丸山彩 2018-08-31 19:35:04 |
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(真顔で思いを伝えてくる彩を見て、ハッとして)
ごめんなさい、彩ちゃん
あなたはそんなウソを言う子ではなかったわね
分かっているはずなのに、わたしったら……
(うなだれて、机に視線を落として)
私は嘘なんて言わない…。
ううん、千聖ちゃんが謝らなくて良いんだよ。
(一生懸命な表情をして正直な気持ちで言うと両手を使いブラブラさせながら慰めようとして。)
悪い癖が出ちゃったわ
気を付けるようにしないと
(少し顔を上げて、苦笑いを浮かべて)
ところで彩ちゃん
毎朝早起きして、わたしといっしょに登校してくれるのかしら?
もしそうしてくれるのなら、わたしもとても嬉しいのだけれど
(悪戯っぽい笑顔で、期待をこめてたずねてみて)
お互いに気を付けようね、千聖ちゃん
(苦笑いをする千聖を慰めようと元気良くお互いに気を付けようと注意し。)
うん!出来る限り千聖ちゃんと一緒に登校できるよう頑張って毎日早起きしてみるね。
(今相手に言ったことは本当だったようで。これを機会に早起きも頑張って出来るようにしようと心の中で誓い。)
えぇ、そうね
(お互い、顔を見合わせて笑い合って)
分かったわ
じゃあさっそく明日から、楽しみにしておくわね
わたし、今までお友だちといっしょに登校ってしたことがなくて……
すごく楽しみだわ
(彩の両手をとって、表情を輝かせて)
あはは…だね!
(笑い合うとこくりと頷いて。)
ありがとう千聖ちゃん!そうなんだ…千聖ちゃんって有名人だから友達と登校したことがあるって勘違いしてた…
(表情を輝かせる千聖を見ると友達と登校するのがそんなに嬉しいんだなと思いつつも今まで思って居たことを明かして。)
わたしが登校する時間に来る子って部活の朝練する子くらいだからね
まぁ、そもそもお友だち自体ほとんどいないから
(少し寂しそうに苦笑して)
それにしても
有名人って、もう彩ちゃんも充分有名人でしょ?
(彩の言葉が可笑しくて、くすくす笑いながらウインクしてみせて)
千聖ちゃんは近づきにくいオーラが出てたりするのかな…?私はそうとは思ってないけど。
(お友だち自体ほとんど居ないと聞くと心配した様子で。自分は千聖をそうは思っていないようで。)
あはは…。
そう言えば私も有名人だったね!
(相手の言葉を聞くと自分がアイドルバンドのボーカルだったのを忘れていたかのように反応して。)
わたしとしては
どうしても他の子たちと時間が合わないところに原因があると思いたいのだけれど……
わたし自身の性格や、彩ちゃんが言うように近寄りにくい雰囲気を出してしまっているところにも問題があるのかもしれないわね
(小さくため息をついて、苦笑いを浮かべて)
ありがとう、彩ちゃん
そういってもらえると少しは救われるわ
ふふ
謙虚なのはいいことだと思うけれど
彩ちゃんの場合は天然かしら?
(なにげにひどいことを言いながら、くっくと屈託のない笑いを漏らして)
そっか……
(千聖本人の意見を聞くとあまり納得していないものの頷いて。)
えへへ、ありがとう。
天然か~
私ってそんな風に見えてるの?
(ひどいこととは思って居ないようで逆に嬉しそうにしながら尋ね。)
そうね
彩ちゃんは、もしこれからもっと人気が出たとしてもお仕事を疎かにしたり、ファンの人たちをないがしろにしたりは絶対にしないでしょ?
それも当たり前のこととして
わたしは、それは素晴らしいことだと思うわ
(穏やかな笑顔で、心から感じたことを口にして)
千聖ちゃんの言う通りもしパスパレが凄く人気が出てもファンをないがしろにしたりなんて絶対しないよ!えへへ…ありがとう千聖ちゃん!
(両手をグーにして真剣な様子で述べると笑みを浮かべてお礼を伝え。)
千聖ちゃんのクラスにも人が来ちゃう時間帯だと思うからそろそろ行くね、また事務所でね。
(教室の時計を見ればハッと我に返って。そろそろ行くと教室から出ようとしながら後でねと呟き。)
えぇ、彩ちゃんならきっと大丈夫よ
(彼女の決意ににっこり頷いて)
あら
もうそんな時間ね
彩ちゃんとおしゃべりしていると時間を忘れてしまうわ
(つられて時計を見て、苦笑いを浮かべて)
またあとでね
(小さく手を振って、彩を見送って)
そうだね…私も千聖ちゃんと話してると時間があっという間に過ぎたように感じちゃうよ~。
(同じく苦笑いをしながら千聖の言ったことに同意をして。)
ばいばーい千聖ちゃん。
(千聖を見ながら大きく片手を振って。自分の教室に歩いていき千聖の教室を後にして。)
(その日は学校でも事務所でも彩とはすれ違いで
お仕事を終えて帰宅すると、お風呂に入りながらふと気づいて防水袋に入れたスマホを手に取って彩にLINEを送って)
『明日の朝、楽しみにしているわね』
『でも無理はしなくていいから』
(家では自分の部屋に居てスマホを自分の横に置いていて。)
『もちろんだよ、千聖ちゃん。』
LINEが入るとスマホを片手に座り。ゆっくりとLINEの返事をして。)
『明日の朝から一緒に登校しよう!』
(メッセージを送信して
お風呂に浸かってホッとしていると、すぐに返事が返ってきて
慌てて彩のレスを確認すると、その内容を見て嬉しくなって思わずニヤけてしまい)
『ありがとう、彩ちゃん』
『よろしくね』
(すぐに、もう一度レスを返すと喜びを抑えきれない様子で、膝を抱えるようにしてぶくぶくと鼻の頭までお湯に浸かって)
(お部屋のベッドにてゴロゴロしているとすぐ返事が返ってきたため
体ごと震わせて飛び上がってしまい。)
『うん!』
『おやすみなさい、千聖ちゃん。』
(上記は早めに打ったが下記は何故かゆっくりと打ち。最後にお休みのスタンプもセットで打ち込み。)
(再び返事を見て、彩ちゃんはもう寝るのかな
どんなパジャマを着ているのかしら、などととりとめもないことを考えながら、おやすみなさいと絵文字を送って
お風呂からでると、遠足の前の日の子どもみたいにウキウキとした気分で眠りについて)
(───翌朝
いつもの時間に起きて制服に着替えて、軽い朝食をとると逸る気持ちを抑えきれず
いつもより少し早い時間にお家を出て待ち合わせの場所に向かって)
彩ちゃん、ちゃんと起きれているかしら?
(もし起きれていなくても、いつまでも待とう
そう思いながら少し肌寒くなった早朝の空気の中を歩いて)
(おやすみなさいと絵文字が送られてくるとそれを見ながらニタァと笑ってしまい。電気を消すとスマホをベッドに置いたまま眠りにつき。)
[ 翌朝 ]
ふぁああ~…おはよ~千聖ちゃん…。
(大きな欠伸をしながらも千聖に挨拶をして。急いで来たのか髪の毛はボサボサで。)
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