見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…、
(うわぁ、門番みたい。正直、今回は怪我をしていないのだから…と思っても、此処まで来てしまえば逃げようもないというか。待ては知らないと言ったのはどの口だったか、扉の横で平然と中を指す姿は中々に生意気で…まったく、先程逃げ出した人には見えない…今から嫌なことを言われるのは目に見えているのだから、貴方も嫌な気持ちに巻き込んでしまおうか。無言で貴方の前に立つと、とりあえず逃げ出さないように両手で貴方の両脇を塞いで…廊下には誰もいない、少しでも拘束時間が短くなるように魔力が足りないなら貰えばいい、そっと唇を重ねるように顔を寄せて)
御影尋.
お、まえ、こんな所で……ぅ、人をダシに使わないでくれます?
(ムッと膨れたかと思えば近付いてくる顔に魂胆を察するも、いつどこから誰が飛び出してくるか分からない場所で扉の向こうに人がいると思うとどうにも居た堪れず。かつての主人のように視線を泳がせてしまうが、結局唇に触れた心地の良い熱には敵わず。ロケーションが悪いせいか、いつもより無駄に早く脈打つ鼓動に苛まれながら口元を腕で隠し。自分をこんな目に合わせた元凶に「もうさっさと行けぇ。」と負け犬の遠吠えをしながらシッシッと手で追い払い。…知っての通り待ては苦手故、早く行って早く帰ってきて欲しい、)
>>アンリマユ
はいはい、行ってきまーす
(貴方の目が少しだけ動揺したように揺れて、それでも拒絶されなかったことに正直満足。我ながら大胆な行動だったと思うけれど…目の前でいつにも増して気まずそうな貴方を見ているとスッキリした心持ちで、間延びした返事とともに医務室へ。こんなにも明るく医務室に入ってくるとは思ってもみなかったのだろう、驚いた目でこちらを見るスタッフにバイタルチェックを依頼しながらも「寂しがりの忠犬が待機しているので、」と、ちゃっかり長くなりそうな検査はパスをして)
御影尋.
ったく…勝手なこと言いやがって。ばっちり聞こえてんだよ。
(音符が見えそうなほど上機嫌な背中が若干腹立たしいと思う反面、無事に医務室に送り出せて良かったとも思い。…まあ、室内から聞こえてきた楽しそうな声にすぐに前言を撤回するのだが。潰れるようにへたへたとその場に座り込めば会話に聞き耳を立てる一方で、謂れのない話を勝手に流す飼い主には仕返ししないと気が済まない。魔力が戻った暁にはまた沢山困らせてやろうと強く決意し、)
>>アンリマユ
うぇ?ええと…生きろ、とのことです
(何となく貴方の気配が脱力していくのを覚って知らず口元が緩む。検査結果としては魔力不足ではあるものの自室に戻って差支えはないとのこと。ただ白い蛇を連れた医術神には気付かれていたのか…肩の傷と腹部に触れられれば気まずそうに笑う。笑ったことが意外だったのか、自分が消えたい人間に見えていたのか、スタッフがこぞって頭をぽすぽすと撫でてくるものだから「飼い犬が!待っているので!」と医務室を飛び出して…自分だって、温かい中に居ては火傷するのだ)
御影尋.
!ビックリしたぁ…何、どったの?
(冷えきった廊下で腰布を手繰り寄せなるべく身を小さくしながら主人の帰りを待っていると突然、勢いよく扉が開き。中から弾かれたように飛び出してきた人影に満月のような瞳を向け問う。一体中で何が行われていたのか…それは分からないが、慌てっぷりからもしや検査を逃げてきたのではないかと邪推してしまいじとりと、半眼を凝らして。立ち上がったのなら腰に手を当て。「話は終わったのか…?」と小首をカクンと傾けながら逃走犯の疑いがある彼女を尋問し、)
>>アンリマユ
…終わりました。
(扉から飛び出したら貴方がいて、それが嬉しかったのは秘密。寒い廊下で待たせてしまって申し訳なかったと思うけれど、疑いの目を向けられるとそれはそれで心外と言うか。だって、いたたまれない気持ちになった理由なんて「貴方のせいです!」。ぎゃんっと叫んで、あの森での鬼ごっこの続きのように走り出す。医術神のあの呆れたような優しい目とか、スタッフさんの『あらあらまあまあ』みたいな…ああもう!早くシャワーを浴びて、汗を流して、着替えて、不貞寝してしまおう。)
御影尋.
は?何の話!?あっ、おい…!
(視線がかち合うや否やよく要領を得ないことを叫び、すぐに走り去って行った飼い主に茫然と立ち尽くすことしか出来ず。行き場を失った腕がだらんと力なく下がる。…あの暴走っぷり…興奮剤でもしこまれたのカナ?よく分からないが、医務室の面々に「アレ、捕まえなくてもいい感じ?」と飼い主が走って行った方角を指差しながら尋ねてみると、一応検査は終わっているとのことで彼等にお礼を伝え。恐らく自室に戻っているだろうから自分も帰るとしよう、)
>>アンリマユ
(走りにくいヒールで廊下をかけ、自室の扉を開けて、出かける前と変わらずくしゃついたシーツや転がった包帯に見て見ぬふりをしながらどたばたとシャワールームへ。ジャケットも王冠も床に放り捨てて、インナーは脱ぐと肩の傷にシャワーの刺激が強すぎるからそのまま…鏡に映った肩に、腹部に、赤い首輪のようなそれに、顔をかぁっと赤く染めてその場に座り込み…本当に何なんだ。あの時だけ好きにしていいと言ったけれど、こんなの割に合わない。痕が見えなくても気付かれるほどに貴方の気配が強いのかと思うと…なんというか、耳まで熱いのは気のせいじゃない)
御影尋.
…あれ居ねえ、どこ行った。
(最早自室に帰るという選択肢は無く当然のように居候先に戻ってきた…は良いがそこに家主の姿はなく。あるのは随分と適当に脱ぎ散らかされた彼女の抜け殻のみ。拾い集めながら行方を探し…と、シャワールームの方から水の流れる音が聞こえ。シャワーは良いとして…何だろう、医務室から始まり彼女のこれまでの一連の行動に少しばかり違和感、のような物を感じて視線は其方に。貴方のせいです、と言っていたことから原因は間違いなく自分にあるのだろうが、幾ら考えても思い当たる節が無くその場を行ったり来たりしており、)
>>アンリマユ
(とりあえず砂汚れを洗い流して…せっかく貴方にいい匂いにしてもらったのに、なんてことを少しだけ思ったり。身体はさっぱりしたものの、悶々と巣食った納得のいかない感覚はそのまま、シャワールームから出ると適当な服を引っ掛けて。適当に髪を拭きながら、部屋に戻れば…番犬みたいな貴方が。少し迷ってから、貴方に近付いてその手を掴むように手を伸ばし…触れられたなら、その手はそのまま自分の腹部へ。「“コレ”!貴方の気配が強すぎるんですよ、自分に首輪でもつけて逃がさないつもりなんですか?」…吠えたところで仕方がないとはいえ、吠えずには居られない)
御影尋.
─ああ、成る程ね。随分爆発するのが遅え爆弾だこと。
(待つこと暫く。脱衣室の鍵が開き中から出てきた飼い主に早速、先の発言の意味を尋ねようとするも先手を取られてしまい。恥ずかしそうにコレ、と言われて導かれたのは彼女のお腹…仕事前に散々こねくり回した場所だ。…正直、自分の心の内は話したくないのが本音だが、揺らぐことなく此方を見据える瞳が逃げることは許さないと告げてくるものだから小さく肩を落として。「……まあそういう感情、全然無い訳じゃねえけどシンプルにさ、誰だって好きな奴には触れたいって思うだろ。」…もっと言うなら触れた時の飼い主の反応を見るのが堪らなく好き。あの恥ずかしそうな、それでいて気持ち良さそうな…思い出すと知らず密かに吐息が漏れ指先は服の中に。触ってもいーい?と小さく囁き、)
>>アンリマユ
すっ、!?
(気付かれるなんて聞いてない!顔から火が出そうな思いをしたというのに、むしろ呆れたような当然とでも言うように告げられた言葉に声が消える。好…好きな奴!?何度聞いても心臓がおかしくなりそう。熱い身体に触れようと伸びてきた手から逃げるように、ぴゃっと壁際に逃げるように離れて。無表情に真っ赤な顔がアンバランスでも、声が震えていても、「近付いたら、怒ります」と…これ以上、貴方の気配が濃くなって、通る人に微笑ましいものを見るような目で見られることは避けたい)
御影尋.
驚き過ぎっしょ、アンタはそういうこと思わないんだ?
(そりゃあ其方のようにストレートに気持ちを伝えることはあまりしないとはいえ、そこまで刺激的な言葉を囁いたつもりは無いのだが。さながら驚いた猫のように威嚇する姿にくつくつと喉を鳴らしつつ、飼い主のリーチに入らないように自分もさり気なく後ろへバック。ベッドに腰掛ければ「…でもアンタだって噛み付いてきたじゃん。ほら見てここ…逃がさないつもりですか?なぁんて、」と羞恥を煽るように厭らしく口角が歪む。飼い主のように綺麗な肌はしていないからあまりくっきりとは見えないが、撫でている箇所にはいつかの戯れの痕が、)
>>アンリマユ
それは、ぁ…
(貴方の手は心地良い。温かくて、大きくて、それでも武器を握り、血を撫でた無骨で優しい手。それから、貴方の髪の毛も触り心地がいいと思うし、頬だって何だかんだつつきたくなることもある…まるでその理由が好きだからだと、言われたようで。その上で、煽るような口振りに向けた視線が小さくて見えにくくても確かにそこにある痕を示すものだから、きゅっと唇を引き結んだ後、ずりずりと壁に寄りかかったまま座り込み。真っ赤な顔を両手で隠して「…逃がすつもり、無いですもん」と、弱ったように一言)
御影尋.
……、…そっか。悪魔に入れ込むたぁ相変わらず見る目がサイアクでいらっしゃる!後悔してももう遅いぜ。
(冗談じゃない!と吠えられるかと思いきや、独占欲の滲んだ言葉に、ふと名前を失った日の記憶が甦り唇は笑みを保ったままポカンと固まる。怖かったからではない。同じ台詞でも大切な相手が言ってくれた言葉だと思うと心が温かくなってくる事実に、己の心境の変化に少しだけ驚いたんだ。「…で、いつまでそこで座ってんだよ。何かして欲しい事とか無いわけ?」特大の爆弾を落としておきながら部屋の隅っこで悶えたままの飼い主に痺れを切らし、ご奉仕を名目にどさくさに紛れて捕まえてやろうと忠犬らしい言葉を紡ぎ、)
>>アンリマユ
…寝ます
(後悔ならもうずっと前にした。貴方に勢いのまま、自分は置いていかないと約束したときからずっと、今も。それでも飽きもせずに自分に散々な評価をしつつ、貴方なりの方法でマスターとしての自分の傍に居てくれるのだから…相手はアヴェンジャー、ここまで大切にしてくれることの方がきっとレアに違いない。のそのそと壁際からベッドへ近寄り…したいことは一先ずベッドに潜ってぬくぬくすること、して欲しいことは強いて言えば「一緒に寝ますか?」、これ以上傍に居ては本格的にスタッフから生暖かい目で見られてしまうに違いないけれど、一人よりは貴方が近くにいてくれた方がよく眠れる)
御影尋.
犬じゃな…や、はい、犬デス。お邪魔します。
(近付いてきた飼い主は無表情ながらも頬には薄っすらと紅が残っていて触ったら温かいのだろう。先ほどの慌てっぷりは何処へやら、すっかり普段の落ち着きを取り戻しペットに話しかけるような口調に、若干顔をしかめるが添い寝の誘惑には抗えず。飼い主も横になれるように壁側に身を寄せると、そのままベッドの上にゴロン。長らく留守にしていた影響で布団の中はヒンヤリと冷たく爪先を丸めつつ、「うへぇ、さみぃ。アンタも早く!」と布団の洞穴を作ることで佇む飼い主を呼び寄せ、)
>>アンリマユ
…とうっ
(心臓が痛いくらいにうるさいくても、きっと周りからはいつも通りに見えているに違いない。お邪魔しますと言ったくせに、いつも通りにベッドに横になり急かす姿は本格的に犬のよう。それでも、こんな自分を飼い主…あるいは、手のかかる何かのようにみているのであろう貴方の声は聞いていて嫌いでは無いので…少し勢いをつけて、ずぼっと布団に潜り込み。「…冷たい」と少し不服気なのも、まあ冬の醍醐味ということにして、貴方と布団の間に冷えた手を挟もうと伸ばし)
御影尋.
…あったか~。へへ、極楽極楽。
(猫のように隣に滑り込んできた飼い主を早速両腕の檻に閉じ込め足も絡めて。2人分の体温がこもりすぐに布団の中はポカポカに…添い寝はしょっちゅうしているが、寒い日に狭いベッドで2人でぎゅうぎゅう詰めになって眠るのは気持ち良くて好き。冬の密かな楽しみになっていることは秘密にして「あったかいねぇ。」とリラックスしきった声。見えない悪魔の尻尾を揺らしながら勝手に人の頸に鼻先を埋め暖を取っており、)
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