見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…まあ、需要は一定数見込めそうですから。今年は、
(廊下で口付けた時には見られなかった、気が抜けてテリトリーに踏み込むことをある程度は許した飼い犬の姿。自分が着替える時は、大抵は戦いに出る時だから…それでも、貴方が見たいと言ってくれるなら。指先でイチゴをもう1つ摘み上げて、貴方の口元へ。「はい。これを食べると貴方は、」自分のことをもっと好きになります。とは言わないが。「幸せになれます。」と、続けて。それは保証できるはず、だって自分が傍で幸せにするもの。テーブルに頬杖をついて、悪戯っぽく目を細め)
御影尋.
(今年「は」じゃなくて今年「も」なんだが…反論よりも先に唇に押し当てられた少し冷たい感触と、お人好しらしい優しいおまじないに色んな意味で胸が痛み、溶けそうになる。朝起きて、ご飯を食べて、皆と話して…時々散歩に連れて行って貰ったりして…夜は飼い主の布団で眠りに就く。カルデアは、彼女の隣は、残酷なほど温かくて時々傷付けられることもあるが目まぐるしく回る日々は楽しい。「サーヴァント相手に何言ってんだか…でもまあ、またどっか行くのもいいかもな。へへ、デートだぜヒロ。」どこまで広がる綺麗な海を思い返しながらささやかな願いを口にし、)
>>アンリマユ
もし、また海に行けたなら花火をしましょう。春先になったら桜餅も食べたいですし…バレンタインも、
(多くを望むことはしたくない、人間だもの、願いの大半は叶わないことを知っている。またどこかに、貴方と行く先はきっと血腥いことばかりだろうけれど…たまには穏やかに。貴方の隣は悔しいくらいに心地いい。イチゴの消えた指先で、幸せそうに_カルデアの仲間が見たらひっくり返るような穏やかな表情をうかべる貴方の頬をむにっと摘んでは「…デート、楽しみですね」と、ふいっと顔を背けて。自分の手が届く真っ黒な悪神はどうやら、早速自分を幸せにしてくれるようで少し困ってしまう)
御影尋.
なんか…アンタの口からデートって聞くの何だろ…変な感じ。
(今年はどんな事が出来るだろう…これからやって来る季節に想いを馳せていると不意に頬を摘まれてそれから飼い主が、デート、って…。今までも嬉しい言葉は沢山貰ったけど使い魔としてではなく1人の男として彼女の隣を歩いて良いと…嬉しくて思わずぺしょおとテーブルに顔を突っ伏して。隙間から盗み見た飼い主は何だか恥ずかしそうで…「…挨拶回り終わった後でいいからさ、…その色々“欲しい”。」ただの魔力タンク扱いしてるとは思われたくないが、照れる所とか見るとやっぱりどうしても恋しくなって指先に触れ、)
>>アンリマユ
…だから、他に、言い方ってヤツが、あるでしょう、本当、もう
(ぺしょりと潰れた貴方に瞬きをして、その可愛さとは裏腹な言葉に今度はこっちが溶けそうになる。目の前のケーキみたい、甘ったるくて仕方ない…そんな貴方を愛しく思う辺り自分も大概だけれど。でも、恋だとか、甘い何かよりもっと…報われなくて、二度と叶うことがなくて、終わりの知れているこの感情は呪いなのだと思う。触れた指先に返事を返すように、そっと小指を絡めては「…食べましょうか。挨拶回り、行かないと」、イチゴの減ったケーキに目を落としながら、困ったように眉尻を少し下げて)
御影尋.
んなこと言ったってさぁ…、
(居た堪れず明言を避けたのがいけなかったのか飼い主は何だか不満そう…?けれど捻くれているなりに言いたいことが伝わるよう言葉は尽くした…だからこれ以上となるとハードルが高くて。テーブルにぺちゃんこになったまま、「アンタみたいにそんな正直にポンポン言えねえし…何て言やあ良かったの?」と、チキンに向けていた視線を上へ、少し不貞腐れた目ながら飼い主を真っ直ぐ見上げる。言えるかどうかはともかくとして他の言い方も思い浮かばない為お手本を求めて、)
>>アンリマユ
…まあ、及第点をあげても良いくらいでしたけれど
(こちらを見上げる目はいつだって暗い月のように光っていて、それがとても綺麗に見えるのは飼い主補正なのかもしれないけれど。真っ直ぐなその視線を受け止めるように見下ろしたまま、ほんの少しだけ思案する。…貴方が素直になれないことも、こんな自分がと何処かで思ってしまうことがあることも、いつかの終わりを見据えてしまうことも知っているから…自分が貴方に言って欲しいことは「もっとオレを愛してよって、幸せにしてって、言っても許されるんじゃないですかね」。言った手前、逃がさないとでもいうように貴方の指に自分の指を絡めて捕縛しておくことにして)
御影尋.
な……ソ、ソウジャネーヨ!?!?
(欲しかったのはアドバイスであって爆弾ではない!!聞いているだけで小っ恥ずかしくなってくる台詞に、頬どころか手足までじわじわと熱くなってきてツッコミを入れた後、しおしおと顔を伏せて。そうしてもう一度飼い主の言葉を頭の中で思い返し…その刺激の強さに死.にそうになった。犬を想って出た言葉なのは分かるが、自分は与えられるより与えたい。触れられるより触れたい。だから「…そっち(愛される)側はやだ。可愛い可愛いされんのはアンタの方だから。」とテーブルの下で汗ばんだ爪先を擦り合わせながら当然のように宣言し、)
>>アンリマユ
おや、残念です
(ギャン!と吠えるようなツッコミの後、潰れてしまった貴方に自分は満足。…それでも、不服気に続けられた言葉は少なからず想定外で。少しだけ、驚いたように目を丸くしたあと、「あはは、自分のこと本当に大好きですね。アンリマユさん」と、笑う。猫可愛がりだとは言わないけれど、相手は諸悪の根源だけれど、これだけ愛されて幸せでないわけがないのに。ケーキも挨拶回りも後にして、このまま指の先から溶けてしまえれば…なんて、自分も甘いことは言えないタチだから。ぎゅっと唇を引き結んで、ぽすっと貴方の肩に体重を掛けることに)
御影尋.
……うるせーなぁ。
(主導権は其方が握っていてくれて構わないが今のこの状況は些かいただけない。ひとしきり人を揶揄い満足したのか…今度は寄り掛かってくる飼い主の肩を掴んでは、要らないことばかり言う口を否応無しに塞いで。いつもと違って微かに甘酸っぱい…原因と思しきテーブル上にあるソレを見遣り。欲張った割にあまり口をつけていないので「ケーキ、食ってないの珍しいね。」と少し驚き。…いやまあ、ここでお預けされてももどかしいので食指が動かないなら動かないで良いに越した事は無いのだが、)
>>アンリマユ
(からかい過ぎだと咎めるように降ってきた口付けに、今度はこちらが熱を持って黙ってしまう。ケーキ、食べたいのは確か、なのだけれど。魔力をくれ、救ってくれ、聖杯を…望まれることの多い自分は、自分のために強請るのはあまり得意じゃない。「…あとで、食べます、」甘いものより貴方がくれる心地良い感覚の方が満たされるのだと、そんなことは言えないままで真っ赤な耳を隠すように両手で耳を塞ぐとテーブルに突っ伏して)
御影尋.
はは、また蒸発しそうになってら。
(何分か前の自分みたいにしおしおと溶けるようにテーブルに突っ伏す飼い主の姿に思わずクスクス、腕の隙間を縫って赤い頬を突っついてやり。…きっとお互い自分の気持ちだったりを伝えるのは、得意ではないと思うが自分が“ 欲しい ”と伝えたように、飼い主の口からも聞きたい。「ほーら、潰れてねーで何か言うことあるだろ?」と頭を優しくぺちぺち叩いて。望みがあるのならちゃんと口にすること…他ならぬ飼い主が教えてくれたことだ、)
>>アンリマユ
…納得できないのですが、
(むにむにと頬を刺す指と、どこか楽しげな声に不服気にビターチョコのような目を向ける…貴方は貴方が思っている以上に欲しがりだと思うし、強欲だと思うけれど、きっとそうなるように手を引いたのは自分。頭を緩く叩く手に、のそのそと上体を起こしては少しだけ考えたあと…貴方が口にしてくれた言葉に返せるようなものは、思いつかないから自分なりの精一杯で報いよう。「…いっぱい愛してください、アンリマユ」と溶けそうな体温ごと差し出すように、笑って)
御影尋.
…ああ、喜んで。
(普段は些細なことでも照れるのに、いざという時は悪魔よりも大胆かつ直情的になるので困る。引いていた体の熱が手を中心にまたフツフツと集まってくるのを感じる。──本当は分かっている。この世全てを敵に回した者がもらっていい言葉では無いってことぐらい。でも愛して、と言われて嬉しかったから…応えるようにふわりと華奢な体を抱き寄せて。背中を摩りつつ「んで?どう甘やかして欲しいんだ?」と悪戯に問い掛けて、)
>>アンリマユ
(自分が口にしたのだから、今度の時は貴方にも同様のことを求めてやろうと思っているのは内緒。伸びてきた腕が優しく触れて、結局悔しいけれど落ち着くのだと本音を飲み込んだところで…聞こえた言葉は仮にもマスターに対して意地悪でしょう!とギャンギャン吠えたくなるもの。不満を全力で伝えるべく、猫のように腕を突っ張って拒絶の意。「…やっぱり、ケーキ食べます、もう!」自分だってそれなりに恥ずかしいんですよ!とは言えないので、じわり、目元が滲むのもいつものこと)
御影尋.
く、ふふっ…拗ね方。
(アンリマユと、艶やかに微笑まれた時も凄く心が揺れたが、やっぱり恥ずかしそうにしている飼い主が1番好きなのかもしれない…。嫌々する猫よろしくいつも通りピーンと腕を突っ張る姿は何度見ても可笑しくて、肩を揺らしつつ両の目尻に溜まった雫を指先で拭いてやり。それが終わると今度は、押し倒す勢いで身をくっつけ。休憩時間はまだ始まったばかりだというのにケーキに手を伸ばそうとするので「機嫌直せよ。」と苦そうな瞳をじ、と見下ろし、)
>>アンリマユ
…拗ねてない、ですもん
(楽しそうに笑われるとは不服。それでも目元を拭う仕草は少なくとも悪神とは似ても似つかなくて、優しい温度に力が緩む…と、揺れた視界とこちらを見下ろす真っ直ぐな瞳に瞬きを。「…近いのですが」と顔を背けたのは、飼い犬だと散々揶揄った貴方が妙に艶っぽく見えたから。嗚呼、耳に集まる熱すら気まずい…貴方の腕の中でのそのそと方向転換をして逃げ出そうと、身を捩り)
御影尋.
近付かなきゃ触れねえじゃん。冷たいのが嫌ならベッドに行こう。
(抵抗はするもののきっと本気で逃げる意志はない。…これは、ただの勘でしかないが今までの経験則上、ベッドの上に攫ってしまえば彼女は此方を受け入れてくれる気がする。だからふわり、いとも容易く持ち上げられた体を腕にそのまま寝具へ… 飼い主を寝かせてから自分もゆったりとした動きで覆いかぶさって。薄っすらと赤く火照った頬を撫でながら思うことはただ1つ。「…善くしてやるから、」今だけ何もかも忘れて自分に身を預けてくれないだろうか…、)
>>アンリマユ
…今日、は、こ、わく、ないですか?痛くもない?
(そっと持ち上げられた身体に思わず力が入ってしまったけれど、降ろされた先で優しく触れる手に傷付ける意思が無いことを知る。ただ、貴方がこうして手を伸ばしてくれる時は、痛かったり、知らないことばかりで怖かったりするものだから。両手を伸ばして、今度はこちらが貴方の頬に触れて、「…信じても、良いですか」と問えば、苦そうな瞳が揺れて)
御影尋.
……別に信じなくていいよ。
(聞こえた声にあの時──愛してだなんて、幸せにして欲しいなんてまかり間違っても言わなくて正解だったと思い。怯えた眼差しを曖昧な笑みを以って受け入れ、頬を撫でる指を避けるように少し身を引き。感情ごと体内の温度が冷めていくのを感じながら目を伏せ「アンタは愛せって言うくせに逃げようとするし、何考えてんのか全然分かんねえ…。」と諦念を孕んだ声で続けて、)
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