丸山彩 2018-08-31 19:35:04 |
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(彩の笑顔を、眩しそうに目を細めて見て)
そうね
細かいデザインはプロの方に任せるとして……
わたしと彩ちゃんって考え方とか性格って反対なことが多いと思うのよね
そんなふたりが交わるユニット
というコンセプトでデザインをお願いしてみてはどうかしら?
(形のよい顎に指を添えて
少し考えて提案をしてみて)
そのコンセプト良いかも。じゃあプロにデザインをお願いするようにスタッフさんに伝えないとね!
(相手の提案はとても良くて反論が無いようで。スタッフに伝えると言う事で良いか千聖に確認をして。)
彩ちゃん
賛成してくれてありがとう
じゃあ、スタッフさんにはわたしの方から二人の提案ということで伝えておくわ
(にっこり笑顔を見せて
手帳を取り出してさらさらっとメモをして)
さて……
(ぱたん、と手帳を閉じてバッグにしまいながら)
彩ちゃん、ごめんなさい
わたし、この後お仕事のスケジュールが詰まっているからそろそろ行くわね
また明日、学校で会いましょ
千聖ちゃん、よろしくお願いします!
(千聖がメモをする所を見ながらも手を合わせながらお願いをして。)
やっぱり千聖ちゃん忙しいもんね。うん、明日学校で会おうね。
(手を振りながら明日学校で会おうと言うことを約束して。)
えぇ、任せておいて
(バッグを肩にかけながらにっこり頷いて
少し考えて)
じゃあ、彩ちゃんにもひとつ課題を出しておこうかしら
わたしたちのユニット……
パステルカラーにぴったりのMCを考えておいてもらえるかしら?
(できる?というように少し首を傾げて)
千聖ちゃんは信用出来るもんね。
(バッグを肩にかけながら言う千聖に微笑ましい褒め言葉を言い。)
パステルカラーのMC頑張って考えてみるね。お互い頑張ろう!
(課題を出されると自信満々な様子で。片手を上に上げ。)
まぁ子どものお使いみたいなものだからね
(信用と言われると大げさな言葉に苦笑して)
あら、頼もしいわね
じゃあ、わたしも自分なりには考えてみるから今度意見をすり合わせましょ
お疲れさま、彩ちゃん
(自信満々な様子をみるとかえって不安になったけれど、ここは彩を信頼することにして表情にはまったく出さず
小さく手を振りながら事務所を後にして)
子供のお使いみたいなもの?
(大げさな言葉に苦笑いをする千聖に気付かず。首を傾げて。)
えっへへ~!千聖ちゃんと一緒ならなんでも出来そうな気がするからね!うん、よろしくね。お疲れ様、千聖ちゃん。今度こそまた学校でね。
(頭の方に片手をやりながらも照れて。千聖が居るからこそ何でも出来る気がする事を微笑みながら言うと手をひらひらと振って相手を見送り。後にしたのを見れば自分も事務所を後にして。)
(次の現場に移動するタクシーの中で
別れ際に彩が口にした
「千聖ちゃんと一緒ならなんでも出来そうな気がするからね!」
という言葉を思い返して
それはわたしも同じだ、と思い
そういうことを素直に相手に伝えることのできる彩のことを眩しく感じて)
……羨ましくはないけれどね
(流れる車窓に向かって本音をぽつんと漏らして)
──翌日
(早朝に登校して、その日の授業の予習をしながら
ふと心づいて鞄に忍ばせてきたパステルカラーのレジュメを取り出して、見るとはなしにページをめくって)
おはよう、千聖ちゃん。隣のクラスからお邪魔してごめんね!それもしかしてパステルカラーの?
(千聖とは違うクラスだが姿が見え気になったのかゆっくりと教室の中に入り挨拶をして。首を傾げ覗き込み。)
あら
おはよう、彩ちゃん
早いのね?
(普通の生徒はまだ登校していない時間だったから少し驚いて)
ええ、そうよ
なるべく学校にはお仕事は持ち込みたくないのだけれど
なんとなく、ね
(蛍光ペンでメモや書き込みのしてあるレジュメにチラッと目を落としながら苦笑して)
あはは…今日はちょっと早めに起きちゃって。
(片手を頭の方に当てながらも苦笑いすると理由を伝え。)
なんとなくか~
(千聖が持ってきたレジュメにも目を写しながら頷いて。)
あら、残念ね
毎朝、いっしょに登校できれば素敵だと思ったのだけれど
(表面上はそれほど残念そうではなく
彩の少し怒った顔を見てくすっと微笑んで)
少し待って、千聖ちゃん。
毎朝いっしょに登校…?
(千聖が言う言葉に驚いたのかストップと千聖を止めて。毎朝いっしょに登校と言う言葉に引っ掛かり。)
ううん。千聖ちゃんと毎朝登校出来るって事を聞いてとても嬉しくなって…
(無表情で顔を横に振ると理由を考えながらもゆっくりと答えて。)
そんな事無いよ!
千聖ちゃんと居るととっても楽しいし!
(嘘は着いてない事を伝えるために千聖と居ることがとても楽しい事を必死になりながらも伝えようと真剣で。微笑みを浮かべ。)
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