せんせ...。あんたのことは心から嫌いだったよ。
でも、あんたのいない世界は退屈だねぇ...
張り合える奴がいなくなっちまったじゃないか。
あらやだアタシ、会いたいなんて...。
そんなこと、思うはずないのに、
何で涙が止まらないのかねぇ...。
.....
ばかっ...。
なんでただいまさえ言わせてくれないのさ。
アタシの恨み節、あんたに全部ぶつけようと思ってたのに...。
あんたがいないんじゃあ、意味なくなっちまうだろ!ばか!ばか!ばか!
.....
元校長のものが無くなり、ひどく殺風景になった部屋の中、赤い法被の少年はいつものように目が赤く腫れるまで泣いていた。
その時....
ガチャ
少年の後ろでドアの開く音がした。
それは夢か幻か。
少年は目を見開いた。
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