【FGO】嗚呼、日常。【3L】

>>アンリマユ
（見なくて済むし、音も小さい。服に伸びた手に気が付いても、枕から顔を覗かせるのも怖いわけで、身構えなかったと言えば嘘になるけれど＿＿濡れた感触、思わず浮いた腰も枕の向こうで見開いた目も状況の理解が追いついていない証明。｢な、にしてるんですか、｣僅かにずらした枕の向こう、このまま食い破られても文句は言えないくらいに色っぽい貴方は本当に狡いと思う。戦いの場で思い出す程ヒヨコでもないけれど、それでも暫くは引き摺りそうだ。ぐっと抵抗するように、自由になった脚先で貴方の身体を押そうと）

御影尋.

見りゃわかんだろ、──っと、足癖悪いなぁ。
(舌を這わせた瞬間、面白いくらい跳ね上がる体。切羽詰まったように揺れるカカオ色の瞳は、今だけ甘そうに見えて笑みを深めたが、質問に答えきる前に飼い主の足が飛んできて。腹部に当たるも痛くも痒くもなく悪さが出来ないように再度封じてやる。曲がりなりにも反抗してくる飼い主に「好きにしていいって言ったじゃん、話が違くない？」とわざとらしく首を傾げてみせ、)
　

>>アンリマユ
＿＿それは、それです
（楽しそうに歪んだ目の前の瞳がやっぱり憎い。脚に触れる手が熱いのも困る、し、いつもより低い位置で首を小生意気に傾ける飼い犬の真っ直ぐな正論にぐうの音も出ないのが本音で。枕を抱き締めて最早真っ赤になった顔を焦ったように歪ませて｢本当、これ以上はおかしくなりますから、やめましょう。ね？｣…珍しくオネガイを口にして、逃げるように身体を丸めては行き場のない体内に巣食った混乱を吐き出すように息を細く吐いて）

御影尋.

馬鹿だなぁ、この状況でやめるわけねーでしょう？鏡で自分の顔見てこいよ。
(今にも泣きそうな顔で懇願したところで返って雄の従順な欲望を煽るとも知らず。…無垢な飼い主には、この機微は分からないのだろう。可愛いと思うし憐れだとも思う。…そして、そんな彼女を身も世もなく、啼かせてやりたくなった。必死のお願いも虚しく犬は顔を伏せると再度お腹に甘く口付けを。それが合図だったかのように“ 戯れ ”を再開し先程と同様、薄いソコに満遍なく柔らかな熱を落としていき、)
　

>>アンリマユ
（鏡で見たって情けない顔をしているのでしょう？生意気な飼い犬に一蹴されたお願いは、熱くて柔らかい熱として降ってきて、薄い腹部の皮膚には刺激が強い。怖いから、もあるかもしれないけれど、感情とは別の場所で唇が触れる度に体がビクついて仕方がない。枕に縋っていた手を離して、｢知らない、怖い、助けて、｣気持ちがいいの。絶え絶えな息の間で自分をこんな目に合わせている元凶から逃げるしか選択肢がなくて、ぐるりと体を捻って）

御影尋.

逃げんな、逃げんなよ…。
(知らなかろうが怖かろうが“ 嫌じゃない ”のなら此方にとっては些末な問題。逃げようともがくも殆ど力の入っていない体を引き留めるのはいつも以上に簡単で、脚を開かせるように絡ませることで逃げるのを阻止しようと。少し触れただけなのに、体の中に熱が篭って吐き出す息までも熱い。目を伏せ「…別に、最後までﾔらねえって。いいだろ、偶には…いつも待ったばっかでｱﾝﾀを好きに出来る機会なんて滅多に無いんだ。」と暴れる背中に向かって浮かぶままに言葉を並べては肘を折り、)
　

>>アンリマユ
あ＿＿ぅ、
（シーツの海なんて表現を聞いたことがあったけれど、本当に溺れるみたい。もし体調が本調子だったとして、この場から逃げ出せたのかと思っても…きっと同じことだったのではないかしら。熱いし、苦しいし、気持ちいいし、何よりも戦いの場よりも緊張して仕方がない。心臓の音がうるさくて、チカチカ目の前が揺れて、ああもうきっと狂ってる。｢…、は｣なんて短く息を吐き出して、シーツに爪を立てて縋って…早く、“みんなのマスター”に戻らないといけないと思っているのに、こんな欲塗れの感情を押し殺さないと落ちるところまで落ちてしまう気がする）

御影尋.

……怖いなら、目ｪ瞑ってていいよ。
(抵抗が止めばそれを“ 可 ”と捉えてうつ伏せの体をそっと動かし真正面から見つめ合う。ベッドの上で頬を赤く上気させ、熱っぽい息を吐き出す飼い主は溜め息が出そうなほど艶かしくて、くらりと視界が揺れたような錯覚。…まるで肌を重ねているみたいだ。思考力の欠けた頭で漠然とそんなことを思いつつ飽きずに腹部に唇を寄せ、そのままキツく吸い付こうと。どうせ他の連中には見えないんだ、痕を残したところで騒ぎにはならないだろう、)
　

>>アンリマユ
＿＿＿＿っ、
（正面から見た貴方の目が、思っていた数倍熱っぽくて、逃げるように目を閉じた。魔力供給だとか、主従だとか…それを放って、人間みたいな愛欲に濡れた貴方を見るのが好き。仲間が戦う姿より、感情を抱いて生きている姿を好き…その対象になるのが自分だということが、耐えられないけれど。ちくりと走った痛みに肩を揺らして、｢あ、ぇ、？｣なんて間抜けな声と共に下げた視線の先で腹部に顔を寄せる英霊と、その先にある…まるで、首輪をつけるように貴方は自分に痕をつけるものだから。噛み痕の方がまだマシだ、こんな印より、まだ救いがあるのに。手を伸ばして貴方の頭に触れて、くしゃりと髪を握るようにしたのは、ささやかな抗議）

御影尋.

…？なに？
(刺激を受けて軋んだ体に釣られて顔を上げ。それがささやかな抗議だとは気付かずに髪を握ってくる飼い主に問いを投げるも、答えを聞く前に興味を失い再びお腹に顔を埋め。束縛は趣味じゃないが白い肌には、浮いて見えるソレには満足。もっと沢山つけてやりたい…飼い主の心情なんて知るよしもなく、ゆっくり、丁寧に、幾つもの紅い華を咲かせていき。そうして腹部の中心、ぽっちりと空いた小さなくぼみに目がいき。ここを弄ったら彼女はどんな顔をして、どんな反応をするだろう？元から未知に対しての好奇心が強い質もあって迷わずそこに舌を差し込もうと動き、)
　

>>アンリマユ
っひ、！？
（いやいや、そろそろ解放してくれても良いじゃありませんか…なんて言うより先に、不健全な痕が咲いていく。貴方を形成する魔力はカルデアから送られるものより自分のもので満たされているはずなのに、それじゃあ足りないのでしょうか…なんて、問うよりも先に、人が触れることなんてない場所を無遠慮に抉られて、髪を握ったままの手に力が入る。何が起きたのか分からないまま天井の白さが目に痛い。下手くそな呼吸を繰り返し、｢ぇ、っ、？｣なんて間抜けな感想。頭の中が壊れたみたいに、言葉も声も出てこない）

御影尋.

んだよ、その声。
(先ほどから引き攣ったような声ばかりで面白いか、面白くないかで言えば前者。けれど色っぽいか、色っぽくないかで言ったら正直後者で。飼い主の色んな表情を見れるのは嬉しいが、期待していた反応と違いイマイチ腹が満たされないと言いますか…。最後にお臍の周辺をくるりと舌でなぞれば一旦肘を伸ばし。開けた視界の中で目を白黒させている主人…嗚呼、表情はこんなにもそそるのに、「なあ、もっと可愛い声出せねーの？聞きたい、」と。其方からしてみれば理不尽な無茶振りをかまして、)
　

>>アンリマユ
（到底許容しきれない感覚をぶつけられて、その上でもっと可愛い声をと言われても…理不尽すぎやしませんか、なんてかつて貴方を見放した神様に文句を言ってみる。見慣れた天井に、これまた見慣れた貴方の顔が過って、嗚呼＿＿ようやく終わった、と。これは後払いとはいえ珈琲と甘いものを貰わなくては割に合わないのでは？｢っ、｣文句を言おうとしたのに、まだ身体が追いついてこなくて口を開けば情けない音が漏れそう。唇を噛んで、ふるふる首を振って）

御影尋.

ちぇー、なんでさ。
(何となぁく予想出来ていたとはいえ諦めきれない。” 絶対に出しませんよ ”、とでも言うかのように唇をキツく噛み締める姿を見せつけられては尚のこと興味と悪戯心が沸々と湧いてきて。ゴロンと隣に陣取り飼い主と添い寝…うん、オイルとはまた違う落ち着く匂いがいっぱいして悪くない。剥き出しになったままのそこに目を向け。「腹ﾔﾊﾞ～。ひひ、どこのｴﾈﾐｰにやられたの？」なんて白々しく尋ね、点々とついた痕を指で軽く引っ掻き、)
　

>>アンリマユ
（どうやら満足してくれたらしい。飼い主を振り回すだけ振り回した後、飼い犬は満足気に隣に寝転んでいるわけで…なんなのでしょう、この文字通り好き勝手された納得のいかなさ。薄い皮膚を抉る指先を防ぐように、手で服の裾を戻してから、自由になった足で貴方を遠ざけるようにぐいぐいと押して。｢…、｣無言のままなのは、ささやかな仕返しのつもり）

御影尋.

……扱い雑じゃない？ｵﾚ、その一応神ｻﾏ…なんですｹﾄﾞ？
(まさかの足で扱われるとは。出会った当初は英霊様と、やけに下から目線で接してくることもあったのに…あの頃の飼い主に現状を見せてやりたいものだ。ベッドから落とされる前に自分から隅っこに避難し。不機嫌そうな飼い主に此方も手負いの野良のような眼差し向けつつ「…それに今だけなら好きにしていいって言ったからしたんじゃん！」と言い返し、)
　

>>アンリマユ
…好きにしたら良いとは言いましたが、好きにし過ぎです。もう、ああもう、
（英霊様を、ここまで引きずり落としたのは自分なのかと思うと…本当に申し訳なさで心臓が痛くなる。とはいえ、｢限度というものがあるでしょう！限度！どうしてくれるんですか本当…｣、服の上からぺそぺそと撫でる腹部の下にあるのは、真っ赤な首輪たち。ごろんとベッドにうつ伏せに寝て、じたばたと足を動かして…恥ずかしいとか、やめてと言ったのにとか、そんなことよりも…貴方が自分に残してくれた痕が嬉しいのが悔しい！ぎゅっとシーツを握って顔を伏せたまま、小さく呻いて）

御影尋.

くっ、ふふふっ……あははは！ひー無理！なんだその動き！前まで人形みてえだったのに人間変わるもんだねぇ。
(口を利いてくれない…と思っていたら急に何かが爆発したように布団の上で悶え始める飼い主。普段ここまで感情を曝け出すことは少ない、し彼女らしからぬコミカルな挙動に申し訳ないが腹筋を持っていかれて笑いが止まらない。視界が生理的な涙で滲むなか離れた距離を取り戻し。其方とはまた別の意味で腹がヤバいので押さえつつ震える声で「ふふ…そ、そんなに悔しいなら煮るなり焼くなり、何してくれても構わないぜ？」と特殊にも“ 仕返し ”を甘受することを告げ、)
　

>>アンリマユ
（吹き出すように聞こえた笑い声にぴたりと足を止めて、不服気に視線を向ければお腹を抱えて笑う貴方。物凄く納得がいかないのだけれど、出された提案は悪くないものだし、何より貴方が好きにして良いと言うのだから今回ばかりは利用させてもらおうかと。少しだけ、まだ痛む頭のせいで起き上がるのは辛いので貴方の手を掴んで、｢こっち、来てください…自分を変えたのは、貴方でしょう？｣と、自分も同じ位置に噛み付いたら貴方は怒るのだろうか）

御影尋.

おー…良いけど、何する気よ。
(いつも通りプリンと珈琲のオーダーか、と思いきやどうやら違うっぽい…？仕返しと銘打ったものの己の過去を見て、暴力を振るってくるような人間ではないと分かりきっているから安心して身を委ねられる。…細く息を吐き出すと眼下で動く飼い主の頭をぼんやりと眺めており、)