『ヒエラルキーの中間で』／〆

…ただいま。…って、言えないわけがないだろ、この歳にもなって。(顔覗かせ頬掻いて)

それにしてもリドとはぐれた時はどうしようかと思ったよ…。俺のこと置いていったんじゃないかとも、ちょっと思った。(不安だったようで本音呟き)

うん、ちゃんと言えていい子だねぇ
(くすくす笑いながら相手の手を引いて寝室へと進んでいき

ああ可哀想に…寂しくさせちゃってごめんね？
俺はラビットちゃんの事捨てたりなんかしないよ。
それとも心配なら首輪でも着けてあげようか？
(頬から首筋を撫で目の奥を覗くようにして

首輪…？
そうしたら確かにリドとはぐれたりしないけど、なんだかペットみたいになっちゃうね。
(自分の首元に手をあて、少し困り眉になりながら見つめ返し)

上のやつ返し忘れてた。ごめん…。(しゅん)


子供扱いされるとなんか恥ずかしい…。ていうか、寝室？寝るの…？
(行き先見ればゆるりと首傾けて)

俺みたいな飼い主は嫌？
ラビットちゃんの事すごぉく甘やかしてお世話してあげるよぉ
(両手で頬をはさみふにふにとマッサージしながら相手の額に自分の額をつけて

ん…リドが俺のこと甘やかしてくれるのはすごく嬉しい、けど。ペットになったら、俺はどうしてたら良い？…にゃあにゃあ鳴く？
(至近距離の相手の顔を上目遣いになりながら見て)

平気だよぉ気にしないで
返してくれてありがとう(にまり

ふふ、ラビットちゃんたらすごく従順で可愛い
ペットは嘘。隣にいてくれたらそれでいいよ
(無垢な瞳を愛おしそうに見つめ、頬に軽く口付けて

明日は俺、明け方からお仕事なの
だからラビットちゃん、添い寝して
(ベッドに座らせ自身も隣に腰掛けると部屋にはぎし、と軋む音が響き

そう…？ちょっとだけ本気で考えちゃってたな、俺。…ずっと側に居るよ。
(どこか照れ臭そうにし、目細めて)

俺は添い寝するだけで良いのか？
(ふと気になったことを問い掛けて)

うん、ラビットちゃんはとっても暖かいから寝付きがいいんだ
(くあ、と大きな欠伸をし、もそもそとシーツに体を埋め隣にスペースを空け

それとも…サービスでもしてくれるのかな？
(指をクイッと曲げ相手を呼びながら

サービスって…どうすれば良いんだろう。
(四つん這いで、同じようにシーツの中まで体移動させ)

よく眠れるように、子守唄とか歌ってやれば良いか？
(片手を相手の背に回してぽんぽん叩き)

…っぷ、くく…っラビットちゃんは本当に可愛いねぇ
(予想外の行動に軽く噴き出してしまうも、手の心地よいリズムにうっとりとして

子守唄歌えるんだねぇ？
聴いてみたいな
(相手の髪をそっと撫でながら微笑み