン、と合わせたのなら「4回目…続きしたい。」と瞳の奥に宿った期待に応えるべくオネダリを口にして、)
>>アンリマユ
お互い様ってことですよ、ほら、飼い犬は飼い主に似るものです
(わしわしと貴方を撫でていると…最初のうちは何だか、野良犬みたいな反応をしていた貴方が、今は気を許したように身を委ねてくれることが嬉しくなってくる。温かい身体に寄り添うように目を細めて、近付いた距離にむず痒い感情を飲み込んで、「4回で満足できるんですね」なんて意地悪な煽り文句を囁くようにひとつ。反撃される前に逃げてしまおうと、貴方が口にした言葉に応えるように少しだけ顔を傾けて、魔力供給とは違う意味を持ってら今度こそ望まれた通りの場所へ)
御影尋.
……、
(いっぱい触って欲しいとか。アンタだって盛った猫みたい…とか言ったら舌を噛まれそうだな。怖いくらい積極的な飼い主にそんなことを思いつつ、自分からも顔を寄せて。4回、7回…何度も角度を変えて啄むようなキスを繰り返してるうちに、引っ込んでいた昂りがぶり返してきて。片手間に邪魔な頭のバンダナを取り去れば固く閉じられたそこをツンツン、と舌先で突っつき。そちらを真っ直ぐ見据える二つの満月は早く開けろと告げており、)
>>アンリマユ
(…漠然と心地いいのだと思う。いつかのように背中に当たるのは冷たい床ではないし、首に這う指もない、アヴェンジャーらしからぬ優しいそれは多分、ほんの少しでも近付くことを許された証拠なのかと。結局4回なんかじゃ足りないんですね、なんて煽り文句を飲み込んだのも温かいこの感覚に思考回路が白濁しているから。舌先と視線に促されるように少しだけ口を割って…繋がりを求めるように指先で貴方の手を掴んで握ろうと。一時の夢に過ぎないことは分かっているから、せめて今くらいは記憶に残せるように)
御影尋.
ン…はは…顔、ふやふや。
(手を握り返せば口内の奥に隠れた舌を捕まえて絡ませる。時折唇を吸ったり噛んだりしながら…ゆっくりと、カメラのシャッターを切るように互いの舌の感触を、体温を、この時間を記憶に焼き付けるようにして。…心地よい気分のなかに僅かな息苦しさが混ざり始めた頃、呼吸を整えるため一旦唇を解放して。額への口付けすら神聖視していた頃が嘘みたい…随分と気の抜けた表情を揶揄いながらくたっとした体を優しく抱き起こし。「さて、ゴシュジンサマにおかれましてはどう甘やかして欲しいんで?」売られた喧嘩は高値で買い取る主義、そもそも1人だけ優雅に高みの見物なんてさせてやるもんか、)
>>アンリマユ
(熱くて熱くて、このまま溶けてしまうんじゃないかと思う程に心地好くて…今この時だけは、来る終わりのことを考えなくて良いように、自分が身を投げ出して消えるその日を忘れるように只欲しいと指先に力を込める。下手くそな息継ぎと魔力が充足し過ぎて熱を持った身体と、薄らと張った涙の膜のせいでぼやけた視界と、それをどこか嬉しそうに揶揄う貴方と…このまま堕ちてしまうんじゃないかと思うくらいに幸せ。抱き起こされた身体は重たくて言うことを聞かないし…そんな中でも貴方は本当に意地が悪い。「…ぁ、ぅ」なんて小さく口を動かしてから、一度唇を引き結んで、ぐぅ…自分も意地悪しなければ良かった。真っ赤な顔を隠すように、貴方の頸に寄せて、それから抗議するように貴方が抵抗しないなら、いつかの貴方のように皮膚の薄いそこに赤い痕を残してやろうかと)
御影尋.
なぁに、舌回らなくなるくらい感じたの。
(素直にお願いを口にした帰り道と打って変わり飼い主は悔しそうに、恥ずかしそうに、唇を固く引き結ぶ。揶揄いなんてどうでもよくなるくらいには犬に家出されたのがショックだったのか…なんて自惚れた考えが過ぎり生意気を叩いた直後、肌を吸われる感覚に虚を突かれ少し首を動かし。位置的に印をつけられた事は気付かない…仮に何かの拍子に気付いたとしても目立たないだろうから気にしない。反撃もなんのそので赤く染まった耳にキスしつつ、「ほーら…それとも試しに喰い合ってみる?ヒヒ、もし善かったらあられもなく強請っちまうかも。」なんて。毎度どこから湧いてくるのか分からない負けん気の強さを逆手に取り、根比べをふっかけて、)
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