ゆらり、ゆらゆら【ロル練/独り言】

とりあえず何かしらストーリーがあった方が進めやすいのでキャラの簡易プロフとあらすじ。
たぶん今後気分によって人物も話も唐突に変える。


（ストーリー）
　元奴隷の少女と心優しい青年のお話。
　とある時代、とある国はとても平和な世の中だった。しかしそれは表向きだけで、裏では奴隷文化や密売などが横行していた。そんな世界に生まれたとても美しいその少女は幼いころに拐かされ、奴隷として悪趣味な主人に仕えていた。
　ところがある日、少女が住むその国に大きな地震が訪れた。震災による揺れで崩れた建物のなか奇跡的に助かったその少女はこれまた幸運にも混乱に乗じて主人のところから逃げ出すことに成功する。
　ふらりふらりと彷徨うように走っていたがついには体力が尽きて倒れこんでしまう。そこにたまたま通りかかった青年。彼は傷だらけで意識を失っている少女を見捨てるわけにもいかず、自らの屋敷へと彼女を連れ帰るのだった…。


（登場人物）
・少女
　元奴隷。長年の奴隷生活のせいで痩せて体の成長も遅く、実年齢よりも幼く見えるが、もともとの人形のように整った顔立ちのおかげかその状態でも儚い美しさを持っている。
　感情を押し殺すように生きてきたため表情の変化が乏しく、また口数も少ない。幼い頃から特殊な環境下にいたため少々世間知らず。


・青年
　少女を拾った青年。心優しく、面倒見がいい。根っからのお人好しで傷だらけの少女を放っておけずに自らの屋敷に連れ帰った。その性格も相まってか表情は常に穏やかで怒っていることは滅多にない。
　老舗の生地屋の若頭でそこそこ商売はうまくいっているそう。店の方で仕事をしている際に被災した。幸い大した怪我もなく、状況を確認しようと周辺を歩いていた時に倒れている少女を発見した。